JP2013051522A - 画像圧縮装置、画像圧縮方法および画像圧縮プログラム - Google Patents

画像圧縮装置、画像圧縮方法および画像圧縮プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】小規模なデバイス(例えば、FPGAやデジタル回路等)へのハードウェア実装を容易化することができる画像圧縮装置を提供する。
【解決手段】画像圧縮装置1は、画像を所定のサイズを有するブロックに分割し、複数のブロックのデータを生成するブロック生成部11と、前記ブロック生成部11により生成された前記複数のブロックのデータについて、ブロック単位で離散コサイン変換を行って、画像の周波数領域のデータを生成する離散コサイン変換部12と、前記離散コサイン変換部12により生成された前記画像の周波数領域のデータについて、限定した周波数領域の成分のみを抽出して、圧縮データを生成するデータ調整部13と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像圧縮装置、画像圧縮方法および画像圧縮プログラムに関する。
画像圧縮技術としてJPEGなどが普及している。
参考として、特許文献1では、「画像データ圧縮伸長方法および情報処理機器並びに画像データ圧縮伸長処理プログラムを記憶した記憶媒体」を開示しており、その中で、JPEGについて言及している(特許文献1の段落0017−0024参照。)。
特開平10−322721号公報
一般的に画像圧縮技術として普及しているJPEGでは、画質は高精細ではあるが、FPGA(Field Programmable Gate Array)やデジタル回路等のハードウェアに実装すると、回路リソースが大きくなり、小規模なデバイス(FPGAやデジタル回路等)へのハードウェア実装が困難であった。
本発明は、このような事情を考慮して為されたものであり、小規模なデバイス(例えば、FPGAやデジタル回路等)へのハードウェア実装を容易化することができる画像圧縮装置、画像圧縮方法および画像圧縮プログラムを提供することを目的としている。
(1)上述した課題を解決するために、本発明に係る画像圧縮装置は、画像を所定のサイズを有するブロックに分割し、複数のブロックのデータを生成するブロック生成部と、前記ブロック生成部により生成された前記複数のブロックのデータについて、ブロック単位で離散コサイン変換を行って、画像の周波数領域のデータを生成する離散コサイン変換部と、前記離散コサイン変換部により生成された前記画像の周波数領域のデータについて、限定した周波数領域の成分のみを抽出して、圧縮データを生成するデータ調整部と、を備えることを特徴とする。
(2)本発明に係る画像圧縮装置は、画像の所定の一部を切り抜く切り抜き部を備え、前記ブロック生成部は、前記切り抜き部により切り抜かれた画像を所定のサイズを有するブロックに分割し、複数のブロックのデータを生成する、ことを特徴とする(1)に記載の画像圧縮装置である。
(3)上述した課題を解決するために、本発明に係る画像圧縮装置は、画像を上方の部分と下方の部分とに分離する上下分離部と、前記上下分離部により分離された上方の部分の画像を圧縮する第1の画像圧縮部と、前記上下分離部により分離された下方の部分の画像を圧縮する第2の画像圧縮部と、前記第1の画像圧縮部により生成された前記上方の部分の画像の圧縮データと前記第2の画像圧縮部により生成された前記下方の部分の画像の圧縮データとを合成する上下合成部と、を備え、前記第1の画像圧縮部は、前記上下分離部により分離された上方の部分の画像を所定のサイズを有するブロックに分割し、複数のブロックのデータを生成する第1のブロック生成部と、前記第1のブロック生成部により生成された前記複数のブロックのデータについて、ブロック単位で離散コサイン変換を行って、画像の周波数領域のデータを生成する第1の離散コサイン変換部と、前記第1の離散コサイン変換部により生成された前記画像の周波数領域のデータについて、限定した周波数領域の成分のみを抽出して、圧縮データを生成する第1のデータ調整部と、を含み、前記第2の画像圧縮部は、前記上下分離部により分離された下方の部分の画像を所定のサイズを有するブロックに分割し、複数のブロックのデータを生成する第2のブロック生成部と、前記第2のブロック生成部により生成された前記複数のブロックのデータについて、ブロック単位で離散コサイン変換を行って、画像の周波数領域のデータを生成する第2の離散コサイン変換部と、前記第2の離散コサイン変換部により生成された前記画像の周波数領域のデータについて、限定した周波数領域の成分のみを抽出して、圧縮データを生成する第2のデータ調整部と、を含み、前記第1の画像圧縮部に含まれる前記第1のデータ調整部により限定する周波数領域と、前記第2の画像圧縮部に含まれる前記第2のデータ調整部により限定する周波数領域とが異なる、ことを特徴とする。
(4)本発明に係る画像圧縮装置は、車載用のカメラにより撮像された画像を圧縮する、ことを特徴とする(1)から(3)のいずれか1つに記載の画像圧縮装置である。
(5)上述した課題を解決するために、本発明に係る画像圧縮方法は、ブロック生成部が、画像を所定のサイズを有するブロックに分割し、複数のブロックのデータを生成し、離散コサイン変換部が、前記ブロック生成部により生成された前記複数のブロックのデータについて、ブロック単位で離散コサイン変換を行って、画像の周波数領域のデータを生成し、データ調整部が、前記離散コサイン変換部により生成された前記画像の周波数領域のデータについて、限定した周波数領域の成分のみを抽出して、圧縮データを生成する、ことを特徴とする。
(6)上述した課題を解決するために、本発明に係る画像圧縮プログラムは、ブロック生成部が、画像を所定のサイズを有するブロックに分割し、複数のブロックのデータを生成するブロック生成手順と、離散コサイン変換部が、前記ブロック生成手順により生成された前記複数のブロックのデータについて、ブロック単位で離散コサイン変換を行って、画像の周波数領域のデータを生成する離散コサイン変換手順と、データ調整部が、前記離散コサイン変換手順により生成された前記画像の周波数領域のデータについて、限定した周波数領域の成分のみを抽出して、圧縮データを生成するデータ調整手順と、をコンピュータに実行させるための画像圧縮プログラムである。
以上説明したように、本発明によれば、小規模なデバイス(例えば、FPGAやデジタル回路等)へのハードウェア実装を容易化することができる画像圧縮装置、画像圧縮方法および画像圧縮プログラムを提供することが可能になる。
本発明の第1実施形態に係る画像圧縮装置の構成を示すブロック図である。 限定した周波数領域の成分のみを抽出する処理のイメージを示す図であり、(A)は入力画像を8画素×8画素のブロックに分割したブロックを示す図であり、(B)は離散コサイン変換で周波数領域へ変換したブロックにおける周波数抽出ブロックを示す図である。 データ調整部により行われる処理のイメージを示す図であり、(A)は入力画像を8画素×8画素のブロックに分割したブロックを示す図であり、(B)は離散コサイン変換で周波数領域へ変換したブロックを示す図であり、(C)は離散コサイン変換で周波数領域へ変換したブロックにおいて周波数抽出ブロックを使用して抽出する周波数領域を限定したブロックを示す図であり、(D)は抽出する周波数領域を限定したブロックにおいて所定の除算を行ったブロックを示す図である。 本発明の第2実施形態に係る画像圧縮装置の構成を示すブロック図である。 画像の切り抜きと画像のリサイズ(縮小)を比較するための図であり、(A)は画像の切り抜きを行う場合の一例を示す図であり、(B)は画像のリサイズ(縮小)を行う場合の一例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る画像圧縮装置2において行われる処理の概略的な手順の例を示すフローチャートである。 画像の切り抜きの代わりに画像のリサイズ(縮小)を行う場合において行われる処理の概略的な手順の例を示すフローチャートである。 圧縮画像の画質の例を示す図であり、(A)は図6に示される圧縮処理における圧縮前の画像の例を示す図であり、(B)は図6に示される圧縮処理における圧縮後の画像の例を示す図であり、(C)は図7に示される圧縮処理における圧縮前の画像の例を示す図であり、(D)は図7に示される圧縮処理における圧縮後の画像の例を示す図である。 本発明の第3実施形態に係る画像圧縮装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第3実施形態に係る画像圧縮装置において行われる処理の概略を示す図であり、(A)は画像における上部枠の例を示す図であり、(B)は圧縮後における上部枠の画像の例を示す図であり、(C)は画像における下部枠の例を示す図であり、(D)は圧縮後における下部枠の画像の例を示す図であり、(E)は圧縮後における上部枠の画像と下部枠の画像を合成した画像を示す図である。 JPEGエンコーダの構成を示すブロック図である。 JPEGエンコーダにより行われる処理のイメージを示す図であり、(A)は入力画像を8画素×8画素のブロックに分割したブロックを示す図であり、(B)は離散コサイン変換で周波数領域へ変換したブロックを示す図であり、(C)は量子化テーブルを使用して除算したブロックを示す図である。
[第1実施形態]
本実施形態では、車載用の画像処理装置に設けられる画像圧縮装置1を例として示す。
図1は、本発明の第1実施形態に係る画像圧縮装置1の構成を示すブロック図である。
本実施形態に係る画像圧縮装置1は、ブロック生成部11と、離散コサイン変換部12と、データ調整部13と、圧縮データ格納部14を備える。
画像圧縮装置1において行われる動作を説明する。
画像圧縮装置1に入力された画像は、ブロック生成部11に入力される。
ブロック生成部11は、入力された画像を8画素(水平方向(横方向))×8画素(垂直方向(縦方向))のブロックに分割し、これにより生成した複数のブロックのデータを離散コサイン変換部12に出力する。
離散コサイン変換部12は、ブロック生成部11から入力された複数のブロックのデータについて、そのブロック単位で離散コサイン変換(DCT:Discrete Cosine Transform)を行うことで、画像を空間領域から周波数領域へ変換し、これにより得られた画像の周波数領域のデータをデータ調整部13に出力する。
データ調整部13は、離散コサイン変換部12から入力された画像の周波数領域のデータについて、限定した周波数領域の成分のみを抽出し、抽出した成分に対して所定の除算を行い、これにより得られた圧縮データを圧縮データ格納部14に出力する。
ここで、限定した周波数領域の成分のみを抽出することで、例えば、高周波成分を丸めることができ、全体の情報量を落とすことができる。
また、所定の除算を行うことで、丸めを行うことができる。また、所定の除算としては、例えば、シフト演算を用いることができる。
圧縮データ格納部14は、データ調整部13から入力された圧縮データを格納(記憶)し、その圧縮データを出力する。本実施形態では、圧縮データ格納部14は、RAM(Random Access Memory)を用いて構成されており、限定した周波数領域の成分のみを当該RAMに格納する。この圧縮率は、(抽出する周波数領域の部分)/(全体)となる。
圧縮データ格納部14から出力される圧縮データは、圧縮画像として、画像圧縮装置1から出力される。
図2は、限定した周波数領域の成分のみを抽出する処理のイメージを示す図であり、(A)は入力画像を8画素×8画素のブロックに分割したブロックを示す図であり、(B)は離散コサイン変換で周波数領域へ変換したブロックにおける周波数抽出ブロック101を示す図である。
図2(A)に示されるブロックは、ブロック生成部11により生成されるブロックの一例である。
このブロックは、空間領域のものであり、水平(横)方向に8画素、垂直(縦)方向に8画素の計64画素から構成されている。各画素のマスには、画素値を示してある。
なお、このブロックでは、水平方向の位置の座標値は右へ行くほど高くなり、垂直方向の位置の座標値は下へ行くほど高くなる。
図2(B)に示されるブロックは、離散コサイン変換部12により生成されるブロックの一例である。
このブロックは、周波数領域のものであり、水平(横)方向に8マス、垂直(縦)方向に8マスの計64マスから構成されている。各マスには、各マスに対応した周波数成分の値を示してある。
なお、このブロックでは、水平方向周波数は右へ行くほど高くなり、垂直方向周波数は下へ行くほど高くなる。
また、図2(B)に示されるブロックに対して、データ調整部13は、ブロックを構成するマスの数(本実施形態では、64マス)より少ない数のマスから構成される所定の周波数抽出ブロック101を設定する。そして、データ調整部13は、このブロックについて、設定した周波数抽出ブロック101の内側に限定した周波数領域の成分のみを抽出する。
例えば、図2(B)に示される周波数抽出ブロック101のように、8×8のマスのうち、4×4のマスだけ情報を残す場合には、データ量を25%(=16/64)にする圧縮が可能である。ここで、周波数抽出ブロック101の内側以外にある残りの周波数領域については全て値が0であるとみなす。
本実施形態では、圧縮データ格納部14は、周波数抽出ブロック101の内側にある周波数領域(特定の周波数領域)の情報のみをメモリ(本実施形態では、RAM)に格納する。図2(B)の例では、圧縮率は、(抽出する周波数領域のマス数)/64となる。
図3は、データ調整部13により行われる処理のイメージを示す図であり、(A)は入力画像を8画素×8画素のブロックに分割したブロックを示す図であり、(B)は離散コサイン変換で周波数領域へ変換したブロックを示す図であり、(C)は離散コサイン変換で周波数領域へ変換したブロックにおいて周波数抽出ブロック111を使用して抽出する周波数領域を限定したブロックを示す図であり、(D)は抽出する周波数領域を限定したブロックにおいて所定の除算を行ったブロックを示す図である。
図3(A)に示されるブロックは、ブロック生成部11により生成されるブロックの一例である。
このブロックは、空間領域のものであり、水平(横)方向に8画素、垂直(縦)方向に8画素の計64画素から構成されている。各画素のマスには、画素値を示してある。
なお、このブロックでは、水平方向の位置の座標値は右へ行くほど高くなり、垂直方向の位置の座標値は下へ行くほど高くなる。
図3(B)に示されるブロックは、離散コサイン変換部12により生成されるブロックの一例である。
このブロックは、周波数領域のものであり、水平(横)方向に8マス、垂直(縦)方向に8マスの計64マスから構成されている。各マスには、各マスに対応した周波数成分の値を示してある。
なお、このブロックでは、水平方向周波数は右へ行くほど高くなり、垂直方向周波数は下へ行くほど高くなる。
図3(C)に示されるブロックは、データ調整部13において、図2(B)に示されるブロックに対して設定した周波数抽出ブロック111の内側に限定した周波数領域の成分のみを抽出したブロックの一例である。
周波数抽出ブロック111の内側のマスの値はそのままとし、他のマス(周波数抽出ブロック111の外側のマス)の値は全て0としている。
図3(D)に示されるブロックは、データ調整部13において、図3(C)に示されるブロックに対して所定の除算(本実施形態では、所定のシフト演算)を行うことで丸めを行ったブロックの一例である。
この例では、図3(B)に示されるブロックにおける周波数領域の値を得るときに、5ビット(=32)だけ値を大きくするようにシフトしており、そして、図3(D)に示されるブロックにおける周波数領域の値を得るときに、5ビット(=32)だけ値を小さくするようにシフトして戻している。
ここで、本実施形態では、空間領域において、ブロック生成部11により8画素×8画素のブロックを生成する場合を示したが、他の大きさのブロックを生成する構成が用いられてもよい。
具体的には、NとMをそれぞれ1以上の整数として、N又はMの少なくともいずれかが2以上であるとして、空間領域において、ブロック生成部11によりN画素(水平方向)×M画素(垂直方向)のブロックを生成する構成を用いることができる。NとMは、同一であってもよく、或いは、異なってもよい。
なお、空間領域におけるN画素(水平方向)×M画素(垂直方向)のブロックを離散コサイン変換すると、周波数領域におけるNマス(水平方向周波数)×Mマス(垂直方向周波数)のブロックが生成される。
離散コサイン変換では、数式上は、正方形(N×N)に限らず、任意の矩形(N×M:N≠M)でも計算が可能である。
また、データ調整部13により使用する周波数抽出ブロック(図2(B)に示される周波数抽出ブロック101や図3(C)に示される周波数抽出ブロック111)の領域としては、任意の形状の領域が用いられてもよく、例えば、概略的には、水平方向周波数や垂直方向周波数が低い方の領域を含む一方で、水平方向周波数や垂直方向周波数が高い方の領域を除外するような形状の領域が用いられる。但し、必ずしも、周波数抽出ブロックに含まれる全ての領域が当該周波数抽出ブロックから除外された全ての領域に対して周波数が低いこと、が成り立たなくてもよい。
なお、データ調整部13により使用する周波数抽出ブロックの領域は、圧縮データ格納部14に情報を格納する領域に相当する。
また、データ調整部13により使用する周波数抽出ブロック(図2(B)に示される周波数抽出ブロック101や図3(C)に示される周波数抽出ブロック111)の領域としては、一例として、あらかじめ定められて、データ調整部13などのメモリに記憶されてもよく、あるいは、他の一例として、ユーザ(人)などによる所定の操作部の操作を受け付けて、受け付けた操作の内容に従って周波数抽出ブロックの領域を設定または切り替えする構成が用いられてもよい。
また、本実施形態では、データ調整部13は、離散コサイン変換部12から入力された画像の周波数領域のデータについて、限定した周波数領域の成分のみを抽出する処理を行った後に、抽出した成分に対して所定の除算を行う構成を示したが、他の構成例として、データ調整部13は、離散コサイン変換部12から入力された画像の周波数領域のデータについて、所定の除算を行った後に、限定した周波数領域の成分のみを抽出する処理を行ってもよい。
以上のように、本実施形態に係る画像圧縮装置1では、小規模なデバイス(例えば、FPGAやデジタル回路等)へのハードウェア実装を容易化することができる。
本実施形態に係る画像圧縮装置1では、例えば、JPEGと比較すると、JPEGにおける量子化部およびエントロピー符号化部(ハフマン符号化等)の処理を使用せず、本実施形態では、離散コサイン変換(DCT)の演算結果の周波数領域を限定する。本実施形態に係る画像圧縮装置1では、離散コサイン変換(DCT)の演算結果の周波数領域を限定する処理を行い、JPEGにおけるエントロピー符号化処理を削除したことにより、演算量の削減および全体回路規模の縮小を実現することができる。また、本実施形態に係る画像圧縮装置1では、エントロピー符号化処理を使用しないため、圧縮後のデータサイズが固定となり、これにより、データの格納が容易になり、実装容易性を向上させることができる。
ここで、JPEGの特性は、人間の目では誤差が認知されにくい高周波数領域を丸める点にある。また、高周波成分に連続するデータが多いほど、エントロピー符号化で情報量を小さくすることができる。
しかしながら、例えば、圧縮後の画像が低画質で良い場合には、メモリへ格納する周波数領域(例えば、量子化後などにメモリへ格納する周波数領域)を制限することで、エントロピー符号化を行わずに情報量を削減することが可能である。この場合、周波数領域を制限することで、高周波数領域の情報を切り捨てる。このような構成では、エントロピー符号化を行わないため、圧縮画像のデータサイズを固定とすることができ、これにより、メモリの格納が容易となるため、ハードウェア実装の容易性を向上させることができ、また、量子化を行う必要をなくすことが可能である。
本実施形態に係る画像圧縮装置1により画像を圧縮する構成は、一例として、圧縮後の画像によって、道路や建物や他の自動車などの状況がある程度分かればよいような精度が求められる車載用の画像処理装置に適用することができ、自動車などの前方などに搭載されたカメラにより撮像された画像を画像圧縮装置1に入力して圧縮し、圧縮した画像を使用して画像処理装置により様々な画像処理を実行することができる。この場合、例えば、画像の画質が多少低下しても、装置のリソースを削減することが実現される。なお、画像圧縮装置1は、画像処理装置の一部として含まれてもよく、あるいは、画像処理装置とは別の装置として構成されてもよい。
[第2実施形態]
本実施形態では、車載用の画像処理装置に設けられる画像圧縮装置2を例として示す。
図4は、本発明の第2実施形態に係る画像圧縮装置2の構成を示すブロック図である。
本実施形態に係る画像圧縮装置2は、切り抜き部21と、ブロック生成部11と、離散コサイン変換部12と、データ調整部13と、圧縮データ格納部14を備える。
ここで、本実施形態に係る画像圧縮装置2は、概略的には、図1に示される第1実施形態に係る画像圧縮装置1におけるブロック生成部11の入力側に切り抜き部21を備えた構成を有している。このため、図4では、図1に示されるものと同様な処理部には同一の符号を付してあり、本実施形態では、主に、第1実施形態とは異なる部分について詳しく説明し、第1実施形態と同様な部分については説明を省略あるいは簡略化する。
画像圧縮装置2において行われる動作を説明する。
画像圧縮装置2に入力された画像は、切り抜き部21に入力される。
切り抜き部21は、入力された画像について、その画像の所定の一部を切り抜き、切り抜いた画像をブロック生成部11に出力する。
ブロック生成部11は、切り抜き部21から入力された画像を8画素×8画素のブロックに分割し、これにより生成したブロックのデータを離散コサイン変換部12に出力する。
このブロック生成部11と、それに後続する離散コサイン変換部12と、データ調整部13と、圧縮データ格納部14は、それぞれ、図1に示される第1実施形態の場合と同様な処理を行う。
ここで、切り抜き部21により元の画像から所定の一部の画像部分を切り抜く場合における当該元の画像に対する当該所定の一部の画像部分の位置関係としては、一例として、あらかじめ定められて、切り抜き部21などのメモリに記憶されてもよく、あるいは、他の一例として、ユーザ(人)などによる所定の操作部の操作を受け付けて、受け付けた操作の内容に従って元の画像に対する所定の一部の画像部分の位置関係を設定または切り替えする構成が用いられてもよい。
次に、画像の切り抜きと画像のリサイズについて説明する。
ここでは、画像のサイズを変更するリサイズとして、元の画像のサイズが大き過ぎるために、元の画像の全体を縮小する処理を考える。このようなリサイズの具体例としては、元の画像を構成する画素を1/4等に間引くことにより画像のサイズを1/4等にする処理、あるいは、元の画像を構成する画素を4画素分等ずつ平均化して1画素分とすることにより画像のサイズを1/4等にする処理などが考えられる。
例えば、図1に示される画像圧縮装置1により画像を圧縮する前に当該画像のリサイズ(縮小)を行う構成では、当該画像圧縮装置1の入力前のところで画像のリサイズ(縮小)を行う構成となり、または図4に示される切り抜き部21のところで画像の切り抜きの代わりに画像のリサイズ(縮小)を行う構成となる。しかしながら、このように画像のリサイズ(縮小)を行う構成では、画像のリサイズ(縮小)を行わない構成と比べて、8画素×8画素のブロックの画像が複雑なパターンになり、8画素×8画素のブロックの画像における高周波成分の重要性が高くなる。このようなことは、特に、元の画像のサイズが小さい場合には、より顕著となる。
だが、本実施形態のように、高周波数領域の情報を切り捨てるように周波数領域を制限することで画像を圧縮する構成では、8画素×8画素のブロックの画像における高周波成分の重要性が低い方が好ましい。
そこで、図4に示される本実施形態に係る画像圧縮装置2では、入力画像に対してリサイズ(縮小)を行わずに、このようなリサイズ(縮小)が行われる場合と比べて、当該入力画像のサイズを大きいままとすることで、8画素×8画素のブロックの画像における高周波成分の重要性を低くする。本実施形態に係る画像圧縮装置2では、切り抜き部21により入力画像の所定の一部を切り抜き、切り抜いた画像について後続する圧縮処理を実行する。これにより、画像のリサイズ(縮小)を行う構成と比べて、8画素×8画素のブロックの画像が単純なパターンになり、8画素×8画素のブロックの画像における高周波成分の重要性が低くなり、少ない低周波成分の情報で画像を再現することができるようになる。
図5は、画像の切り抜きと画像のリサイズ(縮小)を比較するための図であり、(A)は画像の切り抜きを行う場合の一例を示す図であり、(B)は画像のリサイズ(縮小)を行う場合の一例を示す図である。
図5(A)は、リサイズ(縮小)していない画像121の一例を示す。8画素×8画素のブロックの画像における高周波成分の重要性を考えるときには、画像の切り抜きを行う場合には、図5(A)に示される画像121を圧縮処理する場合と同様になる。
図5(B)は、図5(A)に示す画像121をリサイズ(縮小)した画像131の一例を示す。
ここで、図5(A)に示す画像121における8画素×8画素のブロック122の画像は、図5(B)に示すリサイズ(縮小)後の画像131における8画素×8画素のブロック132の画像と比べて、実質的に画像サイズが拡大されていると考えることができ、より複雑でなく、より単純なパターンの画像となる。
この例では、図5(A)に示す画像121における8画素×8画素のブロック122の画像では、自動車の画像の一部分しか含んでおらず、より単純なパターンとなっている。一方、図5(B)に示すリサイズ(縮小)後の画像131における8画素×8画素のブロック132の画像では、自動車の画像の大部分を含んでおり、より複雑なパターンとなっている。
図6は、本発明の第2実施形態に係る画像圧縮装置2において行われる処理の概略的な手順の例を示すフローチャートである。なお、この例で示す各種の値は、一例であり、この例に限定されない。
この例では、640画素(水平方向)×400画素(垂直方向)のサイズを有する画像が画像圧縮装置2に入力される(ステップS1)。
切り抜き部21は、画像圧縮装置2に入力された画像から、所定の一部の画像部分として、480画素(水平方向)×264画素(垂直方向)のサイズを有する画像を切り抜き(ステップS2)、切り抜いた画像をブロック生成部11に出力する。なお、本実施形態では、この入力画像(元の画像)と、そこから切り抜く画像とで、中心の位置を同一の位置(または、同一の位置が不可能な場合には近い位置)とする。
ブロック生成部11、離散コサイン変換部12、およびデータ調整部13は、切り抜き部21からブロック生成部11に入力された画像に対して圧縮処理を行い、圧縮後の画像のデータ(圧縮データ)を圧縮データ格納部14に出力する(ステップS3)。
なお、この圧縮処理では、入力する画像のサイズも、出力する画像のサイズも、480(水平方向)×264(垂直方向)のサイズとなる。入力する画像のサイズは画素の単位であり、出力する画像のサイズは周波数領域のマスの単位である。
また、本実施形態では、各周波数領域の1マスのビット(bit)幅(各周波数成分あたりのビット幅)は8ビットである。
ここで、図6に示される例では、図6に示されるように4/64のみの周波数成分を抽出する周波数抽出ブロック141を使用し、これにより抽出する周波数成分のパターンは圧縮データ格納部14(本実施形態では、RAM)に格納する周波数領域のパターンとなる。
図6に示される周波数抽出ブロック141は、8マス(水平方向の周波数)×8マス(垂直方向の周波数)のうちで、(水平方向の位置、垂直方向の位置)が(1、1)、(2、1)、(1、2)、(2、2)となる4個の周波数領域(マス)の成分のみを抽出する。
図6に示される例では、20枚の画像については、圧縮後の画像のサイズは、次のようになる。
圧縮後の画像のサイズ(20枚分)=480×264×8bit×4/64×20=1237Kbit
図7は、画像の切り抜きの代わりに画像のリサイズ(縮小)を行う場合において行われる処理の概略的な手順の例を示すフローチャートである。なお、この例で示す各種の値は、一例であり、この例に限定されない。
この例では、640画素(水平方向)×400画素(垂直方向)のサイズを有する画像が画像圧縮装置に入力される(ステップS11)。この例では、画像のリサイズを行うリサイズ部を備える画像圧縮装置が用いられる。
リサイズ部は、画像圧縮装置に入力された画像をリサイズする(ステップS12)。この例のリサイズでは、画像の横と縦をそれぞれ1/4、約1/4に縮小し、160画素(水平方向)×96画素(垂直方向)のサイズを有する画像に縮小する。なお、この例では、この入力画像(元の画像)と、そこからリサイズされた画像とで、中心の位置を同一の位置(または、同一の位置が不可能な場合には近い位置)とする。
次に、リサイズされた画像に対して圧縮処理を行う(ステップS13)。この例では、この圧縮処理は、図4に示されるブロック生成部11、離散コサイン変換部12、およびデータ調整部13と同様な処理部により行う。
なお、この圧縮処理では、入力する画像のサイズも、出力する画像のサイズも、160(水平方向)×96(垂直方向)のサイズとなる。入力する画像のサイズは画素の単位であり、出力する画像のサイズは周波数領域のマスの単位である。
また、この例では、各周波数領域の1マスのビット(bit)幅(各周波数成分あたりのビット幅)は8ビットである。
ここで、図7に示される例では、図7に示されるように24/64のみの周波数成分を抽出する周波数抽出ブロック151を使用し、これにより抽出する周波数成分のパターンは、図4に示される圧縮データ格納部14と同様な処理部(この例では、RAM)に格納する周波数領域のパターンとなる。
図7に示される周波数抽出ブロック151は、8マス(水平方向の周波数)×8マス(垂直方向の周波数)のうちで、水平方向の位置が1〜4および垂直方向の位置が1〜4の16個の周波数領域(マス)の成分と、(水平方向の位置、垂直方向の位置)が(5、1)、(6、1)、(5、2)、(1、5)、(1、6)、(2、5)、(5、5)、(6、6)となる8個の周波数領域(マス)の成分からなる、計24個の周波数領域(マス)の成分のみを抽出する。
図7に示される例では、20枚の画像については、圧縮後の画像のサイズは、次のようになる。
圧縮後の画像のサイズ(20枚分)=160×96×8bit×24/64×20=900Kbit
図8は、圧縮画像の画質の例を示す図であり、(A)は図6に示される圧縮処理における圧縮前の画像161の例を示す図であり、(B)は図6に示される圧縮処理における圧縮後の画像162の例を示す図であり、(C)は図7に示される圧縮処理における圧縮前の画像171の例を示す図であり、(D)は図7に示される圧縮処理における圧縮後の画像172の例を示す図である。
以上のように、本実施形態に係る画像圧縮装置2では、画像の切り抜きを行うことにより、例えば、画像のリサイズ(縮小)を行う構成と比べて、所定のサイズ(本実施形態では、8画素×8画素)のブロックの画像が単純なパターンになり、このブロックの画像における高周波成分の重要性が低くなり、少ない低周波成分の情報で画像を再現することができるようになる。
また、本実施形態に係る画像圧縮装置2では、第1実施形態の場合と同様に、小規模なデバイス(例えば、FPGAやデジタル回路等)へのハードウェア実装を容易化することができる。
[第3実施形態]
本実施形態では、車載用の画像処理装置に設けられる画像圧縮装置3を例として示す。
図9は、本発明の第3実施形態に係る画像圧縮装置3の構成を示すブロック図である。
本実施形態に係る画像圧縮装置3は、上下分離部31と、第1の画像圧縮部32aと、第2の画像圧縮部32bと、上下合成部33と、合成圧縮データ格納部34を備える。
第1の画像圧縮部32aは、ブロック生成部11aと、離散コサイン変換部12aと、データ調整部13aと、圧縮データ格納部14aを備える。
第2の画像圧縮部32bは、ブロック生成部11bと、離散コサイン変換部12bと、データ調整部13bと、圧縮データ格納部14bを備える。
画像圧縮装置3において行われる動作を説明する。
画像圧縮装置3に入力された画像は、上下分離部31に入力される。
上下分離部31は、入力された画像を、縦方向について、上方の部分と下方の部分とに分離し、分離した上方の部分の画像を第1の画像圧縮部32aに出力し、分離した下方の部分の画像を第2の画像圧縮部32bに出力する。
第1の画像圧縮部32aは、上下分離部31から入力された上方の部分の画像に対して、第1の周波数抽出ブロックを使用して、図1に示される第1実施形態に係る画像圧縮装置1と同様な動作により、圧縮処理を行い、圧縮後のデータ(圧縮データ)を上下合成部33に出力する。
ここで、第1の画像圧縮部32aに備えられたブロック生成部11aと、離散コサイン変換部12aと、データ調整部13aと、圧縮データ格納部14aは、それぞれ、図1に示される第1実施形態に係る画像圧縮装置1に備えられたものと同様な動作を行う。
第2の画像圧縮部32bは、上下分離部31から入力された下方の部分の画像に対して、第2の周波数抽出ブロックを使用して、図1に示される第1実施形態に係る画像圧縮装置1と同様な動作により、圧縮処理を行い、圧縮後のデータ(圧縮データ)を上下合成部33に出力する。
ここで、第2の画像圧縮部32bに備えられたブロック生成部11bと、離散コサイン変換部12bと、データ調整部13bと、圧縮データ格納部14bは、それぞれ、図1に示される第1実施形態に係る画像圧縮装置1に備えられたものと同様な動作を行う。
上下合成部33は、第1の画像圧縮部32aから入力された上方の部分の画像の圧縮データと、第2の画像圧縮部32bから入力された下方の部分の画像の圧縮データとを合成し、合成した圧縮データを合成圧縮データ格納部34に出力する。
合成圧縮データ格納部34は、上下合成部33から入力された合成後の圧縮データを格納(記憶)し、その合成後の圧縮データを出力する。本実施形態では、合成圧縮データ格納部34は、RAMを用いて構成されており、元の画像の上方の部分と下方の部分のそれぞれについて限定した周波数領域の成分を合成したものを当該RAMに格納する。この圧縮率は、(上方の部分と下方の部分で抽出する周波数領域の部分)/(全体)となる。
合成圧縮データ格納部34から出力される圧縮データは、圧縮画像として、画像圧縮装置3から出力される。
ここで、本実施形態では、上方の部分の画像領域と下方の部分の画像領域について、それぞれの画像領域に合わせて、抽出する周波数成分を変更することで、圧縮後の画像の画質を変更する。
本実施形態では、例えば、自動車などの前方などに搭載されたカメラにより撮像された画像を画像圧縮装置3で圧縮する。このため、圧縮対象となる画像において、画像の上方の部分は、遠景となり、他の自動車や構造物などが小さく映り、高周波数成分が重要となるのに対して、画像の下方の部分は、近景となり、他の自動車や構造物などが大きく映り、低周波数成分が重要となる。
そこで、本実施形態では、第1の画像圧縮部32aに備えられたデータ調整部13aで使用する第1の周波数抽出ブロックは、上方の部分の画像領域の特徴に対応して、より高周波成分を抽出するパターンとし、また、第2の画像圧縮部32bに備えられたデータ調整部13bで使用する第2の周波数抽出ブロックは、下方の部分の画像領域の特徴に対応して、より低周波成分のみを抽出するパターンとする。
図10は、本発明の第3実施形態に係る画像圧縮装置3において行われる処理の概略を示す図であり、(A)は画像201における上部枠202の例を示す図であり、(B)は圧縮後における上部枠の画像211の例を示す図であり、(C)は画像201における下部枠203の例を示す図であり、(D)は圧縮後における下部枠の画像221の例を示す図であり、(E)は圧縮後における上部枠の画像211と下部枠の画像221を合成した画像231を示す図である。
この例では、320画素(水平方向)×400画素(垂直方向)のサイズを有する画像201が画像圧縮装置3に入力される。
また、この例では、各周波数領域の1マスのビット(bit)幅(各周波数成分あたりのビット幅)は8ビットである。
図10(A)は、画像圧縮装置3に入力される画像201に設定された上部枠202を示す。この上部枠202は上下分離部31により設定され、上下分離部31は上部枠202の範囲の画像部分を上方の部分の画像として分離する。
図10(C)は、画像圧縮装置3に入力される画像201に設定された下部枠203を示す。この下部枠203は上下分離部31により設定され、上下分離部31は下部枠203の範囲の画像部分を下方の部分の画像として分離する。
ここで、本実施形態では、画像201に設定された上部枠202と下部枠203は、それぞれ、当該画像202を1/2に分離する。つまり、上部枠202は画像201の垂直方向の最上部から1/2までの画像部分を抽出し、下部枠203は画像201の垂直方向の1/2から最下部までの画像部分を抽出する。
図10(B)は、画像201の上方の部分の画像(上側の半分の画像)について、第1の画像圧縮部32aにおいて、データ調整部13aにより所定の周波数抽出ブロック(第1の周波数抽出ブロック)212に含まれる周波数成分のみを抽出することで圧縮した画像211を示す。
この例で使用する上方の部分の画像211に対する周波数抽出ブロック212は、8マス(水平方向の周波数)×8マス(垂直方向の周波数)のうちで、水平方向の位置が1〜2および垂直方向の位置が1〜2の4個の周波数領域(マス)の成分と、(水平方向の位置、垂直方向の位置)が(3、1)、(3、2)、(1、3)、(2、3)となる4個の周波数領域(マス)の成分からなる、計8個の周波数領域(マス)の成分のみを抽出する。
ここで、圧縮した上方の部分の画像211は、320(水平方向)×400/2(垂直方向)のサイズを有する。
この例では、10枚の画像については、圧縮後の上方の部分の画像211のサイズは、次のようになる。
圧縮後の上方の部分の画像211のサイズ(10枚分)=(320×400/2)×8bit×8/64×10=625.0Kbit
図10(D)は、画像201の下方の部分の画像(下側の半分の画像)について、第2の画像圧縮部32bにおいて、データ調整部13bにより所定の周波数抽出ブロック(第2の周波数抽出ブロック)222に含まれる周波数成分のみを抽出することで圧縮した画像221を示す。
この例で使用する下方の部分の画像221に対する周波数抽出ブロック222は、8マス(水平方向の周波数)×8マス(垂直方向の周波数)のうちで、水平方向の位置が1〜2および垂直方向の位置が1〜2の4個の周波数領域(マス)の成分のみを抽出する。
ここで、圧縮した下方の部分の画像221は、320(水平方向)×400/2(垂直方向)のサイズを有する。
この例では、10枚の画像については、圧縮後の下方の部分の画像221のサイズは、次のようになる。
圧縮後の下方の部分の画像221のサイズ(10枚分)=(320×400/2)×8bit×4/64×10=312.5Kbit
図10(E)は、圧縮した上方の部分の画像211と圧縮した下方の部分の画像221とを合成した画像(全体の画像)231を示す。
この例では、10枚の画像については、圧縮後の全体の画像231のサイズは、次のようになる。
圧縮後の全体の画像231のサイズ(10枚分)=625.0+312.5=937.5Kbit
この合成後の全体の画像231では、上方の部分の画像211と下方の部分の画像221とを比較すると、上方の部分の画像211については、データのサイズがより大きくなり、下方の部分の画像221については、データのサイズがより小さくなる。
例えば、元の画像201の全体について、上方の部分の画像211と同じ周波数抽出ブロック212を使用して圧縮処理を行うと、圧縮後の全体の画像のサイズ(10枚分)は1250.0(=625.0×2)Kbitとなるが、本実施形態では、圧縮後の全体の画像231のサイズ(10枚分)は937.5Kbitとなる。このため、使用するバッファの容量によっては、本実施形態を実施しない場合には圧縮後の全体の画像のデータがバッファの容量を超えて当該画像のデータをバッファに格納することができないが、本実施形態を実施する場合には圧縮後の全体の画像231のデータがバッファの容量以下となり当該画像231のデータをバッファに格納することができる、といったことがあり得る。
以上のように、本実施形態に係る画像圧縮装置3では、画像を上下で分割し、高周波成分が重要になる画像の上部領域(遠景)については抽出する周波数領域を大きくとり、逆に、高周波成分が遠景ほど重要でない画像の下部領域(近景)については抽出する周波数領域を小さくとる。本実施形態に係る画像圧縮装置3では、このように、画像領域に応じて抽出する周波数領域を変更することで、画像の画質を維持したまま、圧縮後の画像のデータのサイズを縮小することができる。
また、本実施形態に係る画像圧縮装置3では、第1実施形態の場合と同様に、小規模なデバイス(例えば、FPGAやデジタル回路等)へのハードウェア実装を容易化することができる。
ここで、本実施形態では、圧縮対象の画像を上方の1/2の部分と下方の1/2の部分とに分けたが、他の例として、n、mをそれぞれ任意の値(nとmは異なってもよい)として、圧縮対象の画像の上方の部分と下方の部分とをn対mで分けてもよい。
また、このように圧縮対象の画像の上方の部分と下方の部分とを分ける割合(n対m)としては、一例として、あらかじめ定められて、上下分離部31などのメモリに記憶されてもよく、あるいは、他の一例として、ユーザ(人)などによる所定の操作部の操作を受け付けて、受け付けた操作の内容に従って当該割合を設定または切り替えする構成が用いられてもよい。
また、第1の画像圧縮部32aにおけるデータ調整部13aにより使用する第1の周波数抽出ブロックの領域や、第2の画像圧縮部32bにおけるデータ調整部13bにより使用する第2の周波数抽出ブロックの領域としては、一例として、あらかじめ定められて、データ調整部13a、13bなどのメモリに記憶されてもよく、あるいは、他の一例として、ユーザ(人)などによる所定の操作部の操作を受け付けて、受け付けた操作の内容に従って第1の周波数抽出ブロックの領域や第2の周波数抽出ブロックの領域を設定または切り替えする構成が用いられてもよい。
また、例えば、図4に示される第2実施形態に係る画像圧縮装置2に備えられた切り抜き部21と同様な処理部を、図9に示される本実施形態に係る画像圧縮装置3に備えられた上下分離部31の前段に備えることも可能であり、この構成では、第2実施形態の場合と同様な効果を得ることができる。
また、本実施形態では、図9に示される画像圧縮装置3における第1の画像圧縮部32aや第2の画像圧縮部32bに圧縮データ格納部14a、14bを備える構成を示したが、他の例として、第1の画像圧縮部32aや第2の画像圧縮部32bに圧縮データ格納部14a、14bを備えない構成が用いられてもよい。
[JPEGアルゴリズムの概要]
ここでは、画像の圧縮処理に関する技術の例として、JPEGアルゴリズムの概要について説明する。
JPEG(Joint Photographic Experts Group)では、画像を8画素×8画素のブロックに分割し、ブロック毎に圧縮を行う。
JPEGの画像圧縮処理は、大別すると、離散コサイン変換(DCT)処理と、量子化処理と、エントロピー符号化処理という3つの処理に分けられる。
図11は、JPEGエンコーダ501の構成を示すブロック図である。
このJPEGエンコーダ501は、8×8ブロック生成部511と、離散コサイン変換部512と、量子化部513と、エントロピー符号化部514と、符号化データ格納部515を備える。
JPEGエンコーダ501において行われる動作を説明する。
JPEGエンコーダ501に入力された画像は、8×8ブロック生成部511に入力される。
8×8ブロック生成部511は、入力された画像を8画素×8画素のブロックに分割し、これにより生成したブロックのデータを離散コサイン変換部512に出力する。
離散コサイン変換部512は、8×8ブロック生成部511から入力されたブロックのデータについて、そのブロック単位で離散コサイン変換(DCT)を行うことで、画像を空間領域から周波数領域へ変換し、これにより得られた画像の周波数領域のデータを量子化部513に出力する。この画像の周波数領域のデータは、各周波数成分の波の重ね合わせとして画像を表現する。
量子化部513は、離散コサイン変換部512から入力された画像の周波数領域のデータについて、量子化テーブルを使用して量子化を行い、量子化後のデータをエントロピー符号化部514に出力する。量子化は、人間の目が高周波成分の誤差を認識しづらいという特性を利用して高周波成分を丸めることができ、全体の情報量を落とすことができる。
エントロピー符号化部514は、量子化部513から入力された量子化後のデータについて、ハフマン符号によるエントロピー符号化を行い、これにより得られた符号化データを符号化データ格納部515に出力する。エントロピー符号化は、連続するデータ(JPEGでは特に0が連続するデータ)を探して、全体の符号長を短くする処理を行い、量子化後の結果に連続するデータが多いほど圧縮率が高くなる。
符号化データ格納部515は、エントロピー符号化部514から入力された符号化データを格納(記憶)し、その符号化データを出力する。
符号化データ格納部515から出力される符号化データは、圧縮画像として、JPEGエンコーダ501から出力される。
図12は、JPEGエンコーダ501により行われる処理のイメージを示す図であり、(A)は入力画像を8画素×8画素のブロックに分割したブロックを示す図であり、(B)は離散コサイン変換で周波数領域へ変換したブロックを示す図であり、(C)は量子化テーブルを使用して除算したブロックを示す図である。
図12(A)に示されるブロックは、8×8ブロック生成部511により生成されるブロックの一例である。
このブロックは、空間領域のものであり、水平(横)方向に8画素、垂直(縦)方向に8画素の計64画素から構成されている。各画素のマスには、画素値を示してある。
なお、このブロックでは、水平方向の位置の座標値は右へ行くほど高くなり、垂直方向の位置の座標値は下へ行くほど高くなる。
図12(B)に示されるブロックは、離散コサイン変換部512により生成されるブロックの一例である。
このブロックは、周波数領域のものであり、水平(横)方向に8マス、垂直(縦)方向に8マスの計64マスから構成されている。各マスには、各マスに対応した周波数成分の値を示してある。
なお、このブロックでは、水平方向周波数は右へ行くほど高くなり、垂直方向周波数は下へ行くほど高くなる。
図12(C)に示されるブロックは、量子化部513により生成されるブロックの一例である。
このブロックは、図12(B)に示されるブロックの各値を量子化したものである。
一般に、高周波数領域は、量子化で0に丸められやすい。
[以上の実施形態についてのまとめ]
ここで、以上の実施形態では、図1に示される画像圧縮装置1や図4に示される画像圧縮装置2や図9に示される画像圧縮装置3を車載用として自動車などに設ける構成を示したが、他の任意の用途に使用してもよい。
なお、図1に示される画像圧縮装置1におけるブロック生成部11や離散コサイン変換部12やデータ調整部13の機能や、図4に示される画像圧縮装置2における切り抜き部21やブロック生成部11や離散コサイン変換部12やデータ調整部13の機能や、図9に示される画像圧縮装置3における上下分離部31や第1の画像圧縮部32aや第2の画像圧縮部32bや上下合成部33の機能に関し、このような機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、処理を行ってもよい。ここで言う「コンピュータシステム」とは、OS(Operating System)や周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、ホームページ提供環境(或いは、表示環境)を備えたWWWシステムも含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM(Read Only Memory)、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことを言う。更に「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステムの内部の揮発性メモリ(RAM(Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことを言う。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。更に、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
以上、本発明の各実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1…画像圧縮装置 11…ブロック生成部 12…離散コサイン変換部
13…データ調整部 14…圧縮データ格納部
2…画像圧縮装置 21…切り抜き部
3…画像圧縮装置 31…上下分離部 32a…画像圧縮部 32b…画像圧縮部
33…上下合成部 34…合成圧縮データ格納部
11a…ブロック生成部 12a…離散コサイン変換部 13a…データ調整部
14a…圧縮データ格納部
11b…ブロック生成部 12b…離散コサイン変換部 13b…データ調整部
14b…圧縮データ格納部

Claims (6)

  1. 画像を所定のサイズを有するブロックに分割し、複数のブロックのデータを生成するブロック生成部と、
    前記ブロック生成部により生成された前記複数のブロックのデータについて、ブロック単位で離散コサイン変換を行って、画像の周波数領域のデータを生成する離散コサイン変換部と、
    前記離散コサイン変換部により生成された前記画像の周波数領域のデータについて、限定した周波数領域の成分のみを抽出して、圧縮データを生成するデータ調整部と、
    を備えることを特徴とする画像圧縮装置。
  2. 画像の所定の一部を切り抜く切り抜き部を備え、
    前記ブロック生成部は、前記切り抜き部により切り抜かれた画像を所定のサイズを有するブロックに分割し、複数のブロックのデータを生成する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像圧縮装置。
  3. 画像を上方の部分と下方の部分とに分離する上下分離部と、
    前記上下分離部により分離された上方の部分の画像を圧縮する第1の画像圧縮部と、
    前記上下分離部により分離された下方の部分の画像を圧縮する第2の画像圧縮部と、
    前記第1の画像圧縮部により生成された前記上方の部分の画像の圧縮データと前記第2の画像圧縮部により生成された前記下方の部分の画像の圧縮データとを合成する上下合成部と、を備え、
    前記第1の画像圧縮部は、前記上下分離部により分離された上方の部分の画像を所定のサイズを有するブロックに分割し、複数のブロックのデータを生成する第1のブロック生成部と、前記第1のブロック生成部により生成された前記複数のブロックのデータについて、ブロック単位で離散コサイン変換を行って、画像の周波数領域のデータを生成する第1の離散コサイン変換部と、前記第1の離散コサイン変換部により生成された前記画像の周波数領域のデータについて、限定した周波数領域の成分のみを抽出して、圧縮データを生成する第1のデータ調整部と、を含み、
    前記第2の画像圧縮部は、前記上下分離部により分離された下方の部分の画像を所定のサイズを有するブロックに分割し、複数のブロックのデータを生成する第2のブロック生成部と、前記第2のブロック生成部により生成された前記複数のブロックのデータについて、ブロック単位で離散コサイン変換を行って、画像の周波数領域のデータを生成する第2の離散コサイン変換部と、前記第2の離散コサイン変換部により生成された前記画像の周波数領域のデータについて、限定した周波数領域の成分のみを抽出して、圧縮データを生成する第2のデータ調整部と、を含み、
    前記第1の画像圧縮部に含まれる前記第1のデータ調整部により限定する周波数領域と、前記第2の画像圧縮部に含まれる前記第2のデータ調整部により限定する周波数領域とが異なる、
    ことを特徴とする画像圧縮装置。
  4. 車載用のカメラにより撮像された画像を圧縮する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像圧縮装置。
  5. ブロック生成部が、画像を所定のサイズを有するブロックに分割し、複数のブロックのデータを生成し、
    離散コサイン変換部が、前記ブロック生成部により生成された前記複数のブロックのデータについて、ブロック単位で離散コサイン変換を行って、画像の周波数領域のデータを生成し、
    データ調整部が、前記離散コサイン変換部により生成された前記画像の周波数領域のデータについて、限定した周波数領域の成分のみを抽出して、圧縮データを生成する、
    ことを特徴とする画像圧縮方法。
  6. ブロック生成部が、画像を所定のサイズを有するブロックに分割し、複数のブロックのデータを生成するブロック生成手順と、
    離散コサイン変換部が、前記ブロック生成手順により生成された前記複数のブロックのデータについて、ブロック単位で離散コサイン変換を行って、画像の周波数領域のデータを生成する離散コサイン変換手順と、
    データ調整部が、前記離散コサイン変換手順により生成された前記画像の周波数領域のデータについて、限定した周波数領域の成分のみを抽出して、圧縮データを生成するデータ調整手順と、
    をコンピュータに実行させるための画像圧縮プログラム。
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