JPH01199612A - 急速濾過池の洗浄工程管理方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） この発明は、複数の急速濾過池を備えた浄水場などに好
適な急速濾過池の洗浄工程管理方式に関する。

（従来の技術） 一般ｔこ、浄水場には多数の急速濾過池が備えられてお
り、原水処理量に応じてこれらの適宜池数が濾過工程に
供される。

そして、濾過工程中に目詰まりを起こして濾過ｉ能が低
下した急速濾過池については、−過工程を終了して洗浄
工程へと移行され、洗浄ｊ完了するのを待って、次の濾
過工程への濾過待ち工程へと移行される。

従来、この種の浄水設備における急速濾過池の洗浄工程
管理方式にあっては、路床の目詰まりによる損失水頭（
濾過機能の目安）がある決められた設定値となったとき
、あるいは−過運転時間が規定値となったときに、目詰
りに達したと判断して当該急速濾過池を洗浄工程へと移
行させるものであった。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、この様な従来の洗浄工程管理方式にあっ
ては、個々の急速濾過池が実際に目詰まりするのを待っ
て洗浄工程へ移行させるだけであって、多数の急速濾過
池について全体的な配慮が成されていながったため、一
つの急速濾過池が目詰まりに達して洗浄工程が行われて
いる間に、しばしば他の急速−適地についても目詰まり
になることがあった。この場合洗浄設備は一池分しか備
えられていないのが通常であるため、多数の洗浄待ち池
が発生して、浄水場の設備能力を充分に発揮させること
ができないという問題点があった。

この発明の目的は、この種の急速濾過池を多数備えた浄
水設備において、その設備能力を常時安定的に発揮させ
ることにある。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） この発明は上記の目的を達成するために、複数の急速濾
過池を備えた浄水設備において、各濾過池の濾過損失水
頭を経時的に監視してその変化率に基づきそれぞれの濾
過池の枦抗到達時間を予測し、最も早く到達する濾過池
から順に先行洗浄を行うこと、 を特徴とするものである。

（作用） このような構成によれば、先行時間を適宜に設定するこ
とにより、順次急速濾過池が目詰まりに至る前に、先の
急速濾過池について洗浄工程を完了させることにより、
洗浄時工程を無くして、浄水場の設備能力を常時安定に
発揮させることができる。

（実施例） 第１図は、本発明方式が適用される浄水設備の一例を示
す模式図である。

同図に示されるように、一般の浄水場には、多数（図で
は２機のみ示す）の急速濾過池１，１・・・が備えられ
ており、その内部には公知の濾過材をしきつめた路床２
が設けられている。

急速−適地１から得られるＰ通水は、−床２の下部より
取り出され、濾過弁３を経由して図示しない排水池へと
導かれる。

一方、急速濾過池１の上部より溢れた原水は、その側部
に設けられた溢水槽１１に貯溜され、排水弁５を経由し
て入口側へと戻される。

また、炉床２の洗浄処理を行うためには、洗浄水ポンプ
７を駆動すると共に、捨水弁４及び洗浄弁６を適宜開閉
して、炉床２を正洗、逆洗してこれを行う。

差圧伝送器８は、急速濾過池ｌの濾過機能の目安である
目詰まりを測定するために、炉床２の上下の圧力差、す
なわちｃ３ａｍ失水頭を検出するもので、検出された圧
ガ差は後述する演算器９へと送出される。

演算器９では、洗浄を開始すべき濾過損失水頭の設定及
びｒ抗到達時間（その設定値に到達するまでの時間）の
演算を行い、これらの演算結果に基づく洗浄開始指令を
洗浄制御シーケンス制御装置１０に対し与える。

洗浄制御シーケンス制御装置１０は、濾過弁３゜捨水弁
４．排水弁５．洗浄弁６の開閉信号および洗浄水ポンプ
７の起動停止指令をそれぞれ出力し、これにより公知の
ｒ床洗浄処理が行われる。尚、以上各機器に対する指令
は、他の全ての急速濾過池に対しても与えられる。

第２図は、急速濾過池の運転時間と濾過損失水頭との関
係を表すグラフであり、同グラフに示されるように、−
ａにある一定時間以上が経過すると濾過損失水頭は急速
に上昇するカーブとなっている。

そこで、濾過損失水頭（ｐｏ）を、ある時間ごとに測定
し、一定の時間内（Ｘ）の変化量から。

すなわち傾きを求めることでｒ抗到達時間［Ｔ　ｍ　］
を予測することができる。

すなわち、 Ｔｍ−Ｔｍ５≦Ｏ［Ｔｍ５＝＝０．１，２．−］の演算
を行い、Ｔｍ−Ｔｍ５≧０の場合は濾過工程を継続する
。

例えば、Ｔｍ５＝１　（ｈ）とすると、所定のＰ抗（Ｐ
ｏｓ）に対応する枦抗到達時間よりも１時間前に、当該
−適地を先行して洗浄させることが　゛できる。

このように、枦抗到達時間を予測することで、またＴｍ
　［ｈ］を適当に設定することで、各急速濾過池のなか
で最も早くＰ抗到達するものから順に先行して洗浄する
わけである。

尚、一般に、濾過池の洗浄サイクルは５０時時間症であ
るから、これらの演算は時間単位で行えば十分である。

このように、本実施例方式によれば、現在−過工程にあ
る急速濾過池が目詰まりを起こす以前に、先行洗浄によ
って現在洗浄中の急速濾過池の洗浄工程を完了させるこ
とにより、洗浄待ち池の発生を防止し、これにより浄水
場の設備能力を常時安定的に発揮させることが可能とな
る。

［発明の効果］ 以上の実施例の説明でも明らかなように、本発明方式に
よれば、この種浄水設備において洗浄待ちによる濾過進
使用不能状態を解消し、浄水場における浄水設備能力を
常時安定的に発揮させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す模式的ブロック図、第
２図は一過損失水頭と時間との関係を示すグラフである
。 １・・・急速濾過池 ２・・・ｒ床 ３・・・濾過弁 ４・・・捨水弁 ５・・・排水弁 ６・・・洗浄弁 ７・・・洗浄水ポンプ ８・・・差圧伝送器 ９・・・演算器 １０・・洗浄制御シーゲンス制御装置 １１・・溢水槽

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）複数の急速濾過池を備えた浄水設備において、 各濾過池の濾過損失水頭を経時的に監視してその変化率
   に基づきそれぞれの濾過池の濾抗到達時間を予測し、最
   も早く到達する濾過池から順に先行洗浄を行うこと、 を特徴とする急速濾過池の洗浄工程管理方式。