JPH01188002A - アンテナ - Google Patents
アンテナInfo
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- JPH01188002A JPH01188002A JP956588A JP956588A JPH01188002A JP H01188002 A JPH01188002 A JP H01188002A JP 956588 A JP956588 A JP 956588A JP 956588 A JP956588 A JP 956588A JP H01188002 A JPH01188002 A JP H01188002A
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- Japan
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- satellite
- reflecting mirror
- antenna
- geostationary orbit
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Links
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- 238000013461 design Methods 0.000 description 13
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 5
- 230000004075 alteration Effects 0.000 description 2
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 2
- 238000012937 correction Methods 0.000 description 2
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000002542 deteriorative effect Effects 0.000 description 1
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Landscapes
- Aerials With Secondary Devices (AREA)
- Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、アンテナに関し、詳しくは無線回線等におけ
る通信相手との間の相対位置の変更にも柔軟に対応しつ
るアンテナに関するものである。
る通信相手との間の相対位置の変更にも柔軟に対応しつ
るアンテナに関するものである。
[従来の技術]
衛星通信の例に基づき、従来の技術の説明を行う。第2
図は将来の大容量マルチビーム通信方式を可能とする衛
星搭載用アンテナ・タワー系の構成例であり、第2図の
場合、静止軌道上においてタワー上にアンテナ系を展開
し運用している状態が示されている。実際には図に示し
ているアンテナの他に同様のアンテナが複数個搭載され
、またこの他センサ等が配置されるが、ここでは説明の
都合上省略しである。また、第3図は第2図に示した衛
星をロケットに収納して打ち上げる場合のロケットフェ
アリング内での収納状態を示す。
図は将来の大容量マルチビーム通信方式を可能とする衛
星搭載用アンテナ・タワー系の構成例であり、第2図の
場合、静止軌道上においてタワー上にアンテナ系を展開
し運用している状態が示されている。実際には図に示し
ているアンテナの他に同様のアンテナが複数個搭載され
、またこの他センサ等が配置されるが、ここでは説明の
都合上省略しである。また、第3図は第2図に示した衛
星をロケットに収納して打ち上げる場合のロケットフェ
アリング内での収納状態を示す。
第2図および第3図において、1はアンテナ系やセンサ
等が取付けられたタワー、2はアンテナ系を含めタワー
1が搭載される衛星構体、3は衛星構体2のうち上記ア
ンテナ・タワー系が取付けられ、しかも地球方向を向い
ている地球指向面パネル、4は衛星構体2のうち北方向
に向く北面パネル、5は同様に西方向に向く西面パネル
、6は東方向に向く東面パネルである。7はアンテナ系
のうちの主反射鏡、8は副反射鏡、9は給電部としての
1次放射器であり、10はアンテナのボアサイト方向(
アンテナの焦点位置に配置された1次放射器から放射さ
れた電波がアンテナから放射される方向)を示している
。
等が取付けられたタワー、2はアンテナ系を含めタワー
1が搭載される衛星構体、3は衛星構体2のうち上記ア
ンテナ・タワー系が取付けられ、しかも地球方向を向い
ている地球指向面パネル、4は衛星構体2のうち北方向
に向く北面パネル、5は同様に西方向に向く西面パネル
、6は東方向に向く東面パネルである。7はアンテナ系
のうちの主反射鏡、8は副反射鏡、9は給電部としての
1次放射器であり、10はアンテナのボアサイト方向(
アンテナの焦点位置に配置された1次放射器から放射さ
れた電波がアンテナから放射される方向)を示している
。
ここでは説明を分り易くするために、アンテナ系はタワ
ー1の東面側に配置され、衛星の静止軌道位置を仮に東
経135°とし、アンテナのボアサイト方向は地球上の
東経135°、北緯35°に向けるものとする。いま衛
星が地球の他心方向を向いているとすると、ボアサイト
方向10を地球上の東経135°、北緯35°に向ける
ためには、アンテナ系全体を他心方向から北方向(El
evation、E1方向)に約5.6°傾ける必要が
あり、東西方向(Azi+nuth、Az力方向に対し
ては0°でよい。第2図ではアンテナ系はすでにこの方
向に向いた状況が示されているものとする。
ー1の東面側に配置され、衛星の静止軌道位置を仮に東
経135°とし、アンテナのボアサイト方向は地球上の
東経135°、北緯35°に向けるものとする。いま衛
星が地球の他心方向を向いているとすると、ボアサイト
方向10を地球上の東経135°、北緯35°に向ける
ためには、アンテナ系全体を他心方向から北方向(El
evation、E1方向)に約5.6°傾ける必要が
あり、東西方向(Azi+nuth、Az力方向に対し
ては0°でよい。第2図ではアンテナ系はすでにこの方
向に向いた状況が示されているものとする。
いま、このような姿勢を保って1次放射器9から放射さ
れた電波はまず副反射鏡8により反射され、主反射鏡7
で再び反射された後、ボアサイト方向lOに放射され、
また受信の場合は方向が逆であるが同様の経路がたどら
れる。
れた電波はまず副反射鏡8により反射され、主反射鏡7
で再び反射された後、ボアサイト方向lOに放射され、
また受信の場合は方向が逆であるが同様の経路がたどら
れる。
また、第3図において、11はロケットのフェアリング
であり、ここではアンテナ系をロケットフェアリング1
1内に収納するため、副反射鏡8および主反射鏡7が折
り畳まれた状態でタワー1に取付けられている。すなわ
ち、衛星の静止軌道位置が設計時に決まフている場合に
はロケットフェアリングll内への収納性も考慮してタ
ワーおよびアンテナ系の構造、配置および衛星構体2上
の配置等を予め設定することができる。
であり、ここではアンテナ系をロケットフェアリング1
1内に収納するため、副反射鏡8および主反射鏡7が折
り畳まれた状態でタワー1に取付けられている。すなわ
ち、衛星の静止軌道位置が設計時に決まフている場合に
はロケットフェアリングll内への収納性も考慮してタ
ワーおよびアンテナ系の構造、配置および衛星構体2上
の配置等を予め設定することができる。
[発明が解決しようとする課題]
しかしながら、一般の場合には設計時に静止軌道位置が
明確には決まっておらず、ある範囲、例えば東経120
°から150” までの範囲というようであったり、あ
るいはまた、静止軌道位置が決まっていても後に急に変
更された場合には以下に説明するような問題が生ずる。
明確には決まっておらず、ある範囲、例えば東経120
°から150” までの範囲というようであったり、あ
るいはまた、静止軌道位置が決まっていても後に急に変
更された場合には以下に説明するような問題が生ずる。
第4図はこのような場合の一例として衛星の静止軌道位
置が東経135°の場合と tso’の場合とのアンテ
ナ系の展開状態を示す。ここで、7〜9およびlOは衛
星の静止軌道位置が東経135°の場合の各部材の配置
およびボアサイト方向を、また7′〜9′および10’
は同様に衛星の静止軌道位置が東経150°の場合の
配置およびそのボアサイト方向をそれぞれ示す。なお、
いずれの場合においてもアンテナのボアサイト方向が地
球上の東経135°、北緯35°に向くとすると、静止
軌道位置が東経150°の場合はその方向10’ を方
向10に対してAz力方向α° (この場合約2.l°
西方向に)傾ける必要がある。但し、この場合のE1方
向は両者ともほぼ同じである。従って、静止軌道位置が
150°の場合にはアンテナ系の配置を本図に示すよう
に +35°の場合の配置から変更する必要がある。
置が東経135°の場合と tso’の場合とのアンテ
ナ系の展開状態を示す。ここで、7〜9およびlOは衛
星の静止軌道位置が東経135°の場合の各部材の配置
およびボアサイト方向を、また7′〜9′および10’
は同様に衛星の静止軌道位置が東経150°の場合の
配置およびそのボアサイト方向をそれぞれ示す。なお、
いずれの場合においてもアンテナのボアサイト方向が地
球上の東経135°、北緯35°に向くとすると、静止
軌道位置が東経150°の場合はその方向10’ を方
向10に対してAz力方向α° (この場合約2.l°
西方向に)傾ける必要がある。但し、この場合のE1方
向は両者ともほぼ同じである。従って、静止軌道位置が
150°の場合にはアンテナ系の配置を本図に示すよう
に +35°の場合の配置から変更する必要がある。
このように、従来のアンテナ・タワー系では、設計時点
で衛星の静止軌道位置が決まっていない場合、あるいは
設計以後に変更される場合にはタワー1とアンテナ系と
の相対位置が変わるため、タワー1の形状をアンテナの
配置に合わせて変更するか、またはタワー1とアンテナ
間の取付はインタフェースの構造を変更する必要が生じ
る等の問題があった。また、静止軌道上で衛星の静止位
置を変更する場合は、1次放射器9に導波管あるいは同
軸ケーブルが接続されているため、第4図のような大掛
りなアンテナ系の位置変更は不可能であった。
で衛星の静止軌道位置が決まっていない場合、あるいは
設計以後に変更される場合にはタワー1とアンテナ系と
の相対位置が変わるため、タワー1の形状をアンテナの
配置に合わせて変更するか、またはタワー1とアンテナ
間の取付はインタフェースの構造を変更する必要が生じ
る等の問題があった。また、静止軌道上で衛星の静止位
置を変更する場合は、1次放射器9に導波管あるいは同
軸ケーブルが接続されているため、第4図のような大掛
りなアンテナ系の位置変更は不可能であった。
第5図は従来技術として、衛星の静止軌道位置に対応し
て主反射鏡7の傾きのみを変更する考え方の説明図であ
る。ここで、7はこれまでと同様に静止軌道位置が13
5°の場合の主反射鏡、12はその焦点位置、lOはボ
アサイト方向、7″は静止軌道位置が150°の場合の
主反射鏡、12″はその焦点位置、10#はそのボアサ
イト方向である。なお、12は副反射鏡8の焦点でもあ
る。いまアンテナのボアサイト方向lOをこの場合α°
だけAz力方向傾けるのには、主反射鏡7をα/2°だ
け傾ければよいので、第4図の場合に比べ、構造上の変
更が大幅に少なくなるとともに調整も容易となる。
て主反射鏡7の傾きのみを変更する考え方の説明図であ
る。ここで、7はこれまでと同様に静止軌道位置が13
5°の場合の主反射鏡、12はその焦点位置、lOはボ
アサイト方向、7″は静止軌道位置が150°の場合の
主反射鏡、12″はその焦点位置、10#はそのボアサ
イト方向である。なお、12は副反射鏡8の焦点でもあ
る。いまアンテナのボアサイト方向lOをこの場合α°
だけAz力方向傾けるのには、主反射鏡7をα/2°だ
け傾ければよいので、第4図の場合に比べ、構造上の変
更が大幅に少なくなるとともに調整も容易となる。
さらに、1次放射器9は固定のままでよいから、主反射
鏡7の取付は部に回動用のモータを設けておくようにす
れば静止軌道上でのアンテナボアサイトの調整は勿論、
衛星位置の変更にも対処可能である。しかし、このよう
に主反射鏡7の傾きのみを修正するのでは、主反射鏡7
の位置変更に伴い主反射鏡7と副反射鏡8との焦点が次
第にずれてゆくため、アンテナの光学的な収差が発生し
、大幅な放射パターンの劣化を招くという問題がある。
鏡7の取付は部に回動用のモータを設けておくようにす
れば静止軌道上でのアンテナボアサイトの調整は勿論、
衛星位置の変更にも対処可能である。しかし、このよう
に主反射鏡7の傾きのみを修正するのでは、主反射鏡7
の位置変更に伴い主反射鏡7と副反射鏡8との焦点が次
第にずれてゆくため、アンテナの光学的な収差が発生し
、大幅な放射パターンの劣化を招くという問題がある。
本発明の目的は、上述した従来の課題を解決すべく、設
計時点では衛星の静止軌道位置の範囲のみが示されてお
り、設計終了後から衛星打上げまでの期間にその静止軌
道位置が決定される場合は勿論、衛星打上げ後に静止軌
道位置が変更される場合にも対処でき、かつ放射パター
ンの劣化を生ずることのないアンテナを提供することに
ある。
計時点では衛星の静止軌道位置の範囲のみが示されてお
り、設計終了後から衛星打上げまでの期間にその静止軌
道位置が決定される場合は勿論、衛星打上げ後に静止軌
道位置が変更される場合にも対処でき、かつ放射パター
ンの劣化を生ずることのないアンテナを提供することに
ある。
[課題を解決するための手段]
かかる目的を達成するために、本発明は、一枚以上の反
射鏡を有し、給電部から反射鏡に向けて電波を放射する
ようにしたアンテナにおいて、給電部からみた最終段の
反射鏡をその焦点を中心とする球面上で移動可能な手段
を有することを特徴とするものである。
射鏡を有し、給電部から反射鏡に向けて電波を放射する
ようにしたアンテナにおいて、給電部からみた最終段の
反射鏡をその焦点を中心とする球面上で移動可能な手段
を有することを特徴とするものである。
[作 用]
本発明によれば、例えば通信衛星などの場合でも静止軌
道位置が変更可能範囲である限り、衛星の打上げ直前や
静止軌道にのった後で、最終段の反射鏡を駆動手段によ
りその焦点を中心とする球面に沿って穆勤させ、ボアサ
イト方向を所定の方向に変更することができるもので、
衛星搭載アンテナは元より地上の無線回線用アンテナ等
においても、給電系の姿勢変更等を要することなく、ボ
アサイト方向の修正をすることができる。
道位置が変更可能範囲である限り、衛星の打上げ直前や
静止軌道にのった後で、最終段の反射鏡を駆動手段によ
りその焦点を中心とする球面に沿って穆勤させ、ボアサ
イト方向を所定の方向に変更することができるもので、
衛星搭載アンテナは元より地上の無線回線用アンテナ等
においても、給電系の姿勢変更等を要することなく、ボ
アサイト方向の修正をすることができる。
[実施例]
以下に、図面に基づいて本発明の実施例を詳細かつ具体
的に説明する。
的に説明する。
第1図は本発明の一実施例を示す。本例もまた衛星搭載
用のアンテナ系に適用した場合の例であるが、説明を分
り易くするために、第4図や第5図によって説明してき
た例と同様、アンテナボアサイトの方向を地球上の東経
135°、北緯35°に向けるものとし、さらに設計時
点での衛星の静止軌道位置の変更可能範囲が例えば東経
120°から150°の範囲であるのに対して、打上げ
前に東経150°に決定されたものとする。
用のアンテナ系に適用した場合の例であるが、説明を分
り易くするために、第4図や第5図によって説明してき
た例と同様、アンテナボアサイトの方向を地球上の東経
135°、北緯35°に向けるものとし、さらに設計時
点での衛星の静止軌道位置の変更可能範囲が例えば東経
120°から150°の範囲であるのに対して、打上げ
前に東経150°に決定されたものとする。
しかして、本例では以上のような条件の元で主反射鏡7
のAz力方向おける傾きをその姿勢と共に修正するため
に、主反射鏡7をAz力方向おいて、その焦点を中心と
する円弧軌条に沿って揺動可能なようにする。。すなわ
ち、ここで、13は主反射鏡7を支持するタワー1の側
に固定され、主反射鏡7の焦点12を中心とする円弧1
4の形状に形成された案内レール状の固定インタフェー
ス部、15は主反射鏡7の側に固定され、固定インタフ
ェース部13に沿って移動可能な主反射鏡インタフェー
ス部である。なお、これらのインタフェース部13およ
び15には図示しないが例えば歯車機構やりニアモータ
等を設けることによって、円弧14に沿った方向に主反
射鏡7を移動させることができる。
のAz力方向おける傾きをその姿勢と共に修正するため
に、主反射鏡7をAz力方向おいて、その焦点を中心と
する円弧軌条に沿って揺動可能なようにする。。すなわ
ち、ここで、13は主反射鏡7を支持するタワー1の側
に固定され、主反射鏡7の焦点12を中心とする円弧1
4の形状に形成された案内レール状の固定インタフェー
ス部、15は主反射鏡7の側に固定され、固定インタフ
ェース部13に沿って移動可能な主反射鏡インタフェー
ス部である。なお、これらのインタフェース部13およ
び15には図示しないが例えば歯車機構やりニアモータ
等を設けることによって、円弧14に沿った方向に主反
射鏡7を移動させることができる。
このように構成したアンテナビーム駆動系においては、
予め設計時点で上述したように静止軌道位置変更範囲が
120°から150″の間に設定されているので、この
変更可能範囲であればどの位置であっても全てのアンテ
ナ・タワー系がロケットフェアリング11内に収納でき
るように構成されている。
予め設計時点で上述したように静止軌道位置変更範囲が
120°から150″の間に設定されているので、この
変更可能範囲であればどの位置であっても全てのアンテ
ナ・タワー系がロケットフェアリング11内に収納でき
るように構成されている。
そこでいま、仮に変更可能範囲の中心が東経135℃で
設計されアンテナ・タワー系の相対位置が決められてい
るものとすると、一方で副反射鏡8および1次放射器9
は固定であるから、副反射鏡8からの電波は常に虚焦点
12を位相中心として放射される。さて、主反射鏡7か
らの電波の放射方向は、主反射鏡7を照射する電波の位
相中心が焦点12と一致している限り、主反射鏡7の回
転中心軸によって決定されるので、アンテナボアサイト
方向lOを図示のようにα°傾けて、その方向をlOか
ら10″’とするには、主反射鏡7を焦点12の回りに
同じくα°だけ回転させてその姿勢を7から7″′とす
ればよいことになる。この時、ボアサイトの傾きにもか
かわらず、光学的収差は発生しないので放射パターンが
劣化することはない。従って、衛星静止軌道位置が決ま
った時点でこの向ぎを決定し、インタフェース部の接合
位置を設定し直し、固定し打ち上げればよい。
設計されアンテナ・タワー系の相対位置が決められてい
るものとすると、一方で副反射鏡8および1次放射器9
は固定であるから、副反射鏡8からの電波は常に虚焦点
12を位相中心として放射される。さて、主反射鏡7か
らの電波の放射方向は、主反射鏡7を照射する電波の位
相中心が焦点12と一致している限り、主反射鏡7の回
転中心軸によって決定されるので、アンテナボアサイト
方向lOを図示のようにα°傾けて、その方向をlOか
ら10″’とするには、主反射鏡7を焦点12の回りに
同じくα°だけ回転させてその姿勢を7から7″′とす
ればよいことになる。この時、ボアサイトの傾きにもか
かわらず、光学的収差は発生しないので放射パターンが
劣化することはない。従って、衛星静止軌道位置が決ま
った時点でこの向ぎを決定し、インタフェース部の接合
位置を設定し直し、固定し打ち上げればよい。
なお、以上の説明では、主反射鏡のアンテナボアサイト
を^Z力方向のみ修正する場合について述べたが、Az
力方向みならずE1方向に対する修正も可能であること
はいうまでもない。かかる場合は、例えば第1図に示し
た固定インタフェース部13を更に紙面とは直交する円
弧軌道上に移動自在なようになして、この軌道に沿って
も移動修正を行うことが可能なようにすることにより主
反射鏡7をその焦点を中心とする球面上で自在に移動さ
せるようにすることができる。
を^Z力方向のみ修正する場合について述べたが、Az
力方向みならずE1方向に対する修正も可能であること
はいうまでもない。かかる場合は、例えば第1図に示し
た固定インタフェース部13を更に紙面とは直交する円
弧軌道上に移動自在なようになして、この軌道に沿って
も移動修正を行うことが可能なようにすることにより主
反射鏡7をその焦点を中心とする球面上で自在に移動さ
せるようにすることができる。
[発明の効果]
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、衛星
の静止軌道位置が衛星・アンテナ系の設計以降に決定さ
れたり、変更される場合でも何ら設計のやり直しを要す
ることなく対応が可能であり、結果として設計条件に柔
軟なアンテナ系の設計・製造ができる。
の静止軌道位置が衛星・アンテナ系の設計以降に決定さ
れたり、変更される場合でも何ら設計のやり直しを要す
ることなく対応が可能であり、結果として設計条件に柔
軟なアンテナ系の設計・製造ができる。
なお、以上の説明では、衛星搭載用のアンテナ系の場合
について述べてきたが、本発明は衛星搭載アンテナに限
られるものではなく、衛星通信地球局において通信相手
である衛星を別の衛星に変更する場合、本発明の技術を
用いることにより主反射鏡位置のみを変更すればよいの
で、工期の短縮、工費の節約がはかれる他、アンテナ放
射特性の劣化がないという効果がある。同様に、地上の
無線回線用アンテナにおいても、通信の相手を変更する
場合に、従来より接続されている給電導波管・同軸ケー
ブルを引き直すことなく対応することが可能となる。
について述べてきたが、本発明は衛星搭載アンテナに限
られるものではなく、衛星通信地球局において通信相手
である衛星を別の衛星に変更する場合、本発明の技術を
用いることにより主反射鏡位置のみを変更すればよいの
で、工期の短縮、工費の節約がはかれる他、アンテナ放
射特性の劣化がないという効果がある。同様に、地上の
無線回線用アンテナにおいても、通信の相手を変更する
場合に、従来より接続されている給電導波管・同軸ケー
ブルを引き直すことなく対応することが可能となる。
第1図は本発明の一実施例を示す構成図、第2図は従来
の衛星搭載用アンテナ・タワー系の構成図、 第3図は第2図のアンテナ・タワー系を打上げロケット
に収納した状況を示す図、 第4図は従来のアンテナ・タワー系で静止軌道位置を変
更した場合のアンテナ系の配置図、第5図は従来のアン
テナ・タワー系で静止軌道位置を別の方法で変更した場
合のアンテナ系の配置図である。 1・・・タワー、 2・・・衛星構体、 3・・・地球指向面パネル、 5・・・西面パネル、 6・・・東面パネル、 7、7’ 、 、7try・・・主反射鏡、8.8′
・・・副反射鏡、 9・・・1次放射器、 10、10’ 、 10” 、 10″’・・・ボアサ
イト方向、11・・・ロケットフェアリング、 12・・・焦点、 13・・・固定インタフェース部、 14・・・円弧、 15・・・主反射鏡インタフェース部。
の衛星搭載用アンテナ・タワー系の構成図、 第3図は第2図のアンテナ・タワー系を打上げロケット
に収納した状況を示す図、 第4図は従来のアンテナ・タワー系で静止軌道位置を変
更した場合のアンテナ系の配置図、第5図は従来のアン
テナ・タワー系で静止軌道位置を別の方法で変更した場
合のアンテナ系の配置図である。 1・・・タワー、 2・・・衛星構体、 3・・・地球指向面パネル、 5・・・西面パネル、 6・・・東面パネル、 7、7’ 、 、7try・・・主反射鏡、8.8′
・・・副反射鏡、 9・・・1次放射器、 10、10’ 、 10” 、 10″’・・・ボアサ
イト方向、11・・・ロケットフェアリング、 12・・・焦点、 13・・・固定インタフェース部、 14・・・円弧、 15・・・主反射鏡インタフェース部。
Claims (1)
- 1)一枚以上の反射鏡を有し、給電部から前記反射鏡に
向けて電波を放射するようにしたアンテナにおいて、前
記給電部からみた最終段の反射鏡をその焦点を中心とす
る球面上で移動可能な手段を有することを特徴とするア
ンテナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP956588A JPH01188002A (ja) | 1988-01-21 | 1988-01-21 | アンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP956588A JPH01188002A (ja) | 1988-01-21 | 1988-01-21 | アンテナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01188002A true JPH01188002A (ja) | 1989-07-27 |
Family
ID=11723817
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP956588A Pending JPH01188002A (ja) | 1988-01-21 | 1988-01-21 | アンテナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01188002A (ja) |
-
1988
- 1988-01-21 JP JP956588A patent/JPH01188002A/ja active Pending
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