JPH01193620A - コード巻取式電子体温計 - Google Patents

コード巻取式電子体温計

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JPH01193620A
JPH01193620A JP63197868A JP19786888A JPH01193620A JP H01193620 A JPH01193620 A JP H01193620A JP 63197868 A JP63197868 A JP 63197868A JP 19786888 A JP19786888 A JP 19786888A JP H01193620 A JPH01193620 A JP H01193620A
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JP
Japan
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main body
cord
connector
electronic thermometer
temperature measuring
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JP63197868A
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Tetsuya Ide
井出 徹也
Yutaka Muraki
裕 村木
Yasuhiro Yoshinaka
吉中 康浩
Satoshi Yoshino
智 吉野
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Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はコード巻取式電子体温計に関し、特に測温用プ
ローブと本体とを着脱する接続機構に特徴を有するコー
ド巻取式電子体温計に関するものである。
[従来の技術] 従来、人体温を測定する場合には電子体温計が用いられ
、形状にはプローブと一体化した電子体温計、プローブ
と電子体温計の本体とをコードによって接続可能とした
電子体温計等がある。例えば測定部位も口中、腋下、直
腸等と用途が広く、特にプローブの内部に組み込まれた
サーミスタにより精度の高い体温の検出を可能にしてい
る。
[発明が解決しようとする課題] ところで、人体の温度測定は、口中、腋下、直腸等で行
なわれるため、これら測定部位の形状に適したプローブ
を備えた電子体温計を必要数揃える必要がある。また病
院t6とで体温測定を実施する場合には、患者数に見合
う数の電子体温計を用意する必要があるため、高額な出
費を避けることはむずかしかった。万一、複数の患者に
一本の体温計を兼用させ、その体温計の消毒が不完全で
あった場合には患者間に病気が感染するような問題が生
じることになる。
また、電子体温計に実装するサーミスタ、IC(集積回
路)、温度表示部、バッテリー等の必要性より総重量の
低減及び体温計の小型化には限界があった。あるいはプ
ローブと本体とをコネクタにより接続する電子体温計の
場合には、コネクタ金具の接触抵抗の増大により温度表
示を不安定なものとする不具合が往々にして発生してい
た。
本発明は以上の従来技術による問題点を解決するために
鑑みなされ、その目的とするところは、測温用プローブ
と本体との分離時におけるコードの収納に場所を取らな
いと共に、良好な接続を実現できるコード巻取式電子体
温計を提供する点にある。
[課題を解決するための手段] 上述した問題点を解決し、目的を達成するため、本発明
に係わるコード巻取式電子体温計は、コネクタを有する
測温用プローブと前記コネクタと接続可能なコネクタ付
きコードを有する体温表示部付きの本体とから成るコー
ド巻取式電子体温計であって、前記測温用プローブと本
体とをそれぞれのコネクタによって着脱自在とする接続
手段と、前記コネクタ付きコードを本体内に巻き取る収
納手段とを備えたことを特徴とする特また、好ましくは
、前記本体を測定部位に応じ予め形成された測温用プロ
ーブと接続可能としたことを特徴とする。
さらに、好ましくは、前記本体に設けた体温表示部側の
面をコードの巻き取りと同時に回転可能とし、一回転毎
に半固定され、前記体温表示部における表示角度をほぼ
一定とすることを特徴とする。
また、好ましくは、前記本体と測温用プローブとを接続
する各々のコネクタには接触部が設けられ、接続時には
本体側の接触部が測温用プローブ側の接触部に対してほ
ぼ垂直に当接するように接触することを特徴とする。
さらに、前記本体は、分解可能な一対の蓋部より成り、
一方の蓋部に掛着部を突設し、他方の蓋部に前記掛着部
を掛着する被掛着部を設け、前記掛着部の可撓性により
一対の蓋部な締結させてなることを特徴とする。
また、好ましくは、分解可能な二つの蓋部より成る前記
本体をそれぞれの蓋部同士の嵌合と回転とにより組み立
て、また前記回転の逆方向への回転と分離により分解す
ることを特徴とする。
さらに、好ましくは、前記組み立て及び分離における相
対的な回転による回転角をほぼ90度としたことを特徴
とする。
また、前記各々の蓋部に欠切部を設け、本体の組み立て
後に前記欠切部同士で開口部を形成し、該開口部に前記
蓋部間の相対的な回転をロックするロック部材を着脱自
在に取り付けてなることを特徴とする。
[作用] 以上の構成によれば、接続手段によって測温用プローブ
と本体とをそれぞれのコネクタで着脱自在とし、収納手
段によってコネクタ付きコードを本体内に巻き取る。こ
のようにして良好な体温測定を実施することができる。
または、−台の本体を各測定部位の測温用プローブと接
続可能である。
また、回転可能な体温表示部を一回転毎に半固定するこ
とで、表示角度をほぼ一定にすることができる。
さらに、本体側の接触部が測温用プローブ側の接触部に
対してほぼ垂直に当接するように接触させて接触抵抗を
減らすことができる。
また、本体を構成する一方の蓋部の掛着部を他方の蓋部
の被掛着部に掛着して一体化することができる。
さらに、本体を構成する一対の蓋部は組み立て時には嵌
合と回転の操作を行い、分解時には逆回転と分離の操作
を行うだけの使い勝手の良さがある0例えば組み立て或
は分離時の回転角を90度としても良い、また組み立て
た後に回転防止のロック部材を装着させて蓋部の相対的
な回転を防止することがきる。
[実施例] 以下添付図面を参照しつつ、本発明にがかる一実施例を
詳細に説明する。
第1図は本実施例にかかるコード巻取式電子体温計の本
体を示す外観斜視図である。第1図において、1は各角
に丸みを形成した円柱状の本体であり、本体1の上蓋に
該当するケーシング2と下蓋に該当するケーシング3と
から成る。そして4はケーシング2と3とが係合する係
合部である。
また、ケーシング2のほぼ中央には体温を表示する体温
表示部5が位置し、この体温表示部5は後述のコードを
巻き付けて本体1内に収納せしめる回転自在な回転ドラ
ム6に実装されている。そして測温用プローブのコネク
タと接続する本体1側のコネクタ7は回転ドラム6を回
転させることによって所望の長さの位置まで適宜調節で
きる長尺状のコード8の先端に取り付けられている。ま
たコード8の巻き取り、引き出し、または収納を行なう
ときの案内孔となるコード用孔部9を本体1の側周壁1
aの一部に設けている。
さらに、利用者の手首に掛は渡せる程度の周長な有する
リストラップ10を本体1の側周壁1bに繋ぎ留めるた
めにビン11を側周壁1bに取り付けている。
次に、第1図による本体1のA−A方向から見た断面形
状を示す第2図及びB−B方向から見た断面形状を一部
示す第3図に従って詳細に説明する。尚、本体lには既
にコード8が数周巻き取られているものとする。
まず、ケーシング2と3との係合部4の係合状態は図に
示す如く、ケーシング2の係合部4aの側壁用りに対し
て当間隔になるように4箇所分の溝部12が配設されて
いる。即ち、上記の側壁360@を4で割る90@毎の
配役となる。またケーシング3の係合部4bには周壁側
りに上記の4箇所の溝部12と噛み合うように同様の4
箇所のフック部13を配設している。また回転ドラム6
の断面形状について述べると、ケーシング3側の回転ド
ラム6の表面にはコード8を巻き取る等の操作を行なう
ために、指を引っ掛けやすくするほぼ半球状の窪み14
を形成し、さらに本体lの内部においてはコード8を巻
き取るV字形の周溝15を周面に設けている。
また、回転ドラム6の内部のほぼ中央部には温度表示素
子16、温度演算素子17、バッテリ18等の回路素子
等を実装した基板19が内設されている。
さらに、第3図の場合には完全にコード8を巻き取った
状態を示しており、この場合にはコネクタ7の一部はコ
ード用孔部9に収納される。そして回転ドラム6の外周
壁にはケーシング2の内周壁に設けた球状のボールプラ
ンジャー20を一部入り込ませる球形状の溝21が基板
19上に実装した温度表示素子に正体する位置に設けて
いる。
次に、本体lのコネクタ9の詳細な形状及び、測温用プ
ローブとの接続機構の詳細を第4図と第5図に従って説
明する。
第4図は本体lのコネクタ7と接続する測温用プローブ
に設けたコネクタ50の概略斜視図であり、図において
、接続される接続部51はrHJ字型に形成され、その
構成は側壁51a、51b及びこれらを繋ぐ平板51c
から成り、平板51Cには3本の接触部52を露出する
ように配設し、これら接触部52を両脇から挟みように
先端近傍に三角状の突出部53.54を突出させている
。これら突出部53.54を平板51cの裏側にも対称
の位置となるように設けている。また第5図は本体1の
コネクタ7の断面と第4図のコネクタ50の断面を示し
ており、これらは矢印P+またはP2の方向で接続する
。上述のコネクタ50の接触部52は内設される基板5
5上に取り付けられている。またコネクタ7は「コ」の
字型に形成され、コネクタ7の下部にはビン22に軸支
されるスプリング23により矢印Mの方向に開く「<」
の字型に屈曲したコネクタアーム24を有し、このコネ
クタアーム24を支持するようにコネクタボディ25が
上部に取り付けられている。
そして、コネクタ7の先端はほぼ角切状に面取部26が
形成され、また「コ」の字型に設けたコネクタアーム2
4とコネクタボディ25との間に生ずる空間部27は上
述の平板51cを根本まで挿入可能とする奥行きを有し
ている。またコネクタアーム24は平板51cの挿入方
向とは反対側先端の一部より突出する指押部24aを設
けている。空間部27において突出部53.54をくわ
え込むようにコネクタアーム24とコネクタボディ25
のそれぞれに三角状の溝部27a、27bを設けている
さらに、コード8の先端部8aからはコネクタ50に実
装した3本の接触部52と接触させる平板状の3本の接
触用金具28が接合され、これら接触用金具28は接続
部52とほぼ等間隔にコネクタボディ25より鍵状に突
出している。
次に、コネクタ50とコネクタ7との接続方法について
以下に説明する。
まず、平板51cの先端を空間部(または接続部)27
に挿入するために指押部24aを矢印Nの方向へ押し、
コネクタアーム24を矢印Mの方向に開かせる。この場
合にはコネクタ7の先端に設けたほぼ角切状の面取部2
6に平板51cを潜らせると、はぼ同時に接続部51に
設けた突出部53.54の周面に沿ってコネクタアーム
24はビン22を軸にさらに開く方向へ持ち上がる。そ
して空間部27に沿って平板51cを根本まで挿入する
と、再びコネクタアーム24はスプリング23の戻る力
によって平板51cを挟むように閉じる。このときコネ
クタボディ25から突出する3本の接触用金具28は丁
度、コネクタ50の3本の接触部52に対してほぼ垂直
に当接するような状態で接触する。このようにして測温
用プローブと本体1との接続が完了する。
また、上記に説明したリストラップ10の利用方法を第
6図によって説明する。
まず、本体1のケーシング3側の面が使用者のてのひら
60に当接する方向でもって、リストラップ10を手首
に通し、軽くてのひら6oで包むように本体1を掴むこ
とにより人体に繋ぎ留めることができる。
以上の如く構成されたコード巻取式電子体温計によれば
、本体1と測温用プローブとの接続に関しては、各々の
コネクタ7.5oの接続部27゜51に三角状の突出部
を設けたことで脱着時(または空間部27への平板51
cの脱着時)における接触部52のこすれを防ぎ、コネ
クタアーム24の開閉により接触部52へはほぼ垂直に
接触用金具28を当接させることにより接触させること
ができる。このようにすれば接触抵抗の増大により引き
起される接触不良の問題を極力抑え、コネクタの寿命を
伸ばすことができる。
また、本体1内の回転ドラム6に巻き付けることで、コ
ード8の収納スペースを本体外部に設ける必要もなく、
コード8が邪魔になることを防ぐと共に、容易にコード
を収納できる。
また、本体1と測温用プローブとをコネクタにより接続
させるため、特に不特定の測温用プローブまたは形状を
異にする測温用プローブであっても、1台の本体で済ま
せることができる。例えば病院等でコード巻取式電子体
温計を用いる場合には被測定者数分の測温用プローブを
用意すれば良く、本体は1台で済ませることができる。
このようにすれば電子体温計を大量に購入する必要があ
る機関等の購入費を大幅に削減することができる。
さらに、本体lはケーシング2,3を相対的に90°回
すことにより結合したり、分離できるため、特に特別な
工具を必要とせずに容易な組み立て・分離構造になって
いる。従って洗浄或いは消毒が容易且つ迅速にできる。
または、携帯可能な電子体温計は不注意に床等に落下さ
せると構造的な破壊または回路に対して被害を及ぼすこ
とがあり、本体1にリストラップ10を取り付けておく
だけで、従来の落下による不具合を解消できる。
また、コネクタ7の引き出し等にかかる回転ドラム6の
回転に伴なって回転する体温表示部5は、回転ドラム6
が一周回転する毎にボールプランジャー20を溝21に
入り込ませて回転ドラム6を半固定する機構により、使
用者に視認させ易くすることができる。
次に、本実施例を変形した第1〜第3の変形例について
説明する。
く第1の変形例の説明〉 まず、第1の変形例について第7図、第8図を用いて説
明する。
第7図は第1の変形例による本体71のケーシング72
と73とを分解した構成を示す分解図、第8図はケーシ
ング72と73との係合部位の断面図である。
第7図、第8図において、本体71は基本的な構成が前
述の本体1と同様に設けられており、本体71はケーシ
ング72と73との係合手段に本体1との構成上の違い
を有している。ケーシング72の係合部74とケーシン
グ73の係合部7,5において、一方の係合部74から
は第7図に示す如く堤状のフック部76を下方に突出さ
せた状態でケーシング72に一体成形されている。他方
の係合部74には上述のフック部75を掛けてケーシン
グ72を半固定させる開口部77が設けられている。ま
た係合部74.75には各々の端面にフランジ74a、
75bが突設され、係合時に噛み合うことで、ケーシン
グ間の横ずれを規制するように機能する。また本体71
の対向する側面にも同様のフック部75°及び開口部7
7°がそれぞれのケーシングに設けられている。
ここで、第8図を用いてケーシング72と73との偽金
手順について説明する。
まず、フック部76の先端部位を開口部77の上側の内
側面に押圧し、この状態を保持しながら開口部77に向
けて摺動移動させる。ここで、フック部76は第8図に
示す矢印Qの方向に撓んだ状態に変形する。さらに摺動
させると、フック部76は自身の弾性により先端部位の
鍵部76aを開口部77に入り込ませ、形状を復元させ
る。この動作と同時に反対側の側面でもフック部76”
を開口部77°に向けて摺動移動させながらフック部7
6°の鍵部76a′を関口部77°に入り込ませる。こ
のようにしてケーシング72はケーシング73に締結さ
れ、本体71の組立工程が完了する。
また、本体71のケーシングを分解する場合には、先細
のペン或はビン等の鋭利な部材で鍵部76a或いは76
a°を矢印Rの示す方向に押圧し、上述の組立時と同様
に矢印Q方向に湾曲させて開口部77から外す。このよ
うにして各々のケーシングを離間させることにより、本
体71のケーシングの分解が完了する。
このように、第1の変形例によれば、本体の組み立てに
はネジ等の部材を用いないので組立・分解が容易である
と共に、ネジ孔等の不要な構成を必要としないコンパク
トな電子体温計を提供することができる。また本体はネ
ジ孔等の不要な構成を必要としないことから振動等によ
る分解或はクラックを生じることがないという点でも優
れている。
この第1の変形例による係合をさらに強化するために、
複数のフック部を設けても良い。
く第2の変形例の説明〉 次に、第2の変形例について第9図〜第11図を用いて
説明する。
第9図は第2の変形例による本体81のケーシング82
.83とロック部92とを分解した構成を示す分解図、
第10図はケーシング82と83との係合部位の要部を
拡大して示す一部断面図である。
第9図、第10図において、本体81は基本的な構成が
前述の本体1と同様に設けられており、本体81はケー
シング82と83との係合手段に本体81との構成上の
違いを有している。ケーシング82の係合部84aとケ
ーシング83の係合部84bとにおいて、一方の係合部
84aからは第9図及び第10図に示す如く堤状のフッ
ク部85.86を下方に突出させた状態でケーシング8
2に一体成形されている。他方の係合部84bにおいて
は、第1O図の如く、上述のフック部85の先端部位を
内周面のほぼ中央まで矢印Sの示す方向に案内し、さら
にケーシングの放射方向に突出するフック部85の先端
部位の鍵部83aを矢印T1の示す時計方向に所定量案
内する係合溝87が設けられており、同様にフック部8
6に対応する係合溝88が設けられている。この第2の
変形例の場合には、前述の第1の変形例のようにフック
部の攬みを利用するのではなく、溝部87及び88の案
内に従ってそれぞれのフック部を引っ掛けてケーシング
82と83とを係合させる構成である。またケーシング
82と83とを分離させるには第10図に示す矢印T2
の示す方向にケーシング82を回転させ、逆矢印S方向
に抜き取れば良い。尚、フック部85及び86はそれぞ
れ同時に溝部への挿入と係合を可能とする構成である。
また、ケーシング82と83とを係合しても、第10図
に示す如く、ケーシング82を矢印T2方向に回転させ
ただけで容易に外れてしまうので、次に説明するケーシ
ングの回転防止構成を付加する。
第11図は第2の変形例によるロック部91を示す外観
斜視図、第12図は第1図に示すロック部91のC−C
断面図、第13図はロック部91を取り付けた本体81
の側面を示す一部断面図、第14図は第13図に示す本
体81の左側面を示す一部断面図である。
第11図及び第12図において、ロック部91は平板状
の側板部92と厚肉な筒体部93とが一体成形され、筒
体部93の長さを側板部92の長平方向の長さのほぼ半
分としている。筒体部93の前面にはフランジ部93a
が形成され、このフランジ部93aの外径は側板部92
の短辺の長さに等しく設けられている。筒体部93の外
周面上部には、第11図の如く、長手方向に所定の深さ
を有する長溝93bが設けられ、さらに長手方向におけ
る中心部にはコード89を十分に挿通可能なコード用孔
部93cが設けられている。一方、側板部92には、第
11図の如く、外面に突起94が突設され、さらにフラ
ンジ部93aと側板部92との稜線近傍にリストラップ
90が取り付けられている。また側板部92の下側の端
面には、第12図の如く、外方に開口した空間部95が
設けられ、この空間部95より外方に且つ長手方向前方
に向けて湾曲させたビン96を突出させている。空間部
95においてはビン96を第12図の矢印Wの示す方向
に外力により湾曲させることで出し入れ自在に設けられ
いる。
ここで、本体81におけるロック部92の取付部位及び
取付方法について第13図、第14図を用いて説明する
まず、ロック部92は、第9図の如く、前述の実施例の
如くリストラップ90を取り付ける側面101とコード
用孔部93cの位置する側面102とのぶつかる角部1
03に取り付ける別部材で構成されており、また本体8
1はケーシング82と83とを係合させたときにロック
部92を嵌込む開口部97を形成する。側面101側の
開口部97においては、第13図及び第14図の如く、
ロック部92の長溝93bに噛み合うように且つロック
部92を開口部97に嵌込むときのレールとして機能す
る案内部97aをケーシング82側に設け、さらに、第
13図の如く、ロック部92が開口部97に嵌込まれた
ときにビン96を外方に突出させた状態で収納し且つロ
ック部92が開口部92より外れないようにビン96の
先端を位置規制する面を有するビン収納部98をケーシ
ング83側に設けている。またケーシング83には、第
13図の如く、ビン等の鋭利な部材を外部より挿通可能
な外形を有する孔部99が開口部98上に設けられてい
る。
また、側面102側の開口部97においては、ロック部
91を嵌込むときにフランジ部93aで嵌込み量を規制
できるように段差部97bをケーシング82と83とに
それぞれ設けている。
ここで、ロック部92の着脱方法について説明する。
まず、ロック部92を開口部97に装着する場合、第1
3図の矢印U+の示す方向にロック部92を移動させる
。このときロック部92の長溝93bにケーシング82
の案内部97aが嵌合した状態で摺動する。このロック
部91の移動でビン96は一端空間部95内に収納され
、さらにケーシング83のビン収納部98上の位置まで
ビン96の先端が移動するとビン96は自身の復元力で
ビン収納部98に落ち込み、ロック部91の装着が完了
する。この状態でロック部91を第13図の示す矢印U
2方向に抜こうとしても、ビン96の先端がビン収納部
98の内側面に当接するため、それ以上の移動が規制さ
れ、ロック部91の装着状態が保持される。
また、逆にロック部91を開口部97より外す場合には
、ビン収納部98上の孔部99より鋭利な部材(図示し
ない)を挿入し、ビン96を捕えたところでロック部9
1の空間部95に押し込む。この状態を保持しながらロ
ック部91の側板部92に指(図示しない)を当て、矢
印U2方向にロック部91を移動させる。このようにし
てロック部91は本体81より分離される。
従って、ロック部91の装着が終了すると上述のケーシ
ング82と83との係合状態が完全に半固定される。即
ち、ロック部91が係合状態のケーシング間に相対的な
回転を発生させず、ケーシング間の分離を防止してくれ
る。
このように、第2の変形例によれば、前述の第1の変形
例による作用・効果を得ることは勿論、不意なケーシン
グの分離を確実に防止してくれる。
[発明の効果コ 以上の説明により本発明によれば、測温用プローブと本
体との分離時におけるコードの収納に場所を取らせない
と共に、コネクタ間の良好な接続を実現できる。
また、測定部位に応じて電子体温計を複数用意する必要
はなく、測温用プローブだけ複数容易すれば良く、経済
的にも安価に済ませることができる。
さらに、体温表示部を回転自在に且つほぼ一定の位置で
半固定することで体温表示の見易さを改善できる。
また、本体側とプローブ側のコネクタ間の接触抵抗を減
らすことで再現性の高い体温表示をしてくれる。
さらに、本体の組み立て・分離が容易となり、行^、ユ
ーザにとって使い易いコード巻取式電子体温計を提供し
てくれる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本実施例によるコード巻取式電子体温計の本体
を示す概略斜視図、 第2図は第1図による本体のA−A方向から見た断面図
、 第3図は第1図による本体のB−B方向から見た断面図
、 第4図は本実施例による測温用プローブのコネクタを示
す概略斜視図、 第5図は本実施例による本体と測温用プローブとの接続
を説明する各々のコネクタの断面図、第6図は本実施例
によるリストラップの利用方法を説明する図である。 第7図は第1の変形例による本体71のケーシング72
と73とを分解した構成を示す分解図、第8図はケーシ
ング72と73との係合部位の断面図、 第9図は第2の変形例による本体81のケーシング82
.83とロック部92とを分解した構成を示す分解図、 第10図はケーシング82と83との係合部位の要部を
拡大して示す一部断面図、 第11図は第2の変形例によるロック部91を示す外観
斜視図、 第12図は第1図に示すロック部91のC−C断面図、 第13図はロック部91を取り付けた本体81の側面を
示す一部断面図、 第14図は第13図に示す本体81の左側面を示す一部
断面図である。 図中、1,71.81・・・本体、2,3,72゜73
.82.83・・・ケーシング、4,74゜75.84
a、84b・−係合部、5・・・表示部、6・・・回転
ドラム、7.50・・・コネクタ、8.89・・・コー
ド、9,93c・・・コード用孔部、10.90・・・
リストラップ、11.96・・・ビン、12・・・溝部
、13,76.76°、85゜86・・・フック部、1
4・・・窪み、15・・・周溝、16・・・温度表示素
子、17・・・温度演算素子、18・・・バッテリ、1
9.55・・・基板、20・・・ボールプランジャー、
21・・・溝、22・・・ビン、23・・・スプリング
、24・・・コネクタアーム、24a・・・指押部、2
5・・・コネクタボディ、26・・・面取部、27.9
5・・・空間部、27a、27b・・・溝部、28・・
・接触用金具、51−・・接続部、51a、51b・・
・側壁、51c・・・平板、52・・・接触部、53.
54・・・突出部、60・・・てのひら、74a、75
a・・・フランジ、77.77°・・・開口部、 85a、86a・・・鍵部、87.88・・・係合溝、
91・・・ロック部、92・・・側板部、93・・・筒
体部、93a・・・フランジ部、93b・・・長溝、9
4・・・突起、97・・・開口部、97a・・・案内部
、97b・・・段差部、98・・・ビン収納部、99・
・・孔部、101.  102・・・側面、103・・
・角部である。 第2図 ア −ゝ、 ゝ、 ゛・、 一一一一一、、\ ノ              ト帆 第6図 第8図 第10図 第12図

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)コネクタを有する測温用プローブと前記コネクタ
    と接続可能なコネクタ付きコードを有する体温表示部付
    きの本体とから成るコード巻取式電子体温計であつて、 前記測温用プローブと本体とをそれぞれのコネクタによ
    つて着脱自在とする接続手段と、前記コネクタ付きコー
    ドを本体内に巻き取る収納手段とを備えたコード巻取式
    電子体温計。
  2. (2)前記本体を測定部位に応じ予め形成された測温用
    プローブと接続可能としたことを特徴とする請求項1記
    載のコード巻取式電子体温計。
  3. (3)前記本体に設けた体温表示部側の面をコードの巻
    き取りと同時に回転可能とし、一回転毎に半固定され、
    前記体温表示部における表示角度をほぼ一定とすること
    を特徴とする請求項1または2記載のコード巻取式電子
    体温計。
  4. (4)前記本体と測温用プローブとを接続する各々のコ
    ネクタには接触部が設けられ、接続時には本体側の接触
    部が測温用プローブ側の接触部に対してほぼ垂直に当接
    するように接触することを特徴とする請求項1ないし3
    のいずれかに記載のコード巻取式電子体温計。
  5. (5)前記本体は、分解可能な一対の蓋部より成り、一
    方の蓋部に掛着部を突設し、他方の蓋部に前記掛着部を
    掛着する被掛着部を設け、前記掛着部の可撓性により一
    対の蓋部を締結させてなることを特徴とする請求項1な
    いし4のいずれかに記載のコード巻取式電子体温計。
  6. (6)分解可能な一対の蓋部より成る前記本体をそれぞ
    れの蓋部同士の嵌合と回転とにより組み立て、また前記
    回転の逆方向への回転と分離により分解しうることを特
    徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のコード巻
    取式電子体温計。
  7. (7)前記組み立て及び分離における相対的な回転によ
    る回転角をほぼ90度としたことを特徴とする請求項6
    記載のコード巻取式電子体温計。
  8. (8)前記各々の蓋部に欠切部を設け、本体の組み立て
    後に前記欠切部同士で開口部を形成し、該開口部に前記
    蓋部間の相対的な回転をロックするロック部材を着脱自
    在に取り付けてなることを特徴とする請求項6記載のコ
    ード巻取式電子体温計。
JP63197868A 1987-10-15 1988-08-10 コード巻取式電子体温計 Pending JPH01193620A (ja)

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JP15666387 1987-10-15
JP62-156663 1987-10-15
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001197929A (ja) * 2000-01-21 2001-07-24 Kanebo Ltd ストラップ付コンパクト容器
JP2011022127A (ja) * 2009-07-17 2011-02-03 Inko Son 安全ピン型電子式測定装置

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