JPH01189356A - 文書細断機の細断装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、不要文書（図面等も含む）を細断して解読不
能にする文書細断機における細断装置に関するものであ
る。

〈従来技術〉 従来の文書細断機における細断装置としては、特公昭４
８−９０６７号に開示されているような、回転する一対
のカッターローラーより構成されているもの、実公昭４
９−２７５８３号に開示されているように、固定刃と回
転刃の組み合せにより細断するものがある。

さらに、実開昭４７−３４３８９号、同４７−３４３９
０号、同４７−３４３９１号においては、一対の送り込
みローラーにそれぞれ対向する周溝を多数連設し、この
送り込みローラーの対向する周溝内に回転円形切刃を臨
ませた文書細断機が開示されている。

〈　発明が解決しようとする問題点　〉しかし、上記各
技術の如く、回転する一対のカッターより構成された細
断装置は、カッターの製作費が高くなり、またその細断
機構部のほとんどを金属で構成しなければならないため
、装置全体の重電が重くなり、運搬上問題があり、特に
卓上型文書細断機に於いては、小型化軽量化が望まれる
ため、この細断装置は不向きである。

また、回転刃と固定刃の組み合せによる細断装置は、二
種類のカッターが必要となるため、カッター製作費が高
くなり、また、その細断部のほとんどを金属で構成しな
ければならないため、装置全体の重量が重くなる。

さらに、また周溝を有する一対の送り込みローラーと回
転円形切刃より構成された細断装置は、円形切刃の製作
費か高くなる。

したがって、本発明は、上記欠点に鑑み、−個の搬送ロ
ーラーと固定刃により軽量でかつ製作費の安い細断装置
を提供しようとするものである。

〈　問題点を解決するための手段　〉 本発明による問題点解決手段は、第１図ないし第５図の
如く、本体ｌに形成された細断用紙供給口５に近接して
回転自在に支持された駆動搬送ローラー２と、該駆動搬
送ローラー２の外周面に圧送部３ａで圧接するように本
体１に固定された搬送ガイド板３と、前記駆動搬送ロー
ラー２および搬送ガイド板３の圧送部３ａにそれぞれ細
断中ピッチＰで形成された複数の周溝２ｂおよび窓孔３
ｂと、前記駆動搬送ローラー２の回転駆動装置Ａと、前
記駆動搬送ローラー２および搬送ガイド板３による細断
用紙搬送方向りに対して刃面１１ａを有するよう前記各
周溝２ｂおよび窓孔３ｂ内に嵌入された固定刃１１と、
該固定刃１１を前記本体ｌに着脱自在に取付ける取付装
置Ｆとを具えている。

そして、前記固定刃＋１とその支持体１２とは一体的に
固定されて固定刃ユニットＵが構成されている。

〈作用〉 上記問題点解決手段において、供給口５より所定枚数の
細断用紙Ｂを投入すると、駆動搬送ローラー２と搬送ガ
イド板３の搬送力により、細断用紙Ｂは駆動搬送ローラ
ー２と搬送ガイド板３の接している圧送部３ａへと送り
込まれる。送り込まれてきた細断用紙Ｂは、周溝２ｂと
窓孔３ｂ内の固定刃１１の刃面１１ａに当る。刃面１１
ａは、駆動搬送ローラー２と搬送ガイド板３の圧送部３
ａが接している部分内に交差させであるため、刃面ｌＩ
ａに当った細断用紙Ｂは、駆動搬送ローラー２と搬送ガ
イド板３に搬送されながら、複数の固定刃１１間に設定
されたピッチ巾Ｐで細断され、その細断屑は、排出口６
を通過し、層成容箱７内に落下し堆積する。そして、こ
の肩板容箱７が満杯になれば、この箱を本体ｌから引き
出して中の屑を廃棄する。

〈実施例〉 以下、本発明の実施例を図面に基いて説明する。

まず、第１図ないし第５図に基いて、本発明の第一実施
例を説明する。第１図は第一実施例の細断装置要部の縦
断側面図、第２図は第１図のＣ−Ｃ断面図、第３図は同
じく分解斜視図、第４図は同じく細断装置を具えた文書
細断機の縦断側面図、第５図は同じく本体と細断屑箱の
分解斜視図である。

図において、第一実施例の細断装置を有する文書細断機
を説明すると、これは、本体ｌと、該本体１に内蔵され
た一対の駆動搬送回転体の一例であるローラー２および
該ローラー２の外周面に沿った弯曲形で広面積（搬送力
大）の圧送部３ａにおいて前記外周面と圧接するように
本体１に固定された搬送ガイド板３と、前記駆動搬送ロ
ーラー２および搬送ガイド板３の圧送部３ａにそれぞれ
細断部ピッチＰで形成された複数の周溝２ｂおよび窓孔
３ｂとを具えている。さらに、前記ローラー２の回転駆
動装置Ａを構成する駆動用モーターＭと、固定刃ユニッ
トＵと、前記駆動搬送ローラー２の入口側で、前記本体
ｌに形成されたガイド板５　ａ、　５　ｂからなる細断
用紙供給口５と、前記駆動搬送ローラー２の出口側で、
前記本体ｌに形成されたガイド板６　ａ、　６　ｂから
なる細断屑排出口６と、前記本体ｌの下部に出し入れ自
在に収納された肩板容箱７（または肩板容室）とを具え
ている。

なお、前記ガイド板５　ａ、　６　ａと搬送ガイド板３
とは一体に形成され、肩板容箱７の左右のフランツ７ａ
は本体１底面のフランジ１ｂに係脱自在に係合されてい
る。

そして、第４図の如く、回転駆動装置Ａは、モ−ターＭ
と、その変速機の出力軸ｍに接続されたプーリ８と、駆
動搬送ローラー２のローラー軸２ａに接続されたプーリ
９と、該プーリ８．９に巻き付けられたベルト１０とか
ら構成されている。

これにより、ローラー軸２ａに固定された駆動搬送ロー
ラー２は、矢印Ｅ方向に回転する。

次に第３図の如く、駆動搬送ローラー２の軸２ａは、Ｕ
字形軸受２ｈと圧縮ばね２ｎとを介して搬送ガイド板３
側へ強い弾性力で押圧され、本体ｌのフレームＩｆには
凹欠部１ｄが形成されて１）る。

また、前記搬送ガイド板３の表面は摩擦抵抗の少ない状
態とされ、これにより駆動搬送ローラー２の回転負荷は
小さくなるように構成されている。

そして、駆動搬送ローラー２の本体はゴムにより一体成
形されてから軸２ａに固着されるか、または、軸２ａに
交互に固定された複数個のゴム製円板（厚さ約２〜８　
ｉｎ）と合成樹脂製スペーサ（幅約１〜３開）から構成
され、該スペーサに対応した所定間隔Ｐの対向する周溝
２ｂを有し、その周溝２ｂの巾は固定刃１１の厚みより
少し広く設定されている。

前記周ＷＩｔ２ｂと窓孔３ｂ内で細断用紙搬送方向りに
鋭角θの刃面１１ａを有する平行四辺形の鋼製固定刃１
１と、該固定刃１１の多数枚を成型時に固定するかまた
は接着剤で固定した合成樹脂製支持体１２とからなる固
定刃ユニットＵが設けられており、刃面１１ａの一部（
切断部）が、前記駆動搬送ローラー２と搬送ガイド板３
の接触している範囲内で、これらの外周円と交差した状
態に位置している。

また、第１図に示す様に、一対の駆動搬送ローラー２と
搬送ガイド板３の接点での接線と固定刃１１の直線状刃
面１１ａとのなす前記鋭角θが５度〜８５度であればよ
く、好ましくは１０度〜７０度、更に最適には２０度〜
４５度が良い。

第４．５図の如く、前記固定刃ユニットＵは、前記本体
ｌの搬送ガイド板下部に形成された取替孔１３付装着室
１４のユニット支持部１５に支持されている。そして、
細断時に刃面１１ａに当る細断用紙Ｂに押し出されない
ように、固定刃二ニットＵの支持体１２に埋設されたナ
ツト１２ａには支持部１５の横孔１５ａに貫通されたボ
ルトＩ７が螺嵌され、これによりユニット支持部１５に
ユニットＵが着脱自在に固定され、これにより取付装置
Ｆが構成されている。図中Ｓは細断スイッチである。

また、本実施例の文書細断機は、＋ｆＬ１Ｂの天板１９
等に次の締付装置２０を用いて着脱自在に締付設置され
ている。すなわち、上フランツ２１ａを本体１の底板１
ｃに固定された金属板製コ字形枠２１と、該枠２１の下
フランジ２１ｂに螺嵌された摘み２２ａ付締付ねじ杆２
２と、該ねじ杆２２の上端に連結された固定器２３とか
ら前記締付装置２０が構成されている。そして、ねじ杆
２２の締付けにより、天板１９を本体１の底板１ｃと固
定器２３により挟み付けている。

上記において、本発明の実施例を要約すれば、細断装置
は、本体ｌに形成された細断用紙供給口５に近接して回
転自在に支持された駆動搬送ローラー２と、該駆動搬送
ローラー２の外周面に圧送部３ａで圧接するように本体
ｌに固定さ゛れた搬送ガイド板３と、前記駆動搬送ロー
ラー２および搬送ガイド板３の圧送部３ａにそれぞれ細
断巾ピッチＰで形成された複数の周溝２ｂおよび窓孔３
ｂと、前記駆動搬送ローラー２の回転駆動装置Ａと、前
記駆動搬送ローラー２および搬送ガイド板３による細断
用紙搬送方向りに対して刃面１１ａを有するよう前記各
周溝２ｂおよび窓孔３ｂ内に嵌入された固定刃１１と、
該固定刃１１を前記本体ｌに取付ける取付装置Ｆとを具
えている。

次に作用を説明すると、供給口５より所定枚数の細断用
紙Ｂを投入すると、駆動搬送ローラー２と搬送ガイド板
３の搬送力により、細断用紙Ｂは駆動搬送ローラー２と
搬送ガイド板３の接している圧送部３ａへと送り込まれ
る。送り込まれてきた細断用紙Ｂは、周＠２ｂと窓孔３
ｂ内の固定刃１１の刃面１１ａに当る。刃面１１ａは、
駆動搬送ローラー２と搬送ガイド板３の圧送部３ａが接
している部分内に交差させであるため、刃面１１ａに当
った細断用紙Ｂは、駆動搬送ローラー２と搬送ガイド板
３に搬送されながら、複数の固定刃１１間に設定された
ピッチ巾Ｐで細断され、その細断屑は、排出口６を通過
し、肩板容箱７内に落下し堆積する。そして、この肩板
容箱７が満杯になれば、この箱を本体ｌから引き出して
中の屑を廃棄する。

次に、固定刃１１が摩耗して切れ味が低下した場合に、
固定刃ユニットＵを新品と交換する際には、締付装置２
０のねじ杆２２を緩めて文書細断機を天板１９から外し
、肩板容箱７を取外し、スクリュー１７を外し、旧い固
定刃ユニットＵを離脱させ、新しい固定刃ユニットＵを
切替孔１３から入れて再びスクリュー１７で固定する。

第６図は本発明の第二実施例を具えた文書細断機の縦断
面図であり、これにおいては、圧送部３ａを水平面形と
したものである。その他の構成および作用は第一実施例
と全く同様である。

次に第７図は本発明の第三実施例の細断装置を示す縦断
面図であり、この実施例においては、前記固定刃１１は
、前記本体ｌに形成された開閉カバ−１３付装着室１４
のユニット支持部１５に溶接されたナツト１５ａに支持
されている。そして、細断時に刃面１１ａに当る細断用
紙Ｂに押し出されないように、固定刃ユニットＵの支持
体１２はその取付孔１２ａに貫通されたスクリュー１７
でユニット支持部１５に着脱自在に固定され、これによ
り取付装置Ｆが構成されている。その他の構成は第一実
施例と全く同様である。

なお、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく
、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修正および変更
を加え得ることは勿論である。

〈発明の効果〉 本発明は、本体に回転自在に支持された細断用紙供給用
駆動搬送ローラーと、該駆動搬送ローラーの外周面に圧
送部で圧接するように本体に固定された搬送ガイド板と
、前記駆動搬送ローラーおよび搬送ガイド板の圧送部に
それぞれ細断巾ピッチで形成された複数の周溝および窓
孔と、前記駆動搬送ローラーの回転駆動装置と、前記駆
動搬送ローラーおよび搬送ガイド板による細断用紙搬送
方向に対して刃面を有するよう前記各周溝および窓孔内
に嵌入された固定刃と、該固定刃を前記本体に取付ける
取付装置とを設けたものである。

したがって、本発明では、従来のように細断手段に円型
回転刃を使用した文書細断機に比べて、機能面では、細
断部分を小型化することができ、経済面では、−個の搬
送ローラーと複数個の固定刃により安価な部品で構成で
き、更に、部品点数を削減でき、更に、組み立て、着脱
が簡単にできるようになり、更に、調整時間を削減でき
、更に、合わせて、大幅にコストを削減できるといった
優れた効果がある。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示すもので、第１図は第一実施
例の細断装置要部の縦断側面図、第２図は第１図のＣ−
Ｃ断面図、第３図は同じ（分解斜視図、第４図は同じく
細断装置を具えた文書細断機の縦断側面図、第５図は同
じく本体と細断屑箱の分解斜視図、第６図は第二実施例
の細断装置の縦断側面図、第７図は第三実施例の細断装
置を具えた文書細断機の縦断側面図である。 ｌ：本体、２：駆動搬送ローラー、２ｂ：周溝、３：搬
送ガイド板、３ａ：圧送部、３ｂ：窓孔、５・供給口、
ｌｌ：固定刃、ｌｌａ：刃面、１２：支持体、１５、ユ
ニット支持部、Ａ：回転駆動装置、Ｂ：細断用紙、Ｄ：
搬送方向、Ｆ：取付装置、Ｐ：細断巾ピッチ、Ｕ・固定
刃ユニット、θ：鋭角。 出　願　人　　シャープ株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 本体に回転自在に支持された細断用紙供給用駆動搬送ロ
   ーラーと、該駆動搬送ローラーの外周面に圧送部で圧接
   するように本体に固定された搬送ガイド板と、前記駆動
   搬送ローラーおよび搬送ガイド板の圧送部にそれぞれ細
   断巾ピッチで形成された複数の周溝および窓孔と、前記
   駆動搬送ローラーの回転駆動装置と、前記駆動搬送ロー
   ラーおよび搬送ガイド板による細断用紙搬送方向に対し
   て刃面を有するよう前記各周溝および窓孔内に嵌入され
   た固定刃と、該固定刃を前記本体に取付ける取付装置と
   を具えていることを特徴とする文書細断機の細断装置。