JPH01174925A - シートの張力検出装置 - Google Patents

シートの張力検出装置

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JPH01174925A
JPH01174925A JP33619287A JP33619287A JPH01174925A JP H01174925 A JPH01174925 A JP H01174925A JP 33619287 A JP33619287 A JP 33619287A JP 33619287 A JP33619287 A JP 33619287A JP H01174925 A JPH01174925 A JP H01174925A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
pressure
tension
pneumatic box
sheet
Prior art date
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Pending
Application number
JP33619287A
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English (en)
Inventor
Toshio Yasuda
登志夫 安田
Takahiro Kawabata
川端 隆洋
Katsumi Hasegawa
勝美 長谷川
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は走行するシート(フィルムを含む)の張力を検
出する装置の改良に関する。
[従来の技術] 従来、シート、特にフィルムの張力を応答性よく検出す
るには、フィルムに空気を吹き付けて、フィルムをふく
らませ、変位を検出する方法が知られている。そのひと
つとして巻芯とガイドロール間のフィルムに、フィルム
の幅より広く空気を吹付け、フィルムをふくらませ、ふ
くらみ量から張力を検出する方法(特開昭51−573
70>がある。
しかし、この方法ではフィルムを巻いたロールの径が変
化するため、巻芯とガイドロールの間のフィルムパスが
変化する。このため、ふくらみ量は径の変化分を常に考
慮しなければならず、正確にふくらみ但を検出する事は
不可能である。又、フィルムに空気を吹付ける事は、張
力とバランスさせるために動圧を作用させる事であり、
動圧は、空気の流速の二乗に比例するため、流速の変化
に伴って動圧は大きく変動する。
しかも、流速は空気の吹き出し口と、フィルム面までの
距離の変化や空気の流れにより変動しやすくフィルムロ
ール径の変化で、吹き出し口とフィルム面の距離が変化
する。この方式では、いかにフィルム停止の状態でふく
らみ量と張力を較正しても、実際にフィルムを走行させ
た場合、随伴気流や上記吹き出し口とフィルム面までの
距離の変化の影響で、動圧が変わり、そのため、張力と
バランスするフィルムのふくらみ量も変わってきて、結
果的に正確なフィルム張力を検出する事ができない。
又、フィルム面にスポット的にエアーを吹きつけ、フィ
ルムの凹み」から張力を検出する方法(特開昭61−2
911323 )では、前記従来技術と同様に、変動し
ゃすい動圧を作用させている点と、スポット的であるが
ために走行フィルムにつきものの、しわによる凹凸を誤
って検出してしまう点等から、検出した張力値の信頼性
が落ちる事は明らかでおる。
し発明が解決しようとする問題点] 本発明の目的は、上記、従来技術の問題点を解消せんと
するもので、シートの張力を応答性よく、しかも、シー
トにしわなどによる凹凸があっても安定して高精度で測
定のできるシートの張力検出装置を提供せんとするもの
である。
[問題点を解決するための手段] この発明は、 (イ)所定の間隔で配設され、走行中のシートを支持す
る。2本の案内ロールと、 (ロ)開口部側壁を、前記2本の案内ロールの両局面と
該ロール間の前記シートの両端とにそれぞれ接近して配
設した空圧ボックスと、(ハ)該空圧ボックスに連通し
て該空圧ボックス内を負圧にする吸引装置と、 (ニ)前記空圧ボックス内の圧力を検出する圧力検出器
と、 くホ)前記吸引装置による負圧で変位する前記シートの
位置を検出する位置検出器と、(へ)前記圧力検出器、
および、前記位置検出器の両信号をシート張力信号に演
算する演算処理手段と からなるシートの張力検出装置。
を特徴とするものである。
[作用] 本発明の装置は、所定の間隔をあけた2本の案内ロール
の間の走行中のシート片側全面に対し、開口部側壁が該
2本の案内ロールの両局面および該ロール間の前記シー
トの両端にそれぞれ接近した空圧ボックス内を減圧(負
圧)にし、空気静圧を作用させるので、シート面に直角
に均一に圧力が作用し、案内ロールの間の中央部を最大
変位として、シートは円弧状に弯曲し、空気静圧を一定
に保てば、最大変位点の変位は、シート張力の値と相関
関係を持つ、即ち、シート張力が低ければ変位は大きく
、シート張力が高くければ変位は小さくなる。この様に
、最大変位点の変位を検出する事により、シート張力を
検出する事が可能となる。実際には、シート張力の変動
に伴うシートの動きにより、空気静圧は若干の変動をし
てしまい、空気静圧を一定に保つ事は難しいが、静圧は
、作用している範囲ではどの箇所で測定していても同一
であるからシート面から離れた場所で空気静圧を常時検
出し、その圧力とシート変位とを演算処理することによ
り、シート張力を精度良く検出する事が可能となる。
又、本発明に適用されるシートは、空気静圧を作用させ
て張力と釣合わせる事が可能なシート状物であれば多少
の空気が透過するような材質、例えば、紙、不織布等で
あっても、その機能をそこなう事なく、適用が可能であ
り、特にプラスチックフィルムに適用するのが好ましい
[実施例] 以下、本発明を、フィルムの張力検出装置として実施し
た例について、図面を参照しながら説明する。
第1図、第2図は本発明の実施例に係るフィルムの張力
検出装置を示している。
図において、1は走行中のフィルム、2.3は案内ロー
ル、4は空圧ボックス、5は吸引ブロワ−(吸引装置)
、6は圧力調整用ダンパ、7は位置検出器、8は圧力検
出器、9は演算処理手段である。なお、1°は案内ロー
ル2.3間にあるフィルムでおる。
走行中のフィルム1は、矢印の方向に走行している。
案内口〜ル2,3は、回転可能に支承されており、フィ
ルムの速度と同速に回転駆動されフィルムを支持してい
る。
また、案内ロール3の表面は、フィルムとの摩擦の影響
がでないように、低摩擦係数の表面処理が施されている
が、更に積極的にロール表面とフィルムの間に空気層を
つくって、フィルムを浮上するように支持しても良い。
なお、ロール間隔は、特に限定されないが0゜1〜2m
程度が好ましく、また、ロールの径も特に限定されない
が30〜700mm程度が好ましい。
空圧ボックス4は、−面が開口(図では上方が開口)し
た箱状体で、その開口部側壁を前記2本の案内ロールの
両回面と該ロール間の前記シートの両端とにそれぞれ接
近して配設したものである。
また、空圧ボックス4内は、そのボックス4に連通した
公知の吸引ブロワ−5で吸引されて大気に対して負圧に
維持され、その圧力は、送風ダクト内に設けられたダン
パ6により調製可能となっていて、測定するフィルムの
張力の範囲に応じて圧力が設定できるようになっている
そして、この空圧ボックス4で、2本の案内ロール間の
走行フィルムを、該フィルムが2本の案内ロールの間に
入り込む方向(図の下方)へ吸引する。
ただし、第2図の斜視図に示すように、フィルム1°の
両端および案内ロール2.3の周面と空圧ボックス4の
側壁間とは各々接近し、若干の隙間を設けていて、空気
が流入するようになっている。
なお、接近させる距離は、特に限定されないが、壁面と
ロール周面間が0.1〜2Qmm、壁面とフィルム端面
間が2〜5Qmmとするのが好ましい。ただし、側壁と
ロール周面間はシール材を介して接触していてもよい。
フィルム位置検出器7は、超音波方式のレベルセンサな
ど公知のものを用いることができ、案内ロール2,3の
上面を結んだ線イを基準として、フィルム1゛の最下点
の変位量を検出する。
圧力検出器8は、空圧ボックス4の内部の圧力、または
、その圧力と大気圧との圧力差を検出することのできる
もののいずれでもよく、検出した信号は、前記位置検出
器7の信号と併せて、演算処理手段9に入力される。
演算処理手段9は、圧力信号と位置信号から、予め判っ
ている関係式に基づいてシートの張力値を演算し、その
値を出力する。出力は、デジタルあるいはアナログいず
れの表示であってもよく、また、電気信号であってもよ
い。演算処理手段9としては、マイクロコンピュータ等
のデジタル演算方式を用いても良いが、後で述べるよう
に、簡単な式で求められるため、アナログ演算方式でも
問題なく、リアルタイムで処理できる。
次に、上記のように構成されたフィルム張力検出装置の
作用について説明する。
空圧ボックス4は、そのまわりにおいている隙′間にく
らべてボックスの断面積が大きく、ボックス内を流れる
空気の流速は、間隙からの空気の流入速度にくらべて圧
倒的に小ざい、すなわち、空圧ボックス内はいわゆる静
圧成分が大半であり、動圧成分はゼロに等しくなってい
る。
今、大気圧をPo、空圧ボックス4の内圧をP、空圧ボ
ックス4のまわりの隙間から流入する空気の流速をVと
すると、次の関係式が成りたつ。
g:重力加速度 △P:差圧 上記の通り、フィルムを境にして空圧ボックス4内と大
気との間に圧力差が生じ、静圧の特徴である、フィルム
面に直角な方向に均等な力で、フィルムを空圧ボックス
側へ押すために、フィルムは、側面から見れば円弧状に
なり、フィルム幅方向には、同一の曲率を有する円筒の
一部のような形状となる。
第3図は、このようなフィルムに作用する力の釣合を示
すモデル図で、図からフィルムの張力Tを導くと、 =2△p−R51nφ TV−Δp−R51nφ=T−9inφ、’、 T =
△P−R となる。
すなをち、Tは円弧状フィルムの接線方向の力であり、
フィルム張力そのものである。上記の通り張力Tは、フ
ィルム面に作用する差圧ΔPと、円弧の半径Rとの積で
求められることが判る。
なお、円弧の半径Rは、案内ロール2,3の間隔L1案
内ロール2,3の半径r1案内ロール2゜3の上面を結
んだ線からフィルムの最下点までの変位Hとから次式に
より求めることができる。
すなわち、案内ロール間隔りと、案内ロール半径rは、
決まっている値であるので、変位量Hを測定することに
よりフィルムの円弧の半径Rを求めることができる。
したがって、フィルムの張力Tは、その半径Rと差圧Δ
Pとの積として求めることができ、演算処理手段でこの
計算を行なわせることによりフィルム張力の出力が1尋
られる。
第4図は本実施例における上記の関係式をグラフにまと
めたものである。グラフから判るように、変位置Hが3
QCm付近に変極点があり、それ以上変位ff1Hが大
きくなると逆に張力が高くなる傾向になる。
本発明に係るフィルムの張力検出装置においては、この
変極点より小さい変位量の間で使用することが望ましい
。何故ならば、この変極点を越えた後は、円弧の状態が
、円に近づくようになり、案内ロール2,3の間にある
フィルム1゛の長さが長くなる。このためフィルムの幅
方向の規制力が弱くなり、フィルムの幅方向にフィルム
が揺れることがあるからである。
次に、本発明のフィルム張力検出装置の第2の作用とし
てフィルムの長さを吸収する機能について、以下に説明
する。
第5図は、本発明のフィルム張力検出装置のモデル図で
ある。
図において、案内ロール2とフィルム1とが接触を開始
する点をA、案内ロール3とフィルム1とが離れる点を
81案内ロール2.3の間のフィルム1゛の長さをαと
すると、αと変位量目との間には次の関係式がなりたつ
α=2 (R+r)φ すなわち、フィルム長ざαは、円弧の半径Rの関数とな
り、前述の通り、半径Rは変位量Hの関数であるから、
フィルム長さaは変位量Hの関数となる。
第6図は、本実施例における上記の関係をグラフにまと
めたものである。グラフから判るように、変位量目が大
きくなるとフィルム長ざαは長くなり、Hが小さくなる
とαは短くなる。即ち、本発明の張力検出装置に速度変
動を持つ、フィルムが送り込まれて来ても、速度変動の
積分値である、長さ変化を、吸収する機能があるため、
本発明の装置を出る時にはほぼ一定の速度にして送り出
せることになり、フィルム移送工程を安定化させる。
なお、本発明の装置をフィルムの巻取装置に適用した場
合に、フィルムの速度変動が吸収でき、安定した状態で
フィルムを巻取ることが可能となり製品の品位を高める
効果が1qられる。
[発明の効果コ 以上説明したように、本発明のフィルム張力検出装置に
よるときは、フィルムの張力とバランスさせる圧力を静
圧としているため、フィルム面に均等に圧力がかかり、
外乱による圧力変動も小ざく、かつ、常にフィルム面に
作用している圧力を検出して、張力演算に取り入れてい
るため、フィルム張力を精度よく演算・検出でき、ダン
サ−ロールのような可動部がないので応答性が良い。ま
た、2本の案内ロールで、圧力を作用させるフィルムの
両端を規制しているため、圧力の作用による、フィルム
の変位を正確に検出できることも、フィルム張力を正確
に検出できる要素となる。
また、フィルム長さの変動吸収機能があるため、送り速
度のむらがあるフィルムが本発明の装置に入ってきても
、出る時には、一定の速度で次の工程に供給されるので
工程の安定化が図れる。
本張力検出装置で得られた、張力信号は張力モニターと
して使用することは勿論のこと、巻取や、巻戻し装置へ
のフィードバック用制御信号としても適用可能であり、
精度の高い張力制御を可能とする。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の装置の概略の断面図、第2図は、本
発明の装置の一部を示した斜視図、第3図は、フィルム
張力舎圧力・フィルム変位の関係式を求めるためのモデ
ル図、第4図は、フィルム張力・圧力・フィルム変位の
関係を示すグラフ、第5図は、フィルム長さとフィルム
変位の関係を求めるためのモデル図、第6図は、フィル
ム長さとフィルム変位の関係を示すグラフである。 1:走行中のフィルム 1“ 二案、内ロール2,3間にあるフィルム2.3:
案内ロール 4:空圧ボックス 5:吸引ブロワ− 6:圧力調整用ダンパ 7;位置検出器 8:圧力検出器 9:演算処理手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(イ)所定の間隔で配設され、走行中のシートを
    支持する2本の案内ロールと、 (ロ)開口部側壁を、前記2本の案内ロールの両周面と
    該ロール間の前記シートの両端とにそれぞれ接近して配
    設した空圧ボックスと、 (ハ)該空圧ボックスに連通して該空圧ボックス内を負
    圧にする吸引装置と、 (ニ)前記空圧ボックス内の圧力を検出する圧力検出器
    と、 (ホ)前記吸引装置による負圧で変位する前記シートの
    位置を検出する位置検出器と、 (へ)前記圧力検出器、および、前記位置検出器の両信
    号をシート張力信号に演算する演算処理手段と からなるシートの張力検出装置。
JP33619287A 1987-12-29 1987-12-29 シートの張力検出装置 Pending JPH01174925A (ja)

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