JP2605939B2 - マルチビームアンテナ - Google Patents

マルチビームアンテナ

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JP2605939B2 JP2226310A JP22631090A JP2605939B2 JP 2605939 B2 JP2605939 B2 JP 2605939B2 JP 2226310 A JP2226310 A JP 2226310A JP 22631090 A JP22631090 A JP 22631090A JP 2605939 B2 JP2605939 B2 JP 2605939B2
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paraboloid
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、方向が異なる複数の電波の送受波を行うマ
ルチビームアンテナに係り、特に2方向群に分けたとき
それらの方向が大きく異なる場合のアンテナ構成技術に
関する。
(従来の技術) 近年では、衛星利用技術の進展に伴い送受信の対象と
なる多数の衛星が静止軌道上に打ち上げられているが、
各衛星ごとにアンテナを設置するのは場所や費用等の面
で得策ではないところから、1つのアンテナで複数の衛
星と送受信できるマルチビームアンテナが研究開発され
ている。
この種のマルチビームアンテナとしては、従来、例え
ば第3図に示すようなトーラス反射鏡8を用いたものが
知られている(特公昭57−6281号公報)。トーラス反射
鏡8は、放物線をその中心軸にほぼ直交した直線(トー
ラス回転軸)7のまわりに回転してできる曲面からなる
反射鏡である。そして、2個の1次放射器18、同19を備
えるが、これらはトーラス回転軸7のまわりにビーム分
離角δだけ回転移動した位置に配置される。
このマルチビームアンテナでは、ビーム毎に使用領域
81、同82が異なるが、使用領域を一部共用することで反
射鏡8の面積を大きくしないで済む点に特徴がある。例
えば4個の衛星が静止軌道上の東経150゜、同154゜、同
158゜及び同162゜に配置されている場合のようにビーム
分離角δが10゜前後の場合は反射鏡8はそれほど大きく
はならないのである。
(発明が解決しようとする課題) ところが、前記4個の衛星(第1方向群とする)に加
えて、静止軌道上の例えば110゜に配置される衛星(第
2方向群とする)をも対象にしようとすると、地上から
見た両方向群の衛星は約55゜離れて見える。
そうすると、前述した従来のマルチビームアンテナで
は、ビーム分離角δが55゜前後となり、第1方向群のビ
ーム方向に対する使用領域と第2方向群のビーム方向に
対する使用領域とで共用できる部分がなくなり、その結
果反射鏡8の面積が大きくなり、マルチビームアンテナ
本来の目的が損なわれるという問題がある。
本発明は、このような問題に鑑みなされたもので、そ
の目的は、複数の電波方向を2方向群に分けたときそれ
らの方向が大きく異なる場合でも本来の目的を損なわな
いで済むマルチビームアンテナを提供することにある。
(課題を解決するための手段) 前記目的を達成するために、本発明のマルチビームア
ンテナは次の如き構成を有する。
即ち、本発明のマルチビームアンテナは、1点におい
て座標値及び法線を一致させた互いに異なる2つの回転
放物面の座標値の加重平均によって前記1点を中心付近
とする曲面が定められる反射鏡と;前記2つの回転放物
面の一方の焦点近傍に配置される1つの第1の1次放射
器または2以上の第1の1次放射器群と;前記2つの回
転放物面の他方の焦点近傍に配置される1つの第2の1
次放射器または2以上の第2の1次放射器群と;を備え
たことを特徴とするものである。
(作 用) 次に、前記の如く構成される本発明のマルチビームア
ンテナの作用を説明する。
本発明のマルチビームアンテナでは、反射鏡の曲面を
互いに異なる2つの回転放物面の座標値の加重平均によ
って定められる曲面とし、しかもこれら2つの回転放物
面は当該反射鏡の中心付近の1点においてその座標値及
び法線を一致させてある。そして、これら2つの回転放
物面それぞれの焦点近傍に1または2以上の1次放射器
を配置してある。
その結果、2つの回転放物面の回転中心軸は比較的大
きな角で交差することになるから、2つの大きく異なる
方向群の電波を反射鏡の大部分を共用して送受波できる
ことになる。
(実 施 例) 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本発明の一実施例に係るマルチビームアンテ
ナの概念図である。このマルチビームアンテナは、反射
鏡1、第1群の1次放射器(11,12,13,14)及び第2群
の1次放射器21(本実施例では1個)から構成されてい
る。以下の説明では本発明のアンテナを送信アンテナと
して使用する場合について述べるが、アンテナの可逆性
により、受信アンテナとして使用する場合にも同様な効
果が得られる。
第1図の構成において、第1群の1次放射器から放射
された電磁波は、反射鏡1で反射された後、それぞれ3
1,32,33,34の方向に放射される。他方、第2群の1次放
射器21から放射された電磁波は、反射鏡1で反射された
後、第1群のとは大きく異なる41の方向に放射される。
次に、本発明のアンテナの動作原理を第2図を参照し
て説明する。
反射鏡1は、2つの異なる回転放物面A及び同Bの加
重平均として求められる曲面である。即ち、回転放物面
Aの式をZA=fA(X,Y)、回転放物面Bの式をZB=f
B(X,Y)としたとき反射鏡1を Z=ZAm+ZB(1−m) ……(1) で定義する。ここで、mは加重平均の重みである。これ
は0≦m≦1であり後述する方法で定める。また、X,Y,
Zの座標は第2図のように定める。
また、回転放物面A及び回転放物面Bは第2図に示す
ように反射鏡1の中心附近の1点Pにおいてその座標値
が一致し(ZA=ZB)さらに、点Pにおける回転放物面A
の法線ベクトルと回転放物面Bの法線ベクトルが一致す
るように設定されている。このようにすることによって
回転放物面A及び回転放物面Bは点Pの近傍においてほ
とんど一致し、反射鏡1の全面にわたってもおおむね一
致するようにできる。
そして、第1群の1次放射器(11,12,13,14)は回転
放物面Aの焦点FAの近傍に、第2群の1次放射器21は回
転放物面Bの焦点FBに置かれている。
さて、式(1)において重みmが1のとき、即ち、反
射鏡1が回転放物面Aと一致している場合(Z=ZA)を
考える。このとき、点FAから発射されるいくつかの光線
を考えた場合、これらの光線は反射鏡1(いまの場合は
回転放物面Aに等しい)で反射された後に光路長誤差が
なく回転放物面Aの回転中心軸51と平行な光線となる。
即ち、位相誤差による能率の低下なしで回転中心軸51の
方向へビームを放射できる。また、点FBから発射される
いくつかの光線を考えた場合、これらの光線は反射鏡1
で反射された後平行光線とはならず、光路長誤差が生じ
る。しかし、反射鏡1(いまの場合は回転放物面Aに等
しい)はおおむね回転放物面Bに等しいので、おおむね
回転放物面Bの回転中心軸52と平行な光線となり位相誤
差による能率低下をともなうものの回転中心軸52の方向
にビームを放射できる。
次に、式(1)において重みmが0のとき、即ち、反
射鏡1が回転放物面Bと一致している場合(Z=ZB)を
考える。このときは上述の場合と逆となり、回転中心軸
52の方向には位相誤差による能率の低下なく、また、回
転中心軸51の方向には若干の能率低下をともなってビー
ムを放射できる。
さらに、m=0.5のときは、反射鏡1は回転放物面A
と回転放物面Bの中間の曲面となり、回転中心軸51と同
52の方向へほとんど同じ能率でビームを放射できる。
ここに、回転中心軸51と同52は比較的大きな角で交差
するから、両放射ビームは反射鏡1の大部分を共用しつ
つ大きく異なる2方向へ放射されることになる。
なお、以上の説明から明白なように、重みmを0から
1の範囲で変えることにより、回転中心軸51と回転中心
軸52の方向へのビーム放射の能率の大小関係を変化させ
ることができる。従って、異なる2方向への利得の要求
の大小に応じてmを定めればよい。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明のマルチビームアンテナ
によれば、反射鏡の曲面を互いに異なる2つの回転放物
面の座標値の加重平均によって定められる曲面とし、し
かもこれら2つの回転放物面は当該反射鏡の中心付近の
1点においてその座標値及び法線を一致させてある。そ
して、これら2つの回転放物面それぞれの焦点近傍に1
または2以上の1次放射器を配置してあるので、2つの
回転放物面の回転中心軸は比較的大きな角で交差するこ
とになり、2つの大きく異なる方向群の電波を反射鏡の
大部分を共用して送受波できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係るマルチビームアンテナ
の概念図、第2図は動作原理を説明するための断面図、
第3図は従来のマルチビームアンテナの概念図である。 1……反射鏡、2……法線ベクトル、11,12,13,14……
第1群の1次放射器、21……第2群の1次放射器、31,3
2,33,34……第1群のビーム放射方向、41……第2群の
ビーム放射方向、51,52……回転放物面A及び同Bの回
転中心軸。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1点において座標値及び法線を一致させた
    互いに異なる2つの回転放物面の座標値の加重平均によ
    って前記1点を中心付近とする曲面が定められる反射鏡
    と;前記2つの回転放物面の一方の焦点近傍に配置され
    る1つの第1の1次放射器または2以上の第1の1次放
    射器群と;前記2つの回転放物面の他方の焦点近傍に配
    置される1つの第2の1次放射器または2以上の第2の
    1次放射器群と;を備えたことを特徴とするマルチビー
    ムアンテナ。
JP2226310A 1990-08-28 1990-08-28 マルチビームアンテナ Expired - Lifetime JP2605939B2 (ja)

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