JPH0117361Y2 - - Google Patents

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JPH0117361Y2
JPH0117361Y2 JP15644984U JP15644984U JPH0117361Y2 JP H0117361 Y2 JPH0117361 Y2 JP H0117361Y2 JP 15644984 U JP15644984 U JP 15644984U JP 15644984 U JP15644984 U JP 15644984U JP H0117361 Y2 JPH0117361 Y2 JP H0117361Y2
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mounting hole
liner
sliding surface
gasket
machine frame
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、圧延機に対する接合部への水の浸入
を防止するための手段を備えたライナに関する。
〔従来の技術〕
従来、圧延機は第12図に示すごとく上下各ワ
ークロール1,1および上下各バツクアツプロー
ル2,2をそれぞれ回動自在に軸支する軸受箱
3,3,3,3が機枠4の内面にそつて摺動自在
になるよう構成され、該各摺動面にはライナ5,
5……が固着されている。該各ライナ5は被圧延
材aを圧延するときに生ずる衝撃力を吸収すると
ともに前記各ロール1,2の上下移動に伴なう軸
受箱3および機枠4の摩耗を防止し、前記各ライ
ナ5は、使用中に腐蝕摩耗、摺動摩耗、損傷およ
び亀裂等の不具合が生じた際、保守交換が簡単に
できるよう前記軸受箱3および前記機枠4に、第
13図に示すようにボルト6にて固設されてい
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記構成の圧延機は、駆動時において、高温加
熱状態の被圧延材aがワークロール1,1間を圧
延されながら通過するため、各ロール1,1,
2,2の冷却と、圧延時に発生する摩耗粉および
ダストの摺回動部への付着防止を目的として、多
量の水が散布されるが、該水が第13図に示す各
ライナ5のボルト取付孔7を介して該各ライナ5
と軸受箱3および機枠4との接合面8に浸入する
と、該軸受箱3および機枠4は次第に腐蝕されて
ゆく。しかし、該軸受箱3ならびに機枠4は非常
に高価であり、また構造的にも保守交換が困難で
あるため、接合面8の腐蝕を防止することが要望
されていた。
また従来、上記要望を満足せしめんとするた
め、第14図に示すようにライナ5の軸受箱3お
よび機枠4との接合面8周縁近傍部に周設した溝
8′にパツキン9を嵌着したもの等が使用されて
いるが、水の浸入はボルト取付孔7から起こる場
合も多く、すなわち、締結作業の際のボルト6の
座面6aもしくは取付孔7の座面7aの損傷、該
両座面6a,7aの表面粗度、ねじ孔7bの加工
精度のばらつき等により前記両座面6a,7a間
にわずかな間隙が生ずると、該部より接合面8へ
の水の浸入が起こるものである。
本考案は、上記問題点に鑑み、軸受箱および機
枠と各ライナとの接合面への、取付孔からの水の
浸入を阻止することを目的として案出されたもの
である。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本考案圧延機用ライ
ナは、合成ゴム等弾性材にて製せられ、外径が圧
延機の各ロールの軸受箱と機枠の摺動面に固着さ
れるライナのボルト取付孔内径と略同径になり、
軸方向幅が前記取付孔の座面と該座面に対向する
相手側摺動面との間の距離よりも大になる環状を
呈するガスケツトをボルト取付孔内に嵌着されて
構成されている。
〔作用〕
本考案圧延機用ライナは、上記のごとく軸方向
幅が大であるガスケツトを使用するため、これを
ライナのボルト取付孔内周に装着することによ
り、その一端部が該ライナの摺動面より外方へ突
出するとともに、相手側摺動面に圧接し、またそ
の反作用により、他端部も前記取付孔の座面に対
して圧接するようになるので、前記ライナの摺動
面と相手側摺動面との間より前記取付孔内へ、ひ
いては前記ライナと軸受箱および機枠との接合面
への水の浸入を阻止する作用を有することとな
る。
〔実施例〕
以下、本考案圧延機用ライナの実施例を図面に
もとづいて説明する。
まず第1図は本考案の第1の実施例の装置状態
を示す要部断面図で、本実施例になるガスケツト
10は、外径Dがライナ5に形成されたボルト取
付孔7内径と略同径になるとともに、軸方向幅W
1が前記取付孔7の座面7aと図上破線にて示す
相手側部材の摺動面11との間の距離W2よりも
大になる環状を呈し、ゴム単体にて製せられてい
る。したがつて、本実施例は、その装着状態にお
いて、その一端部10aが前記ライナ5の摺動面
5′より突出するようになるため、使用時におい
ては、第2図に示すごとく、該端部10aは相手
側部材の摺動面11により押圧されて、該摺動面
11に圧接するとともに、他端部10a′が前記取
付孔7の座面7aに圧接し、該圧接により前記取
付孔7およびライナ5と軸受箱および機枠との接
合面8への水の浸入を阻止するものである。
なお、取付孔7の段部7bは、当該ガスケツト
10の端部10aの摺動面11との圧接による変
形を許容するために形成されたものである。なお
前記第1図および第2図においては、当該ガスケ
ツト10の軸方向端部10aの形状が曲面をなす
ものとして図示したが、第3図に示すように該端
部10aを平面状もしくは第4図に示すように該
端部10aにリツプ部10bを周設した形状とし
て構成してもよい。
つぎに第5図は第2の実施例を示し、前記第1
図および第2図のガスケツト10の内周側に、金
属製もしくは硬質の樹脂製の補強環12を埋設し
てなるもので、この場合、第6図に示すように前
記第3図の例(端部10aが平面をなすもの)と
の複合構成、第7図に示すように前記第4図の例
(端部10aにリツプ部10bを周設したもの)
との複合構成としてもよい。
また第8図は第3の実施例を示し、金属製もし
くは硬質樹脂製の補強環12を前記第1図および
第2図のガスケツト10の内周面に固着してなる
もので、前述第2の実施例と同様、第9図に示す
ように前記第3図の例(端部10aが平面をなす
もの)との複合構成、第10図に示すように、前
記第4図の例(端部10aにリツプ部10bを周
設したもの)との複合構成としてもよい。
なお、前述第2の実施例および第3の実施例に
おける補強環12のガスケツト10への組み付け
手段としては、該ガスケツト10成形時に補強環
12をインサートする一体成形による方法、該両
者10,12を接着剤により接着する方法および
該両者10,12の嵌合による方法などか挙げら
れる。
さらに、第11図イ,ロは第4の実施例を示
し、前記第1図および第2図のガスケツト10の
内周面10cの一部に適宜大きさ・形状になる突
片13を突設したものであり、該突片13は、当
該ガスケツト10の、ボルト取付孔7(前記第1
図および第2図参照)からの抜出しを容易にする
ためのもので、すなわち本実施例によれば、抜出
作業においては該突片13をつまんで引き抜くだ
けでよい。
なお、本実施例は前述第1の実施例ないし第3
の実施例(第3図ないし第10図図示)のいずれ
の例とも複合して構成することができることは言
うまでもない。
〔考案の効果〕
本考案は、以上述べたように、圧延機用ライナ
のボルト取付孔に、該取付孔の内周面と座面およ
び相手側部材の摺動面に密接するようになる環状
のガスケツトを装着されてなる圧延機用ライナを
提供するものであり、当該ガスケツトの装着によ
り前記取付孔からの水の浸入を阻止してボルトの
錆付きを防止するのはもちろん、軸受箱および機
枠のライナとの接合面の腐蝕を防止して圧延機の
長寿命化に貢献するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例の装着状態を示
す断面図、第2図は同装着・使用状態を示す断面
図、第3図および第4図は同実施例における他の
態様を示す半裁断面図、第5図ないし第7図は第
2の実施例を示す半裁断面図、第8図ないし第1
0図は第3の実施例を示す半裁断面図、第11図
イは第4の実施例を示す正断面図、ロは同平面
図、第12図は圧延機の一部切欠した側面図、第
13図および第14図は、従来のライナの取付状
態を示す断面図である。 5……ライナ、5′,11……摺動面、7……
ボルト取付孔、8……接合面、10……ガスケツ
ト、10a,10a′……端部、12……補強環、
13……突片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ロール軸受箱と機枠の摺動面にボルトにより固
    着される圧延機用ライナにおいて、弾性材料をも
    つて製せられ、前記ボルトの取付位置に設けられ
    た取付孔と略同径になり、軸方向幅が前記取付孔
    の座面と該座面に対向する相手側摺動面との間の
    距離よりも大になる環状のガスケツトを前記取付
    孔に嵌着されてなることを特徴とする圧延機用ラ
    イナ。
JP15644984U 1984-10-18 1984-10-18 Expired JPH0117361Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP15644984U JPH0117361Y2 (ja) 1984-10-18 1984-10-18

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JP15644984U JPH0117361Y2 (ja) 1984-10-18 1984-10-18

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Publication Number Publication Date
JPS6172302U JPS6172302U (ja) 1986-05-16
JPH0117361Y2 true JPH0117361Y2 (ja) 1989-05-19

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JP15644984U Expired JPH0117361Y2 (ja) 1984-10-18 1984-10-18

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JPS6172302U (ja) 1986-05-16

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