JPH01197144A

JPH01197144A - 自動車用ウエザストリツプ

Info

Publication number: JPH01197144A
Application number: JP63024503A
Authority: JP
Inventors: Tadanobu Iwasa; 忠信岩佐; Masaki Ohashi; 正樹大橋
Original assignee: Toyoda Gosei Co Ltd
Current assignee: Toyoda Gosei Co Ltd
Priority date: 1988-02-03
Filing date: 1988-02-03
Publication date: 1989-08-08

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〈産業上の利用分野〉本発明は、エチレンプロピレンゴム（以下「ＥＰＲＪと
略す。）製のウェザストリップり関するここで、ウェザ
ストリップとは、自動車において、前後窓、クォータウ
ィンドなどの固定窓ガラス部、フード、ドア、サンルー
フなどの戸当り部、及びドアとドアガラスなどの摺動部
などにつけて、車室内を外界の風雨、埃、音、寒暖など
から遮断するものである（「新編　自動車工学便覧」自
動車技術会、昭和５９年１０月１０日発行、第６編１−
３９Ｐ参照）。即ち、いわゆる、窓枠ゴム（第１図参照
）、ドアウェザストリップ（第２〜４図参照）、ガラス
ラン（第５図参照）等を含むものである。

〈従来の技術〉昨今、自動車用ウェザストリップは、従来にも増して、
外観・意匠性向上の要求が強くなってきている。特に、
カラリング、即ち、自動車のボディ色との調和の要請が
強くなってきている。

これらの要請に対応するために、従来は、ウレタン系塗
料を用い意匠面を着色し、さらには、高度のクリスタル
感（明澄性）を付与するために、意匠面にクリアー塗料
を何回（通常５〜６回）も重ね塗りして厚膜（約２０〜
３０μｍ）のクリア塗膜を形成していた。なお、黒色の
場合、着色工程を経ずに、そのまま、上記クリア塗料の
重ね塗りを行なって対処していた。

また、ウェザストリップは、通常、耐候性、耐オゾン性
等を要求されるため、これらの性能に優れたエチレンプ
ロピレンゴム（以下ｒＥＰＲＪと略す。）を用いて、押
出し成形、又は射出・トランスファ成形等により製造さ
れている。

〈発明が解決しようとする課題〉しかし、上記クリア塗料の重ね塗りは、気泡が重ね塗り
塗膜間に入り込むのを防止する見地から、下の塗膜が十
分乾燥してから上塗りを行なう必要があり、製造時間が
嵩むとともに、乾燥工程中に塵埃が付着して塗膜間に入
り込みやすく、製造管理を厳格に行なう必要があった。

本発明は、上記にかんがみて、製造時間を大幅に短縮で
きるとともに、製造管理も厳格に行なう必要のない自動
車用ウェザストリップを提供することを目的とする。

〈問題点を解決するための手段〉本発明者らは、上記目的を解決するために鋭意開発に努
力をした結果、下記構成の自動車用つ工ザストリップに
想到し得た。

意匠面を備えたＥＰＲ製のウェザストリップにおいて、
ウェザストリップの本体が、不透明ＥＰＲで形成され、
ウェザストリップの意匠面が、透明ＥＰＲからなる層厚
０．１〜２ｍｍの透明ＥＰＲＩで被覆して形成されてい
ることを特徴とする自動車用ウェザストリップ。

〈実施例〉以下、本発明の実施例を国側に基づいて説明をする。な
お、以下の説明で配合量を示す「部」は、特にことわら
ない限り「重量部」を意味するつ（１）第１図は、本発
明を窓枠ゴムに適用した一例を示す断面図である。

ここで、ウェザストリップの本体１が、不透明ＥＰＲで
形成され、ウェザストリップの意匠面りが透明ＥＰＲ層
５で被覆して形成されている。

上記ＥＰＲとしては、エチレンとプロピレンの立体特異
性共重合体（以下ｒＥＰＭＪと略す。）、または、エチ
レンとプロピレンと少量のジエンとの立体特異性共重合
（以下ｒＥＰＤＭＪと略す、）のいずれでもよいが、硫
黄加硫も可能なＥＰＤＭが望ましい。

そして、本体１を形成するゴム配合物としては、例えば
、第１表に示すような、通常のカーボン配合のソリッド
ゴム仕様のものを使用できる。また、透明ＥＰＲ層５を
形成するゴム配合物としては、第２表に示すような、シ
リカ（ホワイトカーボン）配合の透明ゴム仕様のものを
使用できる。

ここで、両ゴム配合物の加硫系は、過酸化物系、硫黄系
等任意である。

上記透明ＥＰＲ層３の層厚は、０．１〜２ｍｍとする。

０．１　ｍｍ未満では、所要のクリスタル感がでず、２
■を超えてもクリスタル感の向上がさらに望めない。

上記ウェザストリップの製造方法は、例えば、第６図に
示すようなりロスヘッド型の押出壜１１を用いて、上記
ソリッドゴム仕様の又は透明ゴム仕様の各ＥＰＲ配合物
を用いて、二色押し出し後、熱風加硫槽１３等の加硫装
置内を搬送して、引き取り機１５で引き取って製造する
。この際、加硫工程において、本体１と透明ＥＰＲ層と
は、ベースポリマーが同−又は同類であるので共架橋し
て良好に密着−法化される。なお、加硫手段は、熱風加
硫に限られず、マイクロウェーブ、流動床加硫、溶融塩
加硫等を適宜組合せて行なうことができる。

なお、透明ＥＰＲ層５を押し出し又は型成形により所定
層厚の薄層に形成したあと、本体１を射出成形して、当
該透明ＥＰＲ層５を本体１と一体化することも可能であ
る。

（２）第２図は、ドアウェザストリップに本発明を適用
した一例を示す断面図である。

ウェザストリップの本体ＩＡは、スポンジゴムで形成さ
れるシール部２Ａと、インサート７が埋設されてソリッ
ドゴムで形成されるＵ字形の取付は部３Ａとからなる。

そして、取付は部３Ａの外表面に形成された着色ゴム層
４は、ドアとの当接部直前まで延設されている。当該着
色ゴム層４の上面、即ち意匠面りは、透明ＥＰＲ層５Ａ
で被覆されている。

そして、本体ＩＡのシール部を形成するゴム配合物とし
ては、例えば、第３表に示すような、通常のカーボン配
合のスポンジゴム仕様のものを使用できる。また、着色
ゴム層４を形成するゴム配合物としては、第４表に示す
ような処方の色ゴム仕様のものを使用できる。取付は部
３Ａおよび透明ＥＰＲ層５Ａのゴム配合物は、上記（１
）の実施例に使用したものを使用可能である。

この実施例のドアウェザストリップの製造方法は、押出
し成形の場合、同色押出となる点を除いては、上記（１
）の実施例と同様である。

（３）第３〜４図はルーフサイトレールウェザストリッ
プに本発明を適用した各実施例の断面図であり、第５図
はガラスランに本発明を適用した実施例の断面図である
。

第３図の本体ＩＢは、全体がスポンジゴムで形成され、
ガラス把持面が意匠面りとされ、当該面に透明ＥＰＲ層
５Ｂが形成されている。また、第４図の本体ＩＣは、ス
ポンジゴムからなるシール部２Ｃとソリッドゴムからな
る取付は部３Ｃとからなり、取付は部３Ｃの車外側面が
意匠面とされ、当該面に透明ＥＰＲ層が形成されている
。第５図の本体は、ガラス摺動溝を備えその車外側側壁
８の自由端からの意匠リップ部９が形成され、該意匠リ
ップ９の意匠面に透明ＥＰＲ層５Ｄが形成されている。

これら各実施例の製造方法は、上記Ｔ１）　、　　（２
）のおけるのと同様である。

〈発明の作用・効果〉本発明の自動車用ウェザストリップは、上記の如く、本
体が不透明ＥＰＲで形成され、意匠面が透明ＥＰＲから
なる層厚０．１〜２■の透明ＥＰＲ層で被覆して形成さ
れていることにより、下記のような作用効果を奥する。

本発明のウェザストリップ・は、その意匠面にクリスタ
ル感を付与するために、従来の如く、クリアー塗料を何
回も重ね塗りをする必要がない。

即ち、透明ＥＰＲ層を、本体を同時押出（多色押出）す
るだけ、又は、本体を射出成形等するに先立ち、押出し
又は射出成形により薄層に成形するだけでよい。

従って、従来のクリアー塗料を何回も重ね塗りして意匠
面にクリスタル感を付与する方法に比して、製造工数が
大幅に削減できるとともに、塵埃等が透明ＥＰＲ層中に
入り込むおそれもなく、製造管理も厳格にする必要がな
い。

第１表第２表第３表第４表

【図面の簡単な説明】

第１図は窓枠ゴムに本発明を適用した一実施例を示す断
面図、第２図は、ドアウェザストリップに本発明を適用
した一実施例を示す断面図、第３〜４図はルーフサイト
レールウェザストリップに本発明を適用した各実施例の
断面図、第５図はガラスランに本発明を適用した一実施
例の断面図、第６図は本発明のウェザストリップを押出
成形により製造する場合の工程概略図である。１、ＩＡ、ＩＢ、ＩＣ，ＩＤ・・・ウェザストリップの本体、５．５Ａ、５Ｂ、５Ｃ，５Ｄ・・・透明ＥＰＲ層、Ｄ・・・意匠面。第１図　　　＄２１！！第４図第５図第６図

Claims

【特許請求の範囲】意匠面を備えたエチレンプロピレンゴム（ＥＰＲと略す
。）製のウエザストリツプにおいて、前記ウエザストリ
ツプの本体が、不透明ＥＰＲで形成され、前記ウエザストリツプの意匠面が、透明ＥＰＲからなる
層厚０．１〜２ｍｍの透明ＥＰＲ層で被覆して形成され
ていることを特徴とする自動車用ウエザストリツプ。