JPH0117078Y2 - - Google Patents

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JPH0117078Y2
JPH0117078Y2 JP8049485U JP8049485U JPH0117078Y2 JP H0117078 Y2 JPH0117078 Y2 JP H0117078Y2 JP 8049485 U JP8049485 U JP 8049485U JP 8049485 U JP8049485 U JP 8049485U JP H0117078 Y2 JPH0117078 Y2 JP H0117078Y2
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coil
coil bobbin
movable contact
insulating
contact springs
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【考案の詳細な説明】 <技術分野> 本考案は小型の有極電磁継電器に関するもので
ある。
<従来技術> この種の従来の有極電磁継電器においては、コ
イルと切換接点との絶縁を確実化するために、コ
イルに粘着性のテープを巻き付けていた。従つて
コイルの生産性が悪く、これが継電器のコスト高
の要因となつているだけでなく、部品洗浄時にお
いてテープの粘着性が洗浄液に溶解するために、
設点の接触に対する信頼性が著しく低下し、さら
に、この種の小型のものにおいては狭いスペース
に種々の機構部が設けられているから、接点以外
の他の機構部分にも悪影響を及ぼすという問題点
を有している。
<考案の目的> 本考案は前記問題点に鑑みなされたもので、そ
の目的は、簡単な構成によりコイルと接点との絶
縁を施してコイルの絶縁用テープが不要となつた
有極電磁継電器を提供することにある。
<考案の構成> 本考案においては、平行な2本の帯状部の各端
部から直交方向に延設された相対向する2本の小
片部の間に永久磁石を配置したヨークと、コイル
を捲回した中空の巻枠芯の一端部に前記2本の小
片部が挿入される断面ロ字状の絶縁壁を設けたコ
イルボビンと、このコイルボビンの両側にそれぞ
れ並行に可動接点バネが配設されたベース台と、
両側部がそれぞれ前記可動接点バネに係合され前
記コイルボビンの保持溝に左右に移動自在に保持
された絶縁カードと、前記コイルボビンの巻枠芯
並びに絶縁カードを貫通して先端の自由端部が前
記ヨークの一方の小片部と永久磁石の間に位置さ
れ左右に揺動自在となつたアーマチユアと、前記
コイルの両側と両可動接点バネとの各間に介在し
て前記可動接点バネを支持するコモン端子に保持
された絶縁板とを備えたことを特徴とする。
<実施例> 以下、本考案の一実施例について説明する。
第1図は有極電磁継電器の切断平面の形状を示
し、以下、第2図は切断正面、第3図は切断左側
面の形状をそれぞれ示す。ヨーク1,2は2本一
対の対称形状のものが所定間隔を存して並行に対
設され、帯状部3,4の一端側部がそれぞれ直角
に折曲されて相互に向き合う小片部5,6が形成
され、且つ他端部もそれぞれ直角に折曲されて固
定片部7,8が形成され、この固定片部7,8に
は凹部9,10が設けられている。一方の小片部
5の内面には永久磁石11が配置されている。
このヨーク1,2の取付けられるコイルボビン
12は、コイル13が捲回された中空角筒状の巻
枠芯14の一端部に断面ロ字状となつた函形の絶
縁壁15が、他端部に取付部16がそれぞれ一体
に形設された形状で、絶縁壁15と巻枠芯14と
間の下部には、巻枠芯14に対し直交方向の保持
溝17を有し、取付部16には一対のコイル端子
18,18が挿入固定されている。
前記保持溝17に移動自在に挿入保持されてい
る絶縁カード19は、中央部に挿通孔20が穿孔
され、その両側部分に下方から係合溝21,22
が形成されている。コイルボビン12の巻枠芯1
4の中空部及び絶縁カード19の挿通孔20に
は、復帰バネ23が一側部に当てがわれた略々棒
状のアーマチユア24が取付部16側から貫通さ
れ、このアーマチユア24は、図中右端部の基端
部がコイルボビン12の取付部16と当接して、
図中左端部の自由端部が絶縁壁15内に突入され
て一方の小片部6と永久磁石11間に位置してい
る。このアーマチユア24の両側に並行に配置さ
れている一対のヨーク1,2は、各小片部5,6
がアーマチユア24の自由端部に対し間隙を存し
て絶縁壁15内に挿入され、且つ各固定片部7,
8の凹部9,10に取付部16の突起(図示せ
ず)が嵌合されてコイルボビン12に固定されて
いる。アーマチユア24は、基端部がヨーク1,
2の各固定片部7,8に両側から挟持されて自由
端部が左右方向(第1図及び第2図では前後方
向)に揺動自在に支持されている。
コイルボビン12が固定されたベース台25に
は、コイルボビン12の両側において可動接点バ
ネ26,27をコイル13に対して並行に支持す
るコモン端子28,29が直立固定されていると
ともに、複数個の固定端子30,31,32が植
設され、更に前記コイル端子18に接触して電気
的に接続されるコイル端子33が設けられてい
る。可動接点バネ26,27の自由端両面には接
点34,35が固着され、この自由端の近傍部が
それぞれ絶縁カード19の係合溝21,22に嵌
り込み、コイル13の励磁及び非励磁時の復帰バ
ネ23の復元力でアーマチユア24が揺動して絶
縁カード19が左右に移動することにより、可動
接点バネ26,27の接点34が固定端子30の
接点36と接触し、また、接点35が固定端子3
1の端子37と接触する構成になつている。
コイル13の両側と各可動接点バネ26,27
との各間隙にはそれぞれ偏平な絶縁板38,39
が介在され、この両絶縁板38,39は、それぞ
れ一端側(図における右側)の外面に突出された
鉤形の掛止突部40,41が各可動接点バネ2
6,27のコモン端子28,29に嵌め込まれる
とともに、他端側の内面にコイルボビン12の絶
縁壁15が当接することにより固定されている。
そして、ベース台25に嵌め込み固定されたケー
ス42によりコイルボビン12等の機構部が覆わ
れ保護されている。
第4図は分解構成を示す。A矢印で示すよう
に、絶縁カード19がコイルボビン12の保持溝
17内に挿入されると、絶縁カード19の挿通孔
20が巻枠芯14の中空部に重合状態となるの
で、この中空部及び挿通孔20に、復帰バネ23
を当てがつたアーマチユア24がB矢印で示すよ
うに貫通される。然る後に、一方のヨーク1の小
片部5に永久磁石11が配置された両小片部5,
6が、アーマチユア24の自由端部の両側からC
矢印で示すように絶縁壁15内に挿入されるとと
もに、両固定片部7,8がD矢印で示すようにコ
イルボビン12の取付部16に当接されることに
よつて、両ヨーク1,2がコイルボビン12に取
付けられる。次いで、両絶縁板38,39が、E
矢印で示すようにそれぞれの掛止片40,41を
可動接点バネ26,27の各コモン端子28,2
9に嵌め込んで保持された状態において、前述の
ヨーク1,2、アーマチユア24及び絶縁カード
19の取り付いたコイルボビン12が、F矢印で
示すように上方からベース台25上に嵌合される
時、各可動接点バネ26,27がG矢印で示すよ
うに絶縁カード19の両側の係合溝21,22に
それぞれ挿入される。最後に、ケース42がH矢
印で示すようにベース台25に嵌め込まれ、以上
の手順で組立てられる。
上述のように、接点34,35,36,37の
近傍に配置される永久磁石11及びヨーク1,2
の小片部5,6が断面ロ字状函形の絶縁壁15内
に挿入されているとともに、コイル13の両側と
各可動接点バネ26,27との各間隙に絶縁板2
6,27が介在されているから、永久磁石11と
接点35,36,37,38並びにコイル13と
可動接点バネ26,37の各間の絶縁が確実にな
され、コイル13には、従来のように粘着性テー
プを巻き付けるといつた絶縁手段を何ら施す必要
がない。
また、コイルボビン12を、コイル13の巻枠
芯14に一体に絶縁壁15を設けた形状として、
ヨーク1,2、アーマチユア24及び絶縁カード
19を予めコイルボビン12に取り付けた組立体
を、ベース台25上に嵌め込むことで構成できる
とともに、前記組立体をベース台25に嵌め込む
時点で可動接点バネ26,27が絶縁カード19
の係合溝21,22に挿入され、更に絶縁板3
8,39は可動接点バネ26,27を支持するコ
モン端子28,29に保持されるので、極めて組
立性の良好なものとなる。
<考案の効果> 以上説明したように、この考案の有極電磁継電
器によると、コイルボビンのコイルの巻枠芯に一
体に断面ロ字状の絶縁壁を設けて、この絶縁壁に
永久磁石及びヨークの小片部を挿入して収め、コ
イルと可動接点バネとの間隙に、可動接点バネの
コモン端子に支持された絶縁板を介在させる構成
としたことにより、絶縁壁で永久磁石とこれの近
傍に位置する接点とが完壁に絶縁されるととも
に、絶縁板によりコイルと可動接点バネとが確実
に絶縁され、従来のこの種継電器のようにコイル
に粘着性テープを巻き付けるといつた絶縁手段を
何ら施す必要がなく、このテープに伴う欠点が絶
無となり、コイルの生産性や接点の接触信頼性が
格段に向上する。
また、コイルボビンの巻枠芯に一体形成した絶
縁壁に永久磁石及びヨークを挿入して取り付ける
とともに、コイルボビンの保持溝に絶縁カードを
挿入して予め構成した組立体を、ベース台に嵌め
込むのみで、絶縁カードの両側の係合溝にそれぞ
れ可動接点バネが挿入され、且つ絶縁板が固定さ
れるから、組立工程が簡略化されてコストダンを
達成することができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
各図面は本考案の有極電磁継電器の一実施例を
示し、第1図は切断平面図、第2図は切断正面
図、第3図は切断左側面図、第4図は分解斜視図
である。 1,2……ヨーク、3,4……帯状部、5,6
……小片部、11……永久磁石、12……コイル
ボビン、13……コイル、14……巻枠芯、15
……絶縁壁、17……保持溝、19……絶縁カー
ド、21,22……係合溝、24……アーマチユ
ア、25……ベース台、26,27……可動接点
バネ、28,29……コモン端子、38,39…
…絶縁板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 並行な2本の帯状部の各端部から直交方向に
    延設された相対向する2本の小片部の間に永久
    磁石を配置したヨークと、コイルを捲回した中
    空の巻枠芯の一端部に前記2本の小片部が挿入
    される断面ロ字状の絶縁壁を設けたコイルボビ
    ンと、このコイルボビンの両側にそれぞれ並行
    に可動接点バネが配設されたベース台と、両側
    部がそれぞれ前記両可動接点バネに係合され前
    記コイルボビンの保持溝に左右に移動自在に保
    持された絶縁カードと、前記コイルボビンの巻
    枠芯並びに絶縁カードを貫通して先端の自由端
    部が前記ヨークの一方の小片部と永久磁石の間
    に位置され左右に揺動自在となつたアーマチユ
    アと、前記コイルの両側と両可動接点バネとの
    各間に介在して前記可動接点バネを支持するコ
    モン端子に保持された絶縁板とを備えたことを
    特徴とする有極電磁継電器。 (2) 前記絶縁カードを、両端下部に前記両可動接
    点バネが挿入される係合溝が形成された構成と
    したことを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    第1項記載の有極電磁継電器。
JP8049485U 1985-05-29 1985-05-29 Expired JPH0117078Y2 (ja)

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JPS61194935U JPS61194935U (ja) 1986-12-04
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