JPH01203022A - 低湿度保管装置 - Google Patents

低湿度保管装置

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JPH01203022A
JPH01203022A JP63025980A JP2598088A JPH01203022A JP H01203022 A JPH01203022 A JP H01203022A JP 63025980 A JP63025980 A JP 63025980A JP 2598088 A JP2598088 A JP 2598088A JP H01203022 A JPH01203022 A JP H01203022A
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JP
Japan
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humidity
chamber
constant
constant humidity
low
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Pending
Application number
JP63025980A
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English (en)
Inventor
Kenzo Hayashi
林 鍵三
Yukihiko Kojima
小島 幸彦
Kozo Hayashi
宏三 林
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Tokiwa Electric Co Ltd
Original Assignee
Tokiwa Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokiwa Electric Co Ltd filed Critical Tokiwa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、低湿度に維持する恒湿対象物の雰囲気の気体
の湿度(ここでは、気体が水蒸気を含む度合を意味する
)を下げて低湿度を維持することにより、その恒湿対象
物を恒湿状態に保持する低湿度保管装置に関するもので
、ドライフラワ−1お茶、椎茸等の茸類、種子、穀物、
果物、野菜、魚介類、肉類、海苔、海草等の乾燥食品、
薬草、漢方薬、薬品類、糸及び衣類等の繊維類、紙類、
皮革、木材、陶磁器の成形に使用される石こう型等を低
湿度条件で恒湿するものである。特に、恒湿対象物の雰
囲気気体中の酸素濃度を検出する低湿度保管装置に関す
るものである。
[従来の技術] この種の低湿度保管装置の技術に似た従来例の技術とし
て、閉じられた包装用容器の中に生石灰、シリカゲル等
の乾燥剤が封入されて、所定のお茶、椎茸等の商品の乾
燥状態を維持するものがある。
また、工業的には所定の室内に設置する除湿機がある。
この種の除湿機は、所定の室内に設置され、その室内の
空気の相対湿度を40%RH程度に低下させるものであ
る。
[発明が解決しようとする課題] 閉じられた包装用容器の中に入れられた乾燥剤による乾
燥は、比較的高い乾燥状態が維持されるもののその容積
が限られており、また、大形化した場合には低湿度で恒
湿状態を維持する制御が困難であるという問題点があっ
た。
また、所定の室内に設置する除湿機は、特定の範囲の空
気を部分的に飽和蒸気圧まで温度を降下させ、その湿度
を除去するものであるから、所定の室内の湿度の低下が
できるものの、低湿度状態、例えば、常温下で相対湿度
が30%RH程度以下に維持できる程度の除湿能力を有
しないという問題があった。
上記問題を解決するものとして、当用願人は先に乾燥剤
を用いた除湿装置によって低湿度状態が維持できる低湿
度保管装置を提供した。
しかし、この種の乾燥剤を用いた除湿装置のクローズド
システムで低湿度保管装置を構成すると、常温下で相対
湿度が30%RH程度以下に維持できるものの、乾燥剤
の性状によっては低湿度保管装置の雰囲気中から水の分
子以外の酸素分子をも除去し、低湿度保管装置内の酸化
現象等で酸素濃度を低くする可能性がある。また、低湿
度に維持する恒湿対象物の性状、例えば、酸素と結合し
易いものの場合にも、酸化現象等で低湿度保管装置の雰
囲気中の酸素濃度を低くする可能性がある。
ところが、大形化された低湿度保管装置では、人が低湿
度保管装置の雰囲気中に入ったり、或いはそこで作業を
したりし、労働環境の管理に問題があった。
そこで、本発明は上記問題を解消すべくなされたもので
、低湿度保管装置の雰囲気中の酸素濃度を管理できる低
湿度保管装置の提供を課題とするものである。
[課題を解決するための手段] 第一の発明にかかる低湿度保管装置は、低湿度気体生成
手段によって、低湿度に維持する恒湿対象物を収容する
恒湿室の気体中の湿度を除去し、前記低湿度に維持する
恒湿対象物を収容する恒湿室に配設した酸素センサによ
って恒湿室の状態を表示するものである。
第二の発明にかかる低湿度保管装置は、低湿度に維持す
る恒湿対象物を収容する恒湿室に配設した酸素センサの
出力の状態によって恒湿室の扉の閉鎖状態を拘束するも
のである。
第三の発明にかかる低湿度保管装置は、低湿度に維持す
る恒湿対象物を収容する恒湿室に配設した酸素センサの
出力の状態を表示手段で表示すると共に、前記酸素セン
サの出力の状態によって恒湿室の扉の閉鎖状態を拘束し
、前記拘束された恒湿室の扉の閉鎖状態は解除開閉手段
によって人為的に解除できるものである。
[作用] 第−の発明においては、恒湿室に低湿度に維持する恒湿
対象物を収容する。前記恒湿室の気体中の湿度を低湿度
気体生成手段で除去する。このときの酸素濃度を恒湿対
象物を収容する恒湿室に配設した酸素センサで検出し、
その状態を表示手段で表示する。
第二の発明においては、上記低湿度に維持する恒湿対象
物を収容する恒湿室に配設した酸素センサの出力の状態
によって、扉拘束手段で恒湿室の扉の閉鎖状態を拘束す
る。
第三の発明においては、上記低湿度に維持する恒湿対象
物を収容する恒湿室に配設した酸素センサの出力の状態
を表示手段で表示する。また、扉拘束手段で前記酸素セ
ンサの出力状態によって恒湿室の扉の閉鎖状態を拘束す
る。そして、解除開閉手段によって前記扉拘束手段の恒
湿室の扉の閉鎖状態を人為的に解除する。
[実施例] 第1図は本発明の低湿度保管装置の実施例の全体構成図
、第2図は本発明の低湿度保管装置の実施例の全体構成
の要部正面図、第3図は本発明の低湿度保管装置の実施
例で用いた扉拘束手段の要部正面図である。
図において、除湿室10は略直方体のハウジング11か
らなり、前記ハウジング11内には、垂直方向に複数段
に区劃する通気性を有する棚12が配設されている。前
記棚12には除湿剤として天然ゼオライト13が載置さ
れている。即ち、除湿室10内には、複数段に天然ゼオ
ライト13の層が形成されている。前記複数段の天然ゼ
オライト13の層の最下部には、電熱線による加熱手段
14が配設されている。また、除湿室10の上部には温
度センサEが配設されている。そして、略直方体のハウ
ジング11の上部には、エアーフィルタ43を介して循
環用ファン16が配設されている。前記循環用ファン1
6の出力側には2位置切換弁である乾燥用循環弁15及
び恒湿用送出弁41が設けられている。
前記ハウジング11の下部と乾燥用循環弁15の送出側
との間には、循環845が連通状態に接続されており、
前記循環路45にはその表面積を大きくすべく冷却フィ
ン18が配設されている。
前記冷却フィン18は冷却用ファン17によって冷却さ
れる。また、前記循環路45の下端にはドレン排出弁1
9が配設されている。
また、他方の除湿室20も、同様の構成であり、除湿室
20は略直方体のハウジング21からなり、前記ハウジ
ング21内には、垂直方向に複数段に区劃する通気性を
有する棚22が配設されている。
前記棚22には除湿剤として天然ゼオライト23が載置
されている。即ち、除湿室20内には、複数段に天然ゼ
オライト23の層が形成されている。
前記複数段の天然ゼオライト23の層の最下部には、電
熱線による加熱手段24が配設されている。
また、除湿室20の上部には温度センサFが配設されて
いる。そして、略直方体のハウジング21の上部には、
エアーフィルタ44を介して循環用ファン26が配設さ
れている。前記循環用ファン26の出力側には2位置切
換弁である乾燥用循環弁25及び恒湿用送出弁42が設
けられている。
前記ハウジング21の下部と乾燥用循環弁25の送出側
との間には、循環路46が連通状態に接続されており、
前記循環路46にはその表面積を大きくすべく冷却フィ
ン28が配設されている。
前記冷却フィン28は冷却用ファン27によって冷却さ
れる。また、前記循環路46の下端にはドレン排出弁2
9が配設されている。
なお、前記加熱手段14及び前記加熱手段24は電熱線
に限定されるものではなく、ガス、灯油或いは重油燃焼
装置とすることができる。
また、エアーフィルタ43及びエアーフィルタ44は除
湿室10または除湿室20から送出される低湿度の気体
中に含まれる塵埃等の除去を行うものである。この種の
エアーフィルタ43及びエアーフィルタ44は、必ずし
も必要とするものではない。例えば、天然ゼオライト1
3自体にエアーフィルタの効果があり、更に、最下部の
天然ゼオライト13層は加熱手段14で加熱され、天然
ゼオライト13層で除去された塵埃等は、焼却または気
化によって除去できるから、通常状態では清浄された低
湿度の気体を給気用気体循環路40aから恒湿室30に
供給することができる。
しかし、天然ゼオライト13の繰返しの再使用により、
天然ゼオライト13が脆くなった場合等には、顕著に、
エアーフィルタ43及びエアーフィルタ44の効果が生
ずる。
そして、低湿度に維持する恒湿対象物50を収容する恒
湿室30は、恒湿対象物50を収容する容積を広くすべ
く構成されたハウジング31からなる。前記ハウジング
31内には、垂直方向に複数段に区劃する通気性を有す
る棚32が配設されている。前記棚32には低湿度に維
持する恒湿対象物50が載置される。また、恒湿室30
のハウジング31の上部には、恒湿室30内の低湿度の
雰囲気を均一化する攪拌ファン35が取付けられている
また、第2図に示すように、恒湿室30には人が出入で
きる扉36が設けられていて、その扉36の上部には恒
湿室30内の雰囲気中の酸素が所定の含有量以下となっ
たときに点灯または所定の周期で点滅を繰返す表示手段
37が配設されている。また、前記表示手段37の附近
には、恒湿室30内の雰囲気中の酸素が所定の含有量以
下となったときに報知可能となるブザー等の報知手段3
3が配設されている。恒湿室30の扉36の側部には、
扉36の閉鎖状態を人為的に解除する解除開閉手段とな
る入室確認スイッチ38が配設さンブラスイッチとする
ことができる。
そして、恒湿室30の扉36の内側には、第3図に示す
ように、恒湿室30の扉36の閉鎖状態を拘束する扉拘
束手段となるソレノイドアクチュエータ39が配設され
ている。即ち、恒湿室30の鴨居30aに直流ソレノイ
ド39aを取付け、その直流ソレノイド39aの励磁・
非励磁でストローク動作を行なうプランジャ39bを駆
動している。扉36の上縁36aには前記プランジャ3
9bが下降したとき、扉36の上縁36aに配設したス
トッパ39cと係合し、前記プランジャ39bが上昇し
たとき、扉36の上縁36aに配設したストッパ39c
との係合を解除するものである。また、前記恒湿室30
の鴨居30aには扉36の開閉を検出するリードスイッ
チ34aが配設されており、扉36が閉じているとき、
扉36の上縁36aに配設した永久磁石34bに近接す
るように、扉開閉スイッチDSが配設されている。
前記除湿室10及び除湿室20の上部と前記恒湿室30
の上部との間には、気体循環附勢手段としての循環用フ
ァン16及び恒湿用送出弁41を介して、または気体循
環附勢手段としての循環用ファン26及び恒湿用送出弁
42を介して、給気用気体循環路40aが連通状態に接
続されている。
前記給気用気体循環路40aの除湿室10側、給気用気
体循環路40aの除湿室20測には、除湿室10または
除湿室20から給気用気体循環路40aで送出する気体
を、個々に遮断状態とする2位置切換弁である恒湿用送
出弁41または恒湿用送出弁42が設けられており、前
記恒湿用送出弁41は乾燥用循環弁15の開閉動作と反
対の動作を行ない、また、前記恒湿用送出弁42は乾燥
用循環弁25の開閉動作と反対の動作を行なう。
また、前記恒湿室30の下部から前記除湿室10及び除
湿室20の循環路45または循環路46との間に、排気
用気体循環路40bが連通状態に設けられている。前記
排気用気体循環路40bの循環路45との接続部側、排
気用気体循環路40bの循環路46との接続部側の上部
の間には、各々排気用気体循環路40bで送出されてき
た気体を、除湿室10または除湿室20に導くのを遮断
状態とする2位置切換弁である恒湿用排出弁47または
恒湿用排出弁48が設けられている。
また、恒湿室30の給気用気体循環路40a側に湿度セ
ンサAが、恒湿室30の排気用気体循環路4Ob側に湿
度センサBが、そして、恒湿室30の内部に湿度センサ
Cが配設されている。また、恒湿室30の内部には酸素
センサ(02センサ)Gが配設されている。この酸素セ
ンサは恒湿室30の内部の雰囲気中の酸素濃度を検出す
るものであるから、雰囲気中の酸素濃度が検出できる条
件下に配設される。したがって、排気用気体循環路40
bに定期的に雰囲気空気を循環させている場合、恒湿室
30の内部に配設される酸素センサ(02センサ)Gは
、排気用気体循環路40bまなはその接続口付近に配設
してもよい。
除湿室10及び除湿室20は、次のように動作する。な
お、除湿室20の動作は除湿室10の動作と全く同じで
あるから、その説明は省略する。
乾燥用循環弁15を閉じ、恒湿用送出弁41及び恒湿用
排出弁47を開とし、除湿室10のハウジング11の上
部の循環用ファン16が動作すると、排気用気体循環路
40bを介して除湿室10に気体の供給を受け、気体中
の水分は除湿剤として用いている複数段の天然ゼオライ
ト13の層を通過して除湿され、給気用気体循環路40
aから低湿度の気体となって送出される。即ち、天然ゼ
オライト13は気体中の湿度を除去する除湿動作を行う
また、恒湿用送出弁41及び恒湿用排出弁47を閉じ、
乾燥用循環弁15を開とし、除湿室10のハウジング1
1の上部の循環用ファン16を動作させる。同時に、前
記循環路45の冷却フィン18を冷却すべく、冷却用フ
ァン17を駆動させて冷却する。そして、前記循環路4
5の下端に配設しなドレン排出弁19を開とする。更に
、複数段の天然ゼオライト13の層の最下部に配設され
ている加熱手段14をオンとすると、天然ゼオライト1
3の層が加熱手段14によって加熱され、除湿室10の
ハウジング11の上部の循環用ファン16によって、高
湿度の気体が循環路45を通過してハウジング11の下
部に戻る。このとき、循環路45で高湿度の気体が冷却
用ファン17で冷却されて結露する。結露した水分は循
環路45の下端に配設したドレン排出弁19から水滴と
して排出される。即ち、除湿室10のハウジング11内
に収納されている天然ゼオライト13を、加熱手段14
で加熱することにより、天然ゼオライト13が吸着した
水分を蒸気として脱湿する脱湿動作を行う。
そして、低湿度に維持する恒湿対象物50を収容する恒
湿室30は次のように動作する。
恒湿室30のハウジング31の上部には、給気用気体循
環路40aが接続されていて、そこから、除湿室10及
び/または除湿室20で除湿された低湿度の気体が供給
される。恒湿室30内に供給された低湿度の気体は、攪
拌ファン35で攪拌され、恒湿室30のハウジング31
内の雰囲気を均一に低湿度状態とする。
したがって、ハウジング31内の垂直方向に複数段に区
劃された通気性を有する棚32にa置された低湿度に維
持する恒湿対象物50中の水分が、低湿度状態の雰囲気
中の湿度よりも高いとき、低湿度状態の雰囲気中に蒸発
し、低湿度に維持する恒湿対象物50は徐々に除湿され
る。
この間、ハウジング31内の雰囲気は、恒湿室30のハ
ウジング31の下部から排気用気体循環路40bにより
、除湿室10及び/または除湿室20に排出され、除湿
室10及び/または除湿室20で低湿度に維持する恒湿
対象物50から除去した水分及び酸素分子の一部を除湿
剤である天然ゼオライト13及び/または天然ゼオライ
ト23に吸着させ、再び、給気用気体循環路40aから
、低湿度の気体としてハウジング31内に供給される。
故に、ハウジング31内の雰囲気は、常に、低湿度状態
を保つことができ、結果的に、恒湿室30内の低湿度に
維持する恒湿対象物50は、所定の低湿度状態が維持さ
れる。
また、除湿室10及び除湿室20と恒湿室30との間の
気体循環路及び気体循環附勢手段は、次のように構成さ
れ、動作する。
給気用気体W!環路40a及び排気用気体循環路40b
は、前記除湿室10及び除湿室20と前記恒湿室30と
の間に配設され、除湿室10及び除湿室20と前記恒湿
室30の相互間に気体を循環させる気体循環路を構成す
る。そして、気体循環附勢手段である循環用ファン16
は給気用気体循環路40aの除湿室10側に、また、気
体循環附勢手段である循環用ファン26は給気用気体循
環路40aの除湿室20側に配設され、除湿室10及び
除湿室20と前記恒湿室30の相互間に気体を循環させ
るように気体を附勢する。前記循環用ファン16または
循環用ファン26は除湿室10及び/または除湿室20
で得られた低湿度気体に圧力を加えて、恒湿室30に送
給すると共に、除湿室10及び除湿室20側の排気用気
体循環路40b及び循環路45または排気用気体循環路
40b及び循環路46の圧力を低下させることによって
、除湿室10及び除湿室20から恒湿室30に低湿度気
体の供給を受けるものである。したがって、給気用気体
循環路40aでは、除湿室10及び/または除湿室20
側から恒湿室30に気体が流動し、排気用気体循環路4
0bでは恒湿室30側から除湿室10及び/または除湿
室20側に気体が流動する。
次に、本実施例の低湿度保管装置の全体動作を説明する
まず、最初または前回の恒湿制御の終了後に、除湿室1
0及び除湿室20の加熱手段14及び加熱手段24に電
力を供給し、天然ゼオライト13及び天然ゼオライト2
3の層を脱湿して乾燥状態にし、その後、乾燥用循環弁
15及び乾燥用循環弁25を閉、恒湿用送出弁41及び
恒湿用排出弁47を閉、恒湿用送出弁42及び恒湿用排
出弁48を閉、ドレン排出弁19及びドレン排出弁29
を閉としておく。
そして、恒湿室30のハウジング31内の棚32に、低
湿度に維持する恒湿対象物50を載置して恒湿室30の
扉36等を封止状態とする。序で、温度センサE及び温
度センサFが所定の温度以下に降下しているとき、恒湿
用送出弁41及び恒湿用排出弁47並びに恒湿用送出弁
42及び恒湿用排出弁48を開とし、循環用ファン16
及び循環用ファン26を駆動する。所定の時間経過後に
、一方の除湿室10または除湿室20を停止状態とする
。即ち、低湿度保管装置の駆動の初期には、恒湿室30
のハウジング31内の雰囲気中の水分及び低湿度に維持
する恒湿対象物50の表面の水分を除去する必要性から
、同時に2台の除湿室10及び除湿室20を駆動し、応
答性を高くして恒湿室30の雰囲気を低湿度とする。
ある程度の低湿度となった時点で、一方の除湿室10ま
たは除湿室20を停止状態とする。例えば、除湿室20
を停止したとする。除湿室20の恒湿用送出弁42及び
恒湿用排出弁48を閉とし、乾燥用循環弁25を開及び
ドレン排出弁29を開とし、循環用ファン26が駆動し
た状態で、加熱手段24に電力を供給して天然ゼオライ
ト23を脱湿して乾燥状態にし、その後、天然ゼオライ
ト23を冷却しておく。この間、恒湿室30の雰囲気は
除湿室10の能力で低湿度の恒湿状態に維持する。
このようにして、循環用ファン35によって供給された
乾燥気体は、恒湿室30内の低湿度に維持する恒湿対象
物50をその雰囲気中に置き、恒湿室30から排出され
た気体中の水分は除湿室10の天然ゼオライト13によ
って除湿される。
除湿室10の能力で恒湿室30の雰囲気を所定時間低湿
度に維持した後、或いは除湿室10の能力で恒湿室30
の雰囲気を所定の低湿度に維持できなくなったとき、更
に、雰囲気を低湿度に維持するために、除湿室10側の
恒湿用送出弁41及び恒湿用排出弁47を閉じ、除湿室
20側の恒湿用送出弁42及び恒湿用排出弁48を開と
する。そして、除湿室20の能力で恒湿室30の雰囲気
を低湿度に維持する。前記除湿能力が低下した除湿室1
0はその乾燥用循環弁15及びドレン排出弁19を開と
し、加熱手段14に電力を供給して天然ゼオライト13
を脱湿して乾燥状態にし、その後、天然ゼオライト13
を冷却しておく。この除湿室10及び除湿室20の繰返
し再生操作により、恒湿室30内の低湿度に維持する恒
湿対象物50を常温下で恒湿状態に維持することができ
る。
なお、恒湿室30内が所定の低湿度状態になったとき、
恒湿用送出弁41及び恒湿用排出弁47を閉、恒湿用送
出弁42及び恒湿用排出弁4ぎを閉として恒湿室30を
独立状態とすれば、除湿室10及び除湿室20に無関係
に低湿度状態が曹くの間維持できる。
上記の実施例の低湿度保管装置においては、除湿室10
及び除湿室20を使用する場合について説明したが、低
湿度に維持する恒湿対象物50の種類及びそれを収容す
る恒湿室30の容積及び構造によっては、運転初期から
除湿室10または除湿室20の交互運転のみとすること
ができる。または、運転初期から1台の除湿室10のみ
の運転とすることができる。
次に、第1図に示した実施例の低湿度保管装置をマイク
ロコンピュータCPUで制御する場合について説明する
第4図は本発明の実施例の低湿度保管装置−を制御する
制御回路の回路図である。
図において、マイクロコンピュータCPUは、市販のA
/D変換回路内蔵またはA/D変換回路外付のマイクロ
コンピュータが使用できる。ここでは、A/D変換回路
が内蔵されていないマイクロコンピュータCPUとして
説明する。除湿室10の温度を検出する温度センサEの
出力、除湿室20の温度を検出する温度センサFの出力
、湿度センサA、湿度センサB、湿度センサC1及び恒
湿室30に配設した酸素センサGの出力は、各々A/D
変換回路AI 、A2 、A3 、A4 、A5、A6
を介してマイクロコンピュータCPUの入力ポートに接
続される。なお、前記A/D変換回路AI 、A2 、
A3 、A4 、A5 、A6はアナログゲートにより
、その数を減すことができる。更には、マルチプレクサ
の使用により、マイクロコンピュータCPUの使用入力
ボートを少なくすることができる。また、テンキーTN
はマイクロコンピュータCPUの走査出力によって、所
定のビット長を走査し、そのコード出力によってキーの
動作を判断するものである。前記テンキーTNは恒湿室
30の動作温度範囲の上限設定温度DTH及び恒湿室3
0の維持湿度H丁Hの設定を行うものである。種目別選
択スイッチSWは乾燥対象に応じて、マイクロコンピュ
ータCPUのROMに記憶している恒湿室30の動作温
度範囲の上限設定温度DTH及び恒湿室30の維持湿度
HTHの設定を行うものである。したがって、種目別選
択スイッチSWを操作した場合には、テンキーTNで前
記の設定は不要となる。
扉開閉スイッチDSは恒湿室30内に低湿度に維持する
恒湿対象’P!150を収納して、その扉36を閉じた
ときに動作するスイッチであり、また、解除開閉手段の
入室確認スイッチ38は、扉36がソレノイドアクチュ
エータ39で閉鎖状態となったとき、人為的に解除する
解除開閉手段となるもので、これらのスイッチ類は、マ
イクロコンピュータcpuの入力ポートに接続されてい
る。
また、乾燥用循環弁15.乾燥用循環弁25並びに恒湿
用送出弁41.恒湿用送出弁42及び恒湿用排出弁47
.恒湿用排出弁48は、各々ドライバー回路DI 、D
2 、D3 、D4 、D5 、DB、及びリレーRY
I 、RY2 、RY3 、RY4 。
RY5 、RY6を介して、ドレン排出弁19.ドレン
排出弁29はドライバー回路D12. D13及びリレ
ーRY12.RY13を介して、マイクロコンピュータ
CPUの出力ポートに接続されている。同様に、循環用
ファン16及び循環用ファン26並びに攪拌ファン35
のモータは、各ドライバー回路D7 、DB 、D9及
びリレーRY7 、RY8 。
RY9を介して、マイクロコンピュータCPUの出力ポ
ートに接続されている。また、加熱手段14及び加熱手
段24は各ドライバー回路D 10゜Dll及びリレー
RYIO,RY11を介して、マイクロコンピュータC
PUの出力ポートに接続されている。同じく、冷却用フ
ァン17.冷却用ファン27は、ドライバー回路D14
. D15及びリレーRY14.RY15を介して、マ
イクロコンピュータCPUの出力ポートに接続されてい
る。また、ソレノイドアクチュエータ39、表示手段3
7、報知手段33はドライバー回路D16、D17、D
lB及びリレーRY1B、RY17、RY18を介して
、マイクロコンピュータCPUの出力ポートに接続され
ている。
そして、本実施例の低湿度保管装置は次のように制御さ
れる。なお、第5図及び第6図は本発明の実施例の低湿
度保管装置の制御を示すメインルーチンのフローチャー
ト、第7図及び第8図は同じく恒湿処理ルーチンのフロ
ーチャート、第9図及び第10図は同じく脱湿処理ルー
チンのフローチャートである。
「メインルーチン」 まず、図示しない電源スィッチを投入して、本実施例の
低湿度保管装置に電源を供給することにより、このメイ
ンプログラムの処理が開始される。
ステップM1で本プログラムを実行するに必要なメモリ
、各ポートを初期化する。ステップM2で恒湿室30の
使用条件の動作温度の上限を設定する。即ち、恒湿対象
物50に合せてテンキーTNまたは種目側選択スイッチ
SWにより、動作温度の上限設定温度DTH1及び恒湿
室30の恒湿状態の維持湿度HTHをセットする。ステ
ップM3で動作温度の上限設定温度DTH及び恒湿室3
0の恒湿状態の維持湿度HTHのセット完了が判断され
ると、ステップM4で恒湿室30の扉36が閉じられて
扉開閉スイッチDSがオンとなるのを待って、ステップ
M5の処理に入る。ステップM5では恒湿室30の攪拌
ファン35をオンとし、恒湿室30内の湿度分布を均一
化する。ステップM6で脱湿完了フラグF1の状態をみ
て、除湿室1゜が脱湿処理を完了しているが判断する。
脱湿完了フラグF1が“HIIのとき、即ち、脱湿完了
フラグF1が立っているとき、ステップM7で脱湿完了
した除湿室10の温度を温度センサEの出力から判断し
て、温度センサEの出力が上限設定温度DTHより低い
か判断する。温度センサEの出力が上限設定温度DTH
より低いとき、ステップM8で「恒湿処理ルーチン■J
をコールし、除湿室1゜を用いて低湿度に維持する恒湿
対象物5oを恒湿状態に維持するルーチンに入る。
また、ステップM6で脱湿完了フラグF1が“L t+
のとき、即ち、脱湿完了フラグF1が降りているとき、
ステップM9で「脱湿処理サブルーチン■」をコールし
、除湿室10を乾燥状態にするルーチンに入り、ステッ
プMIOで除湿室2゜が脱湿処理を完了しているが、脱
湿完了フラグF2の状態で判断する。或いは、ステップ
M7で脱湿完了した除湿室10の温度を温度センサEの
出力から判断して、温度センサEの出力が上限設定温度
り丁H以上と判断したときも、同様に、ステップMIO
の処理に入る。ステップMIOで除湿室20が脱湿処理
を完了しており、脱湿完了フラグF2が“°H″のとき
、即ち、脱湿完了フラグF2が立っているとき、ステッ
プMllで脱湿完了した除湿室20の温度を温度センサ
Fの出力から判断して、温度センサFの出力が上限設定
温度DTHより低いか判断する。温度センサFの出力が
上限設定温度DTHより低いとき、ステップM12で「
恒湿処理ルーチンIIJ+をコールし、除湿室20を用
いて低湿度に維持する恒湿対象物5oを恒湿状態に維持
するルーチンに入る。
そして、ステップMIOで脱湿完了フラグF2が“°L
′°のとき、即ち、脱湿完了フラグF2が降りていると
き、ステップM13で「脱湿処理サブルーチン■」をコ
ールし、除湿室2oを乾燥状態GT、するルーチンに入
り、再度、ステップM6で除湿室10が脱湿処理を完了
したが、脱湿完了フラグF1の状態で判断する。
次に、ステップM14で酸素センサGの出力が所定の閾
値018以上であるか判断する。前記閾値OTHは所定
の人が酸素呼吸するに必要とする酸素含有量によって決
定される。ステップM14で酸素センサGの出力が所定
の閾値018以上と判断されたとき、ステップM15で
酸欠注意を喚起する表示手段37をオフ、ステップM1
6で扉36の閉鎖状態を維持するソレノイドアクチュエ
ータ39をオフ、ステップM17で報知手段33をオフ
とし、扉36の開閉を自在状態とする。
また、ステップM14で酸素センサGの出力が所定の閾
値018以上でないと判断されたとき、ステップM18
で酸欠注意を喚起する表示手段37をオンとし、ステッ
プM19で酸欠異常の場合、扉36を解放して恒湿室3
0に外気を導入してから入室するときに、扉36の閉鎖
状態を人為的に解除する入室確認スイッチ38のオフが
確認されると、ステップM20で扉36の閉鎖状態を維
持するソレノイドアクチュエータ39をオンとし、扉3
6を閉鎖状態に拘束する。ステップM19で入室確認ス
イッチ38のオンが判断されると、ステップM21でソ
レノイドアクチュエータ39をオフとして扉36の開閉
を自在とする。そして、ステップM22で恒湿室30内
が所定の酸素含有率の閾値OTHより低い値になってい
ることを音声で報知するブザー等の報知手段33をオン
として、恒湿室30に入室が危険であることを報知する
なお、この報知手段33はステップM14で酸素センサ
Gの出力が所定の閾値OTH以上でないと判断されたと
き、ステップM17で報知手段33をオフとする。
そして、ステップM23で扉36の解放状態が判断され
ると、ステップM14からステップM22のルーチンの
処理を繰返し行なう。ステップM23で扉36の閉鎖状
態が確認されると、ステップM5からステップM22の
ルーチンの処理を繰返し行なう。
このようにして「メインルーチン」では、動作温度の上
限設定温度DTH及び恒湿室30の恒湿状態の維持湿度
HTHのセットが完了すると、脱湿動作を完了して乾燥
状態にある除湿室10または除湿室20を選択して、選
択した除湿室10または除湿室20によって恒湿処理ル
ーチンに入る。また、除湿室10または除湿室20が脱
湿処理が完了していないとき、脱湿処理サブルーチンを
選択するとともに、恒湿室30内が所定の酸素含有率の
閾値OTHより低い値になっているとき、表示手段37
をオン及び扉36の閉鎖状態を維持するソレノイドアク
チュエータ39をオンとする。また、扉′36の閉鎖状
態を入室確認スイッチ38のオンにより解除すると、音
声で報知する報知手段33をオンとして、恒湿室30に
入室が危険であることを報知し、恒湿室30内が所定の
酸素含有率の閾値OTH以上となるまでその状態を維持
するものである。
「恒湿処理ルーチン■」 なお、この「恒湿処理ルーチン■」は除湿室10によっ
て恒湿室30の低湿度に維持する恒湿対象物50を恒湿
状態に維持するものであるが、基本的には、「恒湿処理
ルーチンI1.11のステ・ツブT21〜ステップT2
8の動作と同じであるから、第8図の「恒湿処理ルーチ
ン■」の動作説明を省略する。
まず、ステップS21で恒湿室30の湿度センサCの出
力と恒湿状態の維持湿度HTHとを比較し、湿度センサ
Cの出力が維持湿度HTH以上のとき、ステップS22
で湿度センサBの出力から湿度センサAの出力を減算し
て、その差が所定の値XTH以上であるか判断する。即
ち、湿度センサCの出力が維持湿度HTH以上のとき、
恒湿室30の雰囲気はその湿度を低くする必要がある。
しかし、恒湿室30に供給される気体の湿度と恒湿室3
0から排出される気体の湿度との差が、所定の値XTH
より少なければ、恒湿室30内での除湿能力が低下して
いることを意味するから、このときには、ステップ82
7で脱湿完了フラグF1を“L″、即ち、脱湿完了フラ
グF1を降ろし、ステップS28で天然ゼオライト13
の除湿能力を上げるため、「脱湿処理サブルーチン■」
をコールし、このルーチンを脱する。しかし、恒湿室3
0に供給される気体の湿度が恒湿室30から排出される
気体の湿度との間の差が所定の値XTH以上のとき、恒
湿室30内での除湿能力があることを意味しているから
、このときには、ステップS23で恒湿用送出弁41.
恒湿用排出弁47を開とし、ステップS24で循環用フ
ァン16をオンとして、除湿室10、給気用気体循環路
40a、恒湿室30、排気用気体循環路40bの気体循
環系を形成し、そこに循環する気体を循環用ファン16
で附勢し、恒湿室30の雰囲気中の湿度を低下させる。
ステップ821で恒湿室30の湿度センサCの出力と恒
湿状態の維持湿度HTHとを比較し、湿度センサCの出
力が維持湿度HTHより低くなったとき、ステップS2
5で循環用ファン16を停止させ、更に、ステップS2
6で恒湿用送出弁41゜恒湿用排出弁47を閉とし、除
湿室10と恒湿室30とを独立状態の封緘状態として、
このルーチンを脱する。これにより、恒湿室30は外部
から除湿されることなく、その状態を保持する。
この状態は、通常、恒湿室30の外部から侵入する水分
、またはその構成体から発生する水分、または低湿度に
維持する恒湿対象物50から発生する水分により、時間
の経過に伴ない恒湿室30内の湿度が高くなり、ステッ
プS21からステップS24のルーチンまたはステップ
S21、ステップS22からステップS28のルーチン
に入るが、恒湿室30の外部から侵入する水分及びその
構成体から発生する水分の星を少なくすることにより、
この時間を長くすることができ、省エネルギー効果を上
げることができる。
このように、「恒湿処理ルーチン1.aでは恒湿室30
の湿度を恒湿状態を維持する湿度として設定された湿度
HTI−1を維持するように制御される。
また、除湿室10が維持湿度HTHを維持する能力を失
ったとき、天然ゼオライト13の除湿能力を上げるため
、「脱湿処理サブルーチンIJをコールするものである
「脱湿処理サブルーチン■」 なお、この「脱湿処理サブルーチン■」は除湿室10の
脱湿動作によって脱湿処理を行なうものであるが、基本
的には、「脱湿処理サブルーチン■jのステップT31
〜ステップT46の動作と同じであるから、第10図の
「脱湿処理サブルーチン■」の動作説明を省略する。
除湿室10の天然ゼオライト13の除湿能力を上げるな
め、このルーチンがコールされると、ステップS31で
このルーチンで使用するカウンタ■をクリアする。ステ
ップS32で恒湿用送出弁41、恒湿用排出弁47.乾
燥用循環弁15を閉とし、除湿室10内の圧力上昇を防
止するため、ドレン排出弁19を開とする。そして、ス
テップ333て゛カウンタ■をインクリメントする。ス
テップS34で加熱手段14をオンとし、ステップS3
5で天然ゼオライト13の乾燥に必要な所定時間Tim
elだけその状態に置き、加熱手段14で天然ゼオライ
ト13を加熱乾燥する。天然ゼオライト13の乾燥に必
要な所定時間Timel経過すると、ステップS36で
乾燥用循環弁15を開、ステップS37で循環用ファン
16をオン、ステップS38で冷却用ファン17をオン
として、天然ゼオライト13が吸着した水分を高湿度気
体として循環路45を循環させる。高湿度の気体は循環
′#I45を通過してハウジング11の下部に戻るまで
に、冷却用ファン17で冷却されて結露する。
結露した水分は循環路45の下端に配設したドレン排出
弁゛19から水滴として排出される。ステップS39で
所定時間Time2を経過するまで、この状態を継続さ
せる。ステップS 39 t”所定時間Time2を経
過すると、ステップS40で乾燥用循環弁15を閉、ス
テップS41で循環用ファン16をオフとし、加熱手段
14で天然ゼオライト13を再加熱する。そして、ステ
ップS42でカウンタ■がN以上であるか判断し、カウ
ンタ■がNに達していないとき、ステップ33Bからの
ルーチンの処理に入り、繰返し、除湿室10内の加熱及
び脱湿処理を行なう。
ステップS42でカウンタ■がN以上となり、所定回数
Nだけ繰返し、除湿室10内の加熱及び脱湿処理を行な
ったことが判断されると、ステップ343で恒湿用送出
弁41.恒湿用排出弁47゜乾燥用循環弁15、ドレン
排出弁19を閉とする。
ステップS44で加熱手段14をオフ、ステップS45
で冷却用ファン17をオフとして、除湿室10の脱湿処
理を終了し、ステップS46で除湿室10の脱湿処理が
終了したことを記憶する脱湿完了フラグF1を立て(°
H″として)、このルーチンを脱する。
このように、このルーチンでは、加熱手段14で天然ゼ
オライト13を加熱によって脱湿し、乾燥が終了したと
き、除湿室10が除湿能力を有している旨を記憶する脱
湿完了フラグF1を立て、除湿室10の選択を待つもの
である。
上記実施例のマイクロコンピュータCPUで制御した低
湿度保管装置は、除湿室10と除湿室20の2台の除湿
室のうち、除湿室10の、jx択を最優先とし、常に1
台の除湿室10または除湿室20と恒湿室30とを接続
して、恒湿室30を恒湿状態に維持するものである。
なお、この実施例では、除湿室10を優先選択して、除
湿室20を補機として使用しているが、除湿室20を優
先選択して、除湿室10を補機として使用するように制
御することもできる。或いは、除湿室10または除湿室
20の、例えば、除湿室10を1台のみ使用し、恒湿室
30が所定の下限の低湿度状態になったとき、除湿室1
0を脱湿処理し、恒湿室30が所定の上限の低湿度状態
になったとき、除湿室10で恒湿室30内の低湿度に維
持する恒湿対象物50の雰囲気の除湿動作に入るように
することもできる9 このように、本発明の実施例の低湿度保管装置は、気体
中の湿度を除去する除湿剤として天然ゼオライト13ま
たは天然ゼオライト23が収納された除湿室10及び除
湿室20と、低湿度に維持する恒湿対象物50を収容す
る恒湿室30と、前記除湿室10及び除湿室20と恒湿
室30との間に配設され、除湿室1o及び除湿室20及
び恒湿室30相互間に気体を循環させる給気用気体循環
路40a及び排気用気体循環路40bからなる気体循環
路と、前記除湿室10及び除湿室20と前記恒湿室30
との相互間に循環気体を附勢する循環用ファン16また
は循環用ファン26等の気体循環附勢手段とを具備する
ものである。
したがって、低湿度に維持する恒湿対象物50を常温状
悪或いは温度制御系を附加することで任意の温度で、し
かも低湿度状態で恒湿させることができる。
そして、低湿度気体生成手段で低湿度に維持する恒湿対
象物50を収容する恒湿室30の気体中の湿度を除去す
べく低湿度の気体を前記恒湿室30に供給し、前記恒湿
対象物50を収容する恒湿室30に配設した酸素センサ
Gの出力の状態を表示手段37で表示する構成を第一の
発明の実施例とすることができる。この第一の発明の実
施例では、酸素センサGの出力の閾値の設定により、恒
湿対象物50を収容する恒湿室30内の雰囲気中の酸素
の含有量が呼吸作用に十分な含有量だけあるか判断する
ことができる。或いは恒湿室30内の作業に必要な酸素
の含有量が、それに必要な含有量だけあるかを表示手段
37で判断することができる。また、表示手段37は直
接酸素センサGの出力値をアナログ表示またはディジタ
ル表示する数値表示手段とすることもできる。
また、低湿度に維持する恒湿対象物50を収容する恒湿
室30に配設した酸素センサG及び前記酸素センサGの
出力の状態によって恒湿室30の扉36の閉鎖状態を拘
束するソレノイドアクチュエータ39からなる扉拘束手
段を具備する構成を第二の発明の実施例とすることがで
きる。第二の発明の実施例では、前記酸素センサGの出
力の状態によって恒湿室30の扉36の閉鎖状態を拘束
できるから、恒湿対象物50を収容する恒湿室30内の
雰囲気中の酸素の含有量が呼吸作用に十分な含有量だけ
ないとき、人の入室を阻止することができ、誤って所謂
酸欠状態の恒湿室30内に入室するのを防止できる。
更に、低湿度に維持する恒湿対象物50を収容する恒湿
室30に配設した酸素センサGと、前記酸素センサGの
出力の状態を表示する表示手段37と、前記酸素センサ
Gの出力の状態によって恒湿室30の扉36の閉鎖状態
を拘束するソレノイドアクチュエータ39からなる扉拘
束手段と、前記扉拘束手段の恒湿室30の扉36の閉鎖
状態を人為的に解除する入室確認スイッチ38等の解除
開閉手段を具備する構成を第三の発明の実施例とするこ
とができる。第三の発明の実施例では、恒湿対象物50
を収容する恒湿室30に配設した酸素センサGの出力の
状態を表示手段37で表示すると共に、前記酸素センサ
Gの出力の状態によって恒湿室30の扉36の閉鎖状態
を拘束し、前記拘束されたの恒湿室30の扉36の閉鎖
状態は解除開閉手段によって人為的に解除できるもので
ある。したがって、人が不用意に低酸素含有量の恒湿室
30に入室することが防止でき、しかも、それが確認さ
れた場合には、扉36を人為的に解放して外気を導入す
ることができる。また、上記実施例では、酸素センサG
の出力の状態によって恒湿室30の扉36の閉鎖状態を
解除開閉手段によって人為的に解除した場合、酸素セン
サGの出力が所定の値以上になるまで報知手段33で音
声で報知できるものであるから、恒湿室30が低酸素状
態にあること及びそれが解消されたことを、作業中また
は離れた所から確認することができる。
ところで、上記各発明の実施例はマイクロコンピュータ
制御で低湿度保管装置の制御と同一制御系で行なったも
のであるが、各発明を実施する場合には、酸素センサG
、表示手段37、ソレノイドアクチュエータ39からな
る扉拘束手段、扉拘束手段の恒湿室30の扉36の閉鎖
状態を人為的に解除する入室確認スイッチ38等の解除
開閉手段、報知手段33はその一部または全部を独立し
た回路とすることができる。
なお、上記実施例では、除湿室10及び除湿室20に収
納された気体中の湿度を除去する除湿剤として、天然ゼ
オライト13及び天然ゼオライト23を使用しているが
、本発明を実施する場合には、酸素分子及び水の分子と
が共に吸着されてもよいから、前記天然ゼオライトに限
定されることなく、除湿能力のある材料の使用が可能で
ある。
例えば、天然ゼオライト、合成ゼオライト、シリカゲル
、活性炭のうちの、1種または2種以上を配合して用い
ることができる。勿論、生石灰、活性アルミナ等の1回
限り使用する材料の使用が可能であるが、繰返しの使用
が可能な林料のゼオライト、シリカゲル、活性炭等の使
用が制御、管理、経済性からみて望ましい。特に、天然
ゼオライトは価格的に最も有利である。また、媒体とす
る湿度を除去する気体は、空気とするのが取扱上有利で
あるが、更に、吸湿性を有する不活性ガスの含有率を多
くすると、低湿度に維持する恒湿対象物50の酸化を極
力抑えることができる。
また、上記実施例の低湿度保管装置は、室内温度の温度
変動範囲を前提に説明してきたが、除湿室10及び除湿
室20の低湿度気体の温度を制御することにより、所定
の温度の低湿度保管装置とすることができる。
[発明の効果] 以上のように、第一の発明の低湿度保管装置は、低湿度
気体生成手段によって低湿度に維持する恒湿対象物を収
容する恒湿室の気体中の湿度を除去すべく低湿度の気体
を前記恒湿室に供給し、前記低湿度に維持する恒湿対象
物を収容する恒湿室に配設した酸素センサの出力の状態
を表示手段で表示するものであるから、恒湿対象物を収
容する恒湿室内の雰囲気中の酸素の含有量が呼吸作用に
十分な含有量だけあるか判断することができる。或いは
恒湿室内の作業に必要な酸素の含有量が、それに必要な
含有量だけあるか判断することができる。
また、第二の発明の低湿度保管装置は、低湿度に維持す
る恒湿対象物を収容する恒湿室に配設した酸素センサ及
び前記酸素センサの出力の状態によって恒湿室の扉の閉
鎖状態を拘束する扉拘束手段を具備し、前記酸素センサ
の出力の状態によって恒湿室の扉の閉鎖状態を拘束する
ものであるから、恒湿対象物を収容する恒湿室内の雰囲
気中の酸素の含有量が呼吸作用に十分な含有量だけない
とき、人の入室を拒否することができ、誤って入室する
のを防止できる。
第三の発明の低湿度保管装置は、低湿度に維持する恒湿
対象物を収容する恒湿室に配設した酸素センサと、前記
酸素センサの出力の状態を表示する表示手段と、前記酸
素センサの出力の状態によって恒湿室の扉の閉鎖状態を
拘束する扉拘束手段と、前記扉拘束手段の恒湿室の扉の
閉鎖状態を人為的に解除する解除開閉手段を具備するも
のであるから、低湿度に維持する恒湿対象物を収容する
恒湿室に配設した酸素センサの出力の状態を表示手段で
表示すると共に、前記酸素センサの出力の状態によって
恒湿室の扉の閉鎖状態を拘束し、前記拘束されたの恒湿
室の扉の閉鎖状態は解除開閉手段によって人為的に解除
できるものである。したがって、人が不用意に低酸素含
有量の恒湿室に入室することが防止でき、しかも、それ
が確認された場合には、扉を人為的に解放して外気を導
入することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の低湿度保管装置の実施例の仝体構成図
、第2図は本発明の低湿度保管装置の実施例の全体構成
の要部正面図、第3図は本発明の低湿度保管装置の実施
例で用いた扉拘束手段の要部正面図、第4図は本発明の
実施例の低湿度保管装置を制御する制御回路の回路図、
第5図及び第6図は本発明の実施例の低湿度保管装置の
制御を示す「メインルーチンJのフローチャート、第7
図及び第8図は同じく恒湿処理ルーチンのフローチャー
ト、第9図及び第10図は同じく脱湿処理サブルーチン
のフローチャートである。 図において、 10.20:除湿室、 13.23+天然ゼオライト、 30:恒湿室、   33:報知手段、37:表示手段
、 39:ソレノイドアクチュエータ、 50:恒湿対象物、  G:酸素センサ、である。 なお、図中、同−符号及び同一記号は、同一または相当
部分を示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)低湿度に維持する恒湿対象物を収容する恒湿室と
    、 前記恒湿室の気体中の湿度を除去すべく低湿度の気体を
    前記恒湿室に供給する低湿度気体生成手段と、 前記低湿度に維持する恒湿対象物を収容する恒湿室に配
    設した酸素センサと、 前記酸素センサの出力の状態を表示する表示手段と、 を具備することを特徴とする低湿度維持装置。
  2. (2)低湿度に維持する恒湿対象物を収容する恒湿室と
    、 前記恒湿室の気体中の湿度を除去すべく低湿度の気体を
    前記恒湿室に供給する低湿度気体生成手段と、 前記低湿度に維持する恒湿対象物を収容する恒湿室に配
    設した酸素センサと、 前記酸素センサの出力の状態によって恒湿室の扉の閉鎖
    状態を拘束する扉拘束手段と、 を具備することを特徴とする低湿度維持装置。
  3. (3)低湿度に維持する恒湿対象物を収容する恒湿室と
    、 前記恒湿室の気体中の湿度を除去すべく低湿度の気体を
    前記恒湿室に供給する低湿度気体生成手段と、 前記低湿度に維持する恒湿対象物を収容する恒湿室に配
    設した酸素センサと、 前記酸素センサの出力の状態を表示する表示手段と、 前記酸素センサの出力の状態によって恒湿室の扉の閉鎖
    状態を拘束する扉拘束手段と、 前記扉拘束手段の恒湿室の扉の閉鎖状態を人為的に解除
    する解除開閉手段と、 を具備することを特徴とする低湿度維持装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7066986B2 (en) * 2002-11-21 2006-06-27 Air Products And Chemicals, Inc. Apparatus for use in regenerating adsorbent
CN106370711A (zh) * 2016-08-29 2017-02-01 安徽华菱西厨装备股份有限公司 蒸烤箱内膛湿度快速检测装置及方法

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