JPH01178243A - 放射線撮影装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、立位に保持する患者の頭上に患者握りハンド
ルを配置した放射線診断装置に関する。

（従来の技術） 胸部撮影用フィルムチェンジャや胸部撮影用ブツキース
タンド等においては、患者に放射線（通常はＸ線）を曝
射してＸ線躍影を行う場合、特に撮影本体に対し９０°
横向きに患者を立位で保持して胸部側面部のＸ線囮影を
行う場合は患者の立位姿勢を安定化させるために、撮影
本体から取出すように例えばバー状の患１リハンドルが
配置されている。この患者握りハンドルは倣形時の患者
との干渉を避けるために患者の頭上の位置に水平に配置
されている。これにより胸部側面部の画形を行う場合、
患者は頭上に腕を上げて患者握りハンドルを握ることに
より、立位姿勢は安定に保持される。よって患者のブレ
を避けることができるのでｘｔｆｊｓ影写真の画質向上
を図ることができる。

（発明が解決しようとする問題点） ところで、従来装置のように患者握りハンドルが患者の
頭上の位置に配置されていると、老人や腕に障害のある
人のように腕を頭上に上げることが困難な患者に対して
は適用できないという問題がある。このため患者握りハ
ンドルの代りに点滴時に使用するスタンド等を握らせる
ことが行われているが、安定な姿勢に保持するのは困難
なのでブレを起こし易い。

本発明は以上のような問題に対処して成されたもので、
腕が不自由な患者に対しても安定な立位姿勢を保持させ
ることができる放射線撮影装置を提供することを目的と
するものである。

［発明の構成］ （問題点を解決するための手段） 上記目的を達成するために本発明は、患者握りハンドル
を水平方向及び垂直方向に回転させることが可能な回転
機構部を備えたことを特徴とするものである。

（作　用） 患者の頭上の位置に配置されている患者握りハンドルを
水平方向に回転させることにより頭上からずれた位置に
移動することができ、またざらに垂直方向に回転させる
ことにより立位姿勢にある患者の正面に移動することが
できる。これによって患者は腕を頭上に上げなくとも患
者握りハンドルを握ることができるので、安定な立位姿
勢を保持した状態で、胸部側面部の撮影をブレを起こす
ことなく行うことができる。

（実施例） 第１図及び第２図は本発明の放射線撮影装置の実施例を
示す右側面図及び平面図で、床面に接しているスタンド
１に対してシートフィルム搬送機構を有する倣形部本体
２がリフタ３を介して上下方向に移動可能に取付けられ
ている。倣形部本体２の裏面に取付板４が設Ｃブられ、
この取付板４から逆Ｕ字状のアーム５が引き出され、こ
のアーム５の先端５ａに患者握りハンドル３０が取付け
られ、これは患者２０の頭上の位置に配置されている。

２ＯＡは患者２０の腕を示している。患者握りハンドル
３０はバー６８と７ａ、バー６ｂと７ｂとが各々一体に
結合された２対のバーＡ、　Ｂから構成されている。こ
の患者握りハンドル３０の主要部はその部分断面を第３
図に示すように、また第３図の右側面を第４図に示すよ
うな構造になっている。アーム５の先端５ａにはアーム
５の長さ方向に直交する向きにボス８が取付けられこの
ボス８内にはシャフト９がθ方向（水平方向）に回転可
能に挿入され、シャフト９の両端には２対のバーへ、Ｂ
が各々取付けられている。各バーＡ、Ｂはシャフト９の
取付は位置（Ｐｌ　、　Ｐ２　）からみて長さの大きい
良品７　（７ａ、７ｂ）と長さの小さい辺部６　（６ａ
、６ｂ）とから構成されている。これによってシャフト
９がθ方向に回転したときはバーＡ、ＢＧ、ｔＰ１．Ｐ
２を支点として垂直方向に回転することになる。シャフ
ト９にはこれを半径方向に貫通するピン１０が設けられ
、このピン１０の両端部はボス８に設けられている例え
ば４個の切欠穴１３と係合可能になっている。

ピン１０が切欠穴１３と係合している状態では、シャフ
ト９はボス８に固定され、θ方向に回転不可能となって
いる。シャフト９の周面にはシャフト９のボス８に対す
るズレ防止のためのネジ１１が取付けられ、またロック
ハンドル１２がボス８に取付けられている。このロック
ハンドル１２を緩めるとシャフト９は軸方向（Ｘ方向）
に移動可能となる。第３図及び第４図はピン１０が切欠
穴１３と係合している状態を示し、これによりシャフト
９はボス８内で回転不可能になっているので、バーＡ、
Ｂもθ方向への回転は不可能となり患者握りハンドル３
０は第１図に示されるような水平位置に保たれることに
なる。一方、ロックハンドル１２を緩めることによりシ
ャフト９を第４図に示される位置から軸方向であるＸ方
向にネジ１１がボス８に接するまで移動させると、ピン
１０は切欠穴１３から外れるので係合状態が解除され、
これによりシャフト９はボス８内で回転可能となる。従
って第３図においてバーＡ、Ｂをθ方向に略９０’回転
させた後、シャフト９を再びＸ方向と逆方向に移動させ
ロックハンドル１２を再び締付けると、ピン１０は他の
切欠穴１３（前位置の切欠穴１３と９０’ずれた位置の
切欠穴１３）と係合する。これによって患者握りハンド
ル３０は第１図の水平位置から第８図に示すような９０
゜反時計方向に回転した垂直位置に保たれることになる
。バーＡ、Ｂは良品７　（７ａ、７ｂ）が下側にくる。

アーム５の取付板４に対する取付部はその正面を第５図
に示すように、また第５図の右側面を第６図に示すよう
な構造になっている。取付板４にはシャフト１４が取付
けられ、このシャフト１４に対してはスペーサ１５を介
して円板１６が取付けられ、且つ穴２１が設けられたア
ーム５の端部５ｂが■入されている。円板１６にはこの
平面形状を第７図に示すように、弓状の溝１７が略半周
（１８０’）にわたって設けられており例えば段状に、
且つ左ネジに加工されたシャフト１８がこの溝１７内に
係合されている。シャフト１８は取付板４に加工された
図示しないタップ穴と係合して固定され、その先端には
ロックハンドル１９が取付けられている。ロックハンド
ル１９を締付けると、円板１６の動ぎはシャツ（・１８
を介して固定される。一方、ロックハンドル１９を緩め
ると円板１６は満１７に沿って略１８０°の範囲で水平
方向に回転可能となり、従ってアーム５もこれと同様な
動作を行う。これによってアーム５の先端５ａに取付け
られている患者握りハンドル３０は水平方向に回転され
る。

次に、本実施例の作用を説明する。

第１図のように患者２０の頭上の位置に患者握りハンド
ル３０が水平位置に配置されている状態で、第８図に示
すように患者２０を側面方向に向かせて胸部側面部の倣
形を行う場合、先ず、第５図及び第６図に示すようなロ
ックハンドル１９を緩めることにより第７図のように円
板１６を介してアーム５をα°例えば３０’点線位置に
向かう水平方向に回転させる。これによってアーム５及
びこの先端５ａに取付けられている患者握りハンドル３
０は第２図に示すように、今迄の位置から点線位置に向
ってα°水平方向に移動することになる。従って患者握
りハンドル３０は患者２０の頭上の位置からずれた位置
に移動する。

次にこの状態で第３図及び第４図に示すようなロックハ
ンドル１２を緩めた後、シャフト９をＸ方向に移動する
ことによりピン１０と切欠穴１３との係合状態を解除す
る。続いてシャフト９をθ方向に略９０°バー７が下側
となる向きに回転させる。これと同時にシャフト９の端
部に取付けられている各々のバーＡ、ＢはＰｉ　、Ｐ２
を支点としてθ方向（垂直方向）に同角度だけ回転する
ことになる。次にこの位置でシャフト９を再びＸ方向と
逆方向に移動させてピン１０を他の切欠穴１３と係合さ
せ、ロックハンドル１２を再び締付ける。これによって
患者握りハンドル３０は第１図に示される水平位置から
、略９０’回転した第８図に示される垂直位置に保たれ
る。従って患者２０の正面位置に患者握りハンドル３０
を配置することができるので、患者はこの患者握りハン
ドル３０を腕を頭上に上げることなく握ることができる
。よって患者を安定な立位姿勢に保持した状態で胸部側
面部の倣形を行うことができ、ブレの生じない画質に優
れたＸ線囮影写真を得ることができる。

実施例では、患者握りハンドル３０を構成する一対のバ
ーＡ、Ｂを良品７と辺部６とを組合せた例で述べたが、
ハンドルをバー状にすることなく曲線形状に変形するこ
とも任意である。要するに患者が握り易い形状になって
いればハンドルの形状は特定のものに限定されない。ま
た水平方向の回転角度α°及び垂直方向の回転角度θ°
も目的。

用途等に応じて任意に設定することができる。さらにア
ーム５を伸縮自在とすることで患者握りハンドル３０の
配置する範囲をさらに広げることができる。

し発明の効果１ 以上述べたように本発明によれば、患者握りハンドルを
水平及び垂直方向に任意に回転可能に構成したので、患
者を安定な立位姿勢に保持してＸ線撮影を行うことがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本発明の放射線倣形装置の実施例を
示す右側面図及び平面図、第３図は本実施例装置の主要
部を示す部分断面図、第４図は第３図の右側面図、第５
図は本実施例装置の主要部を示す正面図、第６図は第５
図の右側面図、第７図は本実施例装置の主要部を示す平
面図、第８図は本実施例装置による胸部側面部の衆影方
法を示す正面図である。 ２・・・倣形部本体、４・・・取付板、５・・・アーム
、　　９，１４．１８・・・シャフト、１０・・・ピン
、　　１２．１９・・・ロックハンドル、１３・・・切
欠穴、　１６・・・円板、　１７・・・溝、２０・・・
患者、　　３０・・・患者握りハンドル。 代理人　弁理士　則　　近　　憲　　佑同　　　　　近
　　　藤　　　　　　　猛第３図 第４図 第５図 第６は

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）立位に保持する患者の頭上に撮影本体からアーム
   を介して患者握りハンドルを水平に配置した放射線撮影
   装置において、アームをこの基部分を支点として水平方
   向に回転可能なアーム回転機構部と、患者握りハンドル
   をこの任意部分を支点として垂直方向に回転可能なハン
   ドル回転機構部とを備えたことを特徴とする放射線撮影
   装置。
2. （２）アーム回転機構部及びハンドル回転機構部に各々
   アーム及びハンドルを任意の回転位置で固定可能なロッ
   ク手段を設けた特許請求の範囲第１項記載の放射線撮影
   装置。
3. （３）患者握りハンドルがバー状から成り、このバーの
   長さ方向の任意部分を支点とする特許請求の範囲第１項
   記載の放射線撮影装置。
4. （４）支点で２分された部分のうち長さの大きい側を患
   者に向けて回転可能に構成した特許請求の範囲第３項記
   載の放射線撮影装置。