JPH01184327A - ビニールハウス暖房装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野）　本発明は、バーナーにより加温
された熱気を送風機によりビニールハウス内に送風して
該ビニールハウス内を暖房するとニールハウス暖房装置
に関する。

（従来技術）　従来、ビニールハウス暖房装置は、バー
ナーにより加温された熱気を送風機によりビニールハウ
ス内に送風し、該暖房装置の自動運転に際しては、前記
バーナーに装着されている１個の燃料噴射ノズルからの
燃料噴射が、ビニールハウス内に設置されている温度セ
ンサーの信号により温度コントローラーの温度設定値に
基づいて開閉操作される電磁弁によって制御されると共
に、前記バーナーと送風機の作動及び停止も温度コント
ローラーの温度設定値によって制御されている。

つまり温度コントローラーを目標とする暖房温度に設定
すると、ビニールハウス内の温度が設定温度以下の場合
には、前記電磁弁が開き燃料噴射を行うと共に送風機及
びバーナーが作動する。また、ビニールハウス内の温度
が設定温度以上の場合には、前記電磁弁が閉じ燃料噴射
を停止させると共に送風機及びバーナーの運転が停止す
る。このようにビニールハウス内を目標温度に保つため
に設定温度を境にして暖房装置の動作、停止が繰り返さ
れる、この暖房方法におけるビニールハウス内の温度変
化を、Ｘ軸を時間経過、Ｙ軸を温度変化としてグラフに
表すと第６図に示すよう嶽なる′。

このグラフを説明すれば、ビニールハウス内を暖房し続
け、該ビニールハウス内温度が設定温度Ｔ℃に達すると
（ａｔ点）暖房を停止するが、余熱によりビニールハウ
ス内温度はさらに上昇しＴａ’Ｃまで達する。温度測定
データによれば設定温度を２０℃に設定した場合、上昇
温度Ｔａは２５℃をこえる。その後ビニールハウス内温
度は下降しはじめビニールハウス内温度がＴ’Ｃに達す
ると（ｂ、点）それ以下に下がらないよう再び暖房装置
が運転を開始する。その後、ビニールハウス内温度はわ
ずかに下降した後上昇に転じ、再度７ｔ（ａｘ点）に達
して暖房装置の運転が停止される。

（発明が解決しようとする課題）　　しかし、この従来
の暖房装置における暖房においては、第６図に示すよう
に余熱により設定温度Ｔ℃をこえる上昇温度が大きく、
この温度差によってビニールハウス内に結露を生じ、こ
の露が農作物に付着する。

この露は温度変化に応じて蒸発、結露を操り返し、急激
な温度変化と相まって農作物に悪影響を与え、農作物の
品質を低下させるという欠点がある。

本発明は従来技術の上記のような欠点に鑑み、ビニール
ハウス内の設定温度をこえる上昇温度をおさえ、急激な
温度変化を生じさせることのないビニールハウス暖房装
置を提供することを目的とするものである。

（課題を解決するための手段）　このため、本発明では
温度コントローラーを複数個設け、主温度コントローラ
ーの温度設定値に基づき燃料噴射が制御される主制御手
段と、補助温度コントローラーの下限温度設定値におい
て燃料噴射が制御される補助制御手段とを備えるように
したものである。

（実施例）　以下、本発明の実施例を図面に基づいて説
明する。

第１図は本装置の斜視図、第２図はバーナー周りの斜視
図、第３図は送風機及びバーナーの電力回路図、第４図
は燃料噴射ノズルの制御回路図、第５図はビニールハウ
ス内の温度グラフ、第６図は従来技術におけるビニール
ハウス内の温度グラフである。

第１図に示すように、暖房装置１はビニールハウス２内
に設置されている。該暖房装置ｌの本体ｌａの天井面８
には前記ビニールハウス２内の空気を吸引する送風機３
が設けられている。また、前記本体１ａの前面１０には
バーナー４が備えられており、該バーナー４には暖房装
置１の運転を制御するための制御盤６が取付けられてい
る。また前面１０の上部には前記バーナー４の燃焼ガス
を排出するための排気ダクト７が連結されており、その
端部はビニールハウス外に導びかれて前記燃焼ガスをビ
ニールハウス２外に排出する。さらに本体１ａの両側面
９には前記バーナー４によって加温された熱気をビニー
ルハウス２内に送るためのビニールダクト５が連結され
ている。該ビニールダクト５には熱気をビニールハウス
２内に送り出すための複数の熱気噴出孔５ａが穿設され
ている。さらにまた、ビニールハウス２内の最も温度上
昇効率の低い辺部には温度センサー１１が設置されてお
り、該温度センサー１１の信号は通信ケーブル１２によ
り前記制御盤６に送信される。前記バーナー４には第２
図に示すように主燃料噴射ノズル２０ａと補助燃料噴射
ノズル２０ｂが設置すられており、該燃料噴射ノズル２
０ａ、　２０ｂから噴射される燃料は電極２４の火花ス
パークによって着火されファン２５によって燃料噴射ノ
ズル２０ａ、　２０ｂの前方へふき出される。

該燃料は予熱器２３によって加温されポンプ２２によっ
て前記燃料噴射ノズル２０ａ、　２０ｂに送られるが、
この各燃料噴射ノズル２０ａ、　２０ｂへの燃料移送は
２個の電磁弁２１ａ、　２１ｂの開閉動作により各々制
御される。

次に本実施例におけるビニールハウス２内の温度制御方
法について説明する。本実施例の電力回路図が第３図に
、燃料噴射制御回路図が第４図に示されている。この電
力回路図において３０は送風機用スイッチ、３１はバー
ナー用スイッチ、３２は設定温度コントローラー、３３
は下限設定温度コントローラー、Ｐは電源である。前記
送風機用スイッチ３０及びバーナー用スイッチ３１は、
手動操作位置（図中２手）及び自動操作位置（図中、自
）及び停止位置（図中表示せず）の接点構成となってい
る。また前記設定温度コントローラー３２はビニールハ
ウス２内の目標とする温度にセットされ、また下限設定
温度コントローラー３３は設定温度コントローラー３２
の設定温度から許容される任意の温度範囲がセットされ
るが、これは設定温度コントローラー３２の設定温度よ
り低い温度範囲についてのみ後述する暖房装置運転制御
の対象となる。この回路図に示すように、送風ｆｆ１３
は送風機用スイッチ３０が手動操作に位置するとき、無
条件で起動する。バーナー４は該送風機用スイッチ３０
が手動操作位置にあり、かつバーナー用スイッチ３１が
手動操作に位置するとき起動する。また前記送風機用ス
イッチ３０が手動操作位置もしくは自動操作位置にあり
、かつバーナー用スイッチ３１が自動位置にあるとき送
風機３及びバーナー４は自動起動あるいは自動停止を行
う条件下にある。つまり、各スイッチ３０．３１が前記
位置にあるとき、温度センサー１１によって感知される
ビニールハウス２内の温度が設定温度コントローラー３
２．下限設定温度コントローラー３３における設定温度
より高いかあるいは低いかによって起動あるいは停止が
決定され、設定温度より低い場合は自動起動し、高い場
合は停止する。また、第４図に示す燃料噴射制御回路に
おいて主燃料噴射ノズル２０ａは電磁弁２１ａの開閉に
よって、また補助燃料噴射ノズル２０ｂは１を磁弁２１
ｂの開閉によってその燃料移送が制御される。この回路
図に示すように、電磁弁２１ａ、２１ｂは前記送風機用
スイッチ３０が手動操作位置もしくは自動操作位置にあ
り、かつ前記バーナー用スイッチ３１が自動操作位置に
あるときにのみ温度コントローラー３２．３３によって
制御される。前記主燃料噴射ノズル２０ａの燃料噴射は
電磁弁２１ａの開閉動作によって制御されるが、該電磁
弁２１ａはビニールハウス２内温度が温度設定コントロ
ーラー３２の設定温度まで上昇したとき閉となり燃料移
送を断ち、燃料噴射をストップさせ、ビニールハウス２
内温度が上昇する場合においては設定温度において該電
磁弁２１ａは開となり燃料移送が行われ燃料噴射を行う
（主制御手段）。また電磁弁２１ｂは下限設定温度コン
トローラー３３の設定温度範囲だけ設定温度コントロー
ラー３２の設定温度より低い温度において前記電磁弁２
１ａと同様の開閉動作を行い補助燃料噴射ノズル２０ｂ
の燃料噴射を制御する（補助制御手段）。この電磁弁２
１ａ、２１ｂの開閉によって制御されるビニールハウス
２内の温度変化を第５図における温度グラフによって説
明すれば、設定温度コントローラー３２の設定温度をＴ
℃。

下限設定温度コントローラー３３の設定温度をα℃とし
た場合、主燃料噴射ノズル２０ａ及び補助燃料噴射ノズ
ル２０ｂの両方の燃料噴射により上昇中のビニールハウ
ス２内の温度が（Ｔ−α）℃に達したとき（Ｃ＋点）、
電磁弁２１ｂが閉となり補助燃料噴射ノズル２０ｂの燃
料噴射がストップする。残された主燃料噴射ノズル２０
ａの燃料噴射により、さらにビニールハウス２内の温度
がＴ℃に達したときには（ａｔ点）、電磁弁２１ａが閉
となり主燃料噴射ノズル２０ａの燃料噴射もス）７プす
る。その後もビニールハウス２内の温度は余熱により上
昇しＴａ’Ｃに達した後下降を始める。そしてビニール
ハウス２内温度がＴ”Ｃになったとき（ｂ、点）、電磁
弁２１ａが開き主燃料噴射ノズル２０ａが燃料噴射を行
う、この時点においてはビニールハウス２内の温度はま
だ下降を続はビニールハウス２内の温度が（Ｔ−α）℃
になったとき（Ｄ、点）、電磁弁２１ｂが開き補助燃料
噴射ノズル２０ｂが燃料噴射を行う。この主燃料噴射ノ
ズル２０ａ、補助燃料噴射ノズル２０ｂの燃料噴射によ
り上昇しはじめたビニールハウス２内の温度が（Ｔ−α
）℃に達したとき（０２点）、再度電磁弁２１ｂが閉と
なり補助燃料噴射ノズル２０ｂの燃料噴射がストップす
る。

ここにおいて温度グラフの一周期が完了する。その後は
同様に電磁弁２１ａの閉（ａｘ点）、電磁弁２１ａの開
（ｂ、点）、電磁弁２１ｂの開ＣＯＸ点）の作動を繰り
返す。この温度グラフを従来技術における前記温度グラ
フ（第６図）と比較してみると、燃料噴射を複数に分割
化し温度変化に応じたきめ細かな加温を行うことにより
、周期が長くなりかつ余熱による温度上昇点（Ｔ　ａ　
）が低くなっている。この結果、農作物に悪影響を与え
る急激な温度変化が是正され、また温度上昇点（Ｔ　ａ
　）が低くなったこ石により農作物に悪影響を与える結
露の発生が防止されることとなる。前記設定温度コント
ローラー３２．及び下限設定温度コントローラー３３の
設定温度は農作物の種類に応じて任意にセントされる。

尚、本実施例においては補助燃料噴射ノズル及び該補助
燃料噴射ノズルの燃料噴射を制御する電磁弁は各１偏設
けであるがこれに限定されるものではなく、２個以上の
補助燃料噴射ノズル及びそれに対応する電磁弁を設けた
ものでもよい。

（発明の効果）　本発明はこのようにビニールハウス内
の温度を設定温度コントローラーの温度設定値において
燃料噴射が制御される主制御手段と、設定温度コントロ
ーラーの下限温度設定値において燃料噴射が制御される
補助制御手段とにより自動制御するようにしたことによ
り、余熱による設定温度をこえる温度の上昇を低くおさ
え、短時間に急激な温度変化が生じることを防止でき結
露の発生を防止することができると共に、温度上下の周
期が長くなることにより農作物の品質の低下を防止する
ことができるというすぐれた効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本装置の斜視図、第２図はバーナー周りの斜視
図、第３図は送風機及びバーナーの電力回路図、第４図
は燃料噴射ノズルの制御回路図、第５図はビニールハウ
ス内の温度グラフ、第６図は従来技術におけるビニール
ハウス内の温度グラフである。 １−００．ＩＩＦＭ装Ｗ　　　　　２・・・・ビニール
ハウス３・・・・送風機　　　　　４・・・・バーナー
１１・・・・温度センサー　２０ａ・・・・主燃料噴射
ノズル２０ｂ・・・・補助燃料噴射ノズル ２１ａ・・・・ｔＭ１弁　　　２１ｂ・・・・電磁弁３
０・・・・送風機用スイッチ ３１・・・・バーナー用スイッチ ３２・・・・設定温度コントローラー ３３・・・・下限設定温度コントローラー代理人　　？
Ｍ　　藤　　　　彰 手続補正書（方式）６゜ 昭和６３年５り／７日 特許庁長官　　小　　川　　邦　　夫　　殿　　　　　
　　　　　　　　　　７・２、　　　発明（７）名称　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ダシボウフウ
チビニールハウス暖房装置 ３、補正をする者 事件との関係　　　特許出願人 ミャず今し　オオアブ本ウシ 住　　所　　　宮崎県宮崎市大字芳±６００の１フジ　
　モト　　ｔイ　　ラフ　　ノ替〒８８０　　電話　０
９８５　（２２）　２７５８住　　所　　　宮崎県宮崎
市旭１丁目１番２３号５、補正命令の日付 昭和６３年４月２６日 補正の対象 図面の第１図 補正の内容 願書に最初に添付した図面の浄書・別紙のとおり（内容
に変更なし）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）バーナーにより加温された熱気を送風機によりビ
   ニールハウス内に送風し、前記バーナーに装着されてい
   る燃料噴射ノズルからの燃料噴射を、ビニールハウス内
   に設置されている温度センサーの信号により温度コント
   ローラーの温度設定値に基づき開閉操作される電磁弁に
   よって制御するビニールハウス暖房装置において、前記
   温度コントローラーを複数個設け主温度コントローラー
   の温度設定値に基づき燃料噴射が制御される主制御手段
   と、補助温度コントローラーの下限温度設定値において
   燃料噴射が制御される補助制御手段とを備えたことを特
   徴とするビニールハウス暖房装置。