JPH0119840B2 - - Google Patents

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JPH0119840B2
JPH0119840B2 JP60021498A JP2149885A JPH0119840B2 JP H0119840 B2 JPH0119840 B2 JP H0119840B2 JP 60021498 A JP60021498 A JP 60021498A JP 2149885 A JP2149885 A JP 2149885A JP H0119840 B2 JPH0119840 B2 JP H0119840B2
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JP
Japan
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flame
combustion agent
colored
green
candle
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JP60021498A
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Nobuo Betsupu
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Description

【発明の詳細な説明】
<産業上の利用分野> 本発明は赤、緑、青、黄、紫、だいだい等の色
のついた炎を鮮明に発する炎に色のつくろうそく
に関するものである。 <従来の技術> 近年キヤンドルは単なる照明用から色彩感の雰
囲気を作るための商品となつてきている。そのた
め各種の色の炎をもつキヤンドルの開発研究がな
されているが、炎に色のつくろうそくを作るため
には、最小限つぎのことが必要である。 (1) 一般のパラフインキヤンドルの燃焼では、微
細炭素粒による黄という色が見られるが、この
黄とう色は色のついた炎の発色をさまたげるの
で、この黄とう色を含まず、都市ガス等の完全
燃焼に見られるような、うす青、あるいは無色
に近い炎を持つ主燃焼剤をつくること。 (2) 上記の主燃焼剤に適当な炎色反応物質を少量
溶解し、さらに発色をうながす補助燃焼剤を添
加すること。 ここに炎色反応物質とは化学的に炎色反応を呈
する化合物を指し、次の元素を含むものである
(括弧内は発色する色)。 Li(深赤)、Sr(深赤)、Na(黄)、Ba(緑)、K
(赤紫)、Cu(青緑)、Rb(深赤)、In(深青)、Cs
(青紫)、Ti(黄緑)、Ca(橙赤)、B(黄緑)。 上記(1)の炎の黄とう色を取り除くために従来用
いられてきたのは、主燃焼剤にカルバミド酸エス
テルやしゆう酸エステルを使う方法であつた。 しかしこれらのうち、前者は発がん性があり、
後者は毒性および難燃性のため実際上使用できな
かつた。 <発明が解決しようとする課題> 本発明は前記の実状に鑑み、炎に黄とう色を含
まず、都市ガス等の完全燃焼に見られるようなう
す青、あるいは無色に近い炎を持つ主燃焼剤を発
見すること及びろうそくの最後まで正常な燃焼を
継続させることが必要であつた。そのためには補
助燃焼剤として適当な物質を使用することも重要
である。 <課題を解決するための手段> 上記目的を達成する手段として、ろうそく本体
に黄とう色を発生させる原因となる炭素成分の含
有率が比較的少なく、かつ酸素の含有率が多く燃
焼が正常に行われること、融解点が50〜70℃の間
にあり、融解及び芯への吸収が滑らかに行われ、
燃焼箇所を離れた所では軟化せず、固体を保持す
る等の必要条件を有する物質が求められた。 上記目的を達成するために更に良質のろうそく
成分をうる条件を検討した結果は次の如くであつ
た。 (1) 主燃焼剤として融点55〜60℃の物質を選択し
ないと目的に適するろうそくができない。 (2) 固形燃焼物に芯を入れ、点火することにより
一部が溶け、芯によつて吸い上げられること。
そのためには次のことが必要である。 (a) 解けて出来た液の粘度が高すぎると、吸い
上げが悪くなり、火は消えるので粘度が低い
こと。 (b) 融点がある温度より、低くても、高くても
解ける量と燃える量とのバランスが壊れると
固形物が垂れて形をくずし、良いろうそくが
できない。 (c) 解けて出た液が、必ず芯から吸い上げられ
て、芯で燃えることが必要である。(固形物
に液体を混ぜてつくる時、液体が低沸点の場
合、液体が芯を通さずに燃えて、固形アルコ
ール類似のものとなる。従つて、液体の沸点
は180℃以上が必要である。 (3) 芯に無機化合物を加えて、浸みこませてつく
る場合は、芯の材質、太さ、緻密さを検討して
浸みこませる量をきわめないと芯の上部に添加
物がたまつて堅くなり、吸い上げが悪くなり火
が消える。 (4) 以上(1)〜(3)を考慮し、次表に示す有機化合物
中より、本発明の「炎に色のつくろうそく」の
本体の主成分として次表(第1表)中より「コ
ハク酸モノメチル」が選択された。
【表】
【表】 以上記載した理由により本発明のろうそく主成
分としてコハク酸モノメチルエステルが選れた
が、前記(2)項の(a)、(b)、(c)を達成するため、補助
燃焼剤としてエチレングリコール、ジエチレング
リコール及びプロピレングリコールのうちから選
ばれるグリコールと、高級脂肪酸アミドの添加が
必要である。このうちグリコールとして、エチレ
ングリコール、高級脂肪酸アミドとしてステアリ
ン酸アミド、またはパルミチン酸アミドの使用が
望ましい。これらの添加はまた、炎色反応物質の
溶解を助け、発色を強化する作用がある。 <作用> しかし、これらの補助燃焼剤も量が多すぎる
と、ろうそく全体が軟らかくなるので、全体を
100gとしたとき、2〜10gの範囲、できれば5
g以下がよい。エチレングリコールが1g以下の
場合は発色がおさえられ、炎の色がうすくなる。 ステアリン酸アミドは、ろうそくの軟化を防ぐ
効果があるが、多すぎると炎の黄とう色の部分が
多くなりすぎるので、これも100gの主燃焼剤に
10g以下、できれば5g以下がよい。 なお、このほかに、主燃焼剤の性質を調節する
ために、アジピン酸、無水コハク酸等を添加して
もよい。 これら、コハク酸モノメチルエステルに混合す
るものは主燃焼剤100g中20g以下が望ましい。
これよりも多く混合すると全体が軟らかくなつた
り、炎の黄とう色が強くなつたりして、発色炎用
化合物の特有の色が十分には認められなくなる。 <実施例> 本発明の炎に色のつくろうそくの実施例を示す
と主燃焼剤及び補助燃焼剤の割合は次の通りであ
る。 実施例 1 コハク酸モノメチルエステル ……92g ステアリン酸アミド ……5g エチレングリコール ……3g 上記のエチレングリコールの一部または全部を
ジエチレングリコールやプロピレングリコール等
にかえてもよく、少量の高級脂肪酸(ステアリン
酸等)を添加してもよい。 実施例 2 上記の主燃焼剤に少量の炎色反応用物質を添加
し、炎に色のつくろうそくを作ることができる。
その一例として緑色炎のものを示す。 コハク酸モノメチルエステル ……91g ステアリン酸アミド ……5g エチレングリコール ……3g 酸化ほう素 ……1g 酸化ほう素の量が多いと燃えにくくなつたり、
芯が硬くなつたりするので、主燃焼剤100gに対
して0.3〜1.5gの酸化ほう素を入れるがよい。こ
れより酸化ほう素が少ないと炎の緑色が薄くな
る。 実施例 3 また、赤色炎のものの例をあげると次の通りで
ある。 コハク酸モノメチルエステル ……89.5g ステアリン酸アミド ……5g エチレングリコール ……3g 塩化リチウム ……0.5g アジピン酸 ……2g このようにして得られた炎に色のつくろうそく
は美しい色の炎で安定してよく燃える。 <発明の効果> 上記のように、コハク酸モノメチルエステルを
主燃焼剤とし、それにエチレングリコール、ステ
アリン酸アミド等の補助燃焼剤を添加した組成物
による炎に色のつくろうそくは普通のろうそくの
ように成型することが出来、美しい発色炎を与
え、一定の大きさの炎でよく燃える。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 主燃焼剤、補助燃焼剤及び炎色反応物質を含
    む炎に色のつくろうそくにおいて、主燃焼剤がコ
    ハク酸モノメチルエステルであることを特徴と
    し、補助燃焼剤が高級脂肪酸アミドまたはエチレ
    ングリコール、ジエチレングリコール及びプロピ
    レングリコールから成る群のうちから選れるいず
    れかのグリコールであり、炎色反応物質が下記に
    示す元素;(括弧内は発色)Li(深赤)、Sr(深
    赤)、Na(黄)、Ba(緑)、K(赤紫)、Cu(青緑)、
    Rb(深赤)、In(深青)、Cs(青紫)、Ti(黄緑)、Ca
    (橙赤)、B(黄緑)を含む化合物であつて、前記
    各成分中主燃焼剤が全組成物に対し、80〜95重量
    %、補助燃焼剤が全組成物に対し、10〜2重量
    %、炎色反応物質が全組成物に対し、0.1〜1.5重
    量%の範囲内の量で含有される炎に色のつくろう
    そく。
JP2149885A 1985-02-06 1985-02-06 炎に色のつくろうそく Granted JPS61181899A (ja)

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JPS61181899A JPS61181899A (ja) 1986-08-14
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS492377A (ja) * 1972-04-22 1974-01-10
JPS4998801A (ja) * 1973-01-16 1974-09-18

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