JP3395013B2 - 自動車のドアーパネル又はトランクパネルの内周面をシールするウエザストリップの成形法 - Google Patents

自動車のドアーパネル又はトランクパネルの内周面をシールするウエザストリップの成形法

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JP3395013B2
JP3395013B2 JP04852193A JP4852193A JP3395013B2 JP 3395013 B2 JP3395013 B2 JP 3395013B2 JP 04852193 A JP04852193 A JP 04852193A JP 4852193 A JP4852193 A JP 4852193A JP 3395013 B2 JP3395013 B2 JP 3395013B2
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直久 宮川
勝久 加藤
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トキワケミカル工業株式会社
株式会社システムテクニカル
増沢ケミカル販売株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、自動車のドアー及びト
ランクパネルの開閉部分を当受する車体パネルとの間に
介在してシールの役目を果たす自動車のドアー又はトラ
ンクパネルの内周面をシールするウエザストリップの成
形法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、この種の自動車のドアーパネルや
トランクパネルの内周面をシールするウエザストリップ
の構成材料としては、水溶性の保持と摩擦抵抗が少な
く、柔軟性、弾力性及び緩衝性が必要であるため、一般
にはゴムの発泡材料を使用している現状である。然し、
ゴムの発泡材料では、比重が比較的に大きく、リサイク
ルが不可能であるため、現状には不適切である。また、
ゴムより比重が小さく軽量でリサイクルが可能な熱可塑
性エラストマーの合成樹脂を発泡したものも使用されて
いるが、この場合は、接合する表面に対して開閉を軽快
にするために、ウレタン又はナイロン系の溶解した塗料
を塗布したものが使用されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来のウエザストリッ
プとして使用する前者のゴムの発泡材料による場合は、
弾力性と緩衝の役目は充分に果たすが、気密性が弱く、
且つ軽い振動による擦れに対しても傷が生じて破損する
欠点がある。また、後者の熱可塑性エラストマーの発泡
材にウレタン及びナイロン系の溶解した塗料を塗布した
ものでは、塗布工程が大変に面倒で手間が係ると共に、
位置によっては大変に塗りづらく、且つ表面の摩擦抵抗
を少なくする凹凸面を埋める等の欠点がある。本発明
は、このような各点を解決するものであって、その目的
とする所は、ウエザストリップの押し出し形成と同時
に、ドアー及びトランクパネルとの開閉部分の接触する
個所の表面に芯体と相溶性の有する合成樹脂よりなる薄
被膜層を一体的に成形して、摩擦抵抗の少ない強靭なウ
エザストリップの成形法を提供するものである。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記目的を解決するため
に、本発明の開閉用に使用するウエザストリップは、圧
接部を形成する芯体と圧接する表面外周全体に薄被着膜
とを各々押し出し成形機によって成形する。そして、芯
体には、ポリオレフィン系樹脂の熱可塑性エラストマー
の発泡材料を使用し、外周の薄被着膜には、相溶性のあ
るポリオレフィン系樹脂又はウレタン系樹脂等の合成樹
脂を押し出して該芯体の外周に0.05mm以下の薄い
被膜を一つの金型ダイスを挿通して一体化する成形法で
ある。 【0005】 【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
本発明は、図1のA−A線及びB−B線の位置に使用す
るウエザストリップであって、該ウエザストリップ
(1)は、図2において、圧接部(2)を有する長手方
向の中空状の芯体(3)と、その外周表面全体の薄被着
膜(5)とから構成される。前記ウエザストリップ
(1)の該芯体(3)は、ポリオレフィン系樹脂の熱可
塑性エラストマーの発泡材料を一方の押し出し形成機に
よって中空状の長手方向の長手部材を成形する。その芯
体(3)の押し出し形成と同時に該芯体(3)の外周表
面の全体に各々相溶性のあるポリオレフィン系樹脂又は
ウレタン系樹脂等の合成樹脂を他方の押し出し成形機に
投入抽出することによって芯体(3)の外周表面の全体
に0.05mm以下の薄い薄被着膜(5)を被着し、そ
の後一台の金型ダイスに両者を通過させて一体的に重合
させ、発泡体の芯体の表面に薄い膜層を形成する。ま
た、該薄被膜層を0.05mm以下の被膜を形成するポ
リオレフィン系樹脂としては、ポリプロピレン・各種エ
チレン系樹脂等を使用する。なお、薄被膜層を0.05
mm以上にした場合は、表面が平坦となり、摩擦抵抗が
多くなり不適当である。また、図2に示すものは、ドア
ーパネル(6)と車体パネル(7)との間に介在し、該
ドアーパネル(6)に取着して該車体パネル(7)に該
薄被着膜(5)を圧接する。(8)は、ドアーパネル
(6)に装設したグラスランであって、昇降窓硝子
(9)を案内するものである。次に、図3に示すもの
は、本発明のウエザストリップ(1)を車体パネル(1
4)とトランクパネル(15)との接合部をシールする
ものであって、該ウエザストリップ(1)は、該車体パ
ネル(14)に取着する取着部(12)に連接する円形
状の芯体(11)の外周表面に0.05mm以下の薄被
着膜(13)を一体的に押し出し被着重合したものであ
る。 【0006】次に、図4に示すものは、従来例を示すも
ので、車体パネル(19)とドアーパネル(20)との
間にウエザストリップ(16)を使用したものであっ
て、発泡体の該ウエザストリップ(16)の圧接部(1
7)の表面にウレタン系、ナイロン系の溶解した塗料
(18)を塗布したものである。 【0007】 【作用】上記の如く、本発明のウエザストリップ(1)
は、従来のウエザストリップの圧接部の表面に合成樹脂
の溶解した塗料を塗布したリ、合成樹脂テープを接着し
たものの如く、面倒な工程と容易に破損しやすい欠点を
解決したものであって、ポリオレフィン系樹脂の熱可塑
性エラストマーの発泡材料を一方の押し出し成形機に投
入し、その外周表面全体に厚さ0.05mm以下の薄い
薄被着膜を形成するポリオレフィン系樹脂の高分子ポリ
エチレンを他方の押し出し成形機に投入し、二つの押し
出し成形機を使用して同時に押し出し成形し、一つの金
型ダイスの内部で重合被着する。この時、ウエザストリ
ップの熱可塑性エラストマーの発泡材料が発泡すると同
時に表面の0.05mm以下の薄被着膜によって発泡材
料の凹凸の粗面を有効に現出して摩擦抵抗を少なくす
る。且つ表面に優れた光沢を得ることができる。 【0008】 【発明の効果】本発明の成形法によるウエザストリップ
によれば、車輌のドアーパネル及びトランクパネルが圧
接する車体パネルとの接合面に芯体の発泡材料を覆う薄
被着膜を被着したので、摩擦抵抗も小さく開閉操作が軽
快となると共に、芯体の発泡材料の表面を充分に保護す
る効果と、従来の如く、芯体の表面に合成樹脂の塗料を
塗布したものや合成樹脂テープを接着したものの如く、
二次加工が不要であると共に、容易に擦り減ったり、テ
ープが剥離して破損する等の憂いが皆無であって、長期
間に亘って強固に使用できる効果がある。そして、ウエ
ザストリップの芯体としてポリオレフィン系樹脂の熱可
塑性エラストマーの発泡材料を使用し、外周に被着する
薄被着膜をポリオレフィン系樹脂を使用したことによ
り、両者は互いに相溶性があるため押し出し時の熱と圧
力により両者は一体的に重合して強靭化され、擦り傷等
による破損による肌荒れを防止する効果がある。また、
ウエザストリップの芯体と薄被着膜とを各々押し出し成
形機を以って同時に成形したので、両者は緊密に溶合し
て被着一体化すると共に、芯体の発泡材料の柔軟性を損
じることのない0.05mm以下の厚みに調整できる効
果がある。更に、ウエザストリップの芯体と0.05m
m以下の表面の薄被着膜とを一つの金型ダイスによって
押し出し成形したので、両者は一体的に強固に重合さ
れ、且つ発泡体の凹凸粗面を薄被着膜が消すことなく現
出させ、摩擦抵抗を少なくして開閉操作を円滑にする効
果がある。また、従来の如く、芯体をゴムの発泡材料の
ものと比較しても比重が著しく軽量化され、且つリサイ
クルも可能となる優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明を自動車の各所に使用した全体図であ
る。 【図2】同じく本発明を使用した図1A−A線の縦断側
面図である。 【図3】同じく本発明を使用した図2B−B線の縦断側
面図である。 【図4】従来のドアーパネルにウエザストリップを使用
した場合の縦断側面図である。 【符号の説明】 1 ウエザストリップ 2 圧接部 3、11 芯体 5、13 薄被着膜 6 ドアーパネル 7、14 車体パネル 9 昇降窓硝子 15 トランクパネル 21 車体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B29K 105:20 B29K 105:20 B29L 31:30 B29L 31:30 (72)発明者 加藤 勝久 茨城県北相馬郡守谷町松ヶ丘2丁目22番 地5 (56)参考文献 特開 平4−226739(JP,A) 特開 平3−243349(JP,A) 実開 昭61−138749(JP,U) 米国特許4538380(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 47/00 - 47/96

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 圧接部を有する長手方向の芯体と、該芯
    体の外周面を被着する薄被着膜とから構成される、自動
    車のドアーパネル又はトランクパネルの内周面をシール
    するウエザストリップの成形法において、前記芯体は、
    ポリオレフィン系樹脂による熱可塑性エラストマーの発
    泡材料を一方の押し出し成形機によって長手方向に中空
    状の長手部材を成形し、該芯体の押し出し成形時と同時
    に該芯体の外周の表面全体に該熱可塑性エラストマーと
    相溶性を有するポリオレフィン系樹脂又はウレタン系樹
    脂の合成樹脂を他方の押し出し成形機より押し出し注入
    し、該芯体の外周表面全体に0.05mm以下の薄い薄
    被着膜を重合被着し、その後、一台の金型ダイスに両者
    を一緒に挿通押し出し成形して一体化することを特徴と
    する自動車のドアーパネル又はトランクパネルの内周面
    をシールするウエザストリップの成形法。
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