JP2757816B2 - 光強度変調器の特性測定方法及び制御方法 - Google Patents

光強度変調器の特性測定方法及び制御方法

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JP2757816B2
JP2757816B2 JP7083912A JP8391295A JP2757816B2 JP 2757816 B2 JP2757816 B2 JP 2757816B2 JP 7083912 A JP7083912 A JP 7083912A JP 8391295 A JP8391295 A JP 8391295A JP 2757816 B2 JP2757816 B2 JP 2757816B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光強度変調器の特性測定
方法及び制御方法に係り、特に光ファイバ通信等で用い
られるマッハツェンダ型光強度変調器の特性を測定する
方法及びマッハツェンダ型光強度変調器による光強度変
調の際に生じる位相変調分を制御する制御方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、高速光ファイバディジタル通
信システムの送信器において光の強度を変調するため
に、マッハツェンダ型光強度変調器が用いられる。この
マッハツェンダ型光強度変調器は、一端から入射した光
を導入し、途中でその入射光を2つに分岐した後再度一
つに合波して他端から出射する導波路が電気光学結晶基
板上に形成されるとともに、分岐した2つの導波路のそ
れぞれに対して信号電極を設けた構成であり、これらの
2つの信号電極に信号電圧を印加することで、導波路の
他端から光強度が変調された光信号を得る。
【0003】かかるマッハツェンダ型光強度変調器で
は、上記の2つの導波路に印加する電圧の振幅比によっ
ては、光の強度だけでなく位相も変調される。これをチ
ャーピングと呼ぶ。チャーピングの大きさは、次式に示
すαパラメータで表される。
【0004】
【数1】 ただし、上式中、dIは光の強度変化量、dφは光の位
相変化量、rは2つの導波路(アーム)に印加する信号
電界の比を示す。αの大きさは、rによって自由に設定
することが可能である。
【0005】光ファイバ伝送システムにおいて、送出光
に伝送路分散に応じた適当なチャーピングが生じている
と、光パルスが圧縮されて長距離にわたりパルス形状が
崩れなくなる。この結果、長距離にわたるデータ伝送が
可能になる。特に、1.3μm帯零分散ファイバ(ノー
マルファイバ)を用いて波長1.5μm帯信号光の長距
離伝送を行う場合などに、チャーピングは有効である。
これを生かして、マッハツェンダ型光強度変調器を用い
た長距離伝送システムの設計が進められており、正確な
αパラメータの把握が重要な課題となっている。
【0006】ところで、光強度変調器内での電界分布は
極めて複雑で、2つの電極への印加電圧の比がそのまま
2つの導波路への印加電界比rにはならない。このた
め、計算から正確なαパラメータを得ることは難しい。
従って、測定によってαパラメータを正確に把握するこ
とが重要になる。
【0007】αパラメータを測定するための従来の方法
としては、例えばジャーナル・オブ・ライトウェイブ・
テクノロジー第11巻第12号1937頁(Journal of
Lightwave Technology,Vol.11,No.12,pp.1937)に記載
されている方法がある。この従来の測定方法について図
13と共に説明する。
【0008】同図において、被測定マッハツェンダ型光
強度変調器(IM)5は、ネットワークアナライザ10
6からの周波数スイープ信号で光源1から入力される光
の強度を変調して出力する。この光強度変調器5から出
射された被変調光(信号光)は、分散のある光ファイバ
107を通した後、光検出器8で光電変換される。この
光検出器8の出力検出信号はネットワークアナライザ1
06に供給されて各周波数での応答が観測される。
【0009】ネットワークアナライザ106には、図1
3に示すように周期的に強度が零となる周波数fが複
数観測され、測定で得られるu(uは低周波数から数え
たときの順番で自然数)及びこのuのときの強度が零で
ある周波数fと、光ファイバ107の長さL、全分散
量D、光源波長λとαの間には、次の関係が成り立つ。
【0010】
【数2】 ただし、上式中、cは光速を示す、測定で得られたuに
対するfの値をプロットした直線の傾きからDが求め
られ、またu=0の外挿点からαが求められる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記の従来
の測定方法では、測定精度を高めるために多数の周波数
uを観測するには、ネットワークアナライザ106と
光検出器8にそれぞれ広帯域の周波数特性を持たせる必
要がある。また、波長分散のある伝送路が必要であり、
その伝送路の損失が高い場合は更に光アンプ等が必要で
ある。このようにこの従来の測定方法では、ネットワー
クアナライザ106及び光変調器8にそれぞれ広帯域周
波数特性の高価なものが必要で、しかも波長分散のある
伝送路や光アンプが必要であるため、測定装置全体が非
常に高価で大掛かりであるという問題がある。
【0012】また、この従来の測定方法においてαパラ
メータを求めるために用いる前記(2)式では、伝送さ
れる光の位相が波長分散だけによって変化すると仮定し
ている。しかし、光ファイバ107中では非線形光学効
果によっても位相が変化する可能性がある。ところが、
この非線形光学効果による位相変化の影響を正確に評価
することは難しいため、従来の測定方法では高精度の測
定は困難である。
【0013】更に、マッハツェンダ型光強度変調器は、
その材質の経時変化によって光強度変調器内での印加電
界分布が変化する可能性がある。このため、外部からの
印加電圧を一定に保っていてもαパラメータの値が初期
値からずれ、所望のチャーピングが得られなくなる。従
って、従来の測定方法により得られた測定値では、長期
間運用を行う高速光ファイバディジタル通信システムで
の送出光のチャーピングの制御は困難である。
【0014】本発明は以上の点に鑑みなされたもので、
簡単で安価な構成により高精度に光強度変調器のパラメ
ータを測定し得る光強度変調器の特性測定方法を提供す
ることを目的とする。
【0015】また、本発明の他の目的は、変調後の信号
波形や伝送特性に影響を殆ど与えることなく、光強度変
調器の特性を制御し得る光強度変調器の制御方法を提供
することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の特性測定方法は
上記の目的を達成するため、少なくとも被測定光強度変
調器を有し、制御信号で位相が変調され、かつ、一定周
波数の正弦波電気信号が印加される被測定光強度変調器
により光強度が変調された第1の光を発光する第1の発
光手段と、第1の光とは波長の異なる第2の光を出射す
る第2の発光手段と、第1の光と第2の光とをそれぞれ
混合する混合手段と、混合手段により混合された光を光
電変換する光検出器と、正弦波電気信号と光検出器の出
力電気信号とに基づいて、光検出器の出力電気信号中の
第1及び第2の光の波長差に相当する周波数の近傍の所
定の奇数次側帯波周波数信号のレベルが最小となるよう
にレベルを可変した信号を発生して制御信号として出力
する制御信号発生手段とを含み、正弦波電気信号及び制
御信号に基づいて被測定光強度変調器の特性を測定する
構成としたものである。
【0017】ここで、光検出器の出力電気信号中の第1
及び第2の光の波長差に相当する周波数成分が最大とな
るように、第2の光の偏光面を制御して混合手段へ出射
させる偏光制御器を有することが、測定精度向上にとっ
て望ましい。
【0018】また、本発明の制御方法は上記の目的を達
成するため、一定周波数の正弦波電気信号で位相が変調
された第1の光を発生して光強度変調器へ出射する第1
の発光手段と、第1の光とは波長の異なる第2の光を出
射する第2の発光手段と、光強度変調器の第1及び第2
のアームに入力される第1及び第2の制御信号に応じて
光強度変調器から光の強度が変調されて出射された第1
の光を第2の光と混合する混合手段と、混合手段により
混合された光を光電変換する光検出器と、正弦波電気信
号と光検出器の出力電気信号とデータ信号とに基づい
て、光検出器の出力電気信号中の第1及び第2の光の波
長差に相当する周波数の近傍の所定の奇数次側帯波周波
数信号のレベルが最小となるように第1及び第2の制御
信号の振幅比を可変して第1及び第2のアームへ出力す
る制御信号発生手段とを含む構成としたものである。
【0019】また、本発明制御方法は前記第1の発光手
段を無変調の第1の光を発光する手段とすると共に、前
記第1及び第2の光とそれぞれ波長の異なる第3の光を
発光する第3の発光手段を設け、更に第3の光と第1の
光を波長多重して光強度変調器へ入射する波長多重素子
と、光強度変調器からの光から第3の光を分離して混合
手段へ出射して第2の光と混合させる波長分離素子とを
設けたものである。
【0020】また、本発明制御方法では、光検出器の出
力電気信号中の第2の光と光強度変調器から取り出され
て混合手段に入射される光との波長差に相当する周波数
成分が最大となるように、第2の光の偏光面を制御して
混合手段へ出射させる偏光制御器を有することが、制御
精度向上にとって望ましい。
【0021】
【作用】まず、本発明の光強度変調器の特性測定方法の
作用について図1と共に説明する。本発明測定方法は、
図1に示すように、第1の発光手段1、第2の発光手段
2、混合手段3、光検出器4及び制御信号発生手段5か
ら構成されており、第1の発光手段1内の被測定光強度
変調器8の特性を測定するものである。ここでは、第1
の発光手段1は例えば光源6、光位相変調器7及び被測
定光強度変調器8からなる構成としているが、これ以外
の構成も後述するように可能である。
【0022】光源6からの光(振幅E0、周波数f、位
相φ)は光位相変調器7に入射され、制御信号発生手段
5よりの制御信号に応じてその位相が変調されて出射さ
れる。ここで、制御信号発生手段5は光検出器からの光
検出電気信号中の所定の側帯波周波数信号と信号源9か
らの一定周波数fmの正弦波電気信号とに基づいて周波
数fmの制御信号を生成する。これにより、光位相変調
器7の出力光の電界Eは次式で表される。
【0023】
【数3】 ただし、(3)式中、Vpp(P)は光位相変調器7にか
かる正弦波電気信号の振幅(ピーク・ツウ・ピーク
値)、Vπ(P)は光位相変調器7の半波長電圧であ
る。
【0024】この光位相変調器7より出射された光はマ
ッハツェンダ型の被測定光強度変調器8に入射されて信
号源9よりの正弦波電気信号により光強度が変調され
る。これにより、被測定光強度変調器8より得られる第
1の光の電界Eoutは次式で表される。
【0025】
【数4】 ただし、(4)式中、Vpp(I)は光強度変調器8にか
かる正弦波電気信号の振幅(ピーク・ツウ・ピーク
値)、Vπ(I)は光強度変調器8の半波長電圧であ
る。また、rは光強度変調器8の2つに分岐されている
導波路(アーム)のうちの一方に対する他方にかかる電
界強度の比である。更に、signは2つの変調器7及
び8に正弦波電気信号を加える際の位相関係を定める係
数で、「1」若しくは「−1」をとる。
【0026】ここで、次式
【0027】
【数5】 を満足するように、Vpp(P)とVpp(I)とが与えら
れると、次式に示すように(4)式中の位相変調成分が
キャンセルされる。
【0028】
【数6】 (5)式で示される第1の光を、混合手段3で第1の光
の波長と異なる波長の第2の発光手段2よりの第2の光
と混合した後、光検出器4で光電変換し、得られたヘテ
ロダイン検波電気信号のスペクトルをスペクトルアナラ
イザ10で観測すると、第1の光と第2の光の波長差に
相当する中間周波数101の回りに、変調周波数fm
偶数次の側帯波だけが現われる。
【0029】一方、位相変調成分がキャンセルされてい
ない(4)式で示される第1の光を上記と同様にして第
2の光と混合した後、光検出器4を通してスペクトルア
ナライザ10で観測すると、位相変調成分に起因する奇
数次の側帯波も観測される。そこで、本発明測定方法で
は光検出器4の出力電気信号中の奇数次側帯波のうち所
定の側帯波(通常は最もレベルが高い第1次側帯波10
2)の強度を零とするように光位相変調器7に供給され
る制御信号の前記Vpp(P)を制御する。そして、この
ときの制御信号発生手段5から得られるVpp(P)と正
弦波電気信号のVpp(I)とから、次式を用いて光強度
変調器8のαパラメータが求められる。
【0030】
【数7】 次に、本発明の光強度変調器の制御方法の作用について
図2と共に説明する。本発明制御方法は、図2に示すよ
うに、第1の発光手段11、第2の発光手段12、混合
手段13、光検出器14及び制御信号発生手段15から
構成されており、マッハツェンダ型光強度変調器の特性
(αパラメータ)を一定に制御するものである。ここで
は、第1の発光手段11は例えば光源21及び光位相変
調器22から構成され、また、制御信号発生手段15は
加算器23及び制御器24からなる構成としているが、
これ以外の構成も後述するように可能である。
【0031】また、第3の光を発光する第3の発光手段
と、第3の光と第1の光を波長多重して光強度変調器へ
入射する波長多重素子と、光強度変調器からの光から第
3の光を分離して混合手段へ出射して第2の光と混合さ
せる波長分離素子とを設けことも可能である。
【0032】光源21からの光(振幅E0、周波数f、
位相φ)は光位相変調器22に入射され、信号源18よ
りの周波数fmで振幅Vpp(I)の正弦波電気信号によ
りその位相が変調されて(3)式に示した電界Eの光と
されて出射される。この光位相変調器22の出力光は光
強度変調器16に入射されて制御信号発生手段15より
の制御信号に応じて光強度が変調される。
【0033】ここで、上記の光強度変調器16はマッハ
ツェンダ型の光強度変調器であり、前記したように、一
端から入射した光を導入し、途中でその入射光を2つに
分岐した後再度一つに合波して他端から出射する導波路
が電気光学結晶基板上に形成された構成であり、図2に
16a及び16bで示す部分は上記の2つに分岐された
導波路部分(アーム)を示す。
【0034】上記の制御信号は信号源18及び19より
の正弦波電気信号及びデータ信号を加算器23で加算し
て得られた信号と光検出器14の出力信号とが入力され
る制御器24により生成された第1及び第2の信号で、
その制御信号のうち、光強度変調器16の第1のアーム
16aに印加される制御信号電圧をV1、第2のアーム
16bに印加される制御信号電圧をV2とすると、これ
らは次式のように設定される。
【0035】
【数8】 ただし、(7)式中、x(t)はデータ信号の波形を表
す規格化関数で、0〜1の値をとる。また、αには所望
の値を代入する。この制御信号V1及びV2で変調され
た光強度変調器16の出力光の電界Eoutは次式で表さ
れる。
【0036】
【数9】 となるように、rを調整すると、(8)式の位相変調成
分中のfm成分がキャンセルされて、次のようになる。
【0037】
【数10】 (9)式で表される第1の光は、光分岐素子17に2分
岐され、一方は混合手段13で第1の光の波長と異なる
波長の第2の発光手段12よりの第2の光と混合された
後、光検出器14で光電変換されてヘテロダイン検波電
気信号とされる。この電気信号のスペクトルをスペクト
ルアナライザ20で観測すると、第1の光と第2の光の
波長差に相当する中間周波数201の回りに、変調周波
数fmの偶数次の側帯波だけが現われる。
【0038】一方、位相変調成分がキャンセルされてい
ない(8)式で示される第1の光を上記と同様にして混
合手段13で第2の光と混合した後、光検出器14を通
してスペクトルアナライザ20で観測すると、位相変調
成分に起因する奇数次の側帯波も観測される。そこで、
本発明制御方法では光検出器14の出力電気信号中の奇
数次側帯波のうち所定の側帯波(通常は最もレベルが高
い第1次側帯波202)の強度を零とするように制御信
号V1及びV2の振幅比であるrを制御器24で調整す
ることにより、αパラメータを一定に保つように制御す
る。
【0039】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面と共に説
明する。図3は本発明になる光強度変調器の第1実施例
の構成図を示す。同図に示すように、本実施例は第1の
光源31、光位相変調器32、周波数fmの正弦波電気
信号を出力する信号源33、制御器34、マッハツェン
ダ型光強度変調器35、第2の光源36、偏光制御器3
7、光カプラ38、光検出器39、通過中心周波数f0
の帯域フィルタ40及び通過中心周波数(f0+fm)の
帯域フィルタ41とよりなり、第1の光源31、光位相
変調器32及びマッハツェンダ型光強度変調器35は前
記第1の発光手段1を構成し、第2の光源36は前記第
2の発光手段2を構成し、光カプラ38は前記混合手段
3を構成している。
【0040】次に、本実施例の動作について説明する。
光強度変調器35に信号源33より供給される正弦波電
気信号が図4に104で示す場合、同図に点103で示
す点にバイアスされる。これにより、光強度変調器35
からは図4に105で示す如くに光強度変調された光が
出力されて光カプラ38に入射され、ここで第2の光源
36から偏光制御器37を通して偏光面が第1の光と合
わせられて入射された第2の光と混合される。
【0041】光カプラ38で混合された第1及び第2の
光は、光検出器39により受光されて光電変換される
(ヘテロダイン検波される)。この光検出器39より取
り出される電気信号は第1及び第2の光の波長差に相当
する周波数f(以下、中間周波数という)と、中間周
波数fの両側に周波数間隔fで現れる側帯波とから
なる干渉信号である。
【0042】この干渉信号は帯域フィルタ40及び41
にそれぞれ供給され、このうち中間周波数fは、帯域
フィルタ40により周波数選択されて(濾波されて)偏
光制御器37に供給される。また、干渉信号中の側帯波
のうち最もレベルの高い第1次側帯波(f+f又は
−f)の一方が帯域フィルタ41により周波数選
択される。ここでは一例として、帯域フィルタ41によ
り周波数(f+f)が周波数選択されて制御器34
に供給される。
【0043】偏光制御器37は第2の光源36から出射
された第2の光の偏光面を前記中間周波数fの信号レ
ベルが最大となるように制御して光カプラ38へ出射す
る。これにより、帯域フィルタ41で周波数選択する第
1次側帯波周波数成分(f+f)のレベルも最大と
なるように制御されることとなり、測定精度が向上す
る。
【0044】また、制御器34は帯域フィルタ41で周
波数選択されて入力された第1次側帯波周波数成分(f
+f)のレベルが零となるように、光位相変調器3
2に供給する正弦波電気信号の振幅Vpp(P)を調整
する。そして、この制御器34より出力される制御信号
から正弦波電気信号の振幅Vpp(P)と、光強度変調
器35へ供給される正弦波電気信号の振幅Vpp(I)
から前記(6)式に基づいて図示しない計算機により光
強度変調器35の特性であるαパラメータを測定する。
【0045】本実施例は測定精度を高めるためには、中
間周波数を最大とすればよく、測定に用いる正弦波電気
信号の周波数は低くてよく、また、ヘテロダイン検出の
中間周波数も光検出器の帯域に合わせて設定できるた
め、簡単で安価な構成で光強度変調器35の特性を測定
することができる。
【0046】図5は本発明になる光強度変調器の測定方
法の第2実施例の構成図を示す。同図中、図3と同一構
成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。図5
に示すように、本実施例は光強度変調器44と光位相変
調器45とを入れ換えて、第1の光源31からの光を光
強度変調器44に入射し、ここで光強度変調された光を
光位相変調器45に入射して制御器34よりの制御信号
で位相変調させるようにしたものである。
【0047】本実施例も後段の光位相変調器45より取
り出される光の電界は、前記(4)式と同一となるた
め、第1実施例と同様の動作を行う。これにより、本実
施例は第1実施例と同様に簡単で安価な構成で光強度変
調器35の特性を測定することができる。
【0048】図6は本発明になる光強度変調器の測定方
法の第3実施例の構成図を示す。同図中、図3と同一構
成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。図6
に示すように、本実施例は光源49を発光させるための
直流電源47からの駆動電圧に、制御器34からの制御
信号を加算器48で加算し、その加算電圧で光源49を
発光させるようにしたものである。
【0049】これにより、光源49からは前記光位相変
調器32で位相変調された光と同様の光を得ることがで
きるため、本実施例では光位相変調器を設けることな
く、図3及び図5と同様の測定を高精度に行うことがで
きる。
【0050】次に、本発明になる光強度変調器の制御方
法の実施例について説明する。図7は本発明制御方法の
第1実施例の構成図を示す。本実施例は、図7に示すよ
うに、第1の光源51、光位相変調器52、周波数f
の正弦波電気信号を発生する信号源53、マッハツェン
ダ型光強度変調器54、光分岐素子55、光カプラ5
6、第1の光源51の出射光の波長と異なる波長の第2
の光を出射する第2の光源57、偏光制御器58、光検
出器59、通過中心周波数fの帯域フィルタ60、通
過中心周波数(f+f)の帯域フィルタ61、デー
タ信号を発生する信号源62、加算器63及び制御器6
4より構成されている。
【0051】第1の光源51と光位相変調器52は前記
第1の発光手段11を構成しており、光カプラ56は前
記混合手段13を構成し、また、加算器63及び制御器
64は前記制御信号発生手段15を構成している。本実
施例は、マッハツェンダ型光強度変調器54の2つの分
岐導波路(アーム)54a及び54bに印加する制御信
号電圧V1及びV2の振幅比を調整することにより、マ
ッハツェンダ型光強度変調器54のαパラメータを一定
に保つものである。
【0052】本実施例の動作について説明するに、光源
51から出射された光は、光位相変調器52において信
号源53からの正弦波電気信号で位相変調された後、光
強度変調器54において制御器64からの制御電圧で光
強度変調される。制御器64は信号源53からの前記
(8)式で与えられる振幅Vpp(I)を持つ正弦波電
気信号と信号源62からのデータ信号とを加算器63で
加算した信号が供給され、この加算信号を振幅比が1:
rの比になるように分岐して光強度変調器54の2つの
アーム54a及び54bに印加する。また、制御器64
は後述する帯域フィルタ61の出力信号に基づいて上記
の加算信号の振幅比を調整する。
【0053】光強度変調器54で光強度変調されて取り
出された第1の光は、光分岐素子55により2分岐され
て一方が伝送のために送出され、他方が光カプラ56に
入射されて偏光制御器58により偏光面が揃えられた光
源57よりの第2の光(局発光)と混合された後、光検
出器59に入射されて光電変換される。光検出器59よ
り出力される電気信号は光源51及び57よりの第1及
び第2の光の波長差に相当する中間周波数fと、その
両側に周波数間隔fで現れる側帯波とからなる干渉信
号である。
【0054】この干渉信号は帯域フィルタ60及び61
にそれぞれ供給され、このうち中間周波数fは、帯域
フィルタ60により周波数選択されて(濾波されて)偏
光制御器58に供給される。また、干渉信号中の側帯波
のうち最もレベルの高い第1次側帯波(f+f又は
−f)の一方が帯域フィルタ61により周波数選
択される。ここでは一例として、帯域フィルタ61によ
り周波数(f+f)が周波数選択されて制御器64
に供給される。
【0055】偏光制御器58は第2の光源57から出射
された第2の光の偏光面を前記中間周波数fの信号レ
ベルが最大となるように制御して光カプラ56へ出射す
る。これにより、帯域フィルタ61で周波数選択する第
1次側帯波周波数成分(f+f)のレベルも最大と
なるように制御されることとなり、制御精度が向上す
る。
【0056】また、制御器64は帯域フィルタ41で周
波数選択されて入力された第1次側帯波周波数成分(f
+f)のレベルが零となるように、マッハツェンダ
型光強度変調器54の2つのアーム54a及び54bに
印加する制御信号電圧V1及びV2の振幅比rを調整す
る。これにより、マッハツェンダ型光強度変調器54の
出力光の電界が前記(9)式で表されるものとなり、マ
ッハツェンダ型光強度変調器54のαパラメータが一定
に制御される。
【0057】本実施例によれば、制御信号となる正弦波
電気信号の振幅を制御可能な範囲で小さく抑えることに
より、変調後の信号波形や伝送特性に殆ど影響を与える
ことなく、チャーピング制御のためにマッハツェンダ型
光強度変調器54のαパラメータを一定に制御できる。
【0058】図8は本発明制御方法の第2実施例の構成
図を示す。同図中、図7と同一構成部分には同一符号を
付してその説明を省略する。本実施例は、光位相変調器
66を光分岐素子55の後において位相変調を行う構成
としたもので、この場合も光位相変調器66より取り出
される光の電界が(8)式で表されたものと同一となる
ので、図7と同様の制御を行うことができる。なお、本
実施例では正弦波電気信号によって生じる位相変調成分
はキャンセルされないまま送出されるが、光位相変調器
66に起因する送出光への悪影響(過剰損失など)は防
ぐことができる。
【0059】図9は本発明制御方法の第3実施例の構成
図を示す。同図中、図7と同一構成部分には同一符号を
付してその説明を省略する。本実施例は、図7及び図8
では省略した第1の光源51を発光駆動するための直流
電源68の出力直流電圧に、加算器69において信号源
53よりの正弦波電気信号と加算重畳した電圧で第1の
光源51を駆動する。これにより、本実施例によれば、
光位相変調器を用いることなく、第1の光源51から正
弦波電気信号で位相変調されたと等価な第1の光を得る
ことができる。
【0060】図10は本発明制御方法の第4実施例の構
成図を示す。同図中、図7と同一構成部分には同一符号
を付してその説明を省略する。本実施例は、第1及び第
2の光源51及び57より出射される光の波長とそれぞ
れ異なる波長の光を出射する第3の光源70を使用する
点に特徴があり、更に、これに伴い波長多重素子71及
び波長分離素子72を設けたものである。
【0061】本実施例の動作につき説明するに、第3の
光源30から出射された第3の光は、信号源53よりの
正弦波電気信号により光位相変調器52で位相変調を受
けた後、波長多重素子71に入射されて第1の光源51
よりの第1の光と波長多重される。この波長多重された
光は、光強度変調器54で制御器64よりの制御信号に
応じて光強度が変調された後、波長分離素子72で第1
の光と第3の光とがそれぞれ波長分離され、光強度変調
のみを受けている第1の光は伝送され、光位相変調と光
強度変調の両方を受けている第3の光は光カプラ56に
入射されて偏光制御器58により偏光面が制御された第
2の光源57よりの第2の光(局発光)と混合される。
【0062】光カプラ56からの混合光は光検出器59
で受光されて電気信号に変換され、その電気信号中の第
2の光と第3の光の波長差に相当する周波数成分(中間
周波数)が、帯域フィルタ73によって濾波されてその
大きさが最大となるように偏光制御器58の動作を制御
する一方、上記電気信号中の中間周波数の両側に周波数
m間隔で現われる側帯波のうち第1次側帯波の一方
が、帯域フィルタによって濾波されて制御器64に入力
され、その大きさを零とするように、制御器64より光
強度変調器54へ出力される2つの制御電圧の振幅比r
を可変制御する。
【0063】本実施例は図7に示した第1実施例と同様
の特長を有すると共に、それに加えて制御のために第1
の光の一部を取り出す必要がないため、送出パワーの損
失を小さく抑えることができる。
【0064】図11は本発明制御方法の第5実施例の構
成図を示す。同図中、図10と同一構成部分には同一符
号を付してその説明を省略する。本実施例は、図10の
第4実施例における光位相変調器を、75で示すように
波長分離素子72の後において位相変調を行う構成とし
たもので、この場合も光位相変調器75より取り出され
る光の電界が(8)式で表されたものと同一となるの
で、図10と同様の制御を行うことができる。
【0065】図12は本発明制御方法の第6実施例の構
成図を示す。同図中、図10と同一構成部分には同一符
号を付してその説明を省略する。本実施例は、図10及
び図11では省略した第3の光源70を発光駆動するた
めの直流電源77の出力直流電圧に、加算器78におい
て信号源53よりの正弦波電気信号と加算重畳した電圧
で第3の光源70を駆動する。これにより、本実施例に
よれば、光位相変調器を用いることなく、第3の光源7
0から正弦波電気信号で位相変調されたと等価な第3の
光を得ることができる。従って、本実施例も第4及び第
5実施例と同様の特長を有する。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の特性測定
方法によれば、光検出器の出力電気信号中の2つの光源
からの光の波長差に相当する中間周波数の近傍に、位相
変調成分がキャンセルされていないときに現われる奇数
次側帯波のうち所定の側帯波の強度を零とするように光
位相変調器に供給される制御信号(正弦波電気信号)の
振幅を制御することで、そのときの正弦波電気信号の振
幅などから光強度変調器の特性を測定するようにしたた
め、測定に用いる正弦波電気信号の周波数は低くてよ
く、また、ヘテロダイン検波の中間周波数も光検出器の
帯域に合わせて設定できるため、簡単な構成で安価なシ
ステム構成で光強度変調器の特性を測定できる。また、
本発明方法によれば、モニターする側帯波の強度を零に
する制御により測定が行えるので、精度の高い測定がで
き、更に中心周波数を最大にする制御により、より一層
測定精度を向上できる。
【0067】また、本発明の光強度変調器の制御方法に
よれば、制御信号となる正弦波電気信号の振幅を制御可
能な範囲で小さく抑えることにより、変調後の信号波形
や伝送特性に殆ど影響を与えることなく、光強度変調器
の特性の制御が高精度にでき、また、材質等の経時変化
が生じても常時フィードバック制御を行っているので、
長期間運用を行うような光ファイバ通信に用いられるマ
ッハツェンダ型光強度変調器に適用しても常に最適なチ
ャーピングの制御ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる光強度変調器の特性測定方法の概
念を説明する図である。
【図2】本発明になる光強度変調器の制御方法の概念を
説明する図である。
【図3】本発明特性測定方法の第1実施例の構成図であ
る。
【図4】光強度変調器の動作点と入力電気信号に対する
出力光波形の関係を表す図である。
【図5】本発明特性測定方法の第2実施例の構成図であ
る。
【図6】本発明特性測定方法の第3実施例の構成図であ
る。
【図7】本発明制御方法の第1実施例の構成図である。
【図8】本発明制御方法の第2実施例の構成図である。
【図9】本発明制御方法の第3実施例の構成図である。
【図10】本発明制御方法の第4実施例の構成図であ
る。
【図11】本発明制御方法の第5実施例の構成図であ
る。
【図12】本発明制御方法の第6実施例の構成図であ
る。
【図13】従来の光強度変調器のαパラメータの測定方
法の基本構成図である。
【符号の説明】
1、11 第1の発光手段 2、12 第2の発光手段 3、13 混合手段 4、14、39、59 光検出器 5、15 制御信号発生手段 6、21 光源 7、22、32、45、52、66、75 光位相変調
器 8、35、44 被測定マッハツェンダ型光強度変調器 9、18、33、53 正弦波電気信号用信号源 16、54 マッハツェンダ型光強度変調器 17、55 光分岐素子 19、62 データ信号源 24、34、64 制御器 31、49、51 第1の光源 36、57 第2の光源 37、58 偏光制御器 38、56 光カプラ 40、60、73 中心周波数濾波用帯域フィルタ 41、61、74 側帯波濾波用帯域フィルタ 47、68、77 光源駆動用直流電源 70 第3の光源 71 波長多重素子 72 波長分離素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04B 10/06 H04B 9/00 L 10/08 10/142 10/152

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも被測定光強度変調器を有し、
    制御信号で位相が変調され、かつ、一定周波数の正弦波
    電気信号が印加される被測定光強度変調器により光強度
    が変調された第1の光を発光する第1の発光手段と、 該第1の光とは波長の異なる第2の光を出射する第2の
    発光手段と、 前記第1の光と第2の光とをそれぞれ混合する混合手段
    と、 該混合手段により混合された光を光電変換する光検出器
    と、 前記正弦波電気信号と該光検出器の出力電気信号とに基
    づいて、該光検出器の出力電気信号中の前記第1及び第
    2の光の波長差に相当する周波数の近傍の所定の奇数次
    側帯波周波数信号のレベルが最小となるようにレベルを
    可変した信号を発生して前記制御信号として出力する制
    御信号発生手段とを含み、前記正弦波電気信号及び制御
    信号に基づいて前記被測定光強度変調器の特性を測定す
    ることを特徴とする光強度変調器の特性測定方法。
  2. 【請求項2】 前記第1の発光手段は、光源と、該光源
    からの光を前記制御信号で位相変調する光位相変調器
    と、該光位相変調器より入射された光の強度を前記正弦
    波電気信号で変調して前記第1の光として出射するマッ
    ハツェンダ型の前記被測定光強度変調器とよりなること
    を特徴とする請求項1記載の光強度変調器の特性測定方
    法。
  3. 【請求項3】 前記第1の発光手段は、光源と、該光源
    からの光の強度を前記正弦波電気信号で変調するマッハ
    ツェンダ型の前記被測定光強度変調器と、該被測定光強
    度変調器より入射された光を前記制御信号で位相変調し
    て前記第1の光として出射する光位相変調器とよりなる
    ことを特徴とする請求項1記載の光強度変調器の特性測
    定方法。
  4. 【請求項4】 前記第1の発光手段は、光源と、該光源
    を駆動する駆動信号に前記制御信号を重畳して該光源を
    駆動する加算回路と、該光源より入射された光の強度を
    前記正弦波電気信号で変調して前記第1の光として出射
    するマッハツェンダ型の前記被測定光強度変調器とより
    なることを特徴とする請求項1記載の光強度変調器の特
    性測定方法。
  5. 【請求項5】 前記光検出器の出力電気信号中の前記第
    1及び第2の光の波長差に相当する周波数成分が最大と
    なるように、前記第2の光の偏光面を制御して前記混合
    手段へ出射させる偏光制御器を有することを特徴とする
    請求項1乃至4のうちいずれか一項記載の光強度変調器
    特性測定方法。
  6. 【請求項6】 マッハツェンダ型光強度変調器による光
    強度変調の際に生じる位相変調分を制御する光強度変調
    器の制御方法において、 一定周波数の正弦波電気信号で位相が変調された第1の
    光を発生して前記光強度変調器へ出射する第1の発光手
    段と、 該第1の光とは波長の異なる第2の光を出射する第2の
    発光手段と、 前記光強度変調器の第1及び第2のアームに入力される
    第1及び第2の制御信号に応じて該光強度変調器から光
    の強度が変調されて出射された前記第1の光を前記第2
    の光と混合する混合手段と、 該混合手段により混合された光を光電変換する光検出器
    と、 前記正弦波電気信号と該光検出器の出力電気信号とデー
    タ信号とに基づいて、該光検出器の出力電気信号中の前
    記第1及び第2の光の波長差に相当する周波数の近傍の
    所定の奇数次側帯波周波数信号のレベルが最小となるよ
    うに前記第1及び第2の制御信号の振幅比を可変して前
    記第1及び第2のアームへ出力する制御信号発生手段と
    を含むことを特徴とする光強度変調器の制御方法。
  7. 【請求項7】 前記第1の発光手段に代えて、前記光強
    度変調器へ所定波長の光を入射する光源と、該光強度変
    調器から出射された光の位相を前記正弦波電気信号で変
    調して前記第1の光として前記混合手段へ出射する光位
    相変調器とを設けたことを特徴とする請求項6記載の光
    強度変調器の制御方法。
  8. 【請求項8】 マッハツェンダ型光強度変調器による光
    強度変調の際に生じる位相変調分を制御する光強度変調
    器の制御方法において、 第1の光を出射する第1の発光手段と、 該第1の光とは波長の異なる第2の光を出射する第2の
    発光手段と、 一定周波数の正弦波電気信号で位相が変調された、前記
    第1及び第2の光とそれぞれ波長の異なる第3の光を出
    射する第3の発光手段と、 該第1及び第3の光をそれぞれ波長多重して前記光強度
    変調器へ出射する波長多重素子と、 前記光強度変調器の第1及び第2のアームに入力される
    第1及び第2の制御信号に応じて該光強度変調器から光
    の強度が変調されて出射された波長多重光から前記第3
    の光を分離する波長分離素子と、 該波長分離素子により分離された該第3の光を前記第2
    の光と混合する混合手段と、 該混合手段により混合された光を光電変換する光検出器
    と、 前記正弦波電気信号と該光検出器の出力電気信号とデー
    タ信号とに基づいて、該光検出器の出力電気信号中の前
    記第2及び第3の光の波長差に相当する周波数の近傍の
    所定の奇数次側帯波周波数信号のレベルが最小となるよ
    うに前記第1及び第2の制御信号の振幅比を可変して前
    記第1及び第2のアームへ出力する制御信号発生手段と
    を含むことを特徴とする光強度変調器の制御方法。
  9. 【請求項9】 前記第3の発光手段に代えて、前記波長
    多重素子へ前記第1及び第2の光とそれぞれ波長の異な
    る光を入射して前記第1の光と多重させる光源と、前記
    波長分離素子により分離された該光源からの光の位相を
    前記正弦波電気信号で変調して前記第3の光として前記
    混合手段へ出射する光位相変調器とを設けたことを特徴
    とする請求項8記載の光強度変調器の制御方法。
  10. 【請求項10】 前記光検出器の出力電気信号中の前記
    第2の光と前記光強度変調器から取り出されて前記混合
    手段に入射される光との波長差に相当する周波数成分が
    最大となるように、前記第2の光の偏光面を制御して前
    記混合手段へ出射させる偏光制御器を有することを特徴
    とする請求項6乃至9のうちいずれか一項記載の光強度
    変調器の制御方法。
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