JPH0118428Y2 - - Google Patents

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JPH0118428Y2
JPH0118428Y2 JP2556884U JP2556884U JPH0118428Y2 JP H0118428 Y2 JPH0118428 Y2 JP H0118428Y2 JP 2556884 U JP2556884 U JP 2556884U JP 2556884 U JP2556884 U JP 2556884U JP H0118428 Y2 JPH0118428 Y2 JP H0118428Y2
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JP
Japan
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carpet
layer
floor
vehicle
floor carpet
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は車両用フロアカーペツトに関し、更に
詳細に説明すると、車両のフロアパネル上に載置
され、フロアカーペツトとフロアパネルとの間に
ハーネス配管、油圧配管用の保護室が形成された
車両用フロアカーペツトに関する。
一般に車両用フロアカーペツトは第1図に示す
如く、表面側のカーペツト層2と、このカーペツ
ト層2の裏面側に積層された熱可塑性樹脂等から
なる裏打材3とからなり、この裏打材3の成形性
によりフロアカーペツト1の成形形状保持がなさ
れている。そして、近時車両のシート等において
ハーネス配管4及び油圧配管5が増大し、これら
の配管をフロアカーペツト1とフロアパネル6と
の間に配設するようになつた。この場合、ハーネ
ス配管4及び油圧配管5等は予じめ形成されたハ
ーネスカバー7等をフロアカーペツト1の裏面側
に取付けている。尚符号8はサイレンサーであ
る。
然し乍ら、ハーネスカバー7をフロアカーペツ
ト1と別体に樹脂部品として形成するので、製造
費が増大し、またハーネスカバー7をフロアパネ
ル6側またはフロアカーペツト1側に予じめ取付
ける作業を必要とし、このハーネスカバー7とフ
ロアカーペツト1とを所定の関係で正確にフロア
パネル6上に固定する取付作業が困難で外観が不
良となる欠点を有していた。
本考案の目的はハーネスカバーとして予じめ成
形した別体の樹脂部品を用いる必要がなく、従つ
てこの樹脂部品をフロアカーペツト等に取付ける
作業を必要とせず、作業能率及び経済性に優れ、
然も外観の優れた車両用フロアカーペツトを提供
するもので、以下図面を参照して詳述する所より
明らかとなるであろう。
第2図には本考案に係る車両用フロアカーペツ
トの一実施例の概略が示されており、このフロア
カーペツト11は表面側のカーペツト層12と、
カーペツト層12の裏面側に一体に積層されたフ
エルト層13とからなる。
カーペツト層12はポリプロピレン、ポリエス
テル、ナイロン繊維等から形成された表面層14
と、裏面側の基布15とからなり、基布15は適
宜熱可塑性合成樹脂により樹脂処理されている。
表面層14の一例としてはパイル径15〜30デニー
ルの0.3〜1.0Kg/m2の重量を有するものが用いら
れており、基布15に熱可塑性繊維をループ保持
あるいは繊維をニードル加工後にスプレー、デイ
ピングまたは樹脂コートにより樹脂処理がなされ
ている。
フエルト層13は粗毛、雑繊維、植物繊維の単
品あるいは混合物に、熱可塑性の低融点繊維が20
〜40重量%添加され、0.3〜2.0Kg/m2の重量を有
する。このフエルト層13にはニードル加工が施
こされている。
カーペツト層12とフエルト層13は予じめフ
エルト層13を加熱可塑化させた後フロアパネル
6の形状に対応させて一体に加熱プレス成形され
てフロアカーペツト11が形成される。このフロ
アカーペツト11の一体成形の際にフエルト層1
3とフロアパネル6との間にハーネス配管4、油
圧配管5用の保護室16が形成され、この保護室
16はフエルト層13の保護室16に対応する部
分に含浸させた熱可塑性樹脂の含浸層17により
形状保持されている。
この含浸層17はフエルト層13とカーペツト
層12を積層する以前にフエルト層13の保護室
16に対応する部分に予じめ熱可塑性樹脂、例え
ばアクリルエマルジヨン樹脂等の水溶性の樹脂を
スプレーまたはデイピングにより含浸させ、この
フエルト層13とカーペツト層12を積層させ加
熱プレス成形する事により形成され、フロアカー
ペツト11に含浸層17による保護室16が形成
される。
以上が本考案に係る車両用フロアカーペツトの
一実施例の構成であるが、斯る構成に依れば、フ
ロアカーペツトの成形時に熱可塑性樹脂の含浸層
によりハーネス配管、油圧配管用の保護室が一体
に形成されるので、ハーネスカバーを樹脂部品と
して別体に形成する必要がなく、従つてハーネス
カバーの取付作業を行う必要がなく、作業能率を
著しく向上させる事が出来、然もフロアカーペツ
トの成形性が良く、また含浸層の厚さを適宜変更
すれば保護室の強度を適宜変更する事が出来、フ
ロアパネル上に載置した場合に密着性が良好で外
観が優れ、著しく経済性に優れた車両用フロアカ
ーペツトを得る事が出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の車両用フロアカーペツトの断面
説明図、第2図は本考案に係る車両用フロアカー
ペツトの断面説明図である。 図中、4……ハーネス配管、5……油圧配管、
6……フロアパネル、11……フロアカーペツ
ト、12……カーペツト層、13……フエルト
層、16……保護室、17……含浸層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車両のフロアパネル上に載置される車両用フロ
    アカーペツトにおいて、前記フロアカーペツトは
    表面側のカーペツト層と、該カーペツト層の裏面
    側に一体に積層された熱可塑性繊維を添加した成
    形性を有するフエルト層とからなり、前記フエル
    ト層とフロアパネルとの間にハーネス配管、油圧
    配管用の保護室が形成され、該保護室はフエルト
    層に含浸させた熱可塑性樹脂の含浸層により形状
    保持されている事を特徴とする車両用フロアカー
    ペツト。
JP2556884U 1984-02-24 1984-02-24 車両用フロアカ−ペツト Granted JPS60137634U (ja)

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JPS60137634U JPS60137634U (ja) 1985-09-12
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JP6991946B2 (ja) * 2018-08-08 2022-01-13 株式会社ホンダアクセス 車両用フロアマットおよび車両用フロアマットの製造方法

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JPS60137634U (ja) 1985-09-12

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