JP2617599B2 - 光ファイバ分散特性測定方式 - Google Patents
光ファイバ分散特性測定方式Info
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、光ファイバ内において生じる光信号の分散
特性を測定する光ファイバ分散特性測定方式に関するも
のである。
特性を測定する光ファイバ分散特性測定方式に関するも
のである。
[従来の技術] 光ファイバを伝送路として用いる光ファイバ通信にお
いては、光源であるレーザが周波数的にスペクトル広が
りをもっているため、これと光ファイバの分散特性が相
まって送信端でパルス波形が正しく送出されても受信側
で受信されるパルスに波形歪みが生じ、これによって受
信特性が劣化するという問題がある。
いては、光源であるレーザが周波数的にスペクトル広が
りをもっているため、これと光ファイバの分散特性が相
まって送信端でパルス波形が正しく送出されても受信側
で受信されるパルスに波形歪みが生じ、これによって受
信特性が劣化するという問題がある。
従って光通信システムを設計していく上では光ファイ
バの有する分散特性を把握することが必要不可欠であ
り、これまでに各種の分散測定方式が提案されている。
バの有する分散特性を把握することが必要不可欠であ
り、これまでに各種の分散測定方式が提案されている。
第2図は従来の分散特性測定方式のブロック図であ
り、1は測定用レーザから出射される光を外部変調器で
変調するための変調電気信号Saを供給するための発振
器、2は測定用光信号L1を出射するDFBレーザ又はOBRレ
ーザである測定用レーザ、4は分散特性を測定する測定
用光ファイバ、5は測定用光ファイバ4から出射された
強度変調光を光電変換するための光受信器、6は復調電
気信号Dと基準電気信号Sbの位相差を検出するための位
相比較器、8はDFBレーザ又はDBRレーザである測定用レ
ーザ2から出射され光ファイバFaを介通した測定用光信
号L1に対してスペクトル線幅を広げることなく発振器1
からの変調電気信号Saより強度変調する外部変調器、9
は外部変調器8を通過後、光ファイバFbを介通した測定
用光信号L2を適当な比で3つに分岐するための光分岐
器、10は測定用レーザ2から出力される測定用光信号L1
の発振波長を光ヘテロダイン検波により測定するための
モニタ用レーザ、11は測定用レーザ2とモニタ用レーザ
10の発振波長差をモニタするためのスペクトラムアナラ
イザ、12は測定用レーザ2の発振波長を大まかに測定し
てモニタ用レーザ10の発振波長を決定するための光波長
計、Fc〜〜Ffは光ファイバ、Sbは基準電気信号、Scは中
間周波電気信号である。
り、1は測定用レーザから出射される光を外部変調器で
変調するための変調電気信号Saを供給するための発振
器、2は測定用光信号L1を出射するDFBレーザ又はOBRレ
ーザである測定用レーザ、4は分散特性を測定する測定
用光ファイバ、5は測定用光ファイバ4から出射された
強度変調光を光電変換するための光受信器、6は復調電
気信号Dと基準電気信号Sbの位相差を検出するための位
相比較器、8はDFBレーザ又はDBRレーザである測定用レ
ーザ2から出射され光ファイバFaを介通した測定用光信
号L1に対してスペクトル線幅を広げることなく発振器1
からの変調電気信号Saより強度変調する外部変調器、9
は外部変調器8を通過後、光ファイバFbを介通した測定
用光信号L2を適当な比で3つに分岐するための光分岐
器、10は測定用レーザ2から出力される測定用光信号L1
の発振波長を光ヘテロダイン検波により測定するための
モニタ用レーザ、11は測定用レーザ2とモニタ用レーザ
10の発振波長差をモニタするためのスペクトラムアナラ
イザ、12は測定用レーザ2の発振波長を大まかに測定し
てモニタ用レーザ10の発振波長を決定するための光波長
計、Fc〜〜Ffは光ファイバ、Sbは基準電気信号、Scは中
間周波電気信号である。
なお、光ヘテロダイン検波によるモニタ部20(以下、
単にモニタ部20と称す)は、モニタ用レーザ10、光合成
器13、光受信器5c及スペクトラム・アナライザ11から構
成されている。
単にモニタ部20と称す)は、モニタ用レーザ10、光合成
器13、光受信器5c及スペクトラム・アナライザ11から構
成されている。
第2図の構成において、測定用レーザ2には、単一縦
モード発振特性に優れ、かつスペクトル線幅の挟いDFB
レーザ又はOBRレーザを用いている。また測定用レーザ
2からの出力光は外部変調器8によって変調されるので
光源のスペクトル線幅は何ら影響を受けることはない。
従って、光源のスペクトル広がりによる分散特性への影
響を軽減することができる。
モード発振特性に優れ、かつスペクトル線幅の挟いDFB
レーザ又はOBRレーザを用いている。また測定用レーザ
2からの出力光は外部変調器8によって変調されるので
光源のスペクトル線幅は何ら影響を受けることはない。
従って、光源のスペクトル広がりによる分散特性への影
響を軽減することができる。
また、第2図の構成においては、光分岐器9で分岐さ
れた測定光信号L2とモニタ用レーザ10からのモニタ光信
号L0とを光合成器13で合成して両波のビート信号L成分
を作成し、光受信器5cで中間周波電気信号Scに光電変換
してスペクトラム・アナライザ11上で観測し、その後、
測定用レーザ2の発振波長を徐々に変化させていくこと
により、初期の発振波長からの波長変化をスペクトラム
・アナライザ11上で観測すると同時に、出力信号Sを測
定して、分散特性を高分解能・高精度に測定している。
しかしながら、第2図の構成においては基準電気信号Sb
と測定用光信号L2が別の伝送路を伝搬したものを測定す
るため、周囲の温度変化等の理由により測定用光ファイ
バ4が伸縮した場合に生じる復調電気信号Dの位相変動
の影響を除去することができない。
れた測定光信号L2とモニタ用レーザ10からのモニタ光信
号L0とを光合成器13で合成して両波のビート信号L成分
を作成し、光受信器5cで中間周波電気信号Scに光電変換
してスペクトラム・アナライザ11上で観測し、その後、
測定用レーザ2の発振波長を徐々に変化させていくこと
により、初期の発振波長からの波長変化をスペクトラム
・アナライザ11上で観測すると同時に、出力信号Sを測
定して、分散特性を高分解能・高精度に測定している。
しかしながら、第2図の構成においては基準電気信号Sb
と測定用光信号L2が別の伝送路を伝搬したものを測定す
るため、周囲の温度変化等の理由により測定用光ファイ
バ4が伸縮した場合に生じる復調電気信号Dの位相変動
の影響を除去することができない。
第3図は、上記問題点を解決した従来構成で、測定用
光ファイバ4の零分散波長とほぼ同一の波長の約1.3μ
mで発振する基準用レーザ2″の出力光である基準光信
号L3を測定用光ファイバ4を伝搬させると共に、遠端測
定できるように光ヘテロダイン検波を用いたモニタ部20
を受信側に配置した構成にしている。さらに、基準用レ
ーザ2″と測定用レーザ2′の出力光である基準光信号
L3と測定用光信号L1はそれぞれ別々の外部変調器8a,8b
を用いてそれぞれ基準光信号L4と測定用光信号L2に変調
され、光分波器7,光受信器5a,5bを用いてそれぞれ復調
電気信号Da,Dbに変換されている。なお、Fg,Fhは光ファ
イバである。基準用レーザ2″の出力光が零分散波長に
近いため、分散の影響をほとんど受けずかつ測定用光フ
ァイバ4の伸縮の影響は、測定用レーザ2′からの出力
光と同等に受けているため両波に対する復調電気信号Da
及びDbを位相比較器6で差動合成することにより、測定
用光ファイバ4の伸縮の影響は除去して分散特性を測定
することが可能である。
光ファイバ4の零分散波長とほぼ同一の波長の約1.3μ
mで発振する基準用レーザ2″の出力光である基準光信
号L3を測定用光ファイバ4を伝搬させると共に、遠端測
定できるように光ヘテロダイン検波を用いたモニタ部20
を受信側に配置した構成にしている。さらに、基準用レ
ーザ2″と測定用レーザ2′の出力光である基準光信号
L3と測定用光信号L1はそれぞれ別々の外部変調器8a,8b
を用いてそれぞれ基準光信号L4と測定用光信号L2に変調
され、光分波器7,光受信器5a,5bを用いてそれぞれ復調
電気信号Da,Dbに変換されている。なお、Fg,Fhは光ファ
イバである。基準用レーザ2″の出力光が零分散波長に
近いため、分散の影響をほとんど受けずかつ測定用光フ
ァイバ4の伸縮の影響は、測定用レーザ2′からの出力
光と同等に受けているため両波に対する復調電気信号Da
及びDbを位相比較器6で差動合成することにより、測定
用光ファイバ4の伸縮の影響は除去して分散特性を測定
することが可能である。
[発明が解決しようとする課題] ところで前記した従来の分散特性測定方式において
は、基準用レーザ2″の波長として測定用光ファイバ4
の零分散波長と同一の約1.3μmを用いており、また測
定用レーザ2′としては通常波長1.55μm帯の光が使わ
れる。従って、測定用ファイバ4の途中に半導体レーザ
増幅器、光ファイバレーザ増幅器、光フィルタなどの挟
帯域光デバイスが挿入された系においては、基準用レー
ザ2″から送出された波長約1.3μmの光は介通せず、
測定が不可能になるという問題点があった。
は、基準用レーザ2″の波長として測定用光ファイバ4
の零分散波長と同一の約1.3μmを用いており、また測
定用レーザ2′としては通常波長1.55μm帯の光が使わ
れる。従って、測定用ファイバ4の途中に半導体レーザ
増幅器、光ファイバレーザ増幅器、光フィルタなどの挟
帯域光デバイスが挿入された系においては、基準用レー
ザ2″から送出された波長約1.3μmの光は介通せず、
測定が不可能になるという問題点があった。
本発明は、前記した従来技術の問題点を解決するため
になされたもので、光ファイバ伝送系の途中に狭帯域光
デバイスが挿入された光通信システムでも、高分解能、
高精度に測定することが可能な光ファイバ分散特性測定
方式を提供せんとするものである。
になされたもので、光ファイバ伝送系の途中に狭帯域光
デバイスが挿入された光通信システムでも、高分解能、
高精度に測定することが可能な光ファイバ分散特性測定
方式を提供せんとするものである。
[課題を解決するための手段] 前記した課題の解決は、本発明が次に列挙する新規な
特徴的構成手段を採用することにより達成される。
特徴的構成手段を採用することにより達成される。
すなわち、本発明の第1の特徴は、測定用信号光を出
力する発振発光可変の測定用レーザ手段と、前記測定用
レーザ手段から出力された測定用信号光を変調して測定
用光ファイバに入射する外部変調器と、前記測定用光フ
ァイバの出力端から出射された前記測定用信号光を測定
電気信号に変換する光受信器と、前記測定電気信号と基
準電気信号との位相差信号を出力する位相比較器と、前
記測定用光ファイバの出力端から出射された前記測定用
信号光の発振波長検出電気信号を出力する光波長計と、
前記測定用光ファイバの出力端から出射された前記測定
用信号光の発振波長変化を光へテロダイン検波にて測定
して初期設定状態からの波長変化に対応した出力電気信
号を出力するモニタ部と、初期設定時の前記位相比較器
がゼロの位相差を示すための調整電気信号を出力し、か
つ前記位相比較器、前記光波長計および前記モニタ部の
出力から測定用光ファイバの分散特性を測定する制御回
路と、前記制御回路からの調整電気信号に基づいて前記
基準電気信号を継続的に出力する基準信号発生手段とを
備えた光ファイバ分散特性測定方式にある。
力する発振発光可変の測定用レーザ手段と、前記測定用
レーザ手段から出力された測定用信号光を変調して測定
用光ファイバに入射する外部変調器と、前記測定用光フ
ァイバの出力端から出射された前記測定用信号光を測定
電気信号に変換する光受信器と、前記測定電気信号と基
準電気信号との位相差信号を出力する位相比較器と、前
記測定用光ファイバの出力端から出射された前記測定用
信号光の発振波長検出電気信号を出力する光波長計と、
前記測定用光ファイバの出力端から出射された前記測定
用信号光の発振波長変化を光へテロダイン検波にて測定
して初期設定状態からの波長変化に対応した出力電気信
号を出力するモニタ部と、初期設定時の前記位相比較器
がゼロの位相差を示すための調整電気信号を出力し、か
つ前記位相比較器、前記光波長計および前記モニタ部の
出力から測定用光ファイバの分散特性を測定する制御回
路と、前記制御回路からの調整電気信号に基づいて前記
基準電気信号を継続的に出力する基準信号発生手段とを
備えた光ファイバ分散特性測定方式にある。
本発明の第2の特徴は、前記本発明の第1の特徴にお
ける前記基準信号発生手段が、制御電圧発生器及び電圧
制御発信器からなる光ファイバ分散特性測定方式にあ
る。
ける前記基準信号発生手段が、制御電圧発生器及び電圧
制御発信器からなる光ファイバ分散特性測定方式にあ
る。
本発明の第3の特徴は、前記本発明の第1又は第2の
特徴における前記モニタ部が、周波数測定器を有する光
ファイバ分散特性測定方式にある。
特徴における前記モニタ部が、周波数測定器を有する光
ファイバ分散特性測定方式にある。
[作 用] 本発明は前記手段を講じたので、基準信号発生手段を
光受信器側に配し基準信号を測定用光ファイバ中を伝搬
させないため、周囲温度変化等の原因により測定用光フ
ァイバの伸縮や、測定用光ファイバの途中に半導体レー
ザ増幅器、光ファイバレーザ増幅器、光フイルタ等の狭
帯域光デバイスが挿入された系を不可避とする場合にも
全く影響されず、しかも従来例における測定用信号光の
波長と異なる零分散波長の基準信号を発生させる基準用
レーザが省略可能となり、それだけ高分解能かつ高精
度、高信頼性の分散測定を実現する。
光受信器側に配し基準信号を測定用光ファイバ中を伝搬
させないため、周囲温度変化等の原因により測定用光フ
ァイバの伸縮や、測定用光ファイバの途中に半導体レー
ザ増幅器、光ファイバレーザ増幅器、光フイルタ等の狭
帯域光デバイスが挿入された系を不可避とする場合にも
全く影響されず、しかも従来例における測定用信号光の
波長と異なる零分散波長の基準信号を発生させる基準用
レーザが省略可能となり、それだけ高分解能かつ高精
度、高信頼性の分散測定を実現する。
また、基準信号発生手段は、制御電圧発生器及び電圧
制御発振器にて構成することにより、簡単に、かつ精度
の高い基準電気信号の発生を可能にする。
制御発振器にて構成することにより、簡単に、かつ精度
の高い基準電気信号の発生を可能にする。
[実施例] 本発明の実施例を第1図につき説明する。
従来例と同一構成については同一符号を付し、説明の
重複を省く。なお、従来構成と異なる点は、測定用光フ
ァイバ4の受信側(測定用信号光L2の光ファイバ4の出
射側)に直接電気信号の基準信号を発生する基準信号発
生手段Aを配置し、測定用光ファイバ4に基準信号を伝
搬させずに測定用光信号L2と基準電気信号との位相比較
を行って、分散特性の測定が可能と成るように構成した
ことにある。以下に、従来構成と異なる構成部分を中心
に、本発明を詳細に説明する。
重複を省く。なお、従来構成と異なる点は、測定用光フ
ァイバ4の受信側(測定用信号光L2の光ファイバ4の出
射側)に直接電気信号の基準信号を発生する基準信号発
生手段Aを配置し、測定用光ファイバ4に基準信号を伝
搬させずに測定用光信号L2と基準電気信号との位相比較
を行って、分散特性の測定が可能と成るように構成した
ことにある。以下に、従来構成と異なる構成部分を中心
に、本発明を詳細に説明する。
光受信器5により復調された復調電気信号Dは、位相
比較器6の一方の入力端子に入力される。一方、本発明
の特徴である基準信号発生手段Aを構成する制御電圧発
生器15からの制御電圧信号S1に応じて発振周波数が定ま
る電圧制御発振器16の出力である基準電気信号S2が、位
相比較器6のもう1つの入力端子に入力されている。
比較器6の一方の入力端子に入力される。一方、本発明
の特徴である基準信号発生手段Aを構成する制御電圧発
生器15からの制御電圧信号S1に応じて発振周波数が定ま
る電圧制御発振器16の出力である基準電気信号S2が、位
相比較器6のもう1つの入力端子に入力されている。
さて、測定の開始時には、初期設定として、まず測定
用レーザ2の発振周波数を掃引せずに、ある固定された
波長で発振させておく。この時、復調電気信号Dの位相
は一定である。この状態において、位相比較器6の出力
電気信号Sがゼロの位相差を示すように制御回路17から
出力した調整電気信号S5により制御電圧発生器15の制御
電圧値信号S1を制御する。位相比較器6位相差がゼロと
なる制御電圧値信号S1が電圧制御発振器16に印加すれ
ば、電圧制御発振器16の出力基準電気信号S2は、復調電
気信号Dと完全に位相が同期したものとなる。従って、
この状態において電圧制御発振器16から出力された基準
電気信号S2は、従来例の第2図における基準電気信号Sb
あるいは第3図における復調電気信号Daと完全に等価な
ものとすることができる。
用レーザ2の発振周波数を掃引せずに、ある固定された
波長で発振させておく。この時、復調電気信号Dの位相
は一定である。この状態において、位相比較器6の出力
電気信号Sがゼロの位相差を示すように制御回路17から
出力した調整電気信号S5により制御電圧発生器15の制御
電圧値信号S1を制御する。位相比較器6位相差がゼロと
なる制御電圧値信号S1が電圧制御発振器16に印加すれ
ば、電圧制御発振器16の出力基準電気信号S2は、復調電
気信号Dと完全に位相が同期したものとなる。従って、
この状態において電圧制御発振器16から出力された基準
電気信号S2は、従来例の第2図における基準電気信号Sb
あるいは第3図における復調電気信号Daと完全に等価な
ものとすることができる。
そこで制御電圧発生器15の出力する制御電圧値信号S1
をこのまま一定に保っておき、この状態で測定用レーザ
2の発振波長を掃引すれば、周波数測定器14により、初
期状態からの波長変化に対応した出力電気信号S4が、ま
た位相比較器6により、初期状態からの位相変化に対応
した出力電気信号Sを得ることができ、これらの信号を
制御回路17を介して分散特性を測定することができる。
あわせて、光波長計12で測定用レーザ2の発振波長検出
電気信号S3をも制御回路17に入力する。
をこのまま一定に保っておき、この状態で測定用レーザ
2の発振波長を掃引すれば、周波数測定器14により、初
期状態からの波長変化に対応した出力電気信号S4が、ま
た位相比較器6により、初期状態からの位相変化に対応
した出力電気信号Sを得ることができ、これらの信号を
制御回路17を介して分散特性を測定することができる。
あわせて、光波長計12で測定用レーザ2の発振波長検出
電気信号S3をも制御回路17に入力する。
上述のように、本発明は基準電気信号S2を測定用光フ
ァイバ4を伝搬させないため、測定すべき光通信システ
ムに狭帯域の光デバイスが挿入されていても、分散特性
の測定が可能となる。
ァイバ4を伝搬させないため、測定すべき光通信システ
ムに狭帯域の光デバイスが挿入されていても、分散特性
の測定が可能となる。
また、本発明では第3図の従来構成に加え、測定用信
号光の波長(1.5μm)と異なる零分散波長(1.3μm)
の基準光信号L3を発生させる基準用レーザ2″が不要と
なるため、発振特性の異なる2つのレーザの外部温度の
調整等が不要となり、高分解能かつ高精度な分散測定が
可能である。
号光の波長(1.5μm)と異なる零分散波長(1.3μm)
の基準光信号L3を発生させる基準用レーザ2″が不要と
なるため、発振特性の異なる2つのレーザの外部温度の
調整等が不要となり、高分解能かつ高精度な分散測定が
可能である。
しかも、従来では測定用レーザ2′の発振波長変化を
スペクトラム・アナライザ11上で観測していたため、手
動の測定を行わざるを得ず、実用化の妨げとなっていた
が、本発明ではスペクトラム・アナライザ11の代わりに
周波数カウンタなどの周波数測定器14を用いることによ
り正確に測定することができ、かつ自動測定可能な方法
を提供している。
スペクトラム・アナライザ11上で観測していたため、手
動の測定を行わざるを得ず、実用化の妨げとなっていた
が、本発明ではスペクトラム・アナライザ11の代わりに
周波数カウンタなどの周波数測定器14を用いることによ
り正確に測定することができ、かつ自動測定可能な方法
を提供している。
[発明の効果] かくして本発明は、測定用信号光の出射側すなわち、
測定用光ファイバ4の受信側に直接電気基準信号S2を発
生する基準信号発生手段Aを配置して初期設定し、光フ
ァイバ伝送系に狭帯域の特性を有する光デバイスが挿入
された光通信システムの分散特性を高分解能、高精度に
遠端にて自動的に測定することができ、かつ外部の温度
変化等により変動しやすい基準用レーザ2″を無くすこ
とができるという効果を奏する。
測定用光ファイバ4の受信側に直接電気基準信号S2を発
生する基準信号発生手段Aを配置して初期設定し、光フ
ァイバ伝送系に狭帯域の特性を有する光デバイスが挿入
された光通信システムの分散特性を高分解能、高精度に
遠端にて自動的に測定することができ、かつ外部の温度
変化等により変動しやすい基準用レーザ2″を無くすこ
とができるという効果を奏する。
特に本発明は光通信用分散補償回路の設計等に広く適
用することが可能であり、また測定用光ファイバの途中
に狭帯域光デバイスが挿入された光通信システムに適用
できるという特徴を有し、その効果は極めて大である。
用することが可能であり、また測定用光ファイバの途中
に狭帯域光デバイスが挿入された光通信システムに適用
できるという特徴を有し、その効果は極めて大である。
第1図は本発明の実施例としての光ファイバ分散特性測
定方式のブロック図、第2図は従来の光ファイバ分散特
性測定方式のブロック図、第3図は測定用光ファイバの
伸縮の影響を受けない従来の光ファイバ分散特性測定方
式のブロック図である。 1……発振器 2,2′……測定用レーザ 2″……基準用レーザ 4……測定用光ファイバ 5,5a,5b,5c……光受信器 6……位相比較器 7……光分波器 8,8a,8b……外部変調器 9……光分岐器 10……モニタ用レーザ 11……スペクトラム・アナライザ 12……光波長計 13……光合成器 14……周波数測定器 15……制御電圧発生器 16……電圧制御発振器 17……制御回路 20……光ヘテロダイン検波のモニタ部 A……基準信号発生手段 D,Da,Db……復調電気信号 Sc……中間周波電気信号 f0……周波数 Fa〜Fh,F′,F″……光ファイバ L0……モニタ光信号 L1,L2……測定用光信号 L3,L4……基準光信号 L……ビート信号 Sa……変調電気信号 Sb,S2……基準電気信号 S,S4……出力電気信号 S1……制御電圧値信号 S3……発振波長検出電気信号 S5……調整電気信号
定方式のブロック図、第2図は従来の光ファイバ分散特
性測定方式のブロック図、第3図は測定用光ファイバの
伸縮の影響を受けない従来の光ファイバ分散特性測定方
式のブロック図である。 1……発振器 2,2′……測定用レーザ 2″……基準用レーザ 4……測定用光ファイバ 5,5a,5b,5c……光受信器 6……位相比較器 7……光分波器 8,8a,8b……外部変調器 9……光分岐器 10……モニタ用レーザ 11……スペクトラム・アナライザ 12……光波長計 13……光合成器 14……周波数測定器 15……制御電圧発生器 16……電圧制御発振器 17……制御回路 20……光ヘテロダイン検波のモニタ部 A……基準信号発生手段 D,Da,Db……復調電気信号 Sc……中間周波電気信号 f0……周波数 Fa〜Fh,F′,F″……光ファイバ L0……モニタ光信号 L1,L2……測定用光信号 L3,L4……基準光信号 L……ビート信号 Sa……変調電気信号 Sb,S2……基準電気信号 S,S4……出力電気信号 S1……制御電圧値信号 S3……発振波長検出電気信号 S5……調整電気信号
Claims (3)
- 【請求項1】測定用信号光を出力する発振発光可変の測
定用レーザ手段と、 前記測定用レーザ手段から出力された測定用信号光を変
調して測定用光ファイバに入射する外部変調器と、 前記測定用光ファイバの出力端から出射された前記測定
用信号光を測定電気信号に変換する光受信器と、 前記測定電気信号と基準電気信号との位相差信号を出力
する位相比較器と、 前記測定用光ファイバの出力端から出射された前記測定
用信号光の発振波長検出電気信号を出力する光波長計
と、 前記測定用光ファイバの出力端から出射された前記測定
用信号光の発振波長変化を光へテロダイン検波にて測定
して初期設定状態からの波長変化に対応した出力電気信
号を出力するモニタ部と、 初期設定時の前記位相比較器がゼロの位相差を示すため
の調整電気信号を出力し、かつ前記位相比較器、前記光
波長計および前記モニタ部の出力から測定用光ファイバ
の分散特性を測定する制御回路と、 前記制御回路からの調整電気信号に基づいて前記基準電
気信号を継続的に出力する基準信号発生手段と、を備え
た、 ことを特徴とする光ファイバ分散特性測定方式。 - 【請求項2】前記基準信号発生手段は、 前記電圧発生器及び電圧制御発信器からなる、 ことを特徴とする請求項1に記載の光ファイバ分散特性
測定方式。 - 【請求項3】前記モニタ部は、 周波数測定器を有する、 ことを特徴とする請求項1記載の光ファイバ分散特性測
定方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2042359A JP2617599B2 (ja) | 1990-02-26 | 1990-02-26 | 光ファイバ分散特性測定方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2042359A JP2617599B2 (ja) | 1990-02-26 | 1990-02-26 | 光ファイバ分散特性測定方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03246439A JPH03246439A (ja) | 1991-11-01 |
JP2617599B2 true JP2617599B2 (ja) | 1997-06-04 |
Family
ID=12633841
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2042359A Expired - Lifetime JP2617599B2 (ja) | 1990-02-26 | 1990-02-26 | 光ファイバ分散特性測定方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2617599B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS613023A (ja) * | 1984-06-18 | 1986-01-09 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 光フアイバの波長分散測定装置 |
-
1990
- 1990-02-26 JP JP2042359A patent/JP2617599B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03246439A (ja) | 1991-11-01 |
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