JPH01181972A - 小径管台溶接方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ボイラーや原子カプラント等における小径管
台の溶接に好適な小径管台溶接方法に関する。

〔従来の技術〕

従来、ボイラーや原子カプラント等の機器における小径
管台の溶接にあたっては、第６図工面図に示すように、
外径ｄ１　の小径管１は管台２に、溶接金属乙により直
接溶接されている。

しかしながら、このような溶接方法では、溶接止端部４
の半径Ｒ１は０．５〜２朋と小さくなる傾向にあるため
、機器稼動中の作用応力が溶接止端部４に集中し易くな
って、疲労損傷を生じ易い問題がある。

〔発明が解決しようとする問題点〕

本発明は、このような事情に鑑みて提案されたもので、
機器稼動中の作用応力を逃し易く、従って疲労強度の高
い溶接部を得ることができる小径管台溶接方法を提供す
ることを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

そのために本発明は、小径管を管台に溶接するにあたシ
、上記小径管の管端をあらかじめ管内から押し広げてな
だら−かなテーパー部を形成したのち、上記小径管端と
上記管台を溶接することを特徴とする。

〔作　用〕

上述の構成により、機器稼動中の作用応力を逃し易く、
従って疲労強度の高い溶接部を得ることができる小径管
台溶接方法を得ることができる。

〔実施例〕

本発明小径管台溶接方法の一実施例を図面について説明
すると、第１図はその実施要領を（Ａ）　、　ＣＢ）　
、　（Ｃ）と工程順に示した説明図、第２図は実験例の
結果を示す説明図である。

第１図（Ａ）において、小径管１の管端内に内径押し広
げ治具５を挿入し、同図（Ｂ）のように、管端外径をｄ
ｌからｄ２まで広げ加工を行い、なだらかなテーパーの
ある塑性加工部６を形成する。そして広げられた管端を
同図（Ｃ）のように、管台２と溶接金属乙により溶接す
る。

かくして、第１図ＣＢ）のように、／ｈ径管１の管端外
径がなだらかに大きくなるため、テーパー８部７の半径
Ｒ２は前述の第６図の溶接止端部４の半径Ｒ１より大き
（３ｍｍ以上となる。一方稼動中の応力は第１図（Ｃ）
の溶接止端部４よフ径が小さいテーパー８部７に集中し
易いが、このテーパー８部７のＲ２は従来のＲ１よフ大
きいので、作用応力を逃し易く疲労強度が増加し、稼動
中の疲労損傷を防止できる。

本発明方法と従来方法との実験例における疲労強度試験
結果を第２図に示すと、従来方法の繰返数Ｎ−１０回に
おける疲労強度は８卒／闘であるのに対し、本発明の疲
労強度は１５１ｊ／１１１１　　と向上していることが
判る。

〔発明の効果〕

要するに本発明によれば、小径管を管台に溶接するにあ
たり、上記小径管の管端をあらかじめ管内から押し広げ
てなだらかなテーパー部を形成したのち、上記小径管端
と上記管台を溶接することにより、機器稼動中の作用応
力を逃し易く、従って疲労強度の高い溶接部を得ること
ができる小径管台溶接方法を得るから、本発明は産業上
極めて有益なものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明小径管台溶接方法の一実施例を工程順に
示した説明図、第２図は実験例の結果を示す説明図であ
る。 第３図は従来の方法によシ溶接された小径管台の正面図
である。 １・・・小径管、２・・・管台、３・・・溶接金属、４
・・・溶接止端部、５・・・内径押し広げ治具、６・・
・塑性加工部、７・・・テーパー８部。 代理人　弁理士　塚　本　正　文 第７図 （Ａ）　　　　ＣＢ＞　　　　　＜Ｃ）第２図 第３図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 小径管を管台に溶接するにあたり、上記小 径管の管端をあらかじめ管内から押し広げてなだらかな
   テーパー部を形成したのち、上記小径管端と上記管台を
   溶接することを特徴とする小径管台溶接方法。