JPH01187383A - 可変容量形液圧ポンプ - Google Patents

可変容量形液圧ポンプ

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JPH01187383A
JPH01187383A JP63010518A JP1051888A JPH01187383A JP H01187383 A JPH01187383 A JP H01187383A JP 63010518 A JP63010518 A JP 63010518A JP 1051888 A JP1051888 A JP 1051888A JP H01187383 A JPH01187383 A JP H01187383A
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JP
Japan
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pressure
control valve
constant horsepower
spool
control
Prior art date
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Pending
Application number
JP63010518A
Other languages
English (en)
Inventor
Fusao Higashida
東田 房男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH01187383A publication Critical patent/JPH01187383A/ja
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  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、可変容量形液圧ポンプ、詳しくは、可変制御
要素と、該要素の変位量を調整するコントロールプラン
ジャ及び、スプールと定馬力ばねとをもち、前記プラン
ジャを操作する定馬力制御弁を備え、定馬力制御を行な
うようにした可変容量形液圧ポンプに関する。
(従来の技術) 従来、定馬力制御弁を用いて定馬力制御を行うようにし
た可変容量形液圧ポンプにおいて、定馬力制御の範囲で
吐出圧力に対する吐出流量を制御するようにした所謂ネ
ガティブ流量制御可能としたものを提案し、出願した。
(特願昭61−250325号) この可変容全形液圧ポンプは、第5図に示した通り、ポ
ンプハウジング(A)に、クレードル形斜板(B)を傾
斜角変更可能に内装すると共に、この斜板(B>の傾斜
角を調整する3分割したコントロールプランジャ(C)
を移動可能に支持し、前記ハウジング(A)にスプール
(D)と定馬力ばね(E)とをもつ定馬力制御弁(F)
と、吐出圧力の作用で前記スプール(D)を前記定馬力
ばね(E)に抗して押動するピストン(G)とこのピス
トン(G)の押動作用を前記スプール(D)に伝え、か
つ、パイロット圧力の作用で前記ピストン(G)の押動
作用に制限を与える馬力制限制御弁()I)とネガティ
ブ圧力の作用で前記ピストン(G)の押動作用と関係な
く前記スプール(D)を定馬力ばね(E)に抗して押動
するネガティブ流量制御弁(J)を設けたものである。
尚、第5図において(Q)はプレッシャコンペンセータ
バルブであって、PC制御通路(R)は、前記馬力制限
制御弁()()とネガティブ流量制御弁(J)との間に
形成するPC圧力作用室(S)に連通させ、吐出圧力が
設定圧力を越えると、前記バルブ(Q)のスプール(q
)が作動して、前記馬力制限制御弁(H)を介して前記
定馬力制御弁(F)を第5図右方向に動作させ、制御通
路(T)を吐出ライン(N)に連通させ、前記コントロ
ールプランジャ(C)を最大限右動させて、前記斜板(
B)を中立位置に制御し、圧力を補償し吐出量を最小流
量にする所rnpc制御を行なうのである。
また、前記コントロールプランジャ(C)の長さ方向一
端側の太径プランジャ(C−1)の背面には制御圧作用
室(U)を設けて、前記定馬力制御弁(F)から延びる
前記制御通路(T)を接続しており、また、長さ方向他
端の細径プランジャ(C−3)の背面にはリターンばね
(V)と前記吐出ライン(N)に連通ずる抑圧室(W)
を設けており、前記制御圧作用室(U)に制御圧が作用
していない場合には、前記コントロールプランジャ(C
)は前記押圧室(W)に作用する吐出圧力とリターンば
ね(V)とによる押圧力で最大限左方向に押圧されてお
り、中間径プランジャ(C−2)とビン(X)で結合し
ている前記斜板(B)は最大傾斜角に制御されている。
そして、前記制御圧作用室(U)に作用する制御圧力(
Ps)が前記押圧力に打勝つと前記コントロールプラン
ジャ(C)は右動し、前記斜板(B)が中立位置の方向
に制御されるようになっている。
しかして、以上の如く構成する液圧ポンプの作用は、吐
出ライン(N)から吐出圧力作用室(M)に作用する吐
出圧力の作用でピストン(G)を第5図右方向に動作さ
せ、かつ定馬力制御弁(F)のスプール(D)を定馬力
ばね(E)に抗して押動させることにより定馬力制御が
行えパイロット通路(0)からパイロット作用室(K)
に作用するパイロット圧力の作用により、前記馬力制限
制御弁(H)を第5図左方向に動作させて前記ピストン
(G)の押動作用に制限を与えることにより定馬力ばね
(F)で設定する定馬力特性を第6図に示した実線から
点線又は鎖線の特性に変更する馬力制限制御が行なえ、
更に、ネガティブ通路(P)からネガティブ圧力作用室
(L)に作用するネガティブ圧力の作用により、前記ネ
ガティブ流量制御弁(J)を第5図右方向に動作させ、
前記スプール(D)を定馬力ばね(E)に抗して押動さ
せることにより吐出圧力に対する吐出流量を、定馬力特
性の範囲内で任意に調整できる所謂ネガティブ流量制御
が行なえるのである。
更に詳記すると、第5図に示した状態は、前記制御通路
(T)がタンク通路(Y)に連通していて、前記斜板(
B)が最大傾斜角となって最大流量が吐出されている状
態であって、この状態でネガティブ圧力(Pn)を零に
すると吐出圧力(PO)の上昇に応じて定馬力制御弁(
F)が作動するのであり、この作動により吐出圧力(P
。)に対する吐出流量(Q)に制御され、第6図に示し
た定馬力制御が行なわれる。
そして、この定馬力特性はパイロット圧力(Pi)の選
択により第6図に示した通り、パイロット圧力(Pi)
を零とした2点鎖線の特性からパイロット圧力(Pi)
を上昇させた1点鎖線、実線、及び点線の特性に制御で
きるのであって、例えば2点鎖線で示した定馬力特性の
容量を基準容量とし、点線で示した定馬力特性の容量が
、基準容量に対し100%増大したとした場合、実線で
示した容量は基準容量に対し50%、1点鎖線で示した
容量は35%増大することになり、これら鎖線及び実線
で示した容量は、点線で示した容量の定馬力特性に対し
馬力制限が行なわれたことになる。
そして、以上の如く定馬力制御を行っている際、前記ネ
ガティブ圧力(Pn)を上昇させると、所定の馬力制限
状態での定馬力°特性の範囲内で、その吐出圧力(Po
)に対する吐出流量(Q)を、第7図の如く前記定馬力
特性において定められる吐出流量より低い流量に調節で
きるのである。
即ち例えば吐出圧力(Po)が、定馬力制御弁(F)の
動作開始前の吐出圧力(P O,)のとき、吐出流量を
、前記吐出圧力(P、、)に対応する吐出流ff1(Q
o)から(Ql)に減少させたい場合、この吐出流ff
1(Q、)に対応する吐出圧力(P 02)に対し、所
定割合のネガティブ圧力(Pn+)を作用させることに
より、吐出圧力(Po)は(P、、)でありながら、吐
出流量(Q)を前記圧力(Pot)に対応する吐出流量
(Q、)より低い吐出流量(Q、)に減少させられるの
である。
従って、以上の液圧ポンプによれば、定馬力制御弁のも
とに定馬力制御を行うことができながら、吐出流量を、
定馬力制御の範囲内の任意な値に調整できる所謂ネガテ
ィブ流量制御を、簡単な構成で行なえ、それでいて、定
馬力ばねを変更することなくこの定馬力ばねで設定する
定馬力特性を任意に変更できる所謂馬力制限制御も行な
うこともできるのである。
(発明が解決しようとする問題点) 所が以上の液圧ポンプは、第5図から明らかな通り、馬
力制限制御弁(H)及びネガティブ流量制御弁(J)は
、定馬力制御弁(F)のスプール(D)と同一直線上に
配設した上で、前記パイロット圧力作用室(K)を、前
記馬力制限制御弁(H)の前部に設けると共に前記ネガ
ティブ圧力作用室(L)を、前記ネガティブ流量制御弁
(J)の背面側に設けているので、換言すると、前記馬
力制限制御弁(H)に作用するパイロット圧力(Pi)
と、ネガティブ流量制御弁(J)に作用するネガティブ
圧力(Pn)とが対抗することになる。つまり、ネガテ
ィブ圧力(Pn)の作用によりネガティブ流量制御弁(
J)を動作させて、定馬力制御弁(F)のスプール(D
)を作動させるとき、前記パイロット圧力(Pi)が作
用する馬力制限制御弁(H)を介して前記スプール(D
)を作動させることになる。
従って、吐出圧力(Po)が一定でも、ネガティブ流量
制御弁(J)によるネガティブ流量制御は、パイロット
圧力作用室(K)の圧力の影響を受け、その特性が第7
図実線で示した如くパイロット圧力(Pi)が零の場合
から、−点鎖線(P i = 5 kg f / cm
 ” )及び点線(P i = 10 kgf/cm”
)に変化するのである。
この結果、パイロット圧力(Pi)が零の場合、前記し
た所定のネガティブ圧力(Pn+)で吐出流ffi (
Q)を(Qo)から(Q、)に制御できていたものが、
前記パイロット圧力(Pi)を上昇させた場合、吐出流
量は(Ql’)又は(Ql#)となり、同一ネガティブ
圧力(Pns)で吐出流量(Q、)とする流量制御が行
なえない問題があった。
本発明の目的は、パイロット圧力の影響を受けることな
くネガティブ圧力に応じた流量制御を行なえるようにす
る点にある。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、前記した問題点を解決するために、第1図及
び第2図に示したように、可変制御要素(1a)と、該
要素(1a)の変位量を調節するコントロールプランジ
ャ(1b)及び、スプール(19)と定馬力ばね(21
,22)とをもち、前記プランジャ(1b)を操作する
定馬力制御弁(2)を備え、定馬力制御を行うようにし
た可変容量形液圧ポンプにおいて、吐出圧力の作用で前
記定馬力制御弁(2)のスプール(19)を前記定馬力
ばね(21)に抗して押動させるピストン(3)を設け
ると共に、パイロット圧力の作用で、前記ピストン(3
)を吐出圧力による押動方向と対抗状に押圧し、前記押
動作用に制限を与えて馬力制限を行うパイロット圧力作
用室(28)を設ける一方、前記ピストン(3)の押動
作用を前記スプール(19)に伝え、かつ、ネガティブ
圧力の作用で前記ピストン(3)の押動作用と無関係に
前記スプール(19)を定馬力ばね(21)に抗して押
動させるネガティブ流量制御弁(4)を設けたことを特
徴とするものである。
(作用) 吐出圧力の作用でピストン(3)を動作させ、かつ、定
馬力制御弁(2)のスプール(19)を定馬力ばね(2
1)に抗して押動させることにより定馬力制御が行なえ
、パイロット圧力作用室(28)にパイロット圧力を作
用させることにより、前記ピストン(3)を前記スプー
ル(19)の押動方向に逆方向に動作させ、前記ピスト
ン(3)の押動作用に制限を与えることにより、定馬力
ばね(21)で設定する定馬力特性を変更する馬力制限
制御が行なえ、更に、ネガティブ圧力の作用により前記
ネガティブ流量制御弁(4)を動作させ、前記スプール
(19)を定馬力ばね(21)に抗して押動させること
により吐出圧力に対する吐出流量を、定馬力特性の範囲
内で任意に調整できるネガティブ流量制御が行なえるの
である。
しかも、前記ネガティブ流量制御弁(4)により、前記
ピストン(3)との押動作用を前記スプール(19)に
伝えるようにしたから、馬力制限制御を行なうパイロッ
ト圧力に影響を受けることなく、ネガティブ圧力に応じ
た流量制御が可能となるのである。
(実施例) 第3図に示したものは、1対の可変容量形液圧ポンプ(
1)(1)を1台のエンジン又はモータなどの駆動源(
EH)により駆動するように成すと共に、前記各ポンプ
(1)(1)にそれぞれ後記する定馬力制御弁(2)を
設けて、個別に定馬力制御を行なうようにしたものであ
る。
前記ポンプ(1)は、主として斜板から成る可変制御要
素(1a)と、この可変制御要素(1a)の変位量を調
整するコントロールプランジャ(1b)とを備え、この
コントロールプランジャ(1b)を、定馬力制御弁(2
)により操作して前記可変制御要素(1a)の変位量を
調整する如く成すのであって、この変位量調整は第2図
の如く構成するのである。
第2図に示したものは、前記可変制御要素(1a)とし
てクレードル形斜板を用い、前記コントロールプランジ
ャ(1b)を3分割して前記液圧ポンプ(1)のハウジ
ング(11)に移動可能に支持すると共に、その中間部
位を連結ピン(1c)を介して前記斜板(1a)から連
結体(ld)に連結し、そして、前記コントロールプラ
ンジャ(1b)の長さ方向一端側には、制御圧作用室(
12)を設けて、後記する定馬力制御弁(2)から延び
る制御通路(13)を接続し、また、他端側にはリター
ンばね(14)を設けると共に、前記液圧ポンプ(1)
の吐出通路(IA)と接続する押圧室(15)を設けて
いる。
以上の構成は第5図に示した先願例のものと同じであっ
て、前記制御圧作用室(12)に制御圧力(PS)が作
用していない場合、つまりタンクラインに接続している
場合、前記コントロールプランツヤ(1b)は、前記押
圧室(15)に作用する吐出圧力とリターンばね(14
)による押力で、第2図において最大限左方に押圧され
ており、前記連結ピン(IC)を介して連結する前記斜
板(1a)も最大変位位置に位置することになり、吐出
量は最大となるのであり、また、制御圧力(PS)が前
記制御圧作用室(12)に作用し、前記した押力に打勝
つと前記プランジャ(1b)は第2図において右動し、
前記斜板(1a)を最大変位位置から中立位置の方向に
制御され、吐出量を最大流量から減少させ得るのである
次に、前記コントロールプランジャ(1b)を制御する
定馬力制御弁(2)について説明する。
この定馬力制御弁(2)は第1図のように前記液圧ポン
プ(1)のハウジング(11)における前記コントロー
ルプランジャ(1b)の配設位置近くに設けるのであっ
て、前記ノ1ウジング(11)にスプール室(16)を
設けて、このスプール室(16)にスプール孔(17)
をもつガイドスリーブ(18)を摺動自由に挿嵌し、こ
のガイドスリーブ(18)のスプール孔(17)に2ラ
ンド形式のスプール(19)を摺動自由に挿嵌すると共
に、該スプール(19)の−側方には、定馬力特性を設
定する定馬力ばね(21)を設け、他側方には、吐出圧
力作用室(23)に臨み、吐出圧力の作用で前記スプー
ル(19)を前記ばね(21)に抗して押動するピスト
ン(3)を、後記するネガティブ流量制御弁(4)を介
して設ける一方、前記ガイドスリーブ(18)の−側に
は、前記斜板(1a)から延びる連結板(1d)に突設
するフィードバックピン(1e)が対接していて、前記
斜板(1a)の動きを前記ガイドスリーブ(18)にフ
ィードバックするように成している。
又、前記ハウジング(11)には、前記スプール(19
)の各ランド間に設ける圧力室(24)を吐出通路(I
A)に連通ずる圧力通路(25)と、前記スプール(1
9)の移動で開く制御通路(13)とを設けており、前
記ピストン(20)の動作で前記スプール(19)が移
動すると、前記制御通路(13)が前記圧力室(24)
に連通し、前記スプール(19)のランドと前記ガイド
スリーブ(18)の連通孔との間に形成するオリフィス
を介して流れる制御圧(PS)の流体を前記制御通路(
13)から前記コントロールプランジャ(1b)におけ
る制御圧作用室(12)に導き、前記プランジャ(1b
)を動作させるのである。
又、前記ハウジング(11)には、前記スプール室(1
6)と同一軸線上のシリンダ孔(26)を設けて、この
シリンダ孔(26)にシリンダ(27)を取付け、この
シリンダ(27)に前記ピストン(3)を摺動自由に保
持すると共に、このピストン(3)の前部にネガティブ
流量制御弁(4)を摺動自由に内装するのであって、前
記ピストン(3)の前部、即ち、前記定馬力制御弁(2
)のスプール側には、パイロット圧力作用室(28)を
画成してこの作用室(28)をパイロット通路(29)
に接続させるのであり、また、前記吐出圧力作用室(2
3)は、前記ピストン(3)に保持するガイドピストン
(20)の一端側を臨ませると共に、前記作用室(23
)を吐出通路(IA)に連通路(30)を介して接続さ
せるのである。そして、更に前記ネガティブ流量制御弁
(4)の背面側には、ネガティブ圧力作用室(31)を
画成して、この作用室(31)をネガティブ通路(32
)に接続させるのである。
第1図に示した前記ピストン(3)は、2段ピストンに
より構成するもので、前記ネガティブ流量制御弁(4)
とスプール(19)との間に介装して、前記ピストン(
3)の押動作用をネガティブ流量制御弁(4)を介して
前記スプール(19)に伝えると共に、パイロット圧力
(Pi)の作用で前記ピストン(3)の押動作用に制限
を与えるようにしており、この押動作用の制限により、
第6図に示した先願例と同様前記定馬力ばね(21)で
設定する定馬力特性を変更する所謂馬力制限制御が行な
えるのである。
また、前記ネガティブ流量制御弁(4)は、前記ピスト
ン(3)の前面側に配設し、前記ネガティブ圧力作用室
(31)にネガティブ圧力(Pn)を作用させことによ
り、前記ピストン(3)の押動作用と関連なく前記スプ
ール(19)を定馬力ばね(21)に抗して押動させる
ものであって、前記ネガティブ圧力(Pn)の作用によ
る前記した動作で第6図に示した如く定馬力特性の範囲
内で吐出圧力に対する吐出流量を変更する所謂ネガティ
ブ流量制御が行なえるのである。
又、第1図において、(41)は前記定馬力ばね(21
)を収容するばね室(42)をタンクに開放するタンク
通路であり(43)は、前記ピストン(3)の背面側及
び前記シリンダ孔(26)の途中をタンクに開放するタ
ンク通路である。又(44)は前記ガイドスリーブ(1
8)のリターンばねである。
又、(5)は、プレッシャコンベンセータバルブであっ
て、弁本体(50)のスプール孔(51)にスプール(
52)を摺動自由に内装し、このスプール(52)の一
端側に吐出通路(IA)と連通ずる圧力室(53)を設
けると共に、他端側に吐出量を最小流量に制御するPC
圧力を設定するPC設定ばね(54)を設け、更に、前
記スプール(52)が前記ばね(54)に抗して移動す
るとき開口するPC制御通路(55)を設けており、吐
出圧力が設定圧力を越えると、前記スプール(52)を
PC設定ばね(54)に抗して移動させ、前記吐出通路
(IA)に連通ずる前記圧力室(53)を、前記PC制
御通路(55)に開口させ、吐出圧力(Po)を制御圧
として前記PC制御通路(55)から、前記ネガティブ
流量制御弁(4)の通路(56)を介して、この馬力制
限制御弁(3)とネガティブ流量制御弁(4)との間に
形成するPC圧力作用室(57)に作用させ、前記ネガ
ティブ流量制御弁(4)を介して前記定馬力制御弁(2
)のスプール(19)を動作させ、前記制御通路(13
)を前記圧力通路(25)に連通させて、前記コントロ
ールプランジャ(1b)を最大限右動させ、前記斜板(
1a)を中立位置に移動させて吐出量を最小流量に制御
するのである。
次に以上の如く構成する液圧ポンプの作用を説明する。
第1図の状態は、前記制御通路(13)がタンク通路(
41)に連通していて、前記斜板(1a)が最大傾斜角
となっていて最大流量が吐出されている状態である。
この状態でネガティブ圧力(P n)が零であると、吐
出圧力(PG)の上昇に応じて前記定馬力制御弁(2)
の作動により、前記吐出圧力(P。)に対応する吐出流
量(Q)に制御されるのであって、第6図に示した先願
例と同様、所望の定馬力特性に制御されるのである。
即ち、ネガティブ(Pn)を零にすると、前記ネガティ
ブ流量制御弁(4)は動作せず、所定位置に静止したま
\となるのであって、この状態で吐出圧力(Po)が上
昇し、定馬力ばねで設定する圧力を越えると、前記ピス
トン(3)が右動し、ネガティブ流量制御弁(4)を介
して前記スプール(19)を押動させ、前記制御通路(
13)を圧力通路(25)に連通ずる圧力室(24)に
開口させるのであって、吐出流量(Q)は、吐出圧力(
Po)に対し所望の値に調整され、定馬力制御が行なわ
れるのである。
尚、この場合の定馬力特性は、パイロット圧力(Pi)
の選択により第6図の如く任意に選択できる。因みに、
第6図において2点鎖線で示したものは、パイロット圧
力(Pi)を零としたものであり、1点鎖線で示したも
のは 5 kg @ (7cmm、実線で示したものは9.6
kg・f/cm”、点線で示したものは25kg11f
/cm”としたものであって、第6図に示した先願例と
同様、2点鎖線で示した定馬力特性の容量を基準容量と
し、点線で示した定馬力特性の容量を、基準容量に対し
100%増大したとした場合、実線で示した容量は基準
容量に対し50%、1点鎖線で示した容量は35%増大
することになり、100%増大した点線の容量の定馬力
特性に対しそれぞれ馬力制限が行なわれることになる。
しかして、今実線で示した定馬力特性を選択して定馬力
制御を行なっている際、前記ネガティブ圧力(Pn)を
上昇させると、この定馬力特性の範囲内で吐出圧力(P
O)に対する吐出流量(Q)を、前記定馬力特性のもと
に定められる吐出流量より低い流量に調節できるのであ
る。
即ち、例えば吐出圧力(Po)が定馬力制御弁(2)が
動作を開始する吐出圧力(P 0+)(例えば108に
に・f/cm”)のとき、吐出流量(Q)を前記吐出圧
力(PO,)に対応する吐出流量(Q O)から(Ql
)に減少させたい場合には、第6図実線で示した定馬力
特性における吐出流ff1(Q、)に対応する吐出圧力
(Po2)(例えば140kg+1f/c■1)に対し
所定割合のネガティブ圧力(Pnt)(例えば8.75
kg’f/C■t)を作用させることにより、吐出圧力
(Po)がCP、、)でありながら、吐出流量(Q)を
第4図の如く前記圧力(P 01)に対応する吐出流f
f1(Q、)より低い吐出流量(Q、)に減少させられ
るのである。
尚、前記ネガティブ圧力(Pn)を(Pnl)に保持し
て前記した流量制御を行なっている状態で負荷が増大す
ると、吐出圧力(P、)も増大するが、この吐出圧力(
P、)が(P 02)になるまでは、吐出流量(Q)は
前記した(Q、)に維持される。そして、吐出圧力(P
、)が前記(P 02)を越えると、前記ピストン(3
)が動作し、吐出流ffi (Q)は、第6図に示した
実線の定馬力特性に則り、例えば吐出圧力(PG、)に
対応して前記(Q、)より低い吐出流量(Q2)に制御
され、吐出圧力及び吐出流量との積が一定となる定馬力
制御に復帰するのである。
このとき、前記ネガチーイブ流量制御弁(4)は、前記
ピストン(3)と前記スプール(19)との間に配設し
、前記ネガティブ圧力(Pn)によるネガティブ流量制
御弁(4)の動作により、該制御弁(19)が直接前記
スプール(19)を押圧して、該スプール(19)を定
馬力ばね(21)に抗して動作させるようにしたから、
パイロット圧力(Pi)がネガティブ流量制御に対し影
響を与えることはないのである。
即ち、先に提案した第5図の先願例では、ネガティブ流
量制御が、パイロット圧力(Pi)の影響を受け、第7
図のように、パイロット圧力(Pi)が零では、実線で
示したネガティブ流量制御特性であったものが、パイロ
ット圧力(Pi)の作用で一点鎖線又は点線で示した特
性に変化することになる。つまり吐出圧力(PO)が−
定でも、パイロット圧力(Pi)を零でネガティブ流量
制御し、所望の吐出流量(Ql)に制御していたとき、
パイロット圧力(Pi)が上昇すれば、前記吐出流量は
(Ql)から(Q、’)又は(Q、”)に変化して前記
(Q、)の制御が行なえなくなるのであるが、本発明で
は、吐出圧力(PO)が一定の状態でパイロット圧力(
Pi)が零から例えば5 kg 11f / cm ”
 、10 kg @f / cm8に上昇しても、この
パイロット圧力(Pi)の変化に拘わらず、第4図に示
した如くネガティブ圧力(Pnt)で制御している吐出
流量(Ql)は、一定に保持できるのであって、ネガテ
ィブ圧力(Pnt)での前記(Q、)の流量制御が可能
となるのである。
尚、第1図に示した実施例は、前記馬力制限制御弁(3
)及びネガティブ流量制御弁(4)を前記定馬力制御弁
(2)を構成するスプール(19)と同一軸線上に直列
状に配置したが、斯くすることにより、装置全体をコン
パクトにでき、設置スペースも少なくできる点で有利と
なるけれども、本発明はこの直列配置に限定されるもの
でない。
(発明の効果) 以上の如く本発明は、可変制御要素(1a)と、該要素
(1a)の変位量を調節するコントロールプランジャ(
1b)及び、スプール(19)と定馬力ばね(21,2
2)とをもち、前記プランジャ(1b)を操作する定馬
力制御弁(2)を備え、定馬力制御を行うようにした可
変容量形成圧ポンプにおいて、吐出圧力の作用で前記定
馬力制御弁(2)のスプール(19)を前記定馬力ばね
(21)に抗して押動させるピストン(3)を設けると
共に、パイロット圧力の作用で、前記ピストン(3)を
吐出圧力による押動方向と対抗状に押圧し、前記押動作
用に制限を与えて馬力制限を行うパイロット圧力作用室
(28)を設ける一方、前記ピストン(3)の押動作用
を前記スプール(19)に伝え、かつ、ネガティブ圧力
の作用で前記ピストン(3)の押動作用と無関係に前記
スプール(19)を定馬力ばね(21)に抗して押動さ
せるネガティブ流量制御弁(4)を設けたことを特徴と
するものであるから、定馬力制御が行なえながら、パイ
ロット圧力(Pi)の選択により、前記定馬力ばね(2
1)で設定する定馬力特性を任意に変更できる所謂馬力
制限制御が行なえ、しかも、所定の定馬力特性の範囲内
で、吐出圧力に対する吐出流量を任意に調整できる所謂
ネガティブ流量制御も行なえるのであって、汎用性に富
み、かつ、動力損失を大幅に減少できる液圧ポンプを提
供できるのである。
その上、前記ネガティブ流量制御弁(4)は、前記ピス
トン(3)と前記スプール(19)との間に配設したか
ら、ネガティブ流量制御は、パイロット圧力に影響を受
けることなく、所望のネガティブ圧力(Pn)に対し一
定の吐出流量が得られる流量制御が可能になるのである
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す要部の断面図、第2図
は液圧ポンプにおけるコントロールプランジャ部分を断
面した部分断面図、第3図は装置全体の概略説明図、第
4図はネガティブ圧力−吐出流量特性図、第5図は先願
例を示す第1図に対応した断面図、第6図は本発明及び
先願例における吐出圧カー吐出流量特性図、第7図は先
願例におけるネガティブ圧力−吐出流量特性図である。 (1)・・・・・・液圧ポンプ (1a)・・・・・・可変制御要素 (lb)・・・・・・コントロールプランジャ(IA)
・・・・・・吐出通路 (2)・・・・・・定馬力制御弁 (3)・・・・・・ピストン (4)・・・・・・ネガティブ流量制御弁(19)・・
・・・・スプール (21)・・・・・・定馬力ばね (23)・・・・・・吐出圧力作用室

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)可変制御要素(1a)と、該要素(1a)の変位
    量を調節するコントロールプランジャ(1b)及び、ス
    プール(19)と定馬力ばね(21,22)とをもち、
    前記プランジャ(1b)を操作する定馬力制御弁(2)
    を備え、定馬力制御を行うようにした可変容量形液圧ポ
    ンプにおいて、吐出圧力の作用で前記定馬力制御弁(2
    )のスプール(19)を前記定馬力ばね(21)に抗し
    て押動させるピストン(3)を設けると共に、パイロッ
    ト圧力の作用で、前記ピストン(3)を吐出圧力による
    押動方向と対抗状に押圧し、前記押動作用に制限を与え
    て馬力制限を行うパイロット圧力作用室(28)を設け
    る一方、前記ピストン(3)の押動作用を前記スプール
    (19)に伝え、かつ、ネガティブ圧力の作用で前記ピ
    ストン(3)の押動作用と無関係に前記スプール(19
    )を定馬力ばね(21)に抗して押動させるネガティブ
    流量制御弁(4)を設けたことを特徴とする可変容量形
    液圧ポンプ。
JP63010518A 1988-01-19 1988-01-19 可変容量形液圧ポンプ Pending JPH01187383A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104061143A (zh) * 2013-07-17 2014-09-24 福州大学 一种应用于轴向柱塞泵的负流量与总功率控制的系统
CN109340100A (zh) * 2018-11-24 2019-02-15 李军 一种柱塞泵

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CN109340100B (zh) * 2018-11-24 2019-09-06 东营盛昶石油机械有限公司 一种柱塞泵

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