JPH01178A - 有機白金インク - Google Patents

有機白金インク

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JPH01178A
JPH01178A JP62-154770A JP15477087A JPH01178A JP H01178 A JPH01178 A JP H01178A JP 15477087 A JP15477087 A JP 15477087A JP H01178 A JPH01178 A JP H01178A
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JP
Japan
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platinum
organic
ink
pinene
mercaptide
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JP62-154770A
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JPS64178A (en
JPH0765014B2 (ja
Inventor
浩治 岡本
Original Assignee
田中貴金属工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、セラミック製品の表面の装飾、電子工業用等
に使用される有機白金インクに関する。
(従来技術とその問題点) 陶器等のセラミック製品やガラス製品の表面にインクを
使用して文字や図形を描いてその装飾効果を倍増させる
ことが従来から広く行われている。
該文字や図形を描く際には単なるインクでは癌<、金や
銀等の貴金属光沢を有する有機貴金属インクを使用して
所謂金文字等を形成し、より高級な雰囲気を醸し出すこ
とも行われている。
これらの有機貴金属インクのうち、白金を貴金属として
含有するインクとして汎用されているものの白金源は、
「水白金」と呼ばれる、主成分が硫化バルサムと白金の
化合物であるが、該白金化合物の詳細は不明であり、量
産はされていない。
更に該水白金は低粘度であるため印刷性に乏しく筆や刷
毛による塗布は可能であるが通常のスクリーン印刷等に
は使用できないという欠点がある。
(発明の目的) 本発明は、有機白金インクの白金源として従来使用され
ていた水白金に換えて、より粘度の高い白金化合物を使
用して白金源を明確にして大量生産を可能にするととも
に、有機バインダを加えて印刷性をより向上させた有機
白金インクを提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、白金ピネンメルカプチド、少なくとも1種類
の樹脂酸の金属塩、有機バインダ及び溶剤を含有するこ
とを特徴とする有機白金インクである。
以下本発明をより詳細に説明する。
本発明における白金ピネンメルカプチドとは、α−又は
β−ピネンと希硫酸(例えば32%)の溶液に、硫化水
素を加えることにより調製されるα−又はβ−ピネンメ
ルカプタンに塩化白金酸又はその塩を反応させることに
より生成する白金化合物つまり白金α−ピネンメルカプ
チド又は白金β−ピネンメルカプチドであり、通常該白
金化合物中の白金含有量は、約20〜30重量%である
樹脂酸の金属塩は従来から汎用されている、金塩、白金
塩、銀塩、パラジウム塩、ロジウム塩及びルテニウム塩
等の貴金属塩及び、ビスマス塩及びクロム塩等の卑金属
塩を含み、これらの樹脂酸の金属塩の1又は2種以上を
使用する。
本発明における有機バインダとは、従来使用されている
ものの他、アルキド樹脂、尿素樹脂、ロジン誘導体及び
テルペン系樹脂等を使用することができる。使用できる
アルキド樹脂としては、アマニ油及びロジン変性アルキ
ド樹脂があり、尿素樹脂としてはn−ブチルエーテル型
ブチル化尿素樹脂等がある。父上記ロジン誘導体樹脂と
は、天然ロジンを化学処理して該天然ロジンよりも粘度
を大きくした該天然ロジンから得られる物質の総称であ
り、例えばロジンのグリセリンエステル、ロジンのペン
タエリスリトールエステル、水素添加したロジンのメチ
ルエステル、マレイン酸変性したロジンエステル等が含
まれる。更にテルペン系樹脂としてテルペン重合体及び
α−ピネン重合体等を使用することができる。
又本発明においては、上記白金ピネンメルカプチド、上
記樹脂酸の金属塩及び上記有機バインダの他に必須成分
として、これら成分の溶剤、例えばテルペンアルコール
を含む。該溶剤は上記物質を溶解しかつ該物質を含むイ
ンクが陶器等に塗布された場合に比較的短時間で乾くよ
うな揮発性物質であることが好ましい。
本発明における有機白金インクは、前記白金ピネンメル
カプチド、前記樹脂酸の金属塩、有機バインダ及び溶剤
の必須成分の他に、カンファーやアスファルト等の添加
物を含むことができる。
以下本発明に係わる有機白金インクの実施例を記載する
が、該実施例は本発明を限定するものではない。
(実施例) 下記の成分を混合して有機白金インクとした。
白金α−ピネンメルカプチド ・・・7.0重量% 樹脂酸ロジウム・・・0.05重1% 樹脂酸ビスマス・・・0.4重量% 樹脂酸クロム・・・0.05重量% 天然ロジン・・・25重量% ロジン誘導体樹脂・・・5.0重1% テルペン系樹脂・・・7.0重1% カンファー・・・6.5重世% アスファルト・・・1.0重冊% 酢酸ベンジル・・・8.0.ti% テルペンアルコール・・・残部。
適度な粘性を有する該インクを陶器、ガラス表面へ刷毛
、スクリーン印刷を用いて塗布し、500〜900℃で
10分〜30分加熱して焼成させた。
一方白金α−ピネンメルカプチド7.0重量%を水白金
7.0重量%で置換した以外は上記した組成と同一組成
を有する有機白金インクを同様の条件で陶器上に塗布し
た。
実施例インクは、陶器表面のうち塗布された部分全体に
均一に付着し滑らかな表面を形成したが、水白金を使用
したインクではスクリン印刷性に不適合であった。
(発明の効果) 本発明の有機白金インクでは、従来の粘度が低(成分が
特定されなかった水白金の換わりに、粘度の高い白金ピ
ネンメルカプチドを使用し、かつ有機バインダを併用し
て粘度を向上させているため、本発明の有機白金インク
は特定成分を化学的に合成することにより大量生産が可
能になり、更にスクリーン印刷等の通常の印刷、及び筆
や刷毛等による塗布に対して十分な粘度を有するインク
となり、装飾用、電子工業用の有機白金インクとしての
性能が飛躍的に向上する。
出願人  田中貴金属工業株式会社

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)白金ピネンメルカプチド、少なくとも1種類の樹
    脂酸の金属塩、有機バインダ及び溶剤を含有することを
    特徴とする有機白金インク。
  2. (2)白金ピネンメルカプチドが白金α−ピネンメルカ
    プチド又は白金β−ピネンメルカプチドである特許請求
    の範囲第1項に記載の有機白金インク。
  3. (3)有機バインダが、アルキド樹脂、尿素樹脂、ロジ
    ン誘導体、テルペン系樹脂及びアクリル系樹脂から成る
    群から選択されるバインダである特許請求の範囲第1項
    又は第2項に記載の有機白金インク。
JP15477087A 1987-06-22 1987-06-22 有機白金インク Expired - Lifetime JPH0765014B2 (ja)

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JPH01178A true JPH01178A (ja) 1989-01-05
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CN108359316A (zh) * 2017-01-26 2018-08-03 上海贺利氏工业技术材料有限公司 用于使用喷墨打印在基底表面上产生装饰层的墨水组合物

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