JPH0117658Y2 - - Google Patents

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JPH0117658Y2
JPH0117658Y2 JP1981041763U JP4176381U JPH0117658Y2 JP H0117658 Y2 JPH0117658 Y2 JP H0117658Y2 JP 1981041763 U JP1981041763 U JP 1981041763U JP 4176381 U JP4176381 U JP 4176381U JP H0117658 Y2 JPH0117658 Y2 JP H0117658Y2
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hydraulic
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chambers
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、作動油圧の供給によりロータ部材を
ステータ部材に対して遊星回転させる所謂ジエロ
ータを用いた低速高トルク型の油圧モータの改良
に関する。
[従来の技術] 従来、この種のジエロータ型油圧モータは、ス
テータ部材の内歯より1つ少ない外歯を有するロ
タ部材を作動油圧の供給で遊星回転させており、
このようなジエロータ流体圧力変換部自体が減速
機能をもつことから、減速機を外付けしなくと
も、低速高トルクの回転力を直接取り出すことが
でき、構造的にも堅牢にできるので200Kgf/cm2
を越える定格圧力による連続運転を可能にしてい
る。
[考案が解決しようとする課題] ところで、上記のジエロータ型油圧モータの回
転数を操作者が知りたい場合には、モータの出力
軸側に回転計を取り付けることが考えられるが、
この種の油圧モータは減速機能を内蔵しているた
め、モータの出力軸を負荷に直結することが多
く、そのため出力軸側に回転計を設けようとする
と、回転計へ回転を入力するための機構及びその
設置スペースが必要となり、回転計の取付けが煩
雑になり易いという問題点があつた。
本考案は、このような従来の問題点に着目して
成されたもので、簡単な構造で且つ設置スペース
を増加することなく回転計を取付けることのでき
るジエロータ型油圧モータを提供することを目的
とする。
[課題を解決するための手段] この目的を達成するため本考案にあつては、複
数の内歯を備えたステータ部材22の内部に偏心
して配置され、ステータ内歯より1つ少ない歯数
Nの外歯を備えたロータ部材24を噛み合せ、ロ
ータ部材24の遊星回転によりロータ部材24の
偏心線46の一方の側に膨脹する複数の液圧室
を、また偏心線46の他方の側に収縮する液圧室
を順次形成するようにした流体圧力変換部と;こ
の流体圧力変換部のロータ部材24に連結された
出力軸12の取出し側と反対側に設置され、液体
圧力変換部の膨脹又は収縮する液圧室の各々に対
応して設けた複数の流体通路を介して流体圧力変
換部の膨脹する液圧室を高圧ライン52に連通す
ると共に、収縮する液圧室を低圧ライン54に連
通するように順次切換える分配弁28と;分配弁
28にロータ部材24の遊星回転に同期した流体
通路を切換えさせる運動を与える弁駆動軸36
と;弁駆動軸35に連結され、弁駆動軸36の回
転数をロータ部材24の歯数N分の1に減速して
表示する回転計40と;を備える。
[作用] このような構成を備えた本考案のジエロータ型
油圧ポンプにあつては、出力軸の反対側に設けら
れ、ジエロータ流体圧力変換部のロータ部材を遊
星回転させるように作動油圧を供給する分配弁の
駆動軸を利用し、この駆動軸に回転計の入力軸を
連結して所定の減速比をもつて回転数を表示する
ことで、油圧モータ自体に回転計を組み込むこと
ができる。
[実施例] 第1図は本考案の一実施例を軸方向の断面にて
示した図である。
まず構成を説明すると、10は出力軸12をニ
ードルベアリング20を介して回転自在に軸装し
たハウジングであり、出力軸13はハウジング1
0内に延在して軸心線14に対して円錐回転運動
を行なうドツグボーン(ドライブリンク)16の
スプライン16aを軸内側に切つたスプライン溝
18に噛合せている。ドツクボーン16の他方に
設けたスプライン16bは、ステータ22とロー
タ24で成るジエロータ部のロータ24の軸穴に
切られたスプライン溝26に噛合し、軸心線14
に対しロータ24を偏心回転するようにしてい
る。
このジエロータ部のステータ22は内部に複数
の内歯を有し、この内歯の数より1つ少ない歯数
Nの外歯を有するロータ24を偏心して噛み合せ
ており、ステータ22の内歯とロータ24の外歯
との間に、複数の液圧室を形成している。
尚、以下の説明は、ロータ24の歯数N=6と
し、従つてステータ22の歯数は7ケとなり、形
成される液圧室も7ケとなる場合を例にとるもの
とする。勿論、ロータ24の歯数Nとしては任意
の整数を取ることが可能である。
ステータ22及びロータ24でなるジエロータ
部の左側には、分配弁28を内蔵したバルブブロ
ツク30が設けられ、バルブブロツク30の外側
はカバー32で覆われている。このバルブブロツ
ク30に設けている分配弁28は、ジエロータ部
に形成される液圧室の数に応じて7ケの分配弁が
放射状に配置され、分配弁28は3つの液圧ポー
トと2段に分かれたスプールで構成されている。
分配弁28の作動手段としては、ドツクボーン
16の左側に支着したピン34の嵌合によりロー
タ24の遊星回転(ステータ22に対する偏心回
転)に同期し所定の位相差をもつて回転される弁
駆動軸36が設けられ、弁駆動軸36の軸部36
aには案内環38が軸着され、案内環38に分配
弁28のスプール軸端が係着され、弁駆動軸36
の回転に応じて分配弁28のスプールを作動して
ジエロータ部の各液圧室への流路を切換えるよう
にしている。尚、後の説明で明らかにするよう
に、弁駆動軸36の軸部36aは、ロータ24の
偏心方向に対し90゜ずれた位置に偏心されている。
弁駆動軸36の軸端36bはシールを介してカ
バー32の中に延在され、カバー36の端面に埋
設した回転計40に連結されている。この回転計
40は弁駆動軸36の回転数をロータ24の歯数
N分の1、すなわち1/6に減速して表示するよう
に構成しており、第2図の端面図に示すように、
カバー32の中央に位置して回転数を指針表示
し、この表示回転数が出力軸12の回転数を表わ
している。
尚、ハウジング10の外側面には、外部からの
高圧ラインと低圧ラインの各々を接続する接続口
42が設けられ、ハウジング10、ウエアプレー
ト44、及びジエロータ部に形成されている流体
通路46を介してバルブブロツク30に連通して
いる。
第3図は第1図の実施例におけるジエロータ部
とバルブブロツク30との間に形成されている液
圧回路を示したもので、ステータ22とロータ2
4により7ケの液圧室50a〜50gが形成さ
れ、一方の、各液圧室50a〜50gに対応して
バルブブロツク30には、分配弁28a〜28g
が放射状に配置され、ロータ24の偏心線46に
対して90゜偏心位置が異なる弁駆動軸36の軸部
36aに、各分配弁28a〜28gのスプール端
部が当接して作動されるようになつている。尚、
ジエロータ部において、A点はステータ22の中
心、B点はロータ24の中心であり、52が高圧
ライン、54が低圧ラインとなる。
次に動作を説明する。
いま外部から液圧を供給した作動開始時に、第
3図に示す状態にあつたとすると、高圧ライン5
2からの液圧は、分配弁28b,28c,28d
を介して液圧室50b,50c,50gの各々に
加えられ、一方、液圧室50e,50f,50g
は分配弁28e,28f,28gを介して低圧ラ
イン54につながる。尚、液圧室50aは中立状
態にある。
このため、偏心線46の左側の液圧室50b〜
50dは膨脹され、一方、偏心線46の右側の液
圧室50e〜50gは収縮することとなり、ロー
タ24は反時計方向に回転を始める。
このようにしてロータ24が回転を始め、1/14
回転したとすると、第4図Aに示すように、液圧
室50a〜50eが高圧、50b〜50dが低圧
に切換り、ロータ24を回転させるための受圧中
心はB′に移動し、更に、ロータ24が1/7回転す
ると、第4図Bのように液圧室50b〜50eが
高圧に切換り、ロータ24の受圧中心はB″に移
動し、作動開始から6/7回転する。
更に、ロータ24が1/6回転すると、第4図C
に示すように液圧室50a〜50dが高圧に切換
つて第3図の作動開始時の状態に戻る。
すなわち、ロータ24が反時計回りに1/6回転
する毎に、液圧室50a〜50gは、時計回りに
1巡するように切換り、ロータ24が1回転する
ときは、7×6巡=42液圧室ぶんとなる分配弁2
8a〜28gの切換えが行なわれる。このため、
ステータ軸心からみて弁駆動軸36はロータの1
回転につき、逆方向に6回転されており、一方、
出力軸12は、ドツクボーン16によりロータに
連結されているので、ロータと同じ1回転とな
る。
そこで、本考案の回転計40の入力回転となる
弁駆動軸36の出力軸12の回転数の間には、 出力軸回転数=(弁駆動軸の回転数)/6 の関係が成立しており、従つて、回転計40で入
力回転数の1/6の回転数を表示することで出力軸
12の回転数を表示できる。このような所定の比
率で減速した回転数を表示する回転計40の具体
例としては、回転計40の目盛表示を1/6の表示
にするか、或いは減速歯車により入力回転を1/6
に落すようにすれば良い。
尚、上記の実施例は、液圧室に対応した数の分
配弁によりジエロータ部への流路を切換える構造
のジエロータ型油圧モータを例にとるものであつ
たが、本考案はこれに限定されず、本願出願人が
すでに提案しているところの特願昭54−124427、
同54−137909、同54−152234、54−153999、同54
−160018等におけるロータ型の分配弁を用いたジ
エロータ型モータについても同様にして回転計を
装着することができる。
[考案の効果] 以上説明してきたように、本考案によれば、ジ
エロータ型油圧モータに於いて、出力軸の反対側
に設けられ、ジエロータ流体圧力変換部のロータ
部材を遊星回転させるように作動油圧を供給する
分配弁の駆動軸を利用し、この弁駆動軸に回転計
の入力軸を連結して所定の減速比をもつて回転数
を表示するようにしたため、油圧モータ自体に回
転計を組み込めるようになつて、回転計を出力軸
側に設けなくとも済み、回転計を付けることによ
る部品点数及び設置スペースの増加を抑え、しか
も負荷を駆動する際に妨げとならず、且つ見易い
位置に回転計を装着できるという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示した軸方向の断
面図、第2図は回転計の装着状態を示す第1図の
端面図、第3図は第1図の実施例におけるジエロ
ータ部とバルブブロツクとの間の液圧回路図、第
4図はジエロータ部の作動を示した説明図であ
る。 10……ハウジング、12……出力軸、14…
…軸心線、16……ドライブリンク、16a,1
6b……スプライン、18,26……スプライン
溝、20……ニードルベアリング、22…ステー
タ、24……ロータ、28,28a〜28g……
分配弁、30……バルブブロツク、32……カバ
ー、34……ピン、36……弁駆動軸、36a…
…軸部、38……案内環、40……回転計、42
……接続口、44……ウエアプレート、46……
流体通路、50a〜50g……液圧室、52……
高圧ライン、54……低圧ライン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 複数の内歯を備えたステータ部材の内部に偏心
    して配置され、ステータ内歯より1つ少ない歯数
    Nの外歯を備えたロータ部材を噛み合せ、該ロー
    タ部材の遊星回転によりロータ部材の偏心線の一
    方の側に膨脹する複数の液圧室を、また偏心線の
    他方の側に収縮する複数の液圧室を順次形成する
    ようにした流体圧力変換部と、 該流体圧力変換部のロータ部材に連結された出
    力軸の取出し側と反対側に配置され、上記膨脹又
    は収縮する液圧室の各々に対応して設けた複数の
    流体通路を介して上記流体圧力変換部の膨脹する
    液圧室を高圧ラインに連通すると共に、収縮する
    液圧室を低圧ラインに連通するように順次切換え
    る分配弁と、 該分配弁に上記ロータ部材の遊星回転に同期し
    た流体通路を切換えさせる運動を与える弁駆動軸
    と、 該弁駆動軸に連結され、弁駆動軸の回転数を上
    記ロータ部材の歯数N分の1に減速して表示する
    回転計とを備えたことを特徴とするジエロータ型
    油圧モータ。
JP1981041763U 1981-03-25 1981-03-25 Expired JPH0117658Y2 (ja)

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JPS57153701U JPS57153701U (ja) 1982-09-27
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51116405A (en) * 1975-03-17 1976-10-13 Trw Inc Hydraulic means
JPS5512083B2 (ja) * 1973-05-04 1980-03-29

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JPS5512083U (ja) * 1978-07-11 1980-01-25

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