JPS6125862Y2 - - Google Patents

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JPS6125862Y2
JPS6125862Y2 JP5544679U JP5544679U JPS6125862Y2 JP S6125862 Y2 JPS6125862 Y2 JP S6125862Y2 JP 5544679 U JP5544679 U JP 5544679U JP 5544679 U JP5544679 U JP 5544679U JP S6125862 Y2 JPS6125862 Y2 JP S6125862Y2
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JP
Japan
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rice
gap
hulling
shaft
fixed barrel
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JP5544679U
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JPS55155543U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、籾摺装置の改良に関するものであ
る。
従来の籾摺装置は、第1図に示すように、周速
度を異ならせた2個のゴムロール1,1を備え、
籾2をゴムロール1,1の間隙を通過させて、籾
2から籾殻3を剥ぎとつて、玄米4を取り出すも
のであつた。
この場合、ゴムロール1,1の硬度や回転差あ
るいはゴムロール1,1間の間隙や圧力等が脱
率に大きな影響を与え、ゴムロール1,1間の1
回の通過で籾殻3を完全に除去することは困難
で、熟練者であつても籾2の粒型や乾燥度によつ
ては80%〜90%程度しか脱をできない。
その主たる原因は、ゴムロール1,1の接触面
が少ないこと、即ち、脱作用を籾2に与える距
離が短いことにあり、また籾殻3に作用する脱
力が、一回通過だけを考えると、1つの籾2に対
して1つのロール1の圧力方向とその反対方向に
のみしかかからないので、籾2によつては籾殻3
と玄米4とが離脱する力に達しない場合があるか
らである。
この考案は、上記従来の問題点に鑑みてなされ
たもので、未熟練者が操作しても、ほぼ100%近
い脱効果を上げることを可能とした籾摺装置を
新規に提供するもので、先拡がりコーン状の内周
壁にねじれ突条を有する固定胴に、先拡がりコー
ン状の外周壁にねじれ突条を有する回転籾摺軸を
隙間調節可能に嵌合させ、籾摺軸と固定胴とのす
ぼみ側の隙間から供給した籾を、各ねじれ突条に
より反転回動送りさせながら時間をかけて籾摺し
て、脱率の向上を図りつつ先拡がり側の隙間か
ら排出するようにしたものである。
以下、この考案の実施例を添附図面に従つて詳
細に説明する。
第2図に示すように、籾摺装置は、機枠5の上
部に水平方向の中空回転軸6を配置し、該回転軸
6は、機枠5に一定の間隔で立設した立上り部材
7,8に夫々支持したベアリング9,10で回転
自在に軸承すると共に、上記回転軸6に固定した
プーリ11を電動機(図示せず。)に連結して、
電動機により回転軸6を一方向回りに回転駆動さ
せるようになつている。
上記立上り部材7は上記ベアリング9を内包す
る密閉箱形に形成して、下部開口7aに対向する
内部にブロア12を配置すると共に、該ブロア1
2の回転軸13を上記回転軸6に固定した小径の
プーリ14にベルト15を介して連結し、上記回
転軸13の回転駆動によりブロア12を吸引方向
に回転させる。
上記ベアリング9は、その外環が立上り部材7
で軸方向に摺動自在に嵌合されると共に、ハンド
ル16のボス部17と立上り部材7の外周部とを
ねじ部18で螺合させる一方、上記ベアリング9
をハンドル16に連結して、該ハンドル16の回
転操作によりベアリング9を介して回転軸6を軸
方向に前後摺動させるようになつている。
一方、上記立上り部材8の上部には、上記ベア
リング10を内包する搬送ケーシング19を形成
し、該ケーシング19内に、ケーシング上部にシ
ヤツター20を介して連設したホツパー21から
落下供給される籾を前方へ搬送するためのスクリ
ユーコンベア22を上記回転軸6と一体的に設け
る。
上記搬送ケーシング19の前方には、籾摺ケー
シング23を連設し、該ケーシング23内に、ス
クリユーコンベア22に連続する先拡がりコーン
状の回転籾摺体24を上記中空回転軸6の先端を
閉塞するナツト27により一体的に設けると共
に、該籾摺体24を嵌合する先拡がりコーン状の
固定胴25を上記ケーシング23に固定して設け
る。
上記回転籾摺体24は、第3図a及び第3図b
に詳細に示すように、外周壁に複数の軸方向のね
じれ突条26,…,26を一定間隔で有し、さら
にねじれ突条26,…,26の間の外周壁には、
上記中空回転軸6の先端側に穿設した空気吐出孔
28,…,28に合致する空気噴射孔29,…,
29を設け、上記ブロア12で吸引した空気を中
空回転軸6を介して空気噴射孔29,…,29か
ら噴射させるようにする。
上記固定胴25は、第4図a及び第4図bに詳
細に示すように、内周壁に上記ねじれ突条26,
…,26とほぼ同形状のねじれ突条30,…,3
0を有し、さらにねじれ突条30,…,30の間
の内周壁にはスリツト状の籾殻吹出口31,…,
31を設け、上記噴射空気とともに籾殻3を固定
胴25外に吹出すようにさせる。吹出された籾殻
3は、籾摺ケーシング23の下部の排出口32か
ら外部へ排出される。
上記のように、回転籾摺体24と固定胴25と
を先拡がりコーン状に形成したのは、横軸回転式
の穀粒横送り方式の処理機においては、精米機、
精麦機でも同じであるが、排出口付近の穀粒をス
ムースに排出しないと、とかく閉塞現象を起し、
過負荷となり砕粒発生又は搗精不能になり易い
が、本案のように先拡がりの場合は、隙間の断面
積は次第に奥よりも大きくなり、又周速度を同一
回転で奥より速いので、送り出しスピードも奥よ
り速くなり閉塞状態を起し難いので有利である。
また、籾殻を籾殻吹出口25から吹出すように
したのは、籾摺作用間にできるだけ効率よく籾表
面の有効摩擦が働くように(籾殻発生と同時に籾
殻がクツシヨンにならないよう)籾殻を外部に排
出するためである。
上記ハンドル16の回転操作で前後摺動される
回転軸6により籾摺体24を軸方向に変位せしめ
ると、固定胴25との隙間を変化できるようにな
る。
このように隙間を調節できるようにしたのは、
籾2の粒型,籾殻3と玄米4との接着状況,籾水
分等に応じて最適な籾摺効果が得られるようにす
るためである。
上記回転籾摺体24及び固定胴のねじれ突条2
6,30は、ゴム又はウレタン等の弾力性のも
の、又はこれらを金属芯金に焼付けたもの、ある
いは硬質の全金属製のものを用いる。
上記籾摺ケーシング23側部の固定胴25の開
口部33には、ピン34を中心に揺動可能なアー
ム35に重り36を設けた圧迫板37を設け、常
時は重り36の重力で開口部33を閉じるように
する。
上記のように構成した籾摺装置で籾摺を行なう
には、ハンドル16の回転操作で回転軸6を前後
移動させて、籾摺体24と固定胴25との隙間を
最適寸法(籾2の粒径,籾殻3と玄米4との接着
状況、籾水分等で決まる。)に合わせ、ホツパー
21内の籾2をシヤツター20を開いて搬送ケー
シング19内に落下させる。
搬送ケーシング19内に落下した籾2は、スク
リユーコンベア22の推力により籾摺体24と固
定胴25との隙間に入り、各ねじれ突条26,3
0により反転されながら開口部33側へ送られる
一方、籾2の排出送り力に抗して、圧迫板37に
より送り側からの圧迫圧力を受け、隙間を通過す
る籾2に脱力をこの隙間の全面から作用させ、
即ち、籾摺作用を受ける時間が非常に長く、かつ
籾2自体の運動方向は一定でなく反転回動しなが
ら籾摺作用を受けるので、どのような脱性の悪
い籾2でもほぼ完全に脱される。
また、発生した籾殻3は、玄米4と分離される
と同時に破砕されて小さな形状になり、固定胴2
5の吹出口31から噴射空気とともに排出され、
籾殻ケーシング23の排出口32から外部に排出
される。
玄米4は、籾2の排出送り力によつて圧迫板3
7を持上げ、開口部33から籾摺ケーシング23
の外部に排出される。
上記細分された籾殻3は、従来のゴムロール方
式よりも粒度が小さいので、排出後の圧送も容易
で、また飼料に用いるときもそのままで使え、再
破砕する必要がない。
以上の説明からも明らかなように、この考案
は、先拡がりコーン状の内周壁にねじれ突条を有
する固定胴と、先拡がりコーン状の外周壁にねじ
れ突条を有する回転籾摺体との隙間で、各ねじれ
突条により籾を反転回動送りさせながら時間をか
けて籾摺できるようにした籾摺装置であるから、
籾に脱作用を与える距離が実質的に長くなり、
また、籾に対する脱力が幾度となくかかつて、
脱率が大巾に向上するようになる。
従つて、未熟練者が操作してもほぼ100%近い
脱効果を上げることができるようになつた。
また、固定胴と回転籾摺体を先拡がりコーン状
に形成したから、先すぼまりコーン状よりも穀粒
の排出がスムースになる。
さらに、噴射空気により籾殻を籾殻吹出口から
吹出すようにしたから、籾摺作用が効果的に行な
える。
さらにまた、固定胴と回転籾摺体との隙間を調
節するようにしたから、籾の性状に応じた最適な
籾摺効果が得られるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の籾摺装置の側面図、第2図はこ
の考案に係る籾摺装置の縦断面図、第3図aは回
転籾摺体の平面図、第3図bは第3図aの側面
図、第4図aは固定胴の平面図、第4図bは第4
図aの側面図である。 5……機枠、6……中空回転軸、12……ブロ
ア、16……ハンドル、22……スクリユーコン
ベア、24……回転籾摺体、25……固定胴、2
6,30……ねじれ突条、29……空気噴射孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 先拡がりコーン状の内周壁に軸方向のねじれ突
    条と、籾殻吹出口とを有する固定胴と、先拡がり
    コーン状の外周壁に上記突条とほぼ同形状のねじ
    れ突条と、空気噴出孔とを有し、上記固定胴に対
    して軸方向に変位可能で固定胴との隙間を調節で
    きるように嵌合される回転籾摺軸とを設け、該籾
    摺軸と上記固定胴とのすぼみ側の隙間から供給し
    た籾を、各ねじれ突条により反転回動送りさせな
    がら籾摺して、先拡がり側の隙間から排出すると
    ともに、籾殻を噴射空気とともに籾殻吹出口から
    外部へ吹出すようにしたことを特徴とする籾摺装
    置。
JP5544679U 1979-04-24 1979-04-24 Expired JPS6125862Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5544679U JPS6125862Y2 (ja) 1979-04-24 1979-04-24

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5544679U JPS6125862Y2 (ja) 1979-04-24 1979-04-24

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55155543U JPS55155543U (ja) 1980-11-08
JPS6125862Y2 true JPS6125862Y2 (ja) 1986-08-04

Family

ID=29289677

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5544679U Expired JPS6125862Y2 (ja) 1979-04-24 1979-04-24

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JP (1) JPS6125862Y2 (ja)

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JPS55155543U (ja) 1980-11-08

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