JPH01170921A - 光ヘテロダイン検波装置 - Google Patents

光ヘテロダイン検波装置

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JPH01170921A
JPH01170921A JP62329367A JP32936787A JPH01170921A JP H01170921 A JPH01170921 A JP H01170921A JP 62329367 A JP62329367 A JP 62329367A JP 32936787 A JP32936787 A JP 32936787A JP H01170921 A JPH01170921 A JP H01170921A
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JP
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light
signal
reference light
amplitude
beat
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JP62329367A
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Inventor
Takashi Matsuno
敬司 松野
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Iwatsu Electric Co Ltd
Original Assignee
Iwatsu Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、光ヘテロダイン検波における信号光の光パワ
ーの測定を容易に達成するために好適な光ヘテロダイン
検波装置に関し、更に詳細には、信号光の光パワーと参
照光の光パワーとを同一にすることができる光ヘテロダ
イン検波装置に関する。
[従来の技術] 光通信技術を中心とした光応用技術の実用化によって微
弱な光パワーの測定装置に対する重要性は、ますます高
まってきた。とりわけ、コヒーレント光通信技術におい
ては、飛躍的な高感度化が達成できるようになった。コ
ヒーレント光の受信装置では、いわゆる光ヘテロダイン
検波方法が採用されており、光の周波数や位相変化を利
用している。これによって、光の強さのみを利用する従
来方法に比べて1,0倍から100倍の感度向上が期待
できるとされ、既に一定条件下で10倍以上の受信感度
の向上が確認されている。
以下第5図を用いて光ヘテロダイン検波の原理を説明ず
ろ。第5図において、角周波数ω1を持つ信号光10と
角周波数ω2を持つ参照光12とをハーフミラ−11に
より合成し、合成信号光13を得、受光素子14(例え
ばホI・ダイオード等)に入力する。この受光素子14
で、これら2つの光のビート角周波数1ω −ω11を
検出するように構成したものが光ヘテロダイン検波装置
である。
ここで、信号光10の光振幅E1と参照光12の光振幅
E2は、それぞれ次のように記述できる。
E  =a  exp  [−J ((A)  t+φ
1 )]  (i)讐 =aexp[−J(ω t+φ
2)](2)ここでは側光ばω ≧ω とする。このE
lとE2を重ね合せたときの光強度I (t)は、重ね
合せる前の光強度をそれぞれI 、I2として以下のよ
うに表される。
Nt)=lE  +E21 =IE  l  +lE21  +2βIE11・10
1 cos ((ω2−ω1)を十Δφ)(3) =I +I  +2βEロー、、  cos((ω2−
ω1)t+Δφ)(4) ここでβは干渉効率で0≦β≦1の範囲にあり、2つの
光の偏波を一致させること等によりβ=1とできるので
以下この場合につき説明する。また、Δφは位相差1φ
 −φ21を表わす。
2つの光10.12のビート信号成分は(3)式の第3
項で記述される。従って、信号光10の光強度11が微
弱であっても、参照光12の光強度I2が大きければ、
第3項の振幅は大きく変化するので、結果として受信感
度の大福改善が達成される。
[発明が解決しようとする問題点] ところで、信号光10の光強度の測定が要求される場合
がある。この測定を(4)式を用いて行うとすると、ビ
ート信号順(第3項)以外に、重ね合せる前の信号光1
0と参照光12の光強度11、I2が含まれており、信
号光10のみの光強度■1を直接に測定することが困難
となる。
そこで従来は、重ね合せる前の状態で、信号光10の光
強度を光パワーメータ等で測定した。すなわち、信号光
10を空間的に分層して測定した。
しかし、光ヘテロダイン検波方法では、ハーフミラ−1
1等を介して合成信号光13を得るので、この重ね合せ
る過程での光損失、とくに光コネクタの着脱等に伴う光
損失及び測定条件の変動が生じ、実質的に光強度の正確
な測定が困難であった。
本件発明者は、上述の如き問題点を解決するための光パ
ワーの測定方法と研究開発していたところ、信号光の振
幅と参照光の振幅(光)とを同一にすれば、信号光の光
パワーを容易に測定することができることを発見した。
しかし、信号光と参照光の振幅を容易に一致させること
ができる方法は知られていない。
従って、本発明の目的は、参照光の振幅を信号光の振幅
に容易に一致させることができる光ヘテロダイン検波装
置を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 上記問題点を解決し、上記目的を達成するための本発明
は、第1の角周波数の信号光を入力させる入力手段と、
第2の角周波数の参照光を生成するための参照先発生手
段と、前記入力手段から得られる前記信号光と前記参照
光発生手段から得られる前記参照光との合成信号光を得
るための光合成手段と、前記合成信号光を電気信号に変
換する光電変換手段と、前記光電変換手段から得られる
ビート信号を増幅するための増幅手段と、前記増幅手段
の出力側におけるビート信号波形の谷点の電圧レベルが
零か否かを検出するレベル検出手段と、前記レベル検出
手段から前記谷点の電圧レベルが零であることを示す検
出信号が得られるように前記参照光の振幅を¥f1el
tするための制御手段とから成る光ヘテロダイン検波装
置に係わるものである。
[作 用] 本発明の入力手段は例えば偏波保持光ファイバであり、
例えば偏波保持光ファイバカツラから成る光合成手段に
信号光を送る。参照光発生手段は例えば半導体レーザを
含む周波数安定化光源であって、光合成手段に参照光を
送る。光合成手段にて信号光と参照光とが合成されると
第1の角周波数と第2の角周波数とのビート成分を含む
合成信号光が得られる。光電変換手段は例えばホトダイ
オード等の受光素子を含み、合成信号光に対応する電気
信号即ち第1の角周波数と第2の角周波数とのビート周
波数成分を含むビート信号を出力する。前記レベル検出
手段はビート信号波の谷点の電圧レベルが零であるか否
かを判定する。レベル検出手段から谷点の電圧レベルが
零でないことを示す出力が得られている時には、制御回
路は谷点の電圧レベルを零にするように参照光の振幅を
変える。参照光の振幅調整によって参照光の振幅と信号
光の振幅とが等しくなると、ビート信号波形の谷点の電
圧レベルが零になる。この様に参照光と信号光との振幅
が同一の状態が設定されると、例えば、信号光の光パワ
ーの測定を極めて簡単に達成することが可能になる。
[実施例] 次に、第1図〜第4図に基づいて本発明の一実施例に係
わる光ヘテロダイン検波装置を説明する。
この光ヘテロダイン検波装置は、信号光の光パワーを検
出(測定)し、これを表示するように構成されている。
第1図における10は第5図で説明したものと同様な角
周波数ω1 (例えば光波長1゜55μm帯)の信号光
であり、12は角周波数ω2の参照光である。9a、9
bはそれぞれ、信号光10と参照光12を伝送する偏波
保持光ファイバであり、16は信号光10と参照光12
とを偏波を略一致させて合成し、合成信号光13を得る
ための光合成手段としての偏波保持光フアイバカプラで
ある。17は信号光10の入力端であり、28は参照光
12を発生するための周波数安定化光源である。偏波保
持光フアイバカプラ16の一方の出力端15はマツチン
グオイル(斜線で示す部分)を用いて到達した光の反射
を生じることなく終端されるように構成されている。他
方の出力#A18には信号光10と参照光12との・合
成信号光13が得られる。
合成信号光13は、コリメートレンズ19を介し、更に
M復回路24からライン33で与えられる制御信号で動
作する光スィッチ20を介して受光素子14に入力され
、ここで光・電気変換されてと−ト信号になる。受光素
子14の出力ライン21に得られたビート信号は、低ド
リフト演算増幅器から成る直流増幅器22及びここにラ
イン29で接続されたノイズ除去用ローパスフィルタ2
3を介してレベル検出回路43、制御器#124及び信
号処理回路26に送られる。
レベル検出回路43は、ローパスフィルタ23を介して
ライン30に得られるビート信号波形の谷点の電圧レベ
ルが零であるか否かを検出(判定)する回路である。こ
のレベル検出を実行するために、制御器R24がライン
33によってレベル検出回路43に接続されている。な
お、ライン33はビート信号波形の谷点な示す信号を伝
送する。
レベル検出回路43は第2図に示す如く、サンプルホー
ルド回路25と電圧比較器45とを含む。
サンプルホールド回路25の入力端子は第1図のローパ
スフィルタ23の出力ライン3oに接続され、サンプリ
ングパルス入力端子はライン33で制御回路24に接続
される。ライン33は光スィッチ20にも接続されてい
る。従って、光スィッチ20の光遮断期間とサンプリン
グパルス発生期間とが一致している。このため、合成信
号光13が光スィッチ20で遮断されている時のライン
30の電圧(受光素子14からローパスフィルタ23ま
でのオフセット電圧)がサンプルホールド回路25で抽
出され、ホールドされる。
電圧比較器45の一方の入力端子はローパスフィルタ2
3の出力ライン30に接続され、他方の入力端子はサン
プルホールド回路25に接続されている。従って、電圧
比較器45はビート信号波形がオフセット電圧よりも高
いか否かを判定し、ビート信号波形がオフセット電圧よ
りも高い時には高レベルの出力電圧を発生し、ビート信
号波形がオフセット電圧に一致した時に低レベル出力を
発生する。もし、オフセット電圧が零ボルトの場合には
、サンプルホールド回路25は零ボルトの出力を発生す
るので、ビート信号波形が零ボルトになった時に比較器
45の出力が反転する。
制御回路24は、光スィッチ20とレベル検出回路43
をライン33の信号で制御するのみでなく、信号光10
の光パワーを測定及び表示するように信号処理回路26
及び表示回路27をそれぞれライン32の信号及びライ
ン35の信号で制御する。また制御回路24は、周波数
安定化光源28に内蔵された半導体レーザ39をライン
38の定電流駆動信号で制御し、更に半導体レーザ39
の温度制御を行うベルチェ素子42をライン37の駆動
信号で制御する。
上述の如き種々の制御を実行するために、制御回路24
は第3図に示す如くバンドパスフィルタ45と、カウン
タ46とタイミング信号発生回路47と、安定化制御部
48とを有する。バンドパスフィルタ45は第1図のロ
ーパスフィルタ23の出力ライン30に接続され、ビー
ト信号波形のビート周波数(交流)成分を抽出し、周波
数カウンタ46に与える0周波数カウンタ46はビート
信号が所定周波数範囲(約10kHz)になったか否か
を検出する。
タイミング発生回路47はカウンタ46に接続されてい
ると共に第1図のレベル検出回路43の出力ライン31
にも接続され、ビート信号が所定周波数範囲(約10k
Hz)になったことを示すカウンタ出力に応答してライ
ン32.33.35にタイミング信号を送出する。更に
詳しく説明すると、タイミング発生回路47はビート信
号が所定周波数範囲になったことに応答してライン33
に間欠的に光スィッチ20の遮断制御パルス及びサンプ
リングパルスを送出し、ライン31に得られるレベル検
出回路43によって零レベルが検出されたことを示す信
号に応答して信号処理回路26による光パワーの測定の
開始制御信号をライン32に出力すると共に表示回路2
7の制御信号をライン35に出力する。
制御回FI&24内の安定化制御部48は第1図のレベ
ル検出回路43の出力ライン31に接続され、ビート信
号のレベルが零になるように半導体レーザ39を制御す
る信号をライン38に送出すると共に、ベルチェ素子4
2を制御する信号をライン37に送出する。なお、安定
化制御部48は、半導体レーザ39の駆動電流及び温度
を鋸歯状に微小変化(挿引)させ、これにより参照光1
2の据置を微小変化させ、信号光10の振幅と参照光1
2の振幅が一致した時点で参照光12の振幅の調整を中
止し、振幅を固定するものである。
発光素子たる半導体レーザ39には光信号10の光源と
同様のm−光スペクトルを有する分布帰還型半導体レー
ザ(DFB−LD)又は分布ブラッグ反射型半導体レー
ザ(DBR−LD)等で構成される。半導体レーザ39
の温度の安定性を高めるために、これを断熱材で囲い、
且つベルチェ素子42を二段構成としたいわゆるP、1
.D制御をなし、温度変動を10−4℃以下にすること
が望ましい、また、半導体レーザ39の駆動電流も数十
nA以下に安定化することが望ましい、半導体レーザ3
9の出射光はコリメートレンズ40及び反射戻り光防止
用の光アイソレータ41を介して偏波保持光ファイバ9
bに入力する。
次に、被測定光又は被比較光としての信号光10の振幅
IE  l及び光パワー■1と参照光12の振幅IE 
 l及び光パワーI2とを一致させるま ための原理を第4図を参照して説明する。第4図におけ
る波形a及びbは例えばローパスフィルタ23の出力ラ
イン30のビート信号波形を示す。
なお、波形aは信号光10の振幅IE11と参照光12
の振幅IE21が不一致の場合を示し、波形すはIE 
 1=lE2+の場合を示す。
ビート信号波形は次の原理によって変化する。
前述の(3)式を参照して波形aについて考察すると、
この波形のA点は、cos  ((ω2−ω1)t+Δ
φ)=1の場合の山(ピーク)値を示す、同様に0点は
cos((ω2−ω1)t+Δφ)=−1の場合の谷値
を示す、従ってA点の値は(IE11+IE、2 +)
  となり、0点の値は(IE11−IE21)  と
なる、この0点の値が零ボルトになる条件は)E  1
=lE21である。従って、0点の値が零ボルトになる
ように参照光12の振幅IE21を調整すれば、IEl
 1=IE21になる。波形aの場合は、例えばIE、
l>IE21であり、0点の値が零になっていないが、
E を調整してIE  1=IE2+にすれば、波形す
になり、0点に対応するD点(谷点)が零レベルになる
。なお、参照光12の振幅IE21を変えてビート信号
波形をaからbに変えると、合2が第4図のFだけ変化
し、ビート周波数もわずかに変化する。
以上から明らかなように何らかの手段によってビート信
号波形の谷点の電圧レベルを零になるように参照光12
の振幅IE21を調整すれば、IE  1−IE21の
状態が得られる。この状態を得るために、本実施例では
制御回路24によって半導体レーザ39の駆動電流及び
温度を鋸歯状に変化させ、レベル検出回路43によって
ビート信号波形が零レベルになる点を検出する0次にこ
の動作を更に詳しく述べる。
ビート信号波形の零レベルを正確に検出するためには、
受光素子14からローパスフィルタ23までの回路のオ
フセット電圧が問題になるので、レベル検出回路43の
第2図に示す電圧比較器45には基準信号として零レベ
ル信号を与えずに、サンプルホールド回路25でホール
ドしたオフセット電圧を与える。サンプルホールド回路
25によるオフセット電圧のサンプリング及びホールド
は、光スィッチ20によって合成信号光13を遮断した
時のローパスフィルタ23の出力をサンプリングし、ホ
ールドすることによって達成される。
電圧比較器45はオフセット電圧を自動的に補償(減算
)してビート信号波形の谷点が零レベルであるか否かを
判定する。第4図の波形aが電圧比較器45に入力して
いる時には、出力ライン31は例えば高レベルであり、
谷点が零レベルよりも高いことを示す出力状態になる。
従って、制御回路24の安定化制御部48による鋸歯状
制御が実行される。この制御で半導体レーザ39の駆動
電流を徐々に増大し、温度を徐々に下げると参照光12
の振幅E が変化し、IE  +=IE2+の状態にな
り、ビート信号波形の谷点が零レベルになる。なお、半
導体レーザ39の駆動電流を増大すると参照光12の振
幅E2が増大すると共に光波長λが長波長側にわずかに
変化するが、半導体レーザ39の温度を下げることによ
って光波長λを気波長側に補正することができる。温度
Tの変化と波長λの変化の関係はdλ/dT=IA/’
Cで略表わすことができる。ビート信号波形の谷点が零
レベルになるということは、サンプルホールド回路25
から与えられているオフセット電圧とビート信号波形と
が一致することを意味し、電圧比較器45の出力は低レ
ベルに転換する。この転換によって得られるIE、1=
lE2 +を示す情報は制御回路24に送られる。制御
回路24はIE、I=IE21を示す信号に応答して半
導体レーザ39の鋸歯状11j制御を中断し、零レベル
が得られた時の駆動電流及び温度を維持するように半導
体レーザ39を制御する。
以上のようにオフセット電圧を補償した状態で信号光1
0の振幅IE、1と参照光12の振幅IE2!とを同一
に設定すれば、信号光10の光パワーの測定に好都合で
ある0次に、光パワーの測定動作を説明する。
信号処理回路26はこの実施例ではディジタル交流電圧
計と演算回路とから成る。交流電圧計及び演算回路によ
る光パワーの測定はレベル検出回路43から零レベルを
示す出力が得られた後に実行される。交流電圧計によっ
て信号光10の光パワーを求めることができることを次
に説明する。
(3)式においてβを1とすれば、ライン30のビート
信号波形の交流成分は次式で示すことができる。
21E 1・l E2 I cos ((ω2−ω1)
t+Δφ)(5) この(5)式の実効値IOは次式に示される。
Io=21E11・IE21/  ff=F丁IE  
I・IE21 =(T−ゴ〒7弓       (6)信号処理回路2
6における交流電圧計は実効値を検出するように構成さ
れているので、(6)式の値を出力する。
ところで、光パワー測定開始に先立って、IEl 1=
lE  I、11=I2に設定されているので、(6)
式は次の様に示すことができる。
x0=(丁 I 1(7) ここで■。は半導体レーザ39の設定された駆動電流及
び温度に対してあらかじめ校正されており、これに対応
する光出力として既知である。
従って、演算回路によって11=Io/F丁の演算を行
えば信号光10の光パワー11が求まり、これが表示回
路27に表示される。
なお、(3)式に示す内容は、光スペクトル幅の有限性
によりIE  1=IE21でも前記した径値が零レベ
ルに一致しないことがある。このような場合には径値の
最低レベルをオフセット電圧値とすればよい、コヒーレ
ント光通信用の半導体レーザでは一般にスペクトル幅は
IMH2以下に狭スペクトル化されており、参照光も同
様の半導体レーザを使用することが望ましい。
[変形例] 本発明は上述の実施例に限定されるものでなく、例えば
次の変形が可能なものである。
(1) 信号処理回路26をサンプルホールド回路と演
算回路で構成してもよい。この場合には、サンプルホー
ルド回路によって第4図に示すビート信号波形の山(ピ
ーク)値(l I’  l + I E21) と径値
(lEl  1−IE21>2とを抽出し、演算回路に
てまず両者の和I、を次のように求める。
1  =(IEl 1+lE21)  +(IEl 1
−IE21) =2(IE  l  ++E  l  )   (8)
予めIE  I=IE21に設定されているので、(8
)式は次式で示すことができる。
I  =41E11  =4I、        (9
)従って、11=I、/4の演算によって信号光10の
光パワー11が求まる。
また、サンプルホールド回路で出値と径値との差工 を
求めることによって11を決定してもよい、この差Id
は次式で示される。
Id=41E11・1E21       (10)予
めIE  1=lE2+に設定されているので、(10
)式は次のようになる。
Id=41E11 =411             (11)従って、
11=Id/4の演算で信号光10の光パワー11  
を求めることができる。
更に、11=I、、の条件を使用することによって信号
処理を簡略化することができる種々の光パワー測定に本
発明を適用することができる。
(2) 第1図における偏波保持光フアイバカプラ16
を、受光素子14に入力する合成信号光の偏波方向がゆ
らがない範囲において、一般の単一モード光ファイバを
使用して製造したいわゆる合波・分波器、または光導波
路を用いた方向性結合器等に置換してもよい。
(3) 第1図における偏波保持光フアイバカプラ16
を使用する場合において、入力端17に信号光を入力す
る場合、その偏波方向がゆらぐために結合損失が変動す
る場合には、周知の光ファイバのねじれ等を利用したい
わゆる偏波補償回路を入力端17に結合してもよい。
(4) 第1図において信号光10(被比戟光)の光周
波数が比較的近接して存在している場合であって、参照
光12の光周波数が掃引できる範囲内にある場合には当
然1個の半導体レーザ39で比較測定可能である。しか
し、信号光の周波数が大きく離れて存在する場合には、
複数の半導体レーザ39の出力光を光スィッチ等で順次
切替えることによって広い周波数帯域の参照光を得るよ
うにしてもよい。
(5) 第1図において周波数安定化光源28は、IE
  1=I221が成立した後に半導体し一ザ39の駆
動電流及び温度を一定に制御する装置であったが、この
装置に加えてファブリベロー共振器を光周波数弁別器と
して組込み、これをいわゆるPZT等の圧電素子で機械
的にコントロールし、光周波数制御する方式としてもよ
い。
(6) 半導体レーザ39の駆動電流と温度とのいずれ
か一方のみを変えて参照光の振幅を制御するようにして
もよい。
(7) 第1図における周波数安定化光源28に光が戻
ることを防止するために、光アイソレータ41を用いて
いるが、コリメータ用レンズ40や光アイソレータ41
の光入射端面からの戻り光が問題となる場合には、半導
体レーザ39のレーザチップ(図示せず)に斜め研磨、
または先球加工した光ファイバを直接結合し、光アイソ
レータ41を省略してもよい。
(8) 第1図において、受光素子14や直流増幅器2
2のドリフトが無視できる場合には、光スィッチ20を
省略してもよい、この場合には電圧比較器45の反転入
力端子を零ボルトに設定する。
(9) 第1図の制御回路24に内蔵した周波数カウン
タ46を周波数−電圧変換器(いわゆるF−Vコンバー
タ)に置換し、このF−Vコンバータの出力が予め設定
したレベルに達したときタイミング発生回路47を動作
開始する方式としてもよい、また、制御回路24、信号
処理回路26をマイクロコンピュータで構成してもよい
(10)   IE  1=lE21の条件を設定すす ることのみが要求される場合には、第1図の信号処理回
路26、表示回路27を省いてもよい。
[発明の効果] 以上の説明から明らかなように、光ヘテロダイン検波に
おいて、信号光の光パワーと参照光の光パワーとを容易
に一致させることができる。従って、信号光の光パワー
測定等を容易に達成することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係わる光ヘテロダイン検波
における光パワー測定装置を示す回路図、第2図は第1
図のレベル検出回路を具体的に示す回路図、 第3図は第1図の制御回路を具体的に示す回路図、 第4図は第1図におけるビート信号波形を示す図、 第5図は従来の光ヘテロダイン検波の原理図である。 10・・・信号光、12・・・参照光、13・・・合成
信号光、14・・・受光素子、16・・・偏波保持光フ
アイバカプラ、20・・・光スィッチ、21・・・ビー
ト信号ライン、22・・・直流増幅器、23・・・ロー
パスフィルタ、24・・・制御回路、28・・・周波数
安定化光源、39・・・半導体レーザ、41・・・光ア
イソレータ、42・・・ペルチェ素子。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 [1]第1の角周波数の信号光を入力させる入力手段と
    、 第2の角周波数の参照光を生成するための参照光発生手
    段と、 前記入力手段から得られる前記信号光と前記参照光発生
    手段から得られる前記参照光との合成信号光を得るため
    の光合成手段と、 前記合成信号光を電気信号に変換する光電変換手段と、 前記光電変換手段から得られるビート信号を増幅するた
    めの増幅手段と、 前記増幅手段の出力側におけるビート信号波形の谷点の
    電圧レベルが零か否かを検出するレベル検出手段と、 前記レベル検出手段から前記谷点の電圧レベルが零であ
    ることを示す検出信号が得られるように前記参照光の振
    幅を制御するための制御手段とから成る光ヘテロダイン
    検波装置。 [2]前記参照光発生手段が半導体レーザを含む周波数
    安定化光源である特許請求の範囲第1項記載の光ヘテロ
    ダイン検波装置。 [3]前記光合成手段が偏波保持光ファイバから成るも
    のである特許請求の範囲第1項記載の光ヘテロダイン検
    波装置。 [4]前記レベル検出手段は、前記光電変換手段と前記
    増幅手段とのオフセット電圧が入力する一方の入力端子
    と前記ビート信号波形が入力する他方の入力端子とを有
    する電圧比較器を有するものである特許請求の範囲第1
    項記載の光ヘテロダイン検波装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008064607A (ja) * 2006-09-07 2008-03-21 Seiko Instruments Inc 携帯型電子時計

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