JPH01180828A - 自己免疫疾患治療剤 - Google Patents

自己免疫疾患治療剤

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JPH01180828A
JPH01180828A JP204788A JP204788A JPH01180828A JP H01180828 A JPH01180828 A JP H01180828A JP 204788 A JP204788 A JP 204788A JP 204788 A JP204788 A JP 204788A JP H01180828 A JPH01180828 A JP H01180828A
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宮澤 武
Masayoshi Ito
伊藤 正善
Yoshiyasu Shidori
志鳥 善保
Satoshi Toyoshima
豊島 聰
Toshiaki Osawa
利昭 大沢
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は自己免疫疾患治療剤に関し、更に詳しくはシア
ロシルセラミド化合物及び/又はシアロシルグリセロリ
ピッド類を有効成分として含有する自己免疫疾患治療剤
に関する。
〔従来の技術〕
哺乳動物細胞の糖脂質(グリコリピド)はスフィンゴシ
ンという長鎖アミノアルコールに脂肪酸がアミド結合し
たセラミドという脂質構造にグリレコース、ガラクトー
ス、N−アセチルグルコサミン、N−アセチルガラクト
サミン、フコース、シアル酸などの糖が種々の組み合わ
せでグリコシド結合したもので、いわゆるスフィンゴ糖
脂質といわれる範囲に属する。このうち、シアル酸を有
するものを特にガングリオシドという。
これらの化合物は一般にその大部分が細胞膜2分子層の
外画分子層に局在し、最近の研究によれば細胞における
認識や情報の受容と応答レセプター機能、分化、細胞の
増殖、悪性変化、行動などにおいて、重要な役割を果し
ているものは考えられている。
しかし、細胞膜成分としてのガングリオシド系糖脂質の
機能は十分に解明されておらず、ガングリオシドを生物
体から単離精製することも困難である。
既に本発明者らはGM3(GM :ガングリオシドモノ
ンアロ)及びGM、の精密合成に成功している。さらに
これと構造のよく似た非天然型の化合物を合成すること
に成功し、既に特許出願している〔特願昭62−853
54号、特願昭62 214776号〕。
さらに本発明者らは、シアロシルクリセロリピント類の
合成にも成功し、先に特許出願を行った〔特願昭61−
189340号、特願昭61−214787号〕。又、
シアロシルグリセロリピッド類の1種が神経系疾患の治
療に用い得ることを見出し、特許出願した〔特願昭61
−214787号〕。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明者らは、GM3、GM4及びシアロシルクリセロ
リピント類の薬理効果について種々検討した。その結果
、後述する式(I)及び(I[)で示されるシアロシル
セラミド化合物及びシアロシルクリセロリピント類が自
己免疫疾患治療剤として作用し得ることを見出して本発
明を完成した。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、下記式(I)及び(II)で示される化合物
の少なくとも1つを有効成分として含有する自己免疫疾
患治療剤に関する。
(式(I)及び(II)中、R2はC00M (Ivl
はアルカリ金属を示す)を示し、R3は 叶 11NCOC23H,。
の整数であり、nは1〜30の整数である)を示す。) 本発明の治療剤で有効成分として含有される式(I)及
び(n) で示されるシアロシルセラミド化合物(式中
、R3が    リH )INcDc23H4゜ である化合物)は、特願昭62−85354号及び特願
昭62−214776号に記載の方法により製造される
以下、特願昭62−214776号に記載の方法を例に
、スキーム1に基いて化合物(I)及び(n)のうちR
3が    QH 1−NCOC2s’A47 であるシアロシルセラミド化合物(1)及び(2)の製
造法を説明する。
工   \ クー7 (Kuhn)らの方法(Chem、 Ber、
、  99.611〜617  (1966>参照〕に
よりN−アセチルノイラミン酸メチルエステルパーアセ
テートから化合物(6)を調製する。
一方、特願昭60−190745号に記載の方法によっ
てセラミド部分である化合物(5)を合成する。
M、S、(モレキュラーシーブ)4A又はAW300に
化合物(5)、シルバートリフレート等のグリコシデー
ジョン触媒、ジクロロエタン、テトラヒドロフラン、ク
ロロホルム、ニトロメタン、テトラヒドロフランとクロ
ロホルムの混合溶液等の溶媒を加え、室温で約1〜6時
間撹拌後、例えば氷−メタノール等の冷却下で化合物(
6)を含むジクロロエタン、テトラヒドロフランとクロ
ロホルム混合溶液、ニトロメタン、クロロホルム又はテ
トラヒドロフランなどの溶液を加え、約0.5〜2時間
後、室温で約10〜20時間撹拌する。反応液を濾過し
、濾液にクロロホルムを加え、飽和炭酸水素す) IJ
ウム水溶液、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥し、減圧留去する。残渣をシリカゲルカラム等
の公知の手段により精製し、化合物(4)と(3)を得
る。
次いで化合物(4)及び/又は化合物(3)をテトラヒ
ドロフラン(THF) 、1.4−ジオキサン等の溶媒
に溶解し、次いで化合物(4)及び/又は(3)と水酸
化アルカリ、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム
等と反応させる。水酸化アルカリは、例えば水溶液とし
て溶媒に溶解した化合物(4)及び/又は(3)に添加
し、反応させることが好ましく、水酸化アルカリ水溶液
の濃度は0.5N〜2N、好ましくは約INであること
が好ましい。水酸化アルカリを添加後例えば0〜50℃
、好ましくは20〜30℃で約24〜150時間反応さ
せる。反応は反応液を撹拌しつつ行うことが好ましい。
反応終了後反応液を酢酸等の酸性物質あるいはIRC−
50等で中和し、濾過後、減圧留去する。残渣をセファ
デンクスLH−20等の公知の手段により精製し、化合
物(2)及び/又は化合物(1)を得る。
一方本発明の治療剤で有効成分として含有される(I)
及び(II)で示されるシアロシルグリセ基である化合
物)は、特願昭61−189340号及び特願昭62−
283491号に記載の方法により製造することができ
る。
以下にm−14、n=14の場合を例に、スキーム2に
基いて製造法について説明する。
(7)の化合物(Bnはベンジル基を示す)を1−ブロ
モテトラデカンと反応させ(8)を得る。次に(8)を
脱ベンジル化して(9)を得る〔Agric、 Bio
l、 Chem、。
■(1)、255  (1982)  ;Bioche
mistry、  2.394  (1963)参照〕
尚、1−ブロモテトラデカンの代りに炭素数の異なる1
−ブロモアルカンを用いることにより、(8)に相当す
る任意のn及びmの化合物を合成することができる。
一方、クー7 (Kuhn)  らの方法〔Chem、
Ber、。
旦、611  (1966)参照〕により、前述と同様
にシアル酸(N−アセチルノイラミン酸)から(6)を
得る(Acはアセチル基を示す。)。
ここで得られた化合物(6)と前述の方法で得られた化
合物(9)とを反応させて化合物αO(α体)と化合物
01)(β体)を得、これらから化合物α口を分離し、
脱アセチル化及び加水分解して化合物(2)を得る。同
様に化合物αQを脱アセチル化及び加水分解して化合物
αつを得る。
加水分解は、テトラヒドロフラン(THF)又はメタノ
ール、エタノール等のアルコール中で行うことができる
。好ましくは、THF、メタノール、エタノール中で行
うことが好ましい。
化合物(I)及び(n) は、自己免疫疾患例えばリウ
マチ、リウマチ様関節炎、多発性硬化症等の治療に有効
である。
化合物(I)及び/又は(I[)は、任意の佐薬又は添
加剤とともに製剤化される。
投与は、経口、非経口のいずれでもよい。
投与量は、症状、投与対象の年令、性別等により異なる
が、成人では通常1日当り0.1〜100mgであり、
1回から5回に分けて投与するのが好ましい。
〔実施例〕
以下本発明を実施例により詳細に説明する。
参考例1 1gのモレキュラーシーブ4Aに化合物(5) 100
mg(0,13ミリモル)、シルバートリフレート40
0mg (1,5ミリモル)、ジクロロエタン3mlを
加えて室温で3時間撹拌後、氷−メタノール冷却下で、
化合物(6) 50 mg (0,1ミリモル)のジク
ロロエタン1ml溶液を加え、1時間後、室温で15時
間撹拌した。得られた反応液を濾過し、濾液にクロロホ
ルムを加え、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩
水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧留去
した。残渣をシリカゲルカラム(C−300,25g、
トルエン、酢酸エチル=1:2、クロロホルム:メタノ
ール=10 : 1)で精製し、化合物(407mg 
(14%)及び化合物(3)7mg(6%)を得た。
参考例−2 1gのM、S、(モレキュラーシーブ)AW300に化
合物(5000mg (0,13ミリモル)、シルバー
トリフレート400mg(1,5ミリモル)、ニトロメ
タン3rn1を加えて室温で3時間撹拌後、氷−メタノ
ール冷却下で、化合物(6HOOmg(0,2ミリモル
)のニトロメタン1ml溶液を加え、1時間後、室温で
15時間撹拌した。得られた反応液を濾過し、濾液にク
ロロホルムを加え、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽
和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減
圧留去した。
残渣をシリカゲルカラム(C−300,25g、トルエ
ン:酢酸エチル=1:2、クロロホルム:メタノール=
(10:1)で精製し、化合物(4)55mg(23%
)及び化合物(3)60mg <25%)を得た。
参考例3 1gのM、S、(モレキュラーシーブ)AW300に化
合物(5HOOmg (0,13ミリモル)、シルバー
トリフレート400mg(1,5ミリモル)、テトラヒ
ドロフラン3mgを加えて室温で3時間撹拌後、氷−メ
タノール冷却下で化合物(6) 100■(0,2ミリ
モル〉のテトラヒドロフラン1ml溶液を加え、1時間
後、室温で15時間撹拌した。得られた反応液を濾過し
、濾液にクロロホルムを加え、飽和炭酸水素ナトリウム
水溶液、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで
乾燥し、減圧留去した。残渣をシリカゲルカラム(C−
300,25g、)ルエン:酢酸エチル=1:2、クロ
ロホルム:メタノール−(10: 1)で精製シ、化合
物(4)70■(29%)、化合物(3)72■(30
%)を得た。
〔化合物(4)の物性〕 Rf=0.30()ルエン:酢酸エチル=12)〔α〕
”−1,33(C=0.75、クロロホルム)元素分析
 計算値 口、 69.16 、H,9,32、N、 
2.12(+C3C5CH3) 実測値 C,68,69、H,9,73、N、 2.2
5’H−NMR(CDCβ3)6M3.772(s、3
H,OMe) 、2.107.2024.1,961.
1.881.1゜885(5XAc) 、0.879(
t、6H,CH2Cl、 )〔化合物(3)の物性〕 Rf=0.29()ルエン 酢酸エチル−1:2)〔α
] 20−2.40  (C=0.25、クロロホルム
)元素分析 計算値 C,69,16、II、 9.3
2、N、 2.12(+C6C3CII3) 実測値 C,69,22、H,9,87、N、 2.1
8’H−NMR(CDCf!、3)δH3,559(s
、 3H,OMe)、2068.2.033.2.02
7.2.0231.880(5xAc) 、0.879
(t、 6H,CH2CH8) 参考例4 化合物(4)328.6mg (0,268mmole
 )をTHF 10dに溶解しlN−NaO81,93
d(l、 93mmole)を加え室温で54.5時間
、撹拌した。反応液を酢酸でpH8,0とし、これを逆
相クロマトグラフィー (OD360人)300mf!
で精製し、化合物(2)212.9mg (82,6%
)を得た。
〔化合物(2)の物性〕 TLC(C)1n 3:MeO)l:)I2[]=  
1 0  :  7  :  1 )  Rfo、2B
’HNMR(500MH2) CD30D 、 TMS
o、888 (6H,t、 J=7.0Hz、  Cl
l3 X2 >2、046 (3H,S、 −NHCO
CH3)2.439 (LH,dd、 J−13,0,
4,6Hz、 f13eq)4.115 (IH,t、
 J=7.5Hz、 3’−tl)5.501 (IH
,dd、 J=15.4.7.7Hz、 4’−H)5
.699 (IH,dt、 J=15.4.6.8Hz
、 5’−H)参考例5 化合物(3) 678.9 mg (0,553mmo
le)をTHF19雁に溶解し、lN−NaOH3,9
8彪(3,98mmole)を加え室温で101時間撹
拌した。反応液を酢酸でpH8,0とし、これを逆相ク
ロマトクラフィー (ODS60A)600mで精製し
、化合物(1)459.0mg (86,2%)を得た
〔化合物(1)の物性〕 TLC(C)1c13:AleDll:)12fl= 
 1 0  :  7  :  1  )  RfO,
39’H−NMR(500Mt(z) CD30H、T
MSo、889 (6tl、 t、 J=7.0Hz、
 −CH3X2 )2.042  (3H,s、  −
NHC口CH3)2.783 (LH,dd、 J=1
2.5.3.6Hz、 H3eq)4.106 (LH
,t、 J=7.5Hz、 3”−H)5y447 (
LH,dd、 J=15.4.7.3Hz、 4°−I
I)5.675 (IH,dt、 J=15.4.6.
8Hz、 5′−II)実施例1 ホスホリパーゼ−A
2及びC活性に対するシアロシルセラミドの抑制効果 〔ホスホリパーゼ−A2活性〕 基質である2−〔”C:]−アラキドニルーホスホチジ
ルコリン(1μCi/ml’)  10μβに、反応液
200μノ、酵素液〔ハチ毒より精製した市販酵素標品
(Sigma社) 、5.6X106units含有〕
及び検体〔調製法は後述する〕11μlを加えて37℃
で30〜60分間反応させた。〔尚、上記反応液は、0
.05 M−グリシン/NaOH(pH9,0)62m
l、I M−CaCR237μm及び20%デオキンコ
ール酸27μlを混合して調製した。〕次いで反応生成
物にl Q QmM  EDTA25μ、R、ドルス試
薬〔イソプロパツール/ヘプタン10.5M )12s
’、 =40/10/I〕ld、水500μβ、ヘプタ
ン600μβを加え、500Xgで5分間遠心した。遠
心機上清650μβを採取し、該上清にヘプタン1rr
f!、ケイ酸パウダー100mgを添加し、再度500
Xgで5分間遠心した。上清1.4mlを採取し、該上
清にトルエンシンチレータ−5m1を添加して、シンチ
レーションカウンターで測定した。結果を第1図に示し
、図中Aは化合物(1)、Bは化合物(2)の測定結果
である。
〔ホスホリパーゼ−〇活性〕
基質である〔3H〕−ホスホチジルイノシトール(1μ
Ci/miり  10μβに、反応液150μ11酵素
液〔小生胸腺細胞質ゾル〕及び検体〔調製法は後述する
:]  100μβを加えて37℃で30〜60分間反
応させた。〔尚、上記反応液は、0,1Mトリス2.5
 m1XO,I Mマレイン酸2.5d、0.lNNa
OH1,2mf!、I M CaCj!23711fl
及びコール酸ナトリウム塩27μβを混合することによ
り調製した〕次いで反応生成物にクロロホルム/メタノ
ール/濃塩酸(100/10010.6)  1顎及び
5mM  EGTA″′含有IN=塩酸0.3−を添加
して、得られた混合物を200 Qrpmで5分間遠心
した。上清を80℃で15分間乾燥させ、トリトン−ト
ルエンシンチレータ−35−を添加してシンチレーショ
ンカウンターで測定した。結果を第2図に示し、図中A
は化合物(1)、Bは化合物(2)の測定結果である。
*EGTA :エチレングリコールビス(β−アミノエ
チル−エーテル) −N、  N、 N’ 、 N’ 
−四酢酸 〔検体の調製〕 検体は、化合物(1)又は(2)の一定量を正確に秤取
してエタノールに溶解して25mM溶液とし、次いでこ
れをさらに希釈して各化合物について5種類の検体を調
製した(1000AAM、100μM110AtM、1
MM及び0.1MM〕。
第1図から、化合物(1)及び(2)は、ホスホリパー
ゼA2活性抑制効果を有することがわかる。
〔発明の効果〕
ホスホリパーゼA2活性とある種の免疫応答との間には
特定の関係があることが知られている。
従って、化合物(1)及び/又は(2)を有効成分とし
て含有する本発明の薬剤は、自己免疫疾患を治療するた
めに使用することができる。
参考例6 (イ)1,2−ジー○−へキシル−3−〇−ベンジルー
3n−グリセロール04)の合成(7)       
        α0C22H3e03(Mw’350
’52)(7)(3−○−ヘンシルー3n−グリセロー
ル)11.3g (62,1mmol)を無水ジメチル
ホルムアミド(DMF)150dに溶かし氷−メタノー
ル浴中で60%NaH7,5g (187,5mmol
)を加え室温で20分間(10〜30分)撹拌した。こ
の溶液に1−ブロモヘキサン51.2 g又はl−クロ
ルヘキサン(310,1mmo+)を加え室温で6時間
撹拌した。反応液をセライトろ過し残渣をエーテル洗浄
しろ液、洗液を合わせて減圧乾固した。残渣を再びエー
テルに溶解し0.INHCβ溶液及び2.5%炭酸水素
ナトリウム溶液で洗浄し、無水硫酸マグネンウムで乾燥
後、溶媒留去を行い得られた残渣をカラムクロマト精製
(メルク社kiese1gel 5Q、ヘキサン、酢酸
エチル50:1)に付し、04)  26.3g (T
LCより1−ブロモヘキサンを含む)を得た。
この物はそのまま脱ベンジル化に用いた。
(ロ)1,2−ジー0−へキシル−3n−グリセロール
α9の合成 0荀                   09C1
SH3□03 (Mw:260.41)04)  26
.3g (TLCより1−ブロモヘキサンを含むことが
知られている)を酢酸エチル、メタノール、又はエタノ
ール400ut!に溶解し10%パラジウム活性炭2.
6gを加え、水素気流下、室温で4日間(1〜5日間)
撹拌した。反応液よりパラジウム活性炭をろ去し、ろ液
を溶媒留去後残渣をカラムクロマト精製(メルク社 k
iese1ge160、CHCf3 :メタノール系)
に付しα51 12.86g (49,38mmo〕)
を得た。
収率 (7)−αす→ 0ωで計算 79.5%α9の
物性値 500Mflz ’)I NMRCDCjl!3、テト
ラメチルシラン0.886    (3)1.  t、
 J=7.0 Hz  −CL )0.889    
(3H,’ t、 J=7.0 Hz  −CH3)1
.271−1.370(12ft、 m、      
 −Cf12x6)1、530−1.6’04(411
,m、     0CII2CL x2)3.405−
3.’746(9H,m、         C比、 
      )180℃加熱下減圧乾燥した粉末モレキ
ュラシーブス4A8.0g、シアン化第二水銀2.87
 g(11,4mmol) 、臭化水銀(II)4.1
1g(11,4mmol)又はトリフルオロメタンスル
ホン酸銀を無水CHCl8、THF又はジクロルメタン
100m1!に懸濁し次いでC5)  5.27g (
20,2mmol)を加えアルゴン気流下室温で2時間
撹拌した。反応液を氷冷しく6)  8.0 g (1
5,6mmol)のCHCA 3溶液30rnlを加え
室温で3日間(1〜〜3日間)撹拌した。反応液をろ過
し、残渣をCHCjl!sにて洗浄しろ液洗液を合わせ
て溶媒留去した。得られた残渣をカラムクロマト精製(
ワコーゲルC−300、ジエチルエーテル:エタノール
系及びトルエン:酢酸エチル系)に付しα体αE12.
6g  β体1.51 g、α体+β体2.0 g計6
.11 gを得た。
収率 45,7% αEl (3−0−Cメチル(5−アセタミド−4,7
゜8.9−テトラ−○−アセチルー3,5−ジデオキシ
−α−D−グリセローD−ガラクトー2−ノニュピラノ
シル)オネー):]−1,2−ジーO−ヘキシルー3n
−グリセロール)の物性値RfO,48(メルクIIP
TLc  ジエチルエーテル1500M)lz ’HN
MRCDCj!8、TMSδH 0,886(6Ht            −CL、
x2)1.330 (12Hm           
 −Ck−X6)1.880 (3)1  s    
        CkCONH)1.975 (IHt
   J42.5 Hz      H−3ax)2.
025 (3fl  s            Ck
COO)2.038 (3)1  s        
    CkCOO)2.131 (3Hs     
       CLCOO)2.136 (3Hs  
          CL[00)2、602 (1)
1  dd  J=4.4.12.8 Hz   H−
3eq)3.791 (3Hs           
 C00CL、)4、298 (IHdd   J=2
.6.12.5 Hz    H−9)4.853  
(IHcldcl             ll−4
)5.100 (1)1. 6           
  −CONH)5.321 (IHdd   J=1
.5. 8.4 )1z    H−7)5.371 
(IHddd            H−8)αつ(
3−0−[:メチル(5−アセタミド−4,7゜8.9
−テトラ−○−アセチルー3.5−ジデオキシ−β−D
−グリセローD−ガラクトー2−ノニュピラノシル)オ
ネート]−1,2−ジー○−へキシル−3n−クリセロ
ール)の物性値Rf0.54(メルクIIPTLc  
ジエチルエーテル1500Mllz ’HNMRCDI
I!3、T M Sδ H 0,889(3Ht            −CL)
0.902 (3Ht            −Cす
1.3’lO(12,Hm            −
CLI−X6)1.882 (3Hs        
     C賑C0NH)1.900 (IHt   
J=12.8 Hz      )I−3ax)2.0
13 (3Hs              CkCO
O)2.023 (3fl  s          
    CkCOO)2.064 (3)1  s  
            CkCOO)2.140 (
3Hs              C1dACOD)
2、454 (IHdd   J=4.8.12.8 
Hz    H−3eq)3.794 (31(s  
           C00Cトρ4、722 (I
Hdcl  J=2.6.12.5 Hz    H−
9)5.122  (IHd            
  −CONII)5220〜5.290  (28H
−4,H−8)5.378  (Iff  dd   
J=1.5. 4.4 Hz    tl−7)うLコ
    0n6 CIQ  1.69 g (2,30mmol)をテト
ラヒドロフラン(THF)、メタノール又はエタノール
3mi!に溶解し、次いでI N−NaOH11m!!
を加え室温で7時間(5〜10時間)撹拌した。反応液
を陽イオン交換樹脂(アンバーライト IRC−50)
にて中和(pH7)L、樹脂をろ通抜、樹脂を蒸留水で
洗浄し、ろ液、洗液を合わせてカラムクロマト精製(山
村化学研究所0DS60人 60/200メツシユ(m
esh) 、展開溶媒H20,メタノール)に付しメタ
ノール画分を集め溶媒留去後凍乾し白色粉末αfD  
986.8mg (1,72mmol)を得た。
収率 74.8% αεの物性値 Rf  O,47(メルクHPTLCCHCJ3/メタ
ノール500Mflz ’HNMRD20  TS P
δ H 0,880(6Ht   J=6.6 Hz     
 C販X2)1.340 (12Hs        
    CH−x6)1.580 (4ft  m  
         0Cf12CL、X2)1.691
  (IHt   J=12.5        8−
3ax)2.403 (3Hs           
 Cth、C0)t14)2.730 (ltl  d
d   J=4.8,12.5 Hz    H−3e
q)1 1人 口1 1cm5 41コ C711,15g  (1,56mmol)をテトラヒ
トo7ラン(THF)、メタノール又はエタノール3−
に溶解し、次いでI N−NaOH10mlを加え室温
で7時間撹拌した。反応液を陽イオン交換樹脂(アンバ
ーライトIRC−50)にて中和(pH7)L、樹脂を
ろ通抜、樹脂を蒸留水で洗浄し、ろ液、洗液を合わせて
カラムクロマト精製(山村化学研究所 ○D3 60八
 60 / 200mesh、展開溶媒:H2O、メタ
ノール)に付しメタノール画分を集め溶媒留去後凍乾し
白色粉末(19)  748.0mg(1,30mmo
l)を得た。
収率 83.3% 0■の物性値 Rf  O,54(メルク)IPTLCCHCβ3/メ
タノール500Mtlz ’HNMRC20、TSPδ
H 0,880(68Cμ×2) 1.330 (12fl s            
CkX6)1、600 (48m          
  0CH2CkX2)1.626 (lfl  t 
  J=12.8 Hz       H−3ax)2
.057 (3Hs              Ct
i、C0Nfl)2、408 (iff ’ dd  
 J=4.8.12.8 tlz    fl−3eq
)参考例7 (イ)(21Il(1,2−ジー○−デシルー3−0−
ベンジル−3n−グリセロール)の合成 (7)               (イ)C30H
54D3 (Mw:462.73)(7)(3−0−ベ
ンジル−3n−グリセロール)13、6 g (74,
7mmol)を無水ジメチルホルムアミド(DMF)2
0mffに溶かし氷−メタノール浴中で60%NaH8
,96g (224,1mmol)を加え室温で20分
間撹拌した。この溶液に1−ブロモデカン66.4 g
又は1−クロルデカン(300,22mmol )を加
え室温で6時間撹拌した。反応液をセライトろ過し残渣
をエーテル洗浄し、ろ液、洗液を合わせて減圧乾固した
。残渣を再びエーテルに溶解しoIN Hcβ溶液及び
2.5%炭酸水素ナトリウム溶液で洗浄し、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥後溶媒留去を行い得られた残渣をカラ
ムクロマト精製(メルク社 kieselgel 6Q
、ヘキサン酢ニス50:1)に付しくイ) 33.5g
(TLCより1−ブロモデカンを含む)を得た。
この物はそのまま脱ベンジル化に用いた。
(ロ)(21>  1. 2−ジーO−デシルー3n−
クリセロール)の合成 (20)    ’           (21)C
23H4803(Mw:372.61)(イ) 33.
5g(TLCより1−ブロモデカンを含む)を酢酸エチ
ノペメタノール又はエタノール450m1に溶解し10
%パラジウム活性炭3.5gを加え、水素気流下、室温
で4日間(1〜5日間)撹拌した。反応液よりパラジウ
ム活性炭をろ去し、ろ液を溶媒留去後残渣をカラムクロ
マト精製(メルク社 kieselgel 60  C
HCjl!3)に付し得られた物を石油エーテルより再
結晶を行い(21) 26.2g  (70,31mm
ol)を得た。
(21)の物性値 500MHz ’HNMRCDCi 3)  TM S
δH 0,880(3fl  t  J=7.Otlz  −
Cμ)0.884    (3fl  t  J=7.
Ollz  −CLユ)1.200−1.400(28
ft  m       −CLIX14)1.500
−1.600(4Hm         −口CLCL
、X2)3、400−3.750 (98m     
C10)180℃加熱下減圧乾燥した粉末モレキュラシ
ーブス4A4.0g、シアン化第二水銀1.65 g(
6,5mmol> 、臭化水銀(If ) 2.35 
g (6,5mmol)又はトリフルオロメタンスルホ
ン酸銀を無水CHCβ3、THE又はジクロルメタン8
0dに懸濁し次いで(21)  4.0 g (10,
7mmol)を加えアルゴン気流下室温で2時間撹拌し
た。
反応液を氷冷しく6)  4.0g (7,8mmol
)のCHCβ3溶液20m1を加え室温で3日間(1〜
3日間)撹拌した。反応液をろ過し、残渣をCHCβ3
洗浄しろ液、洗液を合わせて溶媒留去した。得られた残
渣をカラムクロマト精製(ワコーゲルC−300、ジエ
チルエーテル:エタノール系及びトルエン:酢酸エチル
系)に付しα体(22)  388.7 mg、β体4
6.9.5mg、α体+β体223g  計3.09 
gを得た。
収率 468% (22)の物性値 Rfo、54(メルクIIPTLCジエチルエーテル1
500MHz  ’HNMRCDCJi!3、 TMS
δH 0,878(6)1  t   J=7.Otlz  
    −Ckx2)1.310 (28Hm    
        −C1−X2)1.881 (3fl
  s            −CL、C0NH)1
.975 (IHt   J=12.5 flz   
   H−3ax)2.025  (38s     
                    CkCOO
)2.038  (38s             
             CL、CD口)2.131
  (3Hs                   
  ’    CkCOO)2.137  (3Hs 
                        C
kCOO)2、602 (IHddJ=4.8.12.
8 Hz   H−3eq)3.791 (3)1  
s            C00C11,)4、29
9 (IHd+j  J=2.6.12.5 Hz  
 ft−9)4.856 (1)1  cldd   
        )I−4)5.102 (LHtl 
           −CONII)5.321 (
IHclcl            )I−7)5.
371  (IHddd             、
1l−8)(23) (3−C)−Cメチル(5−アセ
タミド−4,7゜8.9−テトラ−O−アセチル−3,
5−ジデオキシ−β−D−グリセローD−ガラクトー2
−ノニュピラノシル)オネー)]−]1.2−ジー○−
デシルー3n−グリセロールの物性値Rf  O,68
(メルクHPTLCジエチルエーテル1500MHz 
’HNMRCDCβ3、TMSδH 0,881(6Ht            −Ckx
2)1.285 (28Hm            
 −CkX14)1.882 (3tl  s    
         CL(:0Nft)2.012 (
3Hs             CL−COD)2.
023 (3)1  s             C
kCOO)2.063 (3Hs          
   C1i−COO)2.141 (3Hs    
         CfL、C00)2.454 (1
)1  dd   J=4.9.13.2 Hz   
H−3eq)3.794 (38、s        
    CD0CH3)4.723  (lfl  d
d   J=2.4. 12.2)1z   H−9)
5.138  (III  d           
    CDNH)5、200〜5.290  (2H
H−4,H−8)5.376 (1)1       
         )1−7)コ ヘ へ      
    00 (22)  343.3mg (0,41mmol)を
THF、メタノール又はエタノール 1mlに溶解し次
いでI N−NaOH3+nflを加え室温で5時間(
5〜10時間)撹拌した。反応液を陽イオン交換樹脂(
アンバーライトIRC50)にて中和(pH7)し、樹
脂をろ通抜樹脂を蒸留水で洗浄し、ろ液、洗液を合わせ
てカラムクロマト精製(山村化学研究所 0D360人
 60/200メンシユ、展開溶媒: H2O,メタノ
ール)に付しメタノール画分を集め溶媒留去後凍乾し白
色粉末(24)218、9mg (0,32mmol)
を得た。
収率 78.0% (24)の物件値 Rfo、54(メルクHPTLCCHCA3/メタノー
ル500MHz ’HNMRD20ST S PδH 0、885(68m           −CL x
2)1、310 (28Hs           −
Ctb X 14)1.583 (48broads 
      −0CH2CH2X2>1.700 (I
Ht     J=12.5 Hz    H−3ax
)2.049 (3tl  、s          
   CH3C0Nfl)2.733 (IHbroa
d d  J=8.4 fiz    H−3eq)1
  N CQ−; (23)、  397.0mg (0,47mmol)
をTHF、メタノール又はエタノール 1mlに溶解し
次いでI N−NaOH3,5mAを加え室温で5時間
(5〜10時間)撹拌した。反応液をアンバーライトI
RC50にて中和(pH7)L、樹脂をろ通抜樹脂を蒸
留水で洗浄し、ろ液、洗液を合わせてカラムクロマト精
製(山村化学研究所 ○DS60A60 / 200m
esh、展開溶媒:H2C、メタノール)に付しメタノ
ール画分を集め溶媒留去後凍乾し白色粉末155.0m
g (0,23mmol)を得た。
収率 48.9% (25)の物性値 Rf  O,68(メルクHPTLCCHCβ3/メタ
ノール500M)Iz’HNMRD20.TSPδH 0,897(68m           CHix2
)1、323 (28Hs           CH
2X 14)1.602 (4fl  broadS 
      −0CH2C)+2X2)2.074 (
3Hs              CH3C0NH)
2.430  (1)1  m           
   H−3eq)参考例8 (イ) (26)の合成 1.2−ジー○−オクタデシルー3−〇−ベンジル−3
n−グリセロール(26)の合成(7)       
        (26>C46H8603(Mw:6
87.15)(7)  (3−○−ベンジルー8n−グ
リセロール)4、0 g (22,Ommol)を無水
DIvIF10mj!に溶かし60%Na82.7 g
 (66,Ommol)を加え室温で10分間撹拌した
。この溶液に1−ブロモオクタデカン25g又は1−ク
ロルオクタデカン(75,Ommol)を加え室温で6
時間撹拌した。反応液をセライトろ過し残渣をエーテル
洗浄し、ろ液、洗液を合わせて減圧乾固した。残渣を再
び工−チルに溶解し0.1NHCβ溶液及び2.5%炭
酸水素カリウム溶液で洗浄し無水硫酸マグネシウムで乾
燥後、溶媒留去を行い油状物16.0 gを得た。この
油状物をカラムクロマト精製(ワコーゲルC−3005
50g  )ルエン:エーテル系)に付しく26) 9
.25 g (13,46mmol)を得た収率 61
.3% (ロ) (27) (1,2−ジー0−オクタデシル−
3n−グリセロール)の合成 C3,H,003(Mw:597.03)(26)  
8.8 g (13,Ommol)を酢酸エチル、メタ
ノール又はエタノール150mj7に溶解し10%パラ
ジウム活性炭800mgを加え水素気流下室温で40時
間(1〜5日間)撹拌した。
反応液よりパラジウム活性炭をろ去し、ろ液を溶媒留去
して(27) 6.21 g (10,4mmol)を
得た。
収率 79.8% (27)の物性値 500MHz ’HNMRCHCl3、TMSδH 0、880(61(t  J=7. Ofiz  −C
Lx2)1、150〜1.380(60Hm     
  −CH,x30)1.540−1.590(4ft
  m     −0CLCII2x2)180℃加熱
下減圧乾燥した粉末モレキュラシーブス4 A 5.0
 gを無水THF、クロロホルム又はジクロルメタン5
0mAに懸濁しく27) 2.82 g(4,72mm
o+)を加え室温で30分間撹拌した。
反応液を氷−メタノール浴で冷却し遮光、アルゴンガス
気流下でAg0Tf  3.65 g (14,23m
mol)又は(シアン化第2水銀+臭化水銀)を加え1
5分間撹拌後更に(6)  4.83 g (9,49
mmol)のTHFHF溶液20奢βえ室温で3時間撹
拌した。
反応液をろ過し、残渣をCHC、& 3洗浄しろ液、洗
浄を合わせて溶媒留去した。得られた残渣をCHCJ2
3 に溶解し、飽和炭酸水素す) IJウム溶液及び飽
和食塩水で洗浄後無水硫酸マグネシウムで乾燥溶媒留去
した。得られた残渣をカラムクロマト精製(ワコーゲル
C−300、ジエチルエーテル、トルエン: CH3C
OOC2H5系)に付しα体(28) 640mg、β
体(29) 221mg、α体+β体 515mgを得
た。
収率 (27)より計算27.3% (28)の物性値 30℃ 〔α〕。 −8,4(C=1、 CHC、g 3)50
0Mflz ’tl NMRCDCβ5、TMSδH 0,879(6Ht           −Cj42
X2>1.315 (60)1 m         
  −C)I2x30)1.880 (3Hs    
       −CiCONH)1.975 (iff
  t   J=12.5        H−3ax
)2.025 (3Hs            C)
13 C00)2.038 (3Hs        
     CH3Coo)2.132 (3Hs   
         CL C00)2.136 (3)
1  s            CH3CO0)2、
603 (IHdd  J=4.4.12.8 Hz 
  ft−3eq)3.789 (3Hs      
      C00CH3)4、308 (ltl  
dd  J=2.9.12.5 Hz   )I−9)
4.856 (IHddcl           H
−4)5.254 (IHd            
−CONH)5.328 (IHclcl      
     H−7)5.371 (IHdcld   
        H−8)(29)(3−○−〔メチル
(5−アセタミド−4,7゜8,9−テトラ−○−アセ
チルー3.5−ジデオキシ−β−D−グリセローD−ガ
ラクトー2−ノニュピラノシル)オネート]−1.2−
ジーO−オクタデシル−3n−グリセロール)の物性値 Rf  O,80(メルクHPTLCジエチルエーテル
1500Mllz ’fl NMRCDC,&3、TM
SδH 0,880(6Ht           −Cヒス2
)1、250 (60Hm           −C
i X30)1.881 ’(3Hs        
    CH,C0NH)1.900 (IHt   
J=11.7 Hz     H−3ax)2.011
 (3Hs            Ci Coo)2
.022 (3Hs            CLL 
C0D)2.063  (3fl   s      
                    Cj4.C
D口)2.140 (3Hs            
 C)I3COO)2.454 (IHdcl   J
=4゜8.12.8    H−3eq)3.793 
 (3HS               、C00C
H3)4.726  (IHcod   J=2.6.
 12.5Hz   H−9)5.138  (IHd
                C0NH)5、20
0〜5.300  (2HH−4,H−8)5.376
  (III                 H−
7)1  ′、\ (28)  520.0mg (0,49mmol)を
THF、メタノール又はエタノール3mlに溶解し次い
でlN−NaOH5mf2を加え室温で5時間(5〜1
0時間)撹拌した。反応液をアンバーライ)IRC−5
0にて中和(pH7)L、樹脂をろ通抜、樹脂を蒸留水
で洗浄し、ろ液、洗液を合わせてカラムクロマト精製(
山村化学研究所 ODS  60A60/200メツシ
ユ、展開溶媒:H2O、メタノール)に付しメタノール
画分を集め溶媒留去後凍乾し白色粉末(30) 362
mg (0,40mmol)を得た。
収率 816% (30)の物性値 Rf  O,60(メルク HPTLCCHCβ3/メ
タノール500MHz ’HNMRDMS○〜a6+D
20 TMSδH 0、852(6Ht  J=7.0 Hz  −C1i
s−x2)1.10t)−1,350(60ft m 
      −CH,−x30)1、400〜1.50
0 (4Hm       DC)12CH2X2)1
.896    (3fl  s       CHs
CONH)  N (29)  140.0mg (0,13mmol)を
THF、メタノール又はエタノール2mfに溶解し次い
でlN−NaOH4mjl!を加え室温で6時間(5〜
10時間)撹拌した。反応液をアンバーライ)IRC−
50にて中和(pH7)L樹脂をろ通抜樹脂を蒸留水で
洗浄し、ろ液、洗液を合わせてカラムクロマト精製(山
村化学研究所 ODS  60A60/200メツシユ
、展開溶媒:H2C、メタノール)に付しメタノール画
分を集め溶媒留去後凍乾し白色粉末(31) 50mg
 (0,05mmol)を得た。
収率 38.5% (31)の物性値 Rf  O,70,(メルクIIPTLCCHCβ3/
メタノール/CH3CO0H=5/310.5> 500MHz ’HNMR DMS○〜as+Dh○ TMS δH 0,853(6Ht  J=7.3 Hz  、 CH
,x2)1、100〜1.360 (608m    
   −CI(iX30)1.400〜1.500 (
4Hm  ’     −0Ct12Cf1.x2)1
.882      <3tl  s        
   Cf(、C0N)I−)2.122     (
IHm          H−3eq)参考例9 (32)の合成 Cs=H1o203(Mwニア99.36)(7)  
5.8 g (32,0mmol)を無水ジメチルホル
ムアミド(DlvIF) 20 mllに溶かし60%
NaH3、Ig (96,0mmol)を加え室温で1
0分間撹拌した。
この溶液に1−ブロモトコサン50.0 g (128
,4mmol)を加え室温で6時間撹拌した。反応液を
セライトろ過し残渣をエーテル洗浄し、ろ液、洗液を合
わせて減圧乾固した。残渣を再びエーテルに溶解し0.
IN  HCf溶液及び2.5%炭酸水素カリウム溶液
で洗浄し無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒留去を行
い油状物28.3 gを得た。この油状物をカラムクロ
マト精製(ワコーゲルC−300800g  ヘキサン
、酢酸エチル=50:1)に付しく32)(1−ブロモ
トコサンを含む)を17.3 g得た。
(32)の合成 C,7)19603(MWニア09.24)(32) 
 17.3g (1−ブロモトコサンを含む)ををエー
テノペ酢酸エチル、メタノール1:1:1の混合溶媒2
’00mfに溶解し10%パラジウム活性炭1.7gを
加え水素気流下室温で2日間撹拌した。反応液をろ過し
残渣をクロロホルムで洗浄しろ液、洗液を合わせて溶媒
留去した。得られた残渣をカラムクロマト精製(メルク
社Kiese1ge160、ヘキサン:酢酸エチル=5
:1〜3:1)に付した後溶媒留去後エーテル、ヘキサ
ンより再結晶を行い(33) 14.5 g (20,
4+nmol)を得た。
(7)→(33)  全収率 63.4%(33)の物
性値 500肝z ’fl NMRCDC,13、TMSδH 0,880(6)1    t   J=7 、OHz
   −CH5X2)1、150〜1.450 (76
)1  m       −CH2X 38)1、50
0〜1.650(48m     −0CLCL X2
)C1l−OCHi− C100CH2 180℃加熱下減圧乾燥した粉末モレキュラシーブス4
A  7.1g、シアン化第二水銀2.06g(8,1
+y++++ol) 、臭化水銀(I[) 2.94 
g (8,1mmol)を無水CHCi’360 mj
’に懸濁し次いで(33) 5.31 g (7,5m
mol)を加えアルゴン気流下室温で2時間撹拌した。
反応液を氷冷しく6)  2.55g (5,0mmo
l)のCHCl!3溶液10m溶液1丈CHCf3にて
洗浄しろ液、洗液を合わせて溶媒留去した。得られた残
渣をカラムクロマト精製(ワコーゲルC−30(1、ジ
エチルエーテル:エタノール系及びトルエン:酢酸エチ
ル系)に付しα体(34)1.95g,β体<35) 
1. 3 8 g,α体+β体 1. 0 g  計 
4. 3 3 gを得た。
収率 73.2% (34)の物性値 Rf  O.68 (メルク)IF’TLc  ジエチ
ルエーテル/エタノール=24/1) 500MHz ’ H NMR C DC 1 3、T
MSδH O,880(68t  J=7.0 Hz     C
Lx2)1、253 (761(m         
 −Cヒx38>1.882 (3Hs       
    CHaCONH−)1.976 (1)1  
t  J=12.5 Hz     )l−3ax)2
.025 (31(s           Cf(3
CoO−)2.039 (3Hs          
 CH3C0D−)2.132 (3Hs      
     CH3COO−)2.137 <31(s 
          C83C00−)2.601 (
lft ’dd  J=4.812.8 Hz    
H−3eq)3、791 (3Hs         
  C00C)L3)4.298 (IHdd  J=
2.9.12.5 Hz    H−9)4.852 
(ill  dcld          H−4)5
.120  (III   t:]         
                 −0口0NI)5
.322 (18cod           H−7
)5J71 (IHclticl          
 H−8)(35)の物性値 Rf  ’0.73  (メルク IIPTLCジエチ
ルエーテルエタノール=24/1) 500Mt(z ’l( NMR CDCj!3、TM
SδH 0、880 (6fl  t          −C
jj.−x2)1、253 (76H m      
    −C匝×38)1、882 (38  s  
         C83CODH)1、898 (I
H  t   J=11.7 Hz     H−3a
x)2、013 (]  s           C
l(、CQO)2、024 (3H  s      
     CH3COO)2、064  (3fl  
 s                       
 C830DO)2、143 (3H  s     
      C83COD)2、455 (IH  d
cl  J=4.8, 12.8 Hz   H−3e
q)3、794 (3H  s           
COOCH3)4、468 (IH  dd   、b
2.6, 12.5flz  H−9)5、379 (
IH  dd             H−7)(3
4)  1. 5 9 g  (1. 3 5mmol
) をテトラヒドロフラン(THF)約30mlに溶解
し、次lJ)でIN−NaOHl l mlを加え室温
で7時間撹拌した。
反応液をアンバーライ)IRC−50にて中和(pH7
)L、樹脂をろ通抜、樹脂を蒸留水で洗浄し、ろ液、洗
液を合わせてカラムクロマト精製(山村化学研究所 O
D3 6 0人 6 0/2 0 0メツシユ、展開溶
媒:H2O、メタノール)(こイ寸し、MeOH画分を
集め溶媒留去後凍乾し白色粉末(36)  1. 1 
9 gを得た。
収率 86.7% (36)の物性値 500MHz ’H NMR  C DC II 3 
+ C D30D(1 : 1)TMS δH 0、889  ’  (6tl  t  J=7.3H
z  −CH.x2)1、 150−1. 400 (
76)1 m       −C)1. X38)1、
500〜1.700 (4H  m      −QC
)12Ctlix2)2、030    (3H  s
       Cf1.CONH−)(35) 1.0
4 g (0,88mmol)をTHF約20m I 
L溶解し、次いでI N−NaOH5,3ml!を加え
室温で7時間撹拌した。反応液をアンバーライ)  I
RC−50にて中和(pH7)L樹脂をろ逸機、樹脂を
蒸留水で洗浄し、ろ液、洗液を合わせてカラムクロマト
精製(山村化学研究所 0DS60八 60/200メ
ツシユ、展開溶媒H20、メタノール)に付しメタノー
ル画分を集め溶媒留去後凍乾し白色粉末748mgを得
た。
収率 83.6% (37)の物性値 500MHz ’HNMRCDC13+ CD30D(
1: 1) 、TMS δH 0,888(6fl  t  J=7.0 Hz  −
C旺X2)1、100〜1.450 (76)1 m 
       −CH−X38)1、500〜1.70
0 (4Hm       −0CH2CH2x2>2
.046    (3Hs       CH3C0N
H)180℃加熱下減圧乾燥した粉末モレキュラシーブ
ス4A  5.0g、臭化水銀(II)2.09g(5
,3mmol) 、シアン化第二水銀1.46g(5,
8mmol)又はトリフルオロメクンスルホン酸銀ヲ無
水CHCL 、THF又はジクロルメタン50mj7に
懸濁し次いでパチルアルコール(3体) 0.92g 
(2,7mmol)を加えアルゴン気流下室温で2時間
撹拌した。
反応液を氷冷しく38) 2.03 g (4,0mm
ol>の無水CHCβ3溶液15m1を加え室温で3日
間(1〜3日間)撹拌した。反応液をろ過し残渣を(:
:HC,i!3にて洗浄しろ液、洗液を合わせて溶媒留
去した。得られた残渣をカラムクロマト精製(ワコーゲ
ルC−300、ジエチルエーテル(at20):エタノ
ール(EtOH)系、トルエン(Toluene) :
メタノール(MeOH)系)に付しく38)α体、β体
、+デヒドロ体1.2gを得た。
(38)に無水酢酸30mF!、無水ピリジン40−を
加え室温下13hr撹拌した。反応液を減圧乾固し再び
酢酸エチルに溶解し飽和炭酸水素ナトリウム、飽和食塩
水で洗浄した後無水硫酸マグネシウムで乾燥後溶媒留去
を行い残渣1,6gを得た。
得られた残渣をカラムクロマト精製(メルク社Kies
e1gel 5Q、ジエチルエーテル:メタノール=6
0:1)L、次いで(ローパーカラムTYPE Cトル
エン:メタノール=15:1)を行いα体(39) 1
93.4mg、β体(40) 171.3mg、α体+
β体 513.1mg  計 877.8mgを得た。
収率 バチルアルコールより計算 37.8%α体の物
性値: ’H−NMR(500MHz CDCCDC13Tδ:
0.884(t、 −C84)、 1.888 (s、
 −NflCOCL )、1.949(t、 H3a、
 )、2.586 (q、H3−Q )、3、817 
(S、−CDOCH3)、1.870 (m、 4−f
l)、β体の物性値: ’)l−NMR(500M)lz CDCA3TMS)
δ:0、.878 (t、 −C)13)、 1.88
5(s、 −N)ICOCH3)、1.898(t、 
H3ax )、2.465(q、 H3sq )、3、
800 (s、−CDOCH3)、5.219 (m、
 4−H)。
■ド ア (39)  163.4mg (0,19mmol)に
I N −NaOH1,14m1を加え室温で8時間(
5〜10時間)撹拌した。反応液を陽イオン交換樹脂(
アンバーライト IRC−50)にて中和(pH7)L
、樹脂をろ通抜、樹脂を蒸留水で洗浄しろ液洗液を合わ
せてカラムクロマト精製(山村化学研究所○D3 60
八 60/200メツシユ(mesh)、展開溶媒 H
2C、MeOH)に付しMeOH画分を集め溶媒留去後
凍乾し白色粉末(41)  112.3 mgを得た。
収率 89.9% ’It−NMR(500Mllz C5D、N  TM
S)  δ:0、883 (s、 −C84)、 2.
066(s、 −NflCOCH3)、2.349(t
、 L−X)、 3.737(CI、 l13.Q )
、(40)  147.6mg (0,17mmol>
にI N −NaOH1,02mAを加え室温で8時間
(5〜10時間)撹拌した。反応液を陽イオン交換樹脂
(アンバーライト IRC−50)にて中和IJ)H7
)L、樹脂をろ通抜、樹脂を蒸留水で洗浄しろ液、洗液
を合わせてカラムクロマト精製(山村化学研究所○DS
60A  60/200メツシユ、展開溶媒H20、メ
タノール)に付しメタノール画分を集め溶媒留去後凍乾
し白色粉末(42)  90mgを得た。
収率 795% ’H−NMR(500Mllz C5DsN  TMS
) δ。
0.892(s、 −CI(3)、 2.010(S、
  NHCOCH3)、2.400(t、   1(3
a、  )、   3.079 (q、   H3−Q
   )参考例11 (イ)化合物αG (3−0−Cメチル(5−アセタミ
ド−4,7,8,9−テトラ−0−アセチル−3,5−
ジデオキシ−α−D−グリセローD−ガラクトー2−ノ
ニュロピラノシル)オネート〕−1,2−ジー0−テト
ラデシル−3n−グリセロール)の合成 1.2−ジー0−テトラデシル−3n−グリセロール(
9) 106.8 g (0,22mol)を無水テト
ラヒドロフラン2.51に溶解、次いでモレキュラーレ
ーブス4Aパウダー155gを加えて1時間、室温下撹
拌した。アルミホイルにて遮光下、トリフルオロメタン
スルホン酸銀95 g (0,372mol)を=5℃
冷却下に加え30分後、メチル2−クロロ−4,7,8
,9−テトラ−O−アセチル−β−D−N−アセチルノ
イラミネート(6) (0,18mol)の無水テトラ
ヒドロフラン1β溶解液を加えた。
20分後、無水塩化第1スズ35.2 g (0,18
6mol)の無水テトラヒドロフラン20〇−溶解液を
1時間を要して滴下した。−5℃の元に3時間撹拌、次
いで室温下8時間撹拌した。反応終了後、反応液を濾過
し、残渣はエーテル洗浄、得られた溶液は11!迄濃縮
された後エーテル4βを加えた。炭酸ナトリウム飽和溶
液で中和し、生成した析出物は濾過、残渣はエーテル洗
浄、得られた溶液は、無水硫酸マグネシウムにて乾燥し
た。溶媒を留去し粗生成物240gを得た。
得られた粗生成物はシリカゲルカラムクロマト精製(ワ
コーゲルC−2001,8kg、展開溶媒トルエン、酸
ニス=2:l)により1次精製物115gを得た。更に
得られた生成物を再度シリカゲルカラムクロマト精製(
シリカゲル6kg(C−300)、展開溶媒、トルエン
:酢酸エチル=1゛1.3気圧)に付し上記化合物αQ
の純品66g(収率37%)を得た。又化合物αDの純
品18g(収率10%)を得た。
化合物σOの物性値 元素分析 C5゜H9、Nods 計算値  [:: 63.92  H: 9.47  
N: 1.46実測値  C: 63.83  If:
 9.50  N: 1.43’H−NMRpp″([
:D[l!3. TMS)1.972 (LH,t、 
 J=12.6 fiz、 H3aX)1.879  
(3H,s、    CH3C口NH−)2.601 
(3H,dd、 J=4.6.12.6H2,H3eq
)(ロ)化合物(6)(3−0−(:メチル(5−アセ
タミド−4,7,8,9−テトラ−○−アセチルー3,
5−ジデオキシ−β−D−グリセローD−ガラクト−2
−]二二ロピラノシル)オネート〕−1,2−シー○−
テトラデシルー3n−グリセロール)の物性値 元素分析値 05□H9□N005 計算値(:: 63.92 H: 9.47 N: 1
.46実測値C: 63.75 H: 9.61 N:
 1.451.697 (LH,t、  J=12.9
H2,H3a)t )1.879 (3H,s、  C
H3C0NH)2.451 (l)t、 dd、 J=
4.9.12.9Hz、 L−−)(ハ)化合物αの(
3−0−Cナトリウム(5−アセタミド−3,5−ジデ
オキシ−α−D−グリセローD−ガラクトー2−ノニュ
ロピラノシル)オネート:]−1.2−ジーO−テトラ
デシル−3n−グリセロール)の合成 化合物α[)236mgをメタノール1m1に溶解後、
IN−水酸化ナトリウム水溶液1.5蔵を加えて6時間
、室温にて撹拌した。反応後、アンバーライ)JRC,
50mfにてpH=7とし、YMC−GBL、 0DS
(60人、60 / 20 Qmesh、山村化学研究
所)40顎を充填したカラムに吸着させた。水50〇−
にて酢酸ソーダを溶出後、メタノール500m1にて溶
出した分画部よりメタノールを留去、残渣に水を加えて
凍結乾燥し、次いで真空乾燥して化合物02)である無
色粉末192.4mg(収率97.9%)を得た。
化合物0■の物性値 分解点 216−218℃ 元素分析値 C42)18ONO1、Na・2)12Ω
計算値C:60.4811:10.15 N・171実
測値C: 60.33 II: 9.75 N: 1.
70TLCRf= 0.40  (TLCプレートRP
  18F2S4− :展開溶媒、メタノール) IRν”’ cm−’ 1 : 1620  (−CO
D” )、1110゜1゜868  (3H,s、  
  CH3C0NH−)2.620 (IN、 dd、
 J=11.0.4.6Hz、 Hs−−)(ニ)化合
物αつ(3−○−〔ナトリウム(5−アセタミド−3,
5−ジデオキシ−α−D−グリセローD−ガラクトー2
−ノニュロピラノシル)オネート)−1,2−ジー○−
テトラデシルー3n−グリセロール)の合成 化合物α1)2’36mgをメタノール1m1に溶解後
、IN−水酸化す)IJウム水溶液1.5mを加えて6
時間、室温にて撹拌した。反応後、アンバーライトIR
C,50mF!にてpH=7とし、MMC−GεL、 
[l[1S(60人、60 / 200mesh、山村
化学研究所)40mlを充填したカラムに吸着させた。
水500社にて酢酸ソーダを溶出後、メタノール500
m1にて溶出した分画部よりメタノールを留去、残渣に
水を加えて凍結乾燥し、次いで真空乾燥して化合物α■
である無色粉末192.4mg(収率97.9%)を得
た。
化合物OJの物性値 分解点 225−229℃ 元素分析値 C42H8ONO1+Na・4LO計算値
1:: 57.97 H: 10.20 N: 1.6
0実測値C: 58.00 )1: 9.90 N: 
1.56’H−NMRpPffi(DMSO−t16.
TMS)1.865  (3H,s、    口H,C
0NH−)2.065  (LH,dd、  J=12
.5. 5.IN2.  H3−−)実施例2 ホスホ
リパーゼA2及びC活性に対するンアロシルグリコリピ
ンドの抑制効果 化合物(12)、(13)、(18)、(19)、(2
4)、(25)、(30)、(31)、(41)、(4
2)から1000μM 、100μM、10μM、lμ
M及び0.1μMの検体を実施例と同様に調製し、さら
に該検体を用いて実施例1と同様の方法により、シンシ
レージョンカウンターによる測定を行い、各化合物のホ
スホリパーゼA2及びC活性を求めた。その結果を第3
図〜第12図に示す。第3図〜第6図及び第11図はホ
スホリパーゼA2活性に関する結果を示し、第7図〜第
10図及び第12図はホスホリパーゼC活性に関する結
果を示す。
第3図〜第6図及び第11図の結果から、化合物(12
)、  (13)、  (18ン 、  (19)、 
 (24)、  (25)、  (30)、(31)、
(41)及び(42)は、ホスホリパーゼA2活性抑制
効果を有することがわかる。
ホスホリパーゼA2活性とある種の免疫応答との間には
特定の関係があることが知られている。
従って、ホスホリパーゼA2活性抑制効果を有する上記
化合物を有効成分として含有する本発明の薬剤は、自己
免疫疾患を治療するために使用することができる。
実施例3 本実施例では、抗炎症剤及び免疫抑制(調節)剤の薬効
評価系として繁用されているラットのアジュバント関節
炎モデルに対する化合物aつの作用を検討した。
実験動物としては、スプラーグドーリー(Spragu
e−Dawley)系雄性ラット(6週令、約180g
を用いた。
アジュバント処理としては、牛酪菌(Myobacte
riumbutyricum、 DIFCD)  1m
g10.05d流動パラフインをエーテル軽麻酔下にて
ラット左後肢内に皮肉注射した。
薬効は、一定量を腹腔的注射(1p)により、投与して
観察した。
参考のため、和光純薬工業側製のプレドニソロン(Pr
ednisolone(登録商標)、以下PSLという
)についても経口投与(PO)により同様に試験した。
群構成及び投与スケジュール アジュバント処理後20日目に2次炎症の顕著な動物を
選び、1群n=3匹(〜5匹)として群分けをし、20
日凹から26日口の1週間連続投与した(下記参照)。
測定項目 上記スケジュールに従い以下の5項目を測定し薬効を評
価した。
の腫脹(2次炎症)        j(3)関節炎ス
コア:右後肢、両前波、耳朶及び尾の5ケ所について、
各部位での炎症強度を観察し、最高4点、計20点満点
とし評価した。
(4)体重推移二日数0又は日数20(投与開始日)の
体重を100%としたときの体重推移。
(5)主要臓器重量:投与終了翌日の主要臓器(胸腺、
牌、腎、副腎)の湿重量。
参考例 P S L (prednisolane) 、和光純
薬工業XK。
アジュバント処置後20日目において顕著な2次炎症(
炎症スコア10以上)が観察された動物13匹を下記の
如く群分けした。
第13図に、薬剤投与前(日数20)の腫脹に対する投
与後4日目(日数24)及び7日目(日数27)の腫脹
の変化を示す。図中、conは対照又、例えば化合物(
12)−10(ip)は化合物αゐを10mg/kg量
、腹腔内注射(lp)したことを示す。POは、経口投
与を示す。
薬剤投与前(日数20)の腫脹に対する、投与後4日目
(日数24)及び7日目(日数27)の腫脹の変化を第
13図に示した。
投与開始4日目で、化合物02 10mg/kg投与群
で約12%、50mg/kg投与群で約20%腫脹を抑
制したが、7日目においては両群とも約12%の抑制に
留まった。一方、PSL投与群は4日目、7日目ともに
約22%抑制した。
第14図にアジュバント非処置足の2次炎症を示す。
化合物(i2)  10mg/kg投与群は投与後4日
目で約4%、7日目で約18%、50mg/kg投与群
では4日目及び7日目で約20%腫脹を抑制した。“P
SL投与群は7日目において約20%抑制した。
第15.16図に2次炎症の炎症スコアを示す。
第17図にアジュバント処置前の体重、に対する各時点
での体重の推移を示す。Norは正常、Conは対照、
P S L −5mg/kg (PO)は、PSLを体
重1kgあたり経口で5mg投与したことを示す。
例えば化合物OE −10mg/kg (i p )は
、化合物αゐを腹腔内注射(i p)により体重1kg
あたり10mg投与したことを示す。
第18図は、アジュバント処置後27日目の体重の同処
置後20日目の体重に対する%を示す。
薬剤投与後4日目において、PSL及び化合物021 
50mg/kg投与群に、わずかな体重の減少がみられ
たが、投与前後における体重増加率は各群とも大差がな
かった(第18図)。またアジュバント処置による体重
増加抑制傾向を改善する作用もみられなかった。
投与終了翌日に動物を解剖しアジュバント関節炎により
重量の変動する胸腺、Pl、臓、腎臓及び副腎について
その湿重量を測定し第19〜22図に示した。図の上段
に各臓器の実重量、下段に体重100gあたりの重量を
示した。
一般的に、アジュバント関節炎により胸腺は萎縮し、膵
臓、腎臓及び副腎は肥大するが、化合物αの及びPSL
投与によりこれらの変化を改善する傾向はみられなかっ
た。
逆に、化合物0’li  50mg/kg投与群及びP
SL投与群は胸腺が顕著に萎縮した。
〔発明の効果〕
アジュバント処置により生じた2次炎症に対し、化合物
02)の−週間連続投与(1p)により炎症(腫脹)を
抑制する効果があった。
同効果は投与量にほぼ比例し、50mg/kg投与では
代表的なステロイド系抗炎症剤であるPSLとほぼ同等
の効果を示した。
以上の結果から、化合物αりはPSLとほぼ同等の抗炎
症作用を有することがわかり、免疫調節剤として使用で
きることがわかる。
製剤例1 (水溶性注射液) 化合物(1)を2゜5gと塩化す) IJウム45. 
Ogをとり、注射用蒸留水にて5,000dとする。ま
た0.01NHC1液にてpHを7.5に調製する。こ
の液を、メンブランフィルタ−でろ過し、ガラス製アン
プルに1m1分注する。この際、窒素ガスを封入しなが
ら溶閉し、常法に従い滅菌した。本注射液は、1mfm
化中物1) 0.5 mgを含有する。
製剤例2〜4 (水溶液注射液) 化合物(1)の代りに化合物(2)、(41)及び(4
2)を用いた他は製剤例1と同様にして、lag中に化
合物(2)、(41)及び<42) 0.5 mgをそ
れぞれ含有する3種類の注射液を得た。
製剤例5 (用時溶解粉末注射剤) 化合物(1) 0.5 gと塩化ナトリウム18.0 
gをとり、注射用蒸留水にてL D 00社とし、0.
0INHC、i’液でpHを7.5に調製する。この液
をメンブランフィルタ−にてろ過し、バイアルビンに1
iずつ分注し、凍結乾燥装置を用いて、常法に従い凍結
乾燥品を得た。このものに、窒素ガスを封入後、ゴム栓
を施こし、用時溶解して使用する粉末注射剤を得た。水
晶は、1バイアル中0.5 mgの化合物(1)を含有
し、使用時には、2mlの注射用蒸留水にて溶解し使用
する。
製剤例6〜8 (用時溶解粉末注射液)化合物(1)の
代りに化合物(2)、(41)及び(42)を用いた他
は製剤例5と同様にして、1バイアル中0、5 mgの
化合物(2)、(41)及び(42)をそれぞれ含有す
る3種類の粉末注射剤を得た。
【図面の簡単な説明】
第1図は、検体中の化合物(1)及び(2)の濃度とホ
スホリパーゼA2活性との関係を示す図である。 第2図は、検体中の化合物(1)及び(2)の濃度とホ
スホリパーゼ活性との関係を示す図である。 第3図は、検体中の化合物(18)、(19)、(24
)、及び(25)の濃度とホスホリパーゼA2活性との
関係を示す。 第4図は、検体中の化合物(12)、(13)、(9)
(原料)及びシアル酸の濃度とホスホリパーゼA2活性
との関係を示す。 第5図は、検体中の化合物(30)、(31)及び(2
7)(原料)の濃度とホスホリパーゼA2活性との関係
を示す。 ″ 第6図は、検体中の化合物(12)、(18)、(
24)及び(30)並びにシアル酸の濃度とホスホリパ
ーゼA2活性との関係を示す。 第7図は、検体中の化合物(18)、(19)、(24
)及び(25)並びにシアル酸の濃度とホスホリパーゼ
C活性との関係を示す。 第8図は、検体中の化合物(12)、(13)及び(9
)(原料)の濃度とホスホリパーゼC活性との関係を示
す。 第9図は、検体中の化合物(30)、(31)及び(2
7)(原料)の濃度とホスホリパーゼC活性との関係を
示す。 第10図は、化合物(13)、(19)、(25)及び
(31)並びにシアル酸の検体中における濃度とホスホ
リパーゼC活性との関係を示す。 第11図は、検体中のバチルアルコール並びに化合物(
27)、(30)、(31)、(41)及び(42)の
濃度とホスホリパーゼA2活性との関係を示す。 第12図は、検体中のバチルアルコール並びに化合物(
30)、(31)、(41)及び(42)の濃度とホス
ホリパーゼC活性との関係を示す。 第13図は、アジュバント処置足の1次及び2次炎症を
示す。 第14図は、アジュバント非処置足の2次炎症を示す。 第15.16図は、2次炎症の炎症スコアを示す。 第17.18図は、アジュバント処置後の体重推移を示
す。 第19〜22図のA及びB図は、投与終了翌日における
主要臓器重量を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)下記式( I )及び(II)で示される化合物の少
    なくとも1つを有効成分として含有する自己免疫疾患治
    療剤。 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式( I )及び(II)中、R^2はCOOM(Mはア
    ルカリ金属である)を示し、R^3は ▲数式、化学式、表等があります▼基、 又は▲数式、化学式、表等があります▼(ただし、mは
    0〜30 の整数であり、nは1〜30の整数である)を示す。) (2)R^2が▲数式、化学式、表等があります▼基で
    あり、m及び nがそれぞれ6、10、14又は18である請求項(1
    )に記載の自己免疫疾患治療剤。(3)R^3が▲数式
    、化学式、表等があります▼基であり、mが0 であり、かつnが18である請求項(1)に記載の自己
    免疫疾患治療剤。 (4)一般式( I )及び/又は(II)で示される化合
    物の有効量と製剤学的に受入れられる担体とを含む請求
    項(1)、(2)又は(3)に記載の自己免疫疾患治療
    剤。 (5)担体が安定剤、保存剤、緩衝剤又は等張化剤であ
    る請求項(4)に記載の自己免疫疾患治療剤。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003101487A1 (en) * 2002-05-31 2003-12-11 Mcgill University Use of inhibitors of phospholipase a2 for the treatment, prevention or diagnosis of neural inflammatory or demyelinating disease

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2003101487A1 (en) * 2002-05-31 2003-12-11 Mcgill University Use of inhibitors of phospholipase a2 for the treatment, prevention or diagnosis of neural inflammatory or demyelinating disease

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