JPH01173544A - 片口金小形蛍光ランプ用ガラス管の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業二Ω租里公立 本発明は、ガラス管で蛇行状放電路を形成した片口金小
形蛍光ランプのガラス管製造方法に関する。

従来■肢血 ダブル０字状等に蛇行した放電路をガラス管で形成して
、コンパクト化された片口金小形蛍光ランプは白熱電球
と同程度の大きさであり、同じ明るさの白熱電球に比べ
低消費電力、長寿命であることから、白熱電球に変わる
新光源として普及しつつある。この片口金小形蛍光ラン
プの一般的なものに４本の直管形ガラス管を連結してダ
ブルＵ字状放電路を形成したものがあり、その−例を第
１１図乃至第１３図に示す。

同図の片口金小形蛍光ランプ（１）はダブル０字状に連
結された４本の直管形ガラス管（２）〜（５）の同一側
の端部に口金（６）を固定したものである。隣接する２
本のガラス管（２）（３）と残り２本のガラス管（４）
（５）は口金（６）と反対の先端部で管状接続部（７）
（８）にて一体に連結され、また隣接する２本のガラス
管（３）（４）は口金（６）側の端部で管状接続部（９
）にて一体に連結されて、ダブルＵ字伏の放電路が形成
され、この放電路には水銀と希ガスが封入される。各ガ
ラス管（２）〜（５）の先端側を連結する接続部（７）
（８）は、後述理由でガラス管（２）〜（５）の先端よ
り１０ＭＭ程度離れた箇所に設けられる。

上記蛍光ランプ（１）は一般の水銀を封入した蛍光ラン
プと同様に、ガラス管最冷点の温度が約４０℃のときの
水銀蒸気圧で光出力が最大となる。そこで、各ガラス管
（２）〜（５）の先端より接続部（７）（８）を離し、
接続部（７）（８）を通る放電路からガラス管（２）〜
（５）の先端部分を離しておくと、この先端部分のいず
れかに水銀蒸気圧を安定させ、光出力を安定させる最冷
点が求められる。

このような蛍光ランプ（１）におけるダブルＵ字状ガラ
ス管の製造は、次のように行われている。まず、第１４
図に示すような先端が封止された直管形蛍光ガラス管（
１０）を用意し、このガラス管（１０）の先端より１０
ｆｌ程度離れた所定箇所をバーナ炎（１１）で局部加熱
して充分に軟化させるその直後に第１５図に示すように
ガラス管（１０）内にＮ２ガスなどの高圧気体を吹き込
んで、ガラス管（１０）の局部加熱された部分に膨出し
て破れた穴（１２）を形成する。このようなガラス管（
１０）を多数本用意して、第１６図に示すように２本の
ガラス管（１０）　　（１０’）を、その各々の穴（１
２）　　（１２’）の周縁を突き合ゎせて平衡に対峙さ
せ、両者の穴（１２）　　（１２’）の周縁を再加熱し
て管状に融着させて形成される接続部（１３）で、２本
のガラス管（１０）（１０°）を連結一体止する。この
ようにして得られた略Ｕ字形ガラス管の２本がダブル０
字状に連結されて、ダブルＵ字形ガラス管が得られる。

（ｎｏ　　　　　　ゝ 上記のように、４本の直管形ガラス管をダブル０字状に
連結して製造された片口金小形蛍光ランプはガラス管の
先端部分が放電路がら離れて最冷点となり、光出力特性
が安定するが、ダブルＵ字形ガラス管の、特に略Ｕ字形
ガラス管の製造工程に難点があった。即ち、２本の平行
な直管形ガラス管を先端近くで接続する製造工程は、第
１４図乃至第１６図で説明したように、ガラス管の局部
加熱による穴明は加工、２本のガラス管の局部再加熱に
よる融着の他、この融着された部分の残留歪取りなど技
術的に難しい作業工数が多くて作業性が悪く、これが片
口金小形蛍光ランプの量産性を悪くしていた。

占　　ｎ：　　　　　　　の 本発明は、片口金小型蛍光ランプ用ガラス管の略Ｕ字形
ガラス管製造上の上記問題点に鑑みてなされたもので、
Ｕ字形ガラス管の曲管部の外側部分を加熱し軟化させて
から、この軟化した部分の所定の小部分を膨出変形させ
て、曲管部に部分的な突出部を形成したことを特徴とす
る。

作ｌ− Ｕ字形ガラス管の曲管部の外側部分を部分的に膨出変形
させることは技術的に容易であり、また、膨出変形させ
て形成された突出部は放電路から離れた最冷点部となっ
て、片口金小形蛍光ランプの光出力特性を安定させる。

皇簾皿 本発明の具体的実施態様を第１図乃至第８図に、別の実
施態様を第９図及び第１０図に基づき説明する。

本発明の第１図に示すＵ字形ガラス管（１４）を、第５
図に示すような略Ｕ字形ガラス管（１５）に成形する製
法について説明する。第１図のＵ字形ガラス管（１４）
は、直管形ガラス管の中央部を加熱し軟化させてから、
この中央部をＵ字状に曲げて金型にて成形したもので、
２本平行な直管部（１４ａ　）　　（１４ａ　）と、型
成形された曲管部（１４ｂ　）から成る。このＵ字形ガ
ラス管（工４）に対し、まず第２図に示すように曲管部
＜１４　ｂ　）の外側部分（ｍ）をバーナ炎（１６）で
加熱して十分に軟化させる。次に、曲管部（１４ｂ）の
外側部分（ｍ＞が軟化している間に、第３図に示すよう
に、曲管部（１４ｂ　）を金形（１７）の成形穴（１８
）に嵌める。金形（１７）の成形穴（１８）は、第６図
及び第７図に示すように、底部中央に１０１重程変臭出
する突起部（１９）を一体に有するもので、この成形穴
（１８）に曲管部（１４ｂ　）をその下端が突起部（１
９）に当たる位置まで挿入する。これと前後して、ガラ
ス管（１４）内にＮ２ガスなどの高圧気体を封入して、
内圧を上げる。すると曲管部（１４ｂ　）の軟化してい
る外側部分（ｍ　）が内圧で膨出変形し、この変形部分
は成形穴（１８）の底部の突起部（１９）で仕切られた
２つの空間に拡がり、第４図に示すように、曲管部（１
４ｂ　）の外側部分（ｍ）は成形穴（１８）の内面に沿
う形状に成形される。ガラス管（１４）から金型（１７
）を外すと、第５図に示すように、曲管部（１４ｂ　）
の外側部分（ｍ）の両端部分に膨出変形した突出部（１
４ｃ）（１４ｃ）が形成された略Ｕ字形ガラス管（１５
）が得られる。

このような略Ｕ字形ガラス管（１５）は、曲管部（１４
ｂ　）の両端の突出部（１４ｃ）（１４ｃ）が放電路か
ら離れた最冷点部として利用される。

従って、略Ｕ字形ガラス管（１５）の１本、又は複数本
を連結して使った片口金小形蛍光ランプは最冷点が容易
に得られて、特性の安定したものとなる。

上記Ｕ字形ガラス管（１４）の曲管部（１４ｂ　）の両
端部分の膨出加工は、ガラス管（１４）の内圧を上げる
ことで実行されるが、より確実、″迅速に行うため、例
えば、第８図に示すように、金型（１７）の成形穴（１
８）の底面に真空穴（２０）（２０）を形成して、曲管
部（１４ｂ　）を真空引きする手段を加えてもよい。

第５図の略Ｕ字形ガラス管（１５）のように曲管部（１
４ｂ　）に最冷点を得るため突出させる部分は２つに限
らず、１つであってもよく、その具体例が第９図に示す
略Ｕ字形ガラス管（１６）である。このガラス管（１６
）は第１図のＵ字形ガラス管（１４）を使って、次のよ
うに製造される。Ｕ字形ガラス管（１４）の曲管部（１
４ｂ　”）の外側部分（ｍ）の中央部をバーナで局部加
熱して軟化させる。次に、このガラス管（１４）の曲管
部（１４ｂ）を、第１０図に示す金型（２１）の成形穴
（２２）に嵌める。成形穴（２２）は底面の中央部に丸
穴（２３）を有する２段穴構造のもので、成形穴（２２
）に曲管部（１４ｂ　”）を押し付け、ガラス管（１４
）の内圧を上げると、曲管部（１４ｂ　）の外側部分（
ｍ　）の中央部が丸穴（２３）内へと膨出して、曲管部
（１４ｂ　）に１つの突出部（１４ｄ）が形成される。

この突出部（１４ｄ　）も放電路がら離れて、最冷点部
となる。

発ユニ処来 本発明によれば、Ｕ字形ガラス管の曲管部に部分的に突
出部を形成する製造工程は、局部的な穴明は加工や融着
に比べて技術的に容易で、且つ工数がすくなくて済み、
片口金小形蛍光ランプに好適な形状のガラス管を量産性
良く製造することができる。また、ガラス管曲管部の突
出部部が最冷点部として使用できて、光出力特性の安定
した高品質の片口金小形蛍光ランプが提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第８図は本発明の一実施態様を説明するため
のもので、第１図はＵ字形ガラス管の正面図、第２図は
第１図のガラス管の加熱時の正面図、第３図及び第４図
は第２図のガラス管の成形時の部分断面を含む正面図、
第５図は成形されたガラス管の正面図、第６図は第３図
の成形時に使用される金型の部分断面を含む正面図、第
７図は第６図のＡ−Ａ線断面図、第８図は第３図の成形
時に使用する全形の変形例を説明するための金型及びガ
ラス管部分断面図である。 第９図及び第１０図は本発明の他の実施態様を説明する
ためのもので、第９図は成形されたガラス管の正面図、
第１０図は第９図のガラス管の成形時の部分断面図であ
る。 第１１図は従来製法で製造されたガラス管を具えた片口
金小形蛍光ランプの正面図、第１２図及び第１３図は第
１１図の蛍光ランプの側面図及び底面図である。 第１４図乃至第１６図は従来のガラス管製造方法を説明
するための各工程での部分、断面を含むガラス管正面図
である。 （１４）　−Ｕ字形ガラス管、（１４ｂ　）　−・曲管
部、（１４ｃ）（１４ｄ）−一突出部。 第１図　　　　　　　第２図 （Ｗ”７ス警ｆ１１１１１）　　　　　　　　　　　　
　（、、ｐ　時、ｊ−＋Ｙｙ＋ｆ？）第６図　　　　　
　第７図 第１ｏ図 第１１図　　　　　　　　　第１２図 ソ 第１３図 第１４図　　　　第１５図　　　　　第Ｌ６図〜２

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. Ｕ字形ガラス管の曲管部の外側部分を加熱し軟化させて
   から、この軟化した部分の所定の小部分を膨出変形させ
   て、曲管部に部分的な突出部を形成したことを特徴とす
   る片口金小形蛍光ランプ用ガラス管の製造方法。