JPH0118343Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0118343Y2 JPH0118343Y2 JP12678084U JP12678084U JPH0118343Y2 JP H0118343 Y2 JPH0118343 Y2 JP H0118343Y2 JP 12678084 U JP12678084 U JP 12678084U JP 12678084 U JP12678084 U JP 12678084U JP H0118343 Y2 JPH0118343 Y2 JP H0118343Y2
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- JP
- Japan
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- movable platen
- slot
- limiting member
- movable
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- Expired
Links
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 9
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 2
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000001746 injection moulding Methods 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は射出成形機などに用いられる成形品
の突出装置に関するものである。
の突出装置に関するものである。
可動盤の後退移動を利用して成形品の突出しを
行なう装置では、可動盤に貫挿した突出棒の突出
しストロークを制限する部材を、固定部材に位置
を調整自在にして取付けている。制限部材を固定
部材に取付ける手段としては、固定部材に設けた
溝孔に、制限部材側に突設したねじ軸を挿通し、
そのねじ軸をナツトにより固定部材に締着するこ
とが、最も簡単で位置の調整にも都合がよい。
行なう装置では、可動盤に貫挿した突出棒の突出
しストロークを制限する部材を、固定部材に位置
を調整自在にして取付けている。制限部材を固定
部材に取付ける手段としては、固定部材に設けた
溝孔に、制限部材側に突設したねじ軸を挿通し、
そのねじ軸をナツトにより固定部材に締着するこ
とが、最も簡単で位置の調整にも都合がよい。
しかしながら、そのような取付けは、締着部分
に発生する摩擦力をもつて、可動盤の後退移動に
伴い生ずる突出力の反力に対抗させようとするも
のであるから、締着力が不充分であつたり、また
成形品の突出しに過大な突出力が要された時な
ど、反力が摩擦力よりも上回ると、その反力によ
つて制限部材は溝孔に沿つて横ずれし、設定位置
に狂いが生ずる。この位置ずれは成形品の突出し
を不完全なものとなす原因となり、その位置ずれ
を元に直さない限り成形品の突出しが困難となる
ばかりか、再型締時に全型を破損する原因ともな
る。
に発生する摩擦力をもつて、可動盤の後退移動に
伴い生ずる突出力の反力に対抗させようとするも
のであるから、締着力が不充分であつたり、また
成形品の突出しに過大な突出力が要された時な
ど、反力が摩擦力よりも上回ると、その反力によ
つて制限部材は溝孔に沿つて横ずれし、設定位置
に狂いが生ずる。この位置ずれは成形品の突出し
を不完全なものとなす原因となり、その位置ずれ
を元に直さない限り成形品の突出しが困難となる
ばかりか、再型締時に全型を破損する原因ともな
る。
この考案は上記従来の技術における欠点を解決
するために考えられたものであつて、その目的と
するところは、固定部材と制限部材との上記締着
手段を変更することなく、突出棒による反力に対
し摩擦力を増すことができる新たな締着手段を有
する成形品突出装置を提供することにある。
するために考えられたものであつて、その目的と
するところは、固定部材と制限部材との上記締着
手段を変更することなく、突出棒による反力に対
し摩擦力を増すことができる新たな締着手段を有
する成形品突出装置を提供することにある。
上記目的によるこの考案の特徴は、可動盤と可
動盤背部の可動軸とにわたり突出棒を出入自在に
貫挿し、その突出棒の制限部材を可動軸後方の固
定部材に溝孔を通してねじ着した成形品突出装置
において、固定部材側の上記溝孔の両側面を外方
へ高く傾斜形成するとともに、溝孔両側の締付座
面にくさび状座金を設けて、上記制限部材を固定
部材にねじ着してなることにある。
動盤背部の可動軸とにわたり突出棒を出入自在に
貫挿し、その突出棒の制限部材を可動軸後方の固
定部材に溝孔を通してねじ着した成形品突出装置
において、固定部材側の上記溝孔の両側面を外方
へ高く傾斜形成するとともに、溝孔両側の締付座
面にくさび状座金を設けて、上記制限部材を固定
部材にねじ着してなることにある。
上記構成において、制限部材に反力が加わり、
制限部材が外方へ移動しようとすると、くさび状
座金も一緒に移動するようになり、しかも固定部
材側の溝孔両側面が外方へ高く傾斜形成されてい
るため、そこに座金によるくさび作用が生じてね
じ軸の張力が増し、結果として締着部分の摩擦力
が増大して制限部材の移動が阻され、位置ずれが
防止される。
制限部材が外方へ移動しようとすると、くさび状
座金も一緒に移動するようになり、しかも固定部
材側の溝孔両側面が外方へ高く傾斜形成されてい
るため、そこに座金によるくさび作用が生じてね
じ軸の張力が増し、結果として締着部分の摩擦力
が増大して制限部材の移動が阻され、位置ずれが
防止される。
更にこの考案を図示の例により詳細に説明す
る。
る。
図中1,2は機台3の上に設けた一対の固定盤
である。この固定盤1,2に架設したタイバー4
には可動盤5が後退移動自在に取付けてある。こ
の可動盤5の後面中央には、中空のねじ軸による
可動軸6が突設してある。
である。この固定盤1,2に架設したタイバー4
には可動盤5が後退移動自在に取付けてある。こ
の可動盤5の後面中央には、中空のねじ軸による
可動軸6が突設してある。
この可動軸6は固定盤2に回動自在に装着した
回転筒7にねじ込まれ、かつ回転筒7には歯車8
が取着してあつて、その回転筒7が回転したと
き、ねじリードによつて可動軸6が可動盤5と一
緒に移動するようになつている。また、可動軸6
の内部には、先端部が可動盤5を貫通して突出す
る突出棒9が貫挿してあり、かつ突出棒9は圧縮
コイルばね9aによつて常に後方向へ押されてい
る。
回転筒7にねじ込まれ、かつ回転筒7には歯車8
が取着してあつて、その回転筒7が回転したと
き、ねじリードによつて可動軸6が可動盤5と一
緒に移動するようになつている。また、可動軸6
の内部には、先端部が可動盤5を貫通して突出す
る突出棒9が貫挿してあり、かつ突出棒9は圧縮
コイルばね9aによつて常に後方向へ押されてい
る。
一方、固定盤2に取着された歯車8のカバーを
兼ねたハウジング10には、上記可動軸6の後端
部を囲繞する円筒体からなる固定部材11が突設
してあり、かつ固定部材11の上部は軸方向に長
い溝孔12となつている。
兼ねたハウジング10には、上記可動軸6の後端
部を囲繞する円筒体からなる固定部材11が突設
してあり、かつ固定部材11の上部は軸方向に長
い溝孔12となつている。
また固定部材11の内部には、上記突出棒9の
後端と接して突出しストロークを制限する部材1
3が移動自在に挿入してある。この制限部材13
からはねじ軸14が、上記溝孔12を通して外部
に突出しており、ねじ軸14にねじ込まれたナツ
ト15を締め付けると、制限部材13が固定部材
11に締着されるようになつている。
後端と接して突出しストロークを制限する部材1
3が移動自在に挿入してある。この制限部材13
からはねじ軸14が、上記溝孔12を通して外部
に突出しており、ねじ軸14にねじ込まれたナツ
ト15を締め付けると、制限部材13が固定部材
11に締着されるようになつている。
上記溝孔12の両側面は外方へ高く傾斜形成し
てあり、また上記ナツト15と、溝孔12の締付
座面との間にはくさび状座金16が外向きに介在
させて設けてある。
てあり、また上記ナツト15と、溝孔12の締付
座面との間にはくさび状座金16が外向きに介在
させて設けてある。
なお、図中17は可動盤5の後退停止位置検出
器で、固定盤1から水平に突出したガイドレール
18のスライド部材19に取付けてある。また2
0は可動盤5に水平に設けた検知棒である。
器で、固定盤1から水平に突出したガイドレール
18のスライド部材19に取付けてある。また2
0は可動盤5に水平に設けた検知棒である。
上記構造では、突出棒9の後端が制限部材13
に当接されているため、可動盤5の後退に伴つて
突出棒9の先端が可動盤5から突き出る。可動盤
5には図面は省略したが金型があり、突出棒9は
金型内の突出板を押圧して金型に取り付いた成形
品を離型する。
に当接されているため、可動盤5の後退に伴つて
突出棒9の先端が可動盤5から突き出る。可動盤
5には図面は省略したが金型があり、突出棒9は
金型内の突出板を押圧して金型に取り付いた成形
品を離型する。
上記突出棒9の突出しストロークは制限部材1
3の位置によつて異なり、その位置は締着部の移
動によつて任意に調整することができる。
3の位置によつて異なり、その位置は締着部の移
動によつて任意に調整することができる。
また制限部材13にかかつた突出力の反力は、
締着部の摩擦力をもつて受け止ている。この摩擦
力はナツト15による締付力と、溝孔12の傾斜
側面及びくさび状座金16とによつて得られ、締
付力よりも過大な反力が加わつても、制限部材1
3は外方へ横ずれすることなく、その設定位置を
保つ。
締着部の摩擦力をもつて受け止ている。この摩擦
力はナツト15による締付力と、溝孔12の傾斜
側面及びくさび状座金16とによつて得られ、締
付力よりも過大な反力が加わつても、制限部材1
3は外方へ横ずれすることなく、その設定位置を
保つ。
この考案は上述のように、制限部材13を締着
する固定部材11の溝孔12の両側面を外方へ高
く傾斜形成するとともに、くさび状座金16の介
在のもとにねじ軸14の締付けを行つて、固定部
材11への制限部材13の締着を行つたので、締
着力に多少の不足があつても、突出力の反力によ
つて制限部材が位置ずれを起すようなことがな
い。また過大な突出力が生じても、そのときの反
力に充分対抗させることができ、設定位置のずれ
による突出しストロークの狂いも生じ難く、常に
成形品の突出しを確実になすことができるため、
突出しの不完全さから生ずる金型の破損も防止で
きるばかりか、制限部材の締着は従来と何等変る
ところがなく、溝孔に挿通したねじ軸の締付によ
る締着の効果を充分に発揮し得るなどの特長を有
する。
する固定部材11の溝孔12の両側面を外方へ高
く傾斜形成するとともに、くさび状座金16の介
在のもとにねじ軸14の締付けを行つて、固定部
材11への制限部材13の締着を行つたので、締
着力に多少の不足があつても、突出力の反力によ
つて制限部材が位置ずれを起すようなことがな
い。また過大な突出力が生じても、そのときの反
力に充分対抗させることができ、設定位置のずれ
による突出しストロークの狂いも生じ難く、常に
成形品の突出しを確実になすことができるため、
突出しの不完全さから生ずる金型の破損も防止で
きるばかりか、制限部材の締着は従来と何等変る
ところがなく、溝孔に挿通したねじ軸の締付によ
る締着の効果を充分に発揮し得るなどの特長を有
する。
第1図はこの考案に係る成形品突出装置を備え
た型締装置の縦断面図、第2図はその左側面図で
ある。 5……可動盤、9……突出棒、11……固定部
材、13……制限部材、14……ねじ軸、15…
…ナツト、16……くさび状座金、17……可動
盤の後退停止位置検出器。
た型締装置の縦断面図、第2図はその左側面図で
ある。 5……可動盤、9……突出棒、11……固定部
材、13……制限部材、14……ねじ軸、15…
…ナツト、16……くさび状座金、17……可動
盤の後退停止位置検出器。
Claims (1)
- 可動盤と可動盤背部の可動軸とにわたり突出棒
を出入自在に貫挿し、その突出棒の制限部材を可
動軸後方の固定部材に溝孔を通してねじ着した成
形品突出装置において、固定部材側の上記溝孔の
両側面を外方へ高く傾斜形成するとともに、溝孔
両側の締付座面にくさび状座金を設けて、上記制
限部材を固定部材にねじ着してなることを特徴と
する成形品突出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12678084U JPS6143021U (ja) | 1984-08-21 | 1984-08-21 | 成形品突出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12678084U JPS6143021U (ja) | 1984-08-21 | 1984-08-21 | 成形品突出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6143021U JPS6143021U (ja) | 1986-03-20 |
JPH0118343Y2 true JPH0118343Y2 (ja) | 1989-05-29 |
Family
ID=30685452
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12678084U Granted JPS6143021U (ja) | 1984-08-21 | 1984-08-21 | 成形品突出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6143021U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5395494B2 (ja) * | 2009-04-02 | 2014-01-22 | 東洋機械金属株式会社 | 成形機のエジェクト装置 |
-
1984
- 1984-08-21 JP JP12678084U patent/JPS6143021U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6143021U (ja) | 1986-03-20 |
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