JPH06137558A - ガスタービン燃焼器の流量配分制御機構 - Google Patents
ガスタービン燃焼器の流量配分制御機構Info
- Publication number
- JPH06137558A JPH06137558A JP28726792A JP28726792A JPH06137558A JP H06137558 A JPH06137558 A JP H06137558A JP 28726792 A JP28726792 A JP 28726792A JP 28726792 A JP28726792 A JP 28726792A JP H06137558 A JPH06137558 A JP H06137558A
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- JP
- Japan
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- air
- flow rate
- premixer
- gas turbine
- control plate
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】ガスタービン燃焼器の流量配分制御機構の予混
合器へ必要量の空気を導入すること。 【構成】空気孔２の開口面積は、円筒環５の位置によっ
て変化し、これと一体となって動く流量制御板６によっ
て一段目バーナ側流路に絞りを入れる。 【効果】予混合器の通風抵抗が大きくても、流量制御板
によって一段目バーナ側流路の通風抵抗を大きくできる
ので常に必要な空気量を予混合器の内部へ導入できる。
合器へ必要量の空気を導入すること。 【構成】空気孔２の開口面積は、円筒環５の位置によっ
て変化し、これと一体となって動く流量制御板６によっ
て一段目バーナ側流路に絞りを入れる。 【効果】予混合器の通風抵抗が大きくても、流量制御板
によって一段目バーナ側流路の通風抵抗を大きくできる
ので常に必要な空気量を予混合器の内部へ導入できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はガスタービン用燃焼器に
おける空気流量配分機構に関する。
おける空気流量配分機構に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、燃焼器に流入する空気量を調整で
きる燃焼器の例として、特公平1− 18331 号公報に記
載のように、空気孔の開孔面積を円筒環で調節する例が
ある。空気孔を全開にしたときの流入空気量は、空気孔
より下流側の通風抵抗で制限され、調整範囲が狭い。
きる燃焼器の例として、特公平1− 18331 号公報に記
載のように、空気孔の開孔面積を円筒環で調節する例が
ある。空気孔を全開にしたときの流入空気量は、空気孔
より下流側の通風抵抗で制限され、調整範囲が狭い。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】低ＮＯｘ化を図るため
に、複数のバーナを有する燃焼器を用いて希薄燃焼を行
なわせる方法がある。負荷に応じて安定した燃焼状態を
得るには、各バーナへ配分する空気量を広範囲に変化さ
せる必要がある。
に、複数のバーナを有する燃焼器を用いて希薄燃焼を行
なわせる方法がある。負荷に応じて安定した燃焼状態を
得るには、各バーナへ配分する空気量を広範囲に変化さ
せる必要がある。
【０００４】本発明の目的は、二つのバーナで２段燃焼
を行なう燃焼器において、各バーナへの空気配分比を広
範囲に変えることにある。
を行なう燃焼器において、各バーナへの空気配分比を広
範囲に変えることにある。
【０００５】さらに他の目的は、空気流路上に抵抗体を
設けたとき、燃焼器の圧損が大きくなるので、これを低
減することにある。
設けたとき、燃焼器の圧損が大きくなるので、これを低
減することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は２段目バーナの空気供給孔には特公平1−1
8331 号公報と同一の円筒環を設け、１段目バーナへの
空気供給経路上には流量制御板を設ける。
に、本発明は２段目バーナの空気供給孔には特公平1−1
8331 号公報と同一の円筒環を設け、１段目バーナへの
空気供給経路上には流量制御板を設ける。
【０００７】さらに、円筒環と流量制御板は連動する構
造とする。
造とする。
【０００８】
【作用】一段目バーナへの空気流路上に設けられた流量
制御板は、流路上の絞りとなって作用し、通風抵抗が増
して２段目バーナへの空気の供給量をより大きくする。
従来の特公平1−18331号公報の場合は２段目バーナへの
空気量は空気孔より下流の通風抵抗によって制限されて
いるが、本発明によれば２段目バーナへの空気配分をさ
らに大きくできる。
制御板は、流路上の絞りとなって作用し、通風抵抗が増
して２段目バーナへの空気の供給量をより大きくする。
従来の特公平1−18331号公報の場合は２段目バーナへの
空気量は空気孔より下流の通風抵抗によって制限されて
いるが、本発明によれば２段目バーナへの空気配分をさ
らに大きくできる。
【０００９】流量制御板は２段目バーナに設けられる円
筒環と連動させる。１段目バーナのみで運転するために
円筒環で２段目バーナ空気孔を全閉にすると、流量制御
板も移動する。その結果、一段目バーナ空気流路上の絞
りは減少し、燃焼器圧損はより小さくできる。
筒環と連動させる。１段目バーナのみで運転するために
円筒環で２段目バーナ空気孔を全閉にすると、流量制御
板も移動する。その結果、一段目バーナ空気流路上の絞
りは減少し、燃焼器圧損はより小さくできる。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の一実施例を説明する。図２は
ガスタービンの燃焼器部分を示したものである。フロー
スリーブ１と予混合器３の間に圧縮機吐出空気の通路が
形成される。図１はこの燃焼器の上流部（図２左上方）
を示したものである。予混合器３は空気の流入口となる
空気孔２を有し、その上を円筒環５が摺動する。予混合
器３の燃焼器頭部側（図１左方）には予混合器内へ燃料
を供給するフランジ４を取付け、開口部を設けて１段目
バーナ側流路７を形成させる。予混合器３の内周側には
ライナ８を配設する。フランジ４の付近には流量制御板
６を設け、円筒環のステー部９と支持部１０で連結して
同時に動くようにする。
ガスタービンの燃焼器部分を示したものである。フロー
スリーブ１と予混合器３の間に圧縮機吐出空気の通路が
形成される。図１はこの燃焼器の上流部（図２左上方）
を示したものである。予混合器３は空気の流入口となる
空気孔２を有し、その上を円筒環５が摺動する。予混合
器３の燃焼器頭部側（図１左方）には予混合器内へ燃料
を供給するフランジ４を取付け、開口部を設けて１段目
バーナ側流路７を形成させる。予混合器３の内周側には
ライナ８を配設する。フランジ４の付近には流量制御板
６を設け、円筒環のステー部９と支持部１０で連結して
同時に動くようにする。
【００１１】圧縮機吐出空気はフロースリーブ１と予混
合器３の間を図１の左方へ向かって流れ、その一部は空
気孔３を通過して、予混合器３に流入し、他は１段目バ
ーナ側流路７を通過してライナ８へ向かい、１段目バー
ナに供給される。空気孔２の開口面積は円筒環５の位置
によって変化するので、予混合器３へ流入する空気量も
同時に変化する。
合器３の間を図１の左方へ向かって流れ、その一部は空
気孔３を通過して、予混合器３に流入し、他は１段目バ
ーナ側流路７を通過してライナ８へ向かい、１段目バー
ナに供給される。空気孔２の開口面積は円筒環５の位置
によって変化するので、予混合器３へ流入する空気量も
同時に変化する。
【００１２】空気孔２は全開になったとき、予混合器３
へ流入する空気量は、予混合器３の通風抵抗で左右され
るが、一段目バーナ側流路７の通風抵抗を流量制御板６
で増し、予混合器３へ流入する空気量を増すことができ
る。
へ流入する空気量は、予混合器３の通風抵抗で左右され
るが、一段目バーナ側流路７の通風抵抗を流量制御板６
で増し、予混合器３へ流入する空気量を増すことができ
る。
【００１３】空気孔２を全閉にするときには、円筒環５
と同時に流量制御板６が図１の左方へ動き、一段目バー
ナ側流路７の絞りをより小さくする。従って、一段目バ
ーナ側流路７の圧損をより低くできる。
と同時に流量制御板６が図１の左方へ動き、一段目バー
ナ側流路７の絞りをより小さくする。従って、一段目バ
ーナ側流路７の圧損をより低くできる。
【００１４】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、以下のような効果を奏する。
いるので、以下のような効果を奏する。
【００１５】一段目バーナ側流路には流量制御板７で絞
りを入れたので予混合器側へ必要量の空気を導入するこ
とができる。また、流量制御板を円筒環と連動させたこ
とにより、空気孔を全閉にしたときの一段目バーナ側流
路の圧損増加はより小さくなり、燃焼器全体の圧損の増
加を小さくすることができる。
りを入れたので予混合器側へ必要量の空気を導入するこ
とができる。また、流量制御板を円筒環と連動させたこ
とにより、空気孔を全閉にしたときの一段目バーナ側流
路の圧損増加はより小さくなり、燃焼器全体の圧損の増
加を小さくすることができる。
【図１】本発明の一実施例の断面図。
【図２】ガスタービン燃焼器の説明図。
１…フロースリーブ、２…空気孔、３…予混合器、４…
フランジ、５…円筒環、６…流量制御板、７…一段目バ
ーナ側流路、８…ライナ、９…ステー部、１０…支持
部。
フランジ、５…円筒環、６…流量制御板、７…一段目バ
ーナ側流路、８…ライナ、９…ステー部、１０…支持
部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 正平 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 小豆畑 茂 茨城県日立市幸町三丁目１番１号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 伊藤 和行 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社日 立製作所日立研究所内
Claims (2)
- 【請求項１】複数のバーナを持ち、負荷に応じて前記各
バーナへ供給する空気量の配分を変化させる構造を有す
るガスタービン燃焼器において、前記バーナの供給する
空気の流路上に流量制御板を設けたことを特徴とするガ
スタービン燃焼器の流量配分制御機構。 - 【請求項２】請求項１において、前記流量制御板を負荷
に応じて移動させるガスタービン燃焼器の流量配分制御
機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28726792A JPH06137558A (ja) | 1992-10-26 | 1992-10-26 | ガスタービン燃焼器の流量配分制御機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28726792A JPH06137558A (ja) | 1992-10-26 | 1992-10-26 | ガスタービン燃焼器の流量配分制御機構 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06137558A true JPH06137558A (ja) | 1994-05-17 |
Family
ID=17715195
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28726792A Pending JPH06137558A (ja) | 1992-10-26 | 1992-10-26 | ガスタービン燃焼器の流量配分制御機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06137558A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010096368A (ja) * | 2008-10-14 | 2010-04-30 | Japan Aerospace Exploration Agency | 流体素子による空気流量配分制御機構を備えた燃焼器 |
| DE102016111136A1 (de) | 2016-06-17 | 2017-12-21 | Güntner Gmbh & Co. Kg | Luftkühler zur Kühlung der Luft in Räumen, insbesondere in begehbaren Lager- oder Kühlräumen |
-
1992
- 1992-10-26 JP JP28726792A patent/JPH06137558A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010096368A (ja) * | 2008-10-14 | 2010-04-30 | Japan Aerospace Exploration Agency | 流体素子による空気流量配分制御機構を備えた燃焼器 |
| US8951039B2 (en) | 2008-10-14 | 2015-02-10 | Japan Aerospace Exploration Agency | Combustor equipped with air flow rate distribution control mechanism using fluidic element |
| DE102016111136A1 (de) | 2016-06-17 | 2017-12-21 | Güntner Gmbh & Co. Kg | Luftkühler zur Kühlung der Luft in Räumen, insbesondere in begehbaren Lager- oder Kühlräumen |
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