JPH01164375A - 血液処理器 - Google Patents
血液処理器Info
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
するものであり、例えば人工腎臓1人工肝臓9人工肺臓
及び血漿分離器等に適した改良された血液処理器を堤供
するものである。
人工肝臓0人工肺臓又は血漿分離器等の人工臓器の開発
がさかんに行なわれており、種々の医療分野における有
効な治療手段として有望視されている。かかる選択透過
性膜の形態としては、体積当りの有効膜面積が大きい中
空糸状が有利であって、この分野における中空糸型血液
処理器の占有率が増大してきている。
糸束を装填した容器、その中空糸束を開口した状態で間
隙部で接着シールして容器に固定した隔壁、0リング等
のバッキング部材により隔壁の表面と密封が保持されて
いるヘッダー、被処理液体である血液の導入口及び導出
口、処理液体である透析液の導入口及び導出口、血液配
分室。
ている。
て胴体部の径より透析液導入部の容器の径が大きいm造
になっており、透析液が透析液導入部で中空糸束全部に
分配可能なように容器と中空糸束の外側との間の空間を
大きく取っている。
り大きく容器両端部に取り付けられるヘッダーの径も大
きくすることが多かった。
外径を一定にコントロールすることが困難であるため、
ヘッダー内径と中空糸束全体の外周部分との間に一定以
上の大きなりリアランスを取って、0リングを設置する
ことが必要となる。この様な構造では、上記クリアラン
ス部分及びその近辺部の血液の流れが非常に遅いため、
血液の滞溜による凝結を発生しゃすく、外周部近くの中
空糸の閉塞の原因にもなると共に、返血の際にこの部分
の血液が最後にたれ込み、外周部の返血を著しく悪くし
ている。
であり、材料費が高くなりゃすいことからも、0リング
を省略したものが望まれていた。
開口面とヘッダーの間にOリング等のバッキング部材を
特に用いない改良された血液処理器を提供することを目
的としている。
た結果、隔壁の中空糸開口面と容器の端面を実質上該容
器として、その容器端面とヘッダ一部材を熱融着等によ
りシールせしめることが非常に有効であることを見い出
し、本発明に到達したものである。
中空糸束と、該中空糸束の両端部を該容器内面に接着固
化しその少なくとも一方で中空糸を開口せしめた隔壁と
、該中空糸を開口せしめた隔壁の外側に設けられたヘッ
ダーを有した中空糸型血液処理器において、該中空糸を
開口せしめた隔壁端面が該容器の端面と実質上該容器に
あり、該ヘッダーが実質上詰容器の端面に接触してシー
ルが保持されていることを特徴とした血液処理器である
。
用いながらさらに詳細に説明する。第1図は、本発明の
血液処理器についての好ましい実施態様例としてその端
部のみの概略断面図を示したものである。即ち1が選択
透過性中空糸であり、2が容器、3が隔壁、4がヘッダ
ーを示している。
おいて熱融着や接着等により付着シールされた状態にあ
る。また中空糸は隔壁の表面において中空部が開口され
た状態にある。さらに容器の端面6と隔壁の端面5は実
質上該容器にある。
該容器にあることを特徴とするものである。かかる実質
上該容器としては、両者が同時に切断されることによっ
て形成されたもの即ち同一切断面である場合が最も好ま
しいが、後述する如く血液の凝固の発生防止が可能であ
る範囲で例えば容器の端面よりも隔壁端面が外側にあっ
てもよい、即ち容器端面に対して、隔壁端面のが1 m
m以下の範囲内、さらに好ましくは0.5鴫以下の範囲
内にあることが望ましい、尚、隔壁端面の方が容器端面
よりもへこんだもの、即ち容器端面のみが外側に突出し
た状態にあるものは、通常製造がやや困難な場合がある
。
上付着された状態でシールが保持していることを特徴と
している。即ち従来使用されなOリングを用いる必要が
ない。
されている部分の容器壁厚さが約3叩以下、更に好まし
くは約2關以下と薄い範囲にあることが好ましい、約3
IuIを超えた場合には、隔壁部で中空系の開口部が存
在する領域の外周とヘッダ一部内側面との間の距離が大
きくなってそこでの血液の滞留を生じ結果的に凝結が発
生しやすくなるので好ましくない、また容器部材が厚い
と、同一切断面を形成することが困難となりやすいので
好ましくない、尚第1図のような状態で熱融着でヘッダ
ーが圧着された場合には容器端面の外周部がつぶれた状
態で付着シールされることになる。
、ブロー成型によるものが実用上有利である。
示したものである。この図において、11が中空糸、1
2が容器、13が隔壁、14がヘッダーであり、17が
Oリングを示している。また16が容器端面であり、1
5が中空糸の中空部を開口せしめた隔壁端面である。こ
の様に従来のものは、容器の壁厚さが大きいために隔壁
と同時に切断することが困難であり、容器端面よりも外
側まで隔壁を成型した後、隔壁部のみを切断して中空糸
の中空部を開口させたものである。
ッドスペースをなくすることが困難なために、0リング
等のバッキング部材の使用は不可欠とされていた。
する。
には、その容器が、中空糸束間隙部に連通した側管部を
、実質上全周にわたって外側にふくらんだ環状部に設け
たものであることが望ましい、さらにその血液処理器は
容器の両端部即ち隔壁部での相当径D1が、この膨脹部
の相当径D2よりも小さく、さらに実用上好ましくは胴
体部の相当径D3と実質上向じかそれよりも小さいll
造を有するものが望ましい、この様に外側にふくらんだ
環状部に側管部を設け、容器両端部を膨脹部よりも小さ
くすること等により中空糸束の外径が容器両端部の内面
に接する程度に近くなるようにすることにより中空糸の
隔壁部すなわち、開口部での中空糸束の実質上外周を一
定に規定することが可能になり、ヘッダーのシール部の
内壁面と中空糸束の外周部との間隔を実質上3市以下に
、さらに好ましくは2岨以下に減少せしめたものとする
ことが出来る。
の間隔が大きい場合、ヘッダー内壁と中空糸束隔壁にお
ける開口部全体の外周部の間隙部で血液が滞留し、凝結
しやすく長時間の透析時に血栓を発生して、外周部の中
空糸の閉塞を生じると共に返血の際にこの部分の凝結し
た血液が中空糸にたれ込み外周近くの中空糸の返血を著
しく悪化しやすい。
カーボネート、ポリスチレン、アクリル−スチレン共重
合体、ポリメチルメタアクリレート、ポリプロピレン、
ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレートなどがある
。
、容器の素材として前記したものから選択され、なかで
も容器と同一の素材が好適である。
材は特に限定されるものではなく、例えば、中空糸とし
てはセルロース系、セルロースエステル系、ポリアクリ
ロニトリル系、ポリカーボネート系、ポリメチルメタア
クリレート系、ポリスルホン系、エチレン−ビニルアル
コール共重合体系などがあげられる。障壁部材としては
、インシアネート系ポリウレタン、シリコン系接着剤な
ど医療品に安全性の確認されているもの等が使用できる
。
であるが、そめ他血液濾過、血漿分離。
による改良された血液処理器を用いて、血液透析を行っ
た実施例を示す。
第1表に記す関係にある改良型血液透析器を血液透析用
の厚さ20μ高さ30μの長手方向に延長されたフィン
を6条を有するセルロース中空糸(内径200μ)を9
000本(血液透析面積的1.1M)を充填して成形し
た。
++mであり、中空糸束の容器中央部及び隔壁部での充
填部が約48%であり、D1/D2が約1.15であり
、Di/D3が約1であり、さらには隔壁端面における
中空糸開口部の領域の外周と付着したヘッダー内面の距
離が約1.5+w+nであった。
200 ml / In i nの流速で2時間潅流し
て透析実験を行なった。その後返血し、残血した中空糸
本数を数えた。
置せしめた場合には、隔壁端面の周辺部における血液凝
固が激しく、実用に供しにくいものと判断された。
特別に使用することなく、隔壁周辺部での血液凝固を抑
制した優れた利点を有している。
態様例に関するものであり、その端部の概略断面図を示
している。第2図は、従来の血液処理器における端部の
概略断面図を示す。
Claims (3)
- (1)容器と、その容器に装填された選択透過中空糸束
と、該中空糸束の両端部を該容器内面に接着固化しその
少なくとも一方で中空糸を開口せしめた隔壁と、該中空
糸を開口せしめた隔壁の外側に設けられたヘッダーを有
した中空糸型血液処理器において、該中空糸を開口せし
めた隔壁端面が該容器の端面と実質上同一面にあり、該
ヘッダーが実質上該容器の端面に接触してシールが保持
されていることを特徴とした血液処理器。 - (2)該ヘッダーが接触してシールが保持されている該
容器の端面近くにおける該容器の壁の厚さが実質上2m
m以下である特許請求の範囲第1項記載の血液処理器。 - (3)該中空糸を開口せしめた隔壁端面が、該容器と共
に切断されることにより形成されたものである特許請求
の範囲第1項記載の血液処理器。
Priority Applications (1)
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JP62321356A JPH01164375A (ja) | 1987-12-21 | 1987-12-21 | 血液処理器 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP62321356A JPH01164375A (ja) | 1987-12-21 | 1987-12-21 | 血液処理器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01164375A true JPH01164375A (ja) | 1989-06-28 |
Family
ID=18131664
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62321356A Pending JPH01164375A (ja) | 1987-12-21 | 1987-12-21 | 血液処理器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01164375A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0360958U (ja) * | 1989-10-18 | 1991-06-14 | ||
JPH0478928U (ja) * | 1990-11-20 | 1992-07-09 | ||
JPH08243158A (ja) * | 1995-03-10 | 1996-09-24 | Nikkiso Co Ltd | 液密シール方法および血液浄化装置 |
-
1987
- 1987-12-21 JP JP62321356A patent/JPH01164375A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0360958U (ja) * | 1989-10-18 | 1991-06-14 | ||
JPH0630202Y2 (ja) * | 1989-10-18 | 1994-08-17 | 日機装株式会社 | 中空糸型血液浄化装置 |
JPH0478928U (ja) * | 1990-11-20 | 1992-07-09 | ||
JPH08243158A (ja) * | 1995-03-10 | 1996-09-24 | Nikkiso Co Ltd | 液密シール方法および血液浄化装置 |
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