JPH01174763A

JPH01174763A - 床の嵩上げ構造

Info

Publication number: JPH01174763A
Application number: JP33556187A
Authority: JP
Inventors: Kazuyuki Yamashita; 山下　一幸; Masao Ishii; 正夫石井; Shigenobu Takahashi; 茂信高橋
Original assignee: HIROSHIMA JIYOUZAI KK; Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Current assignee: HIROSHIMA JIYOUZAI KK; Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Priority date: 1987-12-28
Filing date: 1987-12-28
Publication date: 1989-07-11
Anticipated expiration: 2009-06-15
Also published as: JPH0645961B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】発明の技術分野本発明は床の構造に関する。

明の技術的背景ならびにその問題点第１１図に示すように、建物の床面１に段差Ｈを設ける
場合、たとえばコンクリート床では型枠の施工後、コン
クリート打ちを行なって段差を形成覆るが、このような
段差がある部分では型枠形状が複雑となるのでその枠組
みに時間がかかる。

また、段差Ｈを事後的に必要とする場合にはこのような
一体成形法は採用できない。

一方、第１２図に承り如く最初は平らなコンクリートの
床面１を打設しておき、後に所要高さの型枠２を床面１
に立設し、型枠２の内側にコンクリート３を打設して段
差Ｈを設ける方法もある。

しかし、この方法では床厚りが厚くなって材料費がかさ
むとともに、床重但が重くなるので施工場所が限定され
てしまう。

発明の目的本発明は上述した問題点を有効に解決すべく創案覆るに
至ったものであって、その目的は事後的な段差の形成が
可能で、材料費も少なくてすみ、また床ｋｍの増大もわ
ずかですむ床の構造を提供することにある。

発明の概要本発明は、第１に、既設の基礎平面上に発泡ポリスチレ
ンの多数の切片を所要高さに積層して嵩上げ層を形成し
、この嵩上げ層の上に防水層もしくは塗布層を配設し、
この防水層もしくは塗布層上に床板層を配したものであ
る。

このような嵩上げＭＡ造とすることにより、事後的な床
の嵩上げが低コストででき、しかも床重口の増大が少な
く１むから、施工場所が木造建築の２階部分等の重０制
限を受ける部分でも簡単に施工できる。

また本発明は、第２に、上述した嵩上げ層を水平方向に
前後左右に区画する複数の区画枠を設け、嵩上げ層の上
に直接または防水層を挾んで床板層を配したものである
。

このような嵩上げ構造とすることにより、前述したコス
トと型組の利点に加え、発泡ポリスチレンの切片の横移
動が区画枠で阻止されるとともに、床面の小伝の一部が
区画枠でも支持されるので床面の安定性が高まる。

発明の詳細な説明第１図は本発明に係る床の嵩上構造の縦断面図、第２図
〜第４図はそれぞれ嵩上構造の適用例を示す断面図、第５図は本発明に係る別の嵩上げ構造の縦断面図、第６図および第７図は区画枠の平面図、第８図は本発明
の変形例に係る嵩上構造の縦断面図である。

第１図に示すように、本発明の嵩上げ構造は既設の平面
状の基礎面１０の上に嵩上げ層１１を設け、この嵩上げ
層１１の上に防水層１２を挾んで床板層１３を設けたも
のである。基礎面１０は必ずしも平面である必要はなく
、曲面でも良い。上記嵩上げ層１１は発泡ポリスチレン
の小さな切ハ１４（たとえば各辺が５〜５０ｍｍの直り
体の人きき）を所要高さに積層して構成されている。発
泡ポリスチレンは軽量、安価なことは勿論のこと、断熱
性および耐荷重性に優れ、長期間にわたり品質劣化の心
配もないことから、この種の嵩上げ祠としては最適のも
のである。この切片は、例えば予備発泡スチレンビーズ
のごとく平滑表面を有づるものとは異なり、発砲ポリス
チレン成形体を切断した切断面を有するものである。な
お、基礎平面１０は既設のコンクリート床面であっても
よいし、地面あるいは板張の床であってもよく、要は堅
固な面であればよい。

上記防水層１２はポリエチレン等の防水性を有する薄い
シー１〜祠からなり、この防水１１２によって床板層１
３の割目等から漏れた水の拡散浸透が阻止されるととも
に、基礎面１０からの湿気の上昇が防止されるようにな
っている。また、防水層の上にコンクリートを打設する
時の型枠式にもなり、コンクリートやノロの流出を防止
する。

なｄ３、防水層１２はポリエチレンシートの他、防水性
を右りる各種シート材を採用可能なことは勿論であり、
また、防水性を有する板材であっても使用可能である。

上記床板層１３は一般的には防水層１２の上にコンクリ
ートを打設することにより構成するが、既成のコンクリ
ートパネルを並べたものであってもよく、またコンクリ
ート以外のたとえばモルタルや、流動性がよく容易に水
平面を得られる石膏等のセルフレベリング材の打設、鉄
板の敷設等で構成してもよい。なお、コンクリートの打
設により床板層１３を構成する場合は、その厚さが５０
Ｍを超えるとぎは金網等の筋材を補強のために埋設する
のが望ましい。また、床板層１３を設ける萌に、切片１
４の体積によって防水層１２が山盛り状に膨出している
ことがあるため、その後のコンクリート打設等を容易に
するため、金網等を載せてその重量で嵩上げ層１１を締
め固めるようにしても良い。

次に、上述した嵩上げ構造の施工例を第２図〜第４図に
基づいて説明する。第２図は屋内１５のコンクリ−１−
の基礎面１０がやや低い場合に、これを嵩上げする例を
示したものである。この実施例では、嵩上げ層１１の下
面にも防水層１２を設りである。また、この実施例では
、床板層１３０表面にたたみ３０を敷設しである。また
第３図は浴−室１６に隣接する洗面所１７の基礎面１ｏ
が浴室１６側と比べてあまり高くない場合に、水まわり
を考慮して呈礎面ＩＣＩ嵩上げする例を示したものであ
る。また第４図は土間の嵩上げの例を示したもので、こ
の場合はせき板１８を土中に半分埋込み、せき板１８の
片側に土盛り１９をしてこれを押固め、その上面を基礎
面１０とし、この上に本発明の嵩上げ構造を施したもの
である。この場合は、土間であるから上熱り１９を利用
できるので嵩上げ層１１は薄くてすむ。なお、土盛り１
９の上面にも湿気対策として防水層１２を施すのが望ま
しい。

次に本発明に係る別の嵩−トげ構造を第５図〜第７図に
基づいて説明りる。この嵩上げ構造は嵩」ニげ層１１を
複数の区画枠２２によって水平方向に前後左右に区画し
たものである。この区画覆る方法が有効なのは、比較的
大きな面を施工する場合であり、実際的には区画の大き
さは、１　ｍ前後から２〜３ｍ程度である。このような
区画枠２２を設けることにより、嵩上げ層１１の切片１
４が横移動プるのが阻止され、床板層１３の安定が図ら
れる。また、床板層１３のｋｍが嵩上げ層１１の他に区
画枠２２によっても支持されるので、床板層１３の強度
が大幅に増大し、また床板層の高８が区画枠２２で位置
決めされるので均一になる。

なおこの実施例でも床板層１３は打設コンクリートの他
、コンクリートパネル等で構成してもよい。

区画枠２２の形状は特に限定されず、第６図に示す基盤
目状の他、第７図に示すハニカム形状であってもよい。

また区画枠２２の材質は発泡ポリスチレン、同ポリプロ
ピレン、同ポリエチレン等、品質劣化を生じにくい各種
の素材を使用してよい。

なお、嵩上げ層１１に金網を乗せて締固める場合は、区
画枠２２の１区画の大きざに合ね七だ金網２３を用いる
場合もあるし、また、全面的に区画にまたがって設置し
てもよい。

以上、本発明の実施例につき説明したが、本発明は上記
実施例以外にも変形可能であって、たとえば第８図に示
す如く防水層１２は嵩上げ層１１−ヒ下に配設してもよ
いし、いずれか一方だ（プ配設してもよい。また第９図
に示１ように、床の凹部１０ａや配管３１部分の穴埋め
用として、本発明に係る床ＷＩ造を適用り゛ることも可
能である。

８らに上述した各実施例では防水層１２を形成したが、
本発明はこれに限らず、比較的硬めのモルタル祠ないし
は石膏等の塗布材を塗布した塗布層３２を床板層１３と
嵩上げ層１１との間に形成するようにしても良い。

発明の効果第１の発明によれば、押出法発泡ポリスチレンを嵩上げ
祠として使用しているので、事後的な床−の嵩上げを低
コストで実施でき、しかも床型組の増大がわずかですみ
、また床の断熱性を高めることができる。

第２の発明によれば、上述した効果に加えて区画枠によ
る嵩上げ用切片の横移動の防止ならびに区画枠による床
板層の支持により、床板層の安定化と強面向上が図れ、
また床板層の高さの均一化が図れる。

しかも本発明によれば、たとえば、家電製品梱包用パツ
キンや化学畳用芯材として用いられる発泡ポリスチレン
から成る断熱材を切削加工する際に発生する切り屑又は
使用済断熱材や緩衝材を切断したもの等を、本発明に利
用することが出来、その形状には特に制限されない。例
えば直方体、円柱、角柱等の立方体であり、前記したご
とく一辺が５〜５ＯＩｒｕｒ１程度の大きざがあれば良
好に使用できるので材料費の低減にも寄与する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る床の構造の縦断面図、第２図〜第
４図はそれぞれ床の構造の適用例を示Ｊ断面図、第５図は本発明に係る別の床の構造の縦断面図、第６図
および第７図は区画枠の平面図、第８図は本発明の変形
例に係る床のＭ４造の縦断面図である。第９，１０図は本発明のその他の変形例に係る床のｉ造
の縦断面図、第１１図および第１２図はそれぞれ従来の床の段差の付
は方を示す断面図である。１０・・・基礎面　　　　　１１・・・嵩上げ層１２・
・・防水層　　　　　１３・・・床板層１４・・・発泡
ポリスチレンの切片２２−・・区画枠　　　　　２３・・・金網代理人　　
弁理士　　鈴　木　俊一部第　　１　　図］Ｕ第　　２　　図第３図冒第　　５　　図第　　７　　図第８図第　　９　　図第１１図

Claims

【特許請求の範囲】（１）（ａ）基礎面上に発泡ポリスチレンの多数の切片
を所要厚さで積層してなる嵩上げ層と、（ｂ）上記嵩上げ層の上面に配設した防水層と、（ｃ）上記防水層の上に配設した床板層と、からなる床
構造。（２）上記嵩上げ層がその上面に配設した金網の重量に
よって圧縮されてなる特許請求の範囲第１項に記載の床
構造。（３）上記床板層がコンクリートパネルからなる特許請
求の範囲第１項に記載の床の構造。（４）上記床板層が上記防水層の上に打設したコンクリ
ート層からなる特許請求の範囲第１項に記載の床構造。（５）（ａ）基礎面上に発泡ポリスチレンの多数の切片
を所要厚さで積層してなる嵩上げ層と、（ｂ）上記嵩上げ層を水平方向に前後左右に区画する複
数の区画枠と、（ｃ）上記嵩上げ層の上面に配設した防水層と、（ｄ）上記防水層の上に配設した床板層と、からなる床
構造。（６）上記嵩上げ層がその上面に配設した金網の重量に
よって圧縮されてなる特許請求の範囲第５項に記載の床
構造。（７）上記床板層がコンクリートパネルからなる特許請
求の範囲第５項に記載の床構造。（８）上記床板層が上
記防水層の上に打設したコンクリート層からなる特許請
求の範囲第５項に記載の床構造。（９）（ａ）基礎面上に発泡ポリスチレンの多数の切片
を所要厚さで積層してなる嵩上げ層と、（ｂ）上記嵩上げ層の上面にモルタル材等を塗布するこ
とにより形成した塗布層と、（ｃ）上記塗布層の上に配設した床板層と、からなる床
の嵩上げ構造。（１０）上記嵩上げ層がその上面に配設した金網の重量
によって圧縮されてなる特許請求の範囲第９項に記載の
床構造（１１）上記床板層がコンクリートパネルからなる特許
請求の範囲第９項に記載の床構造。（１２）上記床板層が上記防水層の上に打設したコンク
リート層からなる特許請求の範囲第９項に記載の床構造（１３）上記嵩上げ層が区画枠によって水平方向に前後
左右に区画されてなる特許請求の範囲第９項から第１２
項のいずれかに記載の床構造。