JPH01200988A - 多重記録方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、記録ヘッドに記録信号を付与して紙面に画像
記録を行うものに関し、特に感熱記録紙と転写インクフ
ィルムとを用いて、感熱記録紙上に多重記録を行う多重
記録方法に関する。

〔従来の技術〕

従来、記録紙上に多重記＠（少なくとも２回に分けて同
一記録紙上に画像データを記録）することは知られてい
る６例えば、記録紙上に第１の色で第１の画像記録を行
い、更に第２の色で別の画像記録を行うものがある。

従来公知のこの種記録方法としては、次のようなものが
ある。すなわち、高温で液体または粘性体になるインク
を塗布したフィルムと、支持体上にインクと異る発色を
する発色部材を塗布した普通の感熱記録紙とを重ね合せ
て得られる２色記録用の用紙を用いて、まず熱ヘツドで
インクフィルムを加熱発色させた後、インクフィルムを
剥離し、更に熱ヘツドで感熱記録紙の発色面を発色させ
て２色画像を得る方法である。このような方法は、例え
ば特開昭５６−３５１４４号公報に開示されている。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記方法の場合、２色表示用の特別の記録用紙がないと
２色での画像記録ができないばかりでなく、３色以上の
記録を行うような多重記録においては更に特別な構造の
記録用紙とせざるを得す、簡単に多重記録を行うには必
ずしも適していない。

また、１色での画像記録と多色での画像記録が混在する
ファクシミリ等の用途においては、多色での記録を想定
して、上記した如き特別の記録用紙とせざるを得ない。

本発明の目的は、簡単な構造で、通常の感熱記録用紙上
に多重記録を行うことのできる多重記録方法を提供する
ことにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、本発明は、感熱記録紙を第
１記録手段に供給してこの第１記録手段の記録ヘッドに
第１の記録信号を付与して感熱記録紙面に第１の記録を
行い、第１の記録後の感熱記録紙に転写インクフィルム
を重ねてそれらを転写方式の第２の記録手段に供給し、
この第２の記録手段の記録ヘッドに第２の記録信号を付
与することにより転写インクフィルムのインクを選択的
に溶融して、第１の記録後の感熱記録紙面に第２の記録
を重ねて記録することを特徴とする。

また、本発明は、別々に用意された感熱記録紙と転写イ
ンクフィルムを重ねて転写方式の第１記録手段に供給し
、第１記録手段の記録ヘッドに第１の記録信号を付与す
ることにより感熱記録紙面に第１の記録を行い、第１の
記録の後、転写ファルムを感熱記録紙から分離し、この
感熱記録紙を第２の記録手段に供給し、第２の記録手段
の記録ヘッドに第２の記録信号を付与することによって
、第１の記録後の感熱記録紙面に第２の記録を行うこと
を特徴とする。

〔作用〕

前者の場合、通常の感熱記録紙を第１記録手段（感熱記
録部あるいは通電記録部）に供給し、第１の記録を行う
ための信号を記録ヘッド（感熱ヘッドあるいは通電ヘッ
ド）に付与することで、感熱記録紙面上に第１の記録内
容を発色させて第１の記録を行う。多重記録を行なわな
い場合には。

このままで終了させ、多重記録を行う場合には、続いて
転写インクフィルムをその感熱記録紙に重ね合せた状態
で今度は転写方式の第２記録手段に供給し、第２の記録
信号を第２記録手段の記録ヘッド（感熱ヘッドあるいは
通電ヘッド）に付与する。これにより、すでに第１の記
録がなされた感熱記録紙上に転写インクフィルムの溶融
インクが転写され、第２の記録がなされる。更に、多重
記録を行う場合には、別のインクフィルムを感熱記録紙
上に重ね合せ、第２記録手段と同様の転写方式の記録手
段での記録を行なえばよい。

後者の場合、別々に用意された通常の感熱記録紙と転写
インクフィルムとを重ね合わして転写方式の第１記録手
段に供給し、ここで、この記録手段の記録ヘッドに第１
の記＠信号を付与して転写インクフィルムのインクを選
択的に転写して感熱記録紙面に第１の記録を行う、続い
て、転写インクフィルムを感熱記録紙から分離し、今度
は感熱記録紙に熱を付与または記録紙自体を発熱させる
形式の第２の記録手段に供給し、第２の記録信号をその
記録ヘッドに供給する。これにより、感熱記録紙は、第
２の記録信号に対応して選択的に発色し、第２の記録が
なされる。更に、多重記録を行う場合には、別のインク
フィルムをその感熱記録紙上に重ね合せ、転写方式の記
録手段で転写記録を行なえばよい。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例について、図を用いて説明する。

第１図において、モータ１から動力を受けた第１のプラ
テンローラ２および第２のプラテンローラ３の回転によ
って、トレイ４の中に置かれたロール状の感熱記録紙５
が搬送される。このとき、第１の感熱ヘッド６がドライ
ブされると、感熱記録紙５は黒く発色し、「黒」の印字
が行なわれる。

一方、赤のインクフィルム７は、フィルム供給ロール８
とフィルム巻取ロール９との間を、第２のプラテンロー
ラ３により搬送されている。第２の感熱ヘッド１０がド
ライブされると、インクフィルム７の表面のインクが感
熱記録紙５に転写され、「赤」の印字が行える。前記の
「黒」の印字と合わせて、２色の印字が完成する。この
「赤」の印字を行う場合、第２の感熱ヘッド１０の発熱
がインクフィルム７をとおりぬけて、感熱記録紙５を黒
く発色させることがない程度のエネルギーを、感熱ヘッ
ドに投入するものとすれば、インクが転写して赤く印字
すべき部分が、感熱記録紙５の感熱層が黒く発色して、
赤黒く印字されるのを防ぐことができる。

また、あらかじめ、「黒」のみの印字であることが知ら
れている場合には、偏心カム１１を時計方向に回わして
第２の感熱ヘッド１０を移動させ、第２のプラテンロー
ラ３との間にすき間を設ければ良い。すなわち、この状
態ではインクフィルム７が搬送されることもなく、転写
も行われず、第１の感熱ヘッド６と第１のプラテンロー
ラ２により、感熱記録のみが行なわれ、あたかも感熱記
録装置として動作する。

第２図は、別の実施例を示すものである。同図において
、シリアル型感熱ヘッド１２は、矢印で示す紙送り方向
と直角方向に動き、印字情報に従って、シリアル型に印
字を行う。すなわち、この例では、第１の感熱ヘッドは
ライン型であるのに対し、第２の感熱ヘッドがシリアル
型の組合せとなっている。第２の感熱ヘッドが印字動作
を行う間は、紙送りを行なわないので、この間、第１の
感熱ヘッドが印字を行わないよう構成されている。

また第３図は、別の実施例である。この例では、第１の
感熱ヘッド６および第２の感熱ヘッド１０はともにライ
ン型であるが、プラテンローラ１３が共通になっている
のが第１図の例と異っている。

さらに、第１の感熱ヘッド６による記録が、感熱転写記
録で、第２の感熱ヘッド１０による記録が感熱記録とな
っており、この順序が、第１図、第２図の例と入れかわ
っている。このような構成であっても、第１図の例と同
様の印字結果が得られることに変わりはない。

なお、上述した例では、熱を記録紙あるいはインクフィ
ルムに付与する感熱ヘッドを用いたものを示したが、記
録紙あるいはインクフィルムに通電させて発熱させる通
電ヘッドを用いたものでも良い。

〔発明の効果〕

本発明によれば、感熱記録紙を用いて簡単に多重記録が
できる。また、第１の記録のみを用いる場合と多重記録
を行う場合、感熱記録紙を特別なものとする必要がない
ので、経済的な記録が行える。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第３図は、それぞれ本発明の一実施例の構成を
示す側面図である。 １・・・モータ、２・・・第１のプラテンローラ、３・
・・第２のプラテンローラ、４・・・トレイ、５・・・
感熱記録紙、６・・・第１の感熱ヘッド、７・・・転写
インクフィルム、８・・・フィルム供給ロール、９・・
・フィルム巻取ロール、１０・・・第２の感熱ヘッド、
１１・・・偏心カム、１２・・・シリアル型感熱ヘッド
、１３・・・プラテンローラ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、感熱記録紙を第１のプラテンローラと第１の感熱ヘ
   ッドとの間に供給し、該第１の感熱ヘッドに第１の記録
   信号を付与して該感熱記録紙面に第１の色での記録を行
   い、続いて、該記録後の感熱記録紙上に第２の色の転写
   インクフィルムを重ねた状態で第２のプラテンローラと
   第２の感熱ヘッドとの間に供給し、該第２の感熱ヘッド
   に第２の記録信号を付与して該感熱記録紙面に該第２の
   色の転写記録を行うことを特徴とする多重記録方法。 ２、感熱記録紙を第１記録手段に供給し、該第１記録手
   段の記録ヘッドに第１の記録信号を付与して該感熱記録
   紙面に第１の記録を行い、該第１の記録後の感熱記録紙
   に転写インクフィルムを重ねた状態でそれらを転写方式
   の第２の記録手段に供給し、該第２記録手段の記録ヘッ
   ドに第２の記録信号を付与することにより該感熱記録紙
   面に該転写インクフィルムのインクを選択的に溶融し、
   該溶融によつて該第１の記録後の該感熱記録紙に第２の
   記録を行うことを特徴とする多重記録方法。 ３、感熱記録紙および転写インクフィルムを重ねた状態
   で転写方式の第１記録手段に供給し、該第１記録手段の
   記録ヘッドに第１の記録信号を付与することにより該感
   熱記録紙面に該転写インクフィルムのインクを選択的に
   溶融して第１の記録を行い、該第１の記録の後、該転写
   フィルムを該第１の記録後の感熱記録紙から分離し、該
   引きはがし後の感熱記録紙を第２記録手段に供給し、該
   第２記録手段の記録ヘッドに第２の記録信号を付与する
   ことによつて該第１の記録後の感熱記録紙面に第２の記
   録を行うことを特徴とする多重記録方法。