JPH01167514A - アフタエア供給装置 - Google Patents

アフタエア供給装置

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Publication number
JPH01167514A
JPH01167514A JP32292387A JP32292387A JPH01167514A JP H01167514 A JPH01167514 A JP H01167514A JP 32292387 A JP32292387 A JP 32292387A JP 32292387 A JP32292387 A JP 32292387A JP H01167514 A JPH01167514 A JP H01167514A
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JP
Japan
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sleeve
air
air flow
furnace
flow path
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Pending
Application number
JP32292387A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunikatsu Yoshida
邦勝 吉田
Hidehisa Yoshizako
秀久 吉廻
Kenji Kiyama
研滋 木山
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Mitsubishi Power Ltd
Original Assignee
Babcock Hitachi KK
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Publication date
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Publication of JPH01167514A publication Critical patent/JPH01167514A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ボイラ等の燃焼装置における燃焼火炉内のア
フタエアポートに、燃焼用空気を供給するためのアフタ
エア供給装置に関する。
〔従来技術〕
排ガス中の窒素酸化物たるNOXは光化学オキシダント
や酸性雨の原因物質の1つとされているため、近年、そ
の発生を効果的に抑制する燃焼法の開発が要望されてい
る。この様な目的に沿った燃焼法として、(1)排ガス
再循環法、(2)二段燃焼法および(3)炉内脱硝燃焼
法が知られているが、特に後2者が注目されている。
二段燃焼法は、ボイラ等の燃焼火炉に主バーナとアフタ
エアポートとを配し、該火炉内のガス流動方向より見て
上流側に位置する主バーナの空気比を1以下に絞って燃
焼を行なうことによりNOXの発生を抑制し、酸素不足
のため生ずる未燃分については主バーナより後流側に位
置するアフタエアポートから注入される空気(以下、ア
フタエアと称する)により完全燃焼させるものである。
また、炉内脱硝燃焼法は、主バーナの下流側に脱硝バー
ナまたは還元バーナと称する特殊なバーナ(以下、脱硝
バーナで代表する)を配するとともに、さらにその下流
側にブックエアポートを配し、上記脱硝バーナにおいて
空気比1以下の条件で燃焼を行なうことにより主バーナ
で生成したNOXを還元し、その後、脱硝バーナで生成
した未燃分をブックエアポートから注入されるアフタエ
アにより完全燃焼するものである。
これらいずれの方法においても、主バーナまたは脱硝バ
ーナの後流側には、ブックエアポートが配され、これに
より前記主バーナまたは脱硝バーナの領域で発生する未
燃分を完全燃焼させる構成となっている。主バーナまた
は脱硝バーナから発生する未燃分の炉内分布状態は燃料
状態により変化するため、アフタエアの供給に際しては
、上記変化に対応できるように主混合箇所あるいは到達
距離の調整範囲をできるだけ広くすると共に、火炉内に
おいて未燃分の多い場所又は酸素濃度の低い場所に効果
的に投入することが重要である。
このような観点から、第15図に示すようなアフタエア
供給装置が、本願出願人によって特願昭57−2184
26号(特開昭59−109714号)として提案され
た。
第15図において、1はボイラ等の火炉で、その炉壁2
の複数箇所には火炉1内ヘアフタエアを供給するための
アフタエアロ3が設けられている。
4は、各7フタエアロ3に対応して炉壁2の外側に取り
付けられて風箱で、該風箱4内を流れる燃焼用空気は、
固設されたスリーブ5内を流れる一次空気流路6と、旋
回器7を介してスリーブ5の外周を流れる二次空気流路
8とに分離され、雨空気流路6.8から燃焼用空気が火
炉1内に供給されるようになっている。
前記スリーブ5には前記一次空気流路6内を流れる空気
流量を調整するためのダンパ9が設けられ、該ダンパ9
は外部から操作ロッド10によって調整自在となってい
る。また、スリーブ5の先端開口部は、前記アフタエア
ロ3の最小断面積位置近傍に位置し、スリーブ5内の一
次空気流路6を通る一次空気は直進空気流として火炉1
内に供給されるようになっている。一方、前記二次空気
流路8を通る二次空気は、前記旋回器7によって旋回力
を付与されて旋回空気流として火炉1内に供給されるよ
うになっている。なお、1)は旋回器7用の操作ロッド
である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前記した第15図の構成のアフタエア供給装置において
は、前記一次空気と二次空気との流量比、並びに二次空
気の旋回力を変化させることによって、第16図(A)
〜(ののように火炉l内への供給空気流(噴流パターン
)を変化させることが出来る。
即ち、同図(A)の噴流パターンは、旋回器7による二
次空気の旋回が比較的弱い場合、同図(B)の噴流パタ
ーンは、二次空気の旋回器7による旋回が比較的強く、
一次空気と二次空気とが合流する場合、同図(C)の噴
流パターンは、二次空気の旋回器7による旋回力を一段
と強化し、噴流が炉壁2の内面に沿って拡がる場合を、
各々示している。
そして、同図(A)に示したパターンは火炉1の中心の
未燃分の減少に、また同図(C)に示したベタ−ンは炉
壁2近傍の未燃分の減少に効果的に機能する。
しかしながら、従来構成においては第16図(D)に示
した噴流パターンの形成が、後記するように実質上不能
なものであった。同図(D)に示したパターンは、中心
を通る直進空気流Aと炉壁2に沿って拡がる旋回空気流
Bとを併せもつもので、火炉1の中心の未燃分の削減と
炉壁2近傍の未燃分の削減とを同時に行なうのに非常に
有効な噴流パターンであり、火炉1内燃焼ガス流中の未
燃分は、火炉1の中心部並びに炉壁2の内面近傍に集中
する場合が多く、よって、同図(ロ)のパターンを形成
することは大なるメリットがある。
即ち、同図(ロ)の噴流パターンを従来構成で形成する
には、二次空気の旋回力、及び一次空気の速度又は運動
力を大きくする必要がある。このためには、通常風箱4
と火炉1との圧力差、いわゆる差圧を大きく保つ必要が
あり、よって送風機動力のアップを強いられ、設備コス
ト、運転コストに悪影響を与えるという問題があった。
また、第16図(D)の噴流パターンは、アフタエアロ
3のスロート部、即ち、最小断面積部近傍における一次
空気と二次空気との合流の状態によっては非常に不安定
なものとなり、わずかな外乱によってたやすく第6図(
B)又は(C)のパターンに変化するという問題もあっ
た。
更に従来構成においては、噴流の到達距離の調整範囲、
噴流パターンの変化範囲が比較的に制限を受け、この拡
大を企るには前記した火炉lと風箱4との差圧のアップ
を予価な(されるが、各アフタエアロ3における流量が
予め略決定されていることが多いので、噴流の到達距離
の調整範囲の拡大、噴流パターンの変化範囲の拡大は自
ずと一定の限界があるものであった。また、従来構造で
は、一次空気用の前記ダンパ9並びに二次空気用の前記
旋回器7を操作して供給噴流パターンを変化させている
が、これらは互い影響し合うため、その調整操作は煩雑
なものとなっていた。
〔発明の目的〕
本発明は上記の点に鑑み成されたもので、その目的とす
るところは、火炉と風箱との圧力差を過大にしなくても
良い、即ち、いわゆる圧力損失が小さくても良い構成で
ありながら、噴流パターンの変化範囲及び噴流の到達距
離の調整範囲が広く、且つ安定した噴流パターンを形成
し得るアフタエア供給装置を提供するにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上記目的を達成するため、ボイラ等の火炉を囲
む炉壁に設けられたアフタエアロに通じる空気流路が、
その中央部に位置するスリーブ内を通る一次空気流路と
、スリーブの外周を通る二次空気流路とに分割され、一
次空気流路と二次空気流路との少くとも一方の空気流に
旋回力を付与する旋回器を備えたアフタエア供給装置に
おいて、前記スリーブの少くとも火炉側先端部分が軸方
向に摺動自在であるように構成されている。
〔作 用〕
上述の如く、スリーブの先端を摺動自在にすることによ
って、スリーブの先端開口、即ち、一次空気の噴出出口
位置が調整できることになる。よって、火炉内への噴流
の到達距離調整を圧力差を可変することなしに行ない得
る上に、噴流の到達距離の調整範囲が拡がり、例えば前
記した第16図(D)の噴流パターンも、スリーブ先端
を火炉側に近づけることによって容易に形成できる。ま
た、一次空気と二次空気との合流位置が可変できるので
、噴流パターンの変化範囲が拡がる上、外乱による噴流
パターン変動の少ない状態位置を確保できるので、安定
した噴流パターンが得られる。
〔実施例〕
以下本発明を図示した実施例によって説明する。
第1図は本発明の1実施例に係るアフタエア供給装置を
備えた燃焼装置の簡略化した説明図、第2図はアフタエ
ア供給装置の要部断面図、第3図は火炉出口から煙道部
に至る燃焼流の状態を説明するためのモデル図、第4図
はエアポートの配置状態を示す説明図であり、第1.2
図において前記した従来構成と均等の部材1部位には同
一符号を付し、その説明は省略する。
第1図において、前記火炉lにおけるバーナ12の下流
側には、第2図に示したアフタエア供給部AAP (以
下、アフタエアポートAAPと称す)が炉幅方向に複数
個設置されている。
各アフタエアポートAAP2には、スリーブ13内を通
る一次空気流路6と、スリーブ13の外周を通る二次空
気流路8とが形成され、図示せぬ送風機によって風箱4
内を流れる燃焼用空気は雨空気流路6.8を経てアフタ
エアロ3から火炉1内に供給される。上記したスリーブ
13は、固設されたスリーブ本体14と、該スリーブ本
体14の先瑞部に摺動自在に取り付けられた摺動スリー
ブ15とを備えており、摺動スリーブ15はスリーブ操
作ロッド16によって外部から摺動位置を調整し得るよ
うになっている。即ち、スリーブ操作ロッド16を第2
図右方へ移動させると摺動スリーブ15は火炉1内側へ
移動して、一次空気流路出口を火炉1内側へと移動させ
、また、スリーブ操作ロッド16を第2図左方へ移動さ
せると摺動スリーブ15は火炉1外側へ移動して、一次
空気流路出口を火炉1外側へと移動させることになる。
よって、一次空気流路を流れる流量が一定であっても、
一次空気による噴流到達距離、並びに一次空気と二次空
気との合流状態が容易に可変可能となっている。
17は、本実施例のアフタエア供給装置全体の駆動制御
を司どる制御装置で、内蔵ROMには該実施例に固有の
各パラメータ等が保持されていると共に制御プログラム
が格納されていて、例えば後述する制御テーブルに従っ
て、内蔵するRAMにデータを取り込み、或いはフラグ
等を立てつつアフタエア供給装置をコントロールするよ
うになっている。
18は、上記制御装置17で制御される旋回器駆動回路
、19は、該旋回器駆動回路18によって駆動される旋
回器駆動源で、該旋回器駆動源19は、例えばモータ等
よりなり、前記旋回器7用の操作ロッド1)に連絡され
ている。
20は、前記制御装置17で制御されるスリーブ駆動回
路、21は、該スリーブ駆動回路によって駆動されるス
リーブ駆動源であり、該スリーブ駆動源21は例えばモ
ータ等よりなり、前記スリーブ操作ロッド16に連結さ
れている。
22は、前記制御装置17で制御されるダンパ駆動回路
、23は、該ダンパ駆動回路によって駆動されるダンパ
駆動源で、該ダンパ駆動源23は例えばモータ等よりな
り、前記ダンパ9用の操作ロッド10に連絡されている
ここで、前述したようにアフタエアポートAAPは複数
箇所設けられており、各アフタエアポートAAPにおい
ても、同様に独立して、旋回器駆動回路18.旋回器駆
動源19による旋回器7制御(二次空気の旋回力調整)
、スリーブ駆動回路20゜スリーブ駆動源21による可
動スリーブ15の先端開口位置制御(一次空気出口位置
調整)、並びに、ダンパ駆動回路22.ダンパ駆動源2
3によるダンパ位置制御(一次空気流mgm整)が行な
い得るようになっている。なお、該実施例においては、
第3図のg−g’線断面を示す第4図の如く、アフタエ
アポートAAPは、缶部と午後側にF1〜F4゜R1−
R4で示すように各4ケ所の計8ケ所が設けられている
第1図において、24・・・・・は煙道部25に設けら
れたセンサで、煙道部25における未燃分或いは酸素濃
度等の燃焼状態を検知し、各センサ24からのデータは
濃度分布計測装置26に取り込まれて、煙道部における
例えば未燃分濃度分布が演算され、前記制御語217に
送出される。
上記した煙道部25における濃度分布、即ち、第3図に
おけるe−e’線断面部分と、同図におけるf−f’線
断面部分(火炉出口27部分の断面)の濃度分布とは、
火炉出口27から煙道部25に至る流れが略二次元流で
あることから、概ね相関があることが確認されている。
よって、火炉出口27の倍旧側f近傍の様子を知るには
煙道部25のe′近傍の濃度を知れば良く、また火炉出
口27の午後側f′近傍の様子を知るには、煙道部25
のe近傍の濃度を知れば良いことになる。そして、この
ように煙道部25にセンサ24を配置することによって
、高温で測定が難しい火炉出口27での測定を行なわな
(でも、比較的温度が低い煙道部25において容易・確
実に火炉出口27近傍の濃度分布に対応したデータを測
定し得る。
以上の構成による火炉1への噴流(空気流)パターン調
整について以下説明する。
先ず、各アフタエアポートAAPにおいて、前述した第
16図(^)〜(D)に示すパターンを得る手法を説明
する。
〔第16図(A)の場合〕 この場合、前記制御装置17は、旋回器駆動回路18、
旋回器駆動源19をして、旋回器7による二次空気の旋
回力を弱めるように指令・制御すると共に、ダンパ駆動
回路22.ダンパ駆動源23を指令・制御して、ダンパ
9を開かせて一次空気の流量を増して直進空気量を増加
させる。これによって、第16図(^)の直流空気量が
主体となった空気供給が達成される。なお、この際、前
記摺動スリーブ15の位置はこの噴流パターン形式には
あまり関係がない。
〔第16図(B)の場合〕 この場合、制御装置17は、旋回器7によって二次空気
に適当な旋回力を付与すると共に、ダンパ9を制御して
一次空気も適当量だけ流れるようにさせる。また、制御
装置17は、スリーブ駆動回路20、スリーブ駆動源2
1をして摺動スリーブ15の先端開口部を、スロート部
28(アフタエアロ3における最小断面積部位、第2図
)か、或いはこれよりも炉外側へ位置させる。この様に
すると、一次空気流路6の一次空気と二次空気流路8の
二次空気とは適当に合流した第16図CB)のパターン
となる。
〔第16図(C)の場合〕 この場合、制御値W1)7はダンパ9をわずかに開かせ
ると共に摺動スリーブ15の先端開口部をスロート部2
8よりも炉外側へ位置させ、また、旋回器7による二次
空気への旋回力を比較的強める。これによって、一次空
気は二次空気の旋回力に吸引されて、噴流パターンは第
16図(C)に示すような炉壁2に沿う空気流を主体と
したものとなる。なお、この図に示したパターン形成は
従来に比して低い差圧で目的が達成される。何んとなれ
ば、従来では同図(C)に示すパターンは旋回器7によ
る旋回力付与を相当に大きくとることによって達成され
ていて、これは大きな差圧を必要としているのに対し、
実施例においては、一次空気流路の出口を従前より炉外
側へ移動させて一次空気を二次空気によって速やかに吸
収させることができるからである。
〔第16図(0)の場合〕 この場合、制御装置はダンパ9を開いて一次空気量を増
すと共に旋回器7によって二次空気に比較的大きな旋回
力を付与し、また摺動スリーブ15の先端開口部をスロ
ート部28よりも炉内側へ位置させる。こうすることに
よって、直進空気流たる一次空気は二次空気の旋回力の
影響を殆んど受けることがな(、噴流パターンは第16
図(D)に示したよう火炉l中心に向う直進空気流Aと
炉壁2に沿った旋回空気流Bとが混在したものとなって
、従前達成困難であった同図(D)のパターンを低い差
圧で容易に達成でき、また、わずかな外乱によってはパ
ターン変動の殆んどない安定した噴流パターンとなるこ
とが確認された。
なお、上記した例では、一次空気の流量、二次空気の旋
回力を調整するようにしているが、場合によっては、予
め一次空気流量並びに二次空気旋回力を適宜のものに設
定しておき、摺動スリーブ15の位置のみを可変するだ
けでも、噴流パターンを成る程度は変化させることがで
きる。この場合は、噴流パターンの変化を二段燃焼比率
等バーナ部やその他の空気系統に影響を与えることなく
行ない得るというメリットがある。 (各ブックエアポ
ートAAPの流量は、はぼ決定されている場合が多く、
流量操作量としてはあまり大きく変えることが許されな
い場合も多い、しかしながら、特にスリーブ位置の変化
は流量変化をともなわないので、第16図(C)、 (
D)のパターン変化を簡便におこすことができる。) 次に、第3図〜第13図によって、前記した煙道部25
における濃度分布測定に基づく3つの操作指針例につい
て以下説明する。
前述した如く、該実施例では各アフタエアボー)AAP
は倍旧と午後にF1〜F4.R1〜R4の各4ケ所に配
置され(第4図)、また、前記煙道部25と火炉出口2
7との濃度分布は略相関がある。
〔操作指針例1、第5〜7図〕 例1は煙道部25において測定した未燃分が第5図に示
す様に流路の四隅で高い場合である。又e′側がe側よ
りも高い未燃分を示しているものとする。この時、火炉
出口27における分布を推定すれば第6図の如くなる。
即ち、火炉1の四隅に未燃分があり、特に缶前側の隅が
高いはずである。そこで、未燃分を減少させるには、第
7図のテーブルに示す様に、火炉1の四隅に近いFl、
F4゜R1,R4のアフタエアボートAAPを操作すれ
ば良い。第6図における操作因子の内、スリーブ位置は
スロート部28を基準(0)とし、それより火炉1側を
(+)、風箱4側を(−)で表わしている。アフタエア
を隅に拡散させるためには噴流パターンが第16図の(
C)又は(B)となる様にすれば良い0缶前側(Fl、
F4)は未燃分が多いので(C)のパターン、缶径側(
R1,R4)は(C)又は(B)のパターンとする。中
央部のアフタエアポートAAP (F2.F3.R2,
R3)は火炉中央部に未燃分がないので、現状の設定を
特に動かす必要はなく、Fl、F4.R1,R4を変化
させた後、必要なら微調整することになる。なお、この
様な煙道部25における分布と操作量との関係は、予め
特性を把握するための試験を実施した後、制御装置17
にテーブルとして組み込んである。
(操作指針例2)第8〜10図) 例2として、煙道部25における未燃分が第8図の様に
流路中央部で高い場合を考える。この場合、火炉出口2
7における分布は第9図の様なものとなるため、F2.
F3.R2,R3の各アフタエアポートAAPの噴流パ
ターンが第6図のAになる様操作する。その制御テーブ
ルを第10図に示す。
なお、火炉1の四隅には未燃分がないので、前述と同様
に現状の設定を特に動かす必要はない。
〔操作指針例3、第1図〜第3図〕 例3として、煙道部25における未燃分が第1)図示の
ように、流路中央と流路壁面に沿って共に高い場合を考
える。この場合、火炉出口27の未燃分の分布は第12
図になるものと推定され、各アフタエアポートAAP(
Fl〜F4.R1へR4)は第13図の制御テーブルに
従って制御される。
即ち、缶前側(Fl−F3)、缶径側(R1−R3)は
第16図(D)の噴流パターンに、残余のアフタエアポ
ートAAP (F4.R4)は第16図(C:の噴流パ
ターンとなるようにされる。
この例3の場合は、従前では前述したように実用上達成
困難な第16図(0)の噴流パターンが多用されている
も、差圧をさほど高めることなく該実施例ではこれを実
現可能としている。
本発明は上記の如くなっているが、種々の変形が可能な
ことは言うまでもなく、上記実施例のようにスリーブ本
体14の内周に沿って摺動スリーブ15をガイドする代
りに、スリーブ本体14の外周に沿って摺動スリーブ1
5をガイドするようにしても良く、或いは、また第14
図に示すようにスリーブ20全体を摺動自在にしても良
い、この第14図の実施例においても、第16図(^)
〜(D)の噴流パターンを得ることが出来る。なお、こ
の実施例においては、火炉l内の未燃分分布が予めわか
っている場合を想定しており、ダンパを排して一次空気
流量が所定値となるようにスリーブ20の径が決定され
ている。このようにすれば、構造、操作とも簡略となる
)  〔発明の効果〕 以上詳述したように本発明によれば、圧力損失が少くて
も良い構成でありながら、噴流パターンの変化範囲、噴
流の到達距離の設定範囲が共に広く、且つ、安定した噴
流パターンを得られるアフタエア供給装置を提供でき、
その価値は多大である。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本発明の1実施例に係り、第1図は燃
焼装置の簡略化した模式図、第2図はアフタエア供給装
置の要部断面図、第3図は火炉出口から煙道部に至る燃
焼流の状態を説明するためのモデル図、第4図はエアボ
ートの配置状態を示す説明図である。 第5図は煙道部における未燃分の濃度分布の第1例を示
す説明図、第6図は第5図に対応する火炉出口の濃度分
布を示す説明図、第7図はこの第1例の濃度分布に基づ
く各アフタエアポートの操作指針を示すテーブル図であ
る。 第8図に煙道部における未燃分の濃度分布の第2例を示
す説明図、第9図は第8図に対応する火炉出口の濃度分
布を示す説明図、第10図はこの第2例の濃度分布に基
づく各アフタエアポートの操作指針を示すテーブル図で
ある。 第1)図は煙道部における未燃分の濃度分布の第3例を
示す説明図、第12図は第1)図に対応する火炉出口の
濃度分布を示す説明図、第13図はこの第3例の濃度分
布に基づく各アフタエアポートの操作指針を示すテーブ
ル図である。 第14図は本発明の他の実施例に係るアフタエア供給装
置の要部断面図である。 第15図は従来のアフタエア供給装置の要部断面図であ
る。 第16図(^)〜(ロ)はアフタエアロから火炉内へ供
給される噴流パターンをそれぞれ示す説明図である。 l・・・火炉、2・・・炉壁、3・・・アフタエアロ、
4・・・風箱、5・・・スリーブ、6・・・一次空気流
路、7・・・旋回器、8・・・二次空気流路、9・・・
ダンパ、10・・・操作ロッド、1)・・・操作ロッド
、12・・・バーナ、AAP・・・アフタエアポート、
13・・・スリーブ、14・・・スリーブ本体、15・
・・摺動スリーブ、16・・・スリーブ操作ロッド、1
7・・・制御装置、18・・・旋回器駆動回路、19・
・・旋回器駆動源、20・・・スリーブ駆動回路、21
・・・スリーブ駆動源、22・・・ダンパ駆動回路、2
3・・・ダンパ駆動源、24・・・センサ、25・・・
煙道部、26・・・濃度分布計測装置、27・・・火炉
出口。 第2図 第3図     第4図 第5図   第6図 ・大!1肝       大文戸土口 本高 第7図 第8図  第9図 第1O図 第1)図   第12図 大!道τβ       大火P比り 第13図 第14図      第15図 第16図 (A)        (B) (C)        (D)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ボイラ等の火炉を囲む炉壁に設けられたアフタエ
    ア口に通じる空気流路が、その中央部に位置するスリー
    ブ内を通る一次空気流路と、スリーブの外周を通る二次
    空気流路とに分割され、一次空気流路と二次空気流路と
    の少くとも一方の空気流に旋回力を付与する旋回器を備
    えた構成において、前記スリーブの少くとも火炉側先端
    部分が軸方向に摺動自由であるようにしたことを特徴と
    するアフタエア供給装置。
  2. (2)特許請求の範囲第(1)項記載において、前記ス
    リーブの火炉側先端部分には、スリーブ本体に対して摺
    動自在な摺動スリーブ部材が設けられたことを特徴とす
    るアフタエア供給装置。
  3. (3)特許請求の範囲第(1)項記載において、前記ス
    リーブ全体が摺動自在となつていることを特徴とするア
    フタエア供給装置。
  4. (4)特許請求の範囲第(1)項記載において、前記一
    次空気流路からは直進空気流が供給され、前記二次空気
    流路からは旋回空気流が供給されることを特徴とするア
    フタエア供給装置。
  5. (5)特許請求の範囲第(1)項記載において、前記火
    炉内アフタエアポート内の燃焼状態に応じて、前記一次
    空気流路先端開口位置を自動調整するスリーブ開口位置
    の制御装置を設けたことを特徴とするアフタエア供給装
    置。
  6. (6)特許請求の範囲第(5)項記載において、前記制
    御装置は、前記アフタエアポート内の燃焼状態に応じて
    、前記旋回器の旋回力を調整するようにされたことを特
    徴とするアフタエア供給装置。
  7. (7)特許請求の範囲第(5)項記載において、前記制
    御装置は、前記アフタエアポート内の燃焼状態に応じて
    、少くとも前記一次空気流路への流量調整機構を制御す
    るようにされたことを特徴とするアフタエア供給装置。
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