JPS6256200B2 - - Google Patents

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JPS6256200B2
JPS6256200B2 JP53069234A JP6923478A JPS6256200B2 JP S6256200 B2 JPS6256200 B2 JP S6256200B2 JP 53069234 A JP53069234 A JP 53069234A JP 6923478 A JP6923478 A JP 6923478A JP S6256200 B2 JPS6256200 B2 JP S6256200B2
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JP
Japan
Prior art keywords
wick
coloring
flame
combustion
colored
Prior art date
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Expired
Application number
JP53069234A
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English (en)
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JPS54160068A (en
Inventor
Hisao Myahara
Tatsumi Tsukamura
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PEGASASU KYANDORU KK
Original Assignee
PEGASASU KYANDORU KK
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
《産業上の利用分野》 本発明は赤、青、紫、黄、白等の着色炎を鮮明
に発する発色炎キヤンドルに関するものである。 《従来の技術とその問題点》 近年キヤンドルはその目的を照明用から色彩感
のある雰囲気を作るための商品となつて来つつあ
る。そのために、各種の着色炎を発するキヤンド
ルを作る試みが多くなされている。従来から試み
られている発色炎キヤンドルの構成は金属塩を発
色剤として用い、その発色剤を(1)キヤンドルの主
燃剤中に配合したもの、(2)燃焼芯に吸着またはバ
インダーで固着させたものが殆んどであり、かな
りの改良はされているものの十分な大きさの着色
炎が得られなかつたり、主燃剤のパラフインやス
テアリン酸、あるいは燃焼芯からくる黄橙色炎を
抑制することができず、鮮明な着色炎を発するキ
ヤンドルが得られていないのが現状である。 これまでパラフインの燃焼からくる黄橙色を抑
制するための試みがなされ、主燃剤としてパラフ
インの代りにカルバミン酸エステルあるいは蓚酸
エステル等の無色炎を発するものを用いることも
行われているが、これらはキヤンドルの形体を保
持するに十分な粘結性が不足し、凝結強度が得ら
れない欠点がある。この欠点を補うためにステア
リン酸等を15〜50%程度加えて形体を保持してい
るが、このために炎の先端の大部分は黄橙色を呈
している。また、木綿糸よりなる燃焼芯は燃焼に
際し強い黄橙色を発し、カルバミン酸エチル等の
無色炎を生ずる主燃剤を用いる場合でも完全な無
色炎は得られず、目的とする鮮明な発色炎が得ら
れない。 主燃剤中に酸化剤、例えば、バリウム、ナトリ
ウム、カリ等の塩素酸塩、過塩素酸塩、過酸化物
等を添加混合することにより着色炎を鮮明にしよ
うとする試みは特公昭34−4889号に記載されてい
るが、酸化剤はパラフインに対して分散性が悪
く、かつ効果が出るほどに入れると芯に燃えかす
が付着して炎の持続性を損なう欠点がある。 従つて従来の技術においては、キヤンドルとし
ての十分な強度を有しかつ黄橙色を含まない他の
着色炎を鮮明に発するキヤンドルは未だ得られて
いない。発色キヤンドルの良好な発色性を得るた
めに、それを構造的に検討し、発色芯を樹脂コー
テイングして燃焼芯近傍に配置すればよいことを
出願人は先に見出し、実公昭59−13231号で開示
している。本発明は、この構造において、更に各
構成成分にまで検討を加え、完成させたものであ
る。 《問題点を解決するための手段》 本発明に係る発色炎キヤンドルの構成は無色炎
を発する主燃剤、燃焼芯および燃焼芯近傍に独立
配設した炎色反応により発色する発色金属化合物
を包含させた発色芯体よりなる発色炎キヤンドル
において、発色芯または燃焼芯に酸化促進触媒、
例えば白金、パラジウム、バナジウムまたはこれ
らの化合物からなる酸化促進触媒を担持させてな
ることを特徴とする。 ここで用いられる芯材は、先に提案した実公昭
59−13231号記載のように、燃焼芯と独立して発
色芯を形成し、発色芯中に金属化合物を包含させ
て金属化合物の主燃剤中への拡散を防止し、良好
な発色炎が得られるようにしている。 発色芯に担持させる金属化合物としては波長特
性が鋭いものであり、コバルト、クロム、銅、カ
リウム、ナトリウム、リチウム、マンガン、アン
チモン、カルシウム、バリウム、ストロンチウ
ム、セシウム、ルビジウム、錫などの金属の塩酸
塩、硝酸塩、水酸化物、酸化物および酢酸塩のよ
うな低級カルボン酸塩あるいはステアリン酸塩の
ような高級脂肪酸塩が用いられる。これら金属塩
のなかから所望する色に応じて、適宜金属化合物
を1種又は数種を選択するとよい。 ここで、金属化合物の担体となる発色芯は太さ
が0.01〜0.1g/mの細い天然再生セルローズ又
は合成繊維等の可燃性糸状物で、これを水又は有
機溶剤にバインダーと金属化合物とを溶解又は分
散させたものに浸漬又は塗布あるいは溶融して付
着させ、その表面を樹脂状物で被覆し、発色芯を
主燃剤中へ埋設した際、主燃剤中への金属化合物
の拡散を阻止する。 バインダー及び被覆に用いられる樹脂状物は、
燃焼に際して黒煙を発せず、又光輝炎をも発せ
ず、かつ完全燃焼する樹脂状物が用いられる。水
溶性合成樹脂としてはポリエチレンエーテルグリ
コールなどの合成糊剤等が用いられる。有機溶剤
に溶解して用いられるものとしては、硝酸繊維素
等の繊維素誘導体、ポリエチレン又はその共重合
体などのポリオレフイン類等が有用である。 被覆に用いる可燃性樹脂は吸湿性の少ないもの
が好ましく、上記の繊維素誘導体あるいはポリオ
レフイン類が有効である。 キヤンドルの発色芯又は燃焼芯は従来と同様に
天然または再生セルローズ系繊維の撚糸または組
糸を使用するのが好ましいが、燃焼時に芯糸自体
より発する黄橙色炎を消去するために積極的に燃
焼酸化を助けることが重要である。そのために発
色芯又は燃焼芯に酸化促進触媒として、例えば、
白金、パラジウム、バナジウムまたはこれらの化
合物を用いる。これらの1種又は2種以上の混合
物を微粉アルミナ、酸性白土、シリカゲルなどの
担体に担持させてそれを更に発色芯又は燃焼芯に
付着させるか、あるいは、白金、パラジウム、バ
ナジウム等の金属塩、ハロゲン化合物などの水溶
液で発色芯又は燃焼芯を処理し、次いで金属を定
着処理せしめる。これらの付着量は芯材に対して
1ppm程度から100ppm程度の極く少量が用いら
れる。 カルバミン酸エチルを主燃剤とすると炎が無色
炎に近くなることは周知の通りであるが、カルバ
ミン酸エチル自体は低分子ウレタンで粘結性に欠
け、したがつてキヤンドルの太さが約10mmφ以下
の細い場合は、成形性、保形性のわるいものであ
る。従来は、その改良のために高級脂肪酸又は高
級アルコールを添加するか、パラフインワツクス
で成形体を被覆するかのいずれかの方法がとられ
ている。更に、良好な成形性、保形性を付与させ
るためには、高級脂肪酸等の添加量を離型に必要
な最小限におさえてカルバミン酸エチルと相溶性
のある合成樹脂を更に添加補強するのが好まし
い。 このように、本発明では公知のカルバミン酸エ
チル等の無色炎を発する主燃剤を用い、その主燃
剤のほぼ中央に発色金属化合物と酸化促進触媒を
担持させた発色芯と、これまた酸化促進触媒を担
持させた燃焼芯とを独立状態で配設したことにあ
り、キヤンドルの太さとか鮮明度の必要に応じて
発色芯又は燃焼芯のいずれか一方にのみ酸化促進
触媒を担持させるだけで、鮮明な発色炎を呈する
キヤンドルが得られる。発色芯と燃焼芯とを独立
状態で配設する方法としては、発色芯と燃焼芯と
を引き揃えて平行で接近して主燃剤中に埋設する
か、あるいは燃焼芯に対して発色芯を1〜数回巻
きつけて埋設する。巻きつけの場合は、燃焼芯の
撚りと逆方向に発色芯を巻きつけると適当な間隙
が保持されて好ましい。なお、1本の燃焼芯に対
して数本の同種又は異種の発色芯を配設してもよ
い。 《作用》 発色芯または燃焼芯に酸化促進触媒、例えば白
金、パラジウム、バナジウムまたはこれらの化合
物からなる酸化促進触媒を担持させたために、
100ppm以下の極めて少量で鮮明な発色炎が得ら
れ、かつ酸化剤のように芯に燃えかすが溜らない
ので、発色炎の持続性が極めて大となる。しか
も、酸化促進触媒を芯体にのみ存在させるので、
実質的には極く少量で発色剤の酸化効果が得られ
る。 《実施例》 以下に本発明の実施態様を実施例で具体的に説
明するが、本発明はこれらの実施例に限定される
ものではない。 実施例 1 塩化リチウム12g、ポリエチレンエーテルグリ
コール0.1gを水87gに溶解する。一方、塩化白
金酸0.1gを水200c.c.に溶解し、これに微粉アルミ
ナ5gを加え撹拌後、ヒドラジン0.2g苛性ソー
ダ0.1gを加えて再び撹拌した後、水2を加え
て一夜放置し、沈降した微粉アルミナを水と分離
して得た白金触媒粉末0.1gを、上記塩化リチウ
ム液に混合し、発色剤液を調合した。この発色剤
液中に20番綿糸をくぐらせては120℃にて乾燥す
る操作を3回繰返し、約2g/mの発色剤を付着
させた後、酢酸ビニルとエチレンの25:75モル比
の共重合体をトリクレンに溶解して7%濃度とし
た処理液に1回浸漬し、引き揚げて後風乾して発
色芯とする。 燃焼芯には20番綿糸30本を撚つたキヤンドル芯
を用い、これを上記白金触媒粉末1gを水5に
分散した液中をくぐらせ乾燥して調製し、その撚
り方向とは逆の方向に上記発色芯を25mmに1回転
のピツチで巻きつけて芯材とし、これを直径8
mm、長さ70mmの石膏型の中心に入れ、次いでカル
バミン酸エチル94%、ステアリン酸5%、酢酸ビ
ニルと無水マレイン酸1:1重合体1%を混合し
た主撚剤を75℃に加熱溶解したものを石膏型中へ
注入固化させ、20分後に型よりキヤンドルを取出
し製品とした。 得られたキヤンドルは、キヤンドルとしての十
分な保形性と強度を有し、かつ商品として良好な
外観を有し、これに点火すれば深紅色の鮮やかな
発色炎を呈するものであつた。 本実施例において、カルバミン酸エチルと相溶
性のある酢酸ビニルと無水マレイン酸(1:1)
共重合体の添加量と保形性及び燃焼性との関係は
第1表の通りであり、本実施例の組成が良好であ
ることが明白である。
【表】 実施例 2 発色剤として塩化第2銅35g、バインダーとし
て酢酸ビニルとエチレンの20:80モル比共重合物
1g、酸化促進触媒として塩化白金酸0.005gを
トリクレン64g中に分散溶解させた液を用い、そ
の液中を0.02g/mポリエステル糸を通し、更に
5%の硝酸繊維素の酢酸エチル溶液中を通して
0.2g/mの発色剤が付着し、かつその表面が樹
脂被覆された発色芯を得た。 30番綿糸18本で撚つた撚糸を、カルバミン酸エ
チルを52℃に加熱した液中に1回通して含浸させ
て燃焼芯とし、その撚り方向と逆方向に上記発色
芯を40mmピツチで巻きつけて芯材とした。次いで
長さ100mm太さ、8mmの金属製円筒型の中央に上
記芯材を挿入固定し、主燃剤としてカルバミン酸
エチル95%、ステアリン酸4%、酢酸ビニルとア
クリル酸メチルの30:70モル比共重合体1%の混
合物を57℃に加熱して上記金属製円筒型内へ注入
し、室温で固化した後取出し製品とした。 得られた発色炎キヤンドルに点火したところ、
鮮明な青緑色の炎を発するカラーキヤンドルとな
り、しかも高さ2.5mのところより木板上へ落下
しても破損せず、保型性の良好なものであつた。 《発明の効果》 本発明は、主燃剤、燃焼芯および発色芯を前述
のものとしたことによつて、主燃剤、燃焼芯から
発していた黄橙色を無くし、鮮明でしかも十分な
大きさの着色炎による色彩感の豊かな雰囲気が得
られ、かつ容易に形態を損わない良好な発色キヤ
ンドルを世に提供するに至つたものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 無色炎を発する主燃剤、燃焼芯および燃焼芯
    近傍に独立配設した炎色反応により発色する発色
    金属化合物を包含させかつ芯の表面に樹脂コーテ
    イング層を形成させた発色芯よりなる発色炎キヤ
    ンドルにおいて、燃焼芯または発色芯に酸化促進
    触媒を担持させてなることを特徴とする発色炎キ
    ヤンドル。 2 酸化促進触媒は白金、パラジウム、バナジウ
    ムまたはこれらの化合物である特許請求の範囲第
    1項記載の発色炎キヤンドル。
JP6923478A 1978-06-07 1978-06-07 Color forming flame candle Granted JPS54160068A (en)

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JP6923478A JPS54160068A (en) 1978-06-07 1978-06-07 Color forming flame candle

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JP6923478A JPS54160068A (en) 1978-06-07 1978-06-07 Color forming flame candle

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JPS54160068A JPS54160068A (en) 1979-12-18
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MXPA03011119A (es) * 2001-06-04 2004-12-06 Novaflame Pty Ltd Velas con llamas de color.
US8840399B2 (en) 2004-05-27 2014-09-23 Alusi Europa Limited Method for producing candles comprising decorative and/or functional elements
US20210047586A1 (en) * 2019-08-15 2021-02-18 International Flavors & Fragrances Inc. Catalytic wicks and candles containing the same

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