JPH01176253A - 繊維強化セメント成形物 - Google Patents
繊維強化セメント成形物Info
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- JPH01176253A JPH01176253A JP33624287A JP33624287A JPH01176253A JP H01176253 A JPH01176253 A JP H01176253A JP 33624287 A JP33624287 A JP 33624287A JP 33624287 A JP33624287 A JP 33624287A JP H01176253 A JPH01176253 A JP H01176253A
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Landscapes
- Artificial Filaments (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明の幹枝形状のチョツプドフィラメントタイプのポ
リプロピレン(pp )フィルム繊維テ強化されたセメ
ント成形物、特に上記フィルム繊維の幹繊維の長さが異
なる少なくとも2種類繊維群を最適な割合で組合せて配
合して強化されたセメント成形物に関する。
リプロピレン(pp )フィルム繊維テ強化されたセメ
ント成形物、特に上記フィルム繊維の幹繊維の長さが異
なる少なくとも2種類繊維群を最適な割合で組合せて配
合して強化されたセメント成形物に関する。
肉厚の薄い例えば208以下の厚さのセメント成形物の
補強用繊維としてpp織繊維使用されることはよく知、
られており、特に側面に梳毛(fray )を有する幹
枝形状のチョツプドフィラメントタイプのPPフィルム
繊維がかかる用途に非常に適していることが報告されて
いる(例えば英国特許第1130612号、米国特許第
4261754号および第4310478号参照)。
補強用繊維としてpp織繊維使用されることはよく知、
られており、特に側面に梳毛(fray )を有する幹
枝形状のチョツプドフィラメントタイプのPPフィルム
繊維がかかる用途に非常に適していることが報告されて
いる(例えば英国特許第1130612号、米国特許第
4261754号および第4310478号参照)。
これらの特許明細書には上記ポリプロピレンフィルム繊
維の幹繊維の長さが異なる繊維(例えば長さの比が1:
3)を混用することが述べられているが、その有効性に
つい【の詳細な記載はなく、また最適な配合比率につい
ては全く言及されていない。
維の幹繊維の長さが異なる繊維(例えば長さの比が1:
3)を混用することが述べられているが、その有効性に
つい【の詳細な記載はなく、また最適な配合比率につい
ては全く言及されていない。
他の有機繊維や無機繊維にりい【もたまたま長さの異な
る異種繊維の混用はよくみられることであるが、長さの
異なる単一繊維数種類を最適比率で組合せ混用した場合
の有効性について記載されたものはなく、またそのよう
な試みに関するものも見当らない。
る異種繊維の混用はよくみられることであるが、長さの
異なる単一繊維数種類を最適比率で組合せ混用した場合
の有効性について記載されたものはなく、またそのよう
な試みに関するものも見当らない。
肉厚の薄い(20鵡以下)セメント成形物を繊維で強化
する場合、強化繊維の長さには成形方法(抄造・押出・
注型成形法など)に最も適した長さの範囲があり、この
長さの範囲をはずれると充分な補強効果は得られない。
する場合、強化繊維の長さには成形方法(抄造・押出・
注型成形法など)に最も適した長さの範囲があり、この
長さの範囲をはずれると充分な補強効果は得られない。
従来−数的に使用されている強化繊維は繊度が2デニ一
ル前後の有機繊維あるいは繊度が5デニ一ル前後の無機
繊維については抄造成形の場合は5〜7m、押出成形の
場合は6〜10m、注型成形の場合は8〜15絽のもの
が適してあり、それぞれの成形法においてこれらの範囲
より長いものは強化繊維の分散が非常に悪くなり、また
逆に短いものは形成されるセメント成形物の衝撃強度が
極端に低下する。
ル前後の有機繊維あるいは繊度が5デニ一ル前後の無機
繊維については抄造成形の場合は5〜7m、押出成形の
場合は6〜10m、注型成形の場合は8〜15絽のもの
が適してあり、それぞれの成形法においてこれらの範囲
より長いものは強化繊維の分散が非常に悪くなり、また
逆に短いものは形成されるセメント成形物の衝撃強度が
極端に低下する。
本発明で使用する幹枝形状のチョツプドフィラメントタ
イプのPPフィルム繊維については、腰が強くまた7ス
ペクト比も比較的小さいために前記の他の繊維より4)
ta繊維長長いものが使用出来、抄造成形の場合は6〜
10隨、押出成形の場合は6〜13fl、注型成形の場
合は10〜18mのものが使用されている。
イプのPPフィルム繊維については、腰が強くまた7ス
ペクト比も比較的小さいために前記の他の繊維より4)
ta繊維長長いものが使用出来、抄造成形の場合は6〜
10隨、押出成形の場合は6〜13fl、注型成形の場
合は10〜18mのものが使用されている。
理論的には繊維長が長くなるほど成形物の強度特性、特
に衝撃強度やタフネスが向上するが実際に繊維長6tm
の場合に対し、12襲のものになるとタフネスは45〜
50%向上し118nのものになるとさらに45〜50
%向上することが実験によって確認されている(下記第
1表参照)。
に衝撃強度やタフネスが向上するが実際に繊維長6tm
の場合に対し、12襲のものになるとタフネスは45〜
50%向上し118nのものになるとさらに45〜50
%向上することが実験によって確認されている(下記第
1表参照)。
第1表 タフネス(kg ” an/cd )しかしな
がら実際の作業においては繊維長が長くなるほど裡混工
程で塊即ちファイバーボールが発生し【セメントマトリ
ックス中での分散が悪くなり、使用量の害には強度特性
の大幅な向上はみられない。勿論、繊維長が短ければ分
散は良くなるが充分なる強度特性は得られない。
がら実際の作業においては繊維長が長くなるほど裡混工
程で塊即ちファイバーボールが発生し【セメントマトリ
ックス中での分散が悪くなり、使用量の害には強度特性
の大幅な向上はみられない。勿論、繊維長が短ければ分
散は良くなるが充分なる強度特性は得られない。
即ち、同一繊維長のものだけでは強度特性の大幅な向上
には限界がある。
には限界がある。
従って本発明の目的は幹枝形状のチョツプドフィラメン
トタイプのPPフィルム繊維を強化繊維として用いたセ
メント成形物において、幹繊維の繊維長の長いものと繊
維長の短いもの少な(とも2種類を最適比率で混用する
ことにより同−繊維長の繊維を強化繊維として用いたと
きよりも強度特性、特に衝撃強度、タフネスを向上させ
たセメント成形物を提供することにある。
トタイプのPPフィルム繊維を強化繊維として用いたセ
メント成形物において、幹繊維の繊維長の長いものと繊
維長の短いもの少な(とも2種類を最適比率で混用する
ことにより同−繊維長の繊維を強化繊維として用いたと
きよりも強度特性、特に衝撃強度、タフネスを向上させ
たセメント成形物を提供することにある。
本発明者等は、好ましくは軸方向に高度に熱延伸し表面
にコロナ処理および湿潤剤処理を施した幹枝形状のチョ
ツプドフィラメントタイプのPPフィルム繊維が肉厚が
20n以下の薄いセメント成形物の強化繊維として適し
ていることを認め検討を重ねてきたが、同一繊維長の繊
維のみでは強度特性、特に衝撃強度、タフネスの向上に
限界があることがわかり、説意研究の結果幹繊維の長さ
の異なるもの2Wj、類以上を最適な比率で組合せて混
用することによって以下のような結論に達、した。
にコロナ処理および湿潤剤処理を施した幹枝形状のチョ
ツプドフィラメントタイプのPPフィルム繊維が肉厚が
20n以下の薄いセメント成形物の強化繊維として適し
ていることを認め検討を重ねてきたが、同一繊維長の繊
維のみでは強度特性、特に衝撃強度、タフネスの向上に
限界があることがわかり、説意研究の結果幹繊維の長さ
の異なるもの2Wj、類以上を最適な比率で組合せて混
用することによって以下のような結論に達、した。
即ち本発明は強化繊維として幹枝形状のチョツプドフィ
ラメントタイプのPPフィルム繊維を、0、3〜5.0
容積%セメントマトリックスに配合し、成形してなるセ
メント成形物において、幹繊維の長さが3〜18鶴であ
る上記フィルム繊維の中から長さの異なる少なくとも2
種類の繊維群を選択し、選択された各繊維群の長さの差
が少なくとも2詣である繊維群のそれぞれが繊維全容積
に対して15%以上になる割合で配合し、成形してなる
セメント成形物である。
ラメントタイプのPPフィルム繊維を、0、3〜5.0
容積%セメントマトリックスに配合し、成形してなるセ
メント成形物において、幹繊維の長さが3〜18鶴であ
る上記フィルム繊維の中から長さの異なる少なくとも2
種類の繊維群を選択し、選択された各繊維群の長さの差
が少なくとも2詣である繊維群のそれぞれが繊維全容積
に対して15%以上になる割合で配合し、成形してなる
セメント成形物である。
本発明で使用する幹枝形状のチョツプドフィラメントタ
イプのPPフィルム繊維を製造するに当っては、公知の
方法でPPフィルムを製造し1このフィルムを軸方向に
高度に熱延伸して厚さ25〜35μのフィルムとし、こ
れをポーキュパインローラ−を通して開裂させ、次いで
切断することによって作ることができる。
イプのPPフィルム繊維を製造するに当っては、公知の
方法でPPフィルムを製造し1このフィルムを軸方向に
高度に熱延伸して厚さ25〜35μのフィルムとし、こ
れをポーキュパインローラ−を通して開裂させ、次いで
切断することによって作ることができる。
かかる繊維の製造法自体は前述した英国特許および米国
特許に記載されている。
特許に記載されている。
上述した幹枝形状のチョツプドフィラメントタイプのP
Pフィルム繊維を作るための高度に延伸されたフィルム
は、 切断強度:50kg/mm2以上 切断伸度:8%以下 弾性係数:1200icg/−以上 の特性を有するフィルムを使用するとよい。
Pフィルム繊維を作るための高度に延伸されたフィルム
は、 切断強度:50kg/mm2以上 切断伸度:8%以下 弾性係数:1200icg/−以上 の特性を有するフィルムを使用するとよい。
そもそもセメント成形物は、それに荷重が加わるとその
応力がセメントマトリックスを通して強化繊維に伝達さ
れる示、このとき上記PPフィルム繊維の切断強度が5
0kg/mm2未潤であると通常セメント成形物、特に
薄いセメント成形物に要求される強度に達しないうちに
セメント成形物が破断してしまうことがあり好ましくな
い。またPPフィルム繊維の切断強度が50kg/−以
上であっても、切断伸度が8%を越えると、ppフィル
ムC維自体は切断しなくても伸びが大きいために製品強
度以下の低荷重で亀裂が発生し、事実上セメント成形物
の破壊に至ることがあり好ましくない。
応力がセメントマトリックスを通して強化繊維に伝達さ
れる示、このとき上記PPフィルム繊維の切断強度が5
0kg/mm2未潤であると通常セメント成形物、特に
薄いセメント成形物に要求される強度に達しないうちに
セメント成形物が破断してしまうことがあり好ましくな
い。またPPフィルム繊維の切断強度が50kg/−以
上であっても、切断伸度が8%を越えると、ppフィル
ムC維自体は切断しなくても伸びが大きいために製品強
度以下の低荷重で亀裂が発生し、事実上セメント成形物
の破壊に至ることがあり好ましくない。
また切断強度501C97−以上、切断伸度8%以下で
も、弾性係数が1200kg/mm2以上でないと、負
荷における初期段階でのひび割れの防止が充分でなく成
形品の破断強度は向上しない。
も、弾性係数が1200kg/mm2以上でないと、負
荷における初期段階でのひび割れの防止が充分でなく成
形品の破断強度は向上しない。
本発明によれば上述した緒特性を有し、かつ厚さが25
〜35μのPPフィルムを次にボー午ユバインローラー
に通して開裂分繊し、切断して 幹繊維の平均繊度:40〜60デニール幹繊維の7スペ
クト比:40〜200 の幹枝形状のチョツプドフィラメントタイプのPPフィ
ルム繊維にする。
〜35μのPPフィルムを次にボー午ユバインローラー
に通して開裂分繊し、切断して 幹繊維の平均繊度:40〜60デニール幹繊維の7スペ
クト比:40〜200 の幹枝形状のチョツプドフィラメントタイプのPPフィ
ルム繊維にする。
本発明では上記PPフィルム繊維の幹繊維の長さが3〜
18朋のものを使用し、かつそれらの中から長さにおい
て少なくとも2fiの差のある繊維群を少なくとも2種
類選択して使用する。
18朋のものを使用し、かつそれらの中から長さにおい
て少なくとも2fiの差のある繊維群を少なくとも2種
類選択して使用する。
本発明において、最短繊維群が3簡未溝のものになると
繊維自体が短すぎ最長繊維群との長さの差も開きすぎて
分散を助ける機能が不充分になり好ましくない。また最
長繊維群が18龍を越える長さのものになると短繊維群
を混用しても分散が不充分になり作業が非常にやりにく
くなり好ましくないし、実際に5〜20mの薄い肉厚の
セメント成形物の場合には強化繊維の長さは最大18m
あれば強化機能は充分である。
繊維自体が短すぎ最長繊維群との長さの差も開きすぎて
分散を助ける機能が不充分になり好ましくない。また最
長繊維群が18龍を越える長さのものになると短繊維群
を混用しても分散が不充分になり作業が非常にやりにく
くなり好ましくないし、実際に5〜20mの薄い肉厚の
セメント成形物の場合には強化繊維の長さは最大18m
あれば強化機能は充分である。
また選択された繊維群の繊維長の差が2 mより小さく
なると短繊維群と長繊維群との差があまりにも接近しす
ぎズ本発明の効果が得られなくなるので少なくとも2f
i以上、好ましくは3詣以上が必要である。
なると短繊維群と長繊維群との差があまりにも接近しす
ぎズ本発明の効果が得られなくなるので少なくとも2f
i以上、好ましくは3詣以上が必要である。
また最長繊維群および最短繊維群の容積分率がいずれも
15容積%より少なくなると、分散機能や強度特性の向
上機能が低下する。従って本発明ではそれぞれの繊維群
について、少なくとも15容積%以上が必要である。
15容積%より少なくなると、分散機能や強度特性の向
上機能が低下する。従って本発明ではそれぞれの繊維群
について、少なくとも15容積%以上が必要である。
次に幹繊維の7スペクト比についてみると、その繊維の
一分散性が良好であれば一般に7スペクト比が大きい方
が強化性能は高くなる。しかしながら実際にはアスペク
ト比が大きくなればなる程その分散性は悪くなり、結果
としてそれを用いて作られたセメント成形物の所望の強
度は得られないことがある。ミたアスペクト比が60よ
り小さくなると実質的な強化性能が得られなくなること
がある。
一分散性が良好であれば一般に7スペクト比が大きい方
が強化性能は高くなる。しかしながら実際にはアスペク
ト比が大きくなればなる程その分散性は悪くなり、結果
としてそれを用いて作られたセメント成形物の所望の強
度は得られないことがある。ミたアスペクト比が60よ
り小さくなると実質的な強化性能が得られなくなること
がある。
本発明によれば上述した幹枝形状のチョツプドフィラメ
ントタイプのPPフィルム繊維を通常の如くセメントマ
トリックスと混合してセメント成形物を形成する。この
とき上記PPフィルム繊維は従来より配合され【いる如
(セメントマトリックスとの合計量に対して0.3〜5
.0容量%となるように配合する。配合方法は周知の方
法で行なうことができる。上記配合割合が0.3容積%
より少ないと実質的な強化効果が得られず、また5、0
容積%より多くなると分散が極めて困難になり、従って
捏混時間も長くなって実用的でない。また完成したセメ
ント成形物が多孔質になってセメント成形物の曲げ強度
あるいは寸法安定性も低下することがあるので好ましく
ない。
ントタイプのPPフィルム繊維を通常の如くセメントマ
トリックスと混合してセメント成形物を形成する。この
とき上記PPフィルム繊維は従来より配合され【いる如
(セメントマトリックスとの合計量に対して0.3〜5
.0容量%となるように配合する。配合方法は周知の方
法で行なうことができる。上記配合割合が0.3容積%
より少ないと実質的な強化効果が得られず、また5、0
容積%より多くなると分散が極めて困難になり、従って
捏混時間も長くなって実用的でない。また完成したセメ
ント成形物が多孔質になってセメント成形物の曲げ強度
あるいは寸法安定性も低下することがあるので好ましく
ない。
本発明において使用するPPフィルム繊維は、前述した
開裂分繊する前のフィルムの状態で常法に従ってコロナ
放電処理すると、セメントマトリックスとの密着性が向
上するので好ましい。
開裂分繊する前のフィルムの状態で常法に従ってコロナ
放電処理すると、セメントマトリックスとの密着性が向
上するので好ましい。
またPPフィルム繊維とした後で界面活性剤例えハホリ
エチレングリコールアルキルエステル系の7ニオン界面
活性剤で処理すると、セメントマトリックス中へのPP
フィルム繊維の分散性を良くするので好ましい。
エチレングリコールアルキルエステル系の7ニオン界面
活性剤で処理すると、セメントマトリックス中へのPP
フィルム繊維の分散性を良くするので好ましい。
本発明に従い、上述したPPフィルムa維とセメントマ
トリックスの混合物からセメント成形物を製造するに当
っては抄造成形法、押出成形法または注型成形法を使用
できる。
トリックスの混合物からセメント成形物を製造するに当
っては抄造成形法、押出成形法または注型成形法を使用
できる。
なお上記PPフィルム繊維の外にセメント成形物製造に
通常使用される添加剤例えばパルプ等のセルロース繊維
、メチルセルロース、マイティー150(化工製品)等
の流動化剤を加えてもよい。
通常使用される添加剤例えばパルプ等のセルロース繊維
、メチルセルロース、マイティー150(化工製品)等
の流動化剤を加えてもよい。
セメント成形物の強度特性は強化繊維の繊維長に大きく
影響され、理論的には繊維長が長いほど強度特性、特に
衝撃強度、タフネスが向上する筈であるが、実際は繊維
長が長くなるほど分散が悪くなり配合景の割には強度特
性の大幅な向上は見られない。また短ければ分散は非常
によいか強度特性は向上しにくい。しかるに本発明に基
づいたm維長の異なる繊維群を組合せることによって短
い繊維が長い繊維の分散を助け、補強機能を完壁に果す
ものと考えられる。
影響され、理論的には繊維長が長いほど強度特性、特に
衝撃強度、タフネスが向上する筈であるが、実際は繊維
長が長くなるほど分散が悪くなり配合景の割には強度特
性の大幅な向上は見られない。また短ければ分散は非常
によいか強度特性は向上しにくい。しかるに本発明に基
づいたm維長の異なる繊維群を組合せることによって短
い繊維が長い繊維の分散を助け、補強機能を完壁に果す
ものと考えられる。
即ち、本発明に基づく繊維長の異なるa維群の組合せと
配合比率は、短い繊維のもつ分散機能と長い繊維のもつ
強度特性向上機能の相乗効果が最大限に発揮される。
配合比率は、短い繊維のもつ分散機能と長い繊維のもつ
強度特性向上機能の相乗効果が最大限に発揮される。
以下に実施例を挙げて本発明を説明する。
実施例 1および比較例 1
本実施例および比較例は抄造成形法によつズ行なった使
用材料を下記に示す。
用材料を下記に示す。
重量q@j膿ご皓りl」對」Vと
繊維(合計量) 4.0 0.91
4.4石綿 4.0 2.25 1.8バルブ
1.4 1.4 1.0セメ
ント 114.7 3.3 34.8
マイクロシリカ 9.5 2.2 4.
3水 450.0 1.0 45
0.0通常の抄造成形法で使用されるパルパーと同型の
約500ノ容量の実験用パルパーを用いて、ローター/
ステーター:0.8sos、 ローター回転数: 60
0 rpmなる条件のもとで、まずパルパーに450I
cgの水を入れ繊維(合計量)4.0Ic9を混ぜて約
8分間撹拌した。次いで4.0 #の石綿と1.44の
パルプを混合して引続き約7分間撹拌した。最後に11
4.7に9のセメントと9.5峠のマイクロシリカを混
合しズさらに約5分間撹拌した。このようにして出来た
スラリーを通常のハチニック抄造機と同型の実験用抄造
機を用いて、厚さ6m、幅72cm!、長さ182cI
ILの平板に抄き上げた。抄き上げた平板を28日間自
然養生したのち物性テストに供した。
4.4石綿 4.0 2.25 1.8バルブ
1.4 1.4 1.0セメ
ント 114.7 3.3 34.8
マイクロシリカ 9.5 2.2 4.
3水 450.0 1.0 45
0.0通常の抄造成形法で使用されるパルパーと同型の
約500ノ容量の実験用パルパーを用いて、ローター/
ステーター:0.8sos、 ローター回転数: 60
0 rpmなる条件のもとで、まずパルパーに450I
cgの水を入れ繊維(合計量)4.0Ic9を混ぜて約
8分間撹拌した。次いで4.0 #の石綿と1.44の
パルプを混合して引続き約7分間撹拌した。最後に11
4.7に9のセメントと9.5峠のマイクロシリカを混
合しズさらに約5分間撹拌した。このようにして出来た
スラリーを通常のハチニック抄造機と同型の実験用抄造
機を用いて、厚さ6m、幅72cm!、長さ182cI
ILの平板に抄き上げた。抄き上げた平板を28日間自
然養生したのち物性テストに供した。
上記セメント成形物の試験結果を表1に示す。
(1):曲げ強度には5cr+tX25cmの大きさに
裁断した試験片を用いた。
裁断した試験片を用いた。
(2) : i撃試験には4cmX8cmの大きさに裁
断した試験片を用いた。
断した試験片を用いた。
(3):タフ卑スは曲げ強度試験で得られた強度、歪曲
線において、面積Sをプラニメーターで測定した。
線において、面積Sをプラニメーターで測定した。
(4):ファイバーボー/L/<繊維のかたまり)の個
数は次の如くして測定した。
数は次の如くして測定した。
抄き上げ直後の生板を316wX316詣(0,1イ)
の大きさに裁断し、これと同シ大キさで底に10メツシ
ユのスクリーンを設けた箱に入れ、水中で静かに振動さ
せながらセメントおよびマイクロシリカを水中に流し出
し、スフリール上に残った繊維・石綿・パルプのシート
を目視で観察しファイバーボールの数を数え、1−当り
に換算した。
の大きさに裁断し、これと同シ大キさで底に10メツシ
ユのスクリーンを設けた箱に入れ、水中で静かに振動さ
せながらセメントおよびマイクロシリカを水中に流し出
し、スフリール上に残った繊維・石綿・パルプのシート
を目視で観察しファイバーボールの数を数え、1−当り
に換算した。
実施例 2および比較例 2
本実施例および比較例は押出成形法によつ【行なった。
使用、材料を下記に示す。
重ffi Qcp) 密度CWI) 容積())セ
メント 15.0 3.3 4.
55マイクロシリカ 6.0 2.2 2
.73マイテイー150 0.3 1.0
0.3パルプ 0.21 1.4 0
.15繊維(合計量) 0.41 0.91
0.45#8ケイ砂 7.5 2.2
3.41水 3.0 1.
0 3.0容量約30Ilの実験用オムニミキサ
ーを用い、セメント15.0 kg、マイクロシリカ6
、0 #、水3、 Oktp、マイティー150 0.
3に9を投入して約30 Orpmで約1分間掠り混ぜ
た。次にパルプ0.21 kgを投入して1分間練り混
ぜ、次いで繊維(合計fit)0.41&9を投入して
約5分間練り混ぜた。最後に#8ケイ砂7.5 kgを
投入して2分間練り混ぜてモルタルにした。次に、練り
あげられたモルタルを通常の押出機と同型の実験用押出
機に投入して、厚さ10龍、幅316闘の平板状に押出
し、316tmの長さにカットして室内に24時間放置
して硬化させた。このようにして成形したプレートを2
8日間自然養生したのち物性テストに供した。
メント 15.0 3.3 4.
55マイクロシリカ 6.0 2.2 2
.73マイテイー150 0.3 1.0
0.3パルプ 0.21 1.4 0
.15繊維(合計量) 0.41 0.91
0.45#8ケイ砂 7.5 2.2
3.41水 3.0 1.
0 3.0容量約30Ilの実験用オムニミキサ
ーを用い、セメント15.0 kg、マイクロシリカ6
、0 #、水3、 Oktp、マイティー150 0.
3に9を投入して約30 Orpmで約1分間掠り混ぜ
た。次にパルプ0.21 kgを投入して1分間練り混
ぜ、次いで繊維(合計fit)0.41&9を投入して
約5分間練り混ぜた。最後に#8ケイ砂7.5 kgを
投入して2分間練り混ぜてモルタルにした。次に、練り
あげられたモルタルを通常の押出機と同型の実験用押出
機に投入して、厚さ10龍、幅316闘の平板状に押出
し、316tmの長さにカットして室内に24時間放置
して硬化させた。このようにして成形したプレートを2
8日間自然養生したのち物性テストに供した。
上記セメント成形物の試験結果を表2に示す。
実施例 3および比較例 3
本実施例および比較例は注型成形法によって行なった。
使用材料を下記に示す。
重量(#) 密度(#/)) 容積(りセメント
15.0 3.3 4.55
グイ砂C#6) 9.0 2.2
4.09マイテイー150 0.15 1
.0 0.15繊維(合計)
0.41 0.91 0.45水
6.0 1.0 6.0容
量約30ノの実験用オムニミキサーを用い、セメン)1
5.O#、#6ケイ砂9.0 #、マイティー150
0.1S&9、水−6,0#を投入し約30 Orpm
で3分30秒間練り混ぜた。次に繊維(合計量)0.4
11c9を投入してさらに1分30秒練り混ぜてモルタ
ルにした。このようにして練りあげられたモルタルを深
さ10m+、タテ、ヨコそれぞれ316謔の形わくに流
しこみバイブレータ−(約3000回/分)を用いて振
動成形したのち24時間室内に放置して硬化させた。そ
の抜形わくからと9取し、28日間自然養生したのち物
性テストに供した。
15.0 3.3 4.55
グイ砂C#6) 9.0 2.2
4.09マイテイー150 0.15 1
.0 0.15繊維(合計)
0.41 0.91 0.45水
6.0 1.0 6.0容
量約30ノの実験用オムニミキサーを用い、セメン)1
5.O#、#6ケイ砂9.0 #、マイティー150
0.1S&9、水−6,0#を投入し約30 Orpm
で3分30秒間練り混ぜた。次に繊維(合計量)0.4
11c9を投入してさらに1分30秒練り混ぜてモルタ
ルにした。このようにして練りあげられたモルタルを深
さ10m+、タテ、ヨコそれぞれ316謔の形わくに流
しこみバイブレータ−(約3000回/分)を用いて振
動成形したのち24時間室内に放置して硬化させた。そ
の抜形わくからと9取し、28日間自然養生したのち物
性テストに供した。
上記セメント成形物の試験結果を下表3に示す。
実施例 4,5および比較例 4
下表4に示す繊維長の差を有する各繊維群を、下表4に
示す配合比率で用い、実施例1の抄造成形法に従ってそ
れぞれのセメント成形物を作った。
示す配合比率で用い、実施例1の抄造成形法に従ってそ
れぞれのセメント成形物を作った。
上記セメント成形物の試験結果を表4に示す。
下表5に示す繊維長の差を有する各繊維群を、下表5に
示す配合比率で用い、実施例3の注型成形法に従いそれ
ぞれのセメント成形物を作った。
示す配合比率で用い、実施例3の注型成形法に従いそれ
ぞれのセメント成形物を作った。
上記セメント成形物の試験結果を下表5に示す。
上記各実施例および比較例のデータから明らかなように
本発明によるセメント成形物は強度特性においてすぐれ
ている。
本発明によるセメント成形物は強度特性においてすぐれ
ている。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、強化繊維として幹枝形状のチョップドフィラメント
タイプのポリプロピレンフィルム繊維を、0.3〜5.
0容積%セメントマトリックスに配合し、成形してなる
セメント成形物において、幹繊維の長さが3〜18mm
である上記フィルム繊維の中から長さの異なる少なくと
も2種類の繊維群を選択し、選択された各繊維群の長さ
の差が少なくとも2mmである繊維群のそれぞれが繊維
全容積に対して15%以上になる割合で配合し、成形し
てなるセメント成形物。 2、ポリプロピレンフィルム繊維が、軸方向に高度に加
熱延伸し、コロナ処理および湿潤剤処理を施したPPフ
ィルムより製造され、 フィルムの厚さ:25〜35μ 幹繊維の平均繊度:40〜60デニール 幹繊維の長さ:3〜18mm 幹繊維のアスペクト比:60〜200 幹繊維の切断強度:50kg/mm^2以上幹繊維の切
断伸度:8%以下 幹繊維の弾性係数:1200kg/mm^2以上なる形
状および特性を有する幹枝形状のチョップドフィラメン
トタイプのPPフィルム繊維である特許請求の範囲第1
項記載のセメント成形物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33624287A JPH01176253A (ja) | 1987-12-28 | 1987-12-28 | 繊維強化セメント成形物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33624287A JPH01176253A (ja) | 1987-12-28 | 1987-12-28 | 繊維強化セメント成形物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01176253A true JPH01176253A (ja) | 1989-07-12 |
Family
ID=18297106
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33624287A Pending JPH01176253A (ja) | 1987-12-28 | 1987-12-28 | 繊維強化セメント成形物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01176253A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6780367B2 (en) | 2000-06-28 | 2004-08-24 | Dow Global Technologies Inc. | Method for preparing a concrete article having reinforcing fibers frayed at their ends |
CN109023578A (zh) * | 2017-06-08 | 2018-12-18 | 中国石油化工股份有限公司 | 建筑增强聚丙烯腈短切纤维及其制备方法 |
-
1987
- 1987-12-28 JP JP33624287A patent/JPH01176253A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6780367B2 (en) | 2000-06-28 | 2004-08-24 | Dow Global Technologies Inc. | Method for preparing a concrete article having reinforcing fibers frayed at their ends |
CN109023578A (zh) * | 2017-06-08 | 2018-12-18 | 中国石油化工股份有限公司 | 建筑增强聚丙烯腈短切纤维及其制备方法 |
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