JPH01174121A - A/dコンバータにおける入出力特性補正方法 - Google Patents
A/dコンバータにおける入出力特性補正方法Info
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- JPH01174121A JPH01174121A JP33242887A JP33242887A JPH01174121A JP H01174121 A JPH01174121 A JP H01174121A JP 33242887 A JP33242887 A JP 33242887A JP 33242887 A JP33242887 A JP 33242887A JP H01174121 A JPH01174121 A JP H01174121A
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- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 5
- ATJFFYVFTNAWJD-UHFFFAOYSA-N Tin Chemical group [Sn] ATJFFYVFTNAWJD-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 4
- 230000002238 attenuated effect Effects 0.000 abstract description 3
- 101100008049 Caenorhabditis elegans cut-5 gene Proteins 0.000 abstract 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Analogue/Digital Conversion (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
この発明は、DAT(ディジタル・オーディオ。
テープレコーダ)等のディジタルオーディオ機器に適用
されるA/Dコンバータに係り、特に、過大なアナログ
入力信号によって生じる波形クリップを防止することが
できるA/Dコンバータにおける入出力特性補正方法に
関する。
されるA/Dコンバータに係り、特に、過大なアナログ
入力信号によって生じる波形クリップを防止することが
できるA/Dコンバータにおける入出力特性補正方法に
関する。
「従来の技術」
従来、DATにおけるアナログ入力系回路は、第2図に
示すように構成されていた。この図において、外部装置
(CDプレーヤー等)から入力端子Tinに供給された
アナログ入力信号は、操作パネル面に設けられたレベル
調整器(録音レベル調整用ボリューム)lで減衰された
上で、A/Dコンバータ2へ供給され、このA/Dコン
バータ2によって16ビツトのディジタル出力データに
変換された後、ディジタル録音系回路3へ供給される。
示すように構成されていた。この図において、外部装置
(CDプレーヤー等)から入力端子Tinに供給された
アナログ入力信号は、操作パネル面に設けられたレベル
調整器(録音レベル調整用ボリューム)lで減衰された
上で、A/Dコンバータ2へ供給され、このA/Dコン
バータ2によって16ビツトのディジタル出力データに
変換された後、ディジタル録音系回路3へ供給される。
上記レベル調整器1の出力(上、操作パネル面に設けら
れたディジタル表示式のレベルメータ4にも供給されて
おり、このレベルメータ4によってA/Dコンバータ2
への入力レベル(録音レベル)が表示されるようになっ
ている。ここで、レベルメ−タ4の表示がOdBを示し
ている場合、録音レベルが最上限であること、すなわち
、アナログ入力信号がA/Dコンバータ2の入力レンジ
の上限値に達していることが示され、この場合A/Dコ
ンバータ2の出力データの16ビツト全てが有効となる
フルビットとなっている。
れたディジタル表示式のレベルメータ4にも供給されて
おり、このレベルメータ4によってA/Dコンバータ2
への入力レベル(録音レベル)が表示されるようになっ
ている。ここで、レベルメ−タ4の表示がOdBを示し
ている場合、録音レベルが最上限であること、すなわち
、アナログ入力信号がA/Dコンバータ2の入力レンジ
の上限値に達していることが示され、この場合A/Dコ
ンバータ2の出力データの16ビツト全てが有効となる
フルビットとなっている。
「発明が解決しようとする問題点」
ところで、上述したDATにおいて、例えばCDプレー
ヤーから出力される音楽ソースを録音する場合、実際の
録音に先だって、録音すべき音楽ソースの最もレベルが
高いと思われる部分を選択し、その部分のアナログ信号
を入力端子Tinへ入力した状態で、レベル調整器lを
手動調整して録音レベルの設定を行なう。この場合、ダ
イナミックレンジを有効に活用するためには、レベルメ
ータ4の表示が閃からOdBまでフルスケールにわたっ
て振れるように調整しなければならない。しかし、レベ
ルメータ4の表示がOdBを越えることがあってはなら
ない。なぜなら、録音レベルがA/Dコンバータ2の入
力レンジの上限を越えると、A/Dコンバータ2の出力
データがフルビットとなり、その出力データは、元のア
ナログ入力信号波形の頂部が切り取られた歪んだ波形に
対応したデータとなり、いわゆる波形クリップが生じて
しまうためである。このような波形クリップを防ぐため
には、録音レベルを細心の注意を払って調整しなければ
ならず、極めて煩雑な操作が要求されるという問題があ
った。
ヤーから出力される音楽ソースを録音する場合、実際の
録音に先だって、録音すべき音楽ソースの最もレベルが
高いと思われる部分を選択し、その部分のアナログ信号
を入力端子Tinへ入力した状態で、レベル調整器lを
手動調整して録音レベルの設定を行なう。この場合、ダ
イナミックレンジを有効に活用するためには、レベルメ
ータ4の表示が閃からOdBまでフルスケールにわたっ
て振れるように調整しなければならない。しかし、レベ
ルメータ4の表示がOdBを越えることがあってはなら
ない。なぜなら、録音レベルがA/Dコンバータ2の入
力レンジの上限を越えると、A/Dコンバータ2の出力
データがフルビットとなり、その出力データは、元のア
ナログ入力信号波形の頂部が切り取られた歪んだ波形に
対応したデータとなり、いわゆる波形クリップが生じて
しまうためである。このような波形クリップを防ぐため
には、録音レベルを細心の注意を払って調整しなければ
ならず、極めて煩雑な操作が要求されるという問題があ
った。
そこで、図に点線で示すように、A/Dコンバータ2と
ディジタル録音系回路3との間に、DSP(ディジタル
信号処理用プロセッサ)を設け、このDSPが、A/D
コンバータ2の出力データを常時監視し、その出力デー
タがフル・ビットとなって、波形クリップが生じた時点
でレベル調整器lの減衰量を増加させるようにしたもの
が提案されている。しかしながら、波形クリップが生じ
てから、実際にレベル調整器lの減衰量が増加するまで
の応答時間が少なからず存在するので、瞬間的な波形ク
リップについては防ぎ得ないという問題があった。また
、レベル調整器lの減衰量を変化させるので、録音レベ
ルが変動してしまうという問題もあった。
ディジタル録音系回路3との間に、DSP(ディジタル
信号処理用プロセッサ)を設け、このDSPが、A/D
コンバータ2の出力データを常時監視し、その出力デー
タがフル・ビットとなって、波形クリップが生じた時点
でレベル調整器lの減衰量を増加させるようにしたもの
が提案されている。しかしながら、波形クリップが生じ
てから、実際にレベル調整器lの減衰量が増加するまで
の応答時間が少なからず存在するので、瞬間的な波形ク
リップについては防ぎ得ないという問題があった。また
、レベル調整器lの減衰量を変化させるので、録音レベ
ルが変動してしまうという問題もあった。
この発明は上述した事情に鑑みてなされたもので、過大
なアナログ入力信号によって生じる波形クリップを防止
することができるのは勿論のこと、瞬間的な波形クリッ
プや、録音レベルの変動をも防止することができるA/
Dコンバータにおける入出力特性補正方法を提供するこ
とを目的としている。
なアナログ入力信号によって生じる波形クリップを防止
することができるのは勿論のこと、瞬間的な波形クリッ
プや、録音レベルの変動をも防止することができるA/
Dコンバータにおける入出力特性補正方法を提供するこ
とを目的としている。
「問題点を解決するための手段」
この発明は、アナログ入力信号をmビットのディジタル
出力データに変換するとともに入力レンジが任意に設定
可能なA/Dコンバータにおいて、前記A/Dコンバー
タの出力データの全ビットが有効とならない定常時にお
いては、該出力データの各ビットを下位方向へ各々nビ
ットシフトし、Cm −n)ビットのデータとして出力
し、前記出力データの全ビットが有効となった時点で、
前記A/Dコンバータの入力レンジを2n倍に設定し直
すとともに、該出力データをビットシフトせずに出力す
ることを特徴としている。
出力データに変換するとともに入力レンジが任意に設定
可能なA/Dコンバータにおいて、前記A/Dコンバー
タの出力データの全ビットが有効とならない定常時にお
いては、該出力データの各ビットを下位方向へ各々nビ
ットシフトし、Cm −n)ビットのデータとして出力
し、前記出力データの全ビットが有効となった時点で、
前記A/Dコンバータの入力レンジを2n倍に設定し直
すとともに、該出力データをビットシフトせずに出力す
ることを特徴としている。
「作用」
上述した方法によれば、A/Dコンバータの出力データ
の全ビットが有効とならない定常時においては、アナロ
グ入力信号が規定値未満であると見なされ、出力データ
の各ビットが下位方向へ各々nビットシフトされ、(m
−n)ビットのデータとして出力される。また、出力デ
ータの全ビットが有効となった時点で、アナログ入力信
号が規定値に達したと見なされ、A/Dコンバータの入
力レンジが2n倍に設定変更されるともに、その出力デ
ータがビットシフトされずに出力される。これにより、
規定値を越えるような過大なアナログ入力信号に対して
も、nビットすなわち(nX6)dBの余裕が生じ、波
形クリップに対して迅速に対応することができ、また、
従来のようにアナログ入力信号のレベルを変化させる場
合と異なり、録音レベルが変動することもない。
の全ビットが有効とならない定常時においては、アナロ
グ入力信号が規定値未満であると見なされ、出力データ
の各ビットが下位方向へ各々nビットシフトされ、(m
−n)ビットのデータとして出力される。また、出力デ
ータの全ビットが有効となった時点で、アナログ入力信
号が規定値に達したと見なされ、A/Dコンバータの入
力レンジが2n倍に設定変更されるともに、その出力デ
ータがビットシフトされずに出力される。これにより、
規定値を越えるような過大なアナログ入力信号に対して
も、nビットすなわち(nX6)dBの余裕が生じ、波
形クリップに対して迅速に対応することができ、また、
従来のようにアナログ入力信号のレベルを変化させる場
合と異なり、録音レベルが変動することもない。
「実施例」
以下、図面を参照し、この発明の実施例について説明す
る。
る。
第1図はこの発明の一実施例の構成を示すブロック図で
ある。この図において、5はレベル調整器1から供給さ
れるアナログ入力端子Vinを、■6ビツト(D B
、、〜DBO)のディジタル出力データに順次変換する
逐次比較型のA/Dコンバータであり、アナログ入力電
圧VinとD/Aコンバータ8の出力電圧Vrとを比較
するアナログコンパレータ6と、このアナログコンパレ
ータ6の出力に基づいて出力データの各ビットD B
+ s〜D B oを順次決定する逐次比較ロジック7
と、この逐次比較ロジック7から出力される出力データ
の各ビットD B 、S〜DB、の重みに対応した出力
電圧Vrを発生するD/Aコンバータ8とから構成され
ている。そして、このA/Dコンバータ5は、内部のD
/Aコンバータ8に入力される基準電圧V rerに応
じてアナログ入力電圧レンジが設定されるようになって
おり、この入力電圧レンジの上限値に対応したアナログ
入力電圧Vinが入力されると、その出力データはフル
ビットとなり、各ビットDB Is””’ D B o
は全て“l”となる。
ある。この図において、5はレベル調整器1から供給さ
れるアナログ入力端子Vinを、■6ビツト(D B
、、〜DBO)のディジタル出力データに順次変換する
逐次比較型のA/Dコンバータであり、アナログ入力電
圧VinとD/Aコンバータ8の出力電圧Vrとを比較
するアナログコンパレータ6と、このアナログコンパレ
ータ6の出力に基づいて出力データの各ビットD B
+ s〜D B oを順次決定する逐次比較ロジック7
と、この逐次比較ロジック7から出力される出力データ
の各ビットD B 、S〜DB、の重みに対応した出力
電圧Vrを発生するD/Aコンバータ8とから構成され
ている。そして、このA/Dコンバータ5は、内部のD
/Aコンバータ8に入力される基準電圧V rerに応
じてアナログ入力電圧レンジが設定されるようになって
おり、この入力電圧レンジの上限値に対応したアナログ
入力電圧Vinが入力されると、その出力データはフル
ビットとなり、各ビットDB Is””’ D B o
は全て“l”となる。
上述したA/Dコンバータ5から順次出力される16ビ
ツトの出力データは、DSP l Oを介して、デジタ
ル録音系回路3へ供給され、データ変調回路13、記録
アンプ14および磁気ヘッド15を介して、DAT用の
磁気テープに磁気記録される。また、16は基準電圧切
換回路であり、DSPIOから供給されるレンジ切換信
号Srに基づいて、A/Dコンバータ5へ供給する基準
電圧V r+Jを2段階に切り換える。すなわち、この
基準電圧切換回路16は、供給されるレンジ切換信号S
rが“0″レベルの場合、A/Dコンバータ5の入力電
圧レンジを規定値Vsとするための基準電圧V ref
を出力し、レンジ切換信号Srが“l”レベルの場合、
入力電圧レンジを規定値Vsの2倍とするための基準電
圧V refを出力する。
ツトの出力データは、DSP l Oを介して、デジタ
ル録音系回路3へ供給され、データ変調回路13、記録
アンプ14および磁気ヘッド15を介して、DAT用の
磁気テープに磁気記録される。また、16は基準電圧切
換回路であり、DSPIOから供給されるレンジ切換信
号Srに基づいて、A/Dコンバータ5へ供給する基準
電圧V r+Jを2段階に切り換える。すなわち、この
基準電圧切換回路16は、供給されるレンジ切換信号S
rが“0″レベルの場合、A/Dコンバータ5の入力電
圧レンジを規定値Vsとするための基準電圧V ref
を出力し、レンジ切換信号Srが“l”レベルの場合、
入力電圧レンジを規定値Vsの2倍とするための基準電
圧V refを出力する。
また、上記DSPIOは、ディジタル信号処理のアルゴ
リズムを高速に実行するlチップ・マイクロコンピュー
タであり、その内蔵メモリには、A/Dコンバータ5の
出力データに基づいて、次のような判断と処理を実行す
るためのプログラムが予め記憶されている。
リズムを高速に実行するlチップ・マイクロコンピュー
タであり、その内蔵メモリには、A/Dコンバータ5の
出力データに基づいて、次のような判断と処理を実行す
るためのプログラムが予め記憶されている。
■A/Dコンバータ5の出力データの各ビットD B
+ s〜D B oが全て“l”である(フルビット)
か否かをデータ毎に(バイト単位で)判断する。
+ s〜D B oが全て“l”である(フルビット)
か否かをデータ毎に(バイト単位で)判断する。
■出力データがフルビットでない場合は、この出力デー
タの各ビットD B Is −D B oを下位方向へ
各々1ビツトシフトするとともに、MSB(最上位ビッ
ト)であるビットD B r sを“0”とし、15ビ
ツトのデータとして次段のディジタル録音系回路3へ出
力する。
タの各ビットD B Is −D B oを下位方向へ
各々1ビツトシフトするとともに、MSB(最上位ビッ
ト)であるビットD B r sを“0”とし、15ビ
ツトのデータとして次段のディジタル録音系回路3へ出
力する。
■出力データがフルビットとなった時点で、A/Dコン
バータ5の入力電圧レンジを規定値Vsの2倍の値に設
定し直すとともに、A/Dコンバータから出力される出
力データをビットシフトせずに、そのまま16ビツトの
データとして次段のディジタル録音系回路3へ出力する
。
バータ5の入力電圧レンジを規定値Vsの2倍の値に設
定し直すとともに、A/Dコンバータから出力される出
力データをビットシフトせずに、そのまま16ビツトの
データとして次段のディジタル録音系回路3へ出力する
。
次に、上述した一実施例の動作について説明する。
まず、録音開始する前に、レベルメータ4の表示がほぼ
フルスケールにわたって振れるように、レベル調整!、
1を手動で調整する。この場合、さほど厳密な調整を行
う必要はなく、レベルメータ4の表示が希にOdBを越
えることがあっても構わない。
フルスケールにわたって振れるように、レベル調整!、
1を手動で調整する。この場合、さほど厳密な調整を行
う必要はなく、レベルメータ4の表示が希にOdBを越
えることがあっても構わない。
これにより、外部装置から入力端子Tinに供給された
録音すべきアナログ入力信号は、レベル調整器1でほぼ
規定値Vs以下に減衰された上で、アナログ入力端子V
inとして、A/Dコンバータ5へ供給される。
録音すべきアナログ入力信号は、レベル調整器1でほぼ
規定値Vs以下に減衰された上で、アナログ入力端子V
inとして、A/Dコンバータ5へ供給される。
そして、アナログ入力端子Vinが規定電圧Vs未満の
定常時においては、DSPIOは“02レベルのレンジ
切換信号Srを基準電圧切換回路16へ供給しており、
これによりA/Dコンバータ5の入力電圧レンジが規定
値Vsに設定されている。
定常時においては、DSPIOは“02レベルのレンジ
切換信号Srを基準電圧切換回路16へ供給しており、
これによりA/Dコンバータ5の入力電圧レンジが規定
値Vsに設定されている。
このような定常時において、DSP 10はA/Dコン
バータ5の出力データの各ビットDB、5〜DBoを下
位方向へ各々」ビットシフトするとと乙に、MSHのビ
ットDBI6を“0“とじて、実質的に15ビツトのデ
ータとして後段のディジタル録音系回路3へ供給してい
る。
バータ5の出力データの各ビットDB、5〜DBoを下
位方向へ各々」ビットシフトするとと乙に、MSHのビ
ットDBI6を“0“とじて、実質的に15ビツトのデ
ータとして後段のディジタル録音系回路3へ供給してい
る。
次に、アナログ入力電圧Vinか規定電圧Vsに達した
時点、すなわち、16ビツトの出力データがフルビット
となった時点で、これがDSP I Oによって判断さ
れると、DSP 10はレンジ切換信号Srを“l”レ
ベルとする。これにより、基準電圧切換回路16によっ
て、A/Dコンバータ5の入力電圧レンジが規定値Vs
の2倍の値に設定変更される。また、DSP I Oは
、A/Dコンバータ5の出力データをビットシフトせず
に、そのまま16ビツトのデータとして次段のディジタ
ル録音系回路3へ出力する。
時点、すなわち、16ビツトの出力データがフルビット
となった時点で、これがDSP I Oによって判断さ
れると、DSP 10はレンジ切換信号Srを“l”レ
ベルとする。これにより、基準電圧切換回路16によっ
て、A/Dコンバータ5の入力電圧レンジが規定値Vs
の2倍の値に設定変更される。また、DSP I Oは
、A/Dコンバータ5の出力データをビットシフトせず
に、そのまま16ビツトのデータとして次段のディジタ
ル録音系回路3へ出力する。
以上の動作より、規定値Vsを越えるような過大なアナ
ログ入力電圧Vinに対しても、1ビツトすなわち6d
Bの余裕を有しているので、波形クリップに対して迅速
に対応することができ、また、従来のように、波形クリ
ップが生じた時点で、アナログ入力電圧Vinのレベル
を変化させるのと異なり、録音レベルが変動することも
ない。
ログ入力電圧Vinに対しても、1ビツトすなわち6d
Bの余裕を有しているので、波形クリップに対して迅速
に対応することができ、また、従来のように、波形クリ
ップが生じた時点で、アナログ入力電圧Vinのレベル
を変化させるのと異なり、録音レベルが変動することも
ない。
なお、上述した一実施例においては、定常時において1
ビツトだけシフトして出力するようにしたが、これを、
n(=2゜3.・・・)ビットシフトさせ、出力データ
がフルビットとなった時点で、A/Dコンバータ5の入
力レンジを2°倍に設定し直すようにしても構わない。
ビツトだけシフトして出力するようにしたが、これを、
n(=2゜3.・・・)ビットシフトさせ、出力データ
がフルビットとなった時点で、A/Dコンバータ5の入
力レンジを2°倍に設定し直すようにしても構わない。
「発明の効果」
以上説明したように、この発明によれば、A/Dコンバ
ータから出力されるlビットの出力データの全ビットが
有効とならない定常時においては、アナログ入力信号が
規定値未満であると見なして、出力データの各ビットを
下位方向へ各々nビットシフトして、(m−n)ビット
のデータとして出力し、また、出力データの全ビットが
有効となった時点で、アナログ入力信号が規定値に達し
たと見なして、A/Dコンバータの入力レンジを2n倍
に設定し直すとともに、その出力データをビットシフト
せずに出力するようにしたので、規定値を越えるような
過大なアナログ入力信号に対しても、nビットすなわち
(nX6)dBの余裕が生じ、これにより、波形クリッ
プに対して迅速に対応することができ、また従来のよう
にアナログ入力信号のレベルを変化させる場合と異なり
、録音レベルが変動することがなく、この結果、瞬間的
な波形クリップや録音レベルの変動を防止することがで
きるという効果が得られる。
ータから出力されるlビットの出力データの全ビットが
有効とならない定常時においては、アナログ入力信号が
規定値未満であると見なして、出力データの各ビットを
下位方向へ各々nビットシフトして、(m−n)ビット
のデータとして出力し、また、出力データの全ビットが
有効となった時点で、アナログ入力信号が規定値に達し
たと見なして、A/Dコンバータの入力レンジを2n倍
に設定し直すとともに、その出力データをビットシフト
せずに出力するようにしたので、規定値を越えるような
過大なアナログ入力信号に対しても、nビットすなわち
(nX6)dBの余裕が生じ、これにより、波形クリッ
プに対して迅速に対応することができ、また従来のよう
にアナログ入力信号のレベルを変化させる場合と異なり
、録音レベルが変動することがなく、この結果、瞬間的
な波形クリップや録音レベルの変動を防止することがで
きるという効果が得られる。
第1図はこの発明の一実施例の構成を示すブロック図、
第2図は従来のDATのアナログ入力系回路の構成を示
すブロック図である。 5・・・・・逐次比較型A/Dコンバータ、10・・・
・・・DSP、+6・・・・・・基準電圧切換回路。
第2図は従来のDATのアナログ入力系回路の構成を示
すブロック図である。 5・・・・・逐次比較型A/Dコンバータ、10・・・
・・・DSP、+6・・・・・・基準電圧切換回路。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 アナログ入力信号をmビットのディジタル出力データに
変換するとともに入力レンジが任意に設定可能なA/D
コンバータにおいて、 前記A/Dコンバータの出力データの全ビットが有効と
ならない定常時においては、該出力データの各ビットを
下位方向へ各々1ビットシフトし、(m−n)ビットの
データとして出力し、 前記出力データの全ビットが有効となった時点で、前記
A/Dコンバータの入力レンジを2^n倍に設定し直す
とともに、該出力データをビットシフトせずに出力する
ことを特徴とするA/Dコンバータにおける入出力特性
補正方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33242887A JPH01174121A (ja) | 1987-12-28 | 1987-12-28 | A/dコンバータにおける入出力特性補正方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33242887A JPH01174121A (ja) | 1987-12-28 | 1987-12-28 | A/dコンバータにおける入出力特性補正方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01174121A true JPH01174121A (ja) | 1989-07-10 |
Family
ID=18254861
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33242887A Pending JPH01174121A (ja) | 1987-12-28 | 1987-12-28 | A/dコンバータにおける入出力特性補正方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01174121A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5763932A (en) * | 1980-10-06 | 1982-04-17 | Arupain Kk | Data converting circuit |
JPS5847327A (ja) * | 1981-09-16 | 1983-03-19 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | アナログ−デイジタル変換器 |
JPS5986328A (ja) * | 1982-11-08 | 1984-05-18 | Fujitsu Ltd | アナログ/デジタルコンバ−タ |
-
1987
- 1987-12-28 JP JP33242887A patent/JPH01174121A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5763932A (en) * | 1980-10-06 | 1982-04-17 | Arupain Kk | Data converting circuit |
JPS5847327A (ja) * | 1981-09-16 | 1983-03-19 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | アナログ−デイジタル変換器 |
JPS5986328A (ja) * | 1982-11-08 | 1984-05-18 | Fujitsu Ltd | アナログ/デジタルコンバ−タ |
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