JPH01200182A - 除霜水の排水装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は冷蔵庫等に使用され、冷却器に付着した霜を除
霜する際に発生する除霜水を排水樋にて排水する除霜水
の排水装置に関する。

従来の技術 従来冷蔵庫等の庫内を安定して冷却するため冷却器に付
着した霜を所定の時間を定めヒータ類にて解かし除霜し
排水する除霜水の排水装置を設けている。

以下図面を参照しながら上述した除霜水の排水装置の一
例について説明する。

第６図〜第８図において、１は冷蔵庫本体で、外箱２及
び樹脂製の内箱３、この両箱２，３間に発泡充填された
発泡断熱材４で形成され、その上部を冷凍室６、下部を
冷蔵室６として内箱３で一体に成型された中仕切壁７及
びその中仕切壁７と嵌合し内部に風路８ａを形成してな
る発泡スチロール製の中仕切壁断熱材８によシ区画され
ている。

９は冷蔵庫の冷却システムを構成する冷却器で、１ｏは
この冷却器９によシ冷却された冷気を冷凍室６や冷蔵室
ｅに送風する送風機である。１１゜１２は冷凍室５と冷
却器９が設置されている冷却室を区画するファンカバー
とコイルカバーである。

又中仕切壁断熱材８には凹部８ｂが形成されておシ、こ
の凹部８ｂに冷却器９の除霜水を受ける樹脂製の排水樋
１３が嵌合している。１４はこの排水樋１３の内面に貼
付られたアルミ箔であり、１３ａは排水樋１３の下面に
開けられた排水孔であり、８Ｃは中仕切壁断熱材８に設
けられた排水通路である。９ａは冷却された冷却器９と
冷気との熱交換を良好にするだめのフィンであシ、９ｃ
は蛇行状を成す冷媒管である。１５はガラス製の除霜用
管ヒータであ）、１６は除霜用管ヒータ１５を取付るヒ
ータ保持具であシ、冷却器９の冷媒管９Ｃに樹脂の弾性
を利用し嵌合固定されている。

１７は除霜水が除霜用管ヒータ１５に直接当たることに
よるガラス管の割れを防止するためのアルミの薄板で形
成されたヒータカバーであシ、ヒータ保持具１６によシ
取付固定されている。１８は排水管であシ、図の如く冷
蔵室６庫内で排水通路８Ｃに嵌合し、下部は発泡断熱材
４中に埋設されている。

かかる構成によって冷却運転中に冷却器９に付着した霜
を除霜用管ヒータ１５の輻射熱で溶かし、排水樋１３で
除霜水を受は排水孔１３ａから排水通路８ｃそして排水
管１８を通して庫外へ排水するものである。又排水樋１
３の内面に貼付られたアルミ箔１４は除霜用管ヒータ１
５の輻射熱を拡散し、排水樋１３及び中仕切壁断熱材８
の凹部８ｂの変形や溶けを防止している。

発明が解決しようとする課題 しかしながら上記の構成では、排水樋１３は樹脂製であ
るため非常に高価な樹脂成型用金型の製作を必要とし、
その製造は樹脂成型用金型で行なわなければならず成型
時間が長くかかっていた。

又排水樋１３の内面には排水樋１３及び中仕切壁断熱材
８の除霜用管ヒータ１５の輻射熱による変形や溶けを防
止するため熱拡散用のアルミ箔１４を貼付なければなら
ずその作業が困難であシ又その際排水樋１３のコーナー
部は第８図の如くアルミ箔１４のシワや浮き上がシが生
じ易く、その部分に除霜水の一部が残シ、そのまま冷却
運転されると残った除霜水が凍結し、冷却、除霜の繰シ
返えしにより氷の核となシ全面に広がシ長年の使用にお
いて排水樋１３の内部全体に広がシ排水孔１３ａや排水
通路８ｃが詰ま９排水不能といった問題が発生していた
。

本発明は上記問題点に鑑み、排水樋の製作を容易にする
と共に、長年の使用においても除霜水の排水不能といっ
た問題を発生させない除霜水の排水装置を提供すること
を目的とする。

課題を解決するための手段 上記目的を達するため、本発明の除霜水の排水装置は冷
却器下部に除霜水を受ける排水樋を設け、この排水樋の
コーナー部の下方に絞り部を形成し、その上方に重合部
を形成したものである。

作　　用 本発明は上記した構成によって、安価な金属プレス機に
よって容易に排水樋を製作でき、又アルミ箔の貼付作業
といった非常に時間のかかる作業を無くし、かつ氷の核
となる様なシワや浮きを防止し、アルミ箔のシワや浮き
からくる除霜不能といった問題を無くすことが出来る。

実施例 以下本発明の一実施例の除霜水の排水装置について図面
を参照しながら説明する。尚従来と同一部分においては
同一符号を付し説明を省略する。

第１図〜第５図において、１９は冷却器に付着した霜を
除霜用管ヒータ１５の輻射熱で溶がしだ際発生する除霜
水を受けるアルミの薄板で成型された排水樋であシ、中
仕切壁断熱材８の凹部８ｂに嵌合している。２０は排水
樋１９の下面に開けられた排水孔であシ、７ラップ部２
０　ａを有している。２１は排水樋１９の前面部で中仕
切壁断熱材８の風路８ａ内に延出された延出部であり、
２２゜２３は排水樋１９のコーナー部に形成された重合
部及び絞り部である。２４は排水樋１９の上面部に設け
られた傾斜フランジであシ、内箱３の水切シ３ｄとラッ
プしている。

ここで排水樋１９の加工について説明すると、まずアル
ミの薄板で第３図に示す如く形状に排水樋板１９が作ら
れ次にこの排水樋板１９′がプレス機にて絞り加工され
第１図に示すように排水樋１９が形成される。このとき
排水樋板１９には排水価１９の排水孔２ｏ及びフランジ
部２０　ａを形成するだめの孔２ｏが開けられておシ、
この孔２０’は排水孔２ｏよシ小さく開けられておシ、
プレス絞りにて排水孔２ｏとフランジ部２０　ａが成型
加工される。２１′は延出部２１を形成するだめの溝で
あシ折シ曲げられ延出部２１の形状となる。２２′は切
欠部であり排水樋１９の重合部２２を形成するものであ
シ、２３は絞り部２３を形成するだめの絞り部板である
。このとき切欠部２２′の大きさ即ちＨ寸法が非常に重
要で、このＨ寸法が小さいと絞り加工が困難で第１図に
示す如く形状にならずコーナー部にシワや浮きの発生が
著しるしく大きくなシ、逆にＨ寸法が大きすぎると重合
部２２にスキが発生する。実験結果によればＨ寸法は排
水樋１９の高さｈ寸法の％〜％の大きさが適切であシ、
この寸法に設定すると絞り加工性が良くコーナー部のシ
ワや浮き、逆に重合部２２のスキの発生が無くなること
が実証できた。

以上の構成によシ、本実施例によれば、排水樋１９を一
枚のアルミの薄板で安価なプレス加工にて成型できるた
めアルミ箔の貼付作業が無くなシ作業が容易となり、又
その作業によシ発生していたアルミ箔のシワや浮きを防
止でき除霜における氷の核の発生を防ぐことが出来る。

さらに延出部２１を塑成することによシ除霜用管ヒータ
１５の輻射熱が中仕切壁断熱材８の風路８ａの下面に当
たり発生していだ熱変形も防止でき、又排水孔２０のフ
ランジ部２０　ａにより排水価１９から排出される除霜
水が排水樋１９の底面を伝わって保水することを防止す
る水切りの役目も果たしている。

さらに傾斜フランジ２４を内箱の水切シフランジ３ａに
ラップさせることにより、内箱３を伝わって流れて来る
除霜水の排水も円滑に行なえるものである。

発明の効果 以上のように本発明は冷却器下部に除霜水を受ける排水
樋を設け、この排水樋のコーナー部に重合部と絞υ部を
設はアルミの薄板等の金属板で成型したものであるから
、氷の核となる様なシワや浮きを防止し、アルミ箔のシ
ワや浮きからくる除霜不能といった問題を無くすことが
できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す除霜水の排水装置の排
水樋の斜視図、第２図はその排水樋の断面図、第３図は
その排水樋の加工前を示す排水樋板の平面図、第４図は
その要部側面断面図、第６図はその要部正面断面図、第
６図は従来の除霜水の排水装置の要部側面断面図、第７
図はその要部正面断面図、第８図はその排水樋の斜視図
である。 ９・・・・・・冷却器、１９・・・・・・排水樋、２０
・・・・・・排水孔、２２・・・・・・重合部、２３・
・・・・・絞り部。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名ｌ（
？−誹水巷 第　　２　　図　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　２０−一′＃イく了ム９−一冷却里 第４図　　　　　　１９−誹７１＜誦 ２０−−−弄７に見 ｑ−ｈ即器 １（／−一一誹水孫 第５図　　　　　２０−１１７＜孔 部　６　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 冷却器と、この冷却器下部に配置され冷却器から落下す
   る除霜水を受ける金属製の排水樋と、この排水樋の下面
   に設けられた排水孔とからなり、前記排水樋のコーナー
   部の下方に絞り部を、上方に重合部を形成してなる除霜
   水の排水装置。