JP2000295600A - 監視装置 - Google Patents

監視装置

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JP2000295600A
JP2000295600A JP11101117A JP10111799A JP2000295600A JP 2000295600 A JP2000295600 A JP 2000295600A JP 11101117 A JP11101117 A JP 11101117A JP 10111799 A JP10111799 A JP 10111799A JP 2000295600 A JP2000295600 A JP 2000295600A
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image
moving
monitor
unit
video
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JP11101117A
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English (en)
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Kensuke Uehara
堅助 上原
Hirokazu Kawakatsu
裕和 川勝
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Processing Of Color Television Signals (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数チャネルのテレビカメラで撮像した映像
をモニタに見やすく表示することが可能な監視装置を提
供する。 【解決手段】 移動体検出部16で、テレビカメラ11
で撮像した映像から動きベクトルを検出することにより
移動体の動き領域を検出し、移動体を検出したチャネル
は動き領域を抱合する閉曲線内の符号化データを切り出
して、オブジェクト映像を生成し監視センタに送る。監
視センタでは復号化部14で復号化した複数チャネルの
オブジェクト映像を映像合成部23で重ならないように
配置して1台のモニタ15に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、テレビカメラお
よびモニタを用い、映像データがディジタルデータとし
て符号化して伝送されるようにした監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】セキュリティシステムとして、監視領域
内を撮像するように複数のテレビカメラを設置し、この
テレビカメラで撮像した映像を、所定の監視センタにお
いてモニタ画面により監視することは一般的に行われて
いる。図22は、室内や屋外で使用される監視装置の一
例の構成を示した図である。この場合、その監視領域内
に多数のテレビカメラ11(11−1,11−2,…,
11−n)を設置し、各テレビカメラ11(11−1,
11−2,…,11−n)で撮像された映像は、それぞ
れ符号化部12(12−1,12−2,…,12−n)
で圧縮符号化され、多重化部21で多重化されて伝送路
13を通って、受信部すなわち監視センタに伝送され
る。監視センタでは、伝送路13から送られてきた映像
データは分離部22で分離され、復号化部14(14−
1,14−2,…,14−n)でそれぞれ伸長されて元
の映像が再現され、各テレビカメラ11(11−1,1
1−2,…,11−n)に対応したチャネルのモニタ1
5(15−1,15−2,…,15−n)に表示され
る。また同時に必要に応じて、モニタ15(15−1,
15−2,…,15−n)に表示された映像は、VTR
17(17−1,17−2,…,17−n)に録画され
る。
【0003】図23は、このようなテレビカメラを用い
た監視装置における、画面情報を監視センタに伝送する
符号化処理装置の構成を示すもので、テレビカメラで撮
像された入力画面は、ブロック分割部51で所定のブロ
ック単位に分割される。例えば、入力画面を“8画素×
8ライン”の小ブロック単位に分割するもので、このブ
ロック単位に変換された情報は直交変換部52で直交変
換され、さらに量子化部53で量子化されると共に、可
変長符号化部54で符号化される。そして、この符号化
された情報は、符号化データとして出力され監視センタ
等に送られる。また、量子化された情報は、逆量子化部
55および直交逆変換部56で逆処理が行われ、フレー
ムメモリ57に蓄積される。このフレームメモリ57に
蓄積された画面情報はブロック分割部51に時間的に異
なる映像が入力された時点でその現画面情報と共に動き
検出部58に送られる。そして、動き検出部58で時間
的に異なる画面相互を数ブロック(マクロブロックと呼
ばれ、例えば2ブロック×2ブロックの4ブロックに相
当する)単位で比較することにより、マクロブロック単
位の動きの大きさと向きを動きベクトルとして推測計算
する。この動きベクトルをフレームメモリ57に蓄積さ
れている画面に適用することにより、予測画作成部59
でブロック分割部51から入力される下画面を予測して
予測画を作成し、符号化処理は原画とこの予測画の差分
に対して行なうことでさらなる圧縮が可能とされるよう
にしている。このような処理によって、符号化された差
分画素の情報と、そのパラメータ情報、さらにマクロブ
ロック単位での動きベクトルが伝送される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の方法で
は、符号化された映像データは監視センタに伝送され、
復号化されて監視センタに設けられている各テレビカメ
ラに対応した多数のモニタに映像を表示させ、それぞれ
のモニタに表示される映像を人間の目によって常時監視
するため、監視員は目が疲れて重要な情報を見逃す虞が
出てくる。そこで、カメラが移動体を捕らえたときだ
け、サイレンなどで監視者に警告して移動体を撮影した
映像をモニタに表示することで、監視者はモニタを常時
監視する必要の無いシステムが考えられる。例えば、特
開平9−252467号の公知例によるシステムによる
と、図24に示すように、監視用のテレビカメラ11か
らの画像信号は、符号化部12でディジタル画像圧縮符
号化データに変換される。この符号化部12では、前画
面または後画面との画像の差分の画素情報と、その2画
面での動きの大きさと方向を複数ブロック単位で示す動
きベクトルの情報が符号化される。この符号化されたデ
ータは、監視センタ等の復号化部14において復号化さ
れる。この復号化に際して、動きのある物体についての
動きベクトルが移動体検出・判定部16Aで抽出され
る。この移動体検出・判定部16Aにおいては動きベク
トルを抽出し、動き指標に基づき物体ブロックを抽出
し、その統計量を求め、基準値と比較して目標移動体を
判別して、テレビカメラ11が移動体を捕らえたときの
みモニタ15に対象物を表示するようにしている。しか
し、上記のシステムはテレビカメラ11が1台で1チャ
ネルのシステムである。
【0005】そこで、上記のシステムを広い区域を監視
できる複数のテレビカメラを装備したシステムに適用し
た場合について考える。図25は、図24のシステムを
複数のチャネルに拡張したシステムである。すなわち、
複数のテレビカメラ11(11−1,11−2,…,1
1−n)で撮像された移動体の映像はそれぞれ符号化部
12(12−1,12−2,…,12−n)で符号化さ
れ、符号化された映像データは多重化部21で多重化さ
れ、伝送路13を介して遠隔地の監視センタに送られ
る。監視センタでは、多重化された映像データは分離部
22でチャネル毎に分離され、各チャネルの符号化デー
タは、図24のシステムの動作と同様に、それぞれ復号
化部14(14−1,14−2,…,14−n)で復号
化されて元の映像が再現される。そして、再現された映
像について、移動体検出・判定部16A(16−1,1
6A−2,…,16A−n)でそれぞれ移動体が検出さ
れる。そして、モニタ15(15−1,15−2,…,
15−n)で、移動体が検出されたチャネルのみ移動体
の映像が表示される。図26はモニタ15(15−1,
15−2,…,15−n)に表示された移動体の表示例
を示している。図26はモニタ15が15台でモニタ番
号2,4,8,12,および15で同時に移動体が検出
されたことを示している。すなわち、本システムはテレ
ビカメラ11の数だけ対応するモニタ15を必要とし、
監視員は警告部18からサイレン等で移動体の検出が知
らされたら、全部のモニタ15(15−1,15−2,
…,15−n)を観察して、移動体を確認する必要があ
る。
【0006】監視対象領域が広くなると、テレビカメラ
11の設置台数も多くなり、テレビカメラ11が多くな
るとそのテレビカメラ11に応じてモニタ15の数も多
くなる。そして、モニタ15の設置のために設置面積を
必要とし、監視員は多くのモニタの映像を監視しなけれ
ばならず、監視のために多くの労力を必要とする。ま
た、元来このような監視装置では、テレビカメラ11に
撮像されている範囲内に移動体が侵入した場合にのみ情
報が必要となるにも拘わらず、何も移動体がない場合も
映像が送られ続けるため伝送路13の有効活用がなされ
ていないだけでなく、監視センタ側では多数のモニタ1
5に長時間何の変化もない映像が映し出され続ける為、
たまに侵入する移動体を認知できる可能性が減り、極め
て認知ミスの起こり易い状況が存在する。本発明は、従
来のこのような点に鑑み為されたもので、複数チャネル
のテレビカメラで撮像した映像をモニタに見やすく表示
することが可能な監視装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
に係る監視装置は、複数チャネルのテレビカメラで撮像
した映像から、移動体を検出する移動体検出手段と、移
動体の存在するチャネルの映像から移動体の動き領域を
抽出する動き領域抽出手段と、この手段で検出された動
き領域を抱合する閉曲線を生成する手段と、移動体の存
在するチャネルの映像から閉曲線内の映像を抽出してオ
ブジェクト映像を生成する手段と、この手段により生成
されたオブジェクト映像を1台のモニタの表示画面に配
置して表示する手段とを具備することを特徴とする。こ
のような構成により、多数のモニタを監視する必要がな
く、1台のモニタを監視することで、同時に複数チャネ
ルのテレビカメラで撮像した移動体を認知することがで
きる。そして、移動体がテレビカメラで撮影されたとき
のみ、モニタに表示されるため、常時モニタを監視する
必要がなく、監視員の労力が軽減する。請求項2に記載
の本発明に係る監視装置は、複数チャネルのテレビカメ
ラのそれぞれから所定範囲内の物体の形状を抽出する手
段と、物体の形状が抽出されたチャネルの映像から、抽
出された形状内の映像を抽出してオブジェクト映像を生
成する手段と、この手段により生成されたオブジェクト
映像を1台のモニタの表示画面に配置して表示する手段
とを具備することを特徴とする。
【0008】このような構成により、多数のモニタを監
視する必要がなく、1台のモニタを監視することで、同
時に複数チャネルのテレビカメラで撮像した所定範囲内
の物体を認知することができる。そして、物体がテレビ
カメラで撮影されたときのみ、モニタに表示されるた
め、常時モニタを監視する必要がなく、監視員の労力が
軽減する。請求項3に記載の本発明は、請求項1または
請求項2に記載の監視装置において、モニタの表示画面
に複数のオブジェクト映像を配置する際に、オブジェク
ト映像が重ならないように配置する手段を具備すること
を特徴とする。請求項4に記載の本発明は、請求項1ま
たは請求項2に記載の監視装置において、モニタの表示
画面に複数のオブジェクト映像を配置する際に、オブジ
ェクト映像のチャネルに応じて、オブジェクト映像の
色、輝度、及び色差の少なくとも1つを変化させる手段
を具備することを特徴とする。請求項5に記載の本発明
は、請求項1または請求項2に記載の監視装置におい
て、モニタの表示画面に複数のオブジェクト映像を配置
する際に、オブジェクト映像のチャネルに応じてモニタ
の表示画面の前面から順に配置する手段を具備すること
を特徴とする。
【0009】請求項6に記載の本発明は、請求項1また
は請求項2に記載の監視装置において、モニタの表示画
面にオブジェクト映像を配置する際に、オブジェクト映
像を拡大あるいは縮小する手段を具備することを特徴と
する。請求項7に記載の本発明は、請求項1に記載の監
視装置において、前記閉曲線内の映像の揺れの少ない領
域の基準座標を検出する手段と、前記モニタに前記オブ
ジェクト映像を配置する際に、前記基準座標を固定して
配置する手段とを具備することを特徴とする。請求項8
に記載の本発明は、請求項1に記載の監視装置におい
て、移動体検出手段は、撮像した映像から時間的に異な
る画面相互の動きを複数ブロック単位で表わす動きベク
トルを抽出する動きベクトル抽出手段と、抽出された動
きベクトルに基づく動き指標から連続するブロックを抽
出する動きブロック抽出手段と、連続するブロックに含
まれる動きベクトルに基づく動き指標を蓄積演算し、そ
の統計量を求める統計量演算手段と、連続するブロック
の領域の大きさ、および統計量演算手段で得られた統計
量をそれぞれ基準データと比較し、移動体を判別する判
別手段とを具備し、動き領域抽出手段は、判別手段で移
動体が判別された後、連続するブロックの領域を集合し
て移動体の動き領域を抽出する手段であることを特徴と
する。
【0010】請求項9に記載の本発明は、請求項1に記
載の監視装置において、オブジェクト映像を生成する手
段は、チャネルの映像から動き領域を抱合する矩形内の
映像を抽出してオブジェクト映像を生成するものである
ことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について詳細に説明する。なお、以下の図におい
て、同符号は同一部分または対応部分を示す。
【0012】(第1の実施形態)図1に、本発明の第1
の実施形態に係る監視装置の構成を示す。同図におい
て、複数チャネルで構成されたテレビカメラ11(11
−1,11−2,…,11−n)で撮像された映像デー
タ26(26−1,26−2,…,26−n)は、それ
ぞれ符号化部12(12−1,12−2,…,12−
n)で符号化データ(28−1,28−2,…,28−
n)に変換される。この符号化部12(12−1,12
−2,…,12−n)では、前画面または後画面との映
像の差分の画素情報と、その2画面での動きの大きさと
方向を複数ブロック単位で示す動きベクトルの情報が符
号化され、出力される。符号化部(12−1,12−
2,…,12−n)で符号化された符号化データ(28
−1,28−2,…,28−n)は、後述の移動体検出
部16(16−1,16−2,…,16−n)におい
て、テレビカメラ11(11−1,11−2,…,11
−n)で撮影した映像のうち移動体が検出されたチャネ
ルの映像について、該当するチャネルの符号化部12に
おいて、符号化データ28から該当移動体部分を抱合す
る閉曲線で切り抜き、オブジェクト映像符号化データ2
9(29−1,29−2,…,29−n)を生成する。
【0013】そして、移動体が検出された複数チャネル
について、それらチャネルのオブジェクト映像符号化デ
ータ29、基準座標/縦横長さ49(49−1,49−
2,…,49−n)(後述する)および判定結果43
(43−1,43−2,…,43−n)が多重化部21
で多重化され、伝送路13を介して監視センタに伝送さ
れる。監視センタで、伝送されたオブジェクト映像符号
化データ29は対応するチャネルの復号化部14(14
−1,14−2,…,14−n)で復号化されて元のオ
ブジェクト映像30(30−1,30−2,…,30−
n)が再現される。また、判定結果43により警告部1
8を起動してサイレン等を鳴動する。そして、前記複数
のオブジェクト映像30および基準座標/縦横長さ49
は映像合成部23に印加される。映像合成部23でオブ
ジェクト映像30および基準座標/縦横長さ49を用い
て、重ならないように配置されてから合成され、合成映
像データ50が生成される。合成映像データ50はモニ
タ15に送られ、モニタ15で表示される。一方、移動
体検出部16で移動体が検出されたチャネルは、移動体
検出部16からVTR制御信号27(27−1,27−
2,…,27−n)が出力され、VTR17(17−
1,17−2,…,17−n)を起動して、カメラ11
で撮影した映像データ26の記録を開始し、該当チャネ
ルにおける移動体が映像データ26から喪失するまで録
画する。
【0014】図2は、移動体検出部16の構成を詳細に
示したもので、符号化部12からの符号化データ28が
動きベクトル抽出部161に印加される。この動きベク
トル抽出部161では、符号化データ28の中から動き
ベクトルを抽出し、動き指標計算・連続ブロック抽出部
162で、特定されるしきい値内の動きを持つ連続する
ブロック数を調べる。図3で示すように、画面内に存在
する例えば人間に相当する物体300に含有されるよう
になるブロックは、当然この物体300の動きと大きさ
と向きがほぼ同じ動きベクトルを持っている。例えば、
MPEG処理においては、伝送シーケンス中において動
きベクトルは水平成分と垂直成分を持ち、各々の成分を
さらに“Motion Code”と“Motion
r”の二つに分けて記述されている。そして符号化側に
あっては、この2つの成分から動きベクトルを計算によ
って求めている。従って、例えば図4の(A)で示すよ
うに、ベクトルのx方向およびy方向の2次元のデータ
から、ベクトルの大きさを“r”、方向を回転座標で
“θ(0〜180°)”とし、動きの指標を“r×co
s(θ)”として計算して取り出すものとすると、大き
さと方向がある程度同じものは、“r×cos(θ)”
の値があるしきい値内に含まれる。このしきい値内に含
まれる動きベクトルを持つ連続するブロック数を調べる
ことによって、物体300の大きさが推定でき、移動物
体の領域を抽出できるものであり、さらにこの領域全体
に含有される動きベクトルを平均化すると、物体300
全体の動きが判別でき、これを統計量演算部163にお
いて数画面分蓄積し、その統計量を取る。
【0015】図4の(B)はその処理の流れを示すもの
で、まずステップ101で各ブロックの動きベクトルに
対して“r×θ”を演算し、ステップ102で縦または
横で“r×θ”の値の差が所定のしきい値内の連続した
ブロックであるか否かを調べる。そして、ステップ10
3では物体全体の動き、ベクトルの大きさ、さらに物体
の大きさを計算し、ステップ104で数画面分の統計量
を計算し、これを蓄積する。そして、ステップ105で
連続ブロックが発生した領域を囲む閉曲線を生成して、
前記閉曲線内の符号化データを切り出して、オブジェク
ト映像符号化データ29として出力する。ここで、横軸
に時間を取ると共に、縦軸に大きさrと方向の回転角θ
の写像であるcos(θ)の積“r×cos(θ)”を
取るようにすると、図5の(A)のように一定の動きを
続けるものは、だいたい同じ向きと同じ大きさのベクト
ルが時間的に継続するものであり、また同図の(B)の
ように例えば木の葉のように小さくて且つ素早い動きの
ものであれば、頻繁に動きの向きや大きさが変化する。
この様にして得られる値“r×cos(θ)”が、動き
の指標として数画面分蓄積されるもので、これらのデー
タと共に例えばベクトル量の正負の入れ替り回数や分散
等を求め、ブロック群の動きに関する統計とする。
【0016】目標とする物体と他の物体とでは、大きさ
や動きに相違がある。そこで、例えば画面内において人
間のようなある程度大きな物体を検出することを目的と
するような場合には、ほぼ同じ動きベクトルを有する連
続ブロックから抽出される移動物体の領域は、ある程度
大きくなる。同時に動きベクトルの大きさも激しく変化
することがない。従って、予め目標とする物体の動きに
関して、この連続ブロック数による物体の大きさの基準
値を大きさ変化基準データ部164に、またある時間内
の動きの指標値の推移の統計情報の基準値を動き指標統
計量基準計量データ部165にそれぞれ入力しておき、
比較部166および比較部167それぞれにおいて、入
力された基準値と、動き指標計算・連続ブロック抽出部
162および統計量演算部163のそれぞれ出力との比
較を行う。そして、これら比較部166および比較部1
67におけるそれぞれの比較結果を判定部168に供給
し、ある規定値を満たしている場合には目標移動物体
(人間)を検出していると判定し、VTR17にVTR
制御信号27を与えてその時点の高精細映像を記録させ
る。ここで示した実施形態では、物体の動きの指標とし
て“r×cos(θ)”を用いるようにしたが、これ以
外の量、例えばf(r、θ)やf(x、y)を用いるよ
うにしてもよいことは勿論である。
【0017】また、動き指標計算・連続ブロック抽出部
162において抽出された連続ブロックは動き領域抽出
部169に印加されている。そして、判定部168で移
動体を検出したら、動き領域抽出部169で移動体を形
成している前記連続ブロックを集合することで移動体の
動き領域を生成する。そして、前記動き領域を抱合する
閉曲線により元の符号化データから動き領域を切り出し
ている。図6は、動き領域抽出部169の構成を示して
いる。連続ブロック42は常時連続ブロック集合部44
に印加されている。そして、判定結果43が移動体を検
出した状態になったら、連続ブロック集合部44では連
続ブロックを集合して一塊のブロックの集合体を生成す
る。連続ブロックを生成する過程で移動体の動きが大き
く、方向がそろっているブロックを抽出するために、全
体を集合すると内部に移動していないブロックすなわち
空きが出てくることがある。そこで、連続ブロック集合
部44はこれら、空きブロックが存在しても、これら空
きブロックを連続ブロックとみなして、全て連続ブロッ
クで占めた集合体を生成する。図7(A)は連続ブロッ
ク集合部44で生成されたブロック33の集合体を示し
ている。そして、閉曲線生成部45でブロックの集合体
を抱合する矩形31を生成する。そして、動き領域符号
化部46では画面全体の符号化データ28から前記閉曲
線生成部45で生成した閉曲線で切り抜いて、切り抜い
たデータを符号化してオブジェクト映像符号化データ2
9を生成している。
【0018】ここで、縦横が任意の大きさによる矩形の
符号化方法としてMPEG4の符号化方式が採用され
る。すなわち、ISO−IEC MPEG4符号化方式
による映像符号化は任意形状のオブジェクトを符号化す
ることを目的としていて、上記のケースは任意の矩形で
囲まれた符号化データを生成することに相当する。すな
わち、移動体が検出された時点で、移動体として動きの
ある領域の符号化データのみを符号化したオブジェクト
映像符号化データ29が生成されたことになる。また、
ブロック33を矩形でなく、図8(A)のように外郭の
連続ブロックに近接した閉曲線34で抱合してもよい。
前記MPEG4によるオブジェクト符号化は、図8
(A)で示す閉曲線34で囲まれた符号化データを生成
することも可能である。ここで、図6の基準座標検出部
47の動作について説明する。図9は、連続ブロック集
合部44において集合されたブロックを閉曲線34で囲
んだ例を示している。また、これらのブロックを矩形4
1で囲ってもよい。移動体が一定方向に移動する場合、
移動する方向のベクトルを除いて、移動体自身の体の動
きを観察すると、腕部37,38および脚部40,39
は大きく揺れる。しかし、頭部36の揺れは少ない。そ
こで、モニタ15に動き映像を配置する場合、比較的揺
れの少ない頭部36を固定して配置すると、頭部の映像
が鮮明に表示されて移動体の人相を識別することが可能
になる。すなわち、基準座標検出部47は移動体の外形
を近似した閉曲線34から頭部の座標Aを検出すること
を目的としている。
【0019】まず、移動体の身長を推定する。すなわ
ち、頭部の頂上から脚部の先端までの距離aを計る。ま
た、閉曲線34の左端から右端まで距離bも計る。そし
てaとbは縦横長さとして閉曲線の大きさの基準とな
る。また、上部からすなわち頭部36に近い区域から頭
部の閉曲線の幅cを計る。そして、c/2のX座標を決
める。すなわち、矩形41の左端からeを頭部の中心
(X座標)とする。次に、移動体の身長aから統計的に
頭部の中心d(Y座標)を推定する。以上の計算により
頭部の中心座標Aすなわち基準座標(e、d)が決まっ
たことになる。そして、オブジェクト映像符号化データ
29と、前記基準座標/縦横長さ49および判定部16
8から出力される判定結果43は多重化部21に送られ
る。多重化部21で、他のチャネルにおける移動体が検
出されたチャネルでのオブジェクト映像符号化データ2
9、前記基準座標/縦横長さ49および判定部168か
ら出力される判定結果43と一緒に多重化される。尚、
上述の説明では移動体の基準座標として頭部の座標を算
出する例を示したが、移動体の胴体など他の部分で揺れ
の少ない部分を基準座標としてもかまわない。
【0020】上述のように、移動体検出部16で検出さ
れたチャネルのオブジェクト映像符号化データ29、基
準座標/縦横長さ49および判定結果43のみが多重化
部21で多重化される。一般的にテレビカメラ11で、
移動体を検出するケースはそれほど多くない。そして複
数チャネルのカメラ11が同時に移動体を撮影する確率
は更に少なくなる。そして、この実施形態では移動体検
出部16で移動体を検出すると移動体が動いている領域
のみの符号化データをオブジェクト映像符号化データ2
9として多重化部21に印加するため、多重化部21で
多重化されて伝送路13を通過するデータ量は従来の図
22のような監視システムより少ない利点がある。伝送
路13を介して監視センタに伝送されたオブジェクト映
像符号化データ29、基準座標/縦横長さ49、および
判定結果43は、監視センタの分離部22で分離され
る。移動体が検出された該当チャネルのオブジェクト映
像符号化データ29は復号化部14に印加される。そし
て、該当チャネルの復号化部14で復号化されてオブジ
ェクト映像30として、映像合成部23に印加される。
ここで、復号化部14はMPEG4による復号化処理を
行う。
【0021】一方、分離部22で分離された基準座標/
縦横長さ49も映像合成部23に印加される。また、分
離部22で分離された判定結果43は警告部18に印加
される。警告部18では判定結果43(43−1,43
−2,…,43−n)のどれか一つでも移動体が検出さ
れた状態になったら、警告部18でサイレン等の鳴動処
理を行い、監視区域において移動体(侵入者)が発生し
たことを監視者に知らせる。図10は、映像合成部23
の構成を示している。移動体が検出されたチャネルのオ
ブジェクト映像30(30−1,30−2,…,30−
n)は、それぞれ対応するチャネルの映像拡大/縮小部
25(25−1,25−2…25−n)に印加される。
映像拡大/縮小部25は、入力した複数のオブジェクト
映像30をモニタ15で重ならないように縮小したり、
移動体が検出されたチャネル数が少ない場合、オブジェ
クト映像30を拡大する処理を行う。即ち、映像配置部
61で、図7(A)で示したオブジェクト映像30と同
図(B)で示した他チャネルのオブジェクト映像48
を、同図(C)のように重ならないように配置する。ま
た、図8(A)と同図(B)のようにブロック33に近
接した閉曲線34で切り抜いたオブジェクト映像30お
よびオブジェクト映像48を同図(C)のように配置し
てもよい。
【0022】制御部A60では、移動体が検出されたチ
ャネルのオブジェクト映像30をモニタ15で重ならな
いように配置するため、移動体が検出されたチャネルか
ら基準座標/縦横長さ49を受け、各オブジェクト映像
30の大きさを調べて、映像拡大/縮小部25を制御し
て、オブジェクト映像30を拡大または縮小する。そし
て、移動体が検出されたチャネルのオブジェクト映像3
0を適当な大きさにして、映像配置部61でオブジェク
ト映像30を配置し、一画面の映像として合成映像デー
タ50としてモニタ15に印加する。モニタ15は前記
合成映像データ50を表示する。そして、配置されたオ
ブジェクト映像30について、チャネル番号32を一緒
に表示すると、どのカメラ11が移動体を捕らえたか分
かる。そして、図11のようにオブジェクト映像30の
基準座標A(動き領域映像48では基準座標B)は、オ
ブジェクト映像30を配置するとき基準座標A(動き領
域映像48を配置するとき基準座標B)で固定され、頭
部では大きな動きが無いため、移動体の人相が判別しや
すくなる。以上述べたように、この実施形態において
は、同時刻に検出された移動体の動き領域のみをカメラ
11で撮影した映像から切り出して1台のモニタ15に
表示することができる。そして、移動体が検出された時
のみモニタ15に移動体が表示されるため、常時、モニ
タ15を監視する必要がない。
【0023】ここで、映像配置部61は同時刻に発生し
た複数の移動体の数により、モニタ15の画面を分割し
てオブジェクト映像30を配置すればよい。図12は、
同時に6個所のカメラ11で移動体が撮影されて6個の
オブジェクト映像30が映像合成部23に入力した状態
における映像合成部23の動作を説明するための図であ
る。まず表示画面35を6等分して等分された各領域に
オブジェクト映像30(30−1,30−2,…,30
−6)をそれぞれ配置する。そして、オブジェクト映像
30(30−1,30−2,…,30−6)のうち、大
きさが前記分割した領域より大きい場合、該当するチャ
ネルでのオブジェクト映像30を映像拡大/縮小部25
で拡大する。また、前記領域よりオブジェクト映像が大
きい場合、該当するチャネルでのオブジェクト映像30
を映像拡大/縮小部25で縮小する。そして、前記6個
のオブジェクト映像30を一画面に配置する場合、前述
の基準座標を固定しておくと、頭部の映像が安定して移
動体の顔が判別しやすくなる。また、上述したように、
動き領域抽出部169では移動体の動き領域を連続した
動きベクトルを抱合する任意の閉曲線で切り出し、でき
るだけ背景が残らないような閉曲線で切り出すと、映像
合成部23で合成してモニタ15の表示画面に配置した
複数のオブジェクト映像30は背景がないため、注目し
ている動き領域のみはっきり表示される利点がある。
【0024】なお、複数のオブジェクト映像30をテレ
ビカメラ11のモニタ15の表示画面に配置する場合、
撮像場所(チャネル)の重要度に応じてランク分けし、
ランクに応じて各オブジェクトの色、輝度、または色差
を変えるようにすることもできる。また、撮像場所(チ
ャネル)の重要度に応じて予めランクを設け、重要度の
高いランク順に前面から順に重ねて表示することもでき
る。
【0025】(第2の実施形態)次に、上記実施形態に
おける動きベクトルの基準統計量データを、監視状況に
応じて最初に学習させる第2の実施形態について以下に
説明する。図13(A)に示すように、室内等の予め監
視現場内が固定された範囲内にある場合には、1つのブ
ロックに含まれている範囲は自ずと決まってくる。従っ
て、例えばこの室内へ侵入する移動体である人間の有無
の検出等を目標とする場合には、初期の段階において人
間をこの室内に入れ、カメラの撮像画面内を通過させ、
これにより人間が存在する場合の、そのしきい値内の大
きさの動きベクトルを持つ連続ブロックから抽出される
移動体の大きさとその統計量を学習させる。そして、こ
の学習された値に基づき、比較決定のための基準値の設
定を行うもので、これにより高い認識率が得られるよう
にすることが容易となる。図14はこの様な学習動作を
行わせる第2の実施形態の主要部(移動体検出部16)
の構成を示すもので、動き指標計算・連続ブロック抽出
部162および統計量演算部163において、初期状態
において所定の監視範囲内に例えば人間を侵入させ、そ
のときに得られた値をそれぞれ学習メモリ170および
171に学習させ記憶させる。そして、これら学習メモ
リ170および171に記憶されたデータをそれぞれ基
準値として、大きさ変化基準データ部164を介して比
較部166に、または比較部167に供給されるように
する。
【0026】(第3の実施形態)次に、第3の実施形態
について説明する。図13(B)は例えば玄関における
移動体の検出を行う場合の映像情報を示すもので、この
様な場合には玄関という固定された狭いスペースが監視
対象であり、移動体(侵入者)の存在場所が確定されて
いる。このため、特に移動体の大きさは、ブロック数に
基づいてかなり正確に判断可能である。また、移動体は
徐々に玄関に近付く動作をするため、ブロックの大きさ
はだんだん広がるように変化しながら、全体としては侵
入方向へ進んで行く。図15はこのような例に対応する
第3の実施形態の主要部(移動体検出部16)の構成を
説明するもので、動き指標計算・連続ブロック抽出部1
62および統計量演算部163それぞれからの出力を、
それぞれ時系列分析部172および時系列分析部173
に入力して、時間的な変化の状態を検知し、また初期状
態において玄関に移動体が入ってきた場合の基準データ
を求めて、第2の実施形態と同様に学習メモリ170お
よび171のそれぞれに基準データとして学習記憶させ
ておく。そして、これらの基準データと得られた統計デ
ータ等と比較することにより、玄関等への移動体(侵入
者)の認識精度が確実に向上され、例えば玄関先におい
て物が倒れたりした場合との認識比較が高精度に行われ
て、誤認識の発生が防止される。
【0027】(第4の実施形態)次に、第4の実施形態
について説明する。図16は、第4の実施形態における
主要部の構成を示したもので、移動体検出部16におい
て、決定された移動するブロック群による抽出物体が常
に画面の中央に来るように、テレビカメラ11の視野方
向の追尾を行わせる追尾機能を有する構成としたもので
ある。即ち、移動体検出部16において撮像映像から目
標と決定された移動体体が判定されると、その連続ブロ
ック群から抽出された移動体の位置情報をアドレス計算
部19に入力し、移動体の位置を計算する。そして、こ
のアドレス計算部19の計算値に基づいて制御部20に
よりテレビカメラ11の撮像方向を制御して、その撮像
方向が目標物に向けられるようにする。このようにして
テレビカメラ11の視野方向の追尾を行わせることがで
きる。
【0028】(第5の実施形態)次に、第5の実施形態
について説明する。上述の第1乃至第4の実施形態にお
いは、動きベクトルを抽出することにより各監視領域に
侵入する移動体を検出したが、この第5の実施形態にお
いてはテレビカメラからある距離までの間にある物体に
対してその形状を映し出すことによりある範囲より内側
に侵入してくる物体のオブジェクト映像を生成するよう
にしたものである。図17は、この第5の実施形態の構
成を示すもので、各監視領域にはテレビカメラ11(1
1−1,11−2,…,11−n)、距離測定部71
(71−1,71−2,…,71−n)、オブジェクト
抽出部72(72−1,72−2,…,72−n)、符
号化部73(73−1,73−2,…,73−n)が設
けられている。各符号化部73からの符号化データは多
重化部21で多重化され、伝送路13を介して監視セン
タに伝送される。監視センタには、分離部22、復号化
部74(74−1,74−2,…,74−n)、映像合
成部23、及びモニタ15が設けられている。距離測定
部71およびオブジェクト抽出部72は、テレビカメラ
11からある距離までの間にある物体に対してその形状
を映し出す特徴をもっている。例えば赤外線等の電波を
放ち、その反射波から物体の距離を測定することによ
り、各画素に対してテレビカメラ11からの距離の違い
がわかり、それに応じてある範囲内にある物体の形状を
抽出し、テレビカメラ11で撮像された映像からその形
状内の映像を抽出してオブジェクト映像を生成するもの
である。例えば図18のようにある入口等から侵入して
くる物体(侵入者)を監視することを目的とする場合、
テレビカメラ11から入口までの距離の範囲より内側に
侵入してくる物体のみを映し出すように測定距離を設定
する。入口から何者かが侵入してきた場合、内部に入り
こんだ部分のみの形状が図19のように映し出される。
図19では、本当は点線部分も人の体の映像が存在する
が、測定距離外にあるため形状が抽出されていない。
【0029】例えば、ISO−IEC MPEG4符号
化方式を用いることにより、符号化部73で、この物体
の形状情報と共に、形状内部の映像情報であるオブジェ
クト映像情報を符号化し、符号化データとして多重化部
21で多重化した後、監視センタに伝送する。監視セン
タ側では、受信した符号化データを分離部22で各チャ
ネル毎に分離した後、復号化部74で復号化し形状情報
およびオブジェクト映像を得る。オブジェクト映像は図
19のように背景がなく物体そのものの画像情報であ
る。従ってモニタ内のどこに映し出すかは監視センタの
復号化部74で自由に決定できる。そこで復号化された
各チャネルのオブジェクト映像を個々に別々のモニタに
表示するのではなく、映像合成部23により合成映像デ
ータ50を生成し、1つのモニタ15上にまとめて表示
する。図20は各オブジェクト映像の表示方法の一例で
ある。各テレビカメラ11の設置場所即ちチャネルに応
じて表示位置を決め、図のように各チャネルのオブジェ
クト映像が重ならないようにモニタ15の画面上の決め
られた位置に表示している。また各チャネルのオブジェ
クトが重ならないように、復号化されたオブジェクト映
像を拡大縮小して示すことも可能である。各オブジェク
ト自身は動きを持つが、背景情報は伝送されずオブジェ
クト自身のみの情報が復号化されるだけなので、モニタ
15の画面上の固定位置で表示が可能となる。
【0030】さらに各テレビカメラ11の設置場所(チ
ャネル)に対応する色分けを決めておき、各オブジェク
ト映像にその色を加えて表示することも可能である。ま
たこの図20のようにオブジェクト映像が重ならないよ
うに並べて表示する際に、重要度に応じてオブジェクト
映像に色を加えて表示することも可能である。例えば、
テレビカメラ11の設置場所の重要度に応じてランク分
けし、ランクに応じて各オブジェクト映像の色、輝度、
または色差を変えるようにすることもできる。例えば、
重要度の高いオブジェクト映像は赤、重要度の低いオブ
ジェクト映像は青で表示したり、重要度の高いオブジェ
クト映像は濃く、重要度の低いオブジェクト映像は薄く
表示したりすることができる。次に、各テレビカメラ1
1の設置場所の重要度に応じて予めランクを設け、重要
度の高い順に前面から順に重ねて表示する場合を図21
に示す。この場合も重要度に応じてオブジェクト映像を
拡大縮小することが可能である。更に、重要度の高い前
面のオブジェクト映像を濃くし、重要度の低い後面のオ
ブジェクト映像を薄く表示してもよい。また、このよう
に重ねて表示する場合、前面のオブジェクト映像の後面
のオブジェクト映像と重なる部分を半透明に表示して後
面のオブジェクト映像もある程度見えるように表示する
ことも可能である。
【0031】符号化側のオブジェクト抽出部72におい
て、所望の範囲内でオブジェクトの撮像が無かった場合
には符号化すべき情報がまったく発生しないことにな
る。従来の符号化では背景も符号化を行い伝送されるた
め光のあたり方の変動など少々の変動に対しても符号化
データが発生し、若干ではあるがデータを伝送し続ける
必要があったが、オブジェクト単位の符号化の場合には
オブジェクトが抽出されない場合にはデータを伝送する
必要がない。従って、オブジェクトの抽出が行われた場
合のみ符号化を行い伝送をすることにより、所望範囲内
にオブジェクトが存在する場合だけオブジェクト映像情
報の伝送を行うことができ、伝送路13の有効活用が可
能となる。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明に係る監視装置によ
れば、多数のモニタを監視する必要がなく、1台のモニ
タを監視することで、同時に複数チャネルのテレビカメ
ラで撮像した監視対象物を認知することができる。そし
て、監視対象物がテレビカメラで撮影されたときのみ、
モニタに表示されるため、常時モニタを監視する必要が
なく、監視員の労力が軽減する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態に係る監視装置の構
成を示すブロック図。
【図2】 図1に示す監視装置の移動体検出部の詳細な
構成を示すブロック図。
【図3】 第1の実施形態における動きベクトルを説明
するための示す図。
【図4】 第1の実施形態における動きベクトルの動き
方向をグラフ化した図、および移動体検出部の処理シー
ケンスを示す図。
【図5】 第1の実施形態における動きベクトルの時間
的経過の例を示す図。
【図6】 図2に示す移動体検出部の動き領域抽出部の
詳細な構成を示すブロック図。
【図7】 第1の実施形態における矩形で切り抜いた2
個のオブジェクト映像をモニタに配置する例を説明する
ための図。
【図8】 第1の実施形態における動き領域の連続する
ブロックに近接した閉曲線で切り抜いた2個のオブジェ
クト映像をモニタに配置する例を説明するための図。
【図9】 第1の実施形態におけるオブジェクト映像の
基準座標を算出する方法を説明するための図。
【図10】第1の実施形態における映像合成部の詳細な
構成を示すブロック図。
【図11】第1の実施形態において、基準座標を固定し
て2個のオブジェクト映像をモニタに配置した例を示す
図。
【図12】第2の実施形態における6個のオブジェクト
映像をモニタに配置した例を示す図。
【図13】 本発明の第2および第3の実施形態におけ
る初期学習の動作を説明するための図。
【図14】本発明の第2の実施形態に係る監視装置の主
要部の構成を示すブロック図。
【図15】本発明の第3の実施形態に係る監視装置の主
要部の構成を示すブロック図。
【図16】本発明の第4の実施形態に係る監視装置の主
要部の構成を示すブロック図。
【図17】本発明の第5の実施形態に係る監視装置の構
成を示すブロック図。
【図18】第5の実施形態におけるテレビカメラの撮像
範囲と侵入してくる物体の状態を説明するための図。
【図19】第5の実施形態において撮像した形状を示す
図。
【図20】第5の実施形態において、複数のオブジェク
ト映像を重ならないようにモニタに配置した例を示す
図。
【図21】第5の実施形態において、複数のオブジェク
ト映像を重ねてモニタに配置した例を示す図。
【図22】従来例の構成を示す図。
【図23】従来例における符号化処理装置の構成を示す
図。
【図24】他の従来例の構成を示す図。
【図25】更に他の従来例の構成を示す図。
【図26】図25に示す従来例におけるモニタでの表示
例を示す図。
【符号の説明】
11(11−1,11−2,…,11−n)…テレビカ
メラ 12(12−1,12−2,…,12−n)…符号化部 13…伝送路 14(14−1,14−2,…,14−n)…復号化部 15…モニタ 16(16−1,16−2,…,16−n)…移動体検
出部 17…VTR 18…警告部 19…アドレス計算部 20…制御部 21…多重化部 22…分離部 23…映像合成部 25(25−1,25−2,…,25−n)…映像拡大
/縮小部 26(26−1,26−2,…,26−n)…映像デー
タ 27(27−1,27−2,…,27−n)…VTR制
御信号 28(28−1,28−2,…,28−n)…符号化デ
ータ 29(29−1,29−2,…,29−n)…オブジェ
クト映像符号化データ 30(30−1,30−2,…,30−n),48…オ
ブジェクト映像 300…物体 31…矩形 32…チャネル番号 33…ブロック 34…閉曲線 35…表示画面 36…頭部 37,38…腕部 39,40…脚部 41…矩形 42…連続ブロック 43(43−1,43−2,…,43−n)…判定結果 49(49−1,49−2,…,49−n)…基準座標
/縦横長さ 50…合成映像データ 60…制御部A 61…映像配置部 71(71−1,71−2,…,71−n)…距離測定
部 72(72−1,72−2,…,72−n)…オブジェ
クト抽出部 73(73−1,73−2,…,73−n)…符号化部 74(74−1,74−2,…,74−n)…復号化部 161…動きベクトル抽出部 162…動き指標計算・連続ブロック抽出部 163…統計量演算部 164…大きさ変化基準データ部 165…動き指標統計量基準計量データ部 166,167…比較部 168…判定部 169…動き領域抽出部 170,171…学習メモリ 172,173…時系列分析部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数チャネルのテレビカメラで撮像した映
    像から、移動体を検出する移動体検出手段と、移動体の
    存在するチャネルの映像から前記移動体の動き領域を抽
    出する動き領域抽出手段と、この手段で検出された前記
    動き領域を抱合する閉曲線を生成する手段と、前記移動
    体の存在するチャネルの映像から、前記閉曲線内の映像
    を抽出してオブジェクト映像を生成する手段と、この手
    段により生成された前記オブジェクト映像を1台のモニ
    タの表示画面に配置して表示する手段とを具備すること
    を特徴とする監視装置。
  2. 【請求項2】複数チャネルのテレビカメラのそれぞれか
    ら所定範囲内の物体の形状を抽出する手段と、物体の形
    状が抽出されたチャネルの映像から、抽出された形状内
    の映像を抽出してオブジェクト映像を生成する手段と、
    この手段により生成された前記オブジェクト映像を1台
    のモニタの表示画面に配置して表示する手段とを具備す
    ることを特徴とする監視装置。
  3. 【請求項3】前記モニタの表示画面に複数のオブジェク
    ト映像を配置する際に、前記オブジェクト映像が重なら
    ないように配置する手段を具備することを特徴とする請
    求項1または請求項2に記載の監視装置。
  4. 【請求項4】前記モニタの表示画面に複数のオブジェク
    ト映像を配置する際に、前記オブジェクト映像チャネル
    に応じて、前記オブジェクト映像の色、輝度、及び色差
    の少なくとも1つを変化させる手段を具備することを特
    徴とする請求項1または請求項2に記載の監視装置。
  5. 【請求項5】前記モニタの表示画面に複数のオブジェク
    ト映像を配置する際に、前記オブジェクト映像のチャネ
    ルに応じて前記モニタの表示画面の前面から順に配置す
    る手段を具備することを特徴とする請求項1または請求
    項2に記載の監視装置。
  6. 【請求項6】前記モニタの表示画面にオブジェクト映像
    を配置する際に、前記オブジェクト映像を拡大あるいは
    縮小する手段を具備することを特徴とする請求項1また
    は請求項2に記載の監視装置。
  7. 【請求項7】前記閉曲線内の映像の揺れの少ない領域の
    基準座標を検出する手段と、前記モニタに前記オブジェ
    クト映像を配置する際に、前記基準座標を固定して配置
    する手段とを具備することを特徴とする請求項1に記載
    の監視装置。
  8. 【請求項8】前記移動体検出手段は、前記撮像した映像
    から時間的に異なる画面相互の動きを複数ブロック単位
    で表わす動きベクトルを抽出する動きベクトル抽出手段
    と、前記抽出された動きベクトルに基づく動き指標から
    連続するブロックを抽出する動きブロック抽出手段と、
    前記連続するブロックに含まれる動きベクトルに基づく
    動き指標を蓄積演算し、その統計量を求める統計量演算
    手段と、前記連続するブロックの領域の大きさ、および
    前記統計量演算手段で得られた統計量をそれぞれ基準デ
    ータと比較し、移動体を判別する判別手段とを具備し、
    前記動き領域抽出手段は、前記判別手段で移動体が判別
    された後、前記連続するブロックの領域を集合して移動
    体の動き領域を抽出する手段であることを特徴とする請
    求項1に記載の監視装置。
  9. 【請求項9】前記オブジェクト映像を生成する手段は、
    前記移動体の存在するチャネルの映像から前記動き領域
    を抱合する矩形内の映像を抽出してオブジェクト映像を
    生成するものであることを特徴とする請求項1に記載の
    監視装置。
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