JPH01172360A - ベンゾイルギ酸の製造法 - Google Patents
ベンゾイルギ酸の製造法Info
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- JPH01172360A JPH01172360A JP32846787A JP32846787A JPH01172360A JP H01172360 A JPH01172360 A JP H01172360A JP 32846787 A JP32846787 A JP 32846787A JP 32846787 A JP32846787 A JP 32846787A JP H01172360 A JPH01172360 A JP H01172360A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔技術分野〕
本発明はベンゾイルギ酸の製造方法に関するものである
。さらに詳しくいうと、本発明は、電解再生過マンガン
酸アルカリ液にスチレンの乳化懸濁液を加えて酸化反応
を行うベンゾイル酸の製造法に関するものである。
。さらに詳しくいうと、本発明は、電解再生過マンガン
酸アルカリ液にスチレンの乳化懸濁液を加えて酸化反応
を行うベンゾイル酸の製造法に関するものである。
ベンゾイルギ酸の工業的製法は現在存在していない、こ
れはベンゾイルギ酸の工業的利用分野が開拓されていな
いからである。しかしながら、本発明者らは、酵素法に
よってベンゾイルギ酸から光学活性体であるR−(−)
−マンデル酸を生産できる新しいプロセスを開発し、こ
れによってペンシイ着の価格である。ベンゾイルギ酸が
安価に供給できるようになれば、酵素法によるR−(−
)−マンデル酸の工業的生産方法が確立される。現在、
R−(−)−マンデル酸の世界における年間生産片は約
1000トンと推定され、抗生物質等の合成中間体とし
て利用されている。したがって、前述の酵素法による新
しいプロセスが運転されるならば、ベンゾイルギ酸の用
途、生産片は飛路的に拡大するであろう。
れはベンゾイルギ酸の工業的利用分野が開拓されていな
いからである。しかしながら、本発明者らは、酵素法に
よってベンゾイルギ酸から光学活性体であるR−(−)
−マンデル酸を生産できる新しいプロセスを開発し、こ
れによってペンシイ着の価格である。ベンゾイルギ酸が
安価に供給できるようになれば、酵素法によるR−(−
)−マンデル酸の工業的生産方法が確立される。現在、
R−(−)−マンデル酸の世界における年間生産片は約
1000トンと推定され、抗生物質等の合成中間体とし
て利用されている。したがって、前述の酵素法による新
しいプロセスが運転されるならば、ベンゾイルギ酸の用
途、生産片は飛路的に拡大するであろう。
ベンゾイルギ酸を製造する方法として、スチレンを用い
る生産法が知られている(J、A、C3,、Vol。
る生産法が知られている(J、A、C3,、Vol。
61.2979.1939)。それは過マンガン酸カリ
ウムを用いる方法である。しかしながら、この方法はベ
ンゾイルギ酸以外の副生物を生成し、改良すべき点が多
く存在する。さらに、ベンゾイルギ酸1モルを生成させ
るために過マンがン酸カリウムを2モル以上必要とし、
過マンガン酸カリウムの価格の点からその実用可能性は
きわめて低いものであった。
ウムを用いる方法である。しかしながら、この方法はベ
ンゾイルギ酸以外の副生物を生成し、改良すべき点が多
く存在する。さらに、ベンゾイルギ酸1モルを生成させ
るために過マンがン酸カリウムを2モル以上必要とし、
過マンガン酸カリウムの価格の点からその実用可能性は
きわめて低いものであった。
ベンゾイルギ酸をスチレンから生産する場合の収率をい
かに高めるかということである。
かに高めるかということである。
そこで、本発明は、これらの問題点を解決し、ベンゾイ
ルギ酸の工業的製造を提供することを目的とする。
ルギ酸の工業的製造を提供することを目的とする。
本発明者らは、過マンガン酸カリウムに代るべきコスト
の安い酸化剤を開発するために1種々検討した。しかし
ながら、スチレンを選択的に酸化できるという観点から
は、過マンガン酸カリウムが最も適していると判断し、
過マンガン酸カリウムの安価な供給方法を検討すること
にした。このためには、酸化の過程で排出される水不溶
性の二を生成する際に排出される二酸化マンガンを用い
て、電解酸化を行った。その結果、その二酸化マンガン
は効率よく電解再生できることを見い出し、さらに、用
いる水酸化カリウムを価格の安い水酸化ナトリウムに置
き換えても効率よく電解再生できることを見い出した。
の安い酸化剤を開発するために1種々検討した。しかし
ながら、スチレンを選択的に酸化できるという観点から
は、過マンガン酸カリウムが最も適していると判断し、
過マンガン酸カリウムの安価な供給方法を検討すること
にした。このためには、酸化の過程で排出される水不溶
性の二を生成する際に排出される二酸化マンガンを用い
て、電解酸化を行った。その結果、その二酸化マンガン
は効率よく電解再生できることを見い出し、さらに、用
いる水酸化カリウムを価格の安い水酸化ナトリウムに置
き換えても効率よく電解再生できることを見い出した。
そしてこれらの結果をもとにして過マンガン酸カリウム
に代えて、電解再生過マンガン酸ナトリウムを用いるベ
ンゾイルギ酸の製造法を新たに開発した。この際、電解
再生過マンガン酸ナトリウムの溶液には未反応の二酸化
マンガンを含むが、スチレンの酸化には何ら支障がなか
った。また、工業的製造法を念頭に置いて具体的な酸化
法を検討したところ、スチレンの添加の仕方によってベ
ンゾイルギ酸の化学収率が大きく異なることを見い出し
た。すなわち、水酸化ナトリウムを含む再生過マンガン
酸ナトリウム液(NaMnO,とじて、10 、1g)
250gにスチレン3IIQを添加し、撹拌しながら
酸化反応を行ったところ、スチレンの酸化は進まず、7
時間30分後でもマンスチレンの添加方法を変えること
によってその収率を大きく向上させることに成功した。
に代えて、電解再生過マンガン酸ナトリウムを用いるベ
ンゾイルギ酸の製造法を新たに開発した。この際、電解
再生過マンガン酸ナトリウムの溶液には未反応の二酸化
マンガンを含むが、スチレンの酸化には何ら支障がなか
った。また、工業的製造法を念頭に置いて具体的な酸化
法を検討したところ、スチレンの添加の仕方によってベ
ンゾイルギ酸の化学収率が大きく異なることを見い出し
た。すなわち、水酸化ナトリウムを含む再生過マンガン
酸ナトリウム液(NaMnO,とじて、10 、1g)
250gにスチレン3IIQを添加し、撹拌しながら
酸化反応を行ったところ、スチレンの酸化は進まず、7
時間30分後でもマンスチレンの添加方法を変えること
によってその収率を大きく向上させることに成功した。
即ち、あらかじめスチレンを水の中でよく懸濁して乳化
状態とし、これを全量直接、再生過マンガン酸ナトリウ
ム液中に添加し、撹拌することによってベンゾイルギ酸
の収量はスチレン重量に対し、80%前後にまで増大し
た。
状態とし、これを全量直接、再生過マンガン酸ナトリウ
ム液中に添加し、撹拌することによってベンゾイルギ酸
の収量はスチレン重量に対し、80%前後にまで増大し
た。
したがって、あらかじめスチレンを乳化し、過マンガン
酸ナトリウムの酸化を受けやすくすることにより、収率
を3倍強にまで増大させることに成功し、この乳化工程
はベンゾイルギ酸の効率的製造のためには、必要不可欠
であると判断した。
酸ナトリウムの酸化を受けやすくすることにより、収率
を3倍強にまで増大させることに成功し、この乳化工程
はベンゾイルギ酸の効率的製造のためには、必要不可欠
であると判断した。
水中にスチレンを乳化させる方法としては、超音つム液
は適度に撹拌することが望ましい、しかしながら、この
場合、スチレンの乳化液に再生過マンガン酸ナトリウム
液を少量づつ分注する方法は、得られる化学収率が低い
ため、望ましい方法とはいえない。
は適度に撹拌することが望ましい、しかしながら、この
場合、スチレンの乳化液に再生過マンガン酸ナトリウム
液を少量づつ分注する方法は、得られる化学収率が低い
ため、望ましい方法とはいえない。
以下本発明を実施例により具体的に説明する。
実施例1
(1)電解再生過マンガン酸ナトリウムの調製二酸化マ
ンガン約25gを含むスラリー200gをニッケル板を
円筒状にした陽極とし、鉄の丸棒を陰極として装着した
容i250mQのガラス密閉容器に加え、これに水酸化
ナトリウム25gを溶解した後、円形の撹拌子を加えて
撹拌しながら80℃に加熱した。ついで、2.75Vの
電圧を負荷し、3〜3.5アンペアの電流を通電した。
ンガン約25gを含むスラリー200gをニッケル板を
円筒状にした陽極とし、鉄の丸棒を陰極として装着した
容i250mQのガラス密閉容器に加え、これに水酸化
ナトリウム25gを溶解した後、円形の撹拌子を加えて
撹拌しながら80℃に加熱した。ついで、2.75Vの
電圧を負荷し、3〜3.5アンペアの電流を通電した。
通電30分後に2gの過マンガン酸カリウムもしくはそ
れに相当する過マンガン酸ナトリウム溶液を加えて電解
酸化を加速し、6時間後さらに5gの水酸化ナトリウム
を加え、合計’+lZ、7.@ F通電し、電解酸化を
行った。電解酸化終了(2)ベンゾイルギ酸の生成 前記(1)で調製された過マンガン酸ナトリウム再生液
50g(過マンガン酸ナトリウムとして4.9g)を2
0011Q容三角フラスコに加え、撹拌しながら50℃
に保温した。他方、スチレン2.OmQを蒸留水50m
Qに加え、ついで超音波発生機を用いて乳化し、これを
前記の再生液を含む三角フラスコに加え、撹拌を続行し
た。さらに5分後、再度スチレン1.OmQを、蒸留水
25+a Qに加えて乳化し、これを前述の反応液に追
加した。30分間放置すると緑色が消失したので反応を
停止した。この際0.6mQのスチレンを未反応物とし
て回収した。反応終了液は200mQに希釈した後濾過
し、その濾液40mnを採り。
れに相当する過マンガン酸ナトリウム溶液を加えて電解
酸化を加速し、6時間後さらに5gの水酸化ナトリウム
を加え、合計’+lZ、7.@ F通電し、電解酸化を
行った。電解酸化終了(2)ベンゾイルギ酸の生成 前記(1)で調製された過マンガン酸ナトリウム再生液
50g(過マンガン酸ナトリウムとして4.9g)を2
0011Q容三角フラスコに加え、撹拌しながら50℃
に保温した。他方、スチレン2.OmQを蒸留水50m
Qに加え、ついで超音波発生機を用いて乳化し、これを
前記の再生液を含む三角フラスコに加え、撹拌を続行し
た。さらに5分後、再度スチレン1.OmQを、蒸留水
25+a Qに加えて乳化し、これを前述の反応液に追
加した。30分間放置すると緑色が消失したので反応を
停止した。この際0.6mQのスチレンを未反応物とし
て回収した。反応終了液は200mQに希釈した後濾過
し、その濾液40mnを採り。
HPLCで9!)られた分離パターンの分析から、生成
物の大部分はベンゾイルギ酸であり、生成物の全有機炭
素黛の定呈結果でも炭素量の全景はベンゾイルギ酸の址
から計算される炭素の斌と一致した。
物の大部分はベンゾイルギ酸であり、生成物の全有機炭
素黛の定呈結果でも炭素量の全景はベンゾイルギ酸の址
から計算される炭素の斌と一致した。
これは、生成物のほぼ全景がベンゾイルギ酸であること
を示している。
を示している。
比較例
過マンガン酸ナトリウム再生液250g (過マンガン
酸ナトリウムとしてlO,1g)をIQの三角フラスコ
に加え、これを50℃に保ちつつ、撹拌した。この三角
フラスコにスチレン3mQを加えて、7時間30分撹拌
しながら酸化反応を続けた。反応終期においても緑色が
認められたので、ギ酸を2.4mQ添加し、緑色を消失
させ、マンガン酸イオンを二酸化マンガンとした。つい
で反応終了液を濾過し。
酸ナトリウムとしてlO,1g)をIQの三角フラスコ
に加え、これを50℃に保ちつつ、撹拌した。この三角
フラスコにスチレン3mQを加えて、7時間30分撹拌
しながら酸化反応を続けた。反応終期においても緑色が
認められたので、ギ酸を2.4mQ添加し、緑色を消失
させ、マンガン酸イオンを二酸化マンガンとした。つい
で反応終了液を濾過し。
pHを2−3に補正した後1000+++ Qに希釈し
、HPLCで定量した。その結果、ベンゾイルギ酸の数
示は0.67gであり、その化学収率は25%であった
。
、HPLCで定量した。その結果、ベンゾイルギ酸の数
示は0.67gであり、その化学収率は25%であった
。
と水酸化ナトリウムであり、これらはきわめて安価なも
のである。したがって電解再生過マンガン酸ナトリウム
液を用いる酸化法は経済性の高い、省資源、省エネルギ
ー的方法といえる。
のである。したがって電解再生過マンガン酸ナトリウム
液を用いる酸化法は経済性の高い、省資源、省エネルギ
ー的方法といえる。
以上の事項により本発明はベンゾイルギ酸の工業的製造
法を新しく提供するものである。
法を新しく提供するものである。
Claims (2)
- (1)ベンゾイルギ酸を製造するにあたり、電解再生過
マンガン酸アルカリ液にスチレンの乳化懸濁液を加えて
酸化反応を行うことを特徴とするベンゾイルギ酸の製造
法。 - (2)該過マンガン酸アルカリが過マンガン酸ナトリウ
ムである特許請求の範囲第1項の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32846787A JPH01172360A (ja) | 1987-12-25 | 1987-12-25 | ベンゾイルギ酸の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32846787A JPH01172360A (ja) | 1987-12-25 | 1987-12-25 | ベンゾイルギ酸の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01172360A true JPH01172360A (ja) | 1989-07-07 |
JPH0533939B2 JPH0533939B2 (ja) | 1993-05-20 |
Family
ID=18210596
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32846787A Granted JPH01172360A (ja) | 1987-12-25 | 1987-12-25 | ベンゾイルギ酸の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01172360A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010518078A (ja) * | 2007-02-09 | 2010-05-27 | ダウ アグロサイエンシィズ エルエルシー | 特定の置換スルフィルイミン類を殺虫性スルホキシイミン類に酸化する方法 |
-
1987
- 1987-12-25 JP JP32846787A patent/JPH01172360A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010518078A (ja) * | 2007-02-09 | 2010-05-27 | ダウ アグロサイエンシィズ エルエルシー | 特定の置換スルフィルイミン類を殺虫性スルホキシイミン類に酸化する方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0533939B2 (ja) | 1993-05-20 |
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