JPH0118345Y2 - - Google Patents

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JPH0118345Y2
JPH0118345Y2 JP19950483U JP19950483U JPH0118345Y2 JP H0118345 Y2 JPH0118345 Y2 JP H0118345Y2 JP 19950483 U JP19950483 U JP 19950483U JP 19950483 U JP19950483 U JP 19950483U JP H0118345 Y2 JPH0118345 Y2 JP H0118345Y2
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hydraulic
cylinder
independent
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injection molding
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【考案の詳細な説明】 本考は油圧回路に改良を加えた射出成形装置に
関するものである。
射出成形装置には可動金型、射出プランジヤ等
種々の可動部分があり、これら可動部分を移動さ
せる為に強力な力が要求され、油圧駆動を用いた
油圧式の射出成形機やダイカスト機等の射出成形
装置が今日多く使用されている。
例えば、第1図に示すスクリユーインライン式
射出成形機10ではホツパ11内のペレツトと称
される原料をスクリユー13によりシリンダバレ
ル12と称される加熱シリンダ内で混練しながら
溶融可塑化し、この時、徐々に後退したスクリユ
ー13を急激に前進させることによりスクリユー
先端前方に蓄積された溶融樹脂を固定金型15と
可動金型16とから成る金型14内に押出し、キ
ヤビテイ17へ充満させて製品とする。
キヤビテイ17へ充満せられた溶融樹脂は所定
時間冷却された後、可動金型16を後退させて金
型14を開き、押出ピン18により可動金型16
のキヤビテイ内に喰込んだ製品を押出す。
このスクリユーインライン式射出成形機10に
はスクリユー13を回転させるスクリユー駆動用
油圧モータ21、スクリユー13を前進させる射
出シリンダ22、シリンダバレル12を固定金型
15へ前進接触又は後退させる移動シリンダ2
5、トグル19と称する型締力を増大させる機構
を介して可動金型16を移動させる型締シリンダ
23、又、可動金型16から製品を押出す為の押
出ピン18を作動させる押出シリンダ24、更
に、金型のキヤビテイ形状によつては中子を支
持、移動させる中子シリンダ等種々の油圧シリン
ダが設けられている。
これら各種の油圧シリンダ22,23,24,
25を駆動する油圧回路は、従来、第2図に示す
ように、射出成形機と油圧ポンプとの容量に応
じ、又、低圧高速吐出ポンプと高圧低速吐出ポン
プとを組合せる如く複数の油圧ポンプ36,3
7,38を設け、適宜アンロード弁又はローデイ
ング用切替弁41、チエク弁39を設け、更にリ
リーフバルブとして比例電磁式圧力制御弁45を
用いて油圧回路の油圧を所定の値に保ちうるよう
にし、又、比例電磁式流量制御弁46,47を射
出機10の必要容量に応じて並列に設けた後、適
宜の方向切替弁である制御弁31,32,33,
34を介する様にスクリユー駆動用油圧モータ2
1、射出シリンダ22、押出シリンダ24、型締
シリンダ23等へ分岐する。
この油圧回路にて作動される油圧式射出成形機
の作動サイクルでは、第3図のフローチヤートに
示す様に、型締61、冷却63、型開64、押出
65が繰返され、射出62後、キヤビテイ17内
の樹脂を冷却固化させ、冷却63を行う間にシリ
ンダバレル12内でペレツト等原料の混練可塑化
66を適宜同時進行させる。そして、金型から製
品を取出し、型締61を行えば直ちに射出62を
実施できる様にしてサイクルタイムの短縮を行つ
ている。尚、金型清掃、離型剤の塗布等も型締6
1前に適宜行われることは云う迄もない。
この様な射出成形において、生産効率を高める
為、種々のサイクルタイムの短縮が図られている
が、射出時間の短縮、即ち射出速度を速くするこ
とはキヤビテイの形状及び射出材料の種類により
制約を受け、又、冷却時間の短縮も金型が複雑に
なる等の制約を受け、更に型開き後の製品押出時
時間の短縮も成形品の形状等により制約を受ける
為容易には行い得なかつた。
本考案に係る射出成形機は油圧回路に僅かの改
良を加えることにより、サイクルタイムを容易に
短縮し得る利点を有するものであること以下の通
り。
本考案に係る射出成形機の油圧回路は第4図に
示す如く並列に設け油圧ポンプ36,37,38
の内、一つの油圧ポンプ38を二方切替弁とも呼
ぶ2ポート2位置切替弁である第1独立用切替弁
51をもつて他の油圧ポンプ36,37と独立し
得る様にすると共に、該第1独立用切替弁51を
もつて一つの油圧ポンプ38を独立させたときの
独立回路50に電磁式流量制御弁48を設けた
後、第2独立用切替弁52を設ける。該第2独立
用切替弁は第4図に示す如くオープンセンタの四
方切替弁とも呼ぶ4ポート2位置切替弁を用い、
Tポートを閉塞し、以て常時独立回路50と製品
押出シリンダー24への制御弁34とを接続さ
せ、押出シリンダ24以外のシリンダ22,23
と独立回路50とを接続、切断させ得るものとす
る。
尚、独立回路50にも適宜逆止弁39リリーフ
バルブ55を設ける。
この様に第1独立用切替弁51をもつて一つの
油圧ポンプを独立させ得る構造として独立回路5
0を構成し、第2独立用切替弁52をもつて押出
シリンダ24への油路のみを独立回路50に接続
する如く他のシリンダ22,23への油路を切断
すれば、容易に電磁式流量制御弁48をもつて押
出シリンダ24を制御することができ、又、第1
独立用切替弁51を開き、全ての油圧ポンプを並
列とし、且つ、第2独立用切替弁52をもつて押
出シリンダ24を射出シリンダ22、型締シリン
ダ23等他のシリンダと並列とすれば従来の油圧
回路と同様に複数の油圧ポンプを並列とし、且
つ、流量制御弁46,48も並列とする回路とな
る故、射出成形時等高圧且つ、多量の作動油を必
要とする場合であつても何ら油圧ポンプ、流量制
御弁等を大容量のものに交換する必要がなく、単
に独立用切替弁51,52を挿入するのみで容易
且つ、安価に従来の射出成形機を改良し、以て、
押出シリンダ24を独自に作動させ得ることがで
きる。そして、一般に型開作動は、離形時の成形
品保護、シヨツク防止の為、初期は低速で、然る
後サイクルタイムの短縮の為高速にて可動金型1
6を後退させ、更に、停止精度の向上、シヨツク
防止の為低速で所定位置迄後退させる制御が行わ
れる。この低速後退時の設定速度は、通常、高速
後退時の設定速度1/2であり、ポンプ吐出量は高
速後退時の50%で足りることになる。従つて、製
造サイクルの型開64時における停止前の低速後
退時に前記第1及び第2独立用切替弁51,52
をもつて、一つの油圧ポンプ38を他の油圧ポン
プ36,37より独立させて押出シリンダ24専
用のポンプとしても射出成形機10全体の各シリ
ンダ22,23に必要な作動油吐出量は他の油圧
ポンプ36,37をもつて充分確保することがで
き、独立させた一つの油圧ポンプ38と独立回路
50に設けた電磁式流量制御弁48とをもつて可
動金型16の低速後退中、即ち、型開中におい
て、押出シリンダ24を作動させ、押出ピン18
により成形製品を金型のキヤビテイ17から押出
し、製品の取出しを開始することができる。但
し、この場合は成形品が固定金型15にくつつか
ずに可動金型17側に確実にくつついて型開が行
われるようにし、且つ、取出す成形製品に傷をつ
けないようにする為にも、型開が多少進行した
後、製品の押出動作に入る。
尚、通常は、型開終了時点と製品押出終了時点
がほぼ一致するようにしておくと製品取出に便利
である。この様に本考案に係る射出成形装置では
可動金型16の後退中に押出ピンの押出しを開始
することにより、型開64開始から製品取出完了
までの時間を短縮し、以て、次の型締に入るまで
の時間を短縮し、射出成形におけるサイクルタイ
ムの短縮を行い得る射出成形装置であつて押出シ
リンダ24の作動時には押出シリンダ24専用の
油圧ポンプ38、流量制御弁48を用いるにも拘
らず、新たに油圧ポンプ等の動力源を付加する必
要のないものである故、容易に製造し得るもので
あり、サイクルタイムの短縮を可能とする射出成
形装置である。そしてこの本考案では、型開開始
から製品押出終了までの時間を、従来のものに比
べて、約2割短縮することができる。
尚、第2独立切替弁52は前述のオープンセン
タ形4ポート2位置切替弁に限ることなく、
ABP接続形4ポート2位置切替弁でもよく、更
に、押出シリンダ24の制御弁34を常に独立回
路50と接続しつつ、他のシリンダ22,23等
の制御弁31,32,33への油路を独立回路と
接続切断する切替弁である故、独立回路50と押
出シリンダ24とは常時接続とし、独立回路と他
のシリンダ22,23とを接続、切断をし得る2
ポート2位置弁であつても良く、又、第1独立切
替弁51と第2独立切替弁52を常に同時操作す
る場合には第1独立切替弁と第2独立切替弁を一
体とし、以て1個の独立用切替弁53をもつて第
5図に示す如く4ポート2位置弁とすることもで
きる。
要は複数の油圧ポンプ36,37,38を並列
に設け、2個以上の並列な流量制御弁46,47
を経た後、適宜射出シリンダ22、型締シリンダ
23、押出シリンダ24等の各種シリンダへ制御
弁32,33,34を介して分岐される油路を有
する油圧式射出成形装置において、前記複数の油
圧ポンプ36,37,38の内一つの油圧ポンプ
38を他の油圧ポンプ36,37から独立させ得
る様に一つの油圧ポンプ38と他の油圧ポンプ3
6,37との間に切替弁51又は53を設けると
共に、該独立され得る油圧ポンプ38から前記並
列に設けられた流量制御弁46,47の内一つの
流量制御弁47を介して常に押出シリンダ24の
制御弁34が接続されており、且つ、該流量制御
弁47を介した後、押出シリンダ24以外の各シ
リンダ22,23への制御弁32,33が接続、
切断される切替弁52又は53を設けた構造を特
徴とする射出成形装置である。
この様に切替弁51,52又は53をもつて押
出シリンダ24の作動時には押出シリンダ24専
用の流量制御弁48、油圧ポンプ38を用いるこ
とができる故、型開中において型締シリンダ23
等他のシリンダの負可の影響を受けることなく押
出シリンダ24を作動させて可動金型16のキヤ
ビテイ17から製品の押出を開始し、以て型開か
ら製品取出完了迄の時間を短縮し得るものであ
り、且つ、切替弁51,52又は53を挿入して
油圧回路を変更するのみであり、新たな油圧ポン
プ、アキユムレータ等作動油動力源を付加するこ
となく押出シリンダ24専用の油圧ポンプ38を
確保することができ、且つ、切替弁51,52又
は53を開けば各油圧ポンプ36,37,38が
並列となり、流量制御弁46,47も並列となつ
て各シリンダ22,23,24に作動油を送るこ
とができる故、油圧ポンプ36,37,38、流
量制御弁36,37の各容量を有効に使い得る利
点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は射出成形機の概要を示す図にして、第
2図は射出成形機における従来の油圧回路を示す
図、第3図は従来の射出成形サイクルを示すフロ
ーチヤートであり、第4図第5図は本考案に係る
射出成形装置のそれぞれ異なる油圧回路を示す図
である。 10……射出成形機、11……ホツパ、12…
…シリンダバレル、13……スクリユー、14…
…金型、15……固定金型、16……可動金型、
17……キヤビテイ、18……押出ピン、19…
…トグル、21……スクリユー駆動用油圧モー
タ、22……射出シリンダ、23……型締シリン
ダ、24……押出シリンダ、25……移動シリン
ダ、31〜34……制御弁、36〜38……油圧
ポンプ、41……ローデイング用切替弁、45…
…電磁式圧力制御弁、46〜48……電磁式流量
制御弁、50……独立回路、51〜53……独立
用切替弁、55……リリーフバルブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数の油圧ポンプを並列に設け、2個以上の並
    列な流量制御弁を経た後、適宜射出シリンダ、型
    締シリンダ、押出シリンダ等の各種シリンダへ制
    御弁を介して分岐される油路を有する油圧式の射
    出成形装置において、前記複数の油圧ポンプの内
    一つの油圧ポンプを他の油圧ポンプから独立させ
    得る様に一つの油圧ポンプと他の油圧ポンプとの
    間の油路中に切替弁を設けると共に、該独立され
    得る油圧ポンプから前記並列に設けられた流量制
    御弁の内一つの流量制御弁を介して常に押出シリ
    ンダの制御弁が接続されており、且つ、該流量制
    御弁を介した後、押出シリンダ以外の各シリンダ
    への制御弁が接続、切断される切替弁を設けた構
    造を特徴とする射出成形装置。
JP19950483U 1983-12-28 1983-12-28 射出成形装置 Granted JPS60109918U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19950483U JPS60109918U (ja) 1983-12-28 1983-12-28 射出成形装置

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JP19950483U JPS60109918U (ja) 1983-12-28 1983-12-28 射出成形装置

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JPS60109918U JPS60109918U (ja) 1985-07-25
JPH0118345Y2 true JPH0118345Y2 (ja) 1989-05-29

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JP19950483U Granted JPS60109918U (ja) 1983-12-28 1983-12-28 射出成形装置

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JPS62161516A (ja) * 1986-01-11 1987-07-17 Fanuc Ltd エジエクト開始方式
JPH0646042B2 (ja) * 1986-08-19 1994-06-15 株式会社新潟鐵工所 射出成形機における制御装置
DE102010001595B4 (de) * 2010-02-04 2012-05-16 Sumitomo (Shi) Demag Plastics Machinery Gmbh Spritzgießmaschine sowie hydraulische Antriebseinheit hierfür

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JPS60109918U (ja) 1985-07-25

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