JPH01171097A - 監視装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 複数のテレビカメラにより各種の監視を行う監視装置に
関し、 複数の場所について長時間の監視を容易に行うことがで
きるようにすることを目的とし、複数のテレビカメラと
、該テレビカメラの出力信号からそれぞれ動きベクトル
を検出し、該動きベクトルの大きさが所定値以上となる
テレビカメラを指定する信号を出力する動きベクトル判
定部と、該動きベクトル判定部２からの前記信号により
前記指定されたテレビカメラの出力信号を選択出力する
セレクタとを備えて構成した。

〔産業上の利用分野〕

本発明は、複数のテレビカメラにより各種の監視を行う
監視装置に関するものである。

監視点にテレビカメラを設け、監視者が駐在する監視所
にモニタテレビを設けて、それらの間を同軸伝送路等に
より接続し、モニタテレビの画面により遠隔監視を行う
監視装置が知られており、監視点が多数の場合も容易に
監視できることが要望されている。

〔従来の技術〕

夜間等に於いて無人状態となる建物内或いは敷地内への
侵入者を監視する場合や、各種機器の動作状態を監視す
る場合に、出入口等のそれぞれの監視点に、例えば、第
３図に示すように、テレビカメラ２１−１〜２１−ｎを
設け、監視点から離れた位置の監視所２２に各テレビカ
メラ２１−１〜２１−ｎ対応のモニタテレビ２３−１〜
２３−ｎを設けて、伝送路２４−１〜２４−ｎにより接
続し、各テレビカメラ２１−１〜２１−ｎにより撮像し
た監視点の状態を、それぞれモニタテレビ２３−１〜２
３−ｎに表示することにより、監視点に異常があるか否
かを監視する構成が一般的である。その場合、テレビカ
メラ２１−１〜２１−ｎの出力信号を電気信号として伝
送する場合は、伝送路２４−１〜２４−ｎは同軸ケーブ
ル等が用いられ、又光信号として伝送する場合は、光フ
ァイバが用いられる。又伝送距離が長い場合等に於いて
は、多重化伝送方式等が採用される場合もある。

又モニタテレビ２３−１〜２３−ｎにより監視すると共
に、連続的或いは所定の時間間隔でビデオテープレコー
ダ等に記録する方式が知られている。

又テレビカメラ２１−１〜２１−ｎの台数が非常に多い
場合は、監視所２２にテレビカメラ２１−１〜２１−ｎ
の台数より少ない台数のモニタテレビを設けて、監視者
が切替回路を操作し、任意のテレビカメラを選択して監
視する方式も知られている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

モニタテレビ２３−１〜２３−ｎが多数の場合に、１人
で監視できる台数にも限度があり、且つ侵入者監視のよ
うに変化のないモニタ画面を１人で長時間監視するのは
容易でないものである。又モニタテレビを、１人で監視
可能の台数に削減して切替回路を操作する場合は、モニ
タできない監視点が生じるから、侵入者の出現や機器の
動作状態の異常発生を見逃す欠点がある。

本発明は、複数の場所について長時間の監視を容易に行
うことができるようにすることを目的とするものである
。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明の監視装置は、複数のテレビカメラに対して１台
等の少ない台数のモニタテレビによって監視を行うもの
であり、第１図を参照して説明する。

複数のテレビカメラ１−１〜１−ｎと、この複数のテレ
ビカメラ１−１〜１−ｎの出力信号からそれぞれ動きベ
クトルを検出し、その動きベクトルの大きさが所定値以
上となるテレビカメラを指定する信号を出力する動きベ
クトル判定部２と、この動きベクトル判定部２からの信
号により指定されたテレビカメラの出力信号を選択出力
してモニタテレビ４或いはビデオテープレコーダ等の記
録装置５に加えるセレクタ３とを備えたものである。

〔作用〕

動きベクトル判定部２は、画像信号の帯域圧縮手段とし
ての動き補償手段と同様に、前フレームと現フレームと
の比較に基づいて動きのある所定の大きさのブロックを
検出し、その動きの方向及び距離を算出、その動きベク
トルが所定値以上であるか否か判定し、所定値以上の場
合は、監視点に侵入者等による動きがあったと判定して
、そのテレビカメラの出力信号をセレクタ３により選択
出力してモニタテレビ４に表示させ、監視者がその表示
画面により侵入者や機器の異常状態を確認することがで
きる。或いはセレクタ３の選択出力された動きのある画
面のみを記録装置５に記録することができる。

〔実施例〕

以下図面を参照して本発明の実施例について詳細に説明
する。

第２図は本発明の実施例のブロック図であり、１１−１
〜１１−ｎはそれぞれの監視点に設けたテレビカメラ、
１２は動きベクトル判定部、１３はセレクタ、１４−１
〜１４−ｎはテレビカメラ　　、１１−１〜１１−ｎ対
応の動きベトクル検出部、１５は制御部、１６はフレー
ムメモリ、１７は動きベクトル算出部、１８は動きベク
トル比較部である。

テレビカメラ１１−１〜１１−ｎは、前述のように、建
物や敷地の出入口や、部屋内を撮像できる監視点、或い
は、メータ類を含む各種機器を擬像できる監視点に、そ
れぞれ設けるものであり、それらのテレビカメラＩ　１
−１〜１１−ｎを設けた監視点から離れた位置の監視所
に、動きベクトル判定部１２と、セレクタ１３と、モニ
タテレビ或いは記録装置を設け、各テレビカメラ１１−
１〜１１−ｎとセレクタ１３との間を同軸ケーブル等の
伝送路により接続する。又監視点と監視所との間の距離
が長い場合は、監視点側に動きベクトル判定部１２とセ
レクタ１３とを設けて、セレクタ１３の選択出力を伝送
路を介して監視所のモニタテレビ或いは記録装置に伝送
する構成とすることも可能である。。

テレビカメラ１１−１〜１１−ｎ対応の動きベクトル検
出部１４−１〜１４−ｎは、動きベクトル）Ｅ山部１７
で、現フレームと、フレームメモリ１６に蓄積された前
フレームとの差分等により、動きベクトルをディジタル
処理により算出するものであり、テレビカメラ１１−１
〜１１−ｎの出力信号をディジタル信号に変換して伝送
する場合は、そのディジタル信号を用いて動きベクトル
の算出が行われるが、アナログ信号として伝送する場合
は、Ｄ／Ａ変換器によりアナログ信号に変換すれば良い
ことになる。又動きベクトルを算出する方式としては、
例えば、パターンマツチング方式や勾配方式等による算
出手段を用いることができるものである。

前者のパターンマツチング方式は、例えば、１画面を所
定の大きさのブロックに分割し、現フレームの成るブロ
ックについて、前フレームの成るブロックをフレームメ
モリ１６から読出してパターンマツチングをとる時に、
同一走査位相で一致すれば、そのブロックは動きがなか
った場合であり、又前フレームの成るブロックを、現フ
レームの成るブロックに対して時間的に移動させた時に
パターンマツチングがとれた場合は、動きがあったブロ
ックであり、時間的な移動方向と時間長とにより、動き
の方向と大きさとからなる動きベクトルを算出すること
ができる。

動きベクトル算出部１７で算出された動きベクトルを、
動きベクトル比較部１８で所定値と比較する。テレビカ
メラ１１−１〜１１−ｎにより描像される画面中に、風
等による自然現象で変化する背景等の部分については、
動きベクトルも小さいから、侵入者や機器の異常振動等
による動きベクトルと区別する為に、前述のように所定
値と比較し、所定値以上の動きベクトルの場合に、動き
があったと判定して、動き判定信号を制御部１５に加え
るものである。

又この制御部１５は、モニタテレビや記録装置の台数に
対応して、動き判定信号に対応したテレビカメラの出力
信号をセレクタ１３から選択出力するように制御するも
のである。従って、動きベクトル算出部１７と動きベク
トル比較部１８と制御部１５とは、プログラム制御によ
るプロセッサの機能で実現することも可能である。

監視所に、１台のモニタテレビを設けた場合、例えば、
動きベクトル検出部１４−２からのみ動き判定信号が加
えられた場合、制御部１５はその動きベクトル検出部１
４−２に対応するテレビカメラ１１−２を指定する信号
をセレクタ１３に加える。従って、セレクタ１３により
テレビカメラ１１−２の出力信号が選択出力されてモニ
タテレビに加えられ、動きのある監視点が表示されるこ
とになる。

又複数の動きベクトル検出部から動き判定信号が制御部
１５に同時的に加えられた場合、制御部１５は、動きの
大きい方を選択するようにセレクタ１３を制御するか、
或いは予め優先順位が与えられた場合、その優先順位に
従って選択出力し、更には順次選択するようにセレクタ
１３を制御するように構成することもできる。

なお、各テレビカメラ１１−１〜１１−ｎの出力信号か
ら動きベクトルが検出されない場合、制御部１５はセレ
クタ１３をオフ状態とするか、或いは予め定めた成るテ
レビカメラの出力信号を選択出力させるように構成する
ことができる。

又１台の記録装置を設けた場合は、動きのある監視点の
画面のみを記録するようにすることができる。従って、
変化のない無駄な画面を記録する必要がないので、記録
容量を大幅に削減することができる。

従って、１台或いは数台のモニタテレビにより複数の監
視点を監視することができるから、１人でも長時間の監
視が容易となる。この場合、制御部１５によりセレクタ
１３を制御すると共に、警報音や警報ランプ点灯等によ
り監視者に注意を与えるように構成することも可能であ
る。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明は、複数のテレビカメラ１
−１〜１−ｎの出力信号から動きベクトルを検出し、そ
の動きベクトルが所定値以上の時に、それに対応″する
テレビカメラの出力信号をセレクタ１３から選択出力さ
せるもので、多数のテレビカメラ１−１〜ｌ−ｎに対し
て１台のモニタテレビを設けて監視することが可能とな
るから、１人で長時間の監視も容易となり、且つ動きを
見逃すこともない利点がある。又記録する場合は、動き
のある場合のみ記録するように構成することができるか
ら、経済的な監視記録手段を構成することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の原理説明図、第２図は本発明の実施例
のブロック図、第３図は従来例のブロック図である。 １−１〜１−ｎはテレビカメラ、２は動きベクトル判定
部、３はセレクタ、４はモニタテレビ、５は記録装置、
１１−１〜１１−ｎはテレビカメラ、１２は動きベクト
ル判定部、１３はセレクタ、１４−１〜１４−ｎはテレ
ビカメラ対応の動きベクトル検出部、１５は制御部、１
６はフレームメモリ、１７は動きベクトル算出部、１８
は動きベクトル比較部である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 複数のテレビカメラ（１−１〜１−ｎ）と、該複数のテ
   レビカメラ（１−１〜１−ｎ）の出力信号からそれぞれ
   の動きベクトルを検出し、該動きベクトルの大きさが所
   定値以上となるテレビカメラを指定する信号を出力する
   動きベクトル判定部（２）と、 該動きベクトル判定部（２）からの前記信号により前記
   指定されたテレビカメラの出力信号を選択出力するセレ
   クタ（３）とを備えた ことを特徴とする監視装置。