JPH01168352A

JPH01168352A - 竪軸型精米機

Info

Publication number: JPH01168352A
Application number: JP32799487A
Authority: JP
Inventors: Toshihiko Satake; 佐竹　利彦
Original assignee: Satake Engineering Co Ltd
Current assignee: Satake Engineering Co Ltd
Priority date: 1987-12-23
Filing date: 1987-12-23
Publication date: 1989-07-03
Anticipated expiration: 2011-01-10
Also published as: JPH08200B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、精白室の下部から玄米を供給して精白し、上
部から精白米を排出する竪軸型精米機に関する。

〔従来の技術〕

従来の竪軸型精米機を第６図、第７図により説明する。

符号５３は竪軸型精米機であり、立設した多孔壁除糠精
白筒５４内に回転自在に設けた主軸５５に螺旋転子５６
と精白転子５７とを軸装し、精白室５８の下部を玄米供
給部５９に上部を精品排出部６０にそれぞれ連絡する。

符号６１は精品排出部６０を圧迫する抵抗板であり、符
号６２は抵抗板６１を弾圧するスプリング６３の弾圧力
調節板であり、また精品排出部６０は排出ｔｉＭ６４を
介して排出口６５に連絡している。

また、第７図に示すように、精白転子５７の撹拌突起６
６を２条に形成する。

玄米供給部５９に供給された玄米は螺旋転子５６により
精白室５８へ供給され、精白室５８において１送されな
がら搗精される。搗精された白米は抵抗板°６１に抗し
ながら精品排出部６０から排出され、排出樋６４を流下
して排出口６５から機外へ排出される。

しかし、上記のような従来の竪軸型精米機においては、
第７図に示すように偏心状に形成した庁［’Ｊ自転子の
撹拌突起に対して、軸心からの距離が小さい側（ｒ２＜
ｒｌ）に噴風口６７を形成している。そして、摩擦精穀
転子は第７図矢印方向に左回転しているため、精穀室の
Ａ地点においては搗精圧力が大となって穀粒は密状態と
なり、Ｂ地点においては搗精圧力が小となって穀粒は線
状態となる。そのため、Ｂ地点の穀粒は搗精不十分の状
態で撹拌突起に沿って１送されて排出され、ムラ搗きが
発生するという問題点があった。

Ｃ問題点が解決しようとする問題点）この発明は上記のような問題点を解消し、精穀案内の圧
力バランスを調整してムラ搗きの発生を防止することが
できる竪軸型精米機を提供することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

箱体機枠に立設した筒体の一部を多孔壁除糠精白筒とし
て、前記筒体内に回転自在に設けた竪軸に螺旋転子と、
螺旋転子の上部に精白転子とを軸挿し、多孔壁際Ｉ精白
筒と精白転子とを主要部とする精白室の下部を玄米供給
部に、上部を白米排出部にそれぞれ連絡する。そして、
精白転子の上部に上部搬送装置のスクリューコンベア軸
を同心状に連結して竪軸型精米機を構成する。精白転子
の胴外周面の断面形状が複数の最大径部を有すると共に
、最大径部の回転方向後側の半径が次の最大径部に至る
過程で漸減するように形成する。

（作　用）竪軸型精米機の玄米供給部より螺旋転子に供給された米
粒は、螺旋転子により揚送されて多孔壁除糠精白筒と精
白転子とを主要部とする精白室において搗精される。搗
精された白米は抵抗板により流出が抑制されながら白米
排出部から排出され、さらにスクリューコンベアにより
１送されて機外へ排出される。そのとき、搗精室におけ
る撹拌突起付近の圧力が調整されているため、未搗精の
米粒が撹拌突起に沿って１送することがない。

〔実施例〕

この発明の実施例を図面を参照しながら説明する。第１
図は本発明を実施した竪軸型精米機の側断面図、第２図
は摩擦精白転子の正断面図、第３図〜第５図は上部搬送
装置を示した図である。

符号１は竪軸型精米機であり、立設した多孔壁除糠精白
筒２内に回転自在に設けた中空状の主軸３の底部に螺旋
転子４を、上部に撹拌突起５を設けた摩擦精穀転子６を
それぞれ軸装する。

多孔壁除糠精白筒２と摩擦精白転子６とを主要部とする
精白室７の下部を玄米供給口８に、上部を白米排出口９
にそれぞれ連絡する。

また、第２図に示すように＊ｔ＊精白転子６は３条の撹
拌突起５Ａ−Ｂを有しており、各撹拌突起Ａ〜Ｂの最大
径部ｒ１〜ｒ３が次の最大径部ｒ１〜ｒ３に至る過程で
漸減するように形成する。

符号１０は玄米用タンクであり、その下部の底板１１は
供給線１２を介して供給口８に連絡している。モーター
載台１３に載置したモーター１４のプーリー４７と、主
＠３のプーリー１５とをＶベルト４８に連結する。プー
リー１６と送Ｊ［１７のプーリー（図示せず）とをＶベ
ルト１８により連結し、送風機１７の糠排出口１９は排
糠管２０を介してサイクロン２１に連絡している。符号
２２は吸気口、符号２３は噴風口であり、除糠至２４は
除糠ダクト（図示せず）を介して送風！１１７に連絡し
ている。

符号２５は上部搬送装置であり、螺旋体２６を捲回した
中空状のスクリューコンベア軸２７の下端を１ｆＪｒ！
Ａ精白転子６の上端に嵌合して結合ビン２８により連結
し、コンベア軸２７の上端を軸受２９に嵌合する。コン
ベア￥＊２７に連結杆３０を層動自在に嵌合し、連結杆
３０の下部は結合ビン３１により白米排出口９に設けた
抵抗装置４９に連結する。抵抗装置４つは抵抗板３２と
螺旋体５０を捲回した筒体５１とからなり、また符号３
３はコンベア軸２７に設けた長穴状の空隙であり、符号
３４は！！画用のバネである。連結杆３０の上端部は圧
迫皮調ＷＪ装置３５に連結している。連結杆３０の上端
部を軸受３６に嵌合し、軸受３６は支持杆３７を介して
調節杆３８に連結しており、符号３９は調節杆３８の先
端に取付けた調節用のハンドルである。

コンベア軸２７の上端部に掻出し羽根４０を設け、上部
搬送装置２５の精品排出口４１に排出樋４２を連絡する
。排出ｔＪ４２は正逆転モーター４３により回転自在に
形成し、集米樋４４は返還ｔａ４５を介して供給樋１２
に連絡しており、またｉｖ号４６は米粒の搗精度を確認
する窓である。

次に上記構成における作用を説明する。モーター１４を
駆動させると、玄米用タンク１０内の玄米は、底板１１
を流下して供給樋１２から供給口８を経て螺旋転子４へ
送られる。玄米は螺旋転子４により精白室７へ揚送され
、摩擦精白転子６の回転によって生じる搗精作用を受け
て搗精される。そのとき、第２図に示すように各撹拌突
起Ａ−Ｃの最大径部ｒ１〜ｒ３が次の最大径部ｒ１〜ｒ
３に至る過程で漸減するように形成されているため、例
えば撹拌突起Ａにお【ノるＡ地点とＢ地点との圧力状態
がバランスされる（Ｉｆｆ拌突起Ｂ、Ｃにおいても同様
）。そのため、Ｂ地点での米粒は線状態となることがな
く、未搗精の米粒が撹拌突起Ａ−Ｃに沿って上進して機
外へ排出されることがない。そして、送風機１７により
吸気口２２から吸引されて、噴風口２３から噴出する除
糠風により除糠作用が行われる。精白室７における搗精
作用により発生した糠等の塵埃は、多孔壁除糠精白筒２
の通孔から除糠室２４へ排出され、除糠ダクト（図示せ
ず）から送風機１７．糠排出口１９゜排糠管２０を経て
サイクロン２１へ送られて集糠される。

搗精された白米は白米排出口９に到達し、抵抗板３２に
より流出が抑制されながら抵抗板３２に抗して流出する
。そして、白米はコンベア軸２７の螺旋体２６により上
部搬送装置２５内を上進され、上端部に到達された白米
は掻出し羽根４０により排出が促進されて、精品排出口
４１を経て排出ｔａ４２から機外へ排出される。

なお、搗精開始直後は不完全搗精米が排出樋４２より排
出されるので、正逆転モーター４３を作動させて排出樋
４２を鎖線の位置に反転させ、未搗精米を循環させる。

つまり、未搗精米は精品排出口４１から集米樋４４へ落
下し返還樋４５を介して供給樋１２から玄米供給口８へ
送られて再搗精される。そして、一定時間経過後適正な
搗精度となったことを窓４６より確認し、正逆転モータ
ー４３を作動させて排出樋４２を実線の位置に反転させ
ると、白米は排出樋４２から機外へ排出される。

次に、搗精度調節の作用を説明する。圧迫度調節装置３
５のハンドル３９を下方へ押し下げると、軸受３６を介
して連結杆３０が押し下げられ、それに伴い筒体５１を
介して抵抗板３２が押し下げられる。すると、精白室７
内の圧力が高まり搗精度が向上し、適正な搗精度となっ
た白米は抵抗装置４９の螺旋体５０により上進され、次
にスクリューコンベア軸２７の螺旋体２６によりさらに
上進される。このとき、抵抗装置４９の筒体５１に捲回
した螺旋体５０により１送作用が促進されると共に滞留
が防止される。

なお、搗精作業が進行して玄米の伍が減少すると、搗精
不足が生じて未搗精米が機外へ排出されることになる。

そこで、底板１１に設けたセンサー５２が玄米の減少を
検知し、センサー５２からの信号により正逆転モーター
４３が作動して排出樋４２は鎖線の位置に反転される。

すると、未搗精米は返還樋４５を介して玄米玄米供給口
８に返還されて再搗精される。そして、適正な搗精度に
なるまで循環された米粒は、タイマー等により自動的に
、また窓４６より搗精度を確認することによる手動で正
逆転モーター４３を作動させて、排出樋４３を実線の位
置に反転させることにより機外へ排出される。

（発明の効果）本発明における竪軸型精米機によれば、精白転子上部に
上部搬送装置のスクリューコンベア軸を同心状に連結し
、精白転子の胴外周面の断面形状が複数の最大径部を有
すると共に、最大径部の回転方向後側の半径が次の最大
径部に至る過程で瀬減するように形成する構成としたた
め、精米機の白米排出口を高位置に配設でき、大型の白
米取出用容器を使用できると共に、精白室の圧力がバラ
ンスされるため、未搗精の米粒が撹拌突起に沿って上進
されて機外へ排出されることがなく、ムラ搗きを完全に
防止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を実施した竪軸型精米機の側断面図、第
２図は摩擦精白転子の正断面図、第３図〜第５図は上部
搬送装置を示した図、第６図、第７図は従来例を示した
図である。１・・・竪軸型精米機、２・・・多孔壁除糠精白筒、３
・・・主軸、４・・・螺旋転子、５・・・撹拌突起、６
・・・摩ｆ！！精白転子、７・・・精白室、８・・・玄
米供給口、９・・・白米排出口、１０・・・玄米用タン
ク、１１・・・底板、１２・・・供給樋、１３・・・モ
ーター載台、１４・・・モーター、１５・・・プーリー
、１６・・・プーリー、１７・・・送風機、１８・・・
Ｖベルト、１９・・・糠排出口、２０・・・排糠管、２
１・・・サイクロン、２２・・・吸気口、２３・・・噴
風口、２４・・・除糠室、２５・・・上部搬送装置、２
６・・・螺旋体、２７・・・スクリューコンベア軸、２
８・・・結合ビン、２９・・・軸受、３０・・・連結杆
、３１・・・結合ビン、３２・・・抵抗板、３３・・・
空隙、３４・・・バネ、３５・・・圧迫度調節装置、３
６・・・軸受、３７・・・支持杆、３８・・・調節杆、
３９・・・ハンドル、４０・・・掻出し羽根、４１・・
・精品排出口、４２・・・排出樋、４３・・・正逆転モ
ーター、４４・・・集米樋、４５・・・返還樋、４６・
・・窓、４７・・・プーリ、４８・・・Ｖベルト、４９
・・・抵抗装置、５０・・・螺旋体、５１・・・筒体、
５２・・・センサー、５３・・・竪軸型精米機、５４・
・・多孔壁除糠精白筒、５５・・・主軸、５６・・・螺
旋転子、５７・・・精白転子、５８・・・精白室、５９
・・・玄米供給部、６０・・・精品排出部、６１・・・
抵抗板、６２・・・弾圧力調節板、６３・・・スプリン
グ、６４・・・排出樋、６５・・・排出口、６６・・・
撹拌突起、６７・・・噴風口。

Claims

【特許請求の範囲】

箱体機枠に立設した筒体の一部を多孔壁除糠精白筒とし
て、前記筒体内に回転自在に設けた竪軸に螺旋転子と、
螺旋転子の上部に精白転子とを軸装し、多孔壁除糠精白
筒と精白転子とを主要部とする精白室の下部を玄米供給
部に、上部を白米排出部にそれぞれ連絡し、精白転子上
部に上部搬送装置のスクリューコンベア軸を同心状に連
結した竪軸型精米機において、精白転子の胴外周面の断
面形状が複数の最大径部を有すると共に、最大径部の回
転方向後側の半径が次の最大径部に至る過程で漸減する
ように形成したことを特徴とする竪軸型精米機。