JPH01186486A - 二輪車用前照灯 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は二輪車に取付けられる前照灯に関するものであ
り、詳細には前記二輪車の方向転回時などに照射状態を
より適正化する前照灯に係るものである。

（従来の技術） 従来のこの種二輪車においては、方向転回時には二輪車
用の前照灯はハンドルに取付けられているので進行方向
を照射するとされ、第２図に示すように二輪車の特性で
ある方向転回時に車体を傾斜させ、これにより前照灯２
０も同時に傾斜し、所定の配光特性が得られなくなるの
を防止するために、前記前照灯２０を常に路面に対して
水平とする、即ち光軸を軸として円周方向に回動させる
前照灯２０が提案されている。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、二輪車の方向転回時の特性を更に仔細に
分析してみると、走行速度の増加と共に徐々にオーバー
ステア特性が強くなるものであることが知られ、極度の
場合には車体を傾けるだけで充分に目的とする方向転回
が可能であり、必ずしもハンドルの操作方向と進行方向
とは一致しないものであることが判明した。

よって、従来のハンドルに取付けられていることで進行
方向を照射するとの前提に立った前照灯では、進行方向
を照射することが重要となる高速化するほど実際には追
従することが出来ないと云う安全運転上に重・大な問題
点を生ずるしのであった。

（問題点を解決するための手段） 本発明は前記した従来の問題点を解決するための具体的
手段として、二輪車に設けられる前照灯において、前記
前照灯は車体に取付けられた基準の光軸位置を軸として
円周方向に回動可能で、且つ前記回動した位置から左右
方向に首振り可能としてあることを特徴とする二輪車用
前照灯を提供することで、オーバーステア特性にも対応
できるものとして、問題点を解決するものである。

（実　施　例） つぎに、本発明を図に示す一実施例に基づいて詳細に説
明する。

第１図に符号１で示すものは本発明の二輪車用前照灯で
あり、図では理解を容易とするために機能毎の部品に分
解した状態で示しである。　この二輪車用前照灯１には
車体く図示せず）に取付けるためのハウジング２があり
、このハウジング２に例えば三本のエーミング螺子３で
ベースプレート４が、通常の前照灯の照射方向の微調整
（エーミング）を行うのと同様な手段で取付けられてい
る。

前記ベースプレート４の中心部には軸受孔４ａが設けら
れ、該軸受孔４ａにはラジアルベアリング５の外径が嵌
合され、このラジアルベアリング５の内径にはホルダ６
の筒状に後方に突出する部分が嵌合され、前記ベースプ
レート４とホルダ６とは円周方向に回転可能となってい
る。　このとき前記ホルダ６の水平方向には被覆を持つ
タワミ軸による垂直側ケーブル７Ａ、７Ａのタワミ軸側
が取付けられ、被覆側は車体に固定しであるので、車体
側で前記の垂直側ケーブル７Ａ、７Ａのタワミ軸側を操
作することで車体に対する円周方向への移動量を自在に
制御できるものとなる。

同時に前記ホルダ６の上下には前方に板状に突出する一
対のアーム６ａ、６ａが設けられ、ヘッドランプユニッ
ト８の上下に前記アーム６ａと対応して設けられたヒン
ジ８ａに夫々軸着され、このヘッドランプユニット８は
前記ホルダ６に対して首振り可能なものとなっている。

前記ホルダ６に軸着を行う際に、例えば上方なと何れか
一方の軸６ｂには円板状など適宜な形状で形成されたカ
ムプレート９が固定され、更にこのカムプレート９には
前記したのと同様な被覆を持つタワミ軸による水平側ケ
ーブル７Ｂ、７Ｂのタワミ軸側が巻付けられるようにし
て取付けられ、同時にこの水平側ケーブル７Ｂ、７Ｂの
被覆側は前記ホルダ６に止着されているので、前記した
のと同様に前記ホルダ６に対する首振り量を車体側から
自在に制御することが可能である。

以上のように構成した二輪車用前照灯ｌを車両に取付け
て使用するときには、第一には二輪車の車体あるいは前
輪に傾斜角センサを設け、この検出された傾斜角に応じ
、それを補正するように前記垂直側ケーブル７Ａ、７Ａ
を例えばステッピングモータなどで駆動すれば良く、こ
の作用・効果は従来例で説明したものと同様であるが、
さらに本発明では第二に制御情報として、速度計等がら
の速度信号と、ハンドルがらの操作角の信号を得ると共
に、例えばマイクロコンピュータを使用し、この速度に
対するオーバーステア度をテープルサーチ法などで求め
、得られた結果と操作角がら演算し補正量を得て前記水
平側ケーブル７Ｂ。

７Ｂを駆動することで、どのような速度においても前照
灯１は進行方向を正しく照射するものとなる。

尚、前記に説明した構成は実施の一例であり、例えば前
記ハウジング２とベースプレート４とのエーミング螺子
３による微調整の機構を省略し、車体とハウジング２と
の間で微調整の機構を設けるなどの変更は自在であり、
本発明の要旨がこれにより損なわれるものでないことは
云うまでもない。

（発明の効果） 以上に説明したように、本発明により二輪車用前照灯を
光軸位置を軸として円周方向に回動可能で、且つ前記回
動した位置から左右方向に首振り可能としたことで、低
速時のハンドルの操作角と二輪車の方向転回がリニヤな
領域においても、高速時のノンリニヤな領域においても
前照灯を正しく進行方向に向けることを可能とし、危険
の予知などを可能とし、安全の向上に極めて優れた効果
を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る二輪車用前照灯の一実施例を分解
した状態で示す斜視図、第２図は従来例を示す設明図で
ある。 １・・・・・・二輪車用前照灯 ２・・・・・・ハウジング ３・・・・・・エーミング螺子 ４・・・・・・ベースプレート ５・・・・・・ラジアルベアリング ６・・・・・・ホルダ ６ａ・・・アーム ６ｂ・・・軸 ７Ａ・・・・・・垂直側ケーブル ７Ｂ・・・・・・水平側ケーブル ８・・・・・・ヘッドランプユニット ８ａ・・・ヒンジ ９・・・・・・カムプレート ７一

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 二輪車に設けられる前照灯において、前記前照灯は車体
   に取付けられた基準の光軸位置を軸として円周方向に回
   動可能で、且つ前記回動した位置から左右方向に首振り
   可能としてあることを特徴とする二輪車用前照灯。