JPH01165417A - 射出成形用型部材 - Google Patents

射出成形用型部材

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JPH01165417A
JPH01165417A JP32367687A JP32367687A JPH01165417A JP H01165417 A JPH01165417 A JP H01165417A JP 32367687 A JP32367687 A JP 32367687A JP 32367687 A JP32367687 A JP 32367687A JP H01165417 A JPH01165417 A JP H01165417A
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JP
Japan
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film
combination
mold
film made
injection molding
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Withdrawn
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JP32367687A
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English (en)
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Tetsuo Kuwabara
鉄夫 桑原
Yoshihisa Masuda
芳久 増田
Masahiko Miyamoto
雅彦 宮本
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Withdrawn legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/26Moulds
    • B29C45/37Mould cavity walls, i.e. the inner surface forming the mould cavity, e.g. linings

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は表面に耐久性向上のための硬化膜を形成した射
出成形用型部材に関する。
本発明の射出成形用型部材は、たとえば切削性及び放電
加工性等の良好なアルミニウム合金製の型母材を用いて
、型製作のコストを削減し納期を短縮する目的のために
利用することができる。
[従来の技術] 射出成形用型部材に、切削性及び放電加工性等の良好な
アルミニウム合金製部材を用いることで、比較的容易に
型部材製作のコストを削減し、納期を短縮できる。しか
し、アルミニウム合金製部材は、射出成形用型部材とし
て用いられた場合、摩耗に対し耐久性が低いので、試作
用型部材やごく少量生産用の型部材にしか用いることが
できない。
また、摩耗に対する耐久性を向上するものとして、特公
昭59−35770号に、硬質アルマイト処理を施した
アルミニウム合金製部材を用いた射出成形用型部材が提
案されている。
また、同様の目的で鋼材の表面硬化膜として近年注目さ
れているTiN膜をアルミニウム合金製型部材に形成す
ることが考えられる。しかし、TiN膜を、アルミニウ
ム合金製部材に、イオンブレーティング又はスパッタリ
ング等の成膜法により形成する場合、通常、成膜時の基
板温度を300℃以上と高温にするため、アルミニウム
合金製部材の機械的強度に悪影響を与える。そこで、低
い温度でTiN膜を形成したアルミニウム合金製部材を
用いた射出成形用型部材が考えられる。
[発明の解決しようとする問題点] しかしながら、アルミニウム合金製部材の耐久性を向上
するため表面硬化膜として、硬質アルマイトを用いた場
合には、表面硬化処理後に表面あらさが大きく変化する
という問題点があり、高精度の型部材、光沢外観あるい
はシボ外観を有する型部材、光字品用の型部材等に用い
られるアルミニウム合金製部材の表面硬化膜には使用で
きないという欠点があった。
また1表面あらさの変化の少ないTiN膜を、低温でア
ルミニウム合金製部材に形成することが考えられるが、
低温でTiN膜を形成した場合1通常の成膜条件ではT
iN膜の内部応力が非常に高いため、アルミニウム合金
製部材とTiN膜の密着性が低下する。更に、内部応力
の大きなTiN膜は、密着性が高い場合でも膜にクラッ
クが発生するという欠点がある。
従って、本発明の目的は、成膜後の表面あらさ変化が少
なく且つ耐久性に優れた硬化膜を表面に有する射出成形
用型部材を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 本発明によれば、前記問題点を解決するものとして。
VとVNもしくはVCとの組合せ、NbとNbNもしく
はNbCとの組合せ、TaとTaNもしくはTaCとの
組合せ、CrとCrNもしくはCrCとの組合せ、 M
oとMONもしくはMoCとの組合せ、または胃とWN
もしくはWCとの組合せの第5族遷移金属とその窒化物
もしくは炭化物との組合せまたは第6族遷移金属とその
窒化物もしくは炭化物との組合せからなる膜がを母材表
面の少なくとも一部に形成されていることを特徴とする
、射出成形用型部材、が提供される。
本発明は、硬度の高いVNもしくはVC,NbNもしく
はNbC、TaNもしくはTaC、CrNもしくはC「
C%MoNもしくはMoC、またはWNもしくはWCと
内部応力の小さいV 、 Nb、 Ta、 Cr、Mo
%または■とからなる膜を形成することで、硬化膜全体
の内部応力を低下させて、低温条件下での硬化膜形成の
際の密着性低下の問題及び膜にクラックが生じる問題を
解決し、表面処理後の表面あらさ変化の少ない硬化膜を
形成し、耐久性の優れた射出成形用型部材を実現したも
のである。
また、VとVNもしくはVCとの組合せ、NbとNbN
もしくはNbCとの組合せ、TaとTaNもしくはTa
Cとの組合せ、CrとCrNもしくはCrCとの組合せ
、MoとMoNもしくはMoCとの組合せ、またはWと
WNもしくはWCとの組合せの第5族遷移金属とその窒
化物もしくは炭化物との組合せまたは第6族遷移金属と
その窒化物もしくは炭化物との組合せからなる膜を型母
材の表面に形成することにより、従来の硬質アルマイト
と同等以上の耐摩耗性が得られ、高精度の型部材、光沢
外観あるいはシボ外観を有する型部材、光学品用の型部
材等の品質の高い型部材として十分に利用できる程度に
耐摩耗性が向上し、これによりアルミニウム、アルミニ
ウム合金、または高分子樹脂等の比較的軟質の材料を型
母材として用いることが可能となり、容易に金型製作の
コストを削減し、納期の短縮が可能となった。
本発明において、硬化膜の組成は、原子%比で前記金属
が1.2〜!、7に対して窒素または炭素が1.0であ
ることが好ましく、該金属が原子%比で1.5に対して
窒素または炭素が!、0であることが最も好ましい。該
金属が原子%比で1.2未満であると膜にクラックが発
生し易くなる傾向があり、17を越えると耐摩耗性が減
少する傾向がある。ここで、膜の組成はESCA EP
MAの組成分析による。
前記膜の膜厚は10μm以下であるのが好ましい、膜厚
がlogmを越えると耐摩耗性が余り向上せず、経済的
に不利となる他、膜にクラックが発生する場合がある。
前記膜は、例えばパンシャー(Bunshahl法によ
る活性化反応蒸着により形成される。前記膜の成膜温度
は、軟質の型母材を用いた場合には、その機械的強度の
劣化を抑えるために150℃以下であることが好ましい
。反応ガス圧はたとえば5×1O−5torrとし、型
母材への入射イオン流量を0.7mA/cm’以下とす
るのが好ましい。
前記膜が形成される型母材としてアルミニウム合金を用
いる場合には、例えばJIS−2000系、 6000
系、7000系アルミニウム合金が好ましい。
前記膜を形成する型母材の表面としては、射出成形にお
いて被成形樹脂が接触する部分の表面、例えば、キャビ
ティ形状部、コア形状部、ゲート部、スプール部、パー
ティング面等が挙げられる。
[実施例] 以下、図面を参照しながら本発明の具体的実施例を説明
する。
第1図は本発明による型部材を用いた射出成形用型装置
の概略図である。第1図において、1はアルミニウム合
金で製作された固定側脚(型部材)、2はアルミニウム
合金で製作された可動側脚(型部材)、3は鋼材で製作
された固定側型板、4は鋼材で製作された可動側型板で
ある。
第2図は、第1図の固定側脚l及び可動側脚2の拡大図
ある。第2図において、5は硬化膜、6は鏡面に加工さ
れたキャビティ形状部、7は鏡面に加工されたコア形状
部、8は樹脂成形品を形成する空間、9はゲート部、1
0はスプール部の一部、IIは固定側と可動側のパーテ
ィングライン面である。
前記固定側脚1及び可動側脚2の型母材としてはアルミ
ニウム合金JIS^7075に、T6処理の熱処理を加
えたものを用いた。
く製造の実施例1〉 下記の如くアルミニウム合金製型母材を用い、その表面
、にTaNとTaかうなる膜を形成した射出成型用型部
材を製造した。また、比較例としてTaN膜を形成した
ものを製造した。
固定側脚l及び可動側脚2は、硬化膜を形成する前に、
型母材のまま第1図の状態で一度型装置に組み込まれ成
形品の光沢外観、寸法精度等の確認の成形を行なった後
、固定側脚l及び可動側脚2の表面上にパンシャー法に
よる活性化反応蒸着により、TaとTaNからなる硬化
膜5をキャビティ形状部6、コマ形状部7.ゲート部9
、スプール部10およびパーティング面IIの表面に形
成した。TaとTaNからなる膜(原子%比による組成
=Ta:N・1.5:1.0)を形成する活性化反応蒸
着の条件は、基板温度100℃、イオン化電圧30V、
N2ガス圧5 X In −’ Lorrである。この
条件にて膜厚3μmの膜を形成した。ここで、膜の組成
はESCA、 EPMAで測定した値である。このよう
にして形成された膜の表面状態を参考写真−1に示す。
尚、腹膜の内部応力は引張応力で約6kg/mm2であ
った。
比較として、上記と同様にして膜厚3μmのTaN膜を
形成した。但し、活性化反応蒸着の条件は、基板温度3
00℃、イオン化電圧50V、N2ガス圧3 X In
 −’ torrである。このようにして形成された膜
の表面状態を参考写真−2に示す。尚、腹膜の内部応力
は圧縮応力で約数百kg/mm2であった。
写真−1,2から明らかな如く、比較例のTaN膜では
クラックの発生が認めらるのに対し、本発明のTaNと
Taからなる膜ではクラックの発生は認められなかった
また、TaとTaNからなる膜と同様にして、VとVN
からなる膜、NbとNbNからなる膜、 CrとCrN
からなる膜、MoとMoNからなる膜、及び■とIII
Nからなる膜を形成したところ、いずれもクラックの発
生は認められなかった。同様に、TaとTaNからなる
膜と同様にして、TaとTaCからなる膜、VとVCか
らなる膜、NbとNbCかうなる膜、CrとCrCから
なる膜、MOとMoCからなる膜、及び■とWCからな
る膜を形成したところ、いずれもクラックの発生は認め
られなかった。
〈成形の実施例〉 前記TaNとTaからなる硬化膜5が形成された固定側
胴l及び可動側脚2の鏡面外観は、成膜後の表面あらさ
の変化がほとんどなかったため、第1図の状態に再び組
み込み、射出成形を行なった。
成膜後に成形した成形品と成膜前の成形品とで光沢外観
を比較したところほとんど変化が見られず、また成膜後
の成形品の寸法精度も実用範囲内であった。
被成形樹脂としてABS樹脂を用いてlO万回成形を行
なうと、硬化膜のないアルミニウム合金製型部材では型
の表面が摩耗するのに対し、前記TaとTaNからなる
膜を形成した場合では型の表面にほとんど変化が認めら
れず、良好な結果が得られた。
また、TaとTaNからなる膜を形成した型部材を用い
た場合と同様にして、VとVNからなる膜、NbとNb
Nからなる膜、 CrとCrNからなる膜、 MoとM
ONからなる膜、Wと訃からなる膜、 TaとTaCか
らなる膜、VとVCからなる膜、NbとNbCからなる
膜、CrとCrCからなる膜、MoとMoCからなる膜
、及び胃とWCからなる膜をそれぞれ形成した型部材を
用いた場合にも、上記TaとTaNからなる膜を形成し
た型部材を用いた成形の場合と同様の結果が得られた。
く製造の実施例2〉 第3図はTaNとTaからなる硬化膜(原子%比による
組成:Ta:N・1.5:1.0)及び硬質アルマイト
膜を、鏡面に加工したアルミニウム合金製部材に膜厚を
変えて成膜し、膜上の10点平均のあらさRzの比較を
行なったものである。
アルミニウム合金製部材は、JIS^7075に■6処
理を加えた板材から25X 25X 5mmの形状にけ
ずり出し、−面をRz= O,Iμ程度の鏡面に加工し
たものを用いた。
TaとTaNからなる膜は、パンシャー法による活性化
反応蒸着により基板温度100℃、イオン電圧30V、
窒素ガス圧5 X In −4torrの条件で形成し
た。
硬質アルマイト膜は直流電流法により、電流密度0.5
A/dn+ 2.電解液3%蓚酸、温度20℃の条件で
形成した。第3図に示すように、硬質アルマイト膜は膜
厚が増すに従い表面あらさが大きくなっているが、Ta
とTaNからなる膜では、成膜後のあらさ変化がほとん
どなかった。
以上より、アルミニウム合金製部材の表面外観を損わな
い表面硬化膜として、TaとTaNからなる膜が有効で
あることが確認された。
また、TaとTaNからなる膜を形成した型部材と同様
、VとVNからなる膜、 NbとNbNからなる膜、C
「とCrNからなる膜、MoとMoNからなる膜、■と
INからなる膜、TaとTaCからなる膜、VとVCか
らなる膜、 NbとNbCからなる膜、C「とCrCか
らなる膜、 MoとMoCからなる膜、及び■とWCな
る膜も、膜厚が増しても成膜後のあらさ変化のない良好
な表面が得られた。
〈試験例〉 第4図は、TaNとTaからなる硬化膜(原子%比によ
る組成: Ta:N=I1.6:1.0)と硬質アルマ
イト膜の耐久性を比較するために、第5図に示す摩耗試
験機で第6図に示す試験片を用いて摩耗テストを行なっ
た結果で、実際の成形で生じる型の摩耗をさらに促進し
た摩耗テストである。第5図において、12はモーター
、13はポリカーボネート樹脂にカーボン20%、ガラ
ス10%を混入した射出成形用の樹脂ベレット、14は
摩耗テストを行なう試験片である。12のモーターが回
転すると14の試験片は、13の樹脂ベレット中を一定
速度、一定時間回転し、試験片14に摩耗を生じさせる
。第5図の摩耗試験機を用いて、アルミニウム合金(J
ISA7075−T6)、射出成形金型材のプレハード
ン鋼(NAに55)、焼入れ焼戻し鋼(SKD611 
、アルミニウム合金(JISA−7075−T6)にT
aNとTaからなる膜を形成したもの、アルミニウム合
金(JISA−7075−761に硬質アルマイト処理
を施したものについて摩耗テストを行ない、丁aNとT
aからなる膜を形成することにより、アルミニウム合金
製部材の耐久性がどこまで高められるか検討を行なった
TaNとTaからなる膜はパンシャー法による活性化反
応蒸着を用いて、基板温度100℃、イオン化電圧30
V、窒素ガス圧5 X 10−’ torrの条件で形
成された。
硬質アルマイトは、直流電流法で電流密度0.5A/d
m2、電解液3%蓚酸、温度20℃での条件で処理され
た。第4図の縦軸に示す摩耗量は、下に行くほど少なく
なり耐摩耗性が優れていることを示している。
第4図の結果からTaNとTaからなる膜の摩耗量は、
いずれの膜厚でも硬質アルマイト膜より少なく、膜厚2
μm以上で鋼材のプレハードン鋼と同等以上であり5膜
厚を増すほど耐摩耗性は良くなるが、膜厚9μm近くか
ら耐摩耗性向上の効果が少なくなることが分かる6 第4図の摩耗テストの結果から、TaNとTaからなる
膜の膜厚は、射出成形用型部材に用いるアルミニウム合
金製部材の耐摩耗性向上のための硬化膜として用いる場
合、foLLm以下が適当であると確認された。
また、TaとTaNからなる膜と同様にして、VとVN
からなる膜、NbとNbNからなる膜、CrとCrNか
らなる膜、MoとMoNかうなる膜、WとINからなる
膜、TaとTaCからなる膜、VとVCからなる膜、N
bとNbCからなる膜、CrとCrCからなる膜、MO
とMOCからなる膜、及びWとWCからなる膜を形成し
たところ、摩耗試験機による耐摩耗性は良好であり、適
当な膜厚は10μm以下であった。
[他の実施例1 (1)第7図に示すように、スライド駒15をもつ射出
成形用型装置においては、TaとTaNからなる膜、V
とVNからなる膜、NbとNbNからなる膜%CrとC
rNからなる膜、MOとMoNからなる膜、WとINか
らなる膜、TaとTaCからなる膜、VとVCからなる
膜、NbとNbCからなる膜、C「とCrCからなる膜
、MOとMoCかうなる膜、及び■とWCからなる膜を
スライド駒の摺動部分に処理することで、スライド駒の
カジリを防IFすることが可能である。
(2)前記製造の実施例1では、TaとTaNからなる
膜、VとvNからなる膜、NbとNbNからなる膜、C
「とCrNからなる膜、MoとMoNからなる膜、Wと
INからなる膜、TaとTaCからなる膜、VとVCか
らなる膜、 NbとNbCからなる膜、CrとCrCか
らなる膜、 IJoとMoCからなる膜、及び■と簀C
からなる膜を固定側脚1、可動側脚2の双方に用いたが
成膜後の表面あらさの変化が許される場合、固定側脚l
又は可動側脚2のいずれか一方に、硬質アルマイト等の
別の表面硬化膜を用いても良い。
また、固定側型板3.可動側型板4はアルミニウム合金
部材を用いても良い。
(31TaとTaNからなる膜、VとVNからなる膜、
NbとNbNからなる膜、 CrとCrNからなる膜、
MoとMoNかもなる膜、■とWNからなる膜、Taと
TaCからなる膜、VとVCからなる膜、NbとNbC
からなる膜、C「とCrCからなる膜、MOとMoCか
らなる膜、及び■とwCからなる膜は、アルミニウム合
金製部材を用いたプレス型、ゴム型等の耐久性向上にも
有効である。
[発明の効果] (1)型部材の硬化膜として、TaとTaNからなる膜
、VとVNからなる膜、NbとNbNからなる膜、Cr
とCrNからなる膜、MOとMoNからなる膜、WとW
Nからなる膜、TaとTaCからなる膜、VとvCから
なる膜、NbとNbCからなる膜、CrとCrCからな
る膜、 MoとMoCかうなる膜、またはWとWCから
なる膜を用いることで、硬化膜全体の内部応力が低くな
り、比較的軟質の型母材の熱処理温度、あるいは耐熱温
度以下の低温で、密着性の良い耐摩耗性の有る硬化膜が
得られ、耐久性に優れた射出成形用型部材が実現できた
(2)本発明による型部材は、従来の硬質アルマイト硬
化膜では表面処理後の表面あらさの変化が大きく適応で
きなかった、高精度の型部材、光沢外観あるいはシボ外
観を有する型部材、光学部品成形のための型部材等に対
し適応できるものであり、また、これにより多種少量生
産用の高品質型部材の製作コストを削減し、納期を短縮
できるようになった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による型部材を用いた射出成形用型装置
の概略図である。 第2図は、第1図の射出成形用型装置の要部の拡大図で
ある。 第3図は、TaNとTaからなる膜と硬質アルマイト膜
をアルミニウム合金に成膜した時の膜厚と表面あらさの
関係を示す図である。 第4図は、 TaNとTaからなる膜と硬質アルマイト
膜を、アルミニウム合金に成膜した時の膜厚と耐摩耗性
の関係を示す図である。 第5図は、第4図の摩耗テストを行なった摩耗試験機の
図である。 第6図は、第5図の摩耗試験機で使用した試験片の図で
ある。 第7図は、本発明による型部材を用いた射出成形用型装
置の一部の概略図である。 1は固定側脚、2は可動側脚、3は固定側型板、4は可
動側型板、5は硬化膜、6はキャビティ形状部、7はコ
ア形状部、8は樹脂成形品を形成する空間、9はゲート
部、10はスプールの一部、11はパーティング面、1
2はモーター、13は樹脂ベレット、14は試験片、1
5はスライド駒である。 代理人 弁理士  山 下 積 子 弟1図 第2図 月謝  4  (、um) 第4図 く表錫玉里なL〉 ぐル之合金ムの表面り理ン順尋(μ
m)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)VとVNもしくはVCとの組合せ、NbとNbN
    もしくはNbCとの組合せ、TaとTaNもしくはTa
    Cとの組合せ、CrとCrNもしくはCrCとの組合せ
    、MoとMoNもしくはMoCとの組合せ、またはWと
    WNもしくはWCとの組合せの第5族遷移金属とその窒
    化物もしくは炭化物との組合せまたは第6族遷移金属と
    その窒化物もしくは炭化物との組合せからなる膜が型母
    材表面の少なくとも一部に形成されていることを特徴と
    する、射出成形用型部材。
  2. (2)前記膜の厚さが10μm以下である、特許請求の
    範囲第1項記載の射出成形用型部材。
  3. (3)前記膜の組成は、原子%比で該金属が1.2〜1
    .7に対して窒素または炭素が1.0である、特許請求
    の範囲第1項または第2項記載の射出成形用型部材。
  4. (4)前記膜が150℃以下の温度で形成されたもので
    ある、特許請求の範囲第1項〜第3項のいずれかに記載
    の射出成形金型。
  5. (5)型母材が低硬度の材料からなる、特許請求の範囲
    第1項〜第4項のいずれかに記載の射出成形用型部材。
  6. (6)型母材がアルミニウム、アルミニウム合金または
    高分子樹脂からなる、特許請求の範囲第5項記載の射出
    成形用型部材。
  7. (7)型母材が熱処理されたJIS−2000系、60
    00系、7000系アルミニウム合金である、特許請求
    の範囲第6項記載の射出成形用型部材。
JP32367687A 1987-12-23 1987-12-23 射出成形用型部材 Withdrawn JPH01165417A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SG89254A1 (en) * 1998-03-09 2002-06-18 Advanced Systems Automation Mold coating
US6607850B2 (en) * 2000-06-29 2003-08-19 Borgwarner, Inc. Hard steel articles
CN111757788A (zh) * 2018-02-28 2020-10-09 株式会社电装 模具装置

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