JPH01164791A - 単結晶製造装置 - Google Patents
単結晶製造装置Info
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- JPH01164791A JPH01164791A JP32192387A JP32192387A JPH01164791A JP H01164791 A JPH01164791 A JP H01164791A JP 32192387 A JP32192387 A JP 32192387A JP 32192387 A JP32192387 A JP 32192387A JP H01164791 A JPH01164791 A JP H01164791A
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Landscapes
- Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明はチョクラルスキー法による単結晶製造装置に関
するものである。
するものである。
第3図は一般的なチョクラルスキー法(CZ法)による
単結晶製造装置の要部の模式的断面図であり、図中1は
坩堝、2はヒータ、3は保温壁を示している。坩堝1は
グラファイト製の容器1aの内側に石英製の容器1bを
配した二重構造に構成され、その上底部中央にはこれを
回転、並びに昇降移動させる軸1cが連結されており、
また坩堝1の上方には下端に種結晶6を固定した引上軸
7が垂直に配設されている。
単結晶製造装置の要部の模式的断面図であり、図中1は
坩堝、2はヒータ、3は保温壁を示している。坩堝1は
グラファイト製の容器1aの内側に石英製の容器1bを
配した二重構造に構成され、その上底部中央にはこれを
回転、並びに昇降移動させる軸1cが連結されており、
また坩堝1の上方には下端に種結晶6を固定した引上軸
7が垂直に配設されている。
而して、このような単結晶製造装置にあっては坩堝1内
に投入した原料をヒータ2により加熱溶融せしめ、その
融液に種結晶6を浸した後、引上軸7にて回転させつつ
上昇させ、種結晶6の下端に単結晶8を成長せしめるよ
うになっている。
に投入した原料をヒータ2により加熱溶融せしめ、その
融液に種結晶6を浸した後、引上軸7にて回転させつつ
上昇させ、種結晶6の下端に単結晶8を成長せしめるよ
うになっている。
一般に単結晶の引上げを行う場合、その引上げ速度は、
引上げ方向における単結晶の温度勾配と密接な関係にあ
り、効率的な単結晶の引上げを行うには単結晶の引上げ
方向に所定以上の温度勾配を設定する必要がある。
引上げ方向における単結晶の温度勾配と密接な関係にあ
り、効率的な単結晶の引上げを行うには単結晶の引上げ
方向に所定以上の温度勾配を設定する必要がある。
ところで上記した如き装置では単結晶8の周囲には坩堝
1、ヒータ2及び反射率が0.7と極めて高い融液等の
熱源があって、これらから受ける輻射熱量が極めて多く
、必然的に単結晶8の引」二げ方向における温度勾配が
小さくなり、単結晶の引上げ効率が低いという欠点があ
った。
1、ヒータ2及び反射率が0.7と極めて高い融液等の
熱源があって、これらから受ける輻射熱量が極めて多く
、必然的に単結晶8の引」二げ方向における温度勾配が
小さくなり、単結晶の引上げ効率が低いという欠点があ
った。
この対策として従来にあっては、第4図に示す如く坩堝
1の上方であって単結晶8の引上げ域の周囲に下方に向
かうに従い縮径されて逆円錐台形をなす輻射スクリーン
4を配設する構成が提案されている (特公昭57−4
0119号)。
1の上方であって単結晶8の引上げ域の周囲に下方に向
かうに従い縮径されて逆円錐台形をなす輻射スクリーン
4を配設する構成が提案されている (特公昭57−4
0119号)。
この輻射スクリーン4によって坩堝1、ヒータ2及び融
液等からの輻射熱を遮断し、単結晶8の引上げ方向にお
ける温度勾配を大きくし、また同時にチャンバの上方か
ら坩堝1に向けて給送される^r等のキャリアガスを坩
堝1内中央に誘導し、坩堝1から生成されるSiOガス
等を坩堝1の周縁部側に導き、坩堝1の下方からチャン
バの外部に排出するようにしである。
液等からの輻射熱を遮断し、単結晶8の引上げ方向にお
ける温度勾配を大きくし、また同時にチャンバの上方か
ら坩堝1に向けて給送される^r等のキャリアガスを坩
堝1内中央に誘導し、坩堝1から生成されるSiOガス
等を坩堝1の周縁部側に導き、坩堝1の下方からチャン
バの外部に排出するようにしである。
上述した如き従来の装置にあってはSiO等の排ガスを
効果的に排出出来、また輻射スクリーン4によって坩堝
1、ヒータ2、融液等と単結晶8との間が熱遮蔽されて
、これらからの−次輻射熱は遮断される反面、輻射スク
リーン4自体が高温に加熱される結果、二次輻射熱が単
結晶8に向けて放射され、単結晶8自体に対する冷却効
果が不足し、また単結晶8の引上げ方向、或いは単結晶
8が大径化(直径20(ln以上)したときは中心部と
周辺部との熱的不均一性が改善されず結晶欠陥を生じ易
く、結晶品質の低下が避けられないという問題があった
。
効果的に排出出来、また輻射スクリーン4によって坩堝
1、ヒータ2、融液等と単結晶8との間が熱遮蔽されて
、これらからの−次輻射熱は遮断される反面、輻射スク
リーン4自体が高温に加熱される結果、二次輻射熱が単
結晶8に向けて放射され、単結晶8自体に対する冷却効
果が不足し、また単結晶8の引上げ方向、或いは単結晶
8が大径化(直径20(ln以上)したときは中心部と
周辺部との熱的不均一性が改善されず結晶欠陥を生じ易
く、結晶品質の低下が避けられないという問題があった
。
本発明はかかる事情に鑑みなされたものであって、その
目的とするところは引上げられる単結晶の中心部と周縁
部との熱的不均一性を緩和し、結晶欠陥の発生を抑制し
て高品質の単結晶の製造を可能とした単結晶製造装置を
提供するにある。
目的とするところは引上げられる単結晶の中心部と周縁
部との熱的不均一性を緩和し、結晶欠陥の発生を抑制し
て高品質の単結晶の製造を可能とした単結晶製造装置を
提供するにある。
本発明装置にあっては、坩堝内の加熱溶融状態とした単
結晶原料から単結晶を成長させつつ引上げる単結晶製造
装置において、単結晶の引上方向の端面に対向させる熱
吸収体を昇降可能に設ける。
結晶原料から単結晶を成長させつつ引上げる単結晶製造
装置において、単結晶の引上方向の端面に対向させる熱
吸収体を昇降可能に設ける。
本発明はこれによって引上げられる単結晶の径方向にお
ける熱的不均一性が緩和される。
ける熱的不均一性が緩和される。
以下本発明をその実施例を示す図面に基づき具体的に説
明する。
明する。
第1図は本発明に係る単結晶製造装置(以下本発明装置
という)の模式的縦断面図であり、図中1は坩堝、2は
ヒータ、3は保温壁、4は輻射スクリーン、6は種結晶
、7は引上軸、8は単結晶、9は熱吸収体を示している
。
という)の模式的縦断面図であり、図中1は坩堝、2は
ヒータ、3は保温壁、4は輻射スクリーン、6は種結晶
、7は引上軸、8は単結晶、9は熱吸収体を示している
。
坩堝1は保温壁3内の中央に配設され、坩堝1の外周で
あって保温壁3との間にはヒータ2が同心状に配設され
ている。そして前記保温壁3の上方から坩堝1内の融液
面の周縁部にわたってヒータ2、保温壁3、坩堝1と単
結晶8との間を遮蔽する態様で輻射スクリーン4が配設
されている。
あって保温壁3との間にはヒータ2が同心状に配設され
ている。そして前記保温壁3の上方から坩堝1内の融液
面の周縁部にわたってヒータ2、保温壁3、坩堝1と単
結晶8との間を遮蔽する態様で輻射スクリーン4が配設
されている。
坩堝lは黒鉛製の容器1aの内側に石英製の容器1bを
配設した二重構造に構成されており、その下底部中央に
は坩堝lを回転、並びに昇降させる軸1cが連結されて
いる。
配設した二重構造に構成されており、その下底部中央に
は坩堝lを回転、並びに昇降させる軸1cが連結されて
いる。
また坩堝1の上方には種結晶6及びこれに単結晶8を成
長させつつ引上げる引上軸7が配設されている。輻射ス
クリーン4は熱伝導率の低い材料、例えば黒鉛フェルト
、石英フェルト等を材料にして形成され、図示しない支
持筒部を保温壁3上に載置せしめることにより坩堝1内
の融液面上に吊り下げた状態で臨ませである。
長させつつ引上げる引上軸7が配設されている。輻射ス
クリーン4は熱伝導率の低い材料、例えば黒鉛フェルト
、石英フェルト等を材料にして形成され、図示しない支
持筒部を保温壁3上に載置せしめることにより坩堝1内
の融液面上に吊り下げた状態で臨ませである。
そして本発明装置にあっては単結晶8の引上域に支持杆
9aに支持された熱吸収体9を設けである。
9aに支持された熱吸収体9を設けである。
熱吸収体9はCu製の傘状をなす熱吸収板9bの上面に
冷媒通流管9cを螺旋形に配設固定して構成されており
、その両端部は冷媒循環系に接続せしめられている。
冷媒通流管9cを螺旋形に配設固定して構成されており
、その両端部は冷媒循環系に接続せしめられている。
熱吸収板9bはその傘状をなす円錐体の頂部に種結晶6
及びこれに連なる細径の単結晶を通し得る孔9dを備え
、また下面、即ち単結晶8の上端面と対向する面は反射
率が小さくなるよう粗面加工を施しである。支持杆9a
の上端部は、図示しないアクチュエータに連繋されてお
り、該アクチュエータによって熱吸収板9bの下面が単
結晶8の上端面と所要の間隔を隔てた状態を維持して単
結晶8の引上げ速度に合わせて上昇せしめられるように
なっている。
及びこれに連なる細径の単結晶を通し得る孔9dを備え
、また下面、即ち単結晶8の上端面と対向する面は反射
率が小さくなるよう粗面加工を施しである。支持杆9a
の上端部は、図示しないアクチュエータに連繋されてお
り、該アクチュエータによって熱吸収板9bの下面が単
結晶8の上端面と所要の間隔を隔てた状態を維持して単
結晶8の引上げ速度に合わせて上昇せしめられるように
なっている。
而してこのような本発明装置にあっては単結晶8の引上
げ過程で単結晶8の引上げ方向の端部である上端面に熱
吸収体9が対向位置する結果、単結晶8の中心部と周縁
部との熱的不均一性が緩和され、単結晶8の半径方向の
温度勾配差が小さくなり、その上単結晶全体の冷却によ
って単結晶8の引上げ方向の温度勾配も大きくなり、そ
れだけ単結晶8の引上げ速度を大きく出来、単結晶8の
引上げ方向の熱履歴の差を小さくできることとなる。
げ過程で単結晶8の引上げ方向の端部である上端面に熱
吸収体9が対向位置する結果、単結晶8の中心部と周縁
部との熱的不均一性が緩和され、単結晶8の半径方向の
温度勾配差が小さくなり、その上単結晶全体の冷却によ
って単結晶8の引上げ方向の温度勾配も大きくなり、そ
れだけ単結晶8の引上げ速度を大きく出来、単結晶8の
引上げ方向の熱履歴の差を小さくできることとなる。
次に本発明装置によって製造される単結晶と従来装置に
よって製造される単結晶との半径方向温度分布を調べた
試験について説明する。
よって製造される単結晶との半径方向温度分布を調べた
試験について説明する。
実験は一旦製造した単結晶に加工を施してその周縁部(
外周面から中心部側に2011の位置)と、中心部とに
夫々熱電対を埋め込み、再び坩堝内の溶融原料に浸して
単結晶の引上げを行いつつ温度を測定することにより行
った。
外周面から中心部側に2011の位置)と、中心部とに
夫々熱電対を埋め込み、再び坩堝内の溶融原料に浸して
単結晶の引上げを行いつつ温度を測定することにより行
った。
第2図はその結果を示すグラフである。グラフは横軸に
温度測定点と融液表面との距離(龍)を、また縦軸に単
結晶温度(℃)をとって示しである。
温度測定点と融液表面との距離(龍)を、また縦軸に単
結晶温度(℃)をとって示しである。
グラフ中実線は本発明装置に依った場合(a:中心部、
b=周縁部)、破線は従来装置に依った場合(a′:中
心部、b′二同周縁部の各結果を示している。
b=周縁部)、破線は従来装置に依った場合(a′:中
心部、b′二同周縁部の各結果を示している。
このグラフから明らかな如く単結晶の中心部と周縁部と
の温度差は本発明装置に依った場合は従来装置に依った
場合に比較して大幅に低減されていることが解る。
の温度差は本発明装置に依った場合は従来装置に依った
場合に比較して大幅に低減されていることが解る。
また、本発明装置と従来装置とによって得た単結晶につ
いて、その酸素誘起積層欠陥(O5F)を調べた結果、
従来装置に依った場合には5000個/ ctであった
のに対し、本発明装置に依った場合には50個/ cJ
レヘル以下となった。更に内部微小欠陥(BMD)につ
いても従来装置に依った場合はlXl0’個/dである
のに対し、本発明装置に依った場合は約1オーダ低減し
得ることも確認された。
いて、その酸素誘起積層欠陥(O5F)を調べた結果、
従来装置に依った場合には5000個/ ctであった
のに対し、本発明装置に依った場合には50個/ cJ
レヘル以下となった。更に内部微小欠陥(BMD)につ
いても従来装置に依った場合はlXl0’個/dである
のに対し、本発明装置に依った場合は約1オーダ低減し
得ることも確認された。
以上の如く本発明装置に依った場合にあっては引上げら
れつつある単結晶の半径方向についての熱的不均一性が
大幅に改善され、特に大径単結晶の製造において結晶欠
陥を著しく低減出来て、結晶品質の格段の向上を図り得
るなど本発明は優れた効果を奏するものである。
れつつある単結晶の半径方向についての熱的不均一性が
大幅に改善され、特に大径単結晶の製造において結晶欠
陥を著しく低減出来て、結晶品質の格段の向上を図り得
るなど本発明は優れた効果を奏するものである。
第1図は本発明装置の模式的縦断面図、第2図は本発明
装置と従来装置とによる単結晶の半径方向温度分布を示
すグラフ、第3,4図は従来装置の模式的縦断面図であ
る。 1・・・坩堝 2・・・ヒータ 3・・・保温壁 4・
・・輻射スクリーン 6・・・種結晶 7・・・引上軸
8・・・、単結晶 9・・・熱吸収体 9a・・・支
持杆 9b・・・熱吸収板9c・・・冷媒通流管 特 許 出願人 大阪チタニウム製造株式会社 外1代
理人 弁理士 河 野 登 夫簗1図 第 3 図 竿4図
装置と従来装置とによる単結晶の半径方向温度分布を示
すグラフ、第3,4図は従来装置の模式的縦断面図であ
る。 1・・・坩堝 2・・・ヒータ 3・・・保温壁 4・
・・輻射スクリーン 6・・・種結晶 7・・・引上軸
8・・・、単結晶 9・・・熱吸収体 9a・・・支
持杆 9b・・・熱吸収板9c・・・冷媒通流管 特 許 出願人 大阪チタニウム製造株式会社 外1代
理人 弁理士 河 野 登 夫簗1図 第 3 図 竿4図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、坩堝内の加熱溶融状態とした単結晶原料から単結晶
を成長させつつ引上げる単結晶製造装置において、単結
晶の引上方向の端面に対向させるべき熱吸収体を昇降可
能に設けたことを特徴とする単結晶製造装置。 2、前記熱吸収体は単結晶の引上方向の端面と対向する
熱吸収板及びこれに付設した冷媒通流管を備える特許請
求の範囲第1項記載の単結晶製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32192387A JPH01164791A (ja) | 1987-12-18 | 1987-12-18 | 単結晶製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32192387A JPH01164791A (ja) | 1987-12-18 | 1987-12-18 | 単結晶製造装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01164791A true JPH01164791A (ja) | 1989-06-28 |
Family
ID=18137920
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32192387A Pending JPH01164791A (ja) | 1987-12-18 | 1987-12-18 | 単結晶製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01164791A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57205397A (en) * | 1981-06-12 | 1982-12-16 | Oki Electric Ind Co Ltd | Method and apparatus for growing single crystal |
JPS598692A (ja) * | 1982-07-02 | 1984-01-17 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 単結晶の育成装置 |
-
1987
- 1987-12-18 JP JP32192387A patent/JPH01164791A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57205397A (en) * | 1981-06-12 | 1982-12-16 | Oki Electric Ind Co Ltd | Method and apparatus for growing single crystal |
JPS598692A (ja) * | 1982-07-02 | 1984-01-17 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 単結晶の育成装置 |
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