JPH01164571A - 成型用のスタンパー交換治具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、光ディスク、光磁気ディスクなどのディスク
状媒体を射出成型するための光デイスク等用成型装置に
用いられるスタンパ−交換治具に関するものである。

〔従来の技術〕

一般に、情報記録担体としての光ディスク又は光磁気デ
ィスクなどの情報ディスクは、ディスク用金型で射出成
型される成形品となっていて、従来この種の成型装置に
示すように、固定側金型と可動側金型との両金型間には
介在され、成形品の外周部を形成するリング状の金型部
品、即ち外周リング部材とでキャビティを形成していて
、このキャビティ内に転写用のマスターとなるスタンパ
ーを定着するためにキャビティ中心部においてインナス
タンパー押えでスタンパーを固着する構成となっている
。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ところが、この従来の成型装置においては、スタンパ−
を交換する場合、その取外し、装着作業がスタンパー押
えに直接触れて行っているため冷却したのち或いは高温
状態に近い金型の温度を下げてから行わなくてはならず
、取替えに時間がかかり稼動効率を低下する結果となり
、しかも取扱上引掛り部分がないことで作業も煩雑で生
産性が悪くなるなど問題があった。

本発明は、これら従来の欠点を適確に除去しようとする
もので、ディスク状媒体の成形するためのスタンパー押
えを金型を含めて冷却することなく安全、かつ迅速に取
外し並びに取付けることができ、取扱い作業も簡便能率
的にできる成形用スタンパー交換治具を構成簡単で安価
に提供することを目的としたものである。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、成型用のキャビティ内にスタンパー１０を着
脱自在に備えうるインナスタンパー押え５の中心孔に先
端部が嵌合される嵌挿部１１に縦割溝１２を設けると共
に、中心部に挿入孔１３を備えたチャック部１４と、該
挿入孔１３に圧入される操作杆１５とからなる成型用の
スタンパー交換治具である。

〔実施例〕

本発明の実施例を第１〜２図で説明すると、成型用のキ
ャビティ内にスタンパー１０を着脱自在に備えうるイン
ナスタンパ−押え５の中心孔に先端部が嵌合される嵌挿
部１１に縦割溝１２を設けると共に、中心部に挿入孔１
３を備えたチャック部１４と、該挿入孔１３に圧入され
る操作杆１５とからなる成型用スタンパー交換治具とし
である。

図示例のものでは前記挿入孔１３としては、嵌挿部１１
を拡開しうるテーパー内周面１４１と前記操作杆１５を
圧入するネジ部１４２を持っているものであって、この
ネジ部１４２に螺合されるネジ部１５１を持った軸杆か
らなり、一端に前記嵌挿部１１を拡開しうる先細り先端
部１５□と、操作用ハンドル１５．とを持っている操作
杆１５を接続又は分離させてインナスタンパ−押え５を
脱着できるようにしである。

前記スタンパー１０はキャビティ９内に設置されるが、
このキャビティ９としては第３図に示すようにディスク
状情報媒体を成形するための固定側金型１と可動側金型
２と両金型１．２間に介在され、前記ディスク外周部を
成形するリング部材３とで形成されるものであって、前
記可動側金型２にゲートカットパンチ６、ランナ突出ビ
ン７とスタンパー１０を定着するためのアウタスタンパ
ー押え４とインナスタンパ−押え５とからなるスタンパ
ー押えを、また固定側金型１にはリング部材３とスプル
ーブツシュ８を夫々備えた成型装置を用いである。

しかして、成形に際して可動側金型２にスタンパー１０
をインナスタンパ−押え５とアウタスタンパー押え４と
で定着したものを固定側金型１に対して移動嵌合させた
のち、加圧して型締したのち、両金型１，２内のキャビ
ティ９中に材料供給前に真空吸引してから成型機ノズル
で材料を射出し保圧しつつ圧縮成形して冷却後、ゲート
カットビンを移動してスプルーランナを切除し、開型し
て製品を取出すことができるが、前記スタンパー１０を
取り外す際に操作杆１５を連結したチャック部１４の嵌
挿部１１をインナスタンパ−押え５の中心孔に挿入した
のち、操作杆１５を圧入すると嵌挿部１１が拡関し、イ
ンナスタンパ−押え５に圧着されてチャッキング一体化
でき、操作杆１５を持って可動側金型２から取外すこと
ができ、さらに金型への取外、取付は作業が安全且つ容
易に可能となるものである。なお、前記操作杆１５を挿
入孔１３から弛めると嵌挿部１１が縮まり、インナスタ
ンパ−押え５からチャック部１４を脱抜することができ
る。

（発明の効果） 本発明は、成型用のキャビティ内にスタンパーを着脱自
在に備えうるインナスタンパ−押えの中心孔に先端部が
嵌合される嵌挿部に縦割溝を設けると共に、中心部に挿
入孔を備えたチャック部と、該挿入孔に圧入される操作
杆とからなる成型用スタンパー交換治具としたのでスタ
ンパーを交換する際に、金型を含めて温度を下げてから
作業する必要がな（作業時間を短縮化できると共に、ス
タンパー押えに引掛り部分がなくても簡便に操作かん一
体化でき、安全でかつ迅速に脱着作業が可能となり取扱
い作業を大幅に向上し、メンテナンスも成形作業取扱い
も簡便で生産性も著しく良好であるなどの効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例の斜面図、第２図は分離状態の
切断側面図、第３図は成型装置の縦断面図である。 １・・・固定側金型、２・・・可動側金型、３・・・リ
ング部材、４・・・アウタスタンパ−押え、５・・・イ
ンナスタンパ−押え、６・・・ゲートカットパンチ、７
・・・ランナ突出ヒン、８・・・スプルーブツシュ、１
０・・・スタンパ−１１１・・・嵌挿部、１２・・・縦
割溝、１３・・・挿入孔、１４・・・チャック部、１５
・・・操作杆。 特許出願人　　ティーデイ−ケイ株式会社代理人弁理士
　　薬　師　　　稔 第２図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）成型用のキャビティ内にスタンパー（１０）を着
   脱自在に備えうるインナスタンパー押え（５）の中心孔
   に先端部が嵌合される嵌挿部（１１）に縦割溝（１２）
   を設けると共に、中心部に挿入孔（１３）を備えたチャ
   ック部（１４）と、該挿入孔（１３）に圧入される操作
   杆（１５）とからなる成型用のスタンパー交換治具。
2. （２）前記挿入孔（１３）が、嵌挿部（１１）を拡開し
   うるテーパー内周面（１４＿１）と前記操作杆（１５）
   を圧入するネジ部（１４＿２）を持っているものである
   特許請求の範囲第１項記載のスタンパー交換治具。
3. （３）前記操作杆（１５）が、ネジ部（１５＿１）を持
   った軸杆からなり、一端に前記嵌挿部（１１）を拡開し
   うる先細り先端部（１５＿２）と、操作用ハンドル（１
   ５＿３）とを持っているものである特許請求の範囲第２
   項記載のスタンパー交換治具。