JPH01193994A - 商品販売データ処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、自動販売機の管理機能を有する商品販売デー
タ処理装置に関する。

［従来の技術］ 従来、店頭等に設置された自動販売機の管理を要する店
では、予め店内の電子式キャッシュレジスタに自動販売
機にて販売されている商品いわゆる自販機商品の単価を
商品コード別に設定しておき、適時店員が自動販売機の
扉を開けて販売商品の在庫数量を確認し、前回の在庫数
量から今回の在庫数量を減算することにより売上点数を
算出してこの算出結果を該当商品の商品コードとともに
電子式キャッシュレジスタへ入力していた。また、在庫
数量が少ない場合には速やかに補給を行なって品切れを
防止していた。

［発明が解決しようとする課題］ しかるに、この場合、店員が自動販売機の設置場所まで
赴いて扉を開け、在庫数量を数えなければならず面倒で
負担が大きい上、在庫数量の数え間違いや記録ミスなど
により売上点数を誤った数で登録してしまうおそれがあ
った。また、在庫数量の確認を怠ると品切れになったこ
とに気付かないおそれがあった。

そこで本出願人は、電子式キャッシュレジスタに自動販
売機の商品選択用キーを接続し、自動販売機の売上管理
および在庫管理を電子式キャッシュレジスタ側で自動的
にかつ高信頼度で行なうことができる商品販売データ処
理装置を既に出願済みである。（特願昭６１−０２８５
１３４号）しかし、この出願済みのものにおいては、「
自販機点検」モードにおいてレポートを発行しなければ
自販機商品の在庫数量を確認することができず手間がか
かる上、登録業務中に品切れが発生するおそれがあった
。

そこで本発明は、自動販売機の売上管理および在庫管理
を自動的にかつ高信頼度で行なうことができ、かつ登録
業務中であっても自販機商品の品切れを未然に防止でき
る商品販売データ処理装置を提供しようとするものであ
る。

［課題を解決するための手段］ 本発明の商品販売データ処理装置は、第１図に示すよう
に、登録、設定１点検、精算等の各種業務モードを選択
するコントロールキーａ１を有し、登録モードにおいて
キーボードａ２から入力される商品の販売データを記憶
部に登録しかつレシートに印字出力するとともに表示部
に表示出力させる電子式キャッシュレジスタＡに、自動
販売機の商品選択用キーＢを接続してなり、電子式キャ
ッシュレジスタＡは、商品選択用キーＢに設定された自
販機商品の単価を記憶する単価メモリＣと、自販機商品
の在庫数量を記憶する在庫メモリＤと、自販機商品の売
上データを記憶する売上累計メモリＥと、自販機商品に
対する所定の規定在庫数を記憶する規定在庫数メモリＦ
と、設定モードにおいてキーボードａ２のキー入力によ
り単価メモリＣ１在庫メモリＤおよび規定在庫数メモリ
Ｆに自販機商品の単価、在庫数量および所定の規定在庫
数を設定する情報設定手段Ｇと、登録モードにおいて商
品選択用キーＢの入力によりキーボードａ２からのデー
タ入力を禁止する入力禁止手段Ｈと、この入力禁止手段
Ｈによりキーボードａ２からのデータ入力が禁止された
状態で入力された商品選択用キーＢに対応する売上累計
メモリＥを加算更新するとともに在庫メモリＤを減算更
新する自販機商品登録手段Ｉと、この登録手段Ｉにより
自販機商品の登録後キーボードａ２からのデータ入力を
許可する入力許可手段Ｊと、在庫メモリＤの自販機商品
の在庫数量が規定在庫数メモリＦの規定在庫数以下にな
ったことを警告する在庫警告手段にと、点検または精算
モードにおいてキーボードａ２のキー入力により売上累
計メモリＥの内容をレシートに印字出力して発行するレ
ポート発行手段りとを備えたものである。

［作用］ このような手段を講じた商品販売データ処理装置であれ
ば、設定モードにおいてキーボードから自販機商品の単
価、在庫数量および規定在庫数を入力することにより、
入力内容は該当するメモリに設定される。また、登録モ
ードにおいて自動販売機の商品選択用キーが入力される
と、キーボードからの販売登録が禁止され、かつ入力さ
れた商品選択用キーに対応する商品の売上げが売上累計
メモリに累計されるとともに、在庫メモリの在庫数量が
減じられる。そして、在庫メモリ内の在庫数量が規定在
庫数以下になると警告が発せられる。

さらに、点検または精算モードにおいてキーボードから
自動販売機の売上データのレポート発行指令を入力する
ことにより、売上累計メモリの内容がレシートに印字さ
れて発行される。

［実施例］ 以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明
する。

第２図は本実施例装置の外観を概略的に示す図である。

同図において、１は店頭等に設置される自動販売機であ
って、前面に各販売商品の宣伝表示窓２、各販売商品が
設定された商品選択用キー３ａ〜３ｅを配置した自販機
キーボード３および商品取出し口４が形成されている。

５は店内の会計場所等に設置される電子式キャッシュレ
ジスタであって、前面にＥＣＲキーボード６、キャッシ
ャ（操作責任者）用表示器７およびレシート発行口８な
どが形成されており、上面に客用表示器９が立設され、
下面に現金等を収納するためのドロワ１０が設置されて
いる。そして、前記自動販売機１と電子式キャッシュレ
ジスタ２とは信号ケーブル１１によって電気的に接続さ
れている。

前記ＥＣＲキーボード６には、第３図に示す如（、ｒｏ
ｏＪ　　ｒＯＪ〜「９」の置数キー１２、「０１」〜「
１５」の部門キー１３、小計キー１４、預／現計キー１
５等の商品登録用キーの他に、＃キー１６、乗算キー１
７、戻りキー１８などの各種ファンクションキーが配設
されている。

また、「登録」　「点検」　「精算」　「設定」等の各
種業務モードを選択して中央処理装置にその実行を指令
するためのコントロールキー１９が設けられている。な
お、これらのキー１２〜１９は従来の電子式キャッシュ
レジスタに設けられているものであり、本実施例のため
に新たに設けたものではなく、本実施例ではプログラム
制御されるキー機能の一部を変更したにすぎない。

前記キャッシャ用表示器７は、第４図に示す如く、２桁
で部門コードを、１桁でリピート回数を、８桁で金額を
それぞれ表示可能なセグメント表示器２１と、１１個の
状態表示用ＬＥＤ２２から構成されている。この客用表
示器７も従来の電子式キャッシュレジスタにおける客用
表示器とほぼ同一構造であるが、状態表示用ＬＥＤ２２
において最左側のＬＥＤ２３を自動販売機１とのデータ
伝送状態用として使用する。

第５図は電子式キャッシュレジスタ５の回路構成を示す
ブロック図である。同図において３１は中央処理装置（
以下ＣＰＵと略称する）であって、演算回路、メモリ制
御回路等を内蔵し、ＥＣＲキーボード６あるいは自販機
キーボード３からのキー入力データに基いて各種の演算
処理を行なうとともに、パスライン３２および制御信号
線３３を介してプログラム等の固定データを記憶するＲ
ＯＭ３４と、キー入力データや演算処理データなどの可
変的データを記憶するＲＡＭ３５とを動作させる。また
、自販機キーボード３からのキー信号を入力する自販機
キー入力回路３６、ＥＣＲキーボード６からのキー信号
を入力するＥＣＲキ一入力回路３７、キャッシャ用表示
器７および客用表示器１０を駆動制御する表示制御回路
３８、レシートおよびジャーナルに印字を行なうための
プリンタ３９を駆動制御するとともに、ドロワ９の開閉
を制御するプリンタ／ドロワ制御回路４０が前記パスラ
イン３２および制御信号線３３を介してＣＰＵ３１に接
続されている。

上記ＲＡＭ３５には、第６図に示す如く、自販機キーボ
ード３の各商品選択用キー３ａ〜３ｅにそれぞれ設定さ
れた販売商品いわゆる自販機商品の単価をその商品のコ
ードに対応して記憶する単価メモリ４１、各自販機商品
の在庫数量をそれぞれ商品コードに対応して記憶する在
庫メモリ４２、各自販機商品の売上点数および売上金額
をそれぞれ商品コードに対応して記憶する売上累計メモ
リ４３から形成された自販機データ管理テーブル４４が
形成されている。

また、上記ＲＡＭ３５には、置数キー１２により入力さ
れた置数データを一時格納するＡレジスタ４５、Ａレジ
スタ４５内のデータを一時格納するＢレジスタ４６、自
販機商品の単価および在庫数量の設定処理で使用される
コードフラグＦｌ。

単価フラグＦ２．戻りフラグＦ３．在庫フラグＦ４をそ
れぞれ記憶するフラグメモリ４７、自販機商品に対する
所定の規定在庫数を記憶する規定在庫数メモリ４８、印
字データを一時格納するプリントバッファ４９などが形
成されている。

しかして、前記ＣＰＵ３１はＥＣＲキーボード６あるい
は自販機キーボード３からのキー入力に応じて第８図に
示すキー処理を実行するように構成されている。すなわ
ち、ＳＴＩとしてキー入力が有ると、ＳＴ２として置数
キー１２の入力が否かを判断し、置数キー１２であれば
置数データをＡレジスタ４５に格納するとともに画表示
器７゜１０に表示させて次のキー入力待ちとなる。

ＳＴ２にて入カキ−が置数キー１２でなければコントロ
ールキー１９により選択されている業務モードを調べる
。そして、「登録」モードが選択されている場合には、
ＳＴ３として入カキ−の種類を判断し、自販機キーボー
ド３の商品選択用キ一３ａ〜３ｅの１つであると後述す
る自販機登録処理を実行し、他のキーであると従来通り
のキーに応じた通常処理を実行する。

また、ＳＴ２において入カキ−が置数キー１２でなく、
コントロールキー１９により「設定」モードが選択され
ている場合には、ＳＴ４として入カキ−の種類を判断す
る。そして、乗算キー１７以外のキーであればキーに応
じた処理を実行する。

乗算キー１７の入力であれば、ＳＴ５としてＡレジスタ
４５のデータが「０」でないこと、つまりは置数が行な
われてその置数データがＡレジスタ４５に格納されてい
ることを確認後、Ａレジスタ４５のデータに応じた処理
を実行する。すなわち、Ａレジスタ４５のデータが「３
０」であれば前記自販機データ管理テーブル４４の単価
メモリ４１に対する単価設定処理を実行し、「３１」で
あれば前記自販機データ管理テーブル４４の在庫メモリ
４２に対する在庫数量設定処理を実行し、「３２」であ
れば前記規定在庫数メモリ４８に対する規定在庫数設定
処理を実行する。

３Ｔ２において入カキ−が置数キー１２でなく、コント
ロールキー１９により「点検」モードが選択されている
場合には、ＳＴ６として入カキ−の種類を判断する。そ
して、預／現計キー１５以外のキーであればキーに応じ
た処理を実行する。預／現計キー１５の入力であれば、
ＳＴ７およびＳＴ８としてＡレジスタ４５のデータを判
断し、データに応じた処理を実行する。すなわち、Ａレ
ジスタ４５のデータか「３０」であれば自動販売機１の
売上点検処理を実行し、「３１」であれば自動販売機１
の在庫点検処理を実行する。

第９図は自販機登録処理の流れ図である。すなわち、「
登録」モードにおいて自販機キーボード３における商品
選択用キー３ａ〜３ｅの１つが入力されると、ＳＴ１と
してプリンタ３９によりレシート等に印字が行なわれて
いるか否かを判断し、印字中であれば印字終了まで待つ
。印字が行なわれていない状態で、ＳＴ２としてキャッ
シャ用表示器７の伝送用状態表示ＬＥＤ２３を点滅させ
るとともに、ＳＴ３としてＥＣＲキーボード６からの全
てのキー入力を禁止する。次いで、ＳＴ４として入力さ
れた商品選択用キー３ａ〜３ｅに応じて売上累計メモリ
４３の更新を行なう。すなわち、入力された商品選択用
キー３ａ〜３ｅを判断し、この入カキ−に対応する自販
機商品の商品コードを認識する。そして、当該商品コー
ドに対応する単価を単価メモリ４１から読出し、この単
価を売上累計メモリ４３の該当する金額エリアに加算す
るとともに点数エリアに「１」を加算する。また、ＳＴ
５として在庫メモリ４２の当該商品コードに対応する在
庫数量から「１」を減算する。次いで、ＳＴ６として在
庫メモリ４２における各商品の在庫数を規定在庫数メモ
リ４８に設定されている規定在庫数と比較し、少なくと
も１つの商品の在庫数が規定在庫数以下であれば前記伝
送用状態表示ＬＥＤ２３を点灯させて警告を発し、全商
品の在庫数が規定在庫数よりも多ければ伝送用状態表示
ＬＥＤ２３を消灯させる。しかる後、ＳＴ７としてＥＣ
Ｒキーボード６からの全てのキー入力を許可してこの処
理を終了し、キー処理に戻る。

第１０図は自販機単価設定処理の流れ図である。

すなわち、「設定」モードにおいて「３０」が置数され
、続いて乗算キー１７が入力されると、Ａレジスタ４５
内のデータ「３０」がプリントバッファ４９に格納され
、このプリントバッファ４９内のデータがレシートおよ
びジャーナルに印字され、プリントバッファ４９および
Ａレジスタ４５かクリアされた後、ＳＴ１としてＥＣＲ
キーボード６からのキー入力を待つ。そして、ＳＴ２と
して置数キー１２か入力されると置数データをＡレジス
タ４５に格納するとともに画表示器７，１０に表示させ
て次のキー入力待ちとなる。

ＳＴ３として小計キー１４が入力されると、Ａレジスタ
４５のデータがｒＯＪでないこと、またＡレジスタ４５
内のデータの桁数が自販機商品の商品コード（本実施例
では２桁）を満たすものであることをそれぞれ確認後、
フラグメモリ４７のコードフラグＦ１を“１”にセット
し、Ａレジスタ４５内のデータをＢレジスタ４６とプリ
ントバッファ４９にそれぞれ格納した後、Ａレジスタ４
５をクリアして次のキー入力を待つ。

ＳＴ４として＃キー１６が入力されると、コードフラグ
Ｆ１が１”であること、Ａレジスタ４５のデータが「０
」でないこと、またＡレジスタ４５内のデータの桁数が
自販機商品の単価（本実施例では３桁）を満たすもので
あることをそれぞれ確認後、フラグメモリ４７の単価フ
ラグＦ２を“１“にセットし、Ａレジスタ４５内のデー
タを単価メモリ４１のＢレジスタ内データ（商品コード
）に対応するエリアとプリントバッファ４９にそれぞれ
格納する。次いで、プリントバッファ４９内のデータ（
商品コード、単価）をレシートおよびジャーナルに印字
した後、コードフラグＦ１を“０”にリセットし、Ａレ
ジスタ４５．Ｂレジスタ４６およびプリントバッファ４
９をクリアして次のキー入力を待つ。

ＳＴ５として預／現計キー１５が入力されると、コード
フラグＦ１が“０”であること、単価フラグＦ２が“１
”であること、Ａレジスタ４５のデータがｒＯＪである
ことをそれぞれ確認後、例えば第１５図に示すレシート
を発行する。しかる後、単価フラグＦ２を“０”にリセ
ットしてこの処理を終了し、キー処理に戻る。なお、上
述したキー以外のキーが入力された場合にはエラーとす
る。

第１１図は自販機在庫設定処理の流れ図である。

すなわち、「設定」モードにおいて「３１」か置数され
、続いて乗算キー１７が入力されると、Ａレジスタ４５
内のデータ「３１」がプリントバッファ４９に格納され
、このプリントバッファ４９内のデータがレシートおよ
びジャーナルに印字され、プリントバッファ４９および
Ａレジスタ４５がクリアされた後、ＳＴＩとしてＥＣＲ
キーボード６からのキー入力を待つ。そして、ＳＴ２と
して置数キー１２が入力されると置数データをＡレジス
タ４５に格納するとともに画表示器７，１０に表示させ
て次のキー入力待ちとなる。

ＳＴ３として小計キー１４が入力されると、Ａレジスタ
４５のデータが「０」でないこと、またＡレジスタ４５
内のデータの桁数が自販機商品の商品コード（本実施例
では２桁）を満たすものであることをそれぞれ確認後、
フラグメモリ４７のコードフラグＦ１を“１”にセット
し、Ａレジスタ４５内のデータをＢレジスタ４６とプリ
ントバッファ４９にそれぞれ格納した後、Ａレジスタ４
５をクリアして次のキー入力を待つ。

ＳＴ４として戻りキー１８が入力されると、コードフラ
グＦ１が“１”であること、Ａレジスタ４５のデータが
「０」であることをそれぞれ確認後、フラグメモリ４７
の戻りフラグＦ３を“１”にセットして次のキー入力を
待つ。

ＳＴ５として＃キー１６が入力されると、コードフラグ
Ｆ１か“１″であること、Ａレジスタ４５のデータが「
０」でないこと、またＡレジスタ４５内のデータの桁数
が自販機商品の在庫数量（本実施例では３桁）を満たす
ものであることをそれぞれ確認後、フラグメモリ４７の
在庫フラグＦ４を“１”にセットする。次いで、戻しフ
ラグＦ３が“１”か“０”かを判断する。そして、“１
“の場合には在庫メモリ４２のＢレジスタ内データ（商
品コード）に対応するエリアからＡレジメタ４５内のデ
ータを減算するとともにＡレジスタ４５内のデータと減
算された在庫メモリ４２内のデータとをプリントバッフ
ァ４９に格納する。

“０”の場合には在庫メモリ４２のＢレジスタ内データ
（商品コード）に対応するエリアにＡレジスタ４５内の
データを加算するとともに、Ａレジスタ４５内のデータ
にマイナスを付してプリントバッファ４９に格納し、か
つ加算された在庫メモリ４２内のデータもプリントバッ
ファ４９に格納する。次に、プリントバッファ４９内の
データ（商品コード、在庫変更量、在庫数量）をレシー
トおよびジャーナルに印字した後、コードフラグＦ１お
よび戻しフラグＦ３を“０”にリセットし、Ａレジスタ
４５．Ｂレジスタ４６およびプリントバッファ４９をク
リアして次のキー入力を待つ。

Ｓｒ１として預／現計キー１５か入力されると、コード
フラグＦ１および戻しフラグＦ３が“０”であること、
在庫フラグＦ４か“１”であること、Ａレジスタ４５の
データが「０」であることをそれぞれ確認後、例えば第
１６図に示すレシートを発行する。しかる後、在庫フラ
グＦ４を“０”にリセットしてこの処理を終了し、キー
処理に戻る。

なお、上述したキー以外のキーが入力された場合にはエ
ラーとする。

第１２図は規定在庫数設定処理の流れ図である。

すなわち、「設定」モードにおいて「３２」が置数され
、続いて乗算キー１７が入力されると、Ａレジスタ４５
内のデータ「３２」がプリントバッファ４９に格納され
、このプリントバッファ４９内のデータがレシートおよ
びジャーナルに印字され、プリントバッファ４９および
Ａレジスタ４５がクリアされた後、ＳＴＩとしてＥＣＲ
キーボード６からのキー入力を待つ。そして、Ｓｒ１と
して置数キー１２が入力されると置数データをＡレジス
タ４５に格納するとともに画表示器７，１０に表示させ
て次のキー入力待ちとなる。

Ｓｒ１として預／現計キー１５が入力されると、Ａレジ
スタ４５のデータがｒＯＪでないこと、このデータの桁
数が自販機商品の規定在庫数（本実施例では２桁）を満
たすものであることをそれぞれ確認後、このＡレジスタ
４５内のデータを規定在庫数メモリ４８に格納するとと
もにプリントバッファ４９に格納する。そして、プリン
トバッファ４９内のデータをレシートおよびジャーナル
に印字し、例えば第１７図に示すレシートを発行する。

しかる後、プリントバッファ４９およびＡレジスタ４５
をクリアしてこの処理を終了し、キー処理に戻る。なお
、上述したキー以外のキーが入力された場合にはエラー
とする。

第１３図は自販機売上点検処理の流れ図である。

すなわち、「点検」モードにおいて「３ｏ」が置数され
、続いて預／現計キー１５が入力されると、売上累計メ
モリ４３にて累積された各自販機商品別の売上点数およ
び売上金額を商品コード順に読出してプリントバッファ
４９にセットし、順次レシートおよびジャーナルに印字
出力する。そして、例えば第１８図に示すレシートを自
販機売上点検レポートとして発行し、プリントバッファ
４つおよびＡレジスタ４５をクリアしてこの処理を終了
し、キー処理に戻る。

第１４図は自販機在庫点検処理の流れ図である。

すなわち、「点検」モードにおいて「３１」が置数され
、続いて預／現計キー１５が入力されると、在庫メモリ
４３にて算出された各自販機商品別の在庫数量を商品コ
ード順に読出してプリントバッファ４９にセットし、順
次レシートおよびジャーナルに印字出力する。そして、
例えば第１９図に示すレシートを自販機在庫点検レポー
トとして発行し、プリントバッファ４９およびＡレジス
タ４５をクリアしてこの処理を終了し、キー処理に戻る
。

以上のような構成の本実施例装置においては、コントロ
ールキー１９により「設定」モードが選択された状態で
、置数キー１２と乗算キー１７とを入力することにより
メモリに対する自販機商品の単価、在庫数量および規定
在庫数の設定処理が可能となる。そして、この状態で所
定の順序てＥＣＲキーボード６のキー入力を行なうこと
により、該当するメモリ４１，４２．４８にそれぞれ単
価、在庫数量および規定在庫数か設定される。

また、コントロールキー１９により「登録」モードが選
択された状態で、自販機キーボード３の商品選択用キー
３ａ〜３ｅのいずれか１つが押されて自販機商品の販売
が行なわれると、レシートなどへの印字が行なわれてい
ないときに自販機商品の販売登録が行なわれる。すなわ
ち、キャッシャ用表示器７の伝送用状態表示ＬＥＤ２３
が点滅し、ＥＣＲキーボード６の入力が禁止された後、
売上累計メモリ４３に対して販売された自販機商品の売
上金額および売上点数か加算される。また、在庫メモリ
４２に対して当該商品の在庫数量が減算される。ここで
、少なくとも１つの自販機商品の在庫数量が規定在庫数
以下であると伝送状態表示用ＬＥＤ２３が点灯し、各自
販機商品の在庫数量が規定在庫数よりも多ければ同ＬＥ
Ｄ２３が消灯する。その後、ＥＣＲキーボード６からの
キー入力が許可され、通常の販売登録業務が可能となる
。

さらにコントロールキー１つにより「点検」モードが選
択された状態で、置数キー１２と預／現計キー１５とを
入力することにより自販機商品の売上げおよび在庫の設
定処理が行なわれる。そして、売上累計メモリ４３に格
納された各自販機商品の売上データと、在庫メモリ４２
に格納された各自販機商品の在庫数量とがそれぞれレポ
ートとして印字出力されて発行される。

このように本実施例装置によれば、従来からのコントロ
ールキー１９に設けられている「設定」「登録」　「点
検」の各モードを利用して、自動販売機１における売上
管理および在庫管理を自動的に行なうことができる。ま
た、少なくとも１つの自販機商品の在庫数量が予め設定
されている規定在庫数以下となったならば登録業務中で
あっても伝送用状態表示ＬＥＤ２３が点灯し続けるので
、店員はこの表示を見ることにより品切れの近い自販機
商品があることを知り得る。そして、店員は自動販売機
１の扉を開けて品切れとなりそうな商品の補充を行ない
、このとき補充数量を在庫変更量としてキー入力すれば
よく、自動販売機内の在庫数量を数える必要がないので
、品切れを未然に防止できる上、店員の労力を大幅に軽
減できる。

しかも、在庫数の数え間違いや記録ミスなどが発生する
おそれもなく、常に信頼性の高い管理データを得られる
。

なお、前記実施例において「点検」モードで行なったキ
ー操作を「精算」モードで行なうことにより自販機商品
の売上精算レポートを発行し、売上累計メモリ４３の売
上データをクリアできるのは言うまでもない。また、自
販機登録処理において売上点数のみを累計し、点検また
は精算業務時に累計売上点数と単価とから累計売上金額
を算出して印字出力するようにしてもよい。さらに、前
記実施例では自販機商品の在庫数が規定在庫数以下とな
ったとき伝送用状態表示ＬＥＤ２３を表示させて警告す
る場合を示したが、他のＬＥＤを用いてもよく、また、
規定在庫数以下となった自販機商品の商品コードをセグ
メント表示器２１の例えば部門表示部に表示させるよう
にしてもよい。

このほか、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実
施可能であるのは勿論である。

−２５＝ ［発明の効果］ 以上詳述したように、本発明によれば、自動販売機の売
上管理および在庫管理を自動的にかつ高信頼度で行なう
ことができ、かつ登録業務中であっても自販機商品の品
切れを未然に防止できる商品販売データ処理装置を提供
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の商品販売データ処理装置を機能的に示
すブロック図、第２図ないし第１９図は本発明の一実施
例を示す図であって、第２図は外観構成を概略的に示す
図、第３図はＥＣＲキーボードのキー配置を示す図、第
４図はキャッシャ用表示器の構造図、第５図は電子式キ
ャッシュレジスタのブロック構成図、第６図はＲＡＭに
形成される自販機データ管理テーブルを示す図、第７図
はＲＡＭの他の主要なメモリを示す図、第８図ないし第
１４図はＣＰＵの主要な処理を示す流れ図であって、第
８図はキー処理を示す流れ図、第９図は自販機登録処理
を示す流れ図、第１０図は自販機単価設定処理を示す流
れ図、第１１図は自販＝　２６− 機在庫設定処理を示す流れ図、第１２図は規定在庫数設
定処理を示す流れ図、第１３図は自販機売上点検処理を
示す流れ図、第１４図は自販機在庫点検処理を示す流れ
図、第１５図ないし第１９図は各設定・点検処理にて発
行されるレシートの発行例を示す図である。 １・・・自動販売機、３・・・自販機キーボード、３ａ
〜３ｅ・・商品選択用キー、５・・・電子式キャッシュ
レジスタ、６・・・ＥＣＲキーボード、７・・・キャッ
シャ用表示器、１２・・・置数キー、１４・・・小計キ
ー、１５・・・預／現計キー、１６・・・＃キー、１７
・・・乗算キー、１８・・・戻りキー、１９・・・コン
トロールキー、２３・・・伝送用状態表示ＬＥＤ、３１
・・・ＣＰＵ。 ３４・・・ＲＯＭ、３５・・・ＲＡＭ、３９・・・プリ
ンタ、４１・・・単価メモリ、４２・・・在庫メモリ、
４３・・・売上累計メモリ、４４・・自販機データ管理
テーブル、４８・・・規定在庫数メモリ。 出願人代理人　弁理士　鈴江武彦 ＝　２７− 第１８図 第１９図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　登録、設定、点検、精算等の各種業務モードを選択す
   るコントロールキーを有し、登録モードにおいてキーボ
   ードから入力される商品の販売データを記憶部に登録し
   かつレシートに印字出力するとともに表示部に表示出力
   させる電子式キャッシュレジスタに、自動販売機の商品
   選択用キーを接続してなり、前記電子式キャッシュレジ
   スタは、前記商品選択用キーに設定された自販機商品の
   単価を記憶する単価メモリと、前記自販機商品の在庫数
   量を記憶する在庫メモリと、前記自販機商品の売上デー
   タを記憶する売上累計メモリと、前記自販機商品に対す
   る所定の規定在庫数を記憶する規定在庫数メモリと、前
   記設定モードにおいて前記キーボードのキー入力により
   前記単価メモリ、在庫メモリおよび規定在庫数メモリに
   自販機商品の単価、在庫数量および所定の規定在庫数を
   設定する情報設定手段と、前記登録モードにおいて前記
   商品選択用キーの入力により前記キーボードからのデー
   タ入力を禁止する入力禁止手段と、この入力禁止手段に
   より前記キーボードからのデータ入力が禁止された状態
   で入力された商品選択用キーに対応する前記売上累計メ
   モリを加算更新するとともに前記在庫メモリを減算更新
   する自販機商品登録手段と、この登録手段により自販機
   商品の登録後前記キーボードからのデータ入力を許可す
   る入力許可手段と、前記在庫メモリの自販機商品の在庫
   数量が前記規定在庫数メモリの規定在庫数以下になった
   ことを警告する在庫警告手段と、前記点検または精算モ
   ードにおいて前記キーボードのキー入力により前記売上
   累計メモリの内容を前記レシートに印字出力して発行す
   るレポート発行手段とを具備したことを特徴とする商品
   販売データ処理装置。