JPH01199358A - 光ディスク搬送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、光ディスクをモータスピンドルに対して搬
入、搬出する光ディスク搬送装置に関するものである。

〔従　来　例〕

一般にこの種のディスク搬送装置は、光ディスクが載置
されるトレイなる搬送手段を備えている。

すなわち、ローデング時このトレイはイジェクト位置か
ら光学式情報読取装置内のモータスピンドル上まで水平
方向に移動したのち、モータスピンドルの下方にまで下
げられ、光ディスクをモータスピンドル上に載置する。

イジェクト時には上記とは逆の動作を行い、モータスピ
ンドルから光ディスクを受取ったのち、それをイジェク
ト位置まで搬出する。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記の搬送装置によれば、光ディスクを人手に触れるこ
となく自動的に搬送することができるのであるが、従来
装置においては、トレイの水平移動と、その上下動およ
びクランプアームの駆動とを別々の駆動源（モータ）に
より行っている・したかって、少なくとも２つのモータ
を必要とし、またこれに伴ってその駆動力伝達系の構成
部品も増えるため、コストアップが避けられないととも
に。

組立作業性がよくないという欠点があった。

この発明は上記従来の欠点に鑑みなされたもので、その
目的は、一つの駆動源にてトレイの水平移動とその上下
動およびクランプアームの回動とを行うことができるよ
うにした光ディスク搬送装置を提供することにある。

（課題を解決するための手段〕 上記した目的を達成するため、この発明においては、シ
ャーシ上に所定方向に沿って摺動可能に設けられたトレ
イフレームと、該トレイフレームを往復動させる駆動手
段と、該トレイフレームに対して上下動可能に保持され
たトレイと、モータスピンドルとの間で光ディスクを挾
持するように上記シャーシ上に枢支されたクランプアー
ムとを備え、上記トレイフレームと上記トレイとの間に
は、傾斜溝および該傾斜溝に係合する突起からなる昇降
案内手段が設けられているとともに、上記シャーシ側に
は、上記トレイをディスク搬入方向に付勢し同トレイを
上記傾斜溝の上端部に保持するバネ手段と、上記トレイ
フレームのディスク搬入方向移動時の所定位置において
上記トレイに当接するストッパとが設けられており、上
記トレイフレームと上記クランプアームとの間には、同
トレイフレームのディスク搬入方向移動に伴って同クラ
ンプアームをディスク挾持方向へ回転させる係合溝と係
合ビンとからなるクランプアーム駆動手段が設けられて
いることを特徴としている。

〔作　　　用〕

イジェクト位置において、トレイはバネ手段により傾斜
溝の上端部、すなわちモータスピンドルよりも高い位置
に保持されている。ローデング時、トレイフレームは駆
動手段にて光学式情報読取装置内に向けて移動させられ
る。トレイの中心がモータスピンドル上に至ると、同ト
レイはストッパに当接するが、トレイフレームはなおも
移動する。

これにより、トレイは傾斜溝に沿って下動し、モータス
ピンドル上に光ディスクを受は渡す。一方、トレイフレ
ームの移動に伴って、同フレームの係合溝がクランプア
ームの係合ビンに係合し、その係合溝のガイド作用にて
クランプアームがモータスピンドルとの間において光デ
ィスクを挾持するように回動する。イジェクト時には上
記と逆に、トレイフレームの搬出方向移動により、まず
、クランプアームがモータスピンドル上から離れる。

次に、トレイが上動し、モータスピンドルから光ディス
クを受取る。そして、同トレイはトレイフレームととも
に、イジェクト位置まで搬出される。

〔実　施　例〕

以下、この発明の実施例を添付図面を参照しながら詳細
に説明する。

第１図と第２図に示されているように、このディスク搬
送装置は、光学式情報読取装置内のシャーシ１上を摺動
するトレイフレーム２を有している。シャーシ１上には
トレイフレーム２の移動方向を規制する案内軸３が設け
られており、トレイフレーム２側には同案内軸３に嵌合
する軸受け４が取付けられている。これにより、トレイ
フレーム２は矢印Ａで示す搬入方向と、矢印Ｂで示す産
出方向に沿って往復動する。なお、参照符号５はトレイ
フレーム２を支持する支持ガイド、６ａ。

６ｂはトレイフレーム２のストロークエンドを検出する
リミットスイッチである。

トレイフレーム２内には、トレイ７が上下動可能に保持
されている。この実施例によると、トレイ７の各側辺の
前後には突起８がそれぞれ設けられ、これに対応するト
レイフレーム２の側辺には同突起８と嵌合する傾斜溝９
が形成されている。

第３図によく示されているように、この傾斜溝９はディ
スク搬入方向Ａに沿って立上がり勾配とされており、そ
の上端位置においてトレイ７はモータスピンドル１０よ
りも高い位置に保持され、他方その下端位置のときには
同トレイ７はモータスピンドル１０よりも低い位置に保
持される。シャーシ１にはトレイ７をディスク撮入方向
Ａ側に引張るバネ１１と、トレイ７がモータスピンドル
１０上に至った時点で同トレイ７に当接するストッパ１
２とが設けられている。また、トレイフレーム２の側辺
には、その移動方向に沿うラック１３が形成されており
、このラック１３には、モータ１４にて回転駆動される
ピニオン１５が噛合わせられている。

シャーシ１の後方には、モータスピンドル１０との間で
光ディスクＤを挾持するクランプアーム１６が回動自在
に設けられている（第５図、第６図参照）、すなわち、
クランプアーム１６は支点１７を中心として回動可能で
あるが、その後端側には係合ビン１８が横向きに突設さ
れている。これに関連して、トレイフレーム２側には係
合溝１９が形成されている。この係合溝１９は、ディス
ク搬入方向Ａに向けて下がり勾配となっている。また、
クランプアーム１６の後端には、同アーム１６を時計方
向、すなわちモータスピンドル１０から離れる方向に付
勢するバネ２０が設けられている。

上記構成において、トレイフレーム２が矢印Ｂ方向のス
トロークエンドであるイジェクト位置にある時（第１図
、第３図参照）、トレイ２はバネ１１により傾斜溝９の
上端位置に保持されている。また、クランプアーム１６
は、第５図に例示されているように、バネ２０により時
計方向に回動された不作動位置に保持されている。

図示しないローデング釦が押されると、モータ１４が第
１図反時計方向に回転する。これにより、トレイフレー
ム２が矢印Ａ方向に移動する。所定位置、すなわちトレ
イ７の中心がモータスピンドル１０上に至ると、同トレ
イ７がストッパ１２に当接するが、トレイフレーム２は
なおも矢印Ａ方向に移動する。したがって、トレイ７は
傾斜溝９に案内されてモータスピンドル１０よりも低い
位置に下降し、光ディスクＤを同モータスピンドル１０
に受は渡す（第４図参照）。さらにトレイフレーム２が
進行することにより、係合溝１９が係合ピン１８に係合
し、クランプアーム１６は同係合溝１９の案内作用によ
り、第６図に示す如く、バネ２０に抗して反時計方向に
回動し、光ディスクＤをモータスピンドル１０上に押付
ける。このようにして、光ディスクＤは自動的にローデ
ングされる。

これに対して図示しないイジェクト釦が押されると、モ
ータ１４が逆回転してトレイフレーム２が矢印Ｂ方向に
移動する。これにより、上記とは逆にまず係合溝１９と
係合ビン１８の係合が解かれてクランプアーム１６がバ
ネ２０によりモータスピンドル１０から離れる方向に回
動する。続いて、トレイ７がバネ１１により引張られて
上方に動き、モータスピンドル１０上から光ディスクＤ
を受取る。このような動作を伴ってトレイフレーム２が
イジェクト位置にまで移動する。

なお、トレイ７の上下案内手段である突起８と傾斜溝９
．クランプアーム１６の回動案内手段である係合ピン１
８と係合溝１９の配置は、上記実施例に限定されるもの
ではなく、その取付は位置を入替えてもよい。

〔発明の効果〕

以上説明したようにこの発明によれば、１つの駆動源（
モータ）、にてトレイの水平方向移動と、上下動および
クランプアームの回動とを行うことができ、構成の簡単
化と低コスト化が実現される。

【図面の簡単な説明】

図はいずれもこの発明の実施例に関するもので、第１図
はこの光ディスク搬送装置の構成を概略的に示した斜視
図、第２図は同装置の同じく概略的な平面図、第３図は
イジェクト位置におけるトレイの状態を示した説明図、
第４図はローデング位置におけるトレイの状態を示した
説明図、第５図はクランプアームの不作動状態を示した
説明図、第６図は同クランプアームの作動状態を示した
説明図である。 図中、１はシャーシ、２はトレイフレーム、３は案内軸
、４は軸受け、５は支持ガイド、６ａ。 ６ｂはリミットスイッチ、７はトレイ、８は突起、９は
傾斜溝、１０はモータスピンドル、１１はバネ、１２は
ストッパ、１３はラック、１４はモータ、１５はピニオ
ン、１６はクランプアーム、１８は係合ピン、２０はバ
ネである。 特許出願人　　株式会社富士通ゼネラル代理人　弁理士
　　　大　原　　拓　也第２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）シヤーシ上に所定方向に沿って摺動可能に設けら
   れたトレイフレームと、該トレイフレームを往復動させ
   る駆動手段と、該トレイフレームに対して上下動可能に
   保持されたトレイと、モータスピンドルとの間で光ディ
   スクを挾持するように上記シャーシ上に枢支されたクラ
   ンプアームとを備え、 上記トレイフレームと上記トレイとの間には、傾斜溝お
   よび該傾斜溝に係合する突起からなる昇降案内手段が設
   けられているとともに、上記シャーシ側には、上記トレ
   イをディスク搬入方向に付勢し同トレイを上記傾斜溝の
   上端部に保持するバネ手段と、上記トレイフレームのデ
   ィスク搬入方向移動時の所定位置において上記トレイに
   当接するストッパとが設けられており、 上記トレイフレームと上記クランプアームとの間には、
   同トレイフレームのディスク搬入方向移動に伴って同ク
   ランプアームをディスク挾持方向へ回転させる係合溝と
   係合ピンとからなるクランプアーム駆動手段が設けられ
   ていることを特徴とする光ディスク搬送装置。 （２）上記駆動手段はモータにて回転駆動されるピニオ
   ンと、該ピニオンと噛合するようにトレイフレーム側に
   形成されたラックとからなる請求項１記載の光ディスク
   搬送装置。（３）上記シャーシには上記トレイフレーム
   のストロークエンドを検出する検出手段が設けられてい
   る請求項１記載の光ディスク搬送装置。 （４）上記傾斜溝はディスク搬入方向に沿って立上がり
   勾配とされている請求項１記載の光ディスク搬送装置。 （５）上記クランプアームは同アームをディスク釈放方
   向に付勢するバネ手段を有している請求項１記載の光デ
   ィスク搬送装置。