JPH01187013A - 農作業機における自動操舵制御装置 - Google Patents

農作業機における自動操舵制御装置

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JPH01187013A
JPH01187013A JP63009191A JP919188A JPH01187013A JP H01187013 A JPH01187013 A JP H01187013A JP 63009191 A JP63009191 A JP 63009191A JP 919188 A JP919188 A JP 919188A JP H01187013 A JPH01187013 A JP H01187013A
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JP
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curved
row
steering
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JP63009191A
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English (en)
Inventor
Hideki Kamiyama
神山 英機
Yasutomo Sei
康友 勢井
Katsuo Nakaguchi
勝雄 中口
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Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、圃場に既に植付けられて列状に並ぶ、いわゆ
る植付苗列に対し°ζ略並行状に田植機等の農作業機を
走行できるようにする自動操舵制御装置の構造に関する
ものである。
〔従来の技術〕
従来から田植機により圃場に苗を植付ける場合、田植機
にその進行方向左右に適宜間隔で植付機構を設け、田植
機の進行につれて上下回動する植付機構にて苗載台の苗
マントを適宜株数ごとに分割しながら圃場面に植付ける
ので、圃場面には、田植機の進行方向に沿って適宜の苗
植付間隔で、植付は苗箇所が並ぶと同時に、進行方向に
対して左右方向に適宜間隔で複数列にて植付けられるこ
とは周知である。
そして、圃場に既に植付けられた植付苗列と略並行状に
田植機を走行できるようにする自動操舵装置の先行技術
として、特開昭62−61509号公報では、前進させ
る田植機に搭載したカラービデオカメラにて、前記隣接
した部分の植付苗列のうちの適宜範囲を撮像し、この撮
像画面情報を2値化処理して各植付は苗箇所に対応する
領域を抽出して後、ハフ(Slough )変換等の処
理により前記複数の領域からなる列から直線を近似計算
し、この計算上の仮想直線と撮像画面の縦横中心線等の
任意の基準線及び基準点に対する横ずれ及び傾斜のずれ
の隔たりを一定の許容範囲内に納まるように殿体の操舵
制御を実行することを提案している。
(発明が解決しようとする課題〕 前記先行技術においては、撮像手段は、いわゆるビデオ
カメラのごとく撮像画面が縦横の拡がりを持つ二次元的
な平面を有するものであり、従って検出すべき対象の光
学像を光電センサーの光電場面にて画素の時系列的に分
解するとき、センサー面の横軸(X軸)沿って走査する
走査線の繰り返しを縦軸(y軸)に沿って順次ずらせて
実行することにより、−枚の画面を形成するのであり、
この二次元的なエリアセンサーによれば、画像情報とし
ての一枚の画面に複数の植付は苗箇所がその幾何学的位
置関係と共に同時に検出できる。
従って、エリアセンサーによる画像情報から植付苗列が
直線的であるか曲線的であるかの判別が可能である。そ
の反面、前記の画像情報を得るための画像処理の演算が
複雑である一方、農作業機等の重両搭載用の容量の小さ
いコンピュータでは演算速度が遅くなり、前記演算結果
から操舵制御までの時間が掛かり過ぎるという問題があ
った。
他方、前記二次元的な充電センサーのうちの一行分の横
並びの複数画素からなるものや、複数の光電センサーを
横並べてなる、いわゆるう・インセンサー(−次元光電
センサーともいう)を使用して前記植付は箇所を検出す
るときには、当該ラインセンサーをその画素(または光
電素子)が田植機の進行方向と直角な左右に長く並ぶよ
うに配設し、このラインセンサーのうちのいずれかの画
素(または光電素子)にて植付は苗箇所を特定するよう
に検出するものであり、画像情報を得るための画像処理
の演算は簡単で、迅速な処理が可能である反面、機体の
進行方向前後の情報は一切含まれていないから、前記植
付苗列が略−直線状に並んでいるときはともかく、左右
に太き(ずれたり、植付苗列が湾曲している場合(湾曲
した畦に沿って植付苗列が存在する場合)にはそのずれ
や湾曲の情報を予測できないという欠点があった。
また、苗植え作業後の適宜時期に施肥または薬剤散布す
る管理機は、前記既に植付けられた植付苗列に沿って進
行させつつ作業を実行するので、このような農作業機に
自動操舵装置を搭載する場合にも前記と同様の問題が生
じるのであった。
他方、田植機等の農作業機において、植付苗列が貼−直
線状に並部ように苗植え作業するときの車速を高速とす
る一方、湾曲した畦に沿って植付苗列を湾曲させて苗植
えするときには、車速を低速にしているのが通常である
そこで、本発明は、植付苗列の直線又は曲線と、この車
速の変更とを関連させて、前記のラインセンサー及びエ
リアセンサーの持つ欠点を解消させ、自動操舵制御を確
実、且つ迅速に実行することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
そこで本発明は、圃場を走行する田植機等の農作業機の
側方に沿って既に植付けられた植付苗列における植付は
苗箇所を、撮像する植付苗列検出装置にて検出し、その
画像情報から機体が前記植付苗列に沿うように自動操舵
制御する装置において、走行機体の変速機構を設ける一
方、前記植付苗列検出装置を、機体進行方向左右長手に
走査して撮像するラインセンサーと、前記植付苗列を二
次元的に走査して撮像するエリアセンサーとにより構成
し、エリアセンサーにて植付苗列を直線的な仮想線であ
るか曲線的な仮想線であるかを判別し、直線的な仮想線
であるときにはラインセンサーによる画像情報にて車速
度を高速で自動操舵制御を実行する一方、曲線的な仮想
線であるときにはエリアセンサーによる画像情報にて車
速度を低速で自動操舵制御を実行するように制御したも
のである。
〔発明の作用・効果〕
この構成によれば、植付苗列検出装置をラインセンサー
とエリアセンサーとの二種類とし、エリアセンサーにて
、植付苗列の広い範囲にわたって一度に検出した画像情
報から当該植付苗列が直線的な仮想線を有するか曲線的
な仮想線を有するかを判別させることができる。
このように植付苗列の全体像を把握して直線的な仮想線
であると判断したときには、画像情報の処理から自!l
J操舵制御までの時間の掛かるエリアセンサーを使用す
るまでもなく、ラインセンサーにより、植付は苗個所の
検出とその後の画像処理を迅速に実行し、且つ、車速を
高速にして、直線的な仮想線に沿って進行するように自
動操舵する。
これによって、直線的な植付苗列の横方向に対して適宜
孔離隔てた状態にて直進する自動操舵も確実、且つ、迅
速に実行できるし、苗植え作業等の農作業を迅速にでき
るという効果を有するのである。
反対に、植付苗列が曲線的であると判別するときには、
ラインセンサーでは植付苗列の湾曲状態を正確に且つ前
もって予測できないが、エリアセンサーによる画像情報
の処理を実行すると、当該エリアセンサーにより植付苗
列の全体像を把握でき、植付苗列の広い範囲にわたって
画像情報の検出が一度にできる。このとき、車速を低速
にすれば、演算処理等の遅いエリアセンサーによる画像
処理であっても自動操舵に差支えないので、湾曲した畦
等に沿う湾曲した植付苗列に沿うように機体を正確に自
動操舵できるのである。
従って、本発明によれば、植付苗列が直線的であるか曲
線的であるかの判別に従い、車速を高速または低速に変
速することにより、ラインセンサーだけで画像情報を処
理する場合とエリアセンサーだけで画像情報を処理する
場合の各々の欠点を除(ことができ、自動操舵制御を正
確且つ迅速に実行できる効果を有するのである。
〔実施例〕
以下本発明を田植機に適用した実施例について説明する
と、図においてlはフレーム2の前部左右両側の前車輪
3.3と後部左右両側の後車輪4゜4にて支持された走
行機体で、この走行機体1の後部には、苗載台5と複数
の植付機構6とから成る多条植え式の苗植装置7が、リ
ンク機構8を介して上下昇降可能に装着されている。
走行機体lのフレーム2の上面に搭載したエンジン9の
動力は、クラッチ10及びミッションケース11を介し
て前後両車軸3.4に伝達する一方、このミッションケ
ース11から突出するPTO軸12を介して前記苗植装
置7に動力伝達する。
なお、符号13はクラッチlOのON −OF F用ア
クチエータ、14は走行変速用アクチエータ、15はP
TO軸変軸周速用アクチエータる。
前記走行機体1の上面には、操縦座席16の前方にステ
アリングギヤボックス17を設け、該ステアリングギヤ
ボックス17から立設したステアリングコラム18の上
端に、当該ステ°rリングコラム18内に挿通したステ
アリング軸19に対する操縦ハンドル20を取付けてい
る。
符号21は左右両端にナックル22.22を介して前輪
3,3を装着し、内部にミッションケース11からの動
力伝達機構を収納した左右長手の伝動ケースで、該伝動
ケース21を、それに取付く平面視コ字型のブラケット
21aと、前記フレーム2の下面左右中央部の支持部材
21bに回動自在に支持された揺動軸21Cとを介して
連結して左右上下揺動できるように構成されている。
操向装置26は前記伝動ケース15の片側から立設する
回動支点軸23に水平回動自在に装着された平面視り字
型のステアリングアーム24、該ステアリングアーム2
4に連結する左右一対のタイロッド25,25、油圧シ
リンダ26、操舵$制御弁27ならびに該操舵制御弁2
7を操作するステアリングギアボックス7の前後揺動自
在なピットマンアーム28から成る。
前記ステアリングアーム24におけるフレーム4の前後
方向に延びるアーム部24aには、前記左右一対のタイ
ロッド25.25の一端を各々1球関節を介して連結し
、該両タイロッド25.25を伝動ケース15に略沿わ
せて走行機体1の進行左右に延ばし、その各他端を前記
各ナックル22゜22から前方に延びるナックルアーム
29.29に揺動自在に連結する。
前記ステアリングアーム24からフレーム2の側面に向
かって内向きに延びるアーム部の支軸30には、制御弁
27を球関節を介して後向きに連結する一方、該操舵制
御弁27の後端のスプールとml記ピットマンアーム2
8とを連杆31を介して連結する。
また、フレーム2の外側面に略平行伏に沿って配設する
油圧シリンダ26の後端を前記支軸30に球関節を介し
て連結する一方、ピストンロッド26aの前端を球関節
を介してフレーム2外側面から突出するブラケット横軸
32に連結する。
前記操舵制御弁27と油圧シリンダ26とを各々油圧ホ
ースにて繋ぐ一方、エンジン5により駆動される油圧ポ
ンプ33から電磁ソレノイド式詞御弁27に油圧を送る
そして、前記操縦ハンドル10の回動角度に対応して揺
動するピットマンアーム28により、制御弁27のスプ
ールを進退動させて油圧シリンダ26におけるピストン
ロッド26aを出没動させ、ステアリングアーム24の
回動に応じて、左右両市車輪2,2の向きを変える。
この油圧シリンダ26は、後述の植付苗列検出装置37
からの信号に応じて出力信号を出す自動操舵・走行用の
中央制御装置35にて作動する電磁ソレノイド式の操舵
制御弁34によっても駆動され、その際前輪3の舵取り
角度は、回動支点軸23に取付くポテンショメータ36
にてステアリングアーム24の回動角度を検出すること
により実行される。
なお、前記クラッチ10のON・OFF用アクチエータ
13、走行変速用アクチエータ14、PTO軸変軸周速
用アクチエータ15央:11御装置35にて作動し、ま
た、後車輪4等への車軸に回転計等の車速センサー43
を設け、該車速センサー43の信号を中央制御袋装置3
5に入力する。
植付苗列検出装置37は、対象を撮像する撮像手段と、
撮像された画像を処理して必要な情報(データ)を中央
制御装置35とやりとりするための画像処理装置41と
からなる。
撮像手段は、対象を検出するに際して、いわゆるビデオ
カメラのごとく撮像画面がx−y平面のように縦横の拡
がりを持つ二次元的な平面を有するエリアセンサーと、
撮像画面が横方向に一列状であるラインセンサーとの両
者より成る。
エリアセンサーでは、検出すべき対象の光学像を光電セ
ンサーの光電場面にて画素の時系列的に分解するとき、
センサー面の横軸(X軸)沿って走査する走査線の繰り
返しを縦軸(y軸)に沿って順次ずらせて実行すること
により1.−枚の画面を形成するのであり、この二次元
的なエリアセンサーによれば、−枚の画面に複数の植付
は苗箇所がその幾何学的関係と共に同時に検出でき、画
像情報として得ることができる。
このエリアセンサー39の実施例として、例えば、二次
元MO3O3撮像中子次元CCD撮像素子を内臓したも
のでは、レンズを通して結ばれた像は、その結像面に二
次元的プレイ状に配列された各撮像素子(光電素子)に
て感知されて撮像画面42の情報を電気信号として出力
できるものである。
他方、ラインセンサー40は、前記二次元的な光電セン
サーのうちの一行分の横並びの複数画素からなるものや
、複数の光電センサーを横並べ°ζなるものである。
なお、1枚の撮像画面42を構成するための表示要素を
画素といい、エリアセンサー38においては、通常1枚
の画面を256X256の微小の画素にて標本化するも
のがある。
また、ラインセンサー40では、前記の複数の画素が一
列状に並んでいるものと同等に解することができる。
画像処理装置41及び中央制御装置35では、前記エリ
アセンサー39にて品持植付は苗個所を監視し、当該エ
リアセンサー39による画像情報から植付苗列が直線的
な仮想線を有しているか、曲線的な仮想線を有している
かを判別する。
そして、直線的であるときにはラインセンサー40から
の画像処理を実行し、自動変速の場合は変速用アクチエ
ータ14による変速段の検出または車速センサー43に
よる車速の高低を判別して車速か高速となるようにする
かまたは手動変速にて高速に切換えた状態にて自動操舵
制御を実行する。
反対に曲線的であるときには、エリアセンサー39から
の画像処理を実行し、各々の検出結果が基準に対して許
容誤差範囲内にあるか否かを判別し、そのときの車速を
低速にした状態にて、前記許容誤差範囲に入るように中
央制御装置35から信号を出力して自動操舵制御するも
のである。
そのフローチャートを第5図に従って説明すると、スタ
ートに続くステップS1にて、初期値を設定したのち、
ステップS2にて農作業機のオペレータが走行機体1を
回行してl1Iil場面に既に植付けられた植付苗列の
側方に沿う走行に入る。
つぎに、ステップS3にてエリアセンサー39による検
出作動を開始して、ステップS4にて画像データを取り
込む。
次いでステップS5にて植付は苗個所(NAE)を他の
圃場面と区別する2値化処理を行う。本実施例において
、撮像された画像をカラー画面にて構成するときには、
RGB表色系〔赤色(R)。
緑色(G)、青色(B)の色光を原色光とし、加先によ
り白が得られる〕による赤色成分、緑色成分、青色成分
との各色成分の信号にて圃場面の特徴を抽出し、この三
色成分の信号出力の総和(R+G+B=1)に対する緑
色(G)成分の信号出力比率が所定の値以上のときを苗
と判別してその領域(A)を画面42の他の箇所から分
割(Seg+mentation) L/て特定する2
値化処理を実行する。
その他、画像において色信号のうち緑色成分から青色成
分を引いた色差画像データ(G−B)が一定以上の出力
である箇所を苗と判断する色差処理による2値化を実行
しても良い。
さらに、白黒テレビのように苗個所とその他の泥面との
明度差を検出して、一定以上のしきい値を越えるとき、
苗個所(NAE)であると判別する2値化処理するよう
にしても良い。
ステップS6は、前記エリアセンサー39及び画像処理
装置41による、植付苗列の仮想線が直線的であるか、
曲線的であるかの演算サブルーチンである。
即ち、このステップS6では、前記2値化処理にて植付
は市の特定領域(A)の位置を特定し、次いで画像処理
装置41に組み込まれたソフトによる予め定められた計
算手法により、前記特定された対象領域(A)の中心ま
たは重心位置データから、ハフ変換や最小二乗法等によ
る直線近似の仮想線計算手段を使って、植付苗列の仮想
線Kを求める。
前記2値化により特定された複数の領域(八)から、直
線の仮想線Kを特定する仮想線計算手段の一つとして、
一般によく知られるように、最小二乗誤差推定による仮
想線の決定演算による手法がある。
即ら、この手法は、複数の領域の集合 (座標(Xi、Yi )  (i =1.2.3.・・
”、n) )が与えられているとき、求める直線開数 F (x) =aO+alx とすると、 E=ΣIYi−F (xi)  I” 4J・ が最小となるような関数F (x)を求めれば良い。
他の仮想線計算手段として、いわゆるハフ変換演算につ
いて説明すると、前記2値化された画像情報の複数個の
植付は苗箇所(NAE)に対応する領域(A)の座標を
記憶させ、各領域(A)の座標毎にその座標を通過する
線分を演算し、この複数の線分を極座標系で表現される
所定の式からハフ値(ρ)及び角度(θO)として定義
する処理(ハフ変換処理)を行い、同一ハフ値(ρ)を
とる頻度を二次元ヒストグラムとして計数し、その最大
値となるハフ値(ρ)及び角度(θ0)から、植付苗列
の直線を特定するものである。
次いで、ステップS7にて、この仮想線Kに対して前記
特定された複数の対象@域(A)における座標との横ず
れの偏差(Δ1)を計算する(第7図参照)。
そしてステップS8にて前記偏差(Δ1)が予め定めた
一定の値以上であるか否かを判別し、−定値以内のとき
には植付苗列が仮想線にの直線であると判断し、反対に
一定値以上であるときには仮想線が直線でなく曲線であ
ると判断する。
曲線的であると判断するときにぼ、ステップS9からス
テップSllにて、エリアセンサー39からの画像処理
による自動操舵の制御を実行するのである。
即ち、ステップS9にて、再度前記植付苗列の仮想線K
lを曲線として近似計算する。そのとき、前記の最小二
乗誤差推定による仮想線の決定演算による手法を用いる
と、ソフトの簡略化に寄与できる。このとき、例えば、
求める関数 F (x ) =aO+alx +a2x’のように二
次曲線と仮定することができる。
ステップS10にて、前記のようにして求められた曲線
の仮想線Klの基準に対する傾き(θ)及び横ずれ(δ
)等の偏差(誤差)を計算するものである。
この場合、第7図のように前記エリアセンサー39にて
撮像された撮像画面42の中央を基準点0とし、この基
準点0を通るX−Y直交座標系にてY軸(縦軸)を基準
線として前記仮想線に1の傾き角度(θ)を計算する一
方、基準点Oを通るX軸(横軸)と仮想線Klとの交点
から基準点O迄の距離として横ずれ距1istl(δ)
を11算するようにしても良いし、他の個所を基準にし
ても良い。
そしてステップSllにて、曲線的な仮想線Klに沿う
ような自動操舵制御を実行する。このとき、前記変速用
アクチエータ14の変速段の位置の検出又は車速センサ
ー43による検出し、走行機体1が高速走行しているか
低速走行しているかを判別し、高速であるときには、低
速となるように自動変速するか手動にて変速機構を切換
え操作し、この低速状態にて、エリアセンサー39の撮
像から得られた画像情報で曲線的な仮想線Klをもとに
自動操舵制御するのである。
すなわち、前記仮想線Klの傾き角度(θ)及び横ずれ
距1i11(δ)が誤差の許容範囲内であるか否かを判
別し、誤差の許容範囲外であるときには、中央制御装置
35に出力信号を出し、操舵制御弁34の電磁ソレノイ
ドを作動させ、ステアリング機構におけるステアリング
アーム24の回動角度を変える油圧シリンダ26を駆動
させて修正操舵し、横ずれ距離(δ)を誤差の許容範囲
内におさめると共に、基準点0を通るX軸(横軸)と仮
想線Klとの交点における当該仮想線Klの傾き角度(
θ)に沿うように自動操舵制御する。
この場合、ステアリングアーム24の回動角度を検出す
るポテンショメータ36にて前車輪3が前記仮想線Kl
の傾き角度(θ)と一致する操舵角度を有しているか否
かの検出ができるので、その結果を自動操舵制御のフィ
ードバンクに役立てることができる。
このようにエリアセンサー39による画像情報から自動
操舵制御するときに、画像処理やその後の演算処理に時
間が掛かっても、車速か低速であることから操舵の制御
に遅れが生じるおそれも少なくなると共に、植付苗列に
おける曲線の湾曲程度の将来予測も可能となり、確実且
つ正確な自動操舵制御を実現することができるのである
次に、前記ステップS8における判別で仮想線が直線で
あると判断されるとき(仮想線Kに対する各特定領域(
A)の横ずれ偏差(Δ1)が一定値より少ないとき)に
は、ステ・ノブSL2からステップS17に示すように
、ラインセンサー40の作動に切換えて、これによる画
像処理に基づく自動操舵制御を実行する。
これらの場合、第8図に示すように、ラインセンサー4
0はその画素44が機体の進行方向左右に一列状に並ぶ
ように配設し、また、ラインセンサー40における略中
央位置の画素44が機体の側方に位置する植付苗列の仮
想線と略一致するように配設するものとする。前記のよ
うに一列状に画素を配設したラインセンサー40により
植付は苗個所(NAE)を検出して苗位置をステップS
13にて読み込む。
ラインセンサー40を例えばMOS形とするときには、
−列状に並んだ画素である光電素子に対してシフトレジ
スタのスイッチングパルスを加えることにより、各素子
の信号を順次取り出すアドレス読み出し方式を採用する
このラインセンサー40も前記エリアセンサー39と同
様に画像をカラーにて構成したり、白黒の画像にて構成
することができ、画像処理装置41にて前記と同様の2
値化処理を実行する(ステップ514)。
前記ラインセンサー40はエリアセンサー39と別体に
て構成しても良いが、エリアセンサー39の二次元的に
並べた撮像素子のうちの一列の部分のみ作動するように
してラインセンサー40を構成すれば、撮像手段を簡単
化することができる。
このように、−列状に並んだ画素44のうちのいずれか
一つまたは複数の画素44′での出力信号にてその個所
に苗が位置すると判別する。第8図は(a)が−回目の
走査、(b)が二回目の走査、(C)が三回目の走査、
(d)が四回口の走査の結果というように複数回の検出
結果を各々示すもので、斜線を施した部分が苗個所であ
る。
なお、植付は苗個所は機体の進行方向に沿って適宜の間
隔があることを考慮すれば、圃場面に対して前方方向を
斜めにラインセンサー40にて撮像するようにすると、
前記植付は苗の間隔が短く見えるから、ラインセンサー
の走査サイクルが短いものであっても、植付は苗でない
個所を撮像するという不都合は生じないのである。
そして、ステップS15にて基準(ラインセンサー40
の中央位置を基準02として)からの機体の横方向の偏
差(Δ2)を演算し、該偏差(Δ2)が許容範囲内にあ
るか否かをステップS16にて判別し、許容範囲内であ
るときには、自動操舵の制御位置(例えば油圧シリンダ
26への操舵制御弁35の駆動)はそのままに維持し、
許容範囲外であるときには、ステップS17にて車速を
高速にした状態にて、前記操舵制御弁35を駆動させて
許容範囲内になるように操舵制御する。
このように、本発明の自動操舵制御においては、植付苗
列が直線的であると判断したときには、車速を高速の状
態にして、ラインセンサー40の撮像にて偏差の演算以
後の自動操舵制御を任すので、略直線の植付苗列に沿っ
て並行状に操舵する処理が簡単且つ迅速にできて、農作
業を迅速に能率良く実行できる。
そして、植付苗列が湾曲していると判断するときは、車
速も低速とし、その状態で自動操舵制御するので、画像
処理や演算の時間が掛かるエリアセンサー39を使用し
ても、自動操舵が車速についてゆけず、操舵の遅れが生
じて湾曲線に沿う操舵が不可能になるという不都合も無
(なるのである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図は乗用型田植機の
平面図、第2図は側面図、第3図は操向装置の要部平面
図、第4図は操向・走行自動制御装置のブロック図と油
圧回路を含む作用説明図、第5図はフローチャート、第
6図はエリアセンサーによる植付苗列の仮想線を直線近
似する場合の撮像画面の図、第7図はエリアセンサーに
よる植付苗列の仮想線を曲線近似する場合の撮像画面の
図、第8図の(a)、(b)、(c)、(d)は各々ラ
インセンサーにより2値化された撮像画面における説明
図である。 l・・・・走行機体、2・・・・フレーム、3.4・・
・・車輪、5・・・・苗載台、6・・・・植付機構、7
・・・・苗植装置、8・・・・リンク機構、9・・・・
エンジン、11・・・・ミッションケース、17・・・
・ステアリングギヤボックス、20・・・・操縦ハンド
ル、NAE・・・・植付は苗箇所、K、Kl・・・・仮
想線、23・・・・回動支点軸、24・・・・ステアリ
ングアーム、26・・・・油圧シリンダ、34・・・・
操舵制御弁、35・・・・中央制御装置、36・・・・
ポテンショメータ、39・・・・エリアセンサー、40
・・・・ラインセンサー、41・・・・画像処理装置、
42・・・・撮像画面、14・・・・変速アクチエータ
、43・自・車速センサー、44・・・・画素、A・・
・・領域。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、圃場を走行する田植機等の農作業機の側方に沿
    って既に植付けられた植付苗列における植付け苗箇所を
    、撮像する植付苗列検出装置にて検出し、その画像情報
    から機体が前記植付苗列に沿うように自動操舵制御する
    装置において、走行機体の変速機構を設ける一方、前記
    植付苗列検出装置を、機体進行方向左右長手に走査して
    撮像するラインセンサーと、前記植付苗列を二次元的に
    走査して撮像するエリアセンサーとにより構成し、エリ
    アセンサーにて植付苗列を直線的な仮想線であるか曲線
    的な仮想線であるかを判別し、直線的な仮想線であると
    きにはラインセンサーによる画像情報にて車速度を高速
    で自動操舵制御を実行する一方、曲線的な仮想線である
    ときにはエリアセンサーによる画像情報にて車速度を低
    速で自動操舵制御を実行するように制御したことを特徴
    とする農作業機における自動操舵制御装置。
JP63009191A 1988-01-19 1988-01-19 農作業機における自動操舵制御装置 Pending JPH01187013A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT500250A3 (de) * 2003-11-06 2006-09-15 Poettinger Ohg Alois Verfahren und sämaschine zum ausbringen von saatgut auf ein feld

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT500250A3 (de) * 2003-11-06 2006-09-15 Poettinger Ohg Alois Verfahren und sämaschine zum ausbringen von saatgut auf ein feld
AT500250B1 (de) * 2003-11-06 2006-11-15 Poettinger Ohg Alois Verfahren und sämaschine zum ausbringen von saatgut auf ein feld

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