JPS6380083A - 可変容量形液圧ポンプの容量制御装置 - Google Patents

可変容量形液圧ポンプの容量制御装置

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JPS6380083A
JPS6380083A JP61222773A JP22277386A JPS6380083A JP S6380083 A JPS6380083 A JP S6380083A JP 61222773 A JP61222773 A JP 61222773A JP 22277386 A JP22277386 A JP 22277386A JP S6380083 A JPS6380083 A JP S6380083A
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JP
Japan
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pressure
control
discharge
chamber
spool
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JP61222773A
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Inventor
Fusao Higashida
東田 房男
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は可変容量形液圧ポンプ、詳しくは、可変制御要
素と該要素の変位量を調整するコントロールプランジャ
及びこのプランジャを操作する定馬力制御弁を備えた一
対の可変容量形波圧ポンプの容量制御装置に関する。
(従来の技術) 従来、可変容量形波圧ポンプに定馬力制御弁を設けて、
定馬力制御を行なう場合、例えば実開昭56−1677
82号公報に示され、また、第8図に示した如き定馬力
制御弁を用いている。
第8図に示した定馬力制御弁は、スプール室(64)を
もった弁本体(63)の前記スプール室(64)にガイ
ドスリーブ(66)を摺動自由に内装すると共に、この
ガイドスリーブ(66)にスプール(65)を摺動自由
に内装し、このスプール(65)の背面室(73)に吐
出圧通路(70)を接続し、前面側にばね室(71)を
設けて、このばね室(71)に前記背面室(73)に作
用する吐出圧力に対抗する定馬力ばね(72)を設ける
一方、前記スプール室(64)に、可変容量形波圧ポン
プにおけるコントロールプランジャ(61)の作用室(
67)と連通ずる制御通路(68)を接続したものであ
る。
尚、第8図において、(69)は前記スプール(65)
の移動で前記制御通路(68)に連通ずる吐出通路であ
り、(T)はタンク通路、(60)は前記コントロール
プランジャ(61)により変位量が操作される可変制御
要素の斜板、(62)はフィードバックリンク機構であ
る。
以上の構成において、前記背面室(73)に作用する吐
出圧力が、定馬力ばね(72)により設定圧力を越える
と前記スプール(65)を作動させ、前記制御通路(6
8)を吐出通路(69)に連通させて、制御圧力を前記
コントロールプランジャ(81)に作用させ、このプラ
ンジャ(61)を動作させて前記可変制御要素(62)
の変位量を調節し、この結果、吐出圧カー吐出流量特性
を定馬力制御となる如く成しているのである。
又一方、以上の如く構成する定馬力制御弁を備えた可変
容量形波圧ポンプを2個一対として、一つのエンジンに
より駆動することもあるが、この場合例えば特公昭57
−107407号公報の如く前記エンジンの馬力に対応
して、前記各液圧ポンプをそれぞれ個別的に定馬力制御
を行なっているのである。
(発明が解決しようとする問題点) 以上の如く定馬力制御弁を用いて定馬力制御を行なう場
合、前記定馬力ばね(72)を調整することにより定馬
力特性を変更することはできるが、前記定馬力ばね(7
2)により定馬力特性を設定すると、吐出圧力が決まれ
ば吐出流量も決ってしまい、所定の吐出圧力のもとで、
設定される吐出量より少ない吐出流量に変更できないこ
とになり、作業状態によっては不必要となる流量が無駄
に吐出されてしまい、それだけ動力損失となる問題があ
った。
また一方、2台のポンプを一対として一つのエンジンで
駆動する場合、これら各ポンプを個別に制御すると、前
記エンジンの定馬力以上の負荷が前記エンジンに作用す
ることはないのであるが、反面一方の液圧ポンプに対応
すめる負荷が小さく、他方の液圧ポンプに対応する負荷
とのトータルが、エンジンの馬力以下の場合でも、一方
の液圧ポンプに対応する負荷が前記エンジンの2分の1
馬力を越えると、定馬力制御されてしまい、前記エンジ
ンの能力を有効に利用できない問題があった0 本発明の目的は、一対の可変容量形波圧ポンプをクロス
センシングさせて全馬力制御を行ないエンジンの能力を
を効に利用でき、しかも、これら各液圧ポンプに設ける
定馬力制御弁のもとにこれら各液圧ポンプを定馬力制御
できながら、吐出流量を、この定馬力制御の範囲内の任
意の吐出流量に調整できる所謂ネガティブ流量制御がで
き、これにより動力損失も大幅に減少することもできる
ようにした点にある。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、前記した問題点を解決するために、可変制御
要素(1a)(2a)と該要素(1a)(2a)の変位
量を調整するコントロールプランジャ(1b)(2b)
及び該プランジャ(1b)(2b)を操作する定馬力制
御弁(3A)(3B)を備えた一対の可変容量形液圧ポ
ンプ(1)(2)の容量制御装置であって、第1受圧面
(A1)をもつ第1吐出圧力作用室(43)と第2受圧
面(A2)をもつ第2吐出圧力作用室(44)とネガテ
ィブ圧力作用室(45)及び前記第1吐出圧力作用室(
43)とネガティブ圧力作用室(45)とを区画して二
次側開口部(47)との間でオリフィス(O1)(O□
)を形成するランドをもつスプール(42)とを備え、
かつ、前記スプール(42)の一側に二次側圧力作用室
(51)を設けた定地減圧弁<4A)(4B)を前記各
液圧ポンプ(1)(2)に対応して設け、これら各減圧
弁(4A)(4B)における第1吐出圧力作用室(43
)に、自系統の液圧ポンプ(1)(2)の吐出通路(1
A)(2A)を接続し、前記第2吐出圧力作用室(44
)に他系統の液圧ポンプ(2)(1)の吐出通路(2A
)(1A)を接続すると共に、前記各減圧弁(4A)(
4B)の二次側開口部(47)を、自系統の液圧ポンプ
(1)(2)に対応する定馬力制御弁(3A)(3B)
における作用室(28)に接続する一方、前記ネガティ
ブ圧力作用室(45)にネガティブ圧力通路(46)を
接続したことを特徴とするものである。
(作用) 二つの液圧ポンプ(1)(2)における吐出圧力のトー
タルで各液圧ポンプ(1)(2)に対応して設ける定地
減圧弁(4A)(4B)をそれぞれ動作させて一方の液
圧ポンプ(1)又は(2)の吐出圧力(PA1)(PB
1)を減圧した二次側圧力(Pl)により各液圧ポンプ
(1)(2)に対応して設ける定馬力制御弁(3A)又
は(3B)を作動させて、二つの液圧ポンプ(1)(2
)をクロスセンシングさせ、このクロスセンシングによ
り全馬力制御が行なえるのであり、また、二次側圧力(
Pl)より高いネガティブ圧力(P2)を作用させるこ
とにより各液圧ポンプ(1)(2)の吐出量を、その定
馬力制御の範囲内における所望の吐出量に調整できるの
である。
即ち、前記ネガティブ圧力を、前記ネガティブ圧力作用
室(45)に作用させると、平衡位置にあるスプール(
42)のランドと二次側開口部(47)との間のオリフ
ィス(0重)を介してネガティブ圧力の流体が前記二次
側圧力作用室(51)に導入されて前記スプール(42
)を動作させ、前記二次側圧力をネガティブ圧力として
定馬力制御弁(3A)(3B)の作用室(28)に作用
させられるのであり、これにより前記定馬力制御弁(3
A)(3B)に対応する液圧ポンプ(1)(2)の吐出
量を、吐出圧力に係わりなく定馬力制御範囲内における
所望の吐出量にr+aできるのである。
(実施例) 本発明における一対の可変容量形液圧ポンプ(1)(2
)は第1図に概略的に示した通り、主として斜板から成
る可変制御要素(1a)(2a)と該可変制御要素(l
 a)  (2a)を操作するコントロールプランジャ
(1b)(2b)とを備えており、−台のエンジン(図
示せず)により駆動されるようになっている。
また、これら各液圧ポンプ(1)(2)の容量制御は、
各液圧ポンプ(1)(2)に対応してそれぞれ各別に設
ける定馬力制御弁(3A)(3B)により行なうもので
あって、これら定馬力制御弁(3A)(3B)を、クロ
スセンシング可能とした定地減圧弁(4A)(4B)を
介して動作させる如く成している。
尚、前記各液圧ポンプ(1)(2)におけるコントロー
ルプランジャ(1b)(2b)による前記可変制御要素
(1a)(2a)の変位量調整は、第2図の如く構成す
るのである。第2図に示したものは、前記液圧ポンプ(
1)に対応するものであって、可変制御要素(1a)と
してクレードル形斜板を用い、前記コントロールプラン
ジャ(1b)を3分割して前記液圧ポンプ(1)のハウ
ジング(11)に移動可能に支持すると共に、その中間
部位を連結ピン(1c)を介して前記斜板(1a)から
延びる連結体(1d)に連結し、そして、前記コントロ
ールプランジャ(1b)の長さ方向一端側には、制御圧
作用室(12)を設けて、後記する定馬力制御弁(3A
)から延びる制御通路(13)を接続し、また、他端側
にはリターンばね(14)を設けると共に、前記液圧ポ
ンプ(1)の吐出通路(1A)と接続する抑圧室(15
)を設けている。
しかして、前記制御圧作用室(12)に制御圧力(PS
)が作用していない場合、つまりタンクライン(T)に
接続する場合、前記コントロールプランジャ(1b)は
、前記抑圧室(15)k:作用する吐出圧力とリターン
ばね(14)による押力で、第2図において最大限左方
に押圧されており、前記連結ピン(IC)を介して連結
する前記斜板(1a)も最大変位位置に位置することに
なり、吐出量は最大となるのであり、また、制御圧力(
PS)が前記制御圧作用室(12)に作用し、前記した
押力に打勝つと前記プランジャ(1b)は第2図におい
て右動し、前記斜板(1a)を最大変位位置から中立位
置の方向に制御され、吐出量を最大流量から減少させ得
るのである。
尚、以上の構成は液圧ポンプ(2)についても同様であ
る。
次に、前記コントロールプランジャ(1a)(2a)を
制御する定馬力制御弁(3A)(3B)について説明す
る。
これら定馬力制御弁(3A)(3B)は、同じ構成を有
するものであって、説明の都合上、前記液圧ポンプ(1
)に対応して設ける定馬力制御弁(3A)を第3図につ
いて説明する。
この定馬力制御弁(3A)は前記液圧ポンプ(1)のハ
ウジング(11)における前記コントロールプランジャ
(1b)の配役位置近くに設けるのであって、前記ハウ
ジング(11)にスプール室(16)を設けて、このス
プール室(18)にスプール孔(17)をもつガイドス
リーブ(18)を摺動自由に挿嵌し、このガイドスリー
ブ(18)のスプール孔(17)に2ランド形式のスプ
ール(19)を摺動自由に挿嵌すると共に、該スプール
(19)の一側に、ピストン(20)を介して、該ピス
トン(20)の背面室(28)に、後記する定地減圧弁
(4A)の二次側圧力(Pl)又はネガティブ圧力(P
2)を作用させ、また、他方には定馬力特性を設定する
二つの定馬力ばね(21)(22)を設ける一方、前記
ガイドスリーブ(18)の一側には、前記斜板(1a)
から延びる連結板(1d)に突設するフィードバックピ
ン(1e)が対接していて、前記斜板(1a)の動きを
前記ガイドスリーブ(18)にフィードバックするよう
に成している。
又、前記ハウジング(11)には、前記スプール(19
)の各ランド間に設ける圧力室(23)を吐出通路に定
地減圧弁(4A)を介して連通ずる圧力通路(24)と
、前記スプール(19)の移動で開く制御通路(13)
とを設けておす、前記ピストン(20)の動作で前記ス
プール(19)が移動すると、前記制御通路(13)が
前記圧力室(23)に連通し、前記スプール(19)の
ランドと前記ガイドスリーブ(18)の連通孔との間に
形成するオリフィスを介して流れる制御圧流体を前記制
御通路(13)から前記コントロールプランジャ(1b
)における制御圧作用室(12)に導き、前記プランジ
ャ(1b)を動作させるのである。
又、前記ピストン(20)は、前記ハウジング(11)
に、前記スプール室(16)と同一軸線上のシリンダ孔
(25)を設けて、このシリンダ孔(25)にシリンダ
(26)を取付け、このシリンダ(26)に摺動自由に
内装したもので、このシリンダ(26)の背面側に、後
記する定比減圧弁(4A)の二次側開口部と接続する操
作通路(27)を連通させるのであって、操作通路(2
7)を介して、前記ピストン(20)の背面室(28)
に前記足枕減圧弁(4A)の二次側圧力(P1)又はネ
ガティブ圧力(P2)が作用し、前記定馬力ばね(21
)(22)による押圧力に打勝つ押力が働くと、前記ピ
ストン(20)が前記スプール(19)を伴なって移動
することになるのである。
尚、第3図に示したピストン(20)は2段ピストンと
なっており、前記シリンダ(26)の中間部にパイロッ
ト室(29)を設けて、このパイロット室(29)に前
記ピストン(20)の段部を臨ませ、パイロット通路(
30)から所望のバイロフト圧力(Pl)を作用させる
ことにより、第7図の如く前記定馬力ばね(21)(2
2)で設定する定馬力特性を変更する馬力制限制御が行
なえるようにしている。
第7図において実線はパイロット圧力(Pi)が零の場
合の定馬力特性であり、点線はパイロット圧力(Pi)
を10 (b a r m、 kg f/c+s’ )
、−点鎖線は20 bar、2点鎖線は30 barと
したものである。
又第3図において、(31)は前記定馬力ばね(21)
(22)を収容するばね室(32)をタンクに開放する
タンク通路であり、(33)は前記ガイドスリーブ(1
8)のリターンばねである。
次に足枕減圧弁(4A)(4B)について説明する。こ
の減圧弁(4A)(4B)も同じ構造となっているので
、説明の都合上前記定馬力制御弁(3A)と同様前記液
圧ポンプ(1)に対応する足枕減圧弁(4A)を第3図
及び第4図について説明する。
この足枕減圧弁(4A)は前記定馬力制御弁(3A)の
配設位置近くに設けるのであって、前記液圧ポンプ(1
)のハウジング(11)に取付ける弁本体(40)にス
プール孔(41)を設けて、このスプール孔(41)に
4ランド形式のスプール(42)を摺動自由に内装する
と共に、前記スプール(42)のランドで区画する第1
受圧面(AI)をもつ第1吐出圧力作用室(43)と、
第2受圧面(A2)をもつ第2吐出圧力作用室(44)
とネガティブ圧力作用室(45)を形成して、前記第1
吐出圧力作用室(43)に自系統の液圧ポンプ(1)に
おける吐出通路(1A)を、また、前記第2吐出圧力作
用室(44)に他系統の液圧ポンプ(2)における吐出
通路(2A)を接続し、かつ、前記ネガティブ圧力作用
室(45)にネガティブ圧力通路(46)を接続するの
であり、また、前記弁本体(40)に、前記スプール(
42)のランドを介して前記第1吐出圧力作用室(43
)及びネガティブ圧力作用室(45)に連通ずる二次側
開口部(47)を設けて、この開口部(47)を、スプ
ール(42)の連通路(50)、二次側圧力作用室(5
1) 、連通路(54)及び後記するプレッシャコンペ
ンセータバルブ(53)を介して操作通路(27)から
前記定馬力制御弁(3A)における前記ピストン(20
)の背面室(28)に連通させるのである。
尚、以上の構成において、前記スプール(42)には基
端が蓋体(48)に接当する段付センサーピン(49)
を相対移動自由に内装しており、このセンサービン(4
9)の先端を前記第1吐出圧力作用室(43)に臨ませ
、また、段部を前記第2吐出圧力作用室(44)に臨ま
せており、前記センサービン(49)における先端面が
前記第1受圧面(AI)となり、段部における環状端面
が前記第2受圧而(A2)となっているのであって、前
記スプール(42)には、前記第1吐出圧力作用室(4
3)に作用する自系統の吐出圧力(PAO)に前記第1
受圧面(A1)の面積を乗じた(PAO,A1)の押圧
力と、前記第2吐出圧力作用室(44)に作用する他系
統の吐出圧力(P B O)に前記第1受圧面(A2)
の面積を乗じた(PB、、A2)の押圧力とのトータル
が第3,4図左方向に作用することになる。
また、前記スプール(42)の左端側には、前記スプー
ル(42)に設ける連通路(50)を介して前記二次側
開口部(47)と連通し、二次側圧力(P1)を導いて
前記スプール(42)に二次側圧力(P1)を作用する
二次側圧力作用室(51)を設けており、前記スプール
(42)の断面積(A1)に二次側圧力(P1)を乗じ
た押圧力(Pl、 As )が前記押圧力(PAo、A
++PBO,A2)に対抗して作用するようにしている
尚、前記第1受圧面(AI)及び第2受圧面(A2)は
、その受圧面積が等しくなっており、これら各受圧面(
A1)(A2)における受圧面積の合計(A 、1 +
 A 2 ’)が前記スプール(42)の断面積(A1
)と一定比率(例えば1対10)の面積比に設定されて
いる。
尚、前記第1及び第2受圧面(AI)  (A2)の受
圧面積比を変える一場合もある。
又、第3.4図において(52)はリターンばねであり
、又、第4図において(53)はプレッシャコンペンセ
ータバルブであって、前記二次側圧力作用室(51)の
連通路(54)と圧力通路(59)を介して連通ずるス
プール孔(55)にスプール(56)を摺動自由に内装
し、該スプール(56)の一端側に、自系統の液圧ポン
プ(1)における吐出通路(1A)と連通ずる圧力室(
57)を設けると共に、他端側にPC圧力(吐出量を最
小流量に設定する圧力)を設定するPC設定ばね(58
)を設けており、吐出圧力が設定圧力を越えると前記ス
プール(58)を前記ばね(58)に抗して移動させ、
前記吐出通路(1A)に連通ずる圧力室(57)を前記
圧力通路(59)に開口させ、吐出圧力(PAO)を制
御圧として前記圧力通路(59)から操作通路(27)
を経て前記定馬力制御弁(3A)の作用室、即ち前記ピ
ストン(20)の背面室(28)に作用させ、前記定馬
力制御弁(4A)を介してコントロールプランジャ(1
b)を最大限右動させ、前記斜板(1a)を中立位置に
移動させて吐出量を最小流量に制御するのである。
しかして、以上の構成において、前記液圧ポンプ(1)
(2)の吐出圧力(PAo)(PBo)の一方又は両方
が高くなり、前記足枕減圧弁(4A)のスプール(42
)が第3,4図において左動すると前記二次側開口部(
47)が前記第1吐出圧力作用室(43)側に開いて、
オリフィス(O8)が形成される。
そしてこのオリフィス(Ol)を介して連通ずると前記
第1此出圧力作用室(43)の吐出圧力が減圧され、こ
の減圧圧力(二次側圧力)が、前記連通路(50)を介
して前記二次側圧力作用室(51)にも作用すると同時
に、連通路(54)(59)及び操作通路(27)に作
用するのである。
従って、前記操作通路(27)には、前記押圧力(PA
O”AI+PBO/A2)を前記スプール(42)の断
面積(A1)で除した二次側圧力(P I)が作用する
ことになり、また、前記スプール(42)は(PAol
lA、+PBo・A2)がP+・A3と等しくなる平衡
位置に停止することになるのである。
尚、この平衡位置においては、前記オリフィス(0,)
及びネガティブ圧力作用室(45)との間に形成される
オリフィス(0□)を介しテ猛れがあるのであって、こ
のために、前記第1吐出圧力作用室(43)から前記二
次側開口部(47)には流れが生ずるのであり、また、
ネガティブ圧力(P2)が零の場合には、前記オリフィ
ス(0□)を介して前記二次側開口部(47)からネガ
ティブ圧力通路(4θ)に流れが生ずるのである。
この状態で前記ネガティブ圧力(P2)を零から徐々に
昇圧すると、このネガティブ圧力(P2)が前記二次側
圧力(P1)より小さい間は、前記スプール(42)が
動作することはないが、二次側圧力(P1)に近づくと
、両者の差圧(P、−P1)が小さくなるので、前記二
次側開口部(47)からネガティブ圧力作用室(45)
への漏れ量は少なくなりそれだけ二次側圧力(P8)は
上昇傾向となるが、このとき、スプール(42)は右動
させられ、オリフィス(0,)の開度を小さくして第1
吐出圧力作用室(43)から二次側開口部(47)への
漏れ量を減少させると共に、オリフィス(02)の開度
を大きくして二次この平衡状態から更に前記ネガティブ
圧力(P2)が増加して二次側圧力(Pl)より大きく
なると前記ネガティブ圧力作用室(45)から二次開口
部(47)へ流体流れが生ずることになり、前記ネガテ
ィブ圧力(P2)が前記オリフィス(0゜)を介して前
記二次側圧力作用室(51)に作用することになり、該
作用室(51)の圧力はネガティブ圧力(P2)となる
この結果、前記スプール(42)は、強制的に右動させ
られ、ネガティブ圧力(P2)が前記二次側開口部(4
7)から、連通路(50)、二次側圧力作用室(51)
 、連通路(54)及び操作通路(27)を介して前記
定馬力制御弁(3A)の作用室、即ちこの実施例では前
記ピストン(20)の背面室(28)に作用することに
なり、前記ネガティブ圧力(P2)で前記定馬力制御弁
(3A)を制御することになるのである。
次に以上の如く構成する実施例の作用を第1図に基づい
て説明する。
先ず、ネガティブ圧力(P2)を零にしている場合につ
いて説明する。
この場合、前記各液圧ポンプ(1)(2)は、これら各
ポンプ(1)(2)に対応して設ける定馬力制御弁(3
A)(3B)により定馬力制御が行なえるのであるが、
各ポンプ(1)(2)に対応して設ける定馬力制御弁(
3A)(3B)を制御する電比減圧弁(4A)(4B)
の第1受圧面(A1)には自系統・の吐出圧力(PAo
)又は(p B o)を、また、第2受圧面(A2)に
は他系統の吐出圧力(PBo)又は(PA1)を作用さ
せるものであるから、換言すると各液圧ポンプ(1)(
2)の定馬力制御は、自己圧と相手圧とのトータルで行
なうようにしているから、クロスセンシングによる全馬
力制御が可能となるのである。
即ち、液圧ポンプ(1)を基に説明すると、第5図に示
した如(この液圧ポンプ(1)の自己圧(PAO)と他
方の液圧ポンプ(2)の吐出圧力即ち相手圧(PBo)
とが等しい場合には、実線で示した定馬力制御となるが
、相手圧(PBo)が零圧の場合には点線で示した定馬
力制御となる。之に対し相手圧(PBo)が出力される
と点線の状態から一点鎖綿で示した定馬力制御になるの
であり、また、自己圧(PAo)が低い状態で相手圧(
PB1)が高くなれば、2点鎖線の定馬力制御となるの
であって、前記液圧ポンプ(1)の吐出流量(QA)は
、第5図の如(その吐出圧力(PA1)に応じた制御が
行なわれるのである。
従って、以上の如く全馬力制御が行なえるので、前記各
液圧ポンプ(1)(2)を駆動するエンジンの能力を有
効に利用できるのである。
次に以上の如く定馬力制御を行なっている状態でネガテ
ィブ圧力(P2)を作用させる場合について説明する。
この場合、前記した通り、前記ネガティブ圧力(P2)
が二次側圧力(P1)より低いときには、前記した定馬
力制御が行なわれるのであるが、前記二次側圧力(Pl
)より大きくなると、前記液圧ポンプ(1)(2)に対
応して設ける電比減圧弁(4A)(4B)の二次側圧力
(Pl)がネガティブ圧力(P2)となり、このネガテ
ィブ圧力(P2)が該ネガティブ圧力(P2)を作用さ
せる定地減圧弁(4A)又は(4B)に接続する定馬力
制御弁(3A)又は(3B)の作用室(背面室(28)
)に作用することになり、吐出圧力(PAQ)又は(P
 B O)の変化がなくとも、前記定馬力制御弁(3A
)又は(3B)のスプール(19)が右動し、この結果
、前記液圧ポンプ(1)又は(2)のコントロールプラ
ンジャ(1b)又は(2b)も右動し、前記斜板(1a
)又は(2a)が中立位置の方向に動作し、吐出流量を
定馬力制御の範囲内における任意の流量に調整できるの
である。即ち、第6図に示した如く例えば吐出圧力(P
AO)が(PAot)で吐出流量が(Q A I)で定
馬力制御が行なわれているとき、その吐出流量を(Q 
A l)から低流量の(Q A 2)に減少したい場合
には、前記ネガティブ圧力(P2)を、第6図に示した
定馬力特性曲線における点(Z)に対応する吐出圧力(
P A 。
2)に対応する二次側圧力(Pl)に打勝つ圧力に設定
するのであって、このネガティブ圧力(P2)の作用に
より、前記吐出量を(QA2)に減少できるのである。
尚、以上の如くネガティブ圧力(P2)を作用させ、ネ
ガティブ流量制御を行なっているときN  PAo・A
t+PBo’ A2>PAO2・A、になると、二次側
圧力(P1)が、ネガティブ圧力(P2)に打勝つこと
になるから、前記二次(11圧力(P□)が前記定馬力
制御弁(3A)に作用することになり、再び前記した定
馬力制御のちとに吐出流量(QA)の制御が行なわれる
のである。
以上のネガティブ流量制御は、前記ネガティブ圧力(P
2)を選択することにより、定馬力制御の範囲内での任
意な流量に制御できるのである。
また、このネガティブ流量制御は、各液圧ポンプ(1)
(2)毎に行なうのであって、双方の同時制御も可能で
ある。
(発明の効果) 本発明は以上の如く、可変制御要素(1a)(2a)と
該要素(1a)(2a)の変位量を調整するコントロー
ルプランジャ(1b)(2b)及び該プランジャ(1b
)(2b)を操作する定馬力制御弁(3A)(3B)を
備えた一対の可変容量形波圧ポンプ(1)(2)の容量
制御装置であって、第1受圧面(A1)をもつ第1吐出
圧力作用室(43)と第2受圧面(A2)をもつ第2吐
出圧力作用室(44)とネガティブ圧力作用室(45)
及び前記第1吐出圧力作用室(43)とネガティブ圧力
作用室(45)とを区画して二次側開口部(47)との
間でオリフィス(0,)(0□)を形成するランドをも
つスプール(42)とを備え、かつ、前記スプール(4
2)の一側に二次側圧力作用室(51)を設けた定地減
圧弁(4A)(4B)を前記各液圧ポンプ(1)(2)
に対応して設け、これら各減圧弁(4A)(4B)にお
ける第1吐出圧力作用室(43)に、自系統の液圧ポン
プ(1)(2)の吐出通路(1A)(2A)を接続し、
前記第2吐出圧力作用室(44)に他系統の液圧ポンプ
(2)(1)の吐出通路(2A)(1A)を接続すると
共に、前記各減圧弁(4A)(4B)の二次側開口部(
47)を、自系統の液圧ポンプ(1)(2)に対応する
定馬力制御弁(3A)(3B)における作用室(28)
に接続する一方、前記ネガティブ圧力作用室(45)に
ネガティブ圧力通路(46)を接続したことを特徴とす
るものでるから、クロスセンシングによる全馬力制御が
行なえ、エンジンの能力をを効に利用できながら、各液
圧ポンプ(1)(2)において、吐出圧力(PAo)(
PB1)に対し、定馬力制御の範囲内における任意の吐
出流量が得られるのであって、動力損失を大幅に減少で
きるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す概略説明図、第2図は
液圧ポンプにおけるコントロールプランジャ部分を断面
した部分断面図、第3図は要部の断面図、第4図は第3
図のIV−IV線における断面図、第5図は全馬力制御
を説明する吐出圧カー吐出流量特性図、第6図はネガテ
ィブ流量制御を説明する吐出圧カー吐出流量特性図、第
7図は馬力制限制御を説明する吐出圧カー吐出流量特性
図、第8図は従来例を示す説明図である。 (1)(2)・・・・・・液圧ポンプ (1a)(2a)・・・・・・可変制御要素(1b)(
2b)・・・・・・コントロールプランジャ(1A)(
2A)・・・・・・吐出通路(3A)(3B)・・・・
・・定馬力制御弁(4A)(4B)・・・・・・足枕減
圧弁(42)・・・・・・スプール (43)・・・・・・第1吐出圧力作用室(44)・・
・・・・第2吐出圧力作用室(45)・・・・・・ネガ
ティブ圧力作用室(46)・・・・・・ネガティブ圧力
通路(47)・・・・・・二次側開口部 (A1)・・・・・・第1受圧面 (A2)・・・・・・第2受圧面 (01)  (02)・・・・・・オリフイス第5図 第6図 PAo(bar) 第7図 P(ba計] 第8図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)可変制御要素(1a)(2a)と該要素(1a)
    (2a)の変位量を調整するコントロールプランジャ(
    1b)(2b)及び該プランジャ(1b)(2b)を操
    作する定馬力制御弁(3A)(3B)を備えた一対の可
    変容量形液圧ポンプ(1)(2)の容量制御装置であっ
    て、第1受圧面(A_1)をもつ第1吐出圧力作用室(
    43)と第2受圧面(A_2)をもつ第2吐出圧力作用
    室(44)とネガティブ圧力作用室(45)及び前記第
    1吐出圧力作用室(43)とネガティブ圧力作用室(4
    5)とを区画して二次側開口部(47)との間でオリフ
    ィス(O_1)(O_2)を形成するランドをもつスプ
    ール(42)とを備え、かつ、前記スプール(42)の
    一側に二次側圧力作用室(51)を設けた定比減圧弁(
    4A)(4B)を前記各液圧ポンプ(1)(2)に対応
    して設け、これら各減圧弁(4A)(4B)における第
    1吐出圧力作用室(43)に、自系統の液圧ポンプ(1
    )(2)の吐出通路(1A)(2A)を接続し、前記第
    2吐出圧力作用室(44)に他系統の液圧ポンプ(2)
    (1)の吐出通路(2A)(1A)を接続すると共に、
    前記各減圧弁(4A)(4B)の二次側開口部(47)
    を、自系統の液圧ポンプ(1)(2)に対応する定馬力
    制御弁(3A)(3B)における作用室(28)に接続
    する一方、前記ネガティブ圧力作用室(45)にネガテ
    ィブ圧力通路(46)を接続したことを特徴とする可変
    容量形液圧ポンプの容量制御装置。
JP61222773A 1986-09-20 1986-09-20 可変容量形液圧ポンプの容量制御装置 Pending JPS6380083A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100814497B1 (ko) 2007-04-02 2008-03-18 주식회사 파카한일유압 가변 유량 제어용 로직밸브

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