JPH01163641A - 膜の密着強度の評価方法 - Google Patents
膜の密着強度の評価方法Info
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- JPH01163641A JPH01163641A JP32318787A JP32318787A JPH01163641A JP H01163641 A JPH01163641 A JP H01163641A JP 32318787 A JP32318787 A JP 32318787A JP 32318787 A JP32318787 A JP 32318787A JP H01163641 A JPH01163641 A JP H01163641A
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- Pending
Links
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
この発明は、基材にコーティングされた被膜の密着強度
を評価するための方法に関するものである。
を評価するための方法に関するものである。
（従来の技術）
従来より、高温あるいは酸等の環境上で使用されるＵ’
１３１を保護するために、表面にセラミックス等の硬質
物質をコーティングすることが行なわれてぎた。コーテ
ィング被膜は、それ自体の破壊強度、弾性率、熱膨脹係
数等の種々の物性において良好であることが要求される
が、被膜と基材との間の密着強度を知ってこれを評価す
るのも重要なことである。
１３１を保護するために、表面にセラミックス等の硬質
物質をコーティングすることが行なわれてぎた。コーテ
ィング被膜は、それ自体の破壊強度、弾性率、熱膨脹係
数等の種々の物性において良好であることが要求される
が、被膜と基材との間の密着強度を知ってこれを評価す
るのも重要なことである。
従来から知られている被膜の密着強度評価方法には、以
下のようなものがある。
下のようなものがある。
■圧痕観察法
ビッカース圧子を被膜に対し一定荷重をもって静的に押
付（プてくぼみを作り、荷重を除去した後の圧痕の下に
生じるラテラルクラックの径を測定する方法である。し
たがって、比較的再現性はあるが密着強度そのものを数
値的に測定することはできない。
付（プてくぼみを作り、荷重を除去した後の圧痕の下に
生じるラテラルクラックの径を測定する方法である。し
たがって、比較的再現性はあるが密着強度そのものを数
値的に測定することはできない。
■引掻ぎ法
被膜の所定範囲にわたり格子状に引掻き傷をつ（プた場
合、このうち何枚の格子部分で剥離を生じたかで密着強
度を評価するものである。しかし、この方法も密着強度
自体を数値評価することはできない。
合、このうち何枚の格子部分で剥離を生じたかで密着強
度を評価するものである。しかし、この方法も密着強度
自体を数値評価することはできない。
■折曲げ試験法、熱衝撃法
両方法共に密着強度の相対比較を行う簡便法であるが、
やはり密着強度を数値的に測定することはできない。
やはり密着強度を数値的に測定することはできない。
このように、従来から知られている測定方法のいずれも
が絶対強度を簡易に測定できないため、各種の膜を開発
してゆく上で、また製作過程での品質管理の面からも最
適な手法とは言い難い１゜（発明が解決すべき技術課題
） そこで、本発明は被膜の密着強度を数値的にかつ簡易に
測定できるようにすることを、解決すべき技術課題とす
る。
が絶対強度を簡易に測定できないため、各種の膜を開発
してゆく上で、また製作過程での品質管理の面からも最
適な手法とは言い難い１゜（発明が解決すべき技術課題
） そこで、本発明は被膜の密着強度を数値的にかつ簡易に
測定できるようにすることを、解決すべき技術課題とす
る。
（問題点を解決するための手段）
この課題解決のための手段は、基材の表面にコーティン
グされた膜の密着強度を定量的に評価するための方法で
あって、コーティングに先立ち前記基材の一部に予め孔
を貫通しておぎ、この孔に基材と同材質の装填物を基材
と面一の状態で嵌込み、その後に装填物と共に基材表面
に被膜をコーティングし、しかる後に基材裏面から装填
物を引張り、被膜から剥離する際の荷重を測定すること
である。
グされた膜の密着強度を定量的に評価するための方法で
あって、コーティングに先立ち前記基材の一部に予め孔
を貫通しておぎ、この孔に基材と同材質の装填物を基材
と面一の状態で嵌込み、その後に装填物と共に基材表面
に被膜をコーティングし、しかる後に基材裏面から装填
物を引張り、被膜から剥離する際の荷重を測定すること
である。
（実施例）
以下、本発明を具体化した実施例を図面にしたがって詳
細に説明する。
細に説明する。
第２図に示すように、基材１く調料）の裏面からドリル
にて数ｍｍ径のテーパー孔２をあけ、その内壁面を平滑
に仕上げておく。その一方で、基材１と同月質のものを
用いで、テーパー孔２全体に適合しうるような装填物３
を作製する。この場合、デーパ−孔２と密着する面を平
滑に仕上げておく。
にて数ｍｍ径のテーパー孔２をあけ、その内壁面を平滑
に仕上げておく。その一方で、基材１と同月質のものを
用いで、テーパー孔２全体に適合しうるような装填物３
を作製する。この場合、デーパ−孔２と密着する面を平
滑に仕上げておく。
そして、この装填物３をテーパー孔２に対し隙間なく嵌
込むのであるが（第３図状態）、この際、装填物３と基
材１の表面とは面一にしておく必要がある。
込むのであるが（第３図状態）、この際、装填物３と基
材１の表面とは面一にしておく必要がある。
このように、装填物３を基材１のテーパー孔２に隙間な
く嵌込／υだ後に、基材１の表面側に装填物３ど共に一
定厚さのセラミックコーティング（被膜５）を行なう。
く嵌込／υだ後に、基材１の表面側に装填物３ど共に一
定厚さのセラミックコーティング（被膜５）を行なう。
この場合のコーティング作業は公知に係るＣＶＤ法（化
学的蒸着法）等による。
学的蒸着法）等による。
さて、以上のようにしてコーティングされた基材１の密
着強度ば以下のＪζうにして測定される。
着強度ば以下のＪζうにして測定される。
すなわち、装填物３の裏面にねじ孔を作っておき、ここ
に引張り用のフック４をねじ込んで取付ける。そして、
図示しない引張り試験機によってこのフック４を介して
装填物３に引張り負荷を作用させる。そして、装填物３
と被膜５とが剥離した時の最大荷重Ｐを測定する。この
Ｐの値Ｊ：す、被膜５の密着強度Ｔが知れる。即ち、予
めノギスあるいは光学顕微鏡等にて測定されたテーパー
孔２の表面側の径（直径）をｄで表すと、密着強度Ｔは
次式で表される。
に引張り用のフック４をねじ込んで取付ける。そして、
図示しない引張り試験機によってこのフック４を介して
装填物３に引張り負荷を作用させる。そして、装填物３
と被膜５とが剥離した時の最大荷重Ｐを測定する。この
Ｐの値Ｊ：す、被膜５の密着強度Ｔが知れる。即ち、予
めノギスあるいは光学顕微鏡等にて測定されたテーパー
孔２の表面側の径（直径）をｄで表すと、密着強度Ｔは
次式で表される。
Ｔ＝４Ｐ／πｄ２
このように、密着強度はＴなる値をもって定量的に評価
されるのである。
されるのである。
なお、本例ではセラミック被膜について説明したが、本
発明方法はこれに限らず、他の被膜の密着強度の評価に
広く利用可能である。
発明方法はこれに限らず、他の被膜の密着強度の評価に
広く利用可能である。
（発明の効果）
本発明の効果は次のようである。
■装填物と被膜との接触面積を予め知って、被膜と装填
物の剥離時の荷重を測定すれば、再現性よくかつ密着強
度を数値的にかつ簡易に測定可能である。
物の剥離時の荷重を測定すれば、再現性よくかつ密着強
度を数値的にかつ簡易に測定可能である。
■密着強度を定量評価できるため、各種の被膜を開発し
てゆく上で、また製品の製造過程にお（プる品質管理に
非常に有益である。
てゆく上で、また製品の製造過程にお（プる品質管理に
非常に有益である。
第１図から第４図はそれぞれ本例の密着強度測定のため
の手順を示す断面図である。 １・・・基材 ２・・・テーパー孔 ３・・・装填物 ５・・・被膜 出願人 財団法人ファインセラミックスセンター代理人
弁理士 岡田英彦（外２名）−〇 −
の手順を示す断面図である。 １・・・基材 ２・・・テーパー孔 ３・・・装填物 ５・・・被膜 出願人 財団法人ファインセラミックスセンター代理人
弁理士 岡田英彦（外２名）−〇 −
Claims (1)
- 基材の表面にコーティングされた膜の密着強度を定量的
に評価するための方法であって、コーティングに先立ち
前記基材の一部に予め孔を貫通しておき、この孔に基材
と同材質の装填物を基材と面一の状態で嵌込み、その後
に装填物と共に基材表面に被膜をコーティングし、しか
る後に基材裏面から装填物を引張り、被膜から剥離する
際の荷重を測定する膜の密着強度の評価方法
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32318787A JPH01163641A (ja) | 1987-12-21 | 1987-12-21 | 膜の密着強度の評価方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32318787A JPH01163641A (ja) | 1987-12-21 | 1987-12-21 | 膜の密着強度の評価方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01163641A true JPH01163641A (ja) | 1989-06-27 |
Family
ID=18152037
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32318787A Pending JPH01163641A (ja) | 1987-12-21 | 1987-12-21 | 膜の密着強度の評価方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01163641A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011158328A (ja) * | 2010-01-29 | 2011-08-18 | Nippon Steel Corp | 方向性電磁鋼板の酸化物被膜密着強度評価方法およびその評価装置 |
| GB2478530A (en) * | 2010-03-08 | 2011-09-14 | Rolls Royce Plc | Apparatus and method of testing the adhesion strength and/or cohesive strength of a coating |
| CN108801904A (zh) * | 2018-04-23 | 2018-11-13 | 郑州经纬西部新型建材科技有限公司 | 一种适用于建筑墙面瓷砖胶黏剂的选择方法 |
-
1987
- 1987-12-21 JP JP32318787A patent/JPH01163641A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011158328A (ja) * | 2010-01-29 | 2011-08-18 | Nippon Steel Corp | 方向性電磁鋼板の酸化物被膜密着強度評価方法およびその評価装置 |
| GB2478530A (en) * | 2010-03-08 | 2011-09-14 | Rolls Royce Plc | Apparatus and method of testing the adhesion strength and/or cohesive strength of a coating |
| GB2478530B (en) * | 2010-03-08 | 2012-04-18 | Rolls Royce Plc | An apparatus and a method of testing the adhesion strength and/or cohesive strength of a coating |
| EP2365315A3 (en) * | 2010-03-08 | 2013-01-02 | Rolls-Royce plc | An apparatus and a method of testing the adhesion strength and/or cohesive strength of a coating |
| US8677813B2 (en) | 2010-03-08 | 2014-03-25 | Rolls-Royce Plc | Apparatus and a method of testing the adhesion strength and/or cohesive strength of a coating |
| CN108801904A (zh) * | 2018-04-23 | 2018-11-13 | 郑州经纬西部新型建材科技有限公司 | 一种适用于建筑墙面瓷砖胶黏剂的选择方法 |
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